1 様式第3号(第12条関係)
審議会等の会議の記録
会 議 の 名 称 第3回伊勢崎市水道事業経営戦略等検討委員会 開 催 日 時 平成30年2月15日(木)午後2時~午後4時30分 開 催 場 所 水道局会議室 出 席 者 氏 名 〔委員〕 熊倉委員、前田委員、長谷山委員、岡村委員、中西委員、川端委 員、江原委員 〔事務局〕 西川水道局長、井野水道局総務課長、柳澤工務課長、斉藤給水課 長、福田総務係長、山田経理係長、品田料金係長、大島計画係 長、阿左美主査、神沢主査 〔受注者〕 株式会社利根設計事務所 傍 聴 人 数 0名(公開) 会 議 の 議 題 1 開会 2 検討事項 (1)取水計画について (2)更新基準について (3)アセットマネジメント現状診断・評価報告について 3 その他 4 閉会 会 議 資 料 の 内 容 ・次第 ・委員名簿 ・席次表 ・資料1「第2回検討委員会課題の回答」 ・資料2「第3回伊勢崎市水道事業経営戦略等検討委員会資料」 会 議 に お け る 議 事 の 経 過 及 び 発 言 の 要 旨 1 開会 井野水道局総務課長 2 検討事項 第2回検討委員会課題の回答について説明 〔委員〕 県央第二水道から1㎥あたりいくらで購入していますか。 〔事務局〕 平成27年度では、県央第二水道から1㎥あたり107円 で購入しております。2 〔委員〕 1人1日平均使用水量の減少率の分析の説明がわかりせ ん。回帰分析法等を用いて分析するのはいかがですか。 〔委員〕 長期前受金戻入についてですが、費用合計から控除するの はなぜですか。平成26年度から控除しているようですが、 平成25年度の給水原価と純粋に比較できるものですか。 〔事務局〕 長期前受金戻入の控除については、平成26年度の制度改 正によるものです。基になるものは国庫補助金等で、それを 耐用年数で割って収益化します。長期前受金戻入を控除する のは、国が示している計算式です。計算式が異なるので、確 かに平成25年度と平成26年度は比較しにくいです。 〔委員〕 制度改正前の計算で給水原価と供給単価を計算すると過去 10年間で比較ができるということですね。 〔委員〕 長期前受金戻入の説明については、制度改正時の総務省の 資料で説明してはいかがですか。また、平成26年度は消費 税増税のため節水意識が高揚したとの説明がありましたが、 増税前に耐久消費財を買換えたという調査結果があります。 結果的に節水機器が普及しました。 〔議長〕 市民の方がわかる説明を心がけてください。課題について は、整理して改めて説明してください。 (1)取水計画について説明 〔委員〕 現状取水能力減少状況と改修工事の経過がわかりにくいで す。深井戸の経年劣化状況の経過をグラフや図で示し、現状 取水能力減少状況については、揚水量調査年度と以降の改修 工事及び揚水回復量を記載するようにして経過がわかるよう にしてください。 〔委員〕 井戸の深さによって異なると思いますが、深井戸の掘替え 費用はどのくらいですか。 〔受注者〕 約1億円程度と見込んでいます。 〔委員〕 用水井や取水ポンプの劣化は考えられますか。 〔受注者〕 井戸調査を行なっています。結果は井戸自体やケーシング と呼ばれる井戸パイプの劣化が見られます。 〔委員〕 伊勢崎市の高低差はどのくらいですか。位置エネルギーを 考えた取水計画は検討されましたか。 〔事務局〕 高低差は120m程度だと思います。 〔受注者〕
3 その件につきましては、できれば高い位置で自己水を確保 したいのですが、水量が出ないことや水質が悪いという条件 があります。 〔委員〕 深井戸の更新に併せ、運転時間を短縮し各浄水場の余裕取 水量を確保できる体制づくりを整えるとの説明でしたが、ポ ンプの起動時は電力が多く必要となると思います。インバー タポンプなどの使用を検討してはいかがですか。 インバータポンプは設置費用が高いですが、75%で24 時間運転し、県央第二水道等で問題があったら100%で運 転するという考え方もあると思います。 〔受注者〕 インバータポンプを使用する場合は、制御するために新た な設備投資も必要となりますので、運転時間の短縮によるポ ンプの稼働停止の動力比較によります。 〔委員〕 比較検討は必要だと思います。大規模な浄水場では、送水 ポンプと取水ポンプは24時間一定運転が基本になってきま した。 〔議長〕 環境面でも節電のためには、エアコンのこまめなオンオフ は逆効果ということもありますね。比較検討作業をお願いし ます。 (2)更新基準について説明 〔委員〕 構造物及び設備の現有資産状況について、現在の貨幣価値 に置換えて投資価格を再計算したということですが、なぜ再 投資価格を求めるのですか。 〔受注者〕 当時、投資した金額が物価の上昇等で現在の価値になると どうなるかということです。今後更新事業を考えた場合、全 て現在価値に置換えて計算をすると更新需要を把握しやすい ためです。 〔委員〕 現在価値で施設更新に必要な費用を計算し、100年間で 更新していくには費用が毎年いくらずつ必要となるか把握す る手法がアセットマネジメントです。技術革新や物価の予測 は非常に困難なため、見直し時期を定めてアセットマネジメ ントを更新していく形になります。 〔委員〕 なぜ、法定耐用年数での更新ではなく、新たに更新基準を 定めて計算するのですか。 〔委員〕 構造上の耐久性が異なる配水管が法定耐用年数だと一律で 40年と定められています。減価償却費を計算するために定 められた年数で更新する必要はありません。厚労省の方でも 各事業体の再評価で更新基準を定めるように設定例を示して います。
4 〔議長〕 市民の皆さんから預かる水道料金を考え、厚生労働省の設 定例及び他市町村の事情と現実を伊勢崎市の施設の現状に照 し合せて水道施設の更新基準を提案いただきました。提案い ただいた更新基準を超える資産もあるようですが、その更新 が今後の課題となりますね。 〔委員〕 機械及び装置の「沈澱・ろ過機械設備」を60年で更新し ていくとすると法定耐用年数や厚労省の設定例での更新以上 に修繕を行なうということだと思いますが、その費用はどの くらいかかるものなのですか。60年で更新していくことが 合理的なのですか。 〔受注者〕 機械及び装置の「沈澱・ろ過機械設備」について、伊勢崎 市では10年ごとに1回約1千万円の費用をかけて修繕を行 なっています。更新をすると概算で8千万円程度の費用が必 要となりますし、本体は鋼鉄製で長持ちしますので更新基準 を伊勢崎市の実使用年数に照し合せて延長しています。 〔委員〕 修繕を行なっていけば建替えの時期を延長できるというよ うに、家屋と同じような考え方でしょうか。他の事業体以上 に修繕を行なっている実績や具体的な費用対効果で比較しな がら考えるべきですね。 〔委員〕 昨年10月に竜宮浄水場を見学しました。一概にろ過機と いっても、河川の表流水のろ過機と地下水のろ過器とは異な ります。事業体ごとに取水の状況は様々なので比較が難しい です。厚労省の設定例はあくまで設定例で、各事業体の様々 な事例を参考にしています。 〔委員〕 機械及び装置の「沈澱・ろ過機械設備」の法定耐用年数が 17年と設定されている経緯が確認できれば、修繕を行なう ことで法定耐用年数や厚労省の設定例を大きく超えた更新基 準を採用することは説明しやすいですね。 〔委員〕 耐震継手を有する鋳鉄管を一括で100年の更新基準とし ています。GXについては100年耐えうると思いますが、 それ以外は更新基準が長めに設定されています。RR継手や RRロング継手ではない硬質塩化ビニル管も40年で更新す る事業体が多い中、長めに50年と設定されています。実際 に伊勢崎市で実績があり、長めに更新基準を設定しないと現 実的に厳しいということであれば仕方のないことだと思いま す。 〔議長〕 補足意見も含めて確認をお願いいたします。 (3)アセットマネジメント現状診断・評価報告について 〔議長〕 法定耐用年数、厚労省の設定例及び伊勢崎市の更新基準で
5 更新需要を比較していただきました。更新に必要な投資額の 変化がわかりましたが、これをさらに平準化をしていかない といけないということですね。 〔委員〕 今後、料金値上げが課題になっていきますが、1回では済 みません。一般的に水道施設の資産の約7割が管路で、人口 減少になっても資産規模が減少しないためです。人口減少し ても現状の給水区域が減少することには繋がりませんので、 管路延長は減少しません。したがって、資産の更新時期に定 期的に料金値上げをする必要性が生じます。 今回提示いただいたのは50年間のアセットマネジメント ですが、100年間で提示いただくと更新基準の長いダクタ イル鋳鉄管GX等の影響で、更新需要が低く抑えられること が良くわかります。伊勢崎市の管路口径の上限はいくつくら いですか。 〔事務局〕 一番大きな口径は700㎜です。 〔委員〕 その700㎜の配水管布設工事も地元業者が工事を行ない ますよね。投資の平準化が必要なのは、100年間同規模に ならした発注にして、地元業者に一定数の職人規模を維持し ていただく意味合いもあります。 また、アセットマネジメントで投資額と同様に大切になっ てくるのは、修繕費などの維持管理費用です。更新の平準化 を行なうことで、資産を維持する修繕費を考えないと現実的 ではありません。投資・財政計画では、これらの要素も加味 されますが、今回提示いただいた更新費用に維持管理費用を 加えて検討を行いたいです。 〔委員〕 更新ペースを上げる必要があるのであれば、水道局の決算 の状況から今後の投資額を検討すべきです。 〔委員〕 今回は、更新基準を検討して投資試算としてのアセットマ ネジメントを提示いただきましたが、更新が足りていないと いうことは良くわかりました。伊勢崎市に余力がない状況で あれば料金値上げが必要となってきます。 〔委員〕 とても有意義な議論ですね。別の視点から見れば、長寿命 化計画と言えると思います。長く使えるものは、有意義に長 く使っていかないと地球環境にとっても良くないし、水道料 金が大幅に高くなってしまうことが良くわかります。設備を 問題なく長く使うには、やはり維持に関わる費用をしっかり と確認すべきですね。 〔委員〕 今回は現有資産の更新が検討課題となっています。群馬県 は耐震的に安心なのだと感じていますが、耐震の観点から更 新を急ぐ必要はあるのですか。 〔委員〕 確かに群馬県で大きな地震は記憶にありませんが、地震に 関して絶対はありません。平成28年に大地震が発生した熊
6 本県も耐震的に安心と言われてきた例もあるので、過信は禁 物です。日本列島どこで大地震が起きても不思議ではありま せん。 〔委員〕 水は生きるために絶対必要なものですから、その水を市民 に供給し続けるために今回のような熱心な議論ができて有意 義な会議だと思いますが、非常に難しい議題ですね。 〔委員〕 水道施設の更新を行なっていかないと24時間365日当 たり前に水が出る世の中ではなくなってしまいます。 〔委員〕 自宅の水道も茶色く濁ったことがありました。今と同じよ うに水を使っていくために更新が必要なのであれば、皆で少 しずつお金を負担することも必要だし、仕方のないことなの かと思います。 〔議長〕 ありがとうございました。今回の議論での意見を踏まえ、 今後の作業を行なってください。市民の水道料金への影響も ありますで、市民の理解を得られる資料づくりをお願いいた します。 3 その他 次回の日程について説明 4 閉会