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6. e.max CAD IPS IPS e.max CAD 6.1 IPS e.max CAD Ivoclar Vivadent IPS e.max CAD IPS e.max CAD CAD/CAM AI 2 O 3 CAD/CAM 22

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(1)

CAD

all ceramic

all you

need

(2)

e.max

®

CAD

6.

IPS

隣在歯とのコンタクトポイントを考慮して、アタッチメント部を平滑にする。 マージン部はミディアムファインのダイヤモンドラバーポリシャーで仕上げる。

ステイニング

テクニック

ステイニングテクニックでミリングされた修復物にステインやグレーズを施すことで解剖学的形態が完成します。個々に応じてキャラクタライ ゼーションおよびグレーズはクリスタライゼーションの前後どちらでも行うことができます。調整材は異なった手順で施すことができます。

IPS e.max CAD修復物のブロック表を使用することで、ほんの少しまたは全く変色のない支台歯を簡単に審美性の高い修復物に作製すること ができます。

6.1

仕上げ

IPS e.max CADの仕上げには、適切な研削器具を使用することが重要です。研削器具が適切でない場合、マージンのチッピング、および局所的

な過熱の原因となります。(Ivoclar Vivadent社推奨品を参照してください)。

IPS e.max CAD修復物の調整には以下の手順を守ってください。

− IPS e.max CAD修復物の調整を行う時は、出来る限りブルーステートの段階で行います。

−適切な研削器具を使用し、マージン部のチッピングを避けるため、低回転で適度な圧をかけながら研削します。 −ガラスセラミックスは過熱しないでください。 −フレームを支台模型に戻し、慎重に研削します。 −隣接面や咬合面のコンタクト部には十分注意を払います。 −機能部分(咬合面)の仕上げには、ファインダイヤモンドバーを使用して、CAD/CAM でミリングされた表面性状を平滑にします。 −調整中もフレームの最低限の厚みを必ず守ってください。 −表面性状をつけます。 −クリスタライゼーション前に必ず修復物をスチーマーまたは超音波洗浄器を使用して洗浄します。 −次の段階へ進む前には必ず表面に残留物が残っていないことを確認してください。ミリング時の残留物があると、クリスタライゼーション時 における変色、またはその後の接着に悪影響を与える可能性があります。 −研磨材はアルミナ(AI2 O3)またはガラスビーズを使用しないでください。

(3)

6.2

クリスタライゼーションとステイン

/

グレーズ焼成

ミリングにより解剖学的形態を付与されたIPS e.max CAD修復物は、3つの異なった方法で完成させることができます。

オプションA

IPS e.max CAD クリスタルグレースペーストを 使用したクリスタライゼーションと

グレーズの同時焼成

オプションB

IPS e.max CAD クリスタルグレーススプレーを 使用したクリスタライゼーションと ステイン/グレーズの同時焼成 オプションC IPS e.max セラムシェード、エッセンスと グレーズを使用したクリスタライゼーションと ステイン/グレーズの別々焼成 コンビネーション焼成時に キャラクタライゼーションが 同時に行えます。 コンビネーション焼成時に キャラクタライゼーションが 同時に行えます。 クリスタライゼーション後に 着色キャラクタライゼーションが行えます。

(4)

オプション

A

グレーズペーストを使用したクリスタライゼーションとグレーズの同時焼成

この方法を用いて、クリスタライゼーションとグレーズ焼成をワンステップで行います。キャラクタライゼー

ションにはIPS e.max CAD クリスタルシェードまたはステインを用いて行います。

クリスタライゼーションとグレーズ焼成の準備

修復物の種類によっては、ステインまたはグレーズを施す前にIPS e.max CAD クリスタライゼーションピン

を使用します。修復物をピンに固定するのに、オブジェクトフィックスパテまたはフローの使用を推奨します。

コンビネーション焼成(クリスタライゼーションとグレーズ焼成)を行う準備として、以下の手順を守ってください。 − IPS e.max CAD クリスタライゼーションピン(S、M、L)の中から修復物に合う一番太いものを選択します。

ただし内面に当たらないものを使用してください。

−オブジェクトフィックスパテまたはフローでマージン部まで内面を満たします。

−選択したIPS e.max CAD クリスタライゼーションピンを内面に十分押し込み、固定します。

−はみ出たオブジェクトフィックスパテまたはフローをプラスチックスパチュラ等で均一にします。

このとき、修復物の外側にはみ出ないようにしてください。付着してしまった場合は、湿らせた筆ですべてふき取り、 乾燥させます。

IPS e.max CAD クリスタライゼーションピン

使用

前歯・臼歯クラウン

オブジェクトフィックスパテまたはフローを使用し

(5)

オブジェクトフィックスパテとフロー 修復物内面に合う最も太いIPS e.max CAD クリスタライゼーションピンを選択

修復物内面をオブジェクトフィックスパテまたはフローで満たす IPS e.max CAD クリスタライゼーションピンを オブジェクトフィックスで満たした内面に深く押し込む

修復物のマージンとIPS e.max CAD クリスタライゼーションピンの間にはみ出た オブジェクトフィックスパテまたはフローをプラスチックスパチュラなどで均一にする 余剰分が修復物の外側に付着した場合、湿らせた筆ですべてふき取る

(6)

コンビネーション焼成(クリスタライゼーションとグレーズ/ステインの同時焼成)

キャラクタライゼーションにはIPS e.max CAD クリスタルグレーズ、シェードまたはステインを用いて行います。

− IPS e.max CAD クリスタルシェードはデンチン、インサイザル部のシェード調整に使用します。 − IPS e.max CAD クリスタルステインはステイニングに使用します。

− IPS e.max CAD クリスタルグレーズペーストはグレーズに使用します。

以下の手順を守ってください。

−前述のとおり焼成ピンで修復物を固定し、筆を用いてIPS e.max CAD クリスタルグレーズペーストを修復物全体に均一に塗布します。

−少し粘度を低くしたい場合、IPS e.max CAD クリスタルグレーズリキッドで粘度を調整します。

−グレーズ層が厚くなり過ぎないようにします。特に咬合面に液だまりを作らないでください。

−薄くし過ぎると希望の光沢が得られません。

−キャラクタライゼーションを施す場合、クリスタライゼーション焼成前にIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびIPS e.max CAD クリス

タルステインを使用します。

−シェードおよびステイン材をシリンジより押し出します。

− IPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインはIPS e.max CAD クリスタルグレーズリキッドで粘度調整できますが、薄くし過ぎず ペースト状を保ってください。

−きれいな筆を使用してIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインを塗布します。

IPS e.max CAD クリスタルシェード

前歯・臼歯クラウンの手順

Shade Incisal 1

Shade Incisal 2

Shade 0 Shade 1 Shade 2 Shade 3 Shade 4 ホワイト クリーム サンセット コッパー オリーブ カーキ マホガニー

IPS e.max CAD クリスタルステイン

焼成ピンで修復物を固定し、IPS e.max CAD クリスタルグレーズペーストを塗布する 練和後のIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインを焼成前の

(7)

以下のようにキャラクタライゼーションを施します(例:シェードA2)。

強調し過ぎるIPS e.max キャドクリスタルシェードおよびステインの例

頬側面 咬合面

IPS e.max CAD クリスタルシェードインサイザルおよびステインを使用して、 わずかにキャラクタライゼーション行う

強調し過ぎるIPS e.max CAD クリスタルステイン

ピンを含む修復物をIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイの中央に載せ、 規定のパラメータに従って焼成する

IPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインを使用して、 咬合面のキャラクタライゼーションを行う

強調し過ぎるIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステイン

•••• 咬頭の膨らみ:シェードインサイザル •••• フィッシャー部:ステインマホガニー •••• 咬頭、辺縁隆線:ステインホワイト/クリーム •••• 彩度の強調:ステインサンセット/コッパー

(8)

P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1[°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2[°C/°F/min] 30/54 T2[°C/°F] 840/1544 H2[min] 7:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1540 L[°C/°F] 700/1292 t[°C/°F/min] 0 グレーズおよびステイン材の塗布後、コンビネーション焼成(クリスタライゼーション/グレーズ)を行います(例:プログラマット P700)。 修復物をファーネスにセットし、パラメータを設定する際は以下の事項を守ってください。

−ピンに固定した修復物をIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイの中央に載せます。

− IPS e.max CAD クリスタルグレーズペーストを使用したコンビネーション焼成では、最大6本の修復物を同時にセットできます。

−規定のパラメータに従いコンビネーション焼成(急速クリスタライゼーション/グレーズ LT)を行います。

クリスタライゼーション後、追加のキャラクタライゼーションや修正が必要な時は、IPS e.max CAD クリスタルシェード、ステイ

ンまたはグレーズを使用して追加の修正ができます。この新しいスケジュールで焼成を行う場合、追加焼成の際もIPS e.max

CAD クリスタライゼーショントレイを使用してください。

小さな形態調整(隣在歯や咬合面のコンタクト等)は、IPS e.max CAD クリスタルアドオンで可能です。

焼成パラメータはクリスタライゼーション、グレーズ焼成または修正焼成を使用します。

注意(冷却時):

− IPS e.max CAD修復物は焼成サイクルが完全に終了後(ファーネスの終了電子音を待ってから)取り出してください。 − 修復物を風の当たらない場所で室温まで冷却してください。

− 修復物が熱いうちは金属製のトングで触れないでください。 − 風を当てたり、急冷しないでください。

注意:

− クリスタライゼーションはIPS e.max CAD LTのみに使用します。

− IPS e.max セラム陶材(エッセンスやシェードなど)は絶対にIPS e.max CAD クリスタルグレーズと混ぜて使用しないでください。 これはクリスタライゼーション時およびその後の修正焼成時も同じです。

クリスタライゼーション/グレーズ LTの焼成パラメータ

修正焼成の焼成パラメータ ファーネス Stand-by

(9)

オプション

B

クリスタルグレーズスプレーを使用したクリスタライゼーションとステイン/グレーズの同時焼成

IPS e.max CAD クリスタルグレーズペーストを使用する代わりにIPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを使

用することもできます。このスプレーは付属のオブジェクトフィックスフローまたはパテがマージン部まで充填している

場合のみ使用してください。

クリスタライゼーションとグレーズ焼成の準備

IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを使用する場合、形態にかかわらずオブジェクトフィックスパテまたはフ

ローを使用してIPS e.max CAD クリスタライゼーションピンに固定してください。

手順:

−前述のとおり、修復物をサイズに合ったIPS e.max CAD クリスタライゼーションピンに固定します。

−はみ出たオブジェクトフィックスパテまたはフローを修復物のマージン部に沿ってなじませます。

コンビネーション焼成(クリスタライゼーションとステイン/グレーズの同時焼成)

−キャラクタライゼーションやグレーズを施す前に、修復物の外側にオブジェクトフィックスが塗布されていないか確認

してください。

−キャラクタライゼーションを施す場合、クリスタライゼーション前にIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびIPS

e.max CAD クリスタルステインを使用します。

−シェードおよびステイン材をシリンジより押し出します。

− IPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインはIPS e.max CAD クリスタルグレーズリキッドで粘度調整で きますが、薄くし過ぎずペースト状を保ってください。

−きれいな筆を使用してIPS e.max CAD クリスタルシェードおよびステインを塗布します。

IPS e.max キャドクリスタルシェードおよびステインをシリンジから押し出し、よく練和する、 希望であればIPS e.max CADクリスタルグレーズリキッドで粘度を調整する

青い修復物にシェードおよびステイン材を塗布する 注意:

− IPS e.max CAD クリスタライゼーションピンを使用してください。

−グレーズスプレーが内面につかないように、修復物のマージン部までオブジェクトフィックスパテまたはフローで 内面を満たしてください。

(10)

スプレーする毎に缶をよく振る

IPS e.max クリスタライゼーションピンで修復物を持つ

修復物全体に均一にスプレーする

IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを 焼成前のIPS e.max CAD クリスタルシェード、およびステインに 修復物を回転させながらスプレーする

IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを使用する際は、以下の手順を守ってください。 − IPS e.max CAD クリスタライゼーションピンで修復物を持ちます。

−使用する直前に中の撹拌用ボールが自由に動くまでスプレー缶をよく振ります(約20秒)。スプレー缶がしっかりと振ら れていないと、ガスばかりが出てしまい、最後まで使い切ることが出来なくなります。 −ノズルの先端から修復物までの距離は10cmを守ってください。 −スプレー中はスプレー缶を出来るだけ地面に対し垂直に構えてください。 −スプレーは横から短時間ずつ吹き付け、修復物を回転させながら何度か行います。スプレー毎に缶をよく振ってくださ い。 − 1度吹き付けたら、表面が乾燥し、白っぽくなるまで待ちます。 −ムラがある箇所には再度スプレーします。

−修復物をIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイの中央にセットします。

(11)

P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1[°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2[°C/°F/min] 30/54 T2[°C/°F] 840/1544 H2[min] 7:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1540 L[°C/°F] 700/1292 t[°C/°F/min] 0 P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1[°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2[°C/°F/min] 30/54 T2[°C/°F] 840/1544 H2[min] 3:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1540 L[°C/°F] 700/1292 t[°C/°F/min] 0

修復物の表面が乾燥し、白っぽくなるまでIPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを乾燥 させる、必要であれば、IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーをもう一度吹き付け均一 な表面にする

ピンを含む修復物をIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイの中央に載せ、 規定のパラメータに従って焼成する

クリスタライゼーション/グレーズLTの焼成パラメータ

修正焼成の焼成パラメータ ファーネス Stand-by

temperature Closing time Heating rate temperatureFiring Holding time Heating rate temperatureFiring Holding time Vacuum 1 Vacuum 2 Long-termcooling Cooling rate

ファーネス Stand-by

temperature Closing time Heating rate temperatureFiring Holding time Heating rate temperatureFiring Holding time Vacuum 1 Vacuum 2 Long-termcooling Cooling rate

注意:

− クリスタライゼーション/グレーズLTはIPS e.max CAD LTのみに使用します。

− IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーを使用のもと、同時に2個までの修復物をクリスタライゼーションする場合、乾燥時間 Sを90秒に設定できます。

− IPS e.max セラム陶材(エッセンスやシェードなど)は絶対にIPS e.max CAD クリスタルグレーズと混ぜて使用しないでください。 これはクリスタライゼーション時およびその後の修正焼成時も同じです。

注意(冷却時):

− IPS e.max CAD修復物は焼成サイクルが完全に終了後(ファーネスの終了電子音を待ってから)取り出してください。 −修復物を風の当たらない場所で室温まで冷却してください。

−修復物が熱いうちは金属製のトングで触れないでください。 −風を当てたり、急冷しないでください。

クリスタライゼーション後、追加のキャラクタライゼーションや修正が必要な時は、IPS e.max CAD クリスタルシェード、ステイ

ンまたはグレーズを使用して追加の修正ができます。この新しいスケジュールで焼成を行う場合、追加焼成の際もIPS e.max

CAD クリスタライゼーショントレイを使用してください。

小さな形態調整(隣在歯や咬合面のコンタクト等)は、IPS e.max CAD クリスタルアドオンで可能です。

焼成パラメータはクリスタライゼーション、グレーズ焼成または修正焼成を使用します。

(12)

間違ったIPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーの使い方 問題/原因 問題 修復物へのスプレー量が足りていない 理由として − ノズルの先端から修復物までの距離が遠す ぎた − スプレー時間が極端に短かった − スプレー缶がしっかりと振られていなかった − スプレー中、缶が傾いていた 問題 修復物へのスプレー量が多すぎる 理由として − ノズルの先端から修復物までが近すぎた − スプレー量が多すぎた 焼成前 グレーズスプレー吹きつけ後

IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーの スプレー量が十分でない

IPS e.max CAD クリスタルグレーズスプレーの スプレー量が多すぎる

表面に十分な光沢が得られていない

表面の細かな特徴が無くなっている

焼成後

(13)

焼成後、IPS e.max CAD修復物が室温になったら、以下の手順を守ってください。 −オブジェクトフィックスパテまたはフローから取り外します −修復物に付着しているものを超音波洗浄器またはスチーマーで洗浄します。 −アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しないでください。 −模型に戻し確認します。必要であれば、少し修正を加えてください。 −グラインディングによる調整が必要な場合、セラミックスを過熱しないでください。 −調整した箇所は手動で研磨し、光沢を持たせます。 冷えた状態でオブジェクトフィックスパテまたはフローから修復物を外す …スチーマーを使用する 残留物を取り除くために超音波洗浄器または…

コンビネーション焼成後のIPS e.max CAD LT修復物

アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しない

(14)

P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1 [°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2 [°C/°Fmin] 30/54 T2[°C] 840/1544 H2[min] 3:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1544 L[°C/°F] 700/1292 tl [°C/°F/min] 0 P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1 [°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2 [°C/°Fmin] 30/54 T2[°C] 840/1544 H2[min] 7:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1544 L[°C/°F] 700/1292 tl [°C/°F/min] 0

オプション

IPS e.max CAD クリスタルアドオンを使用した調整

部分的な調整(隣接面またはコンタクトポイント等)にはIPS e.max CAD クリスタルアドオンを使用します。

修正はコンビネーション焼成またはその後に修正のみの焼成も可能です。 手順:

− IPS e.max CAD クリスタルアドオンとIPS e.max CAD クリスタルアドオンリキッドをクリーム状に練和します。

−適切な焼成結果を得るためにアドオン材はよく練和します。

−焼成前のグレーズ、およびステイン材の上に筆を用いて築盛、そして焼成します。

−グレーズスプレーを使用する場合、シェードおよびステイン材を先に塗布し、その上からアドオン材を築盛し、すぐにIPS e.max CAD クリス

タルグレーズスプレーを吹き付け焼成します。

−クリスタライゼーションしていないブルーステートの修復物にアドオン材を築盛した後、コンビネーション焼成(クリスタライゼーション/グ

レーズ LT)します。

−クリスタライゼーションした後にアドオン材を築盛する場合は、修正焼成します。

IPS e.max CAD クリスタルアドオンとアドオンリキッドを クリーム状に練和する クリスタライゼーション前の青い修復物に アドオン材を築盛する クリスタライゼーション後に築盛する場合 クリスタライゼーション/グレーズLTの焼成パラメータ 修正焼成の焼成パラメータ ファーネス Stand-by

temperatureClosing timeHeating rate temperatureFiring Holding timeHeating ratetemperatureFiring Holding time Vacuum 1 Vacuum 2 Long-termcooling Cooling rate

ファーネス Stand-by

(15)

P300 P500 P700 B[°C/°F] 403/757 S[min] 6:00 t1[°C/°F/min] 90/162 T1[°C/°F] 820/1508 H1[min] 0:10 t2[°C/°F/min] 30/54 T2[°C/°F] 840/1544 H2[min] 7:00 11[°C/°F] 12[°C/°F] 550/820 1022/1508 21[°C/°F] 22[°C/°F] 820/840 1508/1540 L[°C/°F] 700/1292 t[°C/°F/min] 0

オプション

C

クリスタライゼーションとステイン/グレーズの別々焼成 この方法では、はじめにクリスタルステインやクリスタルグレーズ材を使用せずにクリスタライゼーションを行い、 その後IPS e.max セラムシェード、エッセンスおよびグレーズを施します。 クリスタライゼーション

IPS e.max CADのクリスタライゼーションには以下の事項を守ってください。

−クリスタライゼーション前に必ず超音波洗浄器またはスチーマーで洗浄します。

−アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しないでください。

− IPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイに載せる際、必ずオブジェクトフィックスパテまたはフローを使用してください。

−少し多めに詰め、収縮分を補償します。

−修復物をIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイの中央にセットし、規定のパラメータに従って焼成します。

−トレイ自体に保温効果があり、ゆっくりとストレスのない冷却が可能なIPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイのみを使用します。

IPS e.max CAD クリスタルシェード、ステインおよびグレーズをIPS e.max セラムシェード、エッセンスおよびグレーズと混ぜて使用 しないでください。

注意:

−クリスタライゼーション/グレーズLTはIPS e.max CAD LTのみに使用します。

− 同時に2個までの修復物をクリスタライゼーションする場合、乾燥時間Sを90秒に設定できます。

オブジェクトフィックスパテまたはフローで修復物の内面を詰め

IPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイに載せる

クリスタライゼーション焼成の終了後、焼成トレイをファーネスから取り出し、放置する

クリスタライゼーション/グレーズLTの焼成パラメータ ファーネス Stand-by

temperature Closing time Heating rate temperatureFiring Holding time Heating rate temperatureFiring Holding time Vacuum 1 Vacuum 2 Long-termcooling Cooling rate

(16)

焼成後、IPS e.max CAD修復物が室温になったら、以下の手順を守ってください。 −オブジェクトフィックスパテまたはフローから取り外します。 −修復物に付着しているものを超音波洗浄器、またはスチーマーで洗浄します。 −アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しないでください。 −模型に戻し確認します。必要であれば、少し修正を加えてください。 −グラインディングによる調整が必要な場合、セラミックスを過熱しないでください。 残留物を取り除くために超音波洗浄器またはスチーマーを使用する アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しない

(17)

IPS ナチュラルダイマテリアルの製作 光重合型のIPS ナチュラルダイマテリアルは形成後の支台歯のシェードを再現します。歯科医師からのシェード情報を元に支台歯を作製します (シェードの選択)。シェードテイキングの結果から、より自然感のある修復物の製作に適しています。 −修復物の内面にIPS ナチュラルダイマテリアルセパレーターを塗布し、反応させます。 −シェードに合ったIPS ナチュラルダイマテリアルをIPS コンデンサーを使用しながら内面に隙間なく詰めます。 −詰め終わったら、IPS ダイホルダーを差し込み、固定します。このときギャップ等がないように確認します。 − IPS ナチュラルダイマテリアルを光重合器で重合させます。 −重合後、必要であれば研磨します。 修復物の内面にIPS ナチュラルダイマテリアルセパレーターを塗布し、反応させる 重合させる シェードに合ったIPS ナチュラルダイマテリアルをIPS コンデンサーを使用しながら 内面に隙間無く詰める

(18)

B S t T H V1 V2 [°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 6:00 60/108 770/1418 1:00-2:00 450/842 769/1416 403/757 6:00 60/108 770/1418 1:00-2:00 450/842 769/1416 ステインおよびグレーズ焼成 修復物の洗浄後、ステインおよびグレーズ焼成を行います。各手順はIPS e.max セラムシェード、ステインおよびグ レーズで行えます。 − IPS e.max セラムシェードはシリンジに記載のシェードに従います。

− IPS e.max セラムエッセンスはIPS e.max セラムグレーズやステインリキッドとまぜて使用できます。 − IPS e.max セラムグレーズペーストはつや出しに使用します。 − IPS e.max セラムグレーズスプレーもつや出しに使用します。 以下の事項を守ってください。 −状況に応じて、ステインおよびグレーズ焼成を同時または別々に行います。 −しっかりとしたキャラクタライゼーションを行う場合は、一度に大量のステイン材を塗布するよりも、毎回度にステ イン焼成を行うことをお勧めします。

IPS e.max セラムシェードおよびステインの塗布 IPS e.max セラムグレーズの塗布

ステインおよびキャラクタゼーション焼成、グレーズ焼成の焼成パラメータ(IPS e.max セラムを使用)

IPS e.max セラムを使用する

IPS e.max CAD LT ステイニング テクニック

ステインおよびキャラクタライゼーション焼成 グレーズ焼成

(19)

e.max

CAD

7.

IPS

レイヤリング

テクニック

レイヤリングテクニックでは、IPS e.max セラムレイヤリング材をIPS e.max CAD MOで作製したフレーム上で焼成します。

これにより個々に対応したデザインが可能になります。IPS e.max CAD MOの不透明度はメタルコアやTi アバットメントと

同様に変色歯においても、審美性の高い修復物のデザインが可能になります。

7.1

調整およびクリスタライゼーションの準備

ガラスセラミックスの調整には適切な研削器具を使用することが重要です。研削器具が適切でない場合、エッジ付近のチッピング、および局所

的な過熱の原因となります(Ivoclar Vivadent社推奨品を参照してください)。

IPS e.max CADの調整には以下の手順を守ってください。

− IPS e.max CAD フレームの調整を行うときは、出来る限りブルーステートの段階で行います。

−適切な研削器具を使用し、エッジ付近のチッピングを避けるため、低回転で適度な圧をかけながら研削します。 −ガラスセラミックスは過熱させないでください。 −フレームを模型に戻し、慎重に作業します。 −調整中も修復物の最低限の厚みを守ってください。 −ブルーステートでの調整時、マージン部には特に注意を払います。マージンが薄くなりすぎると、クリスタライゼーション時に丸まり、結果的 に短くなってしまいます。仕上げ後も最低限の厚みが確保できるように注意してください。 −クリスタライゼーション前には必ず、超音波洗浄器またはスチーマーで洗浄します。 −修復物には絶対にアルミナ(Al2O3)またはガラスビーズをブラスティングしないでください。 研削後模型に戻し、フィットの確認を行う 調整中も最低限の厚みを守っているか確認する 適した器具を用いて調整を行う 適切なポリッシャーを用いてマージン部を調整する

(20)

P300

B[°C/°F] S[min] t1[°C/°F/min] T1[°C/°F] H1[min] t2[°C/°F/min] T2[°C/°F] H2[min]

11[°C/°F] 12[°C/°F]

21[°C/°F]

22[°C/°F] L[°C/°F] t[°C/°F/min]

7.2

クリスタライゼーション

IPS e.max CADのクリスタライゼーションには以下の事項を守ってください。

− Ivoclar Vivadent社製のファーネスを用いてクリスタライゼーションを行ってください。(例:プログラマット

P300、P500、P700等)。

− IPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイに修復物を載せる際、オブジェクトフィックスパテまたはフ ローを使用します。

− トレイ自体に保温効果があり、ゆっくりとストレスのない冷却が可能なIPS e.max CAD クリスタライゼー

ショントレイのみを使用します。

−少し多めに詰め、収縮分を補償します。

− IPS e.max CAD修復物のクリスタライゼーションにはメタルピンおよび通常の焼成トレイを絶対に使用し ないでください。

−クリスタライゼーション後は調整を行う前に室温になるまで放置します。

通常の焼成トレイおよびメタルピンは使用しない

IPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイに修復物を載せる

オブジェクトフィックスパテまたはフローで修復物の内面を埋める

トレイに設置し、規定のパラメータに従ってクリスタライゼーションを行う

クリスタライゼーションMO

ファーネス Stand-by

(21)

ベニアリングの準備

焼成後、IPS e.max CAD修復物が室温になったら、以下の手順を守ってください。

−オブジェクトフィックスパテまたはフローから取り外します。 −修復物に付着しているものを超音波洗浄器、またはスチーマーで洗浄します。 −アルミナ(Al2O3)またはガラスビーズは絶対に使用しないでください。 −模型に戻し確認します。必要であれば、少し修正を加えてください。 −グラインディングによる調整が必要な場合、セラミックスを過熱しないでください。 −調整時に最低限の厚みが守られていたかを確認します。 −ベニアリングの前に修復物を流水またはスチーマーで洗浄します。 −フレームは絶対にアルミナ(Al2O3)およびガラスビーズでブラスティングしないでください。 修復物を取り外す

クリスタライゼーション後、トレイをファーネスから出し、IPS e.max CADが室温になるまで放置する

超音波洗浄器またはスチーマーで残留物を除去する アルミナ(Al2O3)およびガラスビーズは使用しない

(22)

模型に修復物を戻してフィットの確認と、必要であれば微調整を行う 調整後のIPS e.max CAD フレーム

7.3 IPS e.max

セラムを使用したベニアリング

ナノフルオロアパタイトガラスセラミックスのレイヤリングについての詳細およびその手順について は、IPS e.max セラムの取扱説明書をご参照ください

焼成トレイおよびメタルピン

修復物には焼成トレイおよび付属のメタルピンをご使用ください。(IPS e.max CAD クリスタライゼーショントレイまた

はピンは使用しないでください)。メタルピンが修復物にストレスをためないように先端を丸めます。オブジェクト フィック

スパテまたはフローを少量使用することも可能です。メタルピンは定期的に清掃してください。汚染されたメタルピンを

(23)

B S t T H V1 V2

[°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 4:00 50/90 750/1382 1:00 450/842 749/1380 ウォッシュ(ファンデーション)焼成 ウォッシュ焼成の前に修復物の付着物や汚れを除去してください。また、再度汚れないように注意してください。 ウォッシュ焼成は以下の手順を守ってください。 −フレームを洗浄します。(付着物や汚れを除去します) −ディープデンチンおよびデンチンでウォッシュ焼成します。 − IPS e.max セラムビルドアップリキッド(オールラウンドまたはソフト)で練和します。

−練和物の濃度を高めたい場合は、IPS e.max セラムグレーズ&ステインリキッド(オールラウンドまたはロングライフ)を使用します。

−フレーム全体に一層薄くウォッシュを施します。

−パラメータに従って焼成トレイの上でウォッシュ焼成します。

IPS e.max セラムデンチンまたはディープデンチンでウォッシュを施す ウォッシュ焼成パラメータに従って焼成

ウォッシュ焼成の焼成パラメータ

IPS e.max セラムを使用する

IPS e.max CAD MO レイヤリング テクニック

ウォッシュ焼成

(24)

B S t T H V1 V2

[°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 4:00 50/90 750/1382 1:00 450/842 749/1380

オプション

ウォッシュ(ファンデーション)キャラクタライゼーション焼成 キャラクタライゼーションにはIPS e.max セラムエッセンスを使用します。特にスペースが限られている場合にも、天然歯の ようなデザインにすることができます。陶材練和にはIPS e.max セラムグレーズリキッド(オールラウンドまたはロングライ フ)を使用します。 IPS e.max セラムエッセンスで個性的なキャラクタライゼーションを施す ウォッシュ(ファンデーション)キャラクタライゼーション焼成の焼成パラメータ IPS e.max セラムを使用する

IPS e.max CAD MO レイヤリング テクニック

ウォッシュ(ファンデーション)キャラクタライゼーション 焼成

陶材が剥がれる危険性があるので、ウォッシュ焼成を施していない箇所にレイヤリング材を築盛しないでください。 レイヤリング前に必ずウォッシュ焼成を行います。

(25)

B S t T H V1 V2

[°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 4:00 50/90 750/1382 1:00 450/842 749/1380

1次デンチンおよびインサイザル焼成の焼成パラメータ

IPS e.max セラムを使用する

IPS e.max CAD MO レイヤリング テクニック

1次デンチンおよびインサイザル焼成 デンチン材を築盛し形態を回復 切縁1/3のデザインはインパルス材を築盛 焼成パラメータに従って焼成 切端部はカットバックし、インサイザル材を築盛 インサイザル材およびトランスパ材でレイヤリングを完了 1次デンチンおよびインサイザル焼成 築盛図に従いレイヤリングを行います。陶材の練和には、IPS e.max セラムビルドアップリキッド(オールラウンドまたはソフト)が使用できま す。別の濃度が必要な場合は、2種類のリキッド(オールラウンドまたはソフト)を自由に混合させて使用します。

(26)

B S t T H V1 V2

[°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 4:00 50/90 750/1382 1:00 450/842 749/1380

B S t T H V1 V2

[°C/°F] [min] [°C/°F/min] [°C/°F] [min] [°C/°F] [°C/°F]

403/757 6:00 60/108 725/1337 1:00 450/842 724/1335 403/757 6:00 60/108 725/1337 1:00 450/842 724/1335 2次デンチンおよびインサイザル焼成 追加築盛を行い、収縮部分を補います。 ステインおよびグレーズ焼成 ステイン焼成にはIPS e.max セラムエッセンスおよびシェードを使用 し、グレーズ焼成にはIPS e.max セラムグレーズ(ペーストまたはパウ ダー)を使用します。状況に応じて両方同時、または別々に焼成します。 どちらも同じパラメータを使用します。 デンチン、トランスパ、インサイザル材を使用して収縮部分を補う 焼成パラメータに従って2次デンチン、インサイザル材の焼成を行う ステインおよびグレーズ焼成 2次デンチンおよびインサイザル焼成の焼成パラメータ ステインおよびグレーズ焼成の焼成パラメータ IPS e.max セラムを使用する IPS e.max CAD レイヤリング テクニック

IPS e.max セラムを使用する

IPS e.max CAD MO レイヤリング テクニック

2次デンチンおよびインサイザル焼成

ステイン焼成 グレーズ焼成

(27)

e.max

CAD

8.

IPS

IPS e.max CAD

診療およびアフターケア

8.1

セメンテーションの可能性

審美的な接着は、オールセラミックス修復物の色調を左右する重要な要素です。症例により、IPS e.max CAD 修復物は接着性レジンセメント、

セルフアドヒーシブ、または従来型セメントによる接着ができます。

IPS e.max CAD 修復物の接着には、バリオリンクⅡ、バリオリンクベニア、マルチリンクオートミックスをお勧めします。

レジンセメント レジンセメントを使用した接着では、主に接着剤と修復物、接着剤と支台歯間の化学的、および微細の機械的結合によって接着されます。その ため保持力のある形成は不要です。デンチンおよびエナメルの微細な機械的結合を生み出すためにボンディング材が使用されます。レジンセメ ントでの接着はオールセラミックス修復物の最終的な強度を強めます。 セルフアドヒーシブ セルフエッチ機能がセメント材に含まれているため、歯面への前処理は必要ありません。修復物は微細な機械的および化学的結合によって接着 されます。十分な接着強度を得るために、保持力のある形成をすることをお奨めします。 従来型セメント 従来型セメントでは、セメントと修復物の物理的な摩擦によって合着されます。固定するためには、約4∼6℃の保持力のある形成角度が必要で す。従来型セメントはオールセラミックス修復物の最終的な強度には影響しません。ただしフッ酸による修復物のエッチングは必須です。 異なったセメンテーション症例の可能性 前歯 レジンセメント セルフアドヒーシブ 従来型セメント 臼歯 *従来型セメントを使用する際には、修復物に対してフッ酸によるエッチングが必須となります。 * *

(28)

IPS e.max CAD

8.2

セメンテーションの準備

セメンテーションの方法によって修復物や支台歯の調整方法が異なります。このパラグラフでは、セメンテーション準備の基本ステップについて ご紹介します。 a. 修復物の準備 セメント材とフルセラミックス修復物との間に強固な接着力を生み出すには、セメンテーションの準備としてセラミックスの表面処理が重要にな ります。以下の事項を守ってください。 −ガラスセラミックスはアルミナ(Al2O3)あるいはガラスビーズでブラスティングしないでください。 −接着面が汚れないようにエッチングの前に試適を行います。 −修復物を水で洗浄し、乾燥します。 −修復物の調整: − 5%フッ化水素酸ジェルで接着表面処理します。(IPS セラミックエッチングジェル) −アドヒーシブまたはセルフアドヒーシブセメンテーションではモノボンドプラスで修復物の接着表面をシランカップリング処理します。 モノボンドプラスで60秒間反応させ、乾燥する トータルエッチで15∼30秒 IPS e.max キャド修復物はブラスティングしない 材料 症例 セメンテーション方法 ブラスティング エッチング コンディショニング/シランカップリング処理 二ケイ酸リチウムガラスセラミックス 前歯、臼歯部クラウン 接着性レジンセメント バリオリンクⅡ セルフアドヒーシブ/ 従来型セメント* グラスアイオノマーセメント トータルエッチ モノボンドプラスで60秒、その後乾燥

(29)

b. 支台歯の調整

テンポラリーを撤去し、清掃をします。前処理の前に試適を行い咬合のチェックをしてください。修復物の調整が必須の場合、最終装着前に口腔 外で行ってください。前処理は使用する接着方法によって異なりますので、各取り扱い説明書に従ってください。

8.3

プロキシット

プロフェッショナルケア

高品質なIPS e.max CAD修復物は天然歯と同じように定期的なプロフェッショナルケアを必要とします。これは歯牙および歯肉 の健康に良いだけでなく、審美的な面からも必要です。 歯面を削ってしまわないように研磨材の入っていないプロキシットピンク研磨ペーストでクリーニングできます。RDA 7の低い 研磨性でポリッシングできることを示しています。歯牙に対して非常に優しく、効果があります。 プロキシットを使った研磨

(30)

ブロックセレクト表

ブロックを選ぶ際は、最終補綴物のシェード(ブリーチ BLまたはA-D)、支台歯のシェード(ND 1-ND 9)やアバットメントのシェード、補綴物の種 類、補綴物の厚みや形成の深さ、製作テクニック(ステイニングまたはカットバックテクニック)を考慮して選択します。 1 . 最終補綴物の基本シェードを下表のA-D シェードより選びます。 2 . 支台歯のシェードをIPS ナチュラルダイマテリアルのシェードで選びます。 3 . 製作テクニック(ステイニング、カットバックまたはレイヤリングテクニック)によってHT、LT、MO から選びます。 4 . 選択が難しい(例:濃い支台歯にHT ブロックを使用する)場合は透明度の低い方を選んでください。 −形成ガイドラインや最低限の厚みを考慮してブロックを選択してください。 −シェードがずれた場合、IPS e.max セラムシェードやエッセンスを使って調整を行います。(P.35 オプションCを参照)

BL1

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A1

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A3.5

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HT BL3 HT BL4

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HT A3 HT A3.5

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HT C1

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MO 1

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MO 3

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MO 4

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MO 0

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MO 1

MO 1

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MO 3

MO 3

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MO 4

MO 4

MO 4

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MO 4

MO 4

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MO 0

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MO 3

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MO 3

MO 3

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MO 4

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HT BL1

HT BL1 HT A3.5

HT A4

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MO 0

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MO 0

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MO 1

MO 1

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MO 3

MO 3

MO 1

MO 4

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MO 4

HT BL1

HT BL1 HT BL1

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MO 4

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HT BL1

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HT BL2

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MO 0

MO 0

MO 0

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MO 1

MO 2

MO 2

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MO 1

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MO 3

MO 3

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MO 4

MO 4

MO 4

MO 4

MO 4

HT B2

HT C1

HT B2

HT C3

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HT D2

HT B2

HT D2

LT A3

LT A4

LT BL2

LT C1

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LT C3

LT C4

LT D2

LT B2

LT D2

(non-shaded)

ND 1

ND 2

ND 3

ND 4*

ND 5*

ND 6*

ND 7*

ND 8*

ND 9*

IPS ナチュラル ダイマテリアル

酸化ジルコニウム アバットメント

e.max

®

C

9.

IPS

AD

参照

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