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結合材をモルタルとしたポーラスコンクリ ート角柱供試体の曲げ・圧縮強度に関する基礎研究

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Academic year: 2021

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日本建築学会大会学術講演梗概集 (東北) 2018年 9 月 結合材をモルタルとしたポーラスコンクリート角柱供試体の 曲げ・圧縮強度に関する基礎研究 準会員 正会員 同

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波 多 野 結 依 1* 山 本 貴 正2* 今 岡 克 也 3* 全空隙率 円柱供試体 1 はじめに 平均値 試験方法 変動係数 結合材を細骨材使用量が 50vol.犯のモルタルとしたポー ラスコンクリート(以下, POC)角柱供試体の曲げ・圧縮強 度と全空隙率の関係について実験的に検討を行う。

2

曲げ・圧縮強度と全空隙率の関係 POCの 曲 げ 強 度 (Fb)また は 圧 縮 強 度 (ι)と 全 空 隙 率 (P[%])は相関性があり,結合材がセメントベーストの供試 体を対象として次式が得られているは)。

凡=ん

exp(一0.058P) (1)

ι

=

f

c

exp( -0.084 P ) (2) ここに, fb.

f

c

:結合材の曲げ強度および圧縮強度 曲げ強度の変動係数は,現状では実験データが少ないが, 圧縮強度の変動係数は,実務設計において 10%以上とす ることが望ましいとされている 3),注1)。なお, 舗装コンク リートでは,曲げ強度の実態調査の結果,約 80%の工事 がその変動係数は 10%以下であると推定されている九 3 実験概要 3.1検討項目 検討項目は,細骨材使用量が 50vol.犯のモルタルを結合 材としたPOCの曲げ強度一全空隙率関係および圧縮強度一全 空隙率関係に及ぼす試験方法の影響である0 3. 2供試体の使用材料 結合材の水は水道水,セメントは普通ポルトランドセ メント(密度:3.15g/ cm3 ) ,細骨材は多治見市大畑町産の山 砂(表乾密度:2.55g/cm3,吸水率・1.78弘 実 積 率:65.3), 混和剤は高性能減水剤(主成分.ポリカルボン酸コポリマ ー)を用いた。粗骨材は瀬戸市下半田川産の 6号砕石(表 乾密度:2.70

g

!

cm3,吸水率:0.52%,実積率:57.8%)である。 3. 3供試体作製 供試体の調合空隙率は 10%,20%および30%の3種, 結合材の水セメント比は 25%である。単位容積当りの粗 骨材粒子体積は, 1IS A 1044に準拠して測定した実積率, 結合材の細骨材使用量は 50vol.弘混和剤使用量はセメン ト質量比の O.聞とした。 混練は,まず表乾状態とした細骨材とセメントを約 60 秒,次に水を投入し約 270秒練り混ぜた。調合空隙率 10犯 は容量 601の二軸強制練りミキサ, 20見および 30協は容量 201の大型モルタルミキサを使用している。次に,調合空 隙率10見は粗骨材を投入, 20九および30協は,粗骨材が練り

Bending and Compressive Strength of Porous Concrete Prism Specimens with Mortar Binder

混ぜてある容量601の二軸強制練りミキサへ練上がりの結 合材を投入し90秒間練り混ぜた。 練上がり試料を, 中100mmx200mmの円柱鋼製型枠に3層 での各層突き棒による 25回突き, 100mmx100mx400mmの角 柱鋼製型枠に, 2層での各層突き棒による 50回突きで詰 め込み,その後,試料を各型枠の上面に揃うようになら した。試料詰め込み後は, 4.5 kgランマーを用いた突固め を施した。落下高さは 100mm,突き回数は 15回である。 各標本数は5である。なお,調合空隙率20話の供試体作製 中に,結合材の圧縮および曲げ強度管理用供試体を, 中50mmx100mmの円柱鋼製型枠および 40mmx40mx100mmの三 連型枠で成形した。各標本数は3である。 各供試体ともに養生は,材齢 7日まで実験室封繊,その 後は水ヰ!とした。なお,材齢 21日に空隙率試験を実施し ている。 3.4試験・計測方法 POCの角柱供試体の曲げ強度および圧縮強度試験はそれ ぞれ1ISA 1106 : 2006およびJISA 1114:2011, POCおよび 結合材の円柱供試体の圧縮強度試験はJISA 1108 : 2006, 結合材の曲げ強度試験は JISR 5201:2015に準拠した。な お,圧縮強度供試体については端面の平滑性を確保する ために, POCは両端面に硫黄キヤツピングを,結合材は打 設側の端面に研磨を施している。角柱供試体の曲げ強度 および圧縮強度試験では,調合空隙率 30怖を除き,荷重が 供試体へ均等に伝わるように,支点および載荷点と供試 体の聞に厚さ5.0mmのゴムシートを挿入している。なお, 圧縮強度試験用の角柱供試体は,その曲げ強度試験実施 後の破片の長さが大きい側を用いた注2)。各強度試験は豊 田高専建築学科の300kN級万能試験機を用いて,荷重制御 で実施した。空隙率試験は,文献 5)の容積法に準処した。 4.実験結果・考察 4.1結合材強度 POCの結合材の曲げ強度および圧縮強度の平均値はそ れ ぞ れ 11.3N/m m2お よ び 83.4N/m m2,標本変動係数は 6.07%および8.66%である。各強度ともに変動係数が 10% 以下であるため,これら試験結果は良好であると推察さ れる。

4

.

2

曲げ強度と金空隙率の関係 POCの曲げ強度と全空隙率の関係に及ぼすゴムシート挿

HATANO Yui, YAMAMOTO Takamasa, IMAOKA Katsuya

(2)

入有無の影響を図ー1に示す。図中の実線は式(1)を,破 線, 一点鎖線および鎖線は,それぞれ式(1)の士S,::t2sお よひ、::t3s(s:標準偏差)の範囲を示している。なお,標準偏 差は,変動係数を 10九(前述

2

章参照)として算出している。 同図より,ゴムシート挿入なしの曲げ強度は,全供試 体ともに,-3sよりも低いことがわかる。これは表面に空 隙を有する供試体が直接,支点および載荷点に接してい るため,応力が不均等であるためと考えられる。 一方, ゴムシート挿入ありの曲げ強度は, ::t2sの範囲内に存在し ていることが認められる。なお,式(2)の計算値に対する 実測値の平均値は 1.06,標本変動係数は 7.9犯である。こ のことから,結合材を細骨材使用量50vol.弘とした POCの 曲げ強度一全空隙率関係は,結合材をセメントベーストと したPOCと同等で、あると考えられる。 4.3圧縮強度 図ー

2

は,前掲図ー

1

の曲げ強度を圧縮強度に置換してい る。図中の印の形状は,供試体形状を,実線は式(1)を, 破線, 一点鎖線および鎖線は,それぞれ式 (2)のむ,士

2

s

および::t3sの範囲を示している。なお,標準偏差は,変動 係数を 10九(前述

2

章参照)として算出している。 同図より,円柱供試体の一部の圧縮強度は,式(2)士3s の範囲外に存在していることが認められる。なお,式(1) の計算値に対する実測値の平均値は1.01 でるため,円柱 供試体の圧縮強度一全空隙率関係は,結合材をセメン トベ ーストとしたPOCと同様に指数関数で表すことができると 推察される。標本変動係数は 30犯であり, 印刷前述

2

章参 照)より大きい。これは,硫黄キャッピングによる端面の 平滑性の精度が低いことが原因であると考えられる。ゴ ムシート挿入なしの角柱供試体の圧縮強度は,全供試体 ともに,点線の式

(

2

)

-

2

s

および-

3

s

よりも低いことがわか る。これは,前述4.2の曲げ強度と同様に,供試体が直接, 載荷面に接しているため,応力が不均等であることが原 因であると考えられる。 一方,ゴムシート挿入ありの角 柱供試体の圧縮強度は, 1体を除き::t3sの範囲内に存在し ていることが認められ,式(1)による計算値に対する実測 値の平均値は0.82,標本変動係数は 22%である。 上記より,ゴムシート挿入ありの角柱供試体の圧縮強 度は,平均値は硫黄キャッピングを施した円柱供試体の それより低くなるが,変動係数は硫黄キャッピングの精 度次第で,小さくなると考えられる。

5

おわりに 結合材の細骨材使用量を 50vol.犯としたポーラスコンク リートの型枠供試体の圧縮・曲げ強度について実験的に 検討をした。 参考文献 1) 湯浅:他 3名, AI]構造系論文集, No.552, pp.37-44 2) エルドン,他2名 :コンクリート工学年次 論文集, Vol.37, No.1,pp.1345-1350 3) くhttp://ww w.jci-net.or. jpj~tc131aj2013-01WG.pdf>2018.4.2 アクセス 4) 柳田:コンクリート工学, Vol.14, No.6, pp.31-34, 1976.6 5) ]CI:性能設計対応型ポーラスコンクリートの 施 工 標 準 と 品 質 保 証 体 制 の 確 立 研 究 委 員 会 報 告 書 , 2015.6 脚注1) レディミクストコンクリートにおいて良好な管 理がなされている目安は,圧縮強度の変動係数が上限値 10見以下であるとされている。 2)破片の長さが小さい側は, 後日の透水試験,保水試験などの供試体とするため,強 度試験を実施していない。 A U T 1 d ヲ -t l ( 引 ロ 一 戸 一 ¥ Z ) 相 ﹁ 羽 町 ト 一 宕 一 21 24 27 30 33 36 39 42 令官隙ギ (00) ゴムシート挿入(白塗印:有,黒塗印:無) 実線.式 (1),式 (l)::l:n'S (破線 n=1,一点鎖線:n= 2,点線:n = 3) 図-1曲げ強度一全空隙率関係 15 ~ 12 ?長 E

2

き 9 ・ 越 容 6 事

3 0 18 21 24 27 30 33 36 39 42 全宅隙率(弘) ゴムシート挿入(白塗印:有,黒塗印:無) 供試体形状(円印:円柱,四角印:角柱) 実線:式(2),式(2)土n'S (破線:n =1,一点、鎖線 n=2,点線:n= 3) 図

-2

圧縮強度一全空隙率関係 1*豊田工業高等専門学校建設工学専攻専攻科生 2*愛知工業大学工学部建築学科准教授博士(工学) ? 豊田工業高等専門学校建築学科教授工博 1

*

Student, AdvancedCourseof Arch., NationalInstituteofTechnology, ToyotaCollege 2

*

Ass, Prof,.Departmentof Architecture, Faculty ofEng., Aichi Institute ofTechnology, Dr. Eng. 3

*

Pro,.fDepartment of Architecture, NationalInstituteofTechnology, Toyota College, Dr. Eng.

参照

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