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この度はデイトナ「ファットボブロングリヤフェンダー」をお買い上げ頂きまして誠にありがとうございます

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Academic year: 2021

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(1)

取り扱い説明書

*取り付ける前に必ずお読み頂き、内容をよく理解して正しくお使い下さい。 *この取り扱い説明書は、いつでも取り出して読めるよう大切に保管して下さい。 *この商品もしくはこの商品を取り付けた車輌を第三者に譲渡する場合は、必ずこの取り扱い説明書も併せてお渡し下さい。

ノーマルヘッド対応ビッグボアキット

:88cc/85cc

適応車種 商品NO. モンキーゴリラ(‘85~)、 JAZZ、マグナ、CD5 0(’93~) 72925 (88cc) 72926 (85cc) R72925/72926①/⑬ この度はデイトナ「ノーマルヘッド対応ビッグボアキット 88cc/85cc」をお買い上げ頂きまして誠にありがとうございま す。 ご使用前には必ずこの取り扱い説明書をよくお読み下さい。また、取り付け前に必ず商品の内容をお確かめ下さい。 なお、万一お気づきの点がございましたら、お買い求めの販売店にご相談ください。

〈 特 徴 〉

 シリンダーヘッドはノーマルを使用し、ピストン、シリンダー等を交換するだけで手軽にパワーアップが可能。  0.8mmチタンコートピストンリングの採用で耐焼き付き性と耐磨耗性アップ。

〈商 品 内 容 〉

№ パーツ名 サイズ(mm) 数 № パーツ名 サイズ(mm) 数

1 アルミシリンダー Φ52/51 1

9 Lサイドカバーガスケット 1

2 ピストン Φ52/51 1

10 Rサイドカバーガスケット 1

3 ピストンリングセット Φ52/51 1

11 エキゾーストガスケット 1

4 ピストンピン 1

12 マニホールドガスケット 1

5 ピストンピンサークリップ 2

13 Oリング 2

6 ヘッドガスケット 1

14 Oリング(大) タペットキャップ用 2

7 ベースガスケット 1

15 ボアアップキット用標識 1

8 ヘッドカバーガスケット 1

〈注 意 事 項 〉

・ 当商品を装着することにより、

排気量が変更となるため、原付2種扱いとなります。

したがって、一般 公道走行の場合は次の条件を満たす必要があります。

下記条件を満たさないで一般公道を走行した場

合は、該当する法令に抵触します

ので、必ず

手続き及び、免許の取得

を行ってから走行をしてくださ い。 ① 運転免許の資格が普通自動二輪(小型二輪)以上であること。 ② 市町村区の役所において、車両登録標識(ナンバープレート)を該当する排気量の物に変更する事。 ③ 任意保険及び自賠責保険の条件が該当排気量に合致している事。 ・ この商品は、

記載されている適合車種以外の車輌には装着を行わない

で下さい。 ・ 取り付けは確実に行って下さい。また、走行中にネジ等が緩まないよう、

トルクレンチを使って所定トルク

で確実に締め付け

を行って下さい。 ・

取り付け後約100km 走行しましたら各部を点検してネジ等の増し締め

を行って下さい。その後は

約500km毎に必ず点検を行い、同様の増し締め

を行って下さい。 ・

走行中に異常が発生した場合は、直ちに車両を安全な場所に停車させ、異常箇所の点検

を行っ て下さい。 ・ この商品は、

予告無しに価格や仕様の変更をする場合があります

。また、

文中に御紹介した商品

についても同様

です。予め御了承下さい。

(2)

72925/72926②/⑬ ・ この商品を装着した場合、排気量が 50ccに比較に大幅にパワーアップしますので、

ノーマルのキャブレ

ターでは吸入空気量不足

になります。

PE24/PE20キャブレター、PC20キャブレター等の同時

装着をお奨めします。

・ この商品を装着した場合、

トルク&パワーは増加しますが、最高回転数はノーマルより低くなります。

最高速調整の為、別売のドライブスプロケット(15 丁)への交換をお奨めします。

(チェーンを長い ものに交換する必要があります。)ドライブスプロケット(15 丁)品番:48424 \1.700(税抜) ・ エンジン出力をさらにアップしたい場合は

ハイカムシャフトへの交換をお奨めします。

・ 排気量が大幅にアップし、熱量も増加するため、

オイルポンプは当社メガオイルポンプを使用して下さ

い。

〔品番 66004 ¥3.800(税抜)〕  この商品の取り付けにあたっては、

設備の整ったオートバイ店もしくは認証整備工場で専門

的な教育を受けた整備士に作業を行って頂く必要

があります。専門外の方が作業を行うと、け がや火傷等の恐れがあり大変危険です。従って、この商品の取り付けは専門のオートバイ店もしくは認証 整備工場へ依頼し、装着を行って下さい。 

この商品を取り付ける際は、車両のジャッキアップ等、危険な作業を行います。作業全般にお

いて、車両転倒等により、重大な事故・怪我をする可能性があります

必ず安全を確保した上で、確認を怠らないよう十分注意し、作業を行ってください。

性能向上のため、関連パーツで必要となる商品がございます。本説明書では関連パーツの商

品に関しては、取り付け手順を省略しております。

予めご了承ください。

※当説明書は、エンジンを車体から降ろしての作業で説明を行っております。

【エンジンの降ろし方】

エンジンを

ろすとサイドスタンドが使用できませんので、車体の保持に、レーシングスタンドを使用

し、車体を固定してください。

1.

左クランクケースカバーの上から出ている配線を辿り、エンジンハ ンガー内側のラバーブーツから、6Pカプラー・黒のギボシを抜き取 ります。

2.

クランクケース下側・ステップを固定しているボルトを緩め、ステッ プ&サイドスタンドを取り外します。 その際、サイドスタンド戻し忘れ防止の配線がある車両は、スイッ チから出ている配線の緑色のカプラーを外しておいてください。 図1 図2

(3)

72925/72926③/⑬ フューエルコック

3.

【ドライブスプロケットを外します。】 クランクケース左側Lサイドカバーを外し、ドライブスプロケットを外 します。 スプロケットを外す際は、ギアを1速にいれ、スプロケットを固定し ているボルトを緩めて取り外します。 その後、フィキシングプレートを回し、フィキシングプレートの凸とカ ウンターシャフトの凹をあわせ、手前に引き抜きます。

4.

【キャブレター・エアークリーナーを外します。】 フューエルコックをオフにし、フューエルホースを抜き ます。 その際、ホースからガソリンが噴き出す場合があり ますので、ウエスなどで、フューエルホースを包み込 むようにし、ガソリンの飛散防止を行ってください。 キャブレターを固定している、図4のマニホールド固 定ボルト、エアークリーナー固定ボルト、エアクリーナ ーインシュレーター固定バンドを緩め、キャブレター・ エアークリーナーをはずします。 フレームNoがAB27以降の車両は、エアークリー ナーにブローバイガス還元のホースが付いています ので、このホースをエアークリーナーから抜きます。

5.

【純正マフラーを外します。】 右記:図A エンジンマウントと共締めしているナットをはずしま す。 右記:図B フレーム側固定ボルト【シートとタンクの間】と、シリ ンダーヘッド側ナットをはずし、マフラーを引き抜き ます。

6.

【プラグキャップ・クラッチケーブルを外します。】 フィキシングプレート

図 B

図 A

図3 図4 緩める 緩める 図6 取外します

(4)

72925/72926④/⑬

7.

【エンジンを車体より降ろします。】 エンジンマウントボルトを抜くと、エンジンが車体より外れます ので、危険防止のため、クランクケース下側に、ジャッキ、又は、 丈夫な箱などを置いて、安全策を講じてから作業を行って下さ い。 クランクケース上側マウントボルト及び、後ろ側マウントボルト のナットを緩め、シャフトを引き抜きます。 ボルトを引き抜く際は、図7のように、 ① 下側エンジンマウントボルトを引き抜きます。 ② 上側エンジンマウントボルトを引き抜きます。 上側エンジンマウントボルトを引き抜くと、エンジンが外れます。

8.

タペットホールカバー・Rサイドカバーを固定しているボルトを予め緩 めておきます。

9.

【Lサイドカバーを外します。】 Lサイドカバーが貼り付いて外れづらい場合は、固定ボルトを サイドカバーに対しネジ部を半分ほどかかった状態にし、ボルトの 頭をプラスティックハンマーでたたくと容易に外す事が出来ます。

10.

【上死点を合わせます。】 フライホイールの’T‘マークをクランクケースの上側(図 10 の位置)切り欠き部に合わせた時、カムスプロケットの’○ ‘マークがシリンダーヘッドの切り欠きに合う位置が、ピスト ンが一番上に達している位置になります。

図9 図7 ナットを外し ボ ル ト を 引 き 抜きます。 図10 マークを合わせる 図8 L シリンダーヘッドサイドカバー固定ボルト 外す 外す

(5)

72925/72926⑤/⑬ 図11

11.

【カムスプロケットを外します。】 カムスプロケットを固定しているボルト(M5×2本)を外し カムスプロケットを取外します。 その後、サイドボルトを緩めシリンダーヘッドより抜き取りま す。

12.

タペットキャップを緩め、取り外します。 シリンダーヘッドを締め付けている、袋ナット(3個)・ナット (1個)を対角線に緩め、ワッシャー(スチール3枚・銅1)を 取り外し、シリンダーヘッドを引き抜き取ります。 ガスケットが貼り付いて、ヘッドが抜けづらい場合は、プラ スティックハンマーで、ヘッド本体を軽く叩きながら、シリン ダーヘッドを引き抜いてください。 シリンダーヘッドからヘッドガスケットをスクレイパー等で綺 麗にはがして下さい。

13.

【シリンダーを抜き取ります。(上記図の部品)】 ①ローラーガイドシャフトを緩め、シリンダーより取外します。②ローラーガイドをシリンダーのカムチェーン通路より取外 します。③シリンダーサイドボルトを緩め、シリンダーを引き抜きます。この際、ガスケットの貼りつきがあり、取外し困難 な場合は、シリンダーをプラスティックハンマーで軽く叩き、引き抜いてください。 クランクケースにウエス(布)をいれ、クランクケース内部に異物が入らないようにし、④ピストンピンサークリップを外 し、ピストンピンをピストンから引き抜きます。ピストンがクランクから外れたら、シリンダーベースガスケットをスクレイパ ーなどできれいにはがしてください。この際、ノックピンOリングをシリンダー及びクランクケースから取り外してくださ い。 Oリング ノックピン 図12 図13 外す 外す

(6)

72925/72926⑥/⑬

14.

ピストンの片側にサークリップを1個装着します。 クランクにピストンを装着する際、片側装着しておくと、作 業がスムースに運びます。 ピストンピンサークリップが、確実にピストンに装着されている 事を確認してください。 又、サークリップの変形・歪みが発生した場合は、そのサーク リップの使用は避け、当社補修品番【31796:¥300(税 抜)】を使用してください。

15.

【ピストンリングを装着します。】 リングの名称・仕様は下記のようになります。 ①:トップリング リング外周部分にチタンコーティング【銀色】を採用し、耐磨耗 性・フリクションの低減を図っています。 リングの合口部分に”T“又は”TP“マークがあります。 リング組み付け時は、”T“又は”TP“マークを上側に向け組み 付けを行います。 ②:セカンドリング パーカライジング処理【表面に燐酸塩皮膜を作る防錆処理】 を採用。リング表面色:黒色 リングの合口部分に”T“又は”TP“マークがあります。 リング組み付け時は、”T“又は”TP“マークを上側に向け組み 付けを行います。 オイルリング:③サイドレールと④スペーサーで構成。 スペーサーをサイドレールで挟み込むようにして組み付けます。 組み付け方法は、スペーサーをリング溝へ入れてから、サイド レールをスペーサーの上下へ入れます。 各リングの組み付け角度は、図を参照してください。

16.

【ピストンをコネクティングロッドへ組み付けます。】 クランクケースに異物が入らないよう、ウエス等でカバーをし、

EXの刻印

を下側に向け位置を合わせます。 ピストンピン・ピストンリングに4stオイルを塗布し、ピスト ン・コネクティングロッド小端部に通します。 その後、ピストンピンサークリップをピストンに装着します。 ピストンピンサークリップが、確実にピストンに装着されている 事を確認してください。 又、サークリップの変形・歪みが発生した場合は、そのサーク リップの使用は避け、当社補修品番【31796:¥300(税 抜)】を使用してください。

上記の事を怠ると、エンジン始動時にサークリップ

が外れ、エンジンが壊れる恐れがあります。

図14 図15 図16

(7)

72925/72926⑦/⑬

17.

シリンダーベースガスケット(ペーパータイプ:1枚)・ノックピン (Φ8×12mm:2個)・Oリング(ゴム製・オレンジ色:1個)を 装着します。 左クランクケース上下(Φ8×12)スタッドボルトにノックピンを 装着します。 シリンダーベースガスケットを装着し、図の部分にOリングを装 着します。 Oリング装着の際は、グリスを塗布し、クランクケースに装着す ると、Oリングの脱落防止になり、作業がスムースに行えます。

18.

【シリンダーを装着します。】 シリンダー内側に4stオイルを塗布し、スタッドボルトにシリンダ ー・ピストンを通します。 シリンダーにピストンを入れる際に、ピストンリングが引っかかり ますので、ピストンリングを押さえながら、ピストンを装着してく ださい。 シリンダーの装着は、慎重に行ってください。無理にピストンを 挿入すると、ピストンリングが破損します。各ピストンリング全周 が、シリンダーに挿入されていることを確認しながら作業を行っ てください。

19.

【シリンダーにカムチェーンガイドローラーを装着します。】 シリンダーが抜けないよう、シリンダーサイドボルトでシリンダーを 仮留めし、チェーンを引き出し、ガイドローラー固定ボルトにてガ イドローラーを装着します。 (手順23以降で、本締めを行ってください。この段階での本締 めは必要ありません。) ■ ガイドローラーボルト締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m 図19 図17 図18

(8)

72925/72926⑧/⑬

20.

ロッカーアームのロックナットを緩めます。 シリンダーヘッド装着後に、タペットクリアランス調整をしますの で、この段階では本締めの必要はありません。

21.

【シリンダーヘッドを装着します。】 ノックピン(Φ8×14:2個)を右クランクケー ス上側、左クランクケース下側(Φ8×14)の スタッドボルトに通し、シリンダーへ差し込みま す。 ヘッドガスケット(金属)を装着し、Oリング(オ レンジ色)にグリスを塗布し、図22の位置に 装着します。 シリンダーヘッド・ヘッドカバーガスケット・ヘッド カバーの順で装着します。 取り付け手順

12

で取外した、シリンダーヘッドを締め付けていた袋ナット3個・ナット1個・スチール製平ワッシャー3 枚・銅ワッシャー1枚を使用し、図22の装着箇所へ規定トルクにて締め付けを行ってください。 ■ シリンダーヘッド締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m

22.

【カムチェーンスプロケットの装着を行います。】

シリンダーヘッド・シリンダーのサイドボルトを規定トルク

で締め付けます。 ■ サイドボルト締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m カムシャフトの中心にノックピン(Φ8×12:1個)を組み込みま す。 組み付け手順

10

で行ったように、フライホイールの”T“マークを クランクケース側切り欠きにあわせます。 “T“マークをあわせたまま、カムチェーンにカムチェーンスプロケット を取り付け、カムチェーンスプロケットの”○”マークとシリンダーヘッ ドの切り欠きを合わせ、カムシャフトの位置を調整して、カムチェー ンスプロケット固定ボルトを規定トルクで締め付けます。 ■ カムチェーンスプロケット締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合)0.8kg/m~1.2kg/m 図20 図23 図22

(9)

72925/72926⑨/⑬

23.

【タペットクリアランスの調整を行います。】 この作業を行う場合、専用工具が必要になります。 ●シックネスゲージ 品番44325 ¥1,400(税抜) ●タペットアジャストレンチ 品番32410 ¥1,950(税抜) シックネスゲージの0.05mm・プレートに4stオイルを薄く塗布し、 アジャストスクリュー先端とインテークorエキゾーストバルブ先端の 間にシックネスゲージを挟みこむようにあてがいます。 シックネスゲージをスライドさせながらタペットアジャストレンチでア ジャストスクリューを回します。 シックネスゲージをスライドさせながら、アジャストスクリューを回し ていく中で、シックネスゲージの動きに多少の引っかかりが出てき たポイントが適正なクリアランスになります。 このポイントで、アジャストスクリューのロックナットを規定トルクで固 定します。この作業は、インテーク側・エキゾースト側共通の作業で す。 ■ ロックナット締め付けトルク トルク(Nmの場合) 7Nm~11Nm トルク(Kg/mの場合) 0.7Kg/m~1.1Kg/m タペットクリアランスが狭すぎたり、広すぎたりした場合、カムシャフトの損傷・ロッカーアームの偏磨耗の原因となります。 適正なクリアランスで設定するよう確認しながら作業を行ってください。

24.

【シリンダーヘッドサイドカバーの取り付け。】 手順

12

で取外した、タペットキャップを規定トルクで取り 付けます。 ■ タペットキャップ締め付けトルク トルク(Nmの場合) 10Nm~14Nm トルク(Kg/mの場合) 1.0Kg/m~1.4Kg/m 次に、Rシリンダーヘッドサイドカバーを外し、商品付属のガ スケットを使用し、シリンダーヘッドに規定トルクで取り付け ます。 ■ Rサイドカバーボルト締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m 次に、手順9で取り外したLシリンダーヘッドサイドカバーを 商品付属のガスケットを使用し、シリンダーヘッドに規定ト ルクで取り付けます。 ■ Rサイドカバーボルト締め付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m 図24 Rシリンダーヘッドサイドカバー Lシリンダーヘッドサイドカバー 図25

(10)

72925/72926⑩/⑬

25.

【純正マニホールドの装着】 シリンダーヘッドとマニホールドの間にマニホールドガスケットを使 用し、純正ボルトで取り付けを行います。 ビッグキャブを装着する場合は、ビッグキャブ用マニホールドに合 ったマニホールドガスケットを使用して下さい。

26.

【スパークプラグを交換します。】 排気量が上がり、エンジン出力が増大しているため、スパークプラグはNGK「CR7HSA」に変更してください。

27.

【エンジンを車体に搭載します。】 危険防止のため、クランクケース下側に、ジャッキ、又は、 丈夫な箱などを置いて、安全策を講じてから作業を行って下さ い。 エンジンをフレームのエンジンハンガーに合わせ、上側のエンジン マウントボルトを通します。 次に下側エンジンマウントボルトを通し、上下のエンジンマウント ボルトに、ナットを規定トルクで締め付けます。 ■ エンジンマウントボルト締め付けトルク トルク(Nmの場合) 20Nm~25Nm トルク(Kg/mの場合) 2.0Kg/m~2.5Kg/m

28.

【ドライブスプロケットを装着します。】 ギアを1速に入れた状態でドライブスプロケットをカウンターシ ャフトに組み付け、フィクシングプレ-トを嵌め、ボルト2本で固 定して下さい。 Lクランクケースカバーを元のように取り付けて下さい。 ■ フィキシングプレート締め付けボルト締め 付けトルク トルク(Nmの場合) 8Nm~12Nm トルク(Kg/mの場合) 0.8Kg/m~1.2Kg/m

※ノーマルクラッチを使用している場合、最高速調整の為ドライブスプロケットを 15 丁へ交換する必

要があります。当社、1 次側強化 3 ディスククラッチキットを使用している場合、1 次減速比が高速

型になっており、ドライブスプロケットを 15 丁へ交換した時と、同様の効果が得られます。

図 27 マ ニ ホ ー ル ド ガスケット 図28 図27 ボルトを通し、ナッ トを締める

(11)

72925/72926⑪/⑬

●ビッグボアキットの装着は以上です。キャブレター・オイルポンプ、マフラー等については、変更が必要

となりますので、装着の際は、交換された商品の取扱説明書をご参照ください。

【必要パーツ及びオプションパーツ】

品番 品名 本体価格(税抜) 説明 66004 メガオイルポンプ ¥3,800 排気量アップで熱量が上がるため、オイルポンプの交換が必要です。 39191 ハイカムシャフト ¥6,500 ノーマルヘッド限界までリフト量をアップし、低中速~最高回転まで全域パワーアップを実現 29747 強化カムチェーン25HS ¥2,500 エンジン出力が飛躍的に上がります。ノーマルカムチェーンで発生するキンクを事前に防止します。 62144 強化スタッドボルト(ナット付き) ¥3,600 クロームモリブデン鋼を使用した髙引張強度仕様のスタッドボルト(ロングキャップナット付属) 62143 強化スタッドボルト ¥3,000 クロームモリブデン鋼を使用した髙引張強度仕様のスタッドボルト 26415 強化バルブスプリング ¥1,400 髙回転時のサージングを防止します。 34787 PE24キャブレター ¥13,500 ノーマルキャブレターが使用できませんので、このキャブレターキッ トを装着する必要があります。※メインジェット&スロージェットの交 換が必要です。 34785 PE20キャブレター ¥13,000 ノーマルキャブレターが使用できませんので、このキャブレターキッ トを装着する必要があります。※メインジェット&スロージェットの交 換が必要です。 69939 PEキャブ取り付けKIT ¥12,000 PE20/24 キャブレターを装着する際に必要なKitです。 69937 PC20ビッグキャブKIT ¥15,800 ノーマルキャブレターが使用できませんので、このキャブレターキッ トを装着する必要があります。※メインジェットのセッティングが必 要です。 29240 スーパーハイスロットルキ ット ¥3,900 ディスクブレーキに変更し、純正のスロットルホルダーを使用しない 車両用のスロットルホルダー・スロットルスリーブ・ケーブルがセット のハイスロキット。(PEキャブ装着の際) 64172 オイルクーラーキット 10 段 ¥25,000 エンジン出力が上がり、熱量も増える為、オイルの温度上昇を抑 えるオイルクーラーキット。ノーマルクラッチカバーの場合は、別途 オイルクーラー取り出し口が必要です。 63520 オイルクーラーキット 7 段 ¥23,000 エンジン出力が上がり、熱量も増える為、オイルの温度上昇を抑 えるオイルクーラーキット。ノーマルクラッチカバーの場合は、別途 オイルクーラー取り出し口【品番33241・¥6,825(税込み)】 が必要です。 33822 オイルクーラー取り出し 口 セ ッ ト ( モ ン キ ー ‘ 78 ~ ’ 91 、 ゴ リ ラ ‘ 78 ~ ‘84) ¥6,500 ノーマルクラッチカバー仕様でオイルクーラーを装着する際の必需 品。2 次側クラッチの場合は必要ありません。 68131 1次側強化3ディスクク ラッチキット ¥8,800 エンジン出力が飛躍的に上がりますので、駆動系トラブル&エン ジントラブルの軽減を図ります。 37304 レーシングアップマフラー (カーボンショートサイレン サー) ¥26,000 ロングサイレンサータイプと同様に性能にこだわって設計!エキパ イをスチール製のメッキにすることでコストパフォーマンスにも優れ ます。100cc超エンジンまで対応 48424 ドライブスプロケット 15 丁 ¥1,700 上記、税抜価格は2010年4月現在の価格になります

(12)

72925/72926⑫/⑬

【補修品】

品番 品名 本体価格(税抜) 説明 39175 シリンダー(88cc) ¥15,000 補修用アルミシリンダー。 26539 シリンダー(85cc) ¥15,000 補修用アルミシリンダー。 39187 ピストンKIT(88cc) ¥8,500 ピストン、ピストンリング、サークリップ、ピストンピン、ガスケットセットのセット 39188 ピストンKIT(85cc) ¥8,500 ピストン、ピストンリング、サークリップ、ピストンピン、ガスケットセットのセット 39189 ピストン単体(88cc) ¥4,000 ピストンのみ 39190 ピストン単体(85cc) ¥4,000 ピストンのみ 39185 ピストンリングセット (88cc) ¥3,000 トップリング・セカンドリング・オイルリングの補修品。 26542 ピストンリングセット (85cc) ¥3,000 トップリング・セカンドリング・オイルリングの補修品。 31795 ピストンピンΦ9 ¥500 ピストンピンの1本の販売品です。 31796 サークリップセット ¥300 ピストンサークリップ2個セット 61683 ガスケットセット ¥2,800 ビッグボアキット装着の際に使用した、Oリング・ガスケットが1パッ ケージになった、補修用ガスケットセット。 上記、税抜価格は2010年4月現在の価格になります。

(13)

72925/72926⑬/⑬

<構成部品>

〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 4805 *この用紙は再生紙を使用しております。 ◎デイトナ商品についてのご質問、ご意見は、「フリーダイヤルお客様相談窓口」0120-60-4955までお願い致します。 ⑫マニホールドガスケット ⑥ヘッドガスケット ⑩Rサイドガスケット ⑧ヘッドカバーガスケット ⑨Lサイドカバーガスケット ①アルミシリンダー ⑬Oリング(大) ③ピストンリング ②ピストン ④ピストンピン ⑤ピストンピンサークリップ ⑦ベースガスケット ⑭Oリング ⑪エキゾーストガスケット

参照

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