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Oracle WebCenter Contentの卓越したパフォーマンスとスケーラビリティ

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Academic year: 2021

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Oracleホワイト・ペーパー 2011年7月

Oracle WebCenter Contentの卓越したパ

フォーマンスとスケーラビリティ

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はじめに

Oracle WebCenter Contentは、スケーラビリティとパフォーマンスに優れたエンタープライズ・コン テ ン ツ 管 理 シ ス テ ム で す 。 Document Management 、 Content Publishing 、 Imaging 、 Records Management な どの Oracle WebCenter Content の コンポーネ ントはす べて、 Oracle WebCenter Contentリポジトリ上で動作します。Oracle WebCenter Contentリポジトリは、取得量の多い請求処理 アプリケーションや消費量の多いWebサイトなどの幅広いコンテンツ管理ソリューションに対応する よう設計されています。11gバージョンのOracle WebCenter Contentは、非常に大容量のコンテンツを 処理する際にも卓越したパフォーマンスを実現するよう拡張されており、1日当たり1億項目以上とい うコンテンツ取得速度にも対応しています。

Oracle WebCenter Contentのアーキテクチャ

次の図に、アーキテクチャの概要を示します。

Oracle WebCenter Content 11gは、Oracle WebLogicアプリケーション・サーバーの管理対象サーバーと して配置されます。また、Oracle Identity Management、Oracle Enterprise Manager、Oracle Web Services Managerなどの各種Oracle Fusion Middlewareテクノロジー製品と標準で統合されています。これらの エンタープライズ統合や実証済みのスケーラビリティ、コンテンツ管理機能によって、 Oracle WebCenter Contentはすべての非構造化コンテンツ要件を満たす理想的な戦略的リポジトリになりま した。

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大容量のコンテンツ・アプリケーションおよびイメージング・アプリケー

ションの特徴

多くの大規模組織において、クリティカルなビジネス・アプリケーションは、大量のコンテンツ処 理に依存しています。買掛金勘定や売掛金勘定、人事管理では、非常に大量の紙文書が発生してお り、これらを管理するためには、スキャンしてリポジトリに格納する必要があります。非常に大き な企業では、実際のところ1日に何百万もの新規文書を管理する必要に迫られています。 保険などの特定の業界では、中規模組織であっても大量のドキュメントを取り扱わなければなりま せん。しかし、保険給付明細書や支払い明細書、請求に関する処理では大量のコンテンツが作られ る一方で、消費者の数は非常に少ない(おそらく数百名)場合があります。そして、コンテンツ検 索機能が効率化されているため、その場限りのキーワードや全文検索ではなく、周知のメタデータ (請求番号や顧客ID)を使用してすばやくコンテンツを取得できます。さらに、このような大容量の イメージング・アプリケーションではコンテンツを(HTMLやPDFに)変換する必要はありません。 コンテンツは初めからTIFFやPDFで作られ、この形式のまま使用されます。

高パフォーマンスのWebアクセス/配信の特徴

Oracle Oracle WebCenter Contentは、パフォーマンスの高いWebサイトを提供するために多くの組織で 使用されています。このようなサイトでは、コントリビュータが少ない場合(インターネット・サ イト)と多数のコントリビュータがいる場合(企業のイントラネット)があります。厳密に情報提 供のみを目的としたサイトもあれば、カタログまたはカスタムWebアプリケーションの一部としてこ の情報を構造化情報と組み合わせたサイトもあります。 パフォーマンスに優れた公開Webサイトの特徴として、コントリビュータが比較的少なく(数十~数 百名)、ビューアが多い(数千~数百万名)という点があります。このようなサイトでは通常、強 力なメタデータ編成機能と全文検索機能があります。また、堅牢なコンテンツ変換機能として、イ メージ変換(Photoshopイメージから複数サイズのJPEG形式のレンディションへの変換)やテキスト 変換(ラップトップだけでなくモバイル・デバイスでも表示できるように、Wordドキュメントから HTMLへの変換)が求められる傾向があります。 表1. 大容量のイメージング・アプリケーションとWebサイト/Webアプリケーションの比較 アプリケーション 入力量 ビューア 検索 変換 イメージング/大量取得 非常に大量 数名 数個のフィールド ほとんど、または まったくない Web/大量配信 少量から中程度 数千~数百万名 全文検索、メタデータと組 み合わせる場合もある 非常に多い

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汎用ハードウェアを使用した場合のコンテンツの取得とWeb配信のパ

フォーマンス

オラクルは、単一ノードのOracle WebCenter Contentサーバーを使用して、一度に取得できるコンテン ツの量を測定するテストを実施しました。テストで使用された構成は請求処理や買掛金アプリケー ションに要求される構成と類似したものであり、汎用ハードウェア(2CPU 2.33GHz Xeon、16GB RAM)上で実行されました。

また、さまざまなファイル・サイズ(4~250KB)とファイル・タイプ(テキスト、MS Office、PDF) を使用してテストが実施されました。これらのテスト結果を次に示します。

表2. さまざまなファイル・サイズを使用した、Oracle WebCenter Content 11gの大量取得テスト

ファイル・サイズ 4KB 20KB 40KB 100KB 200KB チェックインされた コンテンツ/秒 270.00 187.00 162.00 149.00 128.00 チェックインされた コンテンツ/24時間 23,328,000 16,156,800 13,996,800 12,873,600 11,059,200 Contentサーバーの CPU使用率(%) 62.38 44.71 41.0 42.19 43.33 データベース・サーバーの CPU使用率(%) 51.07 58.53 57.19 57.20 58.54 上記の結果表が示すとおり、汎用サーバー・ハードウェアを使用した単一ノードのOracle WebCenter Content 11gは、1日当たり約1,100万~2,300万のコンテンツ項目を取得できます。 大量取得に加えて、企業のイントラネット・サイトやエクストラネット・サイト、また一般公開の ドットコム・サイトを含む動的な Webサイトの高速配信を、同じ構成で実現できます。Oracle WebCenter Content 11g以降は、Site Studio for External Applicationsと呼ばれる大量Webコンテンツの公 開アーキテクチャが提供されています。消費パフォーマンス・メトリックは、汎用ハードウェア上 で同じように優れたものとなっています。

表3. Oracle WebCenter Content 11gを使用したWebコンテンツ管理のページ・アクセス/配信パフォーマンス

ページ・アクセス/秒 124 ページ・アクセス/時間 446,400 ページ・アクセス/秒 89% ここで注目すべき重要なポイントは、CPU使用率から判断すると、異なるインフラストラクチャを 使用した場合、ソフトウェアはさらに高い消費速度を達成できる可能性があるという点です。 WebCenter Contentサーバーでもデータベース・サーバーでも、CPU使用率が100%近くに達したこと

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このようなアプリケーションはI/O制限を受けているアプリケーションと呼ばれ、全体的なパフォー マンスがハード・ディスク速度やネットワーク帯域幅によって制限されています。

Sun Oracle Database Machineを使用した場合のパフォーマンス

パフォーマンスを次の段階に引き上げるには、I/O制限の解決に特化したハードウェア、つまりSun Oracle Database Machineなどのハードウェアを使用する必要があります。Sun Oracle Database Machine はトランザクション処理アプリケーションを実行できる唯一のデータベース・マシンとして、あら ゆるデータベース・ワークロードに対して世界最速のスピードを実現します。このシステムの中核 となるOracle Exadata Storage Serverにはスマート・ストレージ・ソフトウェアが組み込まれています。 スマート・ストレージ・ソフトウェアはデータ集中型の問合せ処理をOracle Database 11gサーバーか らオフロードし、データのそばで実行します。

オラクルは、Sun Oracle Database Machine クォーターラック・ハードウェアおよびハーフラック・ハー ドウェアの両方で、100KBのファイルを使用して追加のテストを実施しました。結果は次のとおりです。

表4. Sun Oracle Database Machineを使用した、Oracle WebCenter Content 11gの取得テスト クォーターラック・ハードウェアを使用した単一 のContentサーバー ハーフラック・ハードウェアを使用した2ノードの Contentサーバー ページ・アクセス/秒 1060 2070 ページ・アクセス/時間 91,584,000 178,848,000

上記の結果から分かるとおり、単一ノードのOracle WebCenter Content 11gでは、クォーターラッ ク・ハードウェアのSun Oracle Database Machine(Oracle Database 11g Release2とOracle Exadata Storage Serverソフトウェアを含む)を使用した場合では1日で9,100万以上のファイルを、ハーフラック・ハー ドウェアのSun Oracle Database Machineでは1日で1億7,900万近いファイルをそれぞれ取得できます。 ここで注目すべき重要な点は、ひとたびハードウェアとネットワークによるボトルネックが取り除 かれると、Oracle WebCenter Content 11gは約95%の割合でスケーラビリティを発揮し、極めて高い パフォーマンスのコンテンツ管理ソリューションを実現するということです。

結論

オラクルは、もっとも完全でオープンな統一コンテンツ管理プラットフォームを提供します。この プラットフォームを利用すると、大容量のイメージング・アプリケーション(買掛金処理や請求処 理など)と高パフォーマンスのWebサイトの両方を1つのリポジトリ上に構築できます。このシンプ ルでスマート、かつ非常にスケーラブルなソリューションによって、ハードウェアの制限に至らな い限り1日に数千万もの処理件数に対応できる卓越したコンテンツ統合が実現されます。このソ リューションを、あらゆるデータベース・ワークロードに対して世界最速を誇るSun Oracle Database Machineと組み合わせて使用すると、わずか2ノードのOracle WebCenter Contentサーバーとハーフラッ ク・ハードウェアからなる構成で、Oracle WebCenter Contentは1日に数億項目を処理できるスケーラ ビリティを実現します。

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Oracle WebCenter Contentの卓越した パフォーマンスとスケーラビリティ 著者:Vijay Ramanathan、Michelle Huff 2011年7月 Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問い合わせ窓口: 電話:+1.650.506.7000 ファクシミリ:+1.650.506.7200 www.oracle.com/goto/webcenter/content

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AMD、Opteron、AMDロゴおよびAMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devicesの商標または登録商標です。IntelおよびIntel Xeon は Intel Corporation の 商 標ま たは 登 録商 標 です 。 すべ ての SPARC 商 標 は ライ セン ス に基 づ いて 使用 され る SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはX/Open Company, Ltd.によってライセンス提供された登録商標です。0410

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