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年度の検査や調査の結果でも見られたとおり, 依然として他の技 能よりも苦手としている生徒が多いと思われる 3 年 A 組は, 男女ともに, ペアでの活動やグループ活動におい て, お互いを気遣いつつ, 級友と積極的に参加する生徒が多い学 級である 全体としては比較的高い学力をもつ集団であるが, 生

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Academic year: 2021

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英 語 科 授 業 案

日 時 平成22年10月22日(金) 13:40~14:30 公開授業Ⅱ 生 徒 3年A組 男子23名 女子16名 授業場 3年A組 授業者 若 林 幹 浩

1 単元名 ONE WORLD English Course 3 Unit2 Lesson5 Today’s News

2 単元の目標 間接疑問文や現在分詞及び過去分詞を用いた後置修飾・接触節の形・意味・用法を理解し表現すること ができる。また,教科書本文をもとにして,会話活動を継続しようとすることができる。 3 単元について (1) 単元観 本単元では,本文中で英語のニュース放送やコマーシャルの内容を題材として扱う。ニュース番組は, 毎日の生活の中でテレビ放送されており,生徒達にとって目にすることが比較的多い身近なものである。 本単元で扱われる英語で放送されるニュース番組についても,映画のワンシーンで登場するものを見た りなど,目にする機会が増えつつある。ニュースの情報を外国語である英語を通して理解することは, より日常生活の中で使われる英語を学ぶ機会であり,生徒にとって関心の高いと考える。また,その内 容についてはアメリカにおける自然災害,韓国のキムチ用冷蔵庫やキムチ作りの祭りに関する海外レポ ート,旅行会社のコマーシャルなど,他国の文化的側面をうかがうことのできるものである。 文法事項としては,間接疑問文,現在分詞,過去分詞及び接触節を用いた後置修飾を扱う。間接疑問 文は,これまでに学習した疑問文とは構造が異なり,疑問詞に続く節の部分が疑問詞を伴うにもかかわ らず,肯定文の語順となる。さらに,1年生時に現在進行形,2年生時の動名詞,また,3年生の Lesson 1における受動態,Lesson2,3 の現在完了を学習した際にそれぞれ既習の事項である現在分詞(動詞の原 型+~ing 形)と,過去分詞を用いた後置修飾について学習する。これまで学習した表現における現在分 詞・過去分詞の働きと,本単元で学習する後置修飾における働きの違いを峻別し,後置修飾の構造を含 む英文において,現在分詞と過去分詞がどの位置でどのような働きを持つのか理解することが大切であ る。接触節にいついては,また,Lesson6 で学習する関係代名詞の文型を理解するうえで,この単元で 特にしっかりとした理解が望まれる事項である。 (2) 生徒観 本年度5月に実施されたNRT(標準学力検査)の結果,授業学級である3年A組は,英語の学力偏 差値について全国基準(50.0)と比較し,学級全体が60.2(標準偏差7.6),男子59.3(標 準偏差7.1),女子61.4(標準偏差8.0)であり,学力は比較的高い集団であると考えられる。ま た,技能領域別の正答率は,高いものから順に,「読むこと」(83.7%),「聞くこと」(83.1%), 「話すこと」(80.5%),「書くこと」(76.7%)となった。「書くこと」の領域については,2年 時の同検査でも見られた傾向であるが,正答率を見ると他の3技能と比較して,低いものとなった。昨

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年度の検査や調査の結果でも見られたとおり,依然として他の技 能よりも苦手としている生徒が多いと思われる。 3年A組は,男女ともに,ペアでの活動やグループ活動におい て,お互いを気遣いつつ,級友と積極的に参加する生徒が多い学 級である。全体としては比較的高い学力をもつ集団であるが,生 徒の習熟度には差が見られ,学習に参加する意欲は持ちながら, 他の生徒と同じペースで学習活動を進めることに困難が伴う生徒 も数名見られる。しかしながら,課題に取り組む際,お互いにアイディアを出し合ったり,教え合った りしながら学習活動に取り組む姿もよくみられる。 ☆現在の自分について答えて下さい。次の質問について,あてはまる数字を○で囲んで下さい。 4(よくあてはまる) 3(どちらかといえばあてはまる) 2(どちらかといえばあてはまらない) 1(まったくあてはまらない) 認知・感情・行動の傾向アンケート結果(実施数:39 人 4段階評価 本単元指導前に実施)※(R)は逆転項目。 上の表は,総論に述べられている認知・感情・行動の傾向調査を,本単元指導前に授業学級の3年A組 で実施した結果を示している。この結果より,改善したいものとして特に注目したいのが質問事項5,6, 9である。5については,課題の難易度が上昇することで取り組む意欲の減退が見られがちな部分が現わ れており,課題の設定の仕方を工夫することによって円滑に学習活動がなされるようにすることで改善し たい。7については,「書く活動」に関するものである。「書く」活動は,学習意欲向上へつながる手立て と考えているが,それを通して「書く活動」自体にも親しみながら抵抗感を緩和し,書く力の前提となる, 書くための意欲面を改善したい。9については,本校英語科の目指す生徒像具現化そのものに関する項目 である。1・2を選択している生徒が9人と少ないわけではない。より多くの生徒が既習事項や新しい表 現を身に付けながら積極的にコミュニケーションをとろうとする意欲を高めていくことができるよう,既 習事項の有用性と,英語を用いてコミュニケーションができたという自己有用感を生徒達の中に育ててい きたい。 (3) 指導観 分詞や接触節の後置修飾については,英文中の名詞を分詞や節が後ろから修飾する文型である。これ らを含む表現を用いることで,英文中の名詞をより詳しく,より豊かな情報とともに相手に伝えること ができることが可能となると考える。後置修飾の例として現在まで学習した事項の中では,2年時で学 習した不定詞の形容詞的用法があるが,通常の日本語の文では見られない構造でもあり,生徒にとって は理解,定着しづらい学習事項であるといえる。 学習行動 質問事項 平均値 回答数(人) 4 3 2 1 情報 収集 1 英語で話すことについて,さらにいろいろなことを勉強したいと思う。 3.30 14 21 1 1 2 英語でわからないことがあれば,教科書の単語リストや辞書などを使って調べるか,質問する。 3.51 24 9 3 1 3 これまで知らなかった英語の表現を身につけることに興味はない。(R) 1.73 2 3 15 17 挑戦 4 多少難しい英語の課題でも取り組んでみようと思う。 3.11 13 16 7 1 5 少しでも英語の課題が難しいと感じると,すぐやる気がなくなってしまう。(R) 2.03 3 9 11 14 6 英語は,先生が教えてくれることさえ勉強すればよいと思う。(R) 2.14 3 8 17 9 独立 達成 7 少しまとまった分量の英語の文を書くことには消極的になる。(R) 2.27 7 7 12 11 8 英語の課題が多少難しくても,自分の力でできるところまでやっている。 3.49 22 12 2 1 9 様々な表現を使いながら,英語を使って話すことにどんどん取り組みたい。 3.11 14 14 8 1 深い 思考 10 英語で話すとき,相手にわかりやすく伝えられるよう表現に工夫している。 3.14 13 17 6 1 11 英語で書くとき,正しい文の構造や語順にしよう,という意識はうすい。(R) 1.84 4 1 17 15 12 英語の会話で相手の話を聞くとき,わからないことがあれば,類推しながら聞いている。 3.14 13 17 6 1 自発 学習 13 特に言われなくても,わかっていない英語の表現や単語・熟語などを自分で学習しようと意識している。 3.00 9 20 7 1 14 英語では,先生に指示されたことだけ学習すればよいと思っている。(R) 1.95 2 7 15 13 15 まだ知らない英語の表現を自分からどんどん身につけたいと思っている。 3.24 17 14 4 2 図1 3年A組NRTにおける各領域の正 答率(%)

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そこで本時の学習活動では,後置修飾について理解をさらに深め,それをもとに即興の会話を行い, 単元を学習したことで,生徒がさらに豊かな情報を含んだ英語による発信が可能になることを体験した り,既習事項の有用性を感じる機会とし,英語でコミュニケーションをとろうとする意欲,そして未知 の表現や語彙をさらに学ぼうとする意欲につなげていきたい。また,教科書本文を元に,その内容を発 展的に扱うことで既習事項の有用性を感じさせる機会としたい。 4 単元の評価基準 5 研究とのかかわり 自己効力感を高める手立て (1)「書く活動」に視点を置き,4技能の統合を意識した課題設定を取り入れる。A 本校英語科では,英語学習における「書く活動」を,まとまった量の文章を書くことのみならず,コ ミュニケーション活動をスムーズに行うための「媒体」として考える。によって,既習事項を確認・定 着させ,学習課題を明確にするとともに,相手に伝えたいことや相手に聞きたいことを整理確認し,自 信を持ってスムーズに意思や情報を伝えたり聞いたりすることが可能となると考える。さらに,「書く活 動」を行うことで,自分の改善すべき点に気付き,他技能を補強・強化し得る側面も重要な視点である。 (2)既習事項を活用できる課題とその段階設定を取り入れる。B 適度な難易度を持った課題の段階を設定することが,学習活動における既習事項活用の有用性を実感 することにつながると考える。それらの結果として,「英語を使ってコミュニケーションが取れた」とい う生徒の自己効力感,さらにコミュニケーションの幅を広げる未知の学習事項へ取り組む意欲を育て, より主体的な英語学習へとつなげていけると考えている。 6 単元計画 コミュニケーションへの関 心・意欲・態度 表現の能力 理解の能力 言語や文化に対する 知識・理解

ア 課題に沿った書く活動を 元にして,各基本文を用いなが ら会話を続けようとする。

ア ペアやグループで本文を 正しく音読することができる。

イ 既習の表現を用いて作文 し,そこから話題を膨らませて 会話を継続することができる。

ア 間接疑問文や分詞,接触 節の働きや,それらを含むまと まりのある文を読んだり聞い たりして内容を把握すること ができる。

ア 間接疑問文,分詞の後置 修飾,接触節の文型を理解する ことができる。 時間 学習事項 主な学習活動 手立て 評価 関 表 理 知 1・2 §1 pp60~61 間接疑問文 ○間接疑問文の導入 ○§1 本文 新出語彙・本文内容確認・音読練習 B ○アメリカの天災に関するニュースの内容を理解する。

ア 3・4 §2① pp62~63 分詞の後置修飾① ○分詞の後置修飾 導入・活動 A ○§2 本文 新出語彙・本文内容確認・音読練習 B ○韓国のキムチ冷蔵庫やキムジャンについての海外レポートの内容を理 解する。

ア 5 本時 §2② 分詞の後置修飾② ○本文に出てくる基本文を使い,本文で扱われていた韓国の文化に対し, 日本の文化について対話する。 A

イ 6・7 §3 pp64~65 接触節 ○接触節の導入・活動 A ○§3 本文 新出語彙・本文内容確認・音読練習 B ○旅行会社による月へのパッケージ旅行のコマーシャルの内容を理解す る。

ア 8 Lesson5 Task pp66~67 ○単元における基本文型(間接疑問文・現在分詞と過去分詞の後置修飾・ 接触節)や語彙の確認問題。B

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7 本時案 (1) 本時の目標 日本やアメリカの文化に関する英文を通して,分詞の後置修飾に慣れ,それを元に日本文化について 作文し,即興の対話活動を積極的に行うことができる。 (2) 本時の展開(本時5/8) (○…発問,△…補助発問,□…指示,説明) 学習活動 主な働きかけ・手立て・【評価方法】 備考 1 前時に学習した Lesson5§2 本文の音 読練習をすることができる。 2 §2 の本文について,内容理解の質問 に答えることができる。 3 日本の文化に関わる題材で本文の分 詞を含む文を元にしながら題材を表 す文を表現することができる。 4 日本の文化に関する事柄について作 文し,ペアによる即興の会話すること ができる。 5 教師と即興の会話を行うことができ る。 □ 前の時間に練習した Lesson5 §2 本文 の読みを復習しましょう。 【観察】 ・教師の後に本文を音読する。 ○ 本文の韓国に関する内容について質 問します。よく質問を聞き,英語で答 えよう。 【発表】 □ 日本の文化に関する事柄が描かれた カードを見ながら,分詞を含む文を使 っ て そ の 事 柄 を 言 っ て み よ う 。 【観察】 □ まず見本として,先生のアメリカ文化 に関する事柄の説明を聞いてみよう。 ○ 提示されている文で,先生の説明の文 と違うところはどこですか。また,ど のように言っていましたか? □ 日本の文化に関わるテーマで10分 間の作文に挑戦しよう。 手立てA【観察】【ワークシート】 □ 作文を参考にしながら,日本の文化に 関わるテーマで即興の会話を2分間 ペアでしてみよう。 【観察】 □ 相手を変えて,再び即興の会話をして みよう。 【観察】 □ 先生が指名するペアで,即興の会話を 発表しよう。 【発表】 □ 先生と会話をしてみよう。 【発表】 ・生徒を指名し対話する。 ・全体 ・個 ・ペア ・カード配布 ・カードの例 (ひな祭り) ・ワークシート配布 ・机間支援 ・ペアを指名する。 本文の表現を使って、「日本の文化」について10分間の英作文をしよう。さらに、それをもとに して、クラスメイトと即興の2分間会話に挑戦しよう! 〔教師の質問例・予想される生徒の答え〕

○What is very popular among Koreans these days? It’s a kimuchi refrigerator.

○What is kimjang? It’s a traditional kimuchi-making festival held in the fall. ○Who are taking part in kimjang? The women wearing chima jeogori.

期待する行動傾向 質問事項5・7の改善 本文をもとに課題に沿っ た英文を積極的に書こう とする。 期待する行動傾向 質問事項9の改善 作文をもとに、既習事項 を用いながら会話を継続 しようとする。 ・教師は共通のテーマとなる日本の文化に関する事柄を提示。生徒は分詞(現在分詞・過 去分詞)を用いて、会話の参考にする英文を書く。また、相手に聞きたいこと等もまとめ る。 ・分詞を用いた文を含む、教師のアメリカ文化に関する事柄の説明の後、その文で誤った分詞を含む文を提示し、 教師の発話した文と違う部分を確認する。また、自分の意見を交えているなど、説明の方法についても確認する。 隣の人とペアで、じゃんけんで順番を決め、勝った方からカードを引く。そのカードに描かれて いる日本の文化に関する事柄を、分詞(現在分詞・過去分詞)を用いた文で言い表す練習を行う。 交互に行う。 予想される生徒の答え

”Hinamasturi is the festival held in March. The dolls wearing kimono are hinaningyo.”など。

・生徒はワークシートをもとに会話す る。ワークシートは、どうしても話に行 き詰まった時以外は可能な限り見ない ように指示する。

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参照

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