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熊本県の金融経済概観
(2016年10月3日) 1.概況 熊本県内の景気は、供給面の制約が一段と緩和し復興需要にも幾分拡がりが みられるもとで、持ち直している。先行きの景気は回復すると見込まれるが、 その時期は、復旧の担い手確保や復興需要の本格化による面が大きいとみられ る。 最終需要面をみると、個人消費は、営業再開先が更に増えるなど供給面での 制約が緩和する中、耐久財を中心とする生活再建に向けた需要に支えられ、回 復を続けている。住宅投資は、持家や貸家の一部で復旧に向けた動きは始まっ ているが、全体としてみれば、なお鈍い状況が続いている。設備投資について も同様で、一部では被災設備や建屋の復旧需要が顕在化しつつあるものの、計 画されている案件が目立って動き出すには、なお時間を要する。この間、公共 投資は応急工事に続き、復旧工事の発注も国の直轄事業を中心に進んでいる が、本格化はまだ先と予想される。 県内企業の最近の業況判断DI(9月短観)をみると、製造業、非製造業とも に、はっきりと改善し、全体でも「良い」超に転化した。先行きも、一段の改善 を見込んでいる(短観6月:▲16→9月:+8→12月<予測>:+13)。 2016年度の事業計画(9月短観)をみると、売上高、経常利益ともに、上 方修正され、全体では増収増益を見込んでいる。この間、設備投資(同)は、昨 年度に二桁増となった後も、前年を上回る計画となっている。 生産面をみると、被災の影響がなお残るものの、操業再開や挽回生産に向け操 業度を引き上げる動きが続くもとで、生産活動は引き続き持ち直している。 雇用・所得環境についてみると、労働需給は復旧需要に直面する企業からの 求人増を背景に、タイトな状況が続いている。ただし、被災により、操業度の 低下や業績が悪化した先も残る中、雇用や所得面には、その影響が引き続き及 んでいる。 この間、8月の消費者物価指数(熊本市、生鮮食品を除く総合)の前年比 は、12か月連続の上昇となった。 日本銀行熊本支店 熊本市中央区山崎町15番地 TEL 096-359-9501 FAX 096-311-1022 URL http://www3.boj.or.jp/kumamoto/index.html2 37.1 51.8 46.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (台) (%) (年度) 普通・小型乗用車 軽乗用車 軽乗用車比率(右目盛) 2.個人消費 個人消費は、営業再開先が更に増えるなど供給面での制約が緩和する中、耐 久財を中心とする生活再建に向けた需要に支えられ、回復を続けている。被災 に伴う買い替え需要についてみると、夏場にかけて、家電や家具では増加ペー スが幾分鈍化したものの、乗用車では逆に伸び率が増した。 8月の百貨店・スーパー売上高は、僅かながら3か月連続で前年を上回っ た。他方、8月の乗用車の新車登録台数(含む軽)は、個人のほか法人の復旧 需要を背景に、はっきりと前年を上回った。家電販売はテンポを鈍化させつつ も、生活再建に向けた需要を中心に、増加が続いている。観光については、地 域や業態ごとにバラつきはあるものの、一連の観光振興策を背景に持ち直して いる。当地発の旅行も、引き続き海外向けが落ち込んでいる一方、国内向けは 上向いている。 <百貨店・スーパー売上高前年比> <乗用車新車登録・販売台数前年比寄与度> (注)既存店ベース (出所:九州運輸局熊本支局、熊本県軽自動車協会) (出所:当店) <乗用車新車登録・販売台数(年度ベース)> (出所:九州運輸局熊本支局、熊本県軽自動車協会) ▲ 30.0 ▲ 20.0 ▲ 10.0 0.0 10.0 20.0 15/ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 16/ 1 2 3 4 5 6 7 8 (%) (月) ▲ 30.0 ▲ 20.0 ▲ 10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 15/1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 16/1 2 3 4 5 6 7 8 (%) (月) 普通・小型乗用車 軽乗用車 前年比
3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (百万人) (年) 宿泊客 日帰り客 0 10 20 30 40 50 60 70 07 08 09 10 11 12 13 14 (百万人) (年) 県外客 県内客 <県内宿泊客数(四半期)> <県内宿泊客数(暦年)> (国内・海外客別前年比寄与度) (国内・海外客別、水準) <県内観光客数(暦年)> <県内日帰り客数(暦年)> (宿泊・日帰り客別、水準) (県内・県外客別、水準) (注1)県内宿泊客数について、四半期ベースと暦年ベースではサンプルが異なるため、計数は一 致しない。 (注2)2007年までの計数は合併前の市町村単位、2008年以降は合併後の市町村単位で集計してお り、日帰り客については多少の段差が生じている。 (注3)宿泊客数・日帰り客数ともに外国人観光客を含む。 (出所:熊本県) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (百万人) (年) 海外客 国内客 ▲ 25.0 ▲ 20.0 ▲ 15.0 ▲ 10.0 ▲ 5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 12/4Q13/1Q 2Q 3Q 4Q 14/1Q 2Q 3Q 4Q 15/1Q 2Q 3Q 4Q 16/1Q 2Q (%) 海外客 国内客 前年比
4 3.住宅投資 住宅投資をみると、持家や貸家の一部で復旧に向けた動きは始まっているが、 全体としてみれば、なお鈍い状況が続いている。 8月の新設住宅着工戸数は、持家が引き続き増加したものの、前月大きく増加し た貸家や分譲が減少したため、再び前年を下回った(8月:前年比▲8.2%、4 -8月:同+0.9%)。 <新設住宅着工戸数・利用関係別前年比寄与度> <新設住宅着工戸数(年度ベース)> (出所:国土交通省) 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (戸) (年度) 2015 年度:前年比▲1.0% ▲ 30.0 ▲ 20.0 ▲ 10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 12/7-9 10-12 13/1-3 4-6 7-9 10-12 14/1-3 4-6 7-9 10-12 15/1-3 4-6 7-9 10-12 16/1-3 4-6 7-8 (%) (月) ▲ 30.0 ▲ 20.0 ▲ 10.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 15/12 16/1 2 3 4 5 6 7 8 (%) (月) 持家 貸家 分譲 その他 前年比 ▲ 15.0 ▲ 10.0 ▲ 5.0 0.0 5.0 10.0 13 14 15 16/4‐8月 (%) (年度) 持家 貸家 分譲 その他 前年比
5 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (億円) (年度) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000 95‐97 13‐15 (億円) (年度平均) その他 国 市町村 (含熊本市) 県 4.公共投資 公共投資は応急工事に続き、復旧工事の発注も国の直轄事業を中心に進ん でいるが、本格化はまだ先と予想される。 8月の公共工事請負金額は、国や県の災害復旧工事のほか、その他市町村 でも一部にまとまった発注がみられたため、前年を上回った(8月:前年比 +53.1%、4-8月:同+9.5%)。 <公共工事請負金額・発注者別前年比寄与度> <公共工事請負金額(年度ベース)> (出所:西日本建設業保証) 2015 年度:前年比▲8.8% ▲ 60.0 ▲ 30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 12/ 7-9 10-12 13/ 1-3 4-6 7-9 10-12 14/ 1-3 4-6 7-9 10-12 15/ 1-3 4-6 7-9 10-12 16/ 1-3 4-6 7-8 (%) (月) ▲ 60.0 ▲ 30.0 0.0 30.0 60.0 90.0 15/12 16/ 1 2 3 4 5 6 7 8 (%) (月) その他 国 市町村(除熊本市) 熊本市 県 前年比
6 ▲ 30 ▲ 25 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 20 └ 1 2 ┘ └ 1 3 ┘ └ 1 4 ┘ └ 1 5 ┘ └ 1 6 ┘ (%ポイント) (年) 予測 全産業 製造業 非製造業 「良い」超 「悪い」超 5.企業の景況感、事業計画(短観) 県内企業の業況判断DI(9月短観)のうち最近は、製造業、非製造業とも に改善し、中でも非製造業の改善が顕著であったことから、全体でも「良い」 超に転化した(6月短観:▲16→9月短観:+8)。先行き2016年12月 にかけては、製造業を中心に一段と改善し、「良い」超幅の拡大が見込まれて いる(先行き:全産業+13)。 9月短観で2016年度の事業計画を確認すると、非製造業は減収減益、製 造業は増収増益が予想され、全体では微増収、小幅の増益が見込まれている。 なお、6月短観時に比べれば、非製造業を含め上方修正された。 <業況判断DI> (注)業況判断とは、回答企業の収益を中心とした、業況についての全般的な判断(「①良い」、「②さ ほど良くない」、「③悪い」)。業況判断DIは、「①良い」と回答した社数の構成比から「③悪 い」と回答した社数の構成比を差し引いたもの。 ▽ 事業計画 (前年度比:%) 15 年度 16 年度 16 年度上期 16 年度下期 実 績 計 画 修正率 計 画 修正率 計 画 修正率 売 上 高 0.6 1.0 2.0 ▲ 0.1 2.7 2.1 1.5 製造業 2.9 6.4 5.5 5.5 8.0 7.2 3.3 非製造業 ▲ 0.6 ▲ 1.8 0.2 ▲ 3.1 ▲ 0.2 ▲ 0.6 0.5 経常利益 10.5 5.2 6.9 6.5 13.3 4.1 2.1 製造業 17.3 12.6 8.9 14.7 15.7 10.8 3.7 非製造業 ▲ 1.6 ▲ 11.0 1.8 ▲ 11.9 6.9 ▲ 10.3 ▲ 1.9 (注)売上高および経常利益の修正率は、前回調査との対比(同一企業ベース)。 (出所:当店)
7 6-1.設備投資(短観) 県内主要企業・工場の設備投資計画は、昨年度に非製造業を中心に二桁増と なった後の2016年度も、前年を上回っている。中身をみると、被災した建屋 の建て替えや設備の新規購入などに加え、能増案件や新規事業への進出も一部に 予定されている。 この間、生産・営業用設備判断DI(同)をみると、建屋や機械設備などの被 災に伴う供給能力の低下に加え、業種によっては復興需要にも直面していること から、「不足」超幅が若干拡大した(全産業ベース:6月短観:▲6→9月短 観:▲8)。先行き2016年12月にかけても、建設など非製造業を中心に一 段と設備「不足」超幅の拡大が見込まれている(先行き:全産業▲11)。 <設備投資・業種別前年比寄与度> <生産・営業用設備判断DI> (注)生産・営業用設備判断とは、回答企業の生産・営業用設備の過不足についての判断(「①過 剰」、「②適正」、「③不足」)。生産・営業用設備判断DIは、「①過剰」と回答した社数の 構成比から「③不足」と回答した社数の構成比を差し引いたもの。 (出所:当店) (注)リース会計対応ベース。 ▲ 25 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 20 └ 12 ┘ └ 13 ┘ └ 14 ┘ └ 15 ┘ └ 16 ┘ (%) (年度) 製造業 非製造業 前年度比 計 画 ▲ 15 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 20 └ 1 2 ┘ └ 1 3 ┘ └ 1 4 ┘ └ 1 5 ┘ └ 1 6 ┘ (%ポイント) (年) 全産業 製造業 非製造業 「過剰」超 予測 「不足」超
8 6-2.設備投資(建設投資) 企業の建設投資をみると、一部では被災設備や建屋の復旧需要が顕在化し つつあるものの、計画されている案件が目立って動き出すには、なお時間を 要する。 8月の建築着工床面積(非居住用・民間)は、製造業を中心に、顕著に増 加した(8月:前年比+86.1%、4-8月:同+38.5%)。 <建築着工床面積・用途別前年比寄与度(非居住用・民間)> <建築着工床面積(非居住用(含む公共)、年度ベース)> (注)2015年度の民間部門と公的部門のウエイトは88:12。 (出所:国土交通省) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (億円) (k㎡) (年度) 床面積 工事予定額(右目盛) ▲ 40.0 ▲ 20.0 0.0 20.0 40.0 60.0 13 14 15 16/4-8月 (%) (年度) 農林水産業 製造業 教育・学習支援業 卸売業・小売業 医療・福祉 その他 非居住用計 ▲ 60.0 ▲ 40.0 ▲ 20.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 14/10-12 15/1-3 4-6 7-9 10-12 16/1-3 4-6 7-8 (%) (月) 農林水産業 製造業 教育・学習支援業 卸売業・小売業 医療・福祉 その他 非居住用・民間 前年比 非居住用計(含む公共) 前年比
9 7.生産 生産面をみると、被災の影響がなお残るものの、操業再開や挽回生産に向け 操業度を引き上げる動きが続くもとで、生産活動は引き続き持ち直している。 7月の鉱工業生産は、そうした動きを反映して、前月から更に増加した(7 月:前月比+2.6%、前年比+2.1%)。 今後も、挽回生産の継続に、復興関連やグローバル需要の増加に直面する企 業での増産の動きも加わって、生産活動は回復すると見込まれる。 <鉱工業生産指数(季節調整済)> <参考:景気動向指数> 0 50 100 150 200 250 300 350 10/1 4 7 10 11/1 4 7 10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 4 7 10 16/1 4 0 300 600 900 1,200 1,500 1,800 2,100 (2010年=100) (月) 累積指数DI(一致指数) 一致指数(CI、右目盛) 直近は7月 (注)CIは参考値。シャドー部分は景気後退期を示す。 (出所:熊本県) 直近は6月 80.0 90.0 100.0 110.0 120.0 130.0 11/1 4 7 10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 4 7 10 16/1 4 7 (2010年=100) (月) ▲ 15.0 ▲ 10.0 ▲ 5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 15/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 16/1‐3 4‐6 7 (月) 電気機械 はん用機械等 食料品 輸送機械 化学 素材(除く化学) その他 前期比 (前期比:%)
10 8.雇用 県内の労働需給は、復旧需要に直面する企業からの求人増を背景に、タイトな 状況が続いており、9月短観が示唆する企業の人手不足感は非製造業を中心に一 段と強まっている(雇用判断DI<全産業ベース>:6月短観▲17→9月短観 ▲25)。ただし、被災により、操業度の低下や業績が悪化した先も残る中、雇 用や所得面には、その影響が引き続き及んでいる。 8月の熊本県の有効求人倍率は、「建設業」などの旺盛な求人を背景に、既往 ピークを更新した前月(1.33倍)と同水準となった。 <有効求人倍率(季節調整済)> (出所:熊本労働局、厚生労働省) <雇用者所得(事業所規模5人以上)・前年比寄与度> (出所:熊本県) 直近は8月 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (倍) (年) 熊本 全国 ▲ 6.0 ▲ 4.0 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 15/11 12 16/1 2 3 4 5 6 7 (%) (月) 常用労働者数 名目賃金 前年比 ▲ 6.0 ▲ 4.0 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 12/7‐9 10‐12 13/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 14/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 15/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 16/1‐3 4‐6 (%) (月)
11 9.消費者物価 8月の消費者物価指数(熊本市、生鮮食品を除く総合)の前年比は+0.8% となり、前月から上昇率を高めた。内訳(前年比)をみると、エネルギーを中心 に「光熱・水道」や「交通・通信」が引き続き下落した一方、「生鮮食品を除く 食料」や「被服及び履物」、「住居」などが上昇した。7月から8月にかけての 前年比の変化は(同+0.5%→+0.8%)、「被服及び履物」や「諸雑費」 の前年比プラス幅が拡大したことなどが寄与した。 <消費者物価指数(熊本市、生鮮食品を除く総合)・前年比> <消費者物価指数(熊本市、生鮮食品を除く総合)・前年比寄与度> ▲ 3.0 ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 熊本市 全国 (%) 直近は8月 (注)2010年12月までは2005年基準、2011年1月~2015年12月は2010年基準、2016年1月以降は2015年基準。 (注)2015年12月までは2010年基準、2016年1月以降は2015年基準。 (出所:熊本県、総務省) ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 15/12 16/1 2 3 4 5 6 7 8 (%) (月) 生鮮食品を除く食料 住居 光熱・水道 家具・家事用品 被服及び履物 保健医療 交通・通信 教育 教養娯楽 諸雑費 生鮮食品を除く総合 ▲ 2.0 ▲ 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 12/7‐9 10‐12 13/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 14/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 15/1‐3 4‐6 7‐9 10‐12 16/1‐3 4‐6 7‐8 (%) (月)
12 10.預金・貸出、貸出約定平均金利 8月の預金(実質預金+譲渡性預金)動向をみると、引き続き個人預金 を中心に、高い伸びが続いている(前年比+9.1%)。 貸出も、個人向けは住宅ローン、消費者ローンともに引き続きしっかり と伸びたほか、法人向けも被災企業向けの運転資金を中心に伸びを高めたこ とから、前年比プラス幅が更に拡大した(同+5.5%)。 この間、貸出約定平均金利(総合、ストックベース)は、1.304%と 前月(1.316%)から更に低下し、既往ボトムを更新した。 <預金(実質預金+譲渡性預金)、貸出・前年比> (注1)預金、貸出ともに末残ベース。 (注2)実質預金=表面預金-切手手形。 <貸出約定平均金利(総合、ストックベース)> (出所:当店) 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (%) (年) 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 15/1 4 7 10 16/1 4 7 (%) (月) 直近は8月 直近は8月 ▲ 2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (%) (年) 預金 貸出
13 11.企業倒産 8月の企業倒産(負債金額10百万円以上)をみると、件数、負債総額と もに引き続き低水準にとどまっている。 <企業倒産(負債金額10百万円以上)> <企業倒産(負債金額10百万円以上、暦年半期ベース)> (出所:東京商工リサーチ) 以 上 直近は8月 0 20 40 60 80 100 120 140 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 89/上 92/上 95/上 98/上 01/上 04/上 07/上 10/上 13/上 16/上 (件) (億円) 負債総額 件数(右目盛) 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 0 20 40 60 80 100 11/1 4 7 10 12/1 4 7 10 13/1 4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 4 7 10 16/1 4 7 (件) (億円) (月) 負債総額 倒産件数(右目盛)