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アジェンダ 1. 会社紹介 2. 中小企業を取り巻く機能安全対応の現状 3. サニー技研の機能安全対応活動紹介 4. 結果として得られたこと 5. まとめ 2012 Sunny Giken Inc. All rights reserved. - 2-

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(1)

© 2012 Sunny Giken Inc. All rights reserved.

中小企業における機能安全対応への取り組み

株式会社 サニー技研

尾仲 洋和、今村 聡彦

名古屋市工業研究所

小川 清、斉藤 直希

(2)

1. 会社紹介

2. 中小企業を取り巻く機能安全対応の現状

3. サニー技研の機能安全対応活動紹介

4. 結果として得られたこと

5. まとめ

アジェンダ

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3

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会社概要

• TOPPERS(正会員)

• ASIF(幹事会員)

車載組込みシステムフォーラム

• JASPAR(正会員)

• AUTOSER

(アソシエートメンバー)

加盟団体

• 本社/伊丹開発センター

兵庫県伊丹市

• 名古屋事業所/技術センター 名古屋市中区

• 熊本技術センター

熊本県熊本市

事業所

• 社名 株式会社サニー技研 • 所在地 本社 兵庫県伊丹市 • 代表者 代表取締役社長 中村和彦 • 設立 1974年7月 基本情報 • 【電子機器の開発、製造、販売】 • マイクロコンピュータを応用した各種機器の開発・ 製造・販売 • 車載LANに関するツール開発・販売・適合試験 • 各種工場のFAシステム開発 • 情報通信機器のソフトウエアの開発 • 半導体試験装置の開発 事業内容 組織図 株主総会 取締役会 社長 技術部 車載課 特機課 製品企画課 設計製造課 品質部 営業部

(5)

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5

(6)

中小企業を取り巻く機能安全対応の現状(1)

IEC 61508, ISO 26262などの電子機器とソフトウェアに対する機能安全規格

の普及により、自動車などの安全関連製品に関わる中小企業も国際規格

に適合した開発を実施する必要が出てきた。

大企業

中小企業

IEC61508

ISO26262

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7

-中小企業を取り巻く機能安全対応の現状(2)

・機能安全規格に対応する中で、何から手を付けたら良いのかわからない。

・情報はあるが、人員・コストに負担が大きく、従来業務と並行して取組むにはリ

スクがある。

・コンサルタントに指導を受けるにしても、現状の自分たちのレベルがわからず、

心配である。

左記の3つの不足により

《機能安全に対する一般的な課題》

スキル不足

資金不足

人員不足

それに加え中小企業で、抱えている課題

顧客からの依頼が

あるまでは待とう

(8)
(9)

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サニー技研の機能安全対応活動

ISO/DIS 26262発行

ISO26262発行

2000年

2010年

機能安全

規格

サニー技研機能安全

活動事例

IEC61508発行

④ レアアースレスモータ制御

のためのソフトウェア

実装研究開発

① 機能安全対応自動車制御用

プラットフォームの開発

2007

2008

2009

2011

2012

② 1線式デバッグインターフェースに対応した

組込みソフトウェア支援ツールの開発

③ 組込みシステム

形式手法研究会

2001

経済産業省 サポイン

投資を抑えながら新規分野に取組む

2007年当時はあまり認知されて

いなかったが、TOPの判断により

活動を決断

(10)

サポイン事業

中小企業向けの公的資金援助を受け、産官学共同で研究開発を実施し、そ

の中で、ソフトウェア/ハードウェア開発を通じて機能安全への理解と取り組

むべきポイントの絞込みを達成。

※サポイン事業とは

経済産業省が実施している、戦略

的基盤技術高度化支援事業の通

称です。ものづくり基盤技術の高度

化に向けて、中小企業が川下企業

や研究機関等と協力して行う研究

開発を支援するものです。

■ サポイン事業による研究開発

(株)ヴィッツ (株)サニー技研 東海ソフト(株) アイシン精機(株) (株)東海理化 トヨタ自動車(株) 名古屋市工業研究所 北海道立工業試験場 (株)豊通エレクトロニクス 評価依頼 評価依頼 評価結果 評価結果 アイシンAW(株) 日本システム安全研究所 名古屋大学 組込みシステム研究センター 産業技術総合研究所: システム検証研究センター 筑波大学 (株)ルネサステクノロジ コンサルタント コンサルタント アドバイザ アドバイザ (株)ヴィッツ (株)サニー技研 東海ソフト(株) アイシン精機(株) (株)東海理化 トヨタ自動車(株) 名古屋市工業研究所 北海道立工業試験場 (株)豊通エレクトロニクス 評価依頼 評価依頼 評価結果 評価結果 アイシンAW(株) 日本システム安全研究所 名古屋大学 組込みシステム研究センター 産業技術総合研究所: システム検証研究センター 筑波大学 (株)ルネサステクノロジ コンサルタント コンサルタント アドバイザ アドバイザ

(11)

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11

-本活動における取組み

従来の開発プロセス

•弊社では馴染みのない、新しい技術もあり、本活動を通じて実施してきた。

(安全分析:FMEA、FTA、HAZOP等)

従来の開発プロセスに

機能安全要求を追加

安全要求

安全計画

要求管理

ツール認定

コンポーネント

認定

形式手法

準形式手法

安全分析

インスペクション

MC/DC

機能安全に必要なプロセス

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13

-本活動における実施内容(安全分析)

「機能安全対応自動車制御用プラットフォームの開発」において、

CAN/FlexRay通信ミドルウェアの安全分析を実施

Application

COM

NM

DRV

CANコントローラ

CAN Bus

NM

DRV

TT-COM

FlexRayコントローラ

TTM

Application

BUS-CH A

BUS-CH B

FlexRay通信ミドルウェア

CAN通信ミドルウェア

(14)

安全分析手順

以下の手順で、通信における安全分析を実施

①通信に使用されるシステムを以下の種類に分類する。

・通信路

・ハードウェア

・ミドルウェア

・アプリケーション

②それぞれの故障モードを以下の種類に分類し、原因,影響,対策の分析を行った。

・ノード(送信側)

・ノード(受信側)

・通信路

③脅威を受けた影響についての分析は通信ミドルウェア部分(①分類)を分析対象とし、

他の箇所は分析対象外とした。

④安全機能の防衛策を、以下のように分類する。

防止: エラーの発生自体を防ぐ、もしくは緩和することができる防衛策。

検知: 故障モードに対してエラーが発生したことを検出することができる防衛策。

軽減: エラーの発生を防ぐことは出来ないが、

発生後にエラーに対してアプリへ

の影響を抑えることができる防衛策。

MIDDLEWARE APPLICATION MIDDLEWARE APPLICATION Node(Transmit) Node(Receive)

(15)

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15

-安全分析

No. Failuer mode

故障モード

Failure effect

故障による影響

Protective method

防衛策

Transmit

アプリケーションから

の過度な送信要求

バス負荷増加

[防止方法] 定期送信

[防止方法] イベントディレイ

[検知方法] シーケンス番号

Receive

-

-

-Bus

-

-

-Transmit

レジスタ故障

メッセージが送信

されない

[防止方法] レジスタライトリードチェッ

[防止方法] レジスタリードチェック

アプリケーションから

の送信要求がこない

メッセージが送信

されない

[防止方法] 定期送信

Receive

受信メッセージの上

書き

受信メッセージの

取りこぼし

[検知方法] シーケンス番号

レジスタ故障

受信メッセージの

取りこぼし

[防止方法] レジスタリードチェック

Bus

断線

受信メッセージの

取りこぼし

[検知方法] 受信タイムアウト

ノイズ

受信メッセージの

取りこぼし

[検知方法] 受信タイムアウト

ショート

受信メッセージの

取りこぼし

[検知方法] 受信タイムアウト

1

2

Failure cause

故障原因

Repetition

重複

Deletion

欠損

故障モードは、「IEC 61784-3」や「Nord TEST ReportのValidation of

communication in safety critical control systems」を参照した。

(16)

安全分析で上がった防衛策の実装振り分け

具体的な防衛策の実装部

●:安全機能を実施する箇所

○:安全機能実施可能な箇所(ただし、他のモジュール で対応可能な機能のため未実施)

Controller APL Controller APL

DRV COM NM DRV TT-COM NM レジスタライト/リードチェック

レジスタリードチェック

定期送信機能

送信間隔確保機能

暗号化機能

ネットワークマネジメント

シーケンス番号

メッセージフィードバックチェック

CRC

受信タイムアウトチェック

送信タイムアウトチェック

DLCチェック

データの多重化

MW MW 具体的な

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17

-本活動における実施内容(スキル定義)

研究テーマ

公的機関

実施内容

機 能 安 全 対 応 自 動 車

制御用プラットフォーム

の開発

名古屋市工業

研究所

事業実施メンバーの教育およびスキル認定を実施し、

教育するための実験教育を実施し、必要となる教育コ

ンテンツを開発

支援のもとに 作業を遂行で 自立的に作業 を遂行できる 作業を分析し改 善・改良できる 新たな技術を 開発できる カテゴリ第1階層 カテゴリ第2階層 カテゴリ第3階層 説明 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 測定 CANバス測定 バスモニタ CAN専用バスモニタなどの機 器を用いてCANバス通信の測 定が出来る。 デジタル電子回路 CPU R32C R32Cに関した知識を持ってい る。また扱うことが出来る。 C C言語に関した知識を持って いる。また扱うことが出来る。 アセンブラ アセンブラに関した知識を持っ ている。また扱うことが出来 通信 CAN CANに関した知識を持っている。また扱うことが出来る。 コード化 規定されたSW機能及び設計 要求事項を、適当なプログラ ム言語を正しく使用することを 通して、容易に理解でき分析 可能なソースコードに翻訳す ることが出来る。関連するコー ディング規格に該当の注意を 単体試験 開発したソフトウェアに対して 試験仕様の策定が出来る。ま た試験仕様に基づいた試験を 行うことが出来る。 M I SRA-C MISRA-Cを意識した開発が出来る。 指導力 意思決定 組織内・外に対して能力開 発、時間管理、動機付けなど が出来る。 伝達 効果的伝達 組織内・外に対して情報伝達(話す・聞く・書く)が出来る。 交渉 働きかけと交渉 組織内・外に対して働きかけ・ 交渉(質問・調査・主張)が出来 問題解決 着眼、発想、問題解決、分析、 論理思考などが出来る。 人間関係 スキルカテゴリ 技術要素 開発管理 ソフトウェア詳細設計 コード作成 単体テスト 言語

《スキル表》

※公的機関より指導を受けた内容(教育)

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-本活動における実施内容(ツール認定)

「 1線式デバッグインターフェースに対応した組込みソフトウェア支援ツールの

開発」において、弊社製品RAMモニタのツール認定 (ISO 26262 Part8-11)

について調査を実施

・機能安全開発内で使用する全てのツールは、使用する前にツールの信頼性

を検証し、ツールの信頼性を確保してから使用することを求められている。

・ツールの信頼性を証明するには、ツールを使用するプロセスや、どういった機

能を用いて、何をすることが目的であるのかということを明確しなければなら

ない。そして、ツールを使用することによって安全にどのような影響を与える

のか、ツールの不具合を想定し、分析を行う。

・分析した結果より、ツールに求められる信頼性レベル(TCL)を決定し、対応す

る信頼性の証明を行うことによって、ツールの使用可否を決定する。

《ISO 26262 Part8-11におけるツール認定》

(20)

TCLの求め方

TI(Tool Impact) 内容 TI1 ツールの不具合が、最終成果物に影 響を与えない TI2 ツールの不具合が、最終成果物に影 響を与える TD(Tool Error Detection) 内容 TD1 最終成果物に対して影響を与えるツ ールの不具合を検出する率が高い TD2 最終成果物に対して影響を与えるツ ールの不具合を検出する率が低い TD3 最終成果物に対して影響を与えるツ ールの不具合を検出しない TD1 TD2 TD3 TI1 TCL1 TCL1 TCL1 TI2 TCL1 TCL2 TCL2

TIとTDの結果より、TCLが求まる。

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-RAMモニタのユースケース

RAMモニタは、デバッグ・適合・検証で用いられるツールであり、赤枠で囲ま

れた箇所である、ソフトウェア結合テスト、システム結合テストにて用いられる。

PART3

構想

PART7

製造

市場対応

PART4

システム設計

PART5

ハード

設計

PART6

ソフト

設計

PART8 プロセス・基準

PART9 ASIL分析

PART2 マネジメント

PART1 用語

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RAMモニタの分析結果

発表用資料にて表示します。

分析結果より、 RAMモニタは、プロセスにおいてBack to Backtテストを実施

することを前提として、TCL1と判定

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公的機関を活用することによるメリット

中小企業でも公的機関を活用して機能安全へ取り組むことが可能

スキル不足

資金不足

人員不足

自社以外の産官学の有識者が

参加されるため問題解消

研究開発の資金援助が

受けられるため問題解決

人材を研究員として確保

することで問題解決

中小企業でも、機能安全活動へ

の取組みは十分行える。

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-弊社の公的機関と連携した機能安全対応の環境

研究開発

協力関係

導入支援

プロセス認証取得支援

・㈱ヴィッツ

・産業総合研究所

・名古屋市工業研究所

マネジメント・品質・

ハードウェア、ソフトウェアプ

ロセスに関する規定を策定

サニー技研

協力関係

「ISO26262 実証実験WG活動」

経済産業省 サポイン

大学、公設研究機関、

アドバイザ企業他

社内取組み

公設研究機関、NPO法人

による教育

・自社製品パイロット開発

・Automotive SPICE

研究活動

サプ

ライ

ヤー

サプ

ライ

ヤー

サプ

ライ

ヤー

対外発表

TOPPERS

プロセス認証取得支援

・分析、コンサル

・開発支援

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-まとめ

機能安全適合の開発を行うための準備が出来た。

強みを活かした活動(通信の安全分析、マイコン開発環境)

自社製ツールを機能安全対応へ向けて分析実施

ツールがどの工程で使用され、どれだけの安全対策が必要であるかの認識

が出来、今後の開発にも繋がっている。

公的機関との活動の中で様々な分野の多くの方と出会うこと

が出来、技術的、システム的視野が広まった。

今後は本活動を通じて得たノウハウを活かし、公的機関と連

携して顧客への提案やサービス提供を行い、さらに技術を高

めたい。

(28)

参考文献

■中部組み込みソフトウェア技術者養成講座 プロダクトマネージャ育成、名古屋ソ

フトウェアセンター、2009

■プロセス改善ナビゲーションガイド ベストプラクティス編、IPA/SEC、2008

■「中小企業の形式手法への取り組み 」発表資料、サニー技研、2011

■ Validation of communication in safetycritical control systems 、 NORDTEST

Report、2003

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-謝辞

本 発 表 を す る に あ た り 、 機 能 安 全 活 動 な ら び に 名 産 研 活 動 に

ご参加、ご指導を頂いたアドバイザ、大学、法人、企業の皆様に感謝

申し上げます。

ご清聴ありがとうございました。

参照

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