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い 待機児童が増加している現状を考えて もっと柔軟に対応策を考えなければならないのではないか 民営化は考え直したほうがよいと考えてもらえないか 最終的にはそのことを市長にも伝えてほしい 現在の在園児は鈴木保育園で卒園できると言うが 単に卒園できるというだけでなく 乳児もいる中で保育園生活をさせたい

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1 第4回 保護者説明会 要点記録 日時:平成23年11月19日(土) 17時08分~19時30分 場所:鈴木保育園 ホール 参加者:28名 事務局(次世代育成部長、保育課長、次世代育成部参事、保育課長補佐) 鈴木保育園職員傍聴:約8名 ■事務局説明の概要 (資料説明) ・第3回説明会以降の新たな情報として、平成23年10月29日開催「鈴木保育園の私 立保育園移行への意見交換会」配布資料により、旧NTT花小金井西社宅の一部への認 可保育園の新設について報告。 ・平成23年10月27日開催の子育て支援協議会において出された、ガイドラインに対 する意見内容について報告。 ■質疑・意見の概要 【移行のスケジュールについて】 参加者:平成 19 年3月の行財政再構築プラン策定時は、待機児童が減少しているタイミン グで、保育園民営化の話が持ち上がったと思うが、その後平成 21 年度から待機児童は増 加しているにもかかわらず、スケジュールがそのまま進められている。 東部地域は待機児童も多くマンションや戸建の開発も進んでいる中で、すずのき菜園 に新園ができ、鈴木保育園が残り、旧NTT花小金井西社宅のところにも新園ができれ ば、この辺りの保育は非常に充実する。 民営化は、一時預かり等のサービス拡充を考えての話だと思うが、待機児童も多い中 で、保育園に入れず一時預かりを利用して働く場合、収支を考えると働く意味があるの かということになる。一時預かりの利用者は、保育園に入れないから利用する方も多い と思う。待機児童をどう解消するかを一番に考え、ある程度解消した上で、民営化のス ケジュールを立てていけばよいのではないか。それならば、この地域に住んでいる人も、 「待機児童も減っているし、公立は経費もかかるし仕方ない」という話になるのではな いか。今の状況で民営化しようとするから、こちらにとってはすごく急いでいるとしか 思えない。一時預かりではなく保育園にきちんと入れなければ、仕事も安心してできな

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2 い。待機児童が増加している現状を考えて、もっと柔軟に対応策を考えなければならな いのではないか。民営化は考え直したほうがよいと考えてもらえないか。最終的にはそ のことを市長にも伝えてほしい。 現在の在園児は鈴木保育園で卒園できると言うが、単に卒園できるというだけでなく、 乳児もいる中で保育園生活をさせたい。卒園までの間に、例えば下の子ができて、どう せ鈴木保育園はなくなるのであれば、このタイミングで上の子も一緒に転園させようと いうこともあり得ることであり、今の1歳児が5歳児なったときに、どれだけの人数が ここに残るのかと考えると、けっこう寂しい状態になるのではないか。そこは結局影響 が出ており、単に卒園できるというだけでは納得できない。在園児に何の影響もなく、 乳児もいる状態で卒園できることを大前提として進めるべき話ではないか。このスケジ ュールで民営化するのはおかしいのではないか。 事務局:次世代育成支援行動計画・後期計画には保育園の新設は盛り込まれていなかった が、待機児童が増加に転じた状況を受けて、行財政再構築プランに基づく「公立保育園 の運営のあり方に関する方針」に、民間事業者からの提案による認可保育園の新設の検 討について盛り込み、これによって現在3園の認可保育園新設に向けて進めている。 行財政再構築プランは、現在は平成 23 年3月に策定された第二次プランとなっており、 この中では、公立保育園の民営化は、行政サービスの質の向上と経費の削減を図ると位 置づけられている。保育サービスについては経費削減を図ることはできないが、保育園 は学校のように夏休み中の大規模改修ができず老朽化が進んでいる中で、次世代育成支 援行動計画では、「保育園の建て替えにあわせ、運営方法の見直し」を図るとしている。 施設建設については民間で行ったほうが経費の削減になり、そうすると民営化をするこ ととなる。 民営化は、行財政再構築プランと次世代育成支援行動計画を受けており、また、最小 の経費で最大の効果を生むことが、自治体に求められている。 参加者:保育園が1園なくなることと、公立保育園で一時預かりのサービスを拡大するの とどちらがよいかといったら、保育園の争奪戦になっているような現状を考えると、保 育園をなくすということが考えられるのか。 事務局:公立保育園としてはなくなるが、その分新しい保育園を建てる。 参加者:すずのき菜園に移転してしまうのでは、場所が全然異なり、花小金井駅から通勤 している人たちは大変になる。すずのき菜園に保育園ができれば、それはまた別の地域 の人が行くことになる。 鈴木保育園の1~5歳の 120 名は大きい。旧NTT花小金井西社宅の保育園が0~5 歳の 100 名規模で、鈴木保育園も存続すれば、この地域の保育は充実する。 参加者:民営化の是非は問わないが、スケジュールを引き延ばしにしてもよいのではない か。可能性として、例えば二人目の子どもができたときに、上の子は鈴木保育園に入っ

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3 ているが下の子は入れないということで、二人とも転園させなければ仕事にも支障が出 るとなれば、どれだけの人数が減っていくかは予想もできない。とても寂しい状態にな るのではないかということも懸念される。 民営化のスケジュール自体をもっと先に延ばし、待機児童を解消させ、在園児がすべ て何の影響もなく卒園できてから考えるべき内容ではないか。在園児を完全に卒園させ た状態で、ずっと先の話になるが民営化する予定があるのでご了承ください、という話 で進めていけば、この辺に住んでいる人たちの考え方も違ってくるのではないか。現在 の案で納得させようとするのは、話の進め方に無理がある。 事務局:平成 24・25 年度の3園の新設等により、240 人ほどの定員増が予定されている。そ れにより、転園ということはあり得るとは思う。 参加者:ある程度状況が変わりつつあるので、それを見極めてからでも遅くはないのでは ないか。 参加者:東部地域は待機児童も多く、宅地開発も進んでいる中で、待機児童が増えること は間違いないと思う。そうした中で公立保育園を1園なくして、公立保育園のサービス 向上を図るよりは、今この時点では民営化を考えるのはまだ先ではないか。状況を考え て、スケジュールを柔軟に考えてもよいのではないか。 参加者:すずのき菜園に民設保育園を建てて、鈴木保育園は残せばよいのではないか。ま だ建替えをしなくても、補強をすればよいのではないか。 参加者:鈴木保育園をなくしたい理由は何なのか。旧NTT花小金井西社宅に新しい保育 園をつくり、他の新設園もできて、その様子を見てから仕切り直してもよいのではない かと提案したい。そもそもなぜ今やりたいと主張するのか。計画どおりに進めたいとい う自分たちの保身のためとしか思えない。 事務局:強引に進めたいというわけではないが、鈴木保育園の民営化によって保育士を再 配置し、公立保育園の充実を図ることについては、今ニーズが多くあり、それに対して も市は応えていかなければならない。そういう意味では、早く実現したいということは ある。 参加者:このスケジュールでやりたいということは、市長選前に、民営化をしたという評 価をあげたいということなのか。 参加者:あえて今すぐ鈴木保育園をなくさなくても、新しい保育園ができれば、公立保育 園にも定員に余裕ができるのではないか。 事務局:すぐになくすというわけではなく、時間はかけるスケジュールである。 参加者:民営化の是非は問わないとしても、柔軟に対応して、スケジュールを遅らせてほ しいという意見に対してどう思うか。

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4 事務局:持ち帰って検討する。 参加者:持ち帰るとはどういうことか。検討するとは具体的にどのように行うのか。 このまま話を進められてしまうのは困る。鈴木保育園をなくしてまでも、公立保育園 の一時預かりなどをするとして、反対意見を押し切って進めるのか、あるいは民営化を 先延ばしにすることについて市長に伝える意思があるか。現状で鈴木保育園を残せば、 120 名の定員を確保できるのに、それをなくしてまで一時預かりを実施するのか。 事務局:旧NTT花小金井西社宅への保育園の新設は既に進めている。すずのき菜園への 保育園の新設も進めたいと考えている。一時預かりだけでなく、保育ママの支援や他機 関との連携など、保育士の再配置により、公立ならではの保育をしていく。 参加者:そのサービス拡充と鈴木保育園の定員 120 名のどちらを優先すべきかというと、 保育園に入りたいというニーズのほうを優先すべきではないか。 事務局:鈴木保育園の定員がなくなるわけではない。 参加者:鈴木保育園も残すべきではないか。花小金井地域はこれから宅地開発も進んで、 待機児童も増える可能性がある。もっと柔軟に考えてほしい。まずは待機児を解消して、 それから民営化による公立保育園の充実をしていくのが筋ではないか。 事務局:待機児童の解消のために、保育園の新設を進めている。 参加者:すずのき菜園の新園に加えて、鈴木保育園も残れば、待機児解消のためにはなお よい。 参加者:安心して産み育てられるようにということを考えれば、スケジュールはもっと時 間をかけて、その先で意見を募って考えていくべきではないか。市は不誠実であると思 うところばかりである。保護者が出した意見に対して、どう検討したかが見えてこない と、保護者を納得させることは難しいと思う。民営化するのであれば、保護者やいろい ろな人の意見を聞き、せっかくこうして保護者が足を運んでいるのだから、意見を生か してほしい。民営化を提案するには準備不足で、早かったのではないか。持ち帰って検 討とはどういうものなのか。 事務局:これまでも市長とのやりとりの上で、10 月末までとしていたガイドラインの作成 時期を年度末までに変更した。 参加者:会議の記録や資料の出し方にしても、もっとわかりやすい資料を出してもよかっ たのに、不誠実としか思えなかった。保護者や周辺に住んでいる人のことを考えて、も う一度民営化のスケジュールを見直してほしい。 事務局:持ち帰って市長に報告する。 参加者:小平市にはもっとがんばってほしい。実際小平市で保育を必要としている人がど れくらいいるのかを、把握しているか。他の自治体では、新しく保育園を建てても需要 を呼び起こし、また足りなくなるという繰り返しが起こっているようであり、こういう

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5 他市の状況も踏まえて、今の段階で公立保育園を廃園することは見送ったほうがよいの ではないか。 意見交換会の際にも質問したが、市は先の展望が見えていないのではないか。次世代 育成支援行動計画は5年単位で出しているが、短いと思う。15 年くらい先まで見てもよ いのではないか。保育園の廃園時期の見直しをしてほしい。待機児解消のためにはどの くらい保育園をつくればよいか、市は把握しているのか。 事務局:どれくらい保育園が必要かということについては、保育園に預けられるとなれば 働こうということで、ニーズを掘り起こす部分がある。4月の待機児が 133 人なので、 新しい保育園3園でその倍程度の定員を確保し、その上で、さらにつくる必要があるか どうかを見直していくことになる。人口推計は、長期的なものは難しく、ましてやニー ズの変化を見るには5年くらいが現実的な数字なのではないかと考えている。マンショ ン建設などによる保育ニーズの変化や、制度改正、国の動向・景気動向なども考えなが ら、計画づくりをしていることはご理解いただきたい。 参加者:0歳の保育需要が高いと言うが、0歳児保育ばかりになると1年の育児休業をと ってから復帰する人は、保育園に入れなくなる。鈴木保育園は1歳からということで助 かった部分がある。鈴木保育園という1歳から入れる場所の確保も大事であり、計画時 期の見直しを検討してほしい。民営化は時代の流れで仕方ないのかなということは、皆 当然思っているが、今やることではないのではないか。3園を新しく建てて、その定員 が埋まった状態を見てからでもよいのではないか。 廃園するのは、理解が得られれば簡単なことだが、それをまた新たにやり直すことは できないのだから、半年で決めることはあり得ない。十分に検討を積み重ねて、1~2 年かけてじっくり考えようという意見もあったし、計画の見直しを市で持ち帰って検討 してほしい。 事務局:ワーク・ライフ・バランスということも考えるべきであり、0歳児保育について 賛否があることは承知している。しかし、保育ニーズをどうとらえていくかというとき に、0歳でも保育園に入れて働かなければというニーズも間違いなくあるので、0歳児 保育の整備は進めていく必要がある。ただし、すべての保育園で0歳児保育を実施する 必要はないとは思うが、5年ごとの計画策定の際にニーズ調査をし、それを分析してい く必要があると思う。 参加者:次回の説明会をどうするかや、検討結果の回答はいつもらえるのか。 事務局:早急に検討したい。 参加者:ガイドラインの検討の期限を延ばしてもらわないと、どうにもならないのではな いか。 参加者:保護者の意見を市長に伝えて、どういう決断をするかは市長次第なのか。市長と

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6 のやりとりはどのようになるのか。 事務局:ケースバイケースである。 参加者:時間はどのくらいかかるのか。 事務局:年内には調整できると思うが、報告や説明する機会は年明けになるのではないか。 参加者:市長がスケジュールを延ばせないというときは、どうやってガイドラインをつく るのか。保護者としては納得しなければガイドラインの話はできない。 参加者:何とかして市長を納得させてもらわないと困る。第1回の説明会と比べると保護 者の考え方も変わってきた。民営化には納得できなくても、スケジュールを先延ばしに してほしいという考えにまでなっているのだから、そこは保育課もくんで、考えてほし い。 事務局:今日のご意見は市長に報告し、意見を聞いてくる。 【市の対応、出席者について】 参加者:10 月 29 日の意見交換会は、市長が出席してもおかしくない会だと思うが、市長も 部長も出席せず、市民に対する裏切り行為であると感じた。9月の保護者説明会でも平 行線をたどり、課長にはそれ以上の説明はできない状況の中で、意見交換会には市長が 出席して然るべきではないか。今日の保護者説明会にも市長に出席してほしいとの申し 入れをしたが、出席がない。10 月 29 日に部長が出席しなかったことも不誠実であると感 じる。納得をしていない中で、ガイドラインに対する意見を言える状態ではない。説明 会を重ねるごとに、市行政との信頼関係がなくなっていくような気がする。部長が、な ぜ 10 月 29 日に欠席したのか回答してほしい。 事務局:小平市では、説明会というと課長職が出席して行っている例が多い。意見交換会 については、第1回目は最初のごあいさつをする意味で参加したが、2回目以降は課長 に任せてきた。鈴木保育園の保護者説明会については、当事者のご意見を直にお聞きし ようと考え、毎回出席している。方針は市として決定しているので、出席者が部長であ れ、課長であれ、方針を撤回するといったことはできない。民営化の推進は市長も指示 しており、その詳細について一番対応できるのは担当の職員なので、担当で調整してほ しいというのが市長の考えである。 参加者:私たちの声を、市長に直に聞いてほしい。「報告」として伝えるのではなく、この 場に来て保護者の思いを感じてほしい。公立保育園をなくすと言っているのだから、首 長がきちんと説明をすべきである。それだけの重大なことであり、説明をしないことは、 不誠実であると感じる。市長にどうにかして出てきてほしいが、なぜそれほど頑なに出 てこないのか。 参加者:市長がどういう思いなのかを聞きたい。民営化に対する保護者の反対の意向が受 け入れられないのであれば、保護者に対して何ができるかを考えるのが普通ではないか。 保護者が市長の意見を聞きたいと言っているのだから、保護者のために市長に話をして

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7 みるとか、提案する気持ちがあってもよいのではないか。そういう気持ちが見えてくれ ば、市に対しても誠意を感じられるが、これまで説明会に出席してみて、市は何をして くれただろうかと思う。市民向けの意見交換会を開催してもらったが、市長が出席しな いのであれば、部長は出席するのが普通の思いではないか。民営化に対して保護者に理 解してもらわなければならない状況にあるのであれば、少しずつでも誠意のある対応を しなければいけなかったのではないか。何一つそういう気持ちが見えてこない。そこに 納得がいかず、意地になってしまう。 参加者:保護者の納得を得るのに不十分な状況で、話が進められてきた。説明会の当初の 案は在園児が仮園舎に行く内容だったが、それはやり方として絶対にあり得ない話で、 保護者や子どもたちのことを考えていないことがむき出しの状態だった。 ある議員は、民営化の方針には賛成だったが、民営化の進め方としては、在園児に影 響が出ないように進めていってほしいと言ったはずなのに、在園児を仮園舎に持ってい く話になっていたから、その議員もびっくりして、もっと時間をかけて進めるべきだと 話をしたら、その人が言ったからかどうかは知らないが、保護者や在園児に迷惑をかけ ないようにということでスケジュール案が上がってきて、それならば、となったが、最 初はその議員もびっくりしたという。進めるにしても、やり方がある。いろいろな議員 と話をしているが、民営化に賛成はしても、進め方については疑問に思う方は多い。 旧NTT花小金井西社宅に保育園を新設する話がたまたま来たが、仮に鈴木保育園が なくなったあとにすずのき菜園に保育園ができても、この辺に住んでいる人たちは困る。 すずのき菜園の場所まで行くのは通勤時間の問題で大変であるが、旧NTT花小金井西 社宅に保育園ができるから、と順序立てて話がくればよいが、ノープランの中で、とり あえずすずのき菜園に土地があったから、そこに保育園を持っていくと言われても、保 育園の場所も考えて住んでいたりするので、無理があると思う。 事務局:旧NTT花小金井西社宅への保育園新設の件は、1月頃から進めようとは考えて いたが、NTT側の流れや3月の震災などもあり、なかなか公表できなかった。民営化 とあわせて、すずのき菜園に保育園が移るのであれば、この近辺の方は困るという話が 出ることはわかっていたので、鈴木保育園の移行する保育園をすずのき菜園につくるの と同時に、駅のそばのほうにも保育園をつくることを考えてはいた。 参加者:そうであれば、その話がある程度確定してから説明をしてくれれば考え方も違っ たと思うが、結局準備不足としか言えない中で、納得しろと言われてもすんなり納得が いくような話ではなかった。市長に対しても、保護者の思いが伝わっているのかどうか もわからない。結局市長は出席せず、そうであれば、市長に対してこういう話をし、市 長としてはこういう意見で出てこられないという話だった、といった一言くらいはあっ てもよかったのではないか。この説明会をしてきて、市は何をしてくれたか、どんな意 見を聞いてくれたか。

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8 市は公立保育園でサービスの充実をしたいと思っている、保護者は公立鈴木保育園を 残したい、そこは平行線で続くから、こちらから鈴木保育園を存続するプラン④を出し たが、これは民営化にはそぐわないから却下という一言で済まされてしまった。それに 対しても、もう少し気持ちのこもった回答があってもよかったのではないか。そういう 意味でも、まったく誠意、気持ちが伝わってこなかった。今日この説明会で2時間も時 間をとられて、家には子どもがいるのにその時間を割いてまで、何の話をしようとして いるのか。納得もしていないのに、ガイドラインの話などできない。第1回の説明会で、 反対意見があっても粛々と進められていくのではないかという意見があったが、本当に そうであると思う。 旧NTT花小金井西社宅に保育園ができることはすごくよいことだと思うし、待機児 童の解消という部分で、やはりここに鈴木保育園を残し、のちのち民営化という話が出 てきても、それは時間をかけて納得を得て行ってもらいたいという気持ちである。民営 化反対という話はここではしないが、もう少し柔軟に対応してほしい。これまでの経緯 を振り返っても、やはりこの状況では納得できないし、ガイドラインに対して、この気 持ちの中ではよい意見など出てこない。その部分をしっかり考えてほしい。 参加者:私立保育園を希望したが入れず鈴木保育園に入った人もおり、私立が悪いと言っ ているわけではない。保護者も市がやりたいことはおおむね理解できているので、それ をどうやって納得していこうかという部分ではある。そこはもう少し柔軟に、状況を見 極めて考えていってもらいたい。今、署名活動もしているが、関心を持っている人も増 えており、市に柔軟な対応をしてもらえれば、またプラスの方向に考える意見も出てく ると思う。市民からは民営化への賛成意見は聞けなかったし、鈴木保育園以外の人たち のそういう気持ちもくんで、考えてほしい。 事務局:次世代育成部としては、子どもが生まれたからといって仕事をやめなければなら ないような状況は改善していきたいと考えている。一度仕事をやめてしまうと、いざ子 どもの手が離れたときには、なかなか仕事が見つからないということもあり、働きたい と思っているかたがやめざるを得ないような状況はつくってはいけないと思っている。 タイミングとしては、上水本町や天神町にマンションができ、若い世代の入居に備えて、 保育園を用意しておかなければならないという思いで考えてきた。 参加者:提案する際にメリットとデメリットがある場合、デメリットに対してはこんな提 案ができるといった納得させるような方向性を出し、誠意を見せて納得させていくのが 普通で、この内容だけで進めていくことはかなり厳しいものだったのではないか。 参加者:納得がいかないし、市の誠意も感じられない。次回の説明会を組まれても、何の 話をするのか。

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9 参加者:納得がいかないままでも、行政は話を進めたいのだろう。子育て支援協議会も次 回は3月ということだが、年度内にガイドラインを決めるというのに、たった2時間の 会議の中で、ガイドラインに関する話題はわずかであり、そこで何を決められるのか。「公 立保育園の運営のあり方に関する方針」の策定の際もそうだったが、2時間でいろいろ な項目を話し合っており、公立保育園のあり方やガイドラインについて、どれくらい検 討できるのか。ガイドラインの話は少ししか出ておらず、次回は3月で、年度末にはガ イドラインを策定したいというと、子育て支援協議会で何を議論するのか。市は結局ガ イドラインを決めていってしまうというのは、どうなのか。 事務局:子育て支援協議会でガイドラインを決めるわけではなく、ご意見をいただく。 参加者:保護者が納得していないということを報告したときの、市長の反応はどんなもの なのか。市長がどういう思いなのかがまったく見えてこない。市長に出席してほしいと いうのは、そういうところから始まっている。 事務局:市長からは、保護者の納得を得られるよう、保護者の立場に立ってもっと丁寧に 何度でも説明をするようにという指示を受けている。 参加者:保護者の立場に立ってくれるなら、もっと違う流れになるのではないか。 事務局:変更できる部分とできない部分がある。 参加者:待機児童 133 人には、認証保育所に入っている子は含めていないのか。 事務局:認証保育所や、保育ママに入って、保育が確保されている場合は除いている。 参加者:潜在的なニーズはとらえきれていないということか。 事務局:基本的には認可保育所に入りたいという潜在ニーズがあるということは承知して いるが、待機児の計算上は「保育に欠ける」という状態が現時点でどうなのかというこ とでとらえる算出の基準になっている。 参加者:他市と比べて、待機児童数の状況はどうか。 事務局:待機児童は多いほうである。 参加者:だから面積基準の緩和もしてよい市になっている。 参加者:待機児が多いのであれば、市独自で認証保育所や保育ママに預けている人数も数 えて考えてもよいのではないか。 事務局:待機児童の基本的な基準は国でつくっているので、それで算出しているが、真の 保育ニーズがどこにあるのかということについては、その数字だけをもって目を閉ざし てはよくないとは考えている。 参加者:待機児童は旧定義で出せばよい。 事務局:旧定義は、単純に申込みをした人数から入園した人数を引くものだが、入園申込 みをしたというだけでどこまでの保育ニーズがあるかということは議論があり、幼稚園 に入っている場合もすべて入ってきてしまうので、数字としてどちらがよいのかという

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10 判断があったのだと思う。 参加者:とにかく誠意を見せてほしい。 参加者:次回は市長に出席してほしい。 【民営化について】 参加者:鈴木保育園はこれだけの広い敷地があり、施設が築 40 年であれば、仮園舎を建て て設備改修をすれば建替えよりもコストをかけずに再生することが可能で、それが常識 なのではないか。なぜ廃園を前提にするのかの説明が、理解できない。鈴木保育園をよ りコストをかけずに残す意思があれば、できると思う。それを市が検討したのであれば、 示してほしい。 10 月 29 日の意見交換会では、ほとんどの人が反対をしていた。民営化は決定したこと だと言うが、その決定内容は誰がどう決定したのか。皆さんは誰のために仕事をしてい るのか。これだけの市民が反対している中で、市民の保育のことをどこまで考えている のか。本来はガイドラインと言うのであれば、市の保育事業全体のガイドラインを市民 と一緒に考えるというレベルから行うべきである。市長の意向に沿って粛々と進めよう としている皆さんでは答えられない。方針を出している市長でなければ、保護者に対す る回答は出せないのではないか。 事務局:建物だけでなく、保育士の再配置による保育ママのフォロー体制づくり等とセッ トになっている。 参加者:民営化ありきではなく、別のコストを見直して、保育士を増やすことに情熱を傾 けるべきではないか。 参加者:鈴木保育園の跡地をどうするかは決まっていないということだったが、市全体の ビジョンはどうなっているのか。 事務局:これだけの敷地があれば、園庭に仮園舎を建てて建替えることもできると思うが、 大沼保育園の建替えの際、敷地内での建替えに対して保護者からかなり反対の声が出た ことを踏まえて、保育施設を同じ敷地内で建て替えることにはなかなか理解が得られな いのではないかと考えた。私立保育園では同じ敷地内に仮園舎を建てて園舎を建て直し 引っ越した例もあり、市でもすずのき菜園に仮園舎を建てるなどいろいろなパターンを 考えた。鈴木保育園の立地は、花小金井駅へのアクセスがよく、保育施設として使って いくことの優先順位は高いが、何度も引っ越すことになるというご意見もあったので、 検討の結果、すずのき菜園に移転するという移管スケジュール案に落ち着いた。 参加者:大沼保育園については、園庭が北側になることが問題であるとして、仮園舎を建 てて引越をしてほしいと要望したのは保護者側であり、市は予算がないとして、仮園舎 を建てることを認めてもらえなかった。騒音やトラックの出入りに対する意見もたしか

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11 に出たが、仮園舎を建てるためであればそれは我慢するというものだった。園庭を南側 にしてほしいということが保護者からの要望だったはずである。 事務局:詳細な記録までは確認していないが、同じ敷地内での建替えについては、騒音や 工事車両の出入りに対し、意見が出るだろうと認識していた。 参加者:他にも老朽化している園がある中で鈴木保育園が対象に選ばれたが、他の保育園 の建替えはどのように行う計画なのか。 事務局:具体的な計画はない状況である。例えば公民館との併設園は、公民館とセットで どういう形で建替えをするかという検討が必要である。また借地上にある喜平保育園の 場合は、URが団地のリニューアルの検討をしており、保育園の建替えについても調整 して検討する必要がある。いずれ建替えは避けられないが、個別事情を勘案しながら進 めなければならないので、なかなか全体的な計画はたてられない状況である。保育園は 通年で事業をしなければならない施設なので、難しさがある。また同時にはできないの で、できるところから実施していく。 参加者:園庭を使って建て替えることができないと言うなら、今後他の園はどうしていく のか。他の園では、保護者の同意をとって園庭に仮園舎を建てることもあり得るとする と、なぜ鈴木保育園ではそれを聞いてもらえなかったのか。結局民営化ありきなのでは ないかと思ってしまう。説明に納得できず、消化し切れない中でも話が進んでいってし まう。市全体の保育園建替えの具体的な話がないことに、納得がいかない。 参加者:今まで、財政の問題での民営化ではないと市は言ってきているが、一般的には保 育園の民営化は、財政の問題である。私立保育園を建てるのと、公立保育園を継続する のとで、補助金の関係も含めてどういう財政状況になっているかも踏まえて、それでも 財政的な問題ではないと言っているのか。補助金削減の話が大きいと思うが、そういう 話も知事が替われば変わる可能性があるのだから、もう少しスケジュールを延ばせば方 針も変わっていく可能性があるのではないか。他市では普通、財政的な問題での保育園 の民営化が多いと聞くが、小平市はどういう状況にあって、財政的な問題ではないと言 うのかを教えてほしい。 事務局:他市では、財政的な問題を中心に挙げて、保育園の民営化を言っている例がほと んどであると思う。小平市では、現在民営化を考えているのは鈴木保育園のみであり、 民営化により財政的に経費を抑えようという考え方ではなく、公立保育園の役割として 多様な保育を充実させていくために、1園分の保育士を再配置し、サービスの拡充を図 ろうということである。それによって、結果的に保育園のランニングコストを若干抑え ることはできるかもしれないし、建替も民間がやることにより経費の節減は図れるかも しれない。しかし、「公立保育園の運営のあり方に関する方針」にうたっている民営化の 最大の目的は、サービスを充実していこうということであり、それによる質の充実と、

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12 新園3園をつくることによる量の拡大を両輪として進めていこうというのが、方針の内 容である。 参加者:数字を示してほしい。 事務局:「公立保育園の運営のあり方に関する方針」の中では、公立保育園と私立保育園の 年間運営経費の比較を出している。経費の算出方法にも、いろいろなやりかたがある。 参加者:平成 22 年度決算で単純に計算すると、児童1人当たりのコストでは私立保育園の ほうが高くなる計算になるのではないかと思うが、財政問題ではないとすれば、15 人の 保育士を新規採用すればよいのではないか。15 人の経費をどうにか捻出することを考え るほうが、保護者を説得するよりも楽なのではないか。 また、私立保育園になったときに、市がどれほどの担保をするのかが信用できない。 公立保育園であれば、市に言えば何らかの対応はしてくれるが、私立保育園になったと きに、市がどれだけ関与してもらえるのかという不安がある。 事務局:私立保育園でも、市の委託事業として保育サービスについては関与する。 参加者:鈴木保育園の保育士を他の公立保育園にまわしてサービスを充実するということ だが、どういうシミュレーションができているのか。また、鈴木保育園を残して、新た にサービスの充実を図るための保育士を雇用する場合の経費は年間どれくらいか。 事務局:具体的なサービスの充実内容については、課題を抽出し、検討しているプロセス にある。鈴木保育園を残して新たに保育士を増やす場合は、人件費としては、平均賃金 かける人数分の経費が必要となる。 参加者:それくらいの経費であれば、鈴木保育園を残して保育士を増やすこともできるの ではないか。それだけの経費のために鈴木保育園をつぶすのか。建替えではなく、廃園 である。 事務局:公立保育園の建替えが必要であり、建替えを契機として、あわせて運営方法も見 直していこうという考え方である。建替えの1園目を鈴木保育園とし、建替えに際して 民間事業者に移管していこうという結論である。

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