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様式第 25 号 年度評価シート 課名 文化振興課 施設の名称静岡市民文化会館指定管理者名静岡市文化振興財団共同事業体 1 履行状況業務仕様書及び事業計画書に従って概ね適切に履行されている 平成 26 年度は 公益財団法人静岡市文化振興財団 株式会社アス 株式会社 NTTファシリティーズの3 者の共

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42 様式第 25 号

課名 文化振興課 施設の名称 静岡市民文化会館 指定管理者名 静岡市文化振興財団共同事業体 1 履行状況 業務仕様書及び事業計画書に従って概ね適切に履行されている。 平成 26 年度は、公益財団法人静岡市文化振興財団、株式会社アス、株式会社NTTフ ァシリティーズの3者の共同事業体による指定管理期間の4年目を迎えた。 (1)維持管理業務 「一般廃棄物収集運搬業務」、「建築設備運転保守管理業務」など 15 件の施設管理業務、 「舞台機構設備保守点検業務」、「電話設備保守点検業務」など 16 件の保守点検業務につ いて指定管理者自ら又は第三者委託により、各業務とも事業計画に従って適切に実施し た。 また、非常口電解錠修繕(4月)、ロビー棟ガス貯湯式湯沸器取替修繕(9月)、大ホ ール男子トイレ小便器漏水修繕(2月)など 29 件の修繕を指定管理者自ら又は発注によ り実施した。 (2)施設利用者数 平成 26 年度の利用者数は 506,991 人、施設利用率は 68.55%であり、平成 25 年度(利 用者数 538,969 人、施設利用率 70.8%)と比較し、利用者数は 5.9%、利用率は 3.2%の 減少となった。また、静岡市事務事業総点検表で設定した目標(利用者数 540,000 人、 利用率 70%)をほぼ達成することが出来た。 利用者数及び利用率減少の要因としては、平成 25 年度は大ホールで実施した劇団四季 のロングラン公演「CATS」が催され、結果、利用者数及び利用率が大幅に増加したが、 平成 26 年度は劇団四季によるロングラン公演の開催はなかったため、結果として、利用 者数及び利用率が減少した。 【各施設利用者数、利用率】 ① 大ホール 211,987 人、67.32%(前年度 252,611 人、81.3%) ② 中ホール 134,493 人、76.14%(前年度 139,518 人、83.0%) ③ 大会議室 30,588 人、75.49%(前年度 28,256 人、76.0%) ④ 1~6会議室 34,039 人、63.78%(前年度 28,857 人、63.1%) ⑤ A~C展示室 81,732 人、66.88%(前年度 80,271 人、70.7%) ⑥ リハーサル室 14,152 人、88.89%(前年度 9,456 人、87.5%) (3)事業実施状況 主催事業は「ロビーコンサート」、「松竹大歌舞伎」、「コミュニティダンス事業」、「静 岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 GO!!ALL returns」、「高校生吹奏楽フェスティ バル」、「徳川家康公顕彰四百年記念事業 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業ドラ

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マダンスエンターテイメント STAND UP!~シズオカ独立宣言!家康再起動~」を中心に、 概ね良好に実施された。 「ロビーコンサート」は、気軽に本施設に来館してもらう、音楽に触れる機会の提供、 出演者同士の交流機会の提供等を目的に、入場無料のロビー空間で全4回実施した。事 業実施 2 年目を迎え、1 年目に見えた課題(幅広い年齢層・様々な立場の人たちへの波及、 安定した質の維持等)その克服に向けての取組み方針を明確に掲げ事業にあたった点は 高く評価できる。その結果、低予算の事業にもかかわらず、全4回で 737 人(達成率 122.9%)の来場実績があったほか、本事業で知り合った出演者間で新たな交流が始まる 等、聴き手・出演者双方に大きな効果があった。今後も鑑賞機会及び活動拠点の提供を 通じ、本施設の魅力向上に努めてほしい。 「松竹大歌舞伎」は中ホールで毎年実施している公演事業であり、静岡市文化振興ビ ジョン(以下「ビジョン」という。)の施策「伝統文化事業の推進」に基づき、市民が伝 統芸能に触れることのできる機会の充実に貢献している。歌舞伎の魅力や知識を紹介す ることを目的に毎年公演事業前に実施しているプレセミナーは市内4ヶ所の生涯学習セ ンターで実施した。目標 400 人に対し 255 人(達成率 63.8%)の参加であったが、講師 と参加者の距離感が短くなり、参加者の満足度は高かった。本公演の来場者数も平成 25 年度(1,982 人)を超える 2,155 人となり、伝統芸能に触れ、親しむ機会の提供に大いに 貢献したと評価できる。 「コミュニティダンス事業」は平成 23 年度から3年計画で実施した「静岡コミュニテ ィダンスプロジェクト」の理念と成果を引き継ぎ、新たな段階としてダンス事業に取り 組んだものである。市民参加型公演を中心に、本施設でのワークショップや特別支援学 校へのアウトリーチ、市内商業施設でのパフォーマンス等のほか、生涯学習センターと 連携したワークショップを実施した。これらの事業では、これまでダンス事業に参加し てきた市民が講師を務める場面も数多く見られ、ビジョンの施策「文化活動を担う人材・ 組織の育成」に対し着実に実を結んでいることがうかがえる。より多くの市民にダンス を届けるための多様な切り口での事業展開は、市民がダンスという身体表現・言葉によ らないコミュニケーションを学ぶ機会として、「ダンス」という固定概念の払拭や新たな 価値観の提供、芸術文化の持つ可能性を感じる機会となり、ビジョンの施策「生涯学習 活動への支援」、「芸術文化の鑑賞機会の充実」の達成に貢献するものである。今後もこ れまでの成果を活かし、公演やワークショップなど多彩でバランスのよい事業展開を期 待するとともに、一部事業の参加者数が目標の7割以下だったことを踏まえ、事業内容 の検証及び広報強化に努め、文化の底辺拡大への貢献に努めてほしい。 「静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 GO!!ALL returns」は、平成 25 年度に市 民球団「清水エスパルス」の創立 20 周年を記念して制作された「エスパルスオフィシャ ルダンスミュージカル GO!!ALL」の再演を望む声に応え、内容をブラッシュアップさせて 再演を果たしたものである。地域の公共財とも言える市民球団を題材に市民参加型で実 施した本事業は、ビジョンの施策「文化活動を担う人材・組織の育成」、「地域資源と文 化事業の連携」を具現化したものであり、その取組は大いに評価できるとともに、この 事業経験が今後の運営に活かされることを期待する。一方、来場者数は目標 1,800 人に 対し 876 人(達成率 48.7%)に留まったほか、協賛金等自主財源の確保に努めながらも 支出が収入を大きく上回ったため、広報及び事業収支のあり方を十分検証し次に活かし てほしい。

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「高校生吹奏楽フェスティバル」は、高校吹奏楽部を対象とした吹奏楽フェスティバ ルであり、静岡県中部地区において初の開催となった。事業イメージ作りに配意し、「高 校生の若々しさ」を伝えるためのデザイン性を意識したチラシ制作やラジオ局とのタイ アップ等、積極的な広報に努めた。結果、目標 1,000 人に対し 1,119 人が来場し、ビジ ョンの「芸術文化の鑑賞機会の充実」に貢献した。また、出演校 13 校、出演生徒数は総 勢 600 人以上に及び、ビジョンの「人材・組織の育成」にも寄与する事業であった。 「徳川家康公顕彰四百年記念事業 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業ドラマダ ンスエンターテイメント STAND UP!~シズオカ独立宣言!家康再起動~」は、「GO!!ALL」 に次ぐ市民参加オリジナル舞台の第2弾である。「徳川家康」を中心とした「静岡ネタ」 を細部にまで散りばめた構成は、ビジョンの「地域資源を活かした文化事業の充実」に 寄与するものであり、来場者から静岡に対する愛着心や帰属意識が高まったといった郷 土愛の醸成につながるコメントを得たことは高く評価したい。来場者は、目標 1,800 人 に対し 1,174 人(達成率 65.2%)であった。平成 27 年9月には、家康公顕彰四百年記念 事業「天下泰平まつり」内での再演が決定している。再演にあたっては、事業広報のあ り方を十分に検証・検討し周知を徹底すると共に舞台のブラッシュアップに努め、より よい形での公演開催となることを期待する。 主な主催事業の来場者数は以下のとおり。 ① ロビーコンサート Vol.5~8 (6/1,10/25,12/20,3/8、ロビー棟1階) 737 人(4回) ② 松竹大歌舞伎(9/23、中ホール) 2,155 人(昼夜2回) ③ コミュニティダンス事業(公演) 「2014 ダンス&アートセレブレイション ダンス王国 Shizuoka 第1回通常国会『心が躍るダンスの国会』」(8/30、31 大ホール) 273 人 ④ 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 GO!!ALL returns (9/27,28、中ホール) 876 人 ⑤ 高校生吹奏楽フェスティバル(10/5 大ホール) 1,174 人 ⑥ 徳川家康公顕彰四百年記念事業 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 ドラマダンスエンターテイメント STAND UP!~シズオカ独立宣言!家康再起動~ (3/28、29 中ホール) 1,174 人 2 市民(利用者)からの意見・要望の内容とその対応状況の評価(クレーム対応 等) ・蛍光灯が複数個所消えている。 ・第1会議室の照明が一部チカチカしている。 ・業務用階段の2~3階辺りが少し臭う。 →いずれも早急に確認し、蛍光灯の交換及び清掃を実施した。 来場者の意見・要望を収集する手段として意見箱を設置し、得られた意見の情報共有、 速やかな対応に心掛けている。また、以前より施設利用者から要望のあった、催事当日 に排出した廃棄物の処理について、有料で処分を引き受けるサービスを開始し、利用者 の利便性向上に努めており良好な対応が成されている。

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3 市民(利用者)へのアンケートや満足度調査の状況評価 (1)利用者満足度調査 主催事業の内容に対する満足度調査を実施した結果、全事業を通じた「よかった」以 上の回答率は 85.6%であり、目標とする 85.0%を上回る結果となり、良好な評価を得る ことができた。 主な主催事業の満足度は以下のとおり。 ① ロビーコンサート Vol.5~8 87.9% ② 松竹大歌舞伎 90.7% ③ コミュニティダンス事業(公演) 「2014 ダンス&アートセレブレイション ダンス王国 Shizuoka 第1回通常国会『心が躍るダンスの国会』」 74.0% ④ 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 GO!!ALL returns 80.4% ⑤ 高校生吹奏楽フェスティバル 98.5% ⑥ 徳川家康公顕彰四百年記念事業 静岡市文化振興財団設立 20 周年記念事業 ドラマダンスエンターテイメント STAND UP!~シズオカ独立宣言!家康再起動~ 83.0% (2)市民アンケート 市内文化施設等で実施しているアンケートによると、静岡市民文化会館の認知度は 75.7%、利用度は 61.7%であり、他の文化施設等と比較した結果、認知度、利用度とも に最も高かった。 (3)その他の調査 施設内に意見箱を設置し、施設利用者が随時、意見・要望や施設利用満足度について 記載し、投函できるようになっている。また、一部主催事業においても同様の項目につ いてアンケートを実施している。各項目における「満足」「やや満足」の回答率は以下の とおり。 ① 職員の応対 68.0%(前年度 65.7%) ② 清掃、整理整頓 70.9%(前年度 62.1%) ③ 案内表示、掲示版 65.0%(前年度 53.6%) ④ 開館日、開館時間 61.7%(前年度 49.6%) ⑤ 空調、音響、照明等 60.1%(前年度 56.6%) 平成 25 年度、全項目において前年度を下回る結果となったが、平成 26 年度は全項目 の数値が向上した。継続して実施している職員の応対力向上研修の成果が伺えると共に 施設の老朽化が進む中、清掃や施設に関しての満足度が向上したのは、日頃の維持管理 業務によるところが大きいと考える。しかし、数値的に満足度の向上の余地は大いに残 されていることから、現状に甘んじることなく利用者からの声に耳を傾け、検証及び取 組を引き続き行って欲しい。 また、市民文化会館運営協議会を設置し、外部からの意見・要望を積極的に取り入れ る態勢が整えられている。平成 26 年度は計2回開催し、本施設の方向性や平成 27 年度 事業計画について意見を聴取した。

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4 指定管理者の経理状況の評価 指定管理業務の収支状況については、1,000 万円超の支出超過が見られた。 この主な原因としては、補助金収入が平成 25 年度で終了したことや光熱水費の高騰の ほか、主催事業のチケット売上(ミュージカル等)が当初見込みを下回ったことが挙げ られる。光熱水費の高騰などは社会情勢に左右され不可抗力の面もあるが引き続き経費 節減に努めるとともに、チケット売上等の事業費収入の見込みについては慎重に検討し、 収支バランスを踏まえた安定的運営に努めてほしい。 5 総括的な評価(課題事項・指摘事項及びそれらの改善状況 など) 保守点検及び修繕などの維持管理業務は適切に行われているが、開館から 36 年が経過 し経年劣化による要修繕箇所が多数みられるため、今後も引き続き計画的な小破修繕の 実施及び問題発生時における市への迅速な報告に努めてほしい。特に、3者の共同事業 体による施設運営であることを踏まえ、事業者間の情報交換を密に行い、課題の共有に 努めることを強く希望する。 平成 26 年度は、施設利用者数 506,991 人(目標値 540,000 人:達成率 93.9%)、施設 利用率 68.6%(目標値 70%:達成率 97.9%)となり、概ね目標を達成することが出来た。 引き続き目標達成に向けて努力して欲しい。このためにも、平成 25 年 10 月に運用を開 始した Twitter、平成 26 年1月に運用を開始した Facebook の積極的活用や、既存の広報 誌や館内案内掲示等、これまで実施してきた広報の検証と更なる活用など、十分に検討 を重ね、効果的な広報を実施して欲しい。 主催事業は概ねビジョンの理念及び施策に沿った企画内容が展開されていると評価し ているが、「市民の芸術文化の向上を図る」という施設の設置目的、地域の文化拠点とし ての施設の役割、市民のニーズなど多角的な視点を踏まえ、事業の効果検証を確実に行 い、多様な事業が企画及び実施されることを期待する。

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