Connecting Markets East & West
2014年12月
マイポータル/マイガバメント(仮称)および
マイナンバー制度の証券業務での利活用について
国民や民間事業者が メリットを感じられる施策 公益目的に資する 民間活用の実現 国全体で見た 社会コストの最適化 実態を踏まえた セキュリティの構築 政府から国民に対す る十分な周知・広報
制度の円滑な
導入・定着・改善
真に利便性の高い
制度・インフラの実現
当社は、金融所得課税の一体化など、投資家がリスクを取りやすい投資環境の整
備の観点から、マイナンバー制度が与え得る効果について、
今後の制度改正も視
野に
大いに期待を持っている。
マイナンバー制度開始の1年後に整備される予定の
マイポータル/マイガバメント
(仮称)
を含む各種インフラについても、国民の暮らしに係る利便性の高いサービ
スとすべき。
マイナンバー制度等への期待
Ⅰ.マイポータル/マイガバメント(仮称)の利活用
Ⅰ-1.住所・氏名変更手続きの簡素化
Ⅰ-2.顧客死亡時の相続手続きの簡素化
Ⅰ-3.確定申告手続きの省力化
Ⅱ.マイナンバー制度の利活用
Ⅱ-1.個人番号カードを活用した口座開設手続きの簡素化
Ⅱ-2.利用可能範囲の拡大による証券サービスの向上
おわりに
目次
マイポータル/ マイガバメント(仮称) • 引越しや結婚の際は市町村のほか、異動元/異動先の証券 会社(各営業所)やライフライン事業者(電力、電話等)等に、顧 客が個別に住所変更や氏名変更を届出なければならない。 • 届出を失念した場合、証券会社等からの郵便物の宛名が古 い・郵便物が届かない等、別途、住所や氏名を確認する必要が 生じ、顧客・証券会社等の双方に負担。 ■住所変更の届出が必 要な行政機関・民間企 業を複数選択し、一括 して届出を行う。 電子私書箱 情報提供等記録開示 システム ワンストップ サービス 電力会社 電話会社 市町村等 行政機関 ①転入等の届出等必要な手続き 住所変更届 住所変更届 証券会社 証券会社 市町村等 行政機関 届出の 失念 ④手続完了連絡 ④手続完了連絡 • 住所・氏名変更の届出が必要な異動元/異動先の行政機関・ 民間企業を抽出し、選択の上、一括して手続き行うことを可能と する(結果は電子私書箱等により確認)。個別に類似の届出を 行う手間を削減するとともに、失念がないか、確認が容易。 • 証券会社においては、ワンストップサービス手続きにより税法上 の本人確認行為がなされたとみなす制度改正を前提として、電 子的に住所・氏名変更手続きを完結させることが可能。 • 顧客の最新住所の照会が可能となれば相乗効果が見込まれる。 ①申請 ⑤確認 ②引越し先の 住所等を連絡 郵便物の 返送
?
Ⅰ-1.住所・氏名変更手続きの簡素化
ワンストップサービス利用により、確実に迅速にペーパレスに
現状 今後 顧客 顧客 ②住所変更の届出 電力会社 電話会社 ③データ更新 ③データ更新 ③データ更新 ⑤確認マイポータル/ マイガバメント(仮称) • 証券会社の顧客が死亡した場合、通常、相続人からの申し出 により証券会社における手続きが開始される。 • 相続人が顧客の資産を把握しておらず証券会社への申し出が ないと、当該顧客の資産が証券会社に残り続けてしまう。 • 死亡した顧客がNISA口座の場合、死亡後の配当等は課税とな るが、死亡の申し出がないため非課税のままとなり、後に死亡 を認識した際に、遡及して課税する必要があり、非常に煩雑。 電子私書箱 情報提供等記録開示 システム ワンストップ サービス 証券会社 市町村等 行政機関 ①顧客の死亡届等必要な手続き 証券会社 市町村等 行政機関 顧客の死亡 連絡の失念 ④必要な処理や顧客の 口座を凍結する旨を 連絡 ④必要な処理を連絡 • 顧客の死亡の届出が必要な行政機関・民間企業を抽出し、選 択の上、一括して手続き行うことを可能とする(結果は電子私書 箱等により確認)。 • 証券会社においては顧客の死亡の事実を早期に把握すること ができるため、迅速な口座の凍結(定期買付の停止など)による 資産の保全や相続手続きの早期化が可能となり、顧客の相続 財産の円滑な相続処理やNISA口座での適正な課税管理が可 能となり、結果として相続人との円滑な関係が構築される。 ①申請 ⑤確認 ②死亡の事実を連絡 死亡の事実に気づか ず顧客の口座が放置
Ⅰ-2.顧客死亡時の相続手続きの簡素化
証券口座の資産保全や相続手続きが、確実に迅速に
現状 今後 相続人(遺族) 相続人 (遺族) ②顧客の死亡の連絡 ③データ更新 ③データ更新 ⑤確認 ③相続手続き連絡×
■死亡の事実の通知が 必要な行政機関・民間 企業を複数選択し、一 括して届出を行う。 証券会社現状 顧客 • 各種書類の電子データを、マイポータル/マイガバメント (仮称)上の電子私書箱で受領し、そのままe-Tax等に自動 転記可能とすることにより、転記の省力化や書類管理の負 担を軽減。 • また、電子私書箱に電子データを送信すれば書面での送 達効果を満たす等の法整備が整えば、顧客の書類管理が 容易になり、証券会社や事業会社にとっても書類の発行に 係る費用などの削減が期待できる。 • なお、電子私書箱の利用に伴うコストは、費用削減に伴う 対応に見合ったものである必要がある。また、電子私書箱 を利用した確定申告における税額控除もインセンティブとし て検討の余地はある。 • 確定申告では、顧客は、配当等の支払通知書、特定口座 年間取引報告書、取引報告書などの、証券会社から郵送 等で交付される法令上交付義務がある書類を元に確定申 告書を作成し、e-Tax等を利用して確定申告を行っている。 • 顧客は、必要な場合は書類を郵送等で税務当局へ提出し ており、書類の管理の手間、印刷費、郵送費、再交付処理 等により、顧客と証券会社の双方に負担がかかる。 • 源泉徴収票についても、従業員と事業会社とで同様の問題 がある。 証券会社 ③必要に応じて郵送 e-Tax等 マイポータル/ マイガバメント(仮称) 電子私書箱 証券会社 e-Tax等 顧客 税務当局 今後 支払通知書 特定口座 年間取引報告書