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年次報告書2008年3月期

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(1)

*1 セグメント利益は税引前の利益です。 *2 ROA = セグメント利益/セグメント資産の平均残高 国内事業部門

事業内容(セグメント情報)

2008年3月期の業績 セグメント収益は、証券化による利益は減少しましたが、主に法人 向け融資が伸長したことにより、前期比6%増の131,139 百万円 になりました。 セグメント利益は、営業収益は増加したものの、支払利息が増加し、 貸倒引当金繰入額も一部戻し入れがあった前期より増加したことに加 え、無形資産の一時償却費が計上されたことなどにより、前期の 58,231 百万円に比べて38%減の35,932 百万円になりました。 セグメント資産は、法人向け融資が伸長したことにより、前期末比 6%増の1,965,200 百万円になりました。

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法 人 金 融 サ ー ビ ス 事 業 部 門 主な事業内容 融資事業、リース事業、 金融商品販売などの手数料ビジネス 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥ 97,683 ¥ 123,328 ¥ 131,139 セグメント利益*1... ¥ 49,294 ¥ 58,231 ¥ 35,932 セグメント資産... ¥1,629,877 ¥1,861,403 ¥1,965,200 ROA*2(%)... 3.1 3.3 1.9 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 従業員数:1,932名 オリックスは1964年の設立以来、米国において 一般に公正妥当と認められる会計処理基準(米国会 計基準)を採用しています。1998年にニューヨー ク証券取引所に上場してからは、米国証券取引法に 基づいた、より詳細な連結財務諸表を米国証券取引 委員会およびニューヨーク証券取引所に提出して います。 米国会計基準の連結財務諸表では、連結貸借対 照表、連結損益計算書により、営業資産や営業収益 といった取引をベースにした勘定科目により開示が 行われています。一方、財務諸表の脚注情報として、 セグメント情報が開示されています。 セグメント情報は、経営陣による業績の評価およ び経営資源の配分の決定に定期的に使用されるも のです。国内事業については主に事業の種類により、 海外事業については主に地域により、区分されてい ます。 国内事業については、経営管理上は地域の所在 および営業資産の種類等によって、さらにいくつか のセグメントに分割されていますが、取引の性質や 顧客のタイプおよび経済環境が類似しているため、 合算して報告しています。 セグメント資産構成比 (2008年3月期)

2008年3月期セグメント別業績概況

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2008年3月期の業績 セグメント収益は、測定機器などのオペレーティング・リース収益 の増加などにより、前期比15%増の78,317百万円になりました。 セグメント利益は、営業収益の増加を反映し、前期の10,869 百 万円に比べて7%増の11,658 百万円になりました。なお、前期に は貸倒引当金の戻し入れ益や有価証券売却損を含んでいます。 セグメント資産は、ファイナンス・リース投資が減少したものの、オ ペレーティング・リース資産が増加したことなどにより、前期末比7% 増の130,171 百万円になりました。

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レ ン タ ル 事 業 部 門 主な事業内容 測定機器・パソコン等の情報関連機器のレンタル事業およびリース事業 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥ 67,066 ¥ 67,859 ¥ 78,317 セグメント利益*1... ¥ 9,911 ¥ 10,869 ¥ 11,658 セグメント資産... ¥123,532 ¥121,621 ¥130,171 ROA*2(%)... 8.2 8.9 9.3 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 2008年3月期の業績 セグメント収益は、自動車リース事業において、前期に実施した証 券化の影響で営業資産が減少したことなどによりファイナンス・リー ス収益は減少しましたが、オペレーティング・リース収益が増加したこ となどにより、前期比8%増の158,093 百万円になりました。 セグメント利益は、オペレーティング・リースにかかる収益の増加に 伴い営業費用が増加したことに加え、支払利息や、販売費および一般 管理費の増加などにより、前期の28,224 百万円に比べて9%減の 25,577 百万円になりました。 セグメント資産は、オペレーティング・リース資産が伸長したことに より、前期末比2%増の519,643 百万円になりました。

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自 動 車 事 業 部 門 主な事業内容 自動車リース事業、レンタカー事業 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥130,775 ¥146,966 ¥158,093 セグメント利益*1... ¥ 26,661 ¥ 28,224 ¥ 25,577 セグメント資産... ¥509,149 ¥510,805 ¥519,643 ROA*2(%)... 5.5 5.5 5.0 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 従業員数:1,969名 従業員数:997名 セグメント資産構成比 (2008年3月期) セグメント資産構成比 (2008年3月期)

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事業内容(セグメント情報) 2008年3月期の業績 セグメント収益は、不動産販売収入に計上されるマンション分譲の引き 渡し戸数が減少しましたが、オフィスビルなどの賃貸事業やゴルフ場・研 修所などの不動産運営事業からの収益が増加し、賃貸不動産売却益も増 加したことにより、前期比13%増の278,096 百万円になりました。 セグメント利益は、マンション分譲事業において、開発中物件にかかる 開発コストの増加などによる評価損の計上などがありましたが、賃貸不 動産売却益が増加したことに加え、持分法適用となる共同事業体型マン ション分譲の利益も増加したため、前期の51,236 百万円に比べて 58%増の80,778 百万円になりました。なお、持分法適用となる共 同事業体型を含むマンション分譲事業全体での引き渡し戸数は、前期の 3,098 戸から、当期3,710 戸となりました。 セグメント資産は、主にオペレーティング・リース資産などの営業資産 の伸長により、前期末比17%増の1,053,364 百万円になりました。 国内事業部門

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不 動 産 事 業 部 門 主な事業内容 マンション分譲事業、オフィスビル・物流施設などの開発・賃貸 事業、ホテル・ゴルフ場・研修所等の運営事業、高齢者向け住宅 の開発・運営事業、建物総合管理および関連サービス事業、不動 産投資法人(REIT)の資産運用・管理事業 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥198,780 ¥245,336 ¥ 278,096 セグメント利益*1... ¥ 28,650 ¥ 51,236 ¥ 80,778 セグメント資産... ¥682,166 ¥901,237 ¥1,053,364 ROA*2(%)... 4.8 6.5 8.3 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 2008年3月期の業績 セグメント収益は、不動産の販売収入や証券化による利益が減少し ましたが、ノンリコース・ローンを含む法人向け融資事業からの収益 が伸長したことなどにより、前期比11%増の91,179 百万円にな りました。 セグメント利益は、営業収益は増加したものの、不動産の売却益や 証券化による利益が減少したことに加え、支払利息が増加し、貸倒引 当金繰入額も一部戻し入れがあった前期より増加したことなどにより、 前期の44,682 百万円に比べて6%減の42,089百万円になりまし た。 セグメント資産は、ノンリコース・ローンを含む法人向け融資などの 増加により、前期末比27%増の1,932,874 百万円になりました。

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不 動 産 関 連 ファイナ ン ス 事 業 部 門 主な事業内容 不動産ファイナンス事業、個人向け住宅ローン事業、商業用不動産 担保ローンの証券化事業、サービサー(債権回収)事業 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥ 69,472 ¥ 82,345 ¥ 91,179 セグメント利益*1... ¥ 33,384 ¥ 44,682 ¥ 42,089 セグメント資産... ¥1,223,063 ¥1,517,927 ¥1,932,874 ROA*2(%)... 3.1 3.3 2.4 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 従業員数:932名 従業員数:2,894名 セグメント資産構成比 (2008年3月期) セグメント資産構成比 (2008年3月期)

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2008年3月期の業績 セグメント収益は、保険料収入は前期を下回り、運用益も減少した ことにより、前期比3%減の128,742 百万円になりました。 セグメント利益は、運用益の減少や、貸倒引当金繰入額が一部戻し 入れのあった前期に比べて増加したことなどにより、前期の9,921 百万円に比べて26%減の7,318 百万円になりました。 セグメント資産は、前期末比6%減の480,745 百万円になりま した。 主な事業内容 通信販売や代理店 を利用した保険の募集およ び関連事業 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥137,468 ¥132,060 ¥128,742 セグメント利益*1... ¥ 13,212 ¥ 9,921 ¥ 7,318 セグメント資産... ¥491,857 ¥511,051 ¥480,745 ROA*2 (%)... 2.5 2.0 1.5 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期)

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2008年3月期の業績 セグメント収益は、前期中に取得した会社が期首から貢献しました が、ベンチャーキャピタル事業からの収益が減少し、前期にはあおぞ ら銀行株の一部売却益が計上されていたことなどにより、前期比13% 減の126,343 百万円になりました。 セグメント利益は、国内における持分法適用会社からの利益は増加 しましたが、営業収益の減少が大きかったことに加え、国内の再生ビ ジネスにおける子会社からの損失などが計上された結果、前期の 60,387 百万円に比べて59%減の24,720 百万円になりました。 セグメント資産は、前期末比4%減の745,318 百万円になりま した。 そ の 他 の 事 業 部 門 主な事業内容 金融商品取引業、ベンチャーキャピタル業、 カードローン事業、 プリンシパルインベストメント事業およびその他新規事業等 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥111,854 ¥145,443 ¥126,343 セグメント利益*1... ¥ 41,024 ¥ 60,387 ¥ 24,720 セグメント資産... ¥655,386 ¥773,595 ¥745,318 ROA*2(%)... 7.2 8.5 3.3 セグメント業績の推移 (単位:百万円) セグメント利益構成比 (2008年3月期) 従業員数:572名 従業員数:4,117名 生 命 保 険 事 業 部 門 セグメント資産構成比 (2008年3月期) セグメント資産構成比 (2008年3月期)

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事業内容(セグメント情報) 2008年3月期の業績 セグメント収益は、法人向け融資からの収益が増加し賃貸不動産の 売却益も増加しましたが、サブプライムローン問題については直接的 な影響はなかったものの、債券市場の悪化からの評価損が計上され ました。さらに、前期には追加的に貢献した有価証券売却益や有価証 券利息があったため、前期比15%減の101,739 百万円になりま した。 セグメント利益は、営業収益が減少し、貸倒引当金繰入額が増加し た結果、前期の31,315 百万円に比べて48%減の16,198 百万円に なりました。 セグメント資産は、主として法人向け融資は増加しましたが、円高 の影響やファイナンス・リース投資の残高の減少などにより、前期末 比7%減の452,976 百万円になりました。 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥ 70,223 ¥119,940 ¥101,739 セグメント利益*1... ¥ 34,701 ¥ 31,315 ¥ 16,198 セグメント資産... ¥441,285 ¥487,900 ¥452,976 ROA*2(%)... 8.2 6.7 3.4 海外事業部門 米 州 地 域 セグメント業績の推移 (単位:百万円) 2008年3月期の業績 セグメント収益は、前期において計上されていた大洋州地域におけ る事業部門の売却益がなかったものの、自動車などのオペレーティン グ・リースが伸長し、不動産販売収入や船舶関連の収益が計上された ことなどにより、前期比18%増の121,988 百万円になりました。 セグメント利益は、Korea Life Insurance Co.,Ltd.(大韓生命保険 株式会社)の持分を売却した結果、「持分法投資利益」は減少しました が、営業収益の増加に加え、当該株式の売却益が計上されたことなど により、前期の37,763 百万円に比べて20%増の45,391 百万円に なりました。 セグメント資産は、ファイナンス・リース投資やオペレーティング・ リース資産は増加しましたが、関連会社株式の持分売却や円高の影 響により、前期末比4%減の598,486 百万円になりました。 2006 2007 2008 セグメント収益... ¥ 88,914 ¥103,593 ¥121,988 セグメント利益*1... ¥ 31,956 ¥ 37,763 ¥ 45,391 セグメント資産... ¥562,654 ¥625,036 ¥598,486 ROA*2(%)... 6.0 6.4 7.4 ア ジ ア・大 洋 州・欧 州 地 域 主な事業内容 リース事業、船舶・航空機関連事業、法人向け融資事業、 プリンシパルインベストメント事業 セグメント業績の推移 (単位:百万円)

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主な事業内容 法人向けファイナンス事業、投資銀行業務、不動産関連事業 セグメント利益構成比 (2008年3月期)

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セグメント利益構成比 (2008年3月期) セグメント資産構成比 (2008年3月期) セグメント資産構成比 (2008年3月期) 従業員数:1,121名 従業員数:2,212名

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生命保険 事業 自動車 事業 米州 不動産事業 不動産関連 ファイナンス 事業 アジア・ 大洋州・ 欧州 セグメント利益 0 2 4 6 8 10 12 800 600 400 200 1,000 その他の 事業 レンタル 法人金融 サービス 事業 その他の 事業 米州 レンタル 不動産事業 法人金融 サービス 事業 不動産関連 ファイナンス 事業 アジア・ 大洋州・ 欧州 セグメント利益 0 2 4 6 8 10 12 800 600 400 200 1,000 生命保険 事業 自動車 事業 法人金融 サービス 事業 その他の 事業 米州 不動産事業 アジア・ 大洋州・ 欧州 0 2 4 6 8 10 12 800 600 400 200 セグメント利益 1,000 生命保険 事業 レンタル 自動車 事業 不動産関連 ファイナンス 事業 2 0 0 8 年 3 月 期 2 0 0 7 年 3 月 期 2 0 0 6 年 3 月 期 ■不動産事業部門において、賃貸 不動産の売却益やマンション分 譲事業からの利益を大きく伸ば しました。 ■年度前半までは資産拡大を図っ たものの、年度後半から激変し た事業環境のもとで、信用リス クに慎重に対応して、資産増加 を抑制しました。 ■ 堅調な市場環境のもとで、プリ ンシパルインベストメント事業 において利益を実現した結果、 その他の事業部門の利益が拡大 しました。 ■ 不動産事業部門において、賃貸 不動産の売却益を拡大しました。 ■法人金融サービス事業部門の資 産および利益が拡大し、収益性 も向上しました。 ■ 回復する国内経済のもとで、数 年前から成長分野として注力し てきた不動産関連ファイナンス 事業部門や不動産事業部門の利 益が拡大しました。 過去3期のセグメント利益、セグメント資産、ROAおよび各期の特徴は下記のとおりです。チャートは縦軸 にROA、横軸にセグメント利益、球の大きさは期末のセグメント資産を表しています。 (%) (%) (%) (億円) (億円) (億円) R O A R O A R O A

セグメント利益、セグメント資産、ROAの推移

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「資産・収益のセグメント別内訳」について 「ファイナンス・リース収益」「オペレーティング・リース収益」「貸付金および有価証券利息」は、「ファイナンス・リース投資」「オペレーティング・リース 投資」「営業貸付金」「投資有価証券」という営業取引の種類ごとに区分された営業資産をもとに計上されています。 「生命保険料収入および運用益」は、「生命保険事業」にかかるすべての営業資産をもとに計上されています。 「不動産販売収入」は、連結貸借対照表の「棚卸資産」(営業資産の区分には含まれていません)から生じています。 「賃貸不動産売却益」は、「オペレーティング・リース投資」に含まれる賃貸不動産の売却益を計上しています。 有価証券等仲介手数料などの手数料収入は、直接的には営業資産との関わりはありません。 「非継続事業からの収益」は、売却した(処分予定を含む)子会社・事業および賃貸不動産などに関する売却益や事業活動から生じた損益などについ て、売却後においても重要な継続的関与がない場合に区分して表示をしています。 注 : 1. 各項目のセグメント計には本社部門に属する資産および収益が含まれていないため、損益計算書および貸借対照表の各科目の数値とは一部合致しておりません。 2. 十億円単位で四捨五入しているため、連結財務諸表と若干の誤差が生じる可能性があります。 事業内容(セグメント情報) 単位:十億円 法人金融 不動産関連 アジア・ サービス 自動車 レンタル ファイナンス 不動産 生命保険 その他の 大洋州・ 事業 事業 事業 事業 事業 事業 事業 国内 計 米州 欧州 海外 計 合計 セグメント資産 . . . 1,965 520 130 1,933 1,053 481 745 6,827 453 599 1,052 7,879 ファイナンス・リース投資 . . . 483 295 25 0 19 4 2 828 39 230 269 1,097 オペレーティング・リース投資 . . . 16 224 104 33 456 0 3 836 25 160 185 1,021 営業貸付金 . . . 1,416 0 0 1,406 25 130 426 3,403 289 77 366 3,769 投資有価証券 . . . 20 1 1 468 1 343 130 964 89 33 122 1,086 その他営業資産 . . . 2 0 0 26 124 0 40 192 0 5 5 197 棚卸資産・賃貸資産前渡金 . . . 12 0 0 0 331 0 3 346 7 36 43 389 関連会社株式 . . . 16 0 0 0 97 4 141 258 4 58 62 320 セグメント収益 . . . 131 158 78 91 278 129 127 992 102 122 224 1,216 ファイナンス・リース収益 . . . 29 20 1 0 3 0 0 53 5 20 25 78 オペレーティング・リース収益 . . . 25 83 68 1 37 0 2 216 2 73 75 291 貸付金および有価証券利息 . . . 58 0 0 80 2 0 41 181 39 6 45 226 有価証券等仲介手数料および売却益 . . . 4 0 0 1 1 0 19 25 -3 2 -1 24 生命保険料収入および運用益 . . . 0 0 0 0 0 129 0 129 0 0 0 129 不動産販売収入 . . . 5 0 0 0 73 0 0 78 0 10 10 88 賃貸不動産売却益 . . . 0 0 0 0 17 0 0 17 0 0 0 17 その他の営業収入 . . . 10 55 9 8 99 0 54 235 54 11 65 300 非継続事業からの収益 . . . 0 0 0 1 46 0 11 38 5 0 5 63

資産・収益のセグメント別内訳

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2008年4月から開始される事業年度に向け、オリックスは組織を一部変更し新体制にて経営を執行して

いくこととなりました。これに合わせて戦略の策定、経営資源の配分、ポートフォリオバランスの決定などを

行うセグメントを、下記に示す6区分に変更しました。

新たなセグメントは、ここ4∼5年で大きく変貌したオリックスにおいて、大きな戦略の単位それぞれに事

業戦略における優位性を確保し、企業価値の最大化を行うにあたって、経営陣が最適と考えるものです。

今後はこの6セグメントごとに、利益の源泉である株主資本、資金、人材などの経営資源の最適な配分と

モニタリングのプロセスにより、企業価値の最大化を図っていきます。

法人金融サービス事業部門

To page 28 融資事業、リース事業、金融商品販売などの手数料ビジネス、環境関連ビジネス

メンテナンスリース事業部門

To page 30 自動車リース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業、測定機器・情報関連 機器等のレンタル事業およびリース事業

不動産事業部門

To page 32 マンション分譲事業、オフィスビル・物流施設などの開発・賃貸事業、ホテル・ゴル フ場・研修所等の運営事業、高齢者向け住宅の開発・運営事業、建物総合管理およ び関連サービス事業、不動産投資法人(REIT)の資産運用・管理事業

投資銀行事業部門

To page 34 ベンチャーキャピタル業、プリンシパルインベストメント事業、M&Aアドバイザ リー事業、不動産ファイナンス事業、商業用不動産担保ローンの証券化事業、 サービサー(債権回収)事業

リテール事業部門

To page 36 住宅ローン事業、カードローン事業、生命保険事業、金融商品取引業

海外事業部門

To page 38 リース事業、融資事業、債券投資事業、投資銀行業務、不動産関連事業、船舶・航空 機関連事業

新たな

6セグメントの

事業内容

事業戦略

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グループ全体の基盤となる事業部門として、きめ細かく柔軟でスピーディな対応によって、主

要なお客様である中堅・中小企業の競争力強化を支援する。また、リスクに応じたスプレッドと

保全により収益性と健全性を確保しつつ、

環境関連ビジネスなど新たな成長分野の構築を図る。

事業環境

当事業部門を取り巻く事業環境は、前期から大きく変 化しました。期初の国内景気拡大の見通し以上に、米国 経済の減速懸念が高まり、円高、原油等の原材料費の上 昇が進行したことにより、中堅・中小企業にとって、先行 き不透明な状況が続いています。中堅・中小企業には二 極化の傾向が見られ、倒産件数が増加する一方で、好業 績企業では引き続き設備投資や新規出店などの前向きな 資金ニーズが見受けられます。 また、金融・資本市場が混乱するなかで、短期金利は上 昇したものの、長期金利は低下する傾向が持続していま す。当事業部門のセグメント資産の大半である営業貸付 金やファイナンス・リース投資は、主に長期プライムレー トを基準に金利・リース料率を設定していますが、国内景 気の先行き懸念などから、当面は、長期金利の大きな上 昇を見込みづらい状況です。 なお、中堅・中小企業向けの貸付金やリースの市場で は、銀行やリース会社などが主な競合相手になります。

事業戦略

当事業部門は、グループ全体の基盤となるべく、きめ 細かく柔軟でスピーディな対応を心掛けることで、中堅・

法人金融サービス事業部門

景気の現状判断DI* 長短金利の推移 事業概要 当事業部門は、1964年の会社設立時から展開してきたリース業にその原点があり、今日 においてもなおグループ全体の基盤となっています。 現在では、全国98拠点の営業ネットワークを通じて、主要なお客様である国内の中堅・中 小企業向けに、設備投資資金などの融資やリースを提供するほか、事業承継ニーズ・海外進 出ニーズへの対応などグループ全体の相談窓口として活動しています。 主要グループ会社 オリックス オリックス・アルファ エヌエスリース 従業員数:2,560 名 03/4 04/4 05/4 06/4 07/4 08/3 60.0 50.0 40.0 30.0 0.0 (出所:内閣府景気ウォッチャー調査 2008年4月8日発表) 0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 長期プライムレート 3カ月 Tibor 05/7 06/1 06/7 07/1 07/7 08/1 (DI) (%) *DIはDiffusion Indexの略。景気判断について「良くなっている」から「悪くなっ ている」までの5段階の判断に、1から0までの点数を与え、この点数で回答結

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中小企業の競争力の強化をお手伝いしていきます。また、 環境ビジネスなど新たな収益源の構築を図ります。 当事業部門の営業担当者は、各種の取引を通じてお客 様に対する理解を深め具体的なニーズを把握したうえで、 必要に応じて他部門と協働することで、お客様の立場に 立った競争力を強化するために最適なソリューション の開発、提供というビジネスサイクルの根本を担ってい ます。 当事業部門では中堅・中小企業を取り巻く環境が不透 明感を増すなか、新規案件については慎重に取り組み、リ スクの高まりを考慮したスプレッドを確保していきます。 既存契約のリスクモニタリングについても、営業現場 とリスク管理部門との連携を密にとり、必要と判断され た場合は速やかに保全を強化するなど、さまざまな対応 を図ることでアセットクオリティが悪化しないように迅速 に対応していきます。現環境下では、資産拡大より収益 性や安全性を重視することでROAを改善していきます。 一方で、お客様のニーズをより的確に把握し対応する ことで、当事業部門だけでなくグループ全体として収益 性の拡大につながる営業活動を着実に展開していきます。 オリックスの強みは、長年にわたって中堅・中小企業との 取引を拡大してきた全国にわたる営業ネットワークとそれ を支える人材です。地域金融機関とも情報交換や提携を しつつ取引できる関係を構築しています。これらのネット ワークから得られる幅広い情報を活かし、不動産に関連 したお客様のニーズにはオリックス不動産の知見、事業承 継やM&Aのニーズには投資銀行本部のノウハウ、海外進 出のニーズにはオリックスの海外ネットワークを活用する など、お客様の求めるソリューションを提供します。 さらに、お客様や社会からのニーズが拡大していくこ とが予測される環境関連ビジネスにも注力し、全国へ多 店舗展開している食品スーパー・量販店向けのESCO事 業*やお客様の廃棄物処理に対する提案などを進めてお り、これまで培ってきたノウハウやネットワークを活用し 海外にも同様の展開をしていきます。 今後も、お客様との信頼関係をより一層強化し、従来 型の事業法人向けファイナンスの展開にとどまらず、お客 様のニーズに対し最適なソリューションを提供できるよ うグループの専門性を活かした提案を行っていきます。

* ESCO(Energy Service Company)事業とは、工場やビルの省エネルギー に関する技術、設備、資金などを包括的に提供し、省エネルギーを実現する事業。 資金調達・事業拡大・コスト削減 などさまざまな経営課題 お客様の課題やニーズに 応じたソリューション 法人金融 サービス 事業部門 他の事業部門や 法務、経理、 リスク管理 などの専門部署 協 働  体 

法人のお客様

現金 売掛債権・手形 ファクタリング・流動化 の提案 機械・車両 リース・融資提案 土地・建物 新規出店や不動産取得計画等の お伺い・融資の提案 ESCO事業の提案 投資有価証券 投資商品の提案 短期・長期借入金 プロジェクト融資や借換 の提案 買掛金 支払代行サービスの提案 退職給付引当金・年金 生命保険の提案 企業年金制度の提案 資本金・利益剰余金・自己株式 事業承継・事業再生・ M&A の提案 グループ商品・サービスの総合窓口としての 法人金融サービス事業部門 営業担当者の提案例

中堅・中小企業

オリックス

お客様の貸借対照表

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独自の専門性に基づく付加価値の高いサービスを提供しつづけることで優位性を確保し、

高い収益性を維持する。

事業環境

国内の新車販売台数は減少傾向にある一方、多くの自 動車を業務上利用する法人の間で、自動車リースの管理 上のメリットが浸透しており、自動車登録台数に占めるリ ース化の比率は中長期的に緩やかに上昇することが見込 まれています。自動車リース市場では、大手リース会社の 合併などにより寡占化が進んでおり、大手間の競争が激 化しています。 また、2007年9月末現在、個人による自動車リースの 利用台数は、11万台強であり、この市場の拡大余地は十 分にあると考えています。 測定機器のレンタル事業については、物流センターや レンタル資産の確保など、高額な先行投資が必要なこと や機器校正の知識を持つ人材の確保が必要なため、比較 的参入障壁が高くなっています。その結果、国内の測定機 器レンタル市場の事業環境は、比較的安定しています。 一方、情報関連機器のレンタル事業では、情報セキュ リティ対策へのニーズの高まりが見られますが、他の事 業者の進出もあり、競争環境は厳しくなっています。当事 業部門では、既存のレンタル市場に加えて、これまで 培ったノウハウを活かせる新たな分野として、環境分析 機器や医療機器の市場に注目をしています。これらの市 場に対しては、環境問題への意識の高まりや高齢化社会 の到来を背景に今後安定的な成長を見込んでいます。

メンテナンスリース事業部門

事業概要 当事業部門は、自動車事業とレンタル事業から構成されています。 自動車事業は、1972年から自動車リース事業を、1985年からレンタカー事業を展開して います。自動車リース事業は、メンテナンスサービス付きの自動車リースを提供することから スタートし、現在では車両管理全般のアウトソーシング機能を提供しています。レンタカー 事業は全国約830の店舗において、法人・個人のお客様向けに営業しています。 レンタル事業は、1976年から法人向けに測定機器のレンタルを開始し、その後情報関連 機器のレンタルおよび技術サポート、校正受託サービス、資産管理サービスなどの関連サー ビスの提供も行っています。 主要グループ会社 オリックス自動車 オリックス・レンテック 従業員数:2,966 名 01 02 03 04 05 06 07 08 自動車リース 業界台数 2,396 2,529 2,672 2,706 2,886 3,020 3,063 オリックス 管理台数 285 390 423 470 497 529 559 570 シェア(%) 11.9 15.4 15.8 17.4 17.2 17.5 18.3 自動車リース台数の推移とオリックスのシェア (出所:日本自動車リース協会連合会) (千台) 01 02 03 04 05 06 07 08 レンタカー 業界台数 298 312 315 323 330 355 — オリックス 管理台数 21 30 30 43 43 46 47 46 シェア(%) 7.0 9.8 9.5 13.3 13.0 13.0 — レンタカー台数の推移とオリックスのシェア (出所:国土交通省自動車交通局) (千台)

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事業戦略

当事業部門は、独自の専門性に基づく付加価値の高い サービスを提供し続けることでマーケット・トップシェア を確保し、規模のメリットを活かして高い収益性を維持し ていきます。 自動車事業においては、自動車リース事業とレンタ カー事業を一体で展開することによる商品・サービスの 相互補完やスケールメリットの拡大を目指しています。 また、当事業部門の営業ネットワークに加え、「法人金融 サービス事業部門」をはじめとするグループ各社のネット ワークを活用して、事業の拡大を図っています。2008年 3月末現在、当事業の総車両管理台数は61万6千台です。 法人向けの自動車リース事業では、車両管理業務や メンテナンスなどのアウトソーシングサービスの提供に より、自動車関連の経費削減や業務効率化に対し、全方 位でのサポートを行っています。専門化・高度化していく お客様のニーズを捉え、リスクマネジメントや環境対応、 コ ン プ ラ イ ア ン ス な ど に 関 す るコ ン サ ル ティン グ サービスを強化し、お客様にとっても高い付加価値を提 供できる体制づくりを進めていきます。 個人向けビジネスにおいては、「マイカーリース」や 「 カー シェアリン グ 」な ど の 啓 蒙 を 引 き 続 き 促 進し 、 ブランド名の認知向上とともに、新しいビジネス基盤の 創出に着実に取り組んでいきます。 レンタル事業においては引き続きレンタル対象となる 機器の拡大、資産管理サービスなどの付帯サービスを充 実していきます。また、高いマーケットシェアを活かして、 仕入先メーカーと強固な協調体制の構築を行いつつ、効 率的に資産を回転させることで、安定的な成長を目指し ています。当事業における現在の保有レンタル機器は、約 3万種類、60万台です。 今後は、安定的な成長が見込まれる環境分析分野、医 療分野など、新たな分野においても積極的に商品・サー ビスを拡大していきます。また、すでに進出している中 国、韓国、シンガポールなどの海外市場においても、日本 で蓄積したノウハウを活用し、業容の拡大を図っていき ます。 サービスメニューの多様化と高度化の流れ お客様の経営課題やニーズ 「オリックス自動車」が提供する 主なサービス 車両管理業務の省略化 ●車両メンテナナンスサービス ●事故処理ササポート 自動車関連コストの削削減 ●車両大量購買/ 売却によるコストメリット売 ●消耗品などのプラプライベートブランド化 よるコストメリット と一括購入によ 車両情報管理による効率化 ●インターーネット車両管理システム ●給油情報情報管理 ●ETC 利用情報管理利 社会的責任(CSR)活動の実践 ●エコドライブ・安全運転・法令遵守 などの車両と人に関するマネジメント サポート  (オリックス テレマティクス サービス) 車両管理業務コンサルティング ●環境境管理報告書サポート ●燃費費情報・事故情報の分析 * テレマティクス サービスについては、P15をご覧ください。 2004 2005 2006 2007 700 600 500 400 300 200 100 0 585 585 574 535 年間新車販売台数の推移 (出所:日本自動車販売協会連合会) 2004 2005 2006 2007 500 400 300 200 100 0 5 4 3 2 1 0 271 289 302 306 3.59 3.78 3.93 3.97 自動車登録台数に占めるリース車両台数 (出所:国土交通省) (万台) 台数:万台(左軸)リース化比率:%(右軸)

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資産回転型の不動産ビジネスの展開、共同事業による大型プロジェクト開発の推進などによ

り、投資銀行的なデベロッパーとしてユニークな地位を築く。

不動産事業部門

事業概要 当事業部門は、1986年に開始した法人向けの独身寮賃貸事業にその原点があり、1993年 からはマンション分譲事業を始め、1999年のオリックス不動産の設立以降、本格的に不動産 事業に進出しています。現在はオフィスビル・物流施設などの不動産開発・賃貸事業、マンショ ン分譲事業、ホテル・ゴルフ場・研修所等の運営事業、高齢者向け住宅などの開発・運営事業、 建物総合管理および関連サービス事業、不動産投資法人(J-REIT)の資産運用・管理事業を行 っています。また、アジア・中東地域を中心に、海外での不動産投資事業にも取り組んでいます。 主要グループ会社 オリックス不動産 オリックス・ ファシリティーズ 従業員数:2,924 名 首都圏 首 首都 1.4 1 4 1.4 51.4% 九州圏 3.5% 近畿圏 31.22 311.2 31.2% 中国圏 中国圏 1.8% 北陸圏陸圏 0 0.5% 中京圏 9.0% 北圏 北圏 北 北圏 東北圏 1..999 1.9% 北 北海道 0 0.7% 東京23区 37.5% 東京23区以外 7.1% 他首都圏 6.8

事業環境

国際的な金融資本市場の混乱・信用収縮の影響を受けて、 国内外の投資家のリスク許容度は低下しており、国内の不動 産事業を取り巻く環境は大きく変化しています。 特に、分譲マンション市場では、地価上昇や資材価格の 高騰、建築基準法改正に伴う建築期間の長期化の影響か ら販売価格が高騰、消費者の購入意欲の低下も影響し、不 動産経済研究所の発表した「全国マンション市場動向」で は、2007年(1∼12月、以下同様)のマンション新規発 売戸数は約13万戸と、2006年の約16万戸から約14% 減少しています。 オフィスビル・物流施設などの開発・賃貸事業の環境は、 現時点では堅調なテナント需要が見込めているものの、一 時的には企業業績や経済動向などによる需給関係に変化 が生じる可能性もあると考えています。一方で中長期的な 観点から見れば、国内の不動産の利回りは、海外の主要都 市と比較し依然として魅力的な水準にあることから、選別 的ではあるものの新規の投資は引き続き拡大していくこと が期待できます。 近年の地価上昇によって、多くの事業会社や不動産 ファンドが、オリックスの主要事業であるオフィスビル・物 流施設の開発・賃貸事業やマンション分譲事業に進出して きています。特に立地条件の良い開発用地の取得は、事業 者間の競争も激しくなっています。その一方、市場環境が 変化するなかで、資金調達力や資産ポートフォリオにより 事業者間の展開力に差が生じる局面を迎えているという 見方もあります。

事業戦略

当事業部門は、過去数年間の展開により蓄積された多角 的な事業ノウハウを活かし、大型プロジェクト開発の取り 組みや資産ポートフォリオの多様化を推進していきます。 また「資産回転型」の不動産ビジネスを展開することで、投 資銀行的なデベロッパーとしてユニークな地位を築くこと を目指しています。 オリックスの所有する オフィスビルの分布状況 (2008年3月末現在)

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足許の不動産市況は当面不透明と思われ、先のリスクが 読みにくくなっています。こうした環境下でも、オリックス は多元的な情報収集能力や多角的な事業展開力を活かし、 付加価値の高い物件を提供することで、競合他社との差別 化を図ります。 マンション分譲事業については、厳しさを増す事業環境 を踏まえ慎重に対応しつつも、高齢者住宅と分譲マンショ ンの複合開発など、お客様にとって魅力的な物件を提供し ていきます。 オフィスビル・物流施設の開発・賃貸事業においては、大阪 梅田北ヤードの複合再開発、横浜みなとみらいのオフィスビ ルプロジェクト、大阪・堺における大型物流施設開発など大 型のプロジェクト開発にリスクを見極めながらも積極的に取 り組んでいきたいと考えています。地域としては、引き続き首 都圏・近畿圏・中部圏を中心に展開していきますが、個別に案 件を見極めながら、他の地域への投資機会も探っていきま す。また、オフィスビル、物流施設、商業施設、賃貸住宅をは じめ、ゴルフ場、旅館、ホテル、研修所、介護施設など、多種 多様な物件により資産ポートフォリオを構築していきます。 従来、開発・賃貸してきた保有物件については売却が可 能な状況にある物件が増加してきたことから、予定どおりこ れらの売却を推進することで、資産の回転を継続させてい きます。 オリックスでは案件の取り組み時にあらかじめ出口を見 据えた戦略を立てています。これまでに蓄積された不動産 関連の情報や経験に基づく知見に加え、リスク管理部門な どの専門部署と適時連携しながら案件の定期的なモニタリ ングを実施し、適切なリスク管理体制を構築しています。ま た、大型案件ではジョイントベンチャーを組成して事業パー トナーとリスクをシェアするケースもあります。こうした取り 組みにより、変化する市場に柔軟に対応することができると 考えています。 外部投資家の運用委託ニーズに対応し、私募ファンドの組成 やストラクチャード・ファイナンスの活用など他人資本も積極的 に取り込み、アセットマネジメント業務も展開していきます。 経済のグローバル化を背景として、不動産市場はグロー バル基準による投資評価方法の定着や不動産金融手法の進 化により、世界的に拡大基調をたどっています。不動産投資 は自国内にとどまらず、魅力的な市場を求め、グローバルに 投資を行うことが当然の選択肢になりました。日本の不動産 に対しても、海外投資家の投資ニーズは高く、かつ多様化し ています。オリックスでは、2007年6月に「海外不動産事業 本部」を設立し、中国、アセアン、豪州、中東を中心に、不動 産投資事業を本格的に開始しました。2008年6月からは、 「海外不動産事業本部」をオリックス不動産の傘下に置くこ とにより、人材を一体的に活用し、国内外のビジネスチャン スを有機的に結合させることで、グループとして不動産投資 事業のグローバル化を積極的かつ効率的に推進し、一層の 顧客サービスの向上に努めていきます。 各国REITの配当利回りと10年国債の利回りとのスプレッド -2.00% 07/ 12 07/ 6 06/ 12 06/ 6 05/ 12 05/ 6 -1.00% 0.00% 1.00% 2.00% 3.00% 4.00% 5.00% アメリカ オーストラリア 日本 水都・OSAKAαプロジェクト(愛称:ほたるまち) 水都・OSAKAαプロジェクト推進協議会(オリックス不動産など8社) は、大阪市福島区の大阪大学医学部付属病院跡地にて再開発事業を進 め、2008年5月2日には、まちびらきを行いました。 オリックス不動産は、商業施設(堂島クロスウォーク)および超高層 マンション(The Tower Osaka)を手掛けています。

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投資戦略に応じたリスク管理を行いつつ、事業投資のバリューチェーンの連携強化、金融法

人との関係強化、証券市場における取引拡大を図る。

事業環境

国内における不動産ノンリコース・ローン市場は世界的 な過剰流動性を背景に、資金の流入が続いてきました。し かしながら2007年後半からはサブプライムローン問題 を契機とする世界的信用収縮の影響によって投資家のリ スク許容度が低下し、先行きに注視が必要な状況です。ま た国内の証券化市場においても海外市場ほどの急激な変 化はないものの、資産担保証券のイールド・スプレッドの 推移や投資家動向を慎重に見極めていく必要があります。 不動産ノンリコース・ローンの市場は国内の銀行や外 資系投資銀行との競合関係にありますが、一部に撤退の 動きも見られます。 不良債権の投資市場は、主に外資系投資銀行、株式投 資ファンド、国内の銀行などの関係会社が参入しており、 競争は厳しくなっています。 国内のM&A市場では、2006年まで3年連続の増加を 続けていたM&A件数が2007年にはやや減少となり、変 化が見え始めています。しかしながらその内容を見ると、 上場企業においては事業再編や子会社の戦略的な非公開 化、中小企業においては事業承継など、企業の重要な経 営戦略の一つとしてM&Aが活用され始めており、日本に おける本格的なM&A時代の到来を感じさせるものと なっています。 近年、国内独立系ファンド、銀行系ファンド、証券系ファ ンド、商社等の国内勢に加え、海外の投資ファンドなども 日本企業への積極的に投資してきたため、良質な案件の 獲得競争は厳しくなっていました。しかし、2007年後半 からは市場の不透明感が増すなかで、投資家のリスク許 容度の低下によりこれまでの競争状況にも変化が見え始 めています。これにより投資の出口を取り巻く環境は厳し さが出始めています。 また、金融商品取引法、貸金業法の改正に伴い、当部門 の事業は直接的あるいは間接的に、新たな規制を受ける ことになりました。

投資銀行事業部門

事業概要 当事業部門は、1990年代末から2000年代にかけて本格的に開始した不動産関連ファイ ナンス事業と投資銀行業務により主に構成されており、1983年に開始したベンチャーキャ ピタル業、1999年から開始したノンリコース・ローンなどの不動産ファイナンス事業、不良 債権への投資を行うサービサー事業、2000年に開始したプリンシパルインベストメント事 業、証券化事業、2003年より開始したM&Aおよび財務アドバイザリー業務などを行ってい ます。 主要グループ会社 オリックス オリックス債権回収 オリックス・キャピタル オリックス・ インベストメント 従業員数:3,403 名 未上場企業のM&A件数の推移(国内) 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 20 15 10 5 0 (単位:百件) (出所:(株)レコフ)

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事業戦略

当事業部門は、それぞれの投資戦略に合わせたリスク 管理を行いつつ、ベンチャーキャピタル、プリンシパルイ ンベストメント、不良債権投資といった事業投資関連事業 のバリューチェーンの強化、金融法人との関係強化、資本 市場・証券市場での事業を拡大していきます。 事業投資関連事業は、企業のアーリーステージでは ベンチャーキャピタル、成長・成熟ステージでは投融資や M&Aアドバイザリー、成長カーブから脱落した企業には 再生投資や不良債権投資といった形で、企業ステージご とにバリューチェーンが構築されています。これらの連携 を強化することで収益機会の拡大を図っていきます。 また、専門組織を設立するなどの人的資源の投入に加 え、保証業務などを中心とする金融法人向けのリスク アセットコントロールサービスメニューの拡充、シンジケー ションローンや共同ファンド設立など共同事業を推進する ことによって、金融法人との関係を強化していきます。 さらに、市場流動性のある商品への投資を拡大し、証券 化市場において、より優位な地位を確立することにより、 積極的にビジネスの裾野を広げるとともに資産効率を向 上させながら、中長期的な成長の持続を目指します。 個別の事業については、足許の事業環境が不透明感を 増すなか、お客様やビジネスパートナーとの関係を強化 し足場を固めながら取り組んでいく必要があります。 ノンリコース・ローン事業については環境が大きく変化 しているため、従来以上に慎重な対応が必要であると考 えており、金利スプレッド、LTV*1、DSCR*2、キャッシュ リザーブなどの個別の取引条件を分析し、リスクプライシ ングを精緻に行い、収益性の拡大およびモニタリングの 強化に努めています。 サービサー事業では、金融機関に対するさまざまなソ リューション・ビジネスの取り組みを新たな収益機会とし て推進しています。これは大手都市銀行に限らず、事業再 生ファンドの組成などを通じて築いた信頼関係により、地 域の金融機関に対しても展開しています。 プリンシパルインベストメント事業については、再生企 業への投資から事業承継・事業再編案件への投資に軸足 を移し、「法人金融サービス事業部門」と連携して、積極的 な投資案件の開拓に努めていきます。また、国内企業の M&Aの活用意欲の高まりや事業承継ニーズの増加に合 わせ、M&Aアドバイザリ−ビジネスについてもさらに拡 大していく方針です。 また、金融商品取引法、貸金業法の改正に伴う、整備を 早期に進め、適切に対応するための体制強化を図ってい ます。 ベンチャ ベンチャー 投資 投資 資本政策 再生投資 事業承継 事業再編 良債権 不良債権 投資 M&Aおよび 財務アドバイザリー事業 プリンシパル インベストメント 事業 株式公開 ベンチャーキャピタル業 (時間) (成長ステージ) サービサー事業 企業の成長過程に応じたバリューチェーン展開 *1 LTVとは、Loan to Valueの略で、貸付先における借入金等の負債額を、担 保資産の評価価額で割った比率のことを指します。

*2 DSCRとは、Debt Service Coverage Ratioの略で、借入金償還余裕率 などと呼ばれています。これは、年間の純収益を借入金の年間元利返済額で 割って求めた数値で、倍率や%で表します。

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ニッチ・マーケットにおける独自の専門性と効率性を高めつつ、付加価値の高い商品・サー

ビスを提供し、新たな個人向け市場を開拓する。

事業環境

住宅ローン事業では、個人の投資用賃貸マンションの 購入資金に対するローンに注力しています。この分野で は、従来競争相手は限られたノンバンクや銀行でしたが、 新たに大手銀行および外資系ノンバンクがマーケットに 参入、競争は徐々に激しくなっています。 カードローン市場は、2006年12月の貸金業規制法の 改正および今後の段階的な同法の施行により大きな変革 期にあります。具体的には、出資法上限金利の引き下げや 貸付総量規制の導入の決定により、消費者金融専業者や カード・信販会社はこれまでのビジネスモデルの維持が困 難となり、大手業者では銀行との連携が進み、中堅業者以 下の淘汰を含む業界再編が進行しています。これまで以 上にメガバンクをはじめとする銀行の存在感が増してき ており、オリックスが手掛けているカードローンの顧客層、 いわゆるプライム層において競争が激化しています。 生命保険市場では、2007年、保険金等の不払い問題 により契約獲得の営業活動以上に契約者のサポート活動 を強化したこともあり、市場全体として新規契約・保有契 約件数とも減少しました。同年12月、銀行での窓口販売 が全面解禁となり、各社とも将来の有望な販路として商品 投入に力を注いでいます。少子高齢化やライフプランの 多様化により、個人向け保険に対する顧客ニーズが多様 化し、医療保険などのいわゆる第3分野の保険への注目 度が高まっています。この分野においては、特定疾病のみ を保障するリスク限定型の保険の開発や、募集代理店と のタイアップによる商品を開発するなど、商品種類の多 様化、競争の激化が進んでいます。 証券市場においては、米国サブプライムローン問題を 契機とした株式相場の低迷から個人投資家マインドが急 速に悪化し、委託売買代金は2007年9月以降前年同期 と比べて大幅に低迷しました。ネット専業証券市場におい

リテール事業部門

事業概要 当事業部門は、個人のお客様を主なターゲットとした4つの事業で構成されています。 1980年から手掛け始めた住宅ローン事業は、現在、1998年にグループ入りしたオリックス 信託銀行を中心に展開しています。1979年設立のオリックス・クレジットでは、1987年よりカー ドローン事業を、1991年設立のオリックス生命保険では、1997年より個人向け通信販売専門商 品を展開しています。また、1986年にグループ入りしたオリックス証券が、インターネット取引を中 核とする証券事業を行っています。 主要グループ会社 オリックス信託銀行 オリックス・クレジット オリックス生命保険 オリックス証券 従業員数:1,421 名 03/3 04/3 05/3 06/3 07/3 08/3 3,600 3,000 2,400 1,800 1,200 600 0 104 医療保険新契約件数の対比 (単位:千件) 120 100 80 60 40 20 0 2,590 オリックスの医療保険新契約件数(左軸) 医療保険新契約件数*(右軸) * 社団法人生命保険協会「生命保険事業概況 年次統計」

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ては、国内大手証券資本の会社も新規参入したことによ り、さらなる手数料の引き下げが行われるなど、競争環境 は厳しい状態にあります。

事業戦略

当事業部門では全体として、ニッチ・マーケットにおけ る独自の専門性、効率性を高めつつ、新たな個人向け市 場を開拓し、お客様の満足度の高い商品・サービスを提供 していきます。 住宅ローン事業においては、金利動向を見極めながら 貸付期間や金利水準の柔軟な設定、シニアローン、介護 保証特約付き団体信用保険付きローン等の新商品を投入 し、また投資目的で資金運用ニーズの高いお客様の獲得 を図ることにより競合他社に対抗しています。一方、住宅 販売や賃貸のマーケット状況、他金融機関からの借入状 況を含めた投資家の信用などのデータを分析し、リスク を最小限に抑えるよう努めています。 カードローン事業においては、20年にわたり主に30 ∼40代のビジネスマンを対象に利息制限法内の金利水 準を設定した主力商品「VIPローンカード」の取り扱いに 注力してきました。この金利水準で長期間にわたってビジ ネスを確立している業者は他になく、20年間に蓄積した 与信・審査ノウハウ、広告マーケティングノウハウを活か し、引き続き「VIPローンカード」を中心にお客様にとっ て使い勝手の良いカードローンを提供していきます。加え て、金融機関との個人向けおよび中小企業向け無担保 ローンの保証提携の促進や、担保証券の売買が原則自由 な証券担保ローン「VIPストックローンカード」拡販に向 けた証券会社との提携を推進し、従来の顧客層とは違っ た新たな顧客層を発掘し、顧客基盤の拡大を目指します。 生命保険事業においては、主に個人のお客様を対象と した保障性商品(死亡保険、医療保険等)の開発、販売に注 力しており、保有契約件数は大幅に増加しています。 2007年12月の銀行での窓口販売の全面解禁に合わせ て保障性商品の新たな販売チャネルの開拓を図っていま す。当事業では、お客様のニーズをきめ細かに汲みとり、 シンプルで分かりやすく、かつ独自性のある商品を開発 しています。特に、2006年9月に発売した「医療保険 CURE(キュア)」は、募集代理店をはじめ、ファイナン シャルプランナーなどの専門家から高い評価を得ていま す。当期は、CUREシリーズに2商品を加えて商品ライン ナップの充実を図り、さらに多様な医療保障ニーズにお 応えできるようにしました。お客様にとって魅力的な商品 を開発することで、継続的な顧客基盤の拡大、ひいては 安定的に事業を展開していきます。同時に、販売チャネ ルの育成に注力することで、成長を加速させていきます。 証券事業においては、新規利用者の獲得チャネルの多 様化を図るとともに、お客様にとって利用しやすい各種 手数料体系やホームトレード機能を提供することでお客 様の獲得に努めています。新たに取り組んでいる法人向 けサービスについては、新規株式公開における主幹事引 受を引き続き推進していくとともに、運用商品の提供も 開始し、法人のお客様の開拓を進めます。 VIPローンカード テレビコマーシャル

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長年培ってきた各地域におけるパートナーとの提携関係を中心とする事業基盤と日本や米

国での事業ノウハウを活用し、今後とも長期的な成長が期待されるアジア等の市場において

多国籍かつ多角的な事業展開を狙う。

事業概要 オリックスは1971年の香港進出から現在まで、米国、アジア、大洋州、中東、 北アフリカ、欧州に広がる海外ネットワークを構築してきました。主な事業は、 リース、自動車リース、法人向けファイナンス、船舶・航空機関連などの事業で すが、近年プリンシパルインベストメント、不良債権投資、不動産関連、M&Aア ドバイザリーなどの事業を拡大しています。

事業環境

米国の経済は、サブプライム問題に端を発した金融部門 の流動性の低下と収益の悪化にとどまらず、非金融部門に も影響を与えつつあります。また、FRBによる度重なる利 下げと潤沢な流動性の供給や、政府の減税・景気対策の効 果は未だ不透明であり、当面は見通し困難な経済状況が続 くと予想されます。 米国における法人向けファイナンス市場は、米国内に大 きな拠点網を持つ米銀やノンバンクなど規模が大きい競 合相手も多く、従来から激しい競合環境にあります。一方 で、信用収縮やマーケットの混乱によりリスクの取り手が 減少し、割安な投資機会が生じつつありますが、市場の先 行きは依然として不透明な状況です。 オリックスが拠点を持つアジア・中東地域は好調な経済 成長を続けてきましたが、今後は米国における実体経済の 悪化による影響をどの程度受けるか注視する必要があり ます。しかしながら、8%以上のGDP成長を維持する中国 やインドなど、未だ経済の発展過程にある地域では、中長 期的な成長が期待されています。 アジア地域を中心に現地の中堅・中小企業向けに提供 しているリースを主とする金融サービス分野では、現地の リース会社や金融機関などとの競合があります。また近

海外事業部門

主要グループ会社 ORIX USA Corporation ORIX Asia Limited

ORIX Leasing Malaysia Berhad PT. ORIX Indonesia Finance 等 従業員数:3,356 名 主要国 GDP成長率の推移 (%) 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 14 12 4 6 8 10 2 0 中国 インド NIE’s(香港、シンガポール、韓国、台湾) ASEAN 4(インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン) 米国

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年、当地域で展開しているプリンシパルインベストメント や不動産関連の事業では、現地の企業や各国のさまざま な金融機関などとの激しい競争が繰り広げられています。

事業戦略

海外にはアジア・中東を中心に高い潜在成長率が期待さ れる地域があり、なかでも金融サービス分野では依然とし て多くの事業機会があると考えています。25カ国に広が るネットワークにおける事業基盤、ビジネスパートナーと のアライアンス関係、これまでオリックスが培ってきた金 融サービスや不動産開発の専門性をこれまで以上に活用 することで、事業の「多角化、多国籍化」をさらに推進して いきます。 法人向けファイナンス事業では、米国においては融資や ハイ・イールド債券への投資を行っています。経済の先行 きに不透明感が広がる米国においては、将来のための人 員を確保しつつも収益性、健全性を重視し、資産の積み増 しについては環境変化を見極めながら、慎重に対応しま す。アジア・オセアニア・中東・欧州地域では、引き続き地 域に根ざしたリース、自動車リースを展開する一方で法人 向けファイナンス、船舶・航空機関連での手数料ビジネス も展開していきます。 プリンシパルインベストメント事業では、主にアジアに おいてIPOを目指す海外企業へ、数千万から数億ドル単位 のミドルサイズを中心とした投資をしています。当分野で は前期に保有株式を売却した大韓生命のような成功例に 基づく経験を活用して、投資を推進しています。例えば、 2007年11月にマレーシアの新興航空会社であるAir Asia X Sdn Bhdに出資しました。 不良債権投資事業ではアジアを中心に展開しています。 すでに台湾では実績をあげ、2007年にはタイでサービ サー業務や企業再生アドバイザー業務を行う金融サービ ス会社に出資しました。また、マレーシアやフィリピンで も事業を開始しており、今後は他のアジア地域においても 展開していきます。 不動産関連事業では、米国においてCMBSや不動産開 発へ投資しています。この分野では米国における厳しい市 場の情勢を慎重に見極めながらも、こうした市況下ならで はの投資機会を探っていきます。 M&Aおよび財務アドバイザリー業務、財務オピニオン 作成業務、ならびに財務リストラクチャリング業務につい ては、長年、米国内において高い評価を得ているHoulihan Lokey社が展開しています。2006年にグループ入りした 後、2007年は香港および日本に拠点を開設し、既存の 米国8カ所、欧州3カ所のネットワークと合わせて、クロス ボーダーの案件にも機動的に対応できる体制を整えて います。今後も国内外の法人向けファイナンス事業部門と 相互に案件の紹介を行うなど、積極的に情報を交換し、 事業機会の拡大につなげていきます。 * 2008年6月1日付で、海外不動産事業本部は、不動産事業部門に統合 されました。 M&Aフェアネスオピニオン ランキング M&Aアドバイザリー ランキング (2007年:米国) (1998年から2007年 までに発表されており、 完了した案件が対象) * 取引金額: 1,250万ドル以下

(出所:Mergers & Acquisitions Joural, February 2008)

(出所:Thomson Financial)

① Houlihan Lokey 125

② Credit Suisse 118 ③ Citi 110 ④ Goldman Sachs & Co. 109 ⑤ UBS 94 ⑥ Jefferies & Co. Inc. 93 ⑦ Lehman Brothers 92 ⑧ JP Morgan 91 ⑨ Morgan Stanley 79 ⑩ RBC Capital Markets 71 順位 アドバイザリー 案件数 ① Houlihan Lokey 566 ② Credit Suisse 450 ③ JP Morgan 440 ④ Goldman Sachs & Co. 434 ⑤ Morgan Stanley 378 ⑥ Merrill Lynch 366 ⑦ Citi 311 ⑧ USB 305 ⑨ Lehman Brothers 280 ⑩ Banc of America Securities 256

順位 アドバイザリー 案件数

Air Asia Xはアジア最大の近距離のLCC (格安航空会社)であるAir Asiaが、そのブ ランド力とノウハウを活かして設立した中 長距離専門のLCCです。

参照

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