1. アルゼンチン政府、RepsolにYPF再国有化の補償
YPF(Yacimientos Petroliferos Fiscales)
●1993年に民営化された元国営石油会社
●1999年にRepsolの100%子会社になる
●2008年以降、RepsolはPetersenグループ等
にYPFの株式を売却
2012年5月、アルゼンチン政府は、Repsolの保有する
YPF株式の51%を強制的に接収
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1. アルゼンチン政府、RepsolにYPF再国有化の補償
補償額は約50億ドル、2017~33年に償還期限を迎え
るドル建てアルゼンチン国債で支払い
Repsol:アルゼンチン政府に105億ドルの補償を要求
ICSID等に仲裁、訴訟を申し立て
アルゼンチン政府:国家評価裁判所が補償額を決定
2013年11月、アルゼンチン政府とRepsolは、YPF再国
有化の補償について合意。2014年3月、Repsol取締
役会がこれを承認。アルゼンチン議会も承認、
Fernández大統領が署名
Repsolはアルゼンチン政府を相手方とする訴訟取下
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1. アルゼンチン政府、RepsolにYPF再国有化の補償
VacaMuertaシェール開発に外資導入は不可欠
⇒Repsolとの和解は急務
⇒Repsolが31件の訴訟を取り下げることも重要
アルゼンチン政府の思惑
その後のRepsolの動向
受領したアルゼンチン国債
は速やかに現金化
資産のバランスをとるため
上流投資強化
(Repsolホームページより作成)
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2. YPF再国有化の影響~YPF~
●2013年の生産量
石油3.4%、ガス2.2%増
●2013年末確認埋蔵量
10.8億boe(2.84億boe増)
●2013年純利益
7億1,010万ドル(45.6%増)
2014年はcapexを前年の50億
ドルから55億ドルに引き上げ、
うち45億ドルを上流に投資
⇒生産量を石油5%、ガス
18%増加させる計画
2. YPF再国有化の影響~アルゼンチン~
●2013年の生産量
石油 54万b/d (19%減)
ガス 416億m3(10%増)
●石油生産量減少は投資
増を手控えた結果?
●ガス生産量増加は価格を
7.5ドル/MMBtuに引き上
げた影響?
(出所:BP統計、2013年はPlatts Oilgram News2014/1/8)
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3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
「世界のシェールガス資源量評価」(2013年6月、EIA発表)
●アルゼンチンの技術的回収可能量
シェールガス:802Tcf(世界2位)
シェールオイル:265億bbl(世界4位)
●アルゼンチンのシェールガス資源量の70%以上は
Neuquén Basinに賦存。Neuquén Basinには、Vaca
Muerta、Los Mollesというシェール層があり、探鉱が
進んでいるのは深度の浅いVaca Muertaシェール
●2010年12月、YPFがLoma La Lata鉱区でシェールガス
確認。同鉱区とLoma Campana鉱区のシェール可採
埋蔵量は石油換算9.27億bbl
●周辺鉱区でも相次いでシェールを確認
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Neuquen州
アルゼンチンのBasin別
のシェールガス資源量
(EIAより作成)
(各種資料より作成)
Neuquen州主要鉱区図
(各種資料より作成)
別添カラー資料1あり
3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
YPF/Chevron
●2013年7月、Loma La Lata / Loma Campana鉱区開発
で契約締結
第1フェーズ(1年)ではGeneral Enrique Mosconiエリア
で100坑を掘削、結果により大規模開発実施を判断
●2014年3月までに161坑を掘削
●4月11日、2014年中に16億ドルを投じLomaCampana
鉱区で170坑を掘削することで合意
大規模な開発段階へ移行、今後数年間に160億ドル
を投じる計画
●Chihuido de la Sierra Negra鉱区でもシェール探鉱を
計画
3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
●2013年11月、Rincon del Mangrullo鉱区の開発に
ついて契約締結
●第1フェーズ34坑、第2フェーズ15坑を掘削、3年以
内に1.3MMm3/dを生産する計画
YPF/Dow Chemical
●2013年9月、El Orejano鉱区でシェールガス生産を
行うことで契約締結
●シェールガス井16坑掘削、3MMm3/dを生産予定
YPF/Petrolera Pampa
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3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
Gas y Petroleo del Neuquen (GyP)/Wintershall
●2014年1月、 WintershallはAguada Federal鉱区の権
益50%を取得、ファームイン、オペレーターに
権益50%はNeuqen州石油会社GyPが保有
●第1フェーズ(2年)に6坑、第2フェーズ(2~3年)に20
坑を掘削、探鉱結果が良好であれば、10年間に33.4
億ドルを投じ、開発井320坑を掘削
YPF/Petronas
●2014年2月、La Amarega Chica鉱区共同開発でMOU
締結
●FS実施後、投資協定の締結に向けて協議を予定
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3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
●2013年2月、Los Toldos I鉱区で多段階フラクチャリン
グ実施、6月にガスの販売を開始
Americas Petrogas/ExxonMobil
Shell
●Sierras Blancas鉱区で水平坑井掘削、水圧破砕実施
●2014年、Vaca Muertaシェールへ3倍増5億ドル投資
●2014年2月、La Escalonada 、Rincon La Ceniza鉱区に
ファームイン
Total
●2010年以降、Neuquén Basinの鉱区権益を取得
●2011年、シェール井掘削開始
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3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
●PDVSA、Gazprom、StatoilがVacaMuertaシェール
参入を希望しYPFと協議
●PetroamazonasもYPFから非在来型の技術を学び
たいとしてYPFと協議中
●2014年2月、PetrobrasはYPFにPuesto Hernández
鉱区の権益38.5%を4070万ドルで売却
●2014年中にアルゼンチンの探鉱・開発に39.4億
ドルを投じる計画、うち32%はVaca Muertaシェー
ルの探鉱・開発に充てる
Petrobras
その他国営石油会社
3. Vaca Muertaシェールを巡る動向
●2014年2月、アルゼンチンに保有する全ての石
油・ガス資産をYPFに売却することで合意と発表
●YPFは、8億ドルを現金払い、2013年6月末時点の
Apacheの銀行借入金5,200万ドルを肩代わり
●Neuquen、Rio Negro、Tierra del Fuego州の33鉱
区の権益、うち10鉱区はVaca Muertaシェール
●他事業向けの資金調達を目的にBridas株式売却
を検討
Apache
CNOOC
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4. ライセンスラウンド~Neuquen州~
●在来型、非在来型鉱区対象
●スケジュール
6月 入札
7月 開札
8月 契約締結
●GyPが10~50%の割合で権
益を保有
Pampa Trill
Santo
Tomás
Los Alamos
China
Muerta –
Loma de
las Piedras
Cañadón
de las
Horquetas
Señal
Rocosa
El Churqui
Portezuelo
Minas
Collón
Cura II
Parva Negra
Oeste
Loma
Ancha
(Neuquen Province Areas Offered ⅣBidding Roundに加筆)
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4. ライセンスラウンド~Mendoza州~
●在来型、非在来型対象
●スケジュール
4月9日 入札
8月1日 契約締結
●6鉱区に7グループが入札
(出所:Concurso Publico Nacional e Internacional, para la exploracion y
potencial explotacion de areas hidrocarburiferas en laprovincia de Mendoza)
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おわりに
YPF再国有化の補償についてRepsolと和解
2012年後半以降、探鉱・開発促進政策
サービス会社8社、1億ドルで工業団地建設
カナダ企業がChubut州でプロパントを製造
パイプライン等既存のインフラを利用可能
YPFはVacaMuertaシェールを垂直井で開発
シェール開発ブーム到来!
水圧破砕を行った坑井数300坑、結果良好
Chevron、YPF、ExxonMobil、Shell、Total等投資増を計画
Neuquen州探鉱・開発への投資額、2014年は55.6億ドル
Vaca Muertaシェール
を開発し、政府の想定
に沿って生産を増加さ
せるには500~1,000
億ドルが必要
2015年10月に大統領選挙
政府は、シェールオイ
ル、シェールガスの生
産が本格化するのは
2018年、ガスを輸入す
る必要がなくなるのは
2023~24年としている
ただし…