Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 1 このテキストはWord2013 で年賀状を作成しています。Word2016、2010、2007 では若干操作が 異なることがあるのでご注意ください。 1. Word の設定 (ア) リボンを表示しましょう。（既に表示されている方は不要です） ① 加工するときリボンが表示されていると便利なので、リボンの表示をします。 ② 表示をクリックします。右端にある📌をクリックします。 (イ) 画像やテキストボックスの貼り付け方の設定 画像やテキストボックスをはがきに貼り付けるとき、デフォルトでは”行内”で貼りつき、 すでに出来上がっているレイアウトを壊したり、貼り付けても自由に動かないので、ここ では常に”前面”で貼りつくよう Word を設定します。 ファイル→オプション→詳細設定→切り取り、コピー、貼り付け→図を挿入/貼り付ける形 式→前面を選ぶ。 (ウ) 用紙の設定 ページレイアウトより設定します。 ① サイズからハガキを選びます。 ② 余白→ユーザー設定→余白タブを選び上下左右とも 7 ㎜に設定します。 ③ 文字列方向を縦書きにします。 ④ 印刷の向きを縦にします。 2. 簡単に作成できるよう、インターネットで使えるイラスト、文字を探しましょう。
Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 2 (ア) イラストを探します。 挿入→オンライン画像→bing イメージ検索に戌年年賀状を入 れて検索します。 (イ) 結果表示の際、”クリエイティブ コモンズのみ” を”すべて”に変えると、検索結果が増えます が、著作権確認の必要があります。 以下を含め検索出来た画像から好みの画像をえらび、出来るだけ小さくしておきます。 この画像は右下に配置しておきます。 (ウ) 謹賀新年の文字を探します。 ここでは先ほどの戌年年賀状の言葉を謹賀新年に変更します。右上に貼り付けます。 (エ) 今年もよろしくお願いしますという文字を（イ）と同様に検索します。左上に貼り付けます。 3. 平成３０年元旦を縦書きテキストボックスを使いハガキに貼り付けましょう (ア) ハガキ文面に直接平成 30（全角）年元旦と打ち込みます (イ) 平成 30 年元旦を選び変換して平成三十年元旦とします。 (ウ) フォントを AR P 行書体 B、サイズ 20、太字とします。 (エ) 平成三十年元旦を選び、挿入→縦書きテキストボックスの描画を選び左中ほどに作ります。 4. 差出人を入れましょう。（出来上がりサンプル通り入れて下さい） (ア) 郵便番号・住所・氏名を入れる縦書きテキストボックスを作ります。 ① 謹賀新年を左にずらします。（文字が打ち込めるようになります。） ② ハガキ空白部分に”〒３５９－１１４５”(全角)と打ち込みます。 ③ “－”を選び変換して縦にします ④ 郵便番号全てを選び、挿入→テキストボックス→縦書きテキストボックスを選ぶ。 ⑤ 出来たテキストボックスを左下にドラッグしましょう・ (イ) 郵便番号を選び、AR Ｐ勘亭流Ｈ,サイズ 9、太字、上揃いにします。 無ければ別のフォントでも結構です。 (ウ) 郵便番号で作ったテキストボックスに住所、氏名を追加します。 (エ) 住所を入れます。 ① 所沢市山口００００番地（０は全角です） ② フォントは MS 明朝、サイズは 12、太字 ③ 下揃え (オ) 氏名を入れます ① 山口太郎 ① フ ォ ン ト は MS 明朝、 サイズは14、 太字 ② 下揃え ここで文字揃 えを指定しま
Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 3 5. ここで、今まで貼り付けた画像が重なって表示されても下のものが見えるように加工しましょ う。 サンプルとして先ほど貼り付けた謹賀新年の文字の画像を加工します。 (ア) 画像を選び、図ツールの書式から色を選択します。 （画像を選ばないと図ツールは表示されません） (イ) 色から透明色を選び文字画像の白色部分をクリックすれば白は 透明になり、重なっても下の部分が見えるようになります。 謹賀新年を囲んだ枠内の空白部分をクリックします 以下” 戌”と” 今年もお願いします”も同様に空白部分を透明色とします。 6. 平成三十年元旦と郵便番号と住所氏名のテキストボックスの枠線と、塗 りつぶしの部分を透明にしましょ う (ア) 色の透明化 テキストボックスを選び描画 ツール書式→図形の塗りつぶ し→なしを選びます。 (イ) 枠無しにする テキストボックスを選び描画ツール書式→図形の枠線→線なしを選びます。 7. 縦書きテキストボックスを追加しましょう (ア) 縦書きテキストボックスを貼り付けます。サイズは縦 50、横 40 としてください。 (イ) 場所ははがきの右側中央よりにしてください。 (ウ) サンプル通り文字を入れます。ARＰ行書体 B、サイズ 16 です。広がりすぎるので段落を 詰めましょう。 ① テキストボックスの中のすべての文字 を選びます。 ② 段落の詳細をクリックします。 ここに数字を入れます。
Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 4 ③ 段落→間隔を選び、行間を固定値、間 隔を18 とします。 (エ) テキストボックスを色なし、線なしに設 定しましょう 8. ハガキ内の画像、テキストボックスのサイズ、配置を整えましょう。 (ア) 各々のサイズを調整してください。図ツール→書式→サイズで入力します。 謹賀新年 高さ 56、戌は 29、今年も・50 （なお画像は高さを指定するだけ、縦横比を 維持した画像のサイズとなります。） (イ) テキストボックスのサイズと位置を変えましょう ① 平成三十年元旦のテキストボックスは高さ 52、幅 15、左揃え、上揃えに設定します。 （テキストボックスは縦横指定します。） ② 郵便番号と住所氏名のテキストボックスのサイズは高さ 50、幅 27、左揃え、上揃えに に設定します。 (ウ) 今年も・・を選び図ツールの書式→配置から上揃え選び、平成三十年元旦の右側の適当な 位置に配置します。 （画像を一つ選び操作すると余白を基準に配置されます。） (エ) 謹賀新年を上揃え、右揃 えとします。 (オ) 戌を下揃え、右揃えをし ます。 (カ) 謹賀新年、戌、皆様・・テ キストボックスを Shift キ ー を 使 っ て 同 時 に 選 び、上下に整列と 右揃えを選びます。 (キ) 郵便番号と住所氏名のテキストボックスを同様に下揃え、左揃えを選びます。 9. 背景色を付ける場合の付け方と印刷 (ア) 背景色の設定（色） ① デザイン→ページの背景→ページの色を選んで好きな色を選びます。
Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 5 (イ) 背景色の設定（図）の場合・・・ヘッダーに貼り付けます。 図は好みでいいのですが、ここでは勉強会にアプロードしてあるyuki を使っています。 ① 挿入→ヘッダー→ヘッダーの編集を選びます。 ② 表示されたヘッダーにカーソルがあるのを確認し、背景にしたい画像、イラストを選び 挿入し、ぺージ一杯にはがき全体をカバーするように拡大/縮小します。（ページの色→ 塗りつぶし効果→図を選ぶと好きなイラスト、写真を背景に入れることができますが、 印刷の結果が6Ｐのサンプルのようになることがありお勧めしません。） （デザイン→透かし→ユーザー設定の透かし→図でもできますが、貼り付けられるサ イズを簡単に変えられませんので、ヘッダーからの挿入を勧めます。） ③ イラストを変えたいときは、ヘッダーを表示してヘッダーの削除を行います。 ④ ヘッダーから出るときは Esc キーを押してください。 ⑤ 背景色を付けると、貼り付けた画像の周りに白地が出てくることがあるので、この場 合、Ｐ３の４の（ア）と同じ作業で画像を選び、白地の部分を透明色に指定します。 (ウ) 印刷 背景色はこのままでは印刷されません。 ヘッダーに入れた図はこのままで印刷されます。 背景色の印刷設定は今の通りです。 ① Ｐ１の（イ）のように Word ののオプションの設 定をします。 ファイル→オプション→表示を選びます。 ② 印刷オプションを選び、 “背景の色とイメージを印刷する” にチェックをします。 ※この設定をすると大量にインクを消費します のでご注意ください。 なおインターネットで画像を検索し、使用するときは著作権に触れることがあるので、必ずそ のサイトの許諾をチェックしてください。私は登録すれば OK というサイトに登録して使ってい ます。
Word で年賀状の作成勉強会（改定版） ぱそクラブ椿峰 NTJ 土田 6 （作成時のイメージと印 刷結果が異なる例） デザイン→ページの色→ 塗りつぶし効果→ 図で作成した年賀状 （イラストは同じ）
