• 検索結果がありません。

ギ特異的 IgE 抗体検査について 受託件数 陽性率 I 方 法 及びクラス分類の割合を調べた 特異的 IgE 抗体検 査は濃度と共に の 7 段階のクラス分類によっ て表わされ クラス が陰性 クラス 1 が偽陽性 1 スギ花粉の計測 スギ花粉計測は 1 及び 年は当社下館研 クラス が陽性である

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ギ特異的 IgE 抗体検査について 受託件数 陽性率 I 方 法 及びクラス分類の割合を調べた 特異的 IgE 抗体検 査は濃度と共に の 7 段階のクラス分類によっ て表わされ クラス が陰性 クラス 1 が偽陽性 1 スギ花粉の計測 スギ花粉計測は 1 及び 年は当社下館研 クラス が陽性である"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

資 料

スギ花粉飛散数とスギ特異的 IgE 抗体検査との関連性

について

福嶋 陽子

1)

小貫 明美

1)

大矢 幸子

1)

池澤  剛

2) 1) (株)セントラル医学検査研究所下館研究所(〒 308-0848 茨城県筑西市幸町 2-7-7)  2) (株)セントラル医学検査研究所 要 旨 花粉症は,花粉によって引き起こされる I 型アレルギー疾患である。特に日本では,スギ花粉症の罹患者数は年々増加 傾向にあるが,今後も継続的な大量飛散等により,罹患者数の増加や低年齢化が予想されている。 花粉飛散はその地形や 気候変動の影響を大きく受けるため,地域に密着した情報提供は抗原回避や花粉曝露への対策に活用でき,その意義は非 常に大きいと考えられる。また,特異的 IgE 抗体検査の結果と共に花粉飛散情報を活用することは,罹患者の QOL 向上 にも役立つ。そこで我々は,当研究所におけるスギ花粉飛散状況を把握するため,2012 年~2014 年に花粉飛散数の計測 を行い,当研究所におけるスギ特異的 IgE 抗体検査の受託件数及び陽性率との関連を検討した。花粉飛散数は受託件数及 び陽性率に影響することが示唆された。前年の飛散状況や気候等の影響を大きく受けるため,地域に根ざした調査や情報 提供の活用が重要である。 キーワード スギ花粉,スギ特異的 IgE,花粉飛散量 はじめに 近年,スギ花粉症の罹患者数の増加は著しく,わ が国でのスギ花粉症の有病率は 25%を超え,低年齢 化も進んでいることが報告されている1)。戦後大量 にスギが植林され,それらが花粉生産能力の高い樹 齢 30 年以上を迎えた結果,花粉飛散量の増加をもた らし2),スギ花粉症の有病率を高める要因となって いる。例年,飛散期には花粉飛散情報や予報,花粉 症対策などが連日報じられ,社会問題と言っても過 言ではない。 一般的に,I 型アレルギーの発症抑制には抗原回 避が重要である。スギ花粉症は典型的な I 型アレル ギーであり,花粉飛散状況を把握し情報を活用する ことは,花粉曝露の回避やスギ花粉症の初期療法の 点から非常に有用である1),3)。スギ花粉飛散量は飛散 期の気象条件だけでなく,前年の飛散状況や気象条 件,雄花の着花量等,様々な影響を受ける2),4)。ま た,1 月 1 日からの日最高気温積算値が花粉飛散開 始と関係すると報告されている5)。このような情報 と共に,より地域に密着したスギ花粉飛散情報を提 供することにより,花粉曝露の回避や花粉対策への 活用が期待できる。 一方,スギ花粉症の診断において,その発症に密 接にかかわるスギ特異的 IgE 抗体の測定の意義は高 く,重要な補助診断として位置づけられている6)。 当社では茨城県内の医療機関から検査を受託して おり,現在その多くは県央・県西部からの受託であ る。そこで我々は,当社 2 施設における花粉飛散数 の計測を実施し,飛散開始と最高気温積算値の関係, 受託したスギ特異的 IgE 抗体検査との関係を検討し た。 (平成 27 年 3 月 24 日受付・平成 27 年 6 月 28 日受理)

(2)

I 方 1.スギ花粉の計測 スギ花粉計測は,2012 及び 2013 年は当社下館研 究所(以下下館)で,2014 年は当社水戸本社(以下 水戸)及び下館の 2 施設でダーラム法(重力沈降に よる落下花粉の計測)により実施した。併せて下館 では 2014 年にウェザーニューズの花粉プロジェクト に参加し自動花粉計測器『ポールンロボ』による計 測も実施した。 計測期間を Table 1 に示す。下館において,2012 年は環境省発表の飛散開始日(3 月 1 日)前の 2 月 25日から 4 月 28 日,2013 年は前年と同期間,2014 年は本格飛散前の状況を調べるためシーズン前の 2013年 12 月 4 日から,水戸では 12 月 29 日から 4 月 30 日に計測を行った。ポールンロボは装置の準備 ができた 1 月 19 日から開始した。得られたデータか ら当社周辺の花粉飛散状況及び最高気温積算値との 関係について検討した。 2.スギ特異的 IgE 抗体検査 スギ花粉の計測期間と同期間に当社が受託したス スギ花粉の計測期間 2012年・2013 年 2014年 下館(ポ-ルンロボ) ― 1/19~4/30 下館(ダーラム) 2/25~4/28 12/4~4/30 水戸(ダーラム) ― 12/29~4/30 Table 1  ギ特異的 IgE 抗体検査について,受託件数,陽性率 及びクラス分類の割合を調べた。特異的 IgE 抗体検 査は濃度と共に,0~6 の 7 段階のクラス分類によっ て表わされ,クラス 0 が陰性,クラス 1 が偽陽性, クラス 2~6 が陽性である。 上記で得られたスギ花粉飛散データと,当社が受 託したスギ特異的 IgE 抗体検査の受託件数,陽性率 及びクラス分類との関連性について検討した。 3.使用機器 花粉計測にはダーラム式捕集器(アサヒ理化製作 所,型式 DK-1SA,Figure 1a)を用いた。捕集時間 は朝 9 時から翌朝 9 時までの 24 時間とし,前日の花 粉数とした。前日が休日の場合は花粉数を 2 で割り, 前々日と前日の花粉数とした。スライドガラスに捕 集されたスギ花粉をカルベラ液で染色し,18 mm 角 のカバーグラスを使用して鏡検し(Figure 1b), 1 cm2当たりの数を算出した。鏡検の際はスギ花粉 のみを計測するため,その他の花粉は形態や大きさ の違いにより除外した。また,下館では 2014 年に ウェザーニューズ社のポールンロボ(ウェザーニュー ズ,型式 POLLEN2014,Figure 1c)による計測も実 施した。ポールンロボは,人の呼吸と同じ量の大気 中の花粉量をリアルタイムに計測し,インターネッ トを通じてデータが送信されるシステムである。計 測器の設置は各施設とも壁などで遮られない社屋屋 上に設置した。ポールンロボについてはその特性上, 直接雨が当たらない屋外に吊るして設置した。 (a)ダーラム式花粉捕集器,(b)スギ花粉,(c)ポールンロボ Figure 1 

(3)

特異的 IgE 抗体検査は,測定機器 MI01 および DiaPack3000,測定試薬オリトン IgE「ケミファ」(機 器・試薬とも日本ケミファ株式会社)を使用した。 II 結 2012年から 2014 年の 3 年間で,計測期間が重な る 2 月 25 日から 4 月 28 日までの下館におけるスギ 花粉計測数の結果を Figure 2 に示す。また,最大計 測数及び計測数総計を Table 2 に示す。2013 年は他 の 2 年と比べ非常に多く飛散しているが,4 月以降 の飛散数には大きな差は見られなかった。2012 年に は時折ピークが見られたが 2014 年は大きなピークは 見られず,最大飛散数は 2012 年の半分程度であった ものの,計測数総計は同程度であった。 下 館 に お け る 1 週 間 毎 の 花 粉 計 測 数 合 計 を Figure 3aに,同期間の当社におけるスギ特異的 IgE 抗体検査の受託件数及び陽性率を Figure 3b に示す。 大量飛散した 2013 年は飛散開始,最盛期,終息期の 飛散数の差が大きく,かつ,はっきりと分かれてい た。これに比べ 2012 年は飛散数が少ないが 3 月の最 下館における最大計測数及び総計(2012 年~2014 年) 最大計測数(個/cm2 計測数総計(個) 2012年 217.0 2,049.6 2013年 1,390.6 12,018.9 2014年 109.7 1,986.7 Table 2  盛期には一定した飛散数であった。2014 年は飛散数 が少なく,3 月末まで徐々に増えてピークを迎えた が,その後は期間中ほぼ一定に推移していた。受託 件数は,飛散開始から最盛期まで 2013 年がその他の 年の 2 倍余りあったが,3 月下旬からは他の年とほ とんど差がなかった。2012 及び 2013 年は花粉飛散 の最盛期には陽性率が上昇し,飛散終息と共に陽性 率が低くなる動向が認められた。一方,2014 年の陽 性率はほぼ一定に推移していた。 さらに,1 週間毎のスギ特異的 IgE 抗体検査をク ラス分類し,クラス割合の推移を Figure 4 に示す。 花粉飛散数が多いほど,クラス 2 以上の割合が多く, 高クラスの割合が増える傾向が見られた。 次に,2014 年の計測データについて,下館での 計測結果をもとに花粉飛散開始日と判定した 2 月 25日から 4 月 30 日までの,水戸及び下館におけるス ギ花粉計測数を Figure 5 に,最大計測数と総計を Table 3に示す。最大計測数及び総計は下館に比べ水 戸の方が多かったものの,その動向は両地点で近似 していた。下館のダーラム法とポ-ルンロボでは, 計測数の動向は近似する部分があった一方,大きく 乖離する日が見られた。 下館及び水戸の日最高気温積算値と 400℃到達 日,計測から判定した飛散開始日を Figure 6a, b に 示す。 飛散開始の目安となる日最高気温積算値が 400℃を超える日は年によって差があるが,飛散開始 日は 2 月 25 日付近であり,飛散開始日の日最高気温 2012 年 2013 年 2014 年 スギ花粉計測数(個/cm 2) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 2/25 3/4 3/11 3/18 3/25 4/1 4/8 4/15 4/22 スギ花粉計測数(下館) Figure 2 

(4)

積算値は下館で 470℃付近,水戸では 480℃を超えて いた。 III 考 2012年から 3 年間の下館における計測結果では, 2月 25 日付近に飛散開始,3 月中が最盛期となり, 4月以降は次第に終息しており,飛散量にかかわら ず飛散開始日は大きく変わらなかった。大量飛散の 翌年は花粉飛散が少なくなることが知られている が4),飛散量が多かった 2013 年の翌年である 2014 年はその傾向が表れていた。 測定法については,ダーラム法とポールンロボで は,計測数の増減に同様の傾向が見られた一方,大 きく乖離した日が数日みられた。乖離日の気候につ いて調べたところ7),一日の平均風速が大きく,最 大瞬間風速が 10 m を超えていた日が多かった。ス ギ花粉飛散量には気温や風速が関係し,強風の日に 多く飛散する可能性が高い。また,舗装された場所 では地面に落ちた花粉が風によって再飛散すること が考えられる8)。一方,自動花粉計測器は花粉に似 たサイズの粒子も計測するため,埃などの花粉以外 の影響で差が生じる可能性が指摘されている4),9) ポールンロボも同様の可能性が考えられるため,風 速も情報の一つとして留意すべきであると考える。 自動花粉計測器はリアルタイムに飛散情報を知るこ 1週間の計測数(個) 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 2012 年 2013 年 2014 年 2/25−3/23/3−3/93/10−3/163/17−3/233/24−3/303/31−4/64/7−4/134/14−4/204/21−4/27

a

b

2012 年(件) 2013 年(件) 2014 年(件) 2012 年(%) 2013 年(%) 2014 年(%) 2/25−3/23/3−3/93/10−3/163/17−3/233/24−3/303/31−4/64/7−4/134/14−4/204/21−4/27 0 500 1,000 1,500 2,000 0 20 40 60 80 100 陽性率(%) 受託件数(件) (a)1 週間毎のスギ花粉計測数(下館),(b)スギ特異的 IgE 抗体検査 の受託件数及び陽性率 Figure 3 

(5)

とができるため,今後の改良が望まれる。 2014年の下館と水戸におけるスギ花粉飛散開始は 下館・水戸における最大計測数及び総計(2014 年) 2014年 最大計測数 計測数総計(個) 下館(ポ-ルンロボ) 819個/cm3 10,921.0 下館(ダーラム) 109.7個/cm2 1,986.7 水戸(ダーラム) 317.9個/cm2 2,591.8 Table 3  1日差で日最高気温積算値の差は 13.8℃,両地点と も 470℃を超えていた。両地点は直線距離で東西に 約 50 km 離れているが飛散開始については大きな差 は見られなかった。関東地方では 1 月 1 日からの日 最高気温積算値が 400℃となる頃にスギ花粉飛散が 開始すると言われている。しかしながら,地域によっ て気象や地理的な特徴が異なるため,より詳細な地 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (a)2012 年 (c)2014 年 (b)2013 年 2/25−3/23/2−3/93/10−3/163/17−3/233/24−3/303/31−4/64/7−4/134/14−4/204/21−4/27 2/25−3/23/3−3/93/10−3/163/17−3/233/24−3/303/31−4/64/7−4/134/14−4/204/21−4/27 2/25−3/23/3−3/93/10−3/163/17−3/233/24−3/303/31−4/64/7−4/134/14−4/204/21−4/27 クラス0 クラス1 クラス2 クラス3 クラス4 クラス5 クラス6 1週間毎のスギ特異的 IgE 抗体検査のクラス割合 Figure 4  下館(ポ−ルンロボ) 下館(ダーラム) 水戸(ダーラム) 花粉計測数(個/cm 2) ポールンロボ計測数(個/cm 3 ) 500 0 2/25 3/4 3/11 3/18 3/25 4/1 4/8 4/15 4/22 4/29 100 200 300 400 1,000 0 200 400 600 800 2014年のスギ花粉計測数 Figure 5 

(6)

域ごとのデータの蓄積や活用が必要と考えられる。 飛散開始日は 1 cm2当たりの飛散数が連続して 1 個以上となった最初の日と定義されているが,2014 年の計測では,下館で 12 月に 2 日,1 月に 4 日,1 個未満であるがスギ花粉を計測した。ごく少量の花 粉飛散であっても症状を呈するケースが報告されて おり10),初観測日や飛散開始日前の飛散に留意する 必要がある。スギ花粉症の治療では,初期療法が有 用で広く浸透しているが,適切な治療開始のために は初観測日や飛散開始日予測は重要な情報となり うる3)。そのため,飛散開始前の計測や情報提供は 有用であると考える。得られた情報を活用し,花粉 飛散への備えを周知することが大切である。 花粉飛散量と受託検査の関係について,花粉飛散 量の多い年,飛散最盛期に入ってから受託数が増え ており,花粉曝露により発症し受診に至るケースが 多いと考えられる。また,飛散量にかかわらず 4 月 以降は終息する傾向が見られた。特異的 IgE 抗体検 査は,原因抗原の確定のために初診時に行われるこ とが多いため,大量飛散が予測される年は新たに発 症する可能性について早めに注意喚起することも重 要であると考える。 今回調査した 3 年間ではスギ特異的 IgE 抗体検査 の陽性率は最盛期に高くなっていた。花粉飛散量の 少なかった 2014 年は期間を通して陽性率がほぼ一定 であったものの,飛散量の増加に伴い,受託件数及 び陽性率も増加し,飛散量の終息に伴い,受託件数 及び陽性率が収束していた。飛散開始日以降に検体 数が増えているが,陽性率は花粉曝露の影響を受け, クラス判定は飛散最盛期にかけて高クラスの割合が 増えていた。花粉症は非常に季節性の強い検査項目 であるが,受託件数,陽性率共に花粉飛散数との関 連性が高いことがわかった。 スギ花粉飛散予測では,飛散期の気象条件の他, 400℃到達日 0 100 200 300 400 500 600 最高気温積算値(℃) 1/1 1/11 1/21 1/31 2/10 2/20 2012 年 2013 年 2014 年 2/25 2012 年 2013 年 2014 年 2月21日 2月16日 2月16日 2月26日 2月25日 2月25日 455.5 471.8 474.7 飛散開始日と積算気温 2012 年 2013 年 2014 年 最高気温積算値(℃) 0 100 200 300 400 500 600 1/1 1/11 1/21 1/31 2/10 2/20 2/24 2012 年 2013 年 2014 年 2月22日 2月15日 2月15日 400℃到達日 ― ― 2月24日 488.5 ― ― 飛散開始日と積算気温

a

b

最高気温積算値(a)下館,(b)水戸 Figure 6 

(7)

前年の飛散状況,前年夏の気象条件,雄花の生育状 況や着花量,休眠打破の状況等が重要な手掛かりと なることが報告されている4)。発症や重症化の予防 には,早い段階での予測や,対策に役立つ情報を提 供する必要がある。そのため,花粉飛散数や気候等 の地域に密着した調査結果の活用により,予測の精 度が上がり,情報提供による花粉症患者の QOL 向 上に有用であると考えられる。 IV 結 今回我々は,当社研究所 2 地点におけるスギ花粉 飛散及びスギ特異的 IgE 抗体検査との関連性を検討 した。スギ花粉飛散には様々な要因が関係するが, 地域に密着したスギ花粉情報の提供・活用は,スギ 花粉治療や QOL の向上に有用であり,今後も当研 究所で得られた情報を積極的に配信し,地域医療に 役立てたいと考えている。 ■文献  1) 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会:「鼻アレルギー 診療ガイドライン 2013 年版(改訂第 7 版)」,ライフサイエ ンス,2013.  2) 村山 貢司:「花粉飛散の予測」,臨床検査,2006; 50: 215–220.  3) 湯田 厚司,他:「11 月中旬の気温によるスギ花粉飛散開始日 予測」,日本鼻科学会誌,2011; 50: 13–18.  4) 鈴木 基雄:「スギ・ヒノキ科花粉の計測と予測」,大気環境学 会誌,2007; 42: A34–A49.  5) 竹内 裕美,他:「スギ花粉飛散開始時期の予測」,耳鼻と臨 床,1990; 36(Suppl. 6): 1120–1122.  6) 荻野 敏,他:「花粉症における IgE 測定」,臨床検査,2006; 50: 163–169.  7) 気象庁ホームページ http://www.data.jma.go.jp/  8) 大橋 えり,大岡 龍三:「スギ花粉飛散について」,ながれ, 2007; 26: 325–329.  9) 大久保 公裕:「花粉症―その原因物質とメカニズム―」,モダ ンメディア,2014; 60: 351–355. 10) 馬場 廣太郎:「スギ花粉症の重症度分類について」,耳鼻科展 望,1996; 39: 6–16. Material

Relationship between cedar pollen count and cedar-specific IgE test

Yoko FUKUSHIMA1) Akemi ONUKI1) Sachiko OYA1) Tsuyoshi IKEZAWA2)

1)Central Medicine Inspection Laboratory Shimodate(7-7-2, Saiwai-cho, Chikusei-shi, Ibaraki 308-0848, Japan)

2)Central Medicine Inspection Laboratory

Summary

Particularly in Japan, the number of individuals affected by cedar pollen allergy is increasing every year owing to continuous mass scattering of pollens and similar allergens. In the future, the number of affected individuals will increase and younger patients are expected. Since pollen dissemination is considerably affected by the terrain and climate change, information on the region can be used to establish antigen avoidance measures and prevent pollen exposure. Furthermore, providing pollen information together with the results of specific IgE antibody tests can help improve the quality of life (QOL) of sufferers. Thus, in order to grasp the actual cedar pollen situation, we performed measurements of airborne pollen count from 2012 to 2014 and considered the relationship between the contract number and the rate of positivity for the cedar-specific antibody, as determined by the tests conducted in the Institute. Pollen count has been suggested to affect the contract number and positivity rate. Thus, it is important to take advantage of research and information specific to the region.

Key words: cedar pollen, cedar-specific IgE, pollen amount

参照

関連したドキュメント

※ 硬化時 間につ いては 使用材 料によ って異 なるの で使用 材料の 特性を 十分熟 知する こと

そのうち HBs 抗原陽性率は 22/1611 件(1.3%)であった。HBs 抗原陰性患者のうち HBs 抗体、HBc 抗体測定率は 2010 年 18%, 10%, 2012 年で 21%, 16%, 2014 29%, 28%, 2015 58%, 56%, 2015

国内の検査検体を用いた RT-PCR 法との比較に基づく試験成績(n=124 例)は、陰性一致率 100%(100/100 例) 、陽性一致率 66.7%(16/24 例).. 2

(図 6)SWR 計による測定 1:1 バランでは、負荷は 50Ω抵抗です。負荷抵抗の電力容量が無い

図 21 のように 3 種類の立体異性体が存在する。まずジアステレオマー(幾何異 性体)である cis 体と trans 体があるが、上下の cis

熱が異品である場合(?)それの働きがあるから展体性にとっては遅充の破壊があることに基づいて妥当とさ  

定性分析のみ 1 検体あたり約 3~6 万円 定性及び定量分析 1 検体あたり約 4~10 万円

前掲 11‑1 表に候補者への言及行数の全言及行数に対する割合 ( 1 0 0 分 率)が掲載されている。