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汎用生産システム・シミュレータについて

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汎用生産システム・シミュレータについて

黒田充

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.

はじめに

生産システムを対象とした本格的なシミュレー ションの実施は,大型コンピュータが普及しはじ めた 60年代の前半まで測る(たとえば,文献 [6J)

.

その頃はちょうど GPSS や SIMSCRIPT に代 表されるシミュレーション言語がはじめて世に紹 介された時代で『もあり,それらがシミュレーショ ンの発展に大きな役割をはたしたことは知られる ところである. 60年代から 70年代にかけて,これらのシミュレ ーション言語を用いて大型コンピュータでシミュ レーションを実行するというパターンが続く一 方,限定した範囲内で汎用性のある生産システム 専用のシミュレータを開発する動きが出てきた. この背景にあったものは,生産現場の技術者が自 分たちの望む生産システムのシミュレーションを 必要なときに手軽に行ないたし、と L 、う要望であっ た.いし、かえれば,プログラミングを一切要しな いさまざまな生産システムに対応できるデータ駆 動型モデルの需要が生み出されてきた. それらの汎用シミュレータは生産ラインやジョ ブ・ショップを対象としたものからはじまり(た とえば,文献 [IJ ,

[4J

,

[幻) ,近年においては, より複雑な生産システムである FMS

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くろだみつる 青山学院大学理工学部経営工学科 干 157 世田谷区千歳台 6 ー 16ー i 1987 年 5 月号

Manufacturing

System) を対象としたものへと 変わってきている. (たとえば,文献 [2J ,

[

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J

)

FMS シミュレータでは,通常,生産システム の構成要素として加工設備,搬送設備,貯蔵設備 さらにパレット等の付帯設備を取り扱うことがで き,これは FMS シミュレータが FMS 以外の生 産システムのシミュレーションにも利用できるこ とを示唆している.このため,近年においては F MS に限らずさまざまな生産システムへの適用を 考えた汎用生産システム・シミュレータと呼べる ものを迎えるまでにおよんだ.

2

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汎用生産システム・シミュレータの

設計思想

物を作るためのいくつかの方式の中に,部品中 心製造方式と呼ばれるものがある.通常,最終製 品はそれを構成する複数個の組立品に分解され, さらにそれぞれの組立品は半組立品に分解される というように物にはトリー構造があるが,最終製 品を注文によって作る場合, トリ}の末端の単一 部品から作るのではなく,製品間で共通性の高い 組立品や半組立品の見込み生産をしておき,注文 を受けたときに必要な組立品や半組立品を組み合 せて最終製品を作るならば,製造期聞は大幅に短 縮されよう. 前述の部品中心製造方式とは,このような物の 作り方を言い,この場合部品はトリーの中間ノー ドに相当する組立品や半組立品を指している. (11)

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© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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コンピュータ・プログラムの開発にもこれと同 様の考え方が使われる.種々のプログラムにおい てよく現われる処理機能を実行する副プログラム (モジュールと呼ばれる)を前もって準備してお き,そのシステムのユーザは自分が開発しようと しているプログラムにとって必要なモジュールを そのまま使用することによってプログラムの開発 に要する労力の軽減ができる.このような方法は 情報処理の分野では“抽象化"と呼ばれている. コンピュータ・プログラムが生産システム・シ ミュレータというように対象を限定したものにな ると,この“抽象化"は効力を発揮しやすい.生 産システム・シミュレータには加工,搬送,貯蔵 というあらゆる生産システムに共通する基本的な 処理があり,汎用シミュレータにおいてはそれら がそジュール化の対象になる.また,職場への加 工対象物への投入,予定したスケジュールにもと づく設備の稼働や停止,確率的に予想される故障 にもとづく設備の停止や不良品の発生等も同様に モジュール化の対象になる.もちろん,この場合 それぞれのモジュールがかなり高い融通性をもっ ていることが条件になる. たとえば,一口に加工と言っても 1 種類の加工 対象物を変形したり変質させる場合,複数種の加 工対象物を組み合せる場合,さらに 1 種類の加工 対象物を分解して複数種の物を作る場合もあり, そのような現実のさまざまな状況を表現できる能 力をそジュ}ルはもっていなければならない.ま たつのモジュールと他のそジュールとの関係 をユーザの希望どおり自由に設定できることも “抽象化"の重要な条件である. 生産システム・シミュレータの汎用性は準備さ れているモジュールの種類の多さとそれぞれのモ ジュールがもっ表現カの融通性に依存するが,こ の汎用性を追求することとシミュレータ開発の労 力の軽減を計ることは本来矛盾するものである. モジュールの種類を増やすことはトリー構造のよ り低いレベルで標準部品をもつことになり,その

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結果として最終製品を組み立てるための労力が増 えるからである. GPSS や近年よく使われるようになった SLA­ Mn 等はやはり“抽象化"を具体化した例である が,狙っているところは,その汎用化にあって, 必ずしも労力の最小化を考えたものでなく,まさ にこの意味でそれらは言語なのである.これらに 対し汎用生産システム・シミュレータは開発労力 を要しないこと,つまりプログラミングレスを条 件としているから, トリー構造のより高いレベ ル,つまり組立品あるいは半組立品のレベルで標 準部品をもつことになる.このことは汎用性に関 してある程度の後退が避けられないことを意味し ている. そこで,要求される汎用性の意味を理解するた めに,汎用生産システム・シミュレータの需要が どのあたりにあるかを考える必要がある.短期間 でシミュレータを開発し,なるべく早くシミュレ ーションを実行する必要があるという状況は,お そらく生産システムの設計段階において最も多く 生じよう.この段階においては,予想されるプロ ダクト・ミッグスのもとで必要な各種設備の能力 や設備台数を推定し,さらにシステム全体に要す る投資額を見積って生産システムの経済性を評価 することがシミュレーションの目的になる. 明らかにこの状況では,現実システムにできる 限り忠実なモデルを得ることや,モデルに高い精 度を与えることはそれほど意味があるとは思えな い.むしろ,技術者の直感を裏づけたり,直感の 誤りを是正するための定量的資料をタイミングよ く得ることが重要であり,このような状況こそ汎 用生産システム・シミュレータのうってつけの利 用環境であろう. 1 つのシミュレータを長期にわ たって継続的に使用する制御を目的としたシミュ レーションにおいては,事情は当然異なったもの になり,汎用生産システム・シミュレータのニー ズは小さくなるに違いない.

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ストップ 1 ストップ 2 ストップ 6 シャトル 3 ストップ 3 ストップ 4 図 1 構成設備のレイアウト

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汎用生産システム・シミュレータを

用いたある実験

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実験の内容 汎用生産システム・シミュレータの特質を具体 的に説明するために,いま 1 つの実験を行なうこ とにしよう.それは,ある生産システムのモデル を設定し,同ーのモデルを対象として汎用生産シ ステム・シミュレータとシミュレーション言語の それぞれを用いてシミュレ}ションを実行し,そ れらの特質を比較するというものである.汎用生 産システム・シミュレータとしてはこの範騰に属 するもので完成度の高い MAP/l[ 7], [8J を,シ ミュレ}ション言語としては広く知られている言 語の代表として GPSS を,新しい言語の代表と して SLAMII[9J , [10J を用いることにする.

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生産システムのモデル マシニングセンタ 2 台,無人搬送車(カート) 1 台, ロード/アンロード・ステーションから構成 される小さな FMS のモデ、ルをとりあげる.図 1 にそのレイアウトを,表 1 には構成設備と加工対 象物(ワーク)の一覧表を示す. ワーグはロードステーションからシステムにロ 1987 年 5 月号 表 1 システムの構成要素 構成要素 ロード ステーション 台台台台台所類 カ種 。4qL ・ i ・ 14l 〆。。, e

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i 、ヨ 一ンシ タヨ一 ンルシテ セト一ス、ザ ヤ-ア・ i グシスドト ンけ・一いプ ニ抜ドロ車ツク シり一ン送ト一 マ通ロア搬スワ アンロード ステーション ードされ,指定された加工順序にしたがってマシ ニングセンタのいずれかヘカートによって運ばれ る.各マシニングセンタには通り抜けシャトルと 呼ばれる貯蔵スペースがあり,マシニングセンタ が加工中である場合に入口側のシャトルでワ}ク は待機する.マシニングセンタが空いている場 合, ワークは所定の時間そこに留まって加工を受 け,加工が終了すると出口側シャトルで唱次の搬送 まで待機する.シャトルには容量が定まっている から,出口側シャトルがワ)グで満ちている場合 に加工が終了すると,マシニングセンタでブロッ キングが生じる.出口側シャトル中にあるワーグ は,カートによって次の加工を行なうマシニング センタの入口側シャトルか,すべての加工を終っ ている場合は,アンロードステーションへ運ぼれ る. カートは図中の 6 カ所のストップ聞をワークの 呼び出しに応じであるストップから別のストップ へと移動する.空のカートの移動時間とワークを 乗せたカートの搬送時間(この場合,シャトルへ のロード時間とシャトルからのアンロード時聞を 含む)は 2 つのストップの位置によって決まる (表2 ,表3). カートは搬送が終ったストップで次

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© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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表 2 カートの移動時間

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1 2 3 4 5 6

1

I 一一 10

1

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2

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I 一一 20 2

5

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表 3 カートの搬送時間 の呼び出しがあるまで待機する.またカートに対 して 2 つ以上の呼び出しが同時刻に起きた場合, 次の優先順序にしたがって処理するものとする. 優先順位 i 出口側シャトル→アンロード・ス テーション 優先順位 2 出口側シャトル→入口側シャトル 優先順位 3 ロード・ステーション→入口側シ ャトル ワークを入口側シャトルあるいはアンロード・ ステーションへ搬送する場合に,カートに乗せる 商j に搬送先に当たる入口側シャトルのスペースあ るいはアンロード・ステーションを確保するよう にする.この機能を“予約"と呼ぶが,これによ ってカートのブロッキングは生じず,システムの デッドロックは回避できる. ワークは 2 種類あり, ワーク 1 は平均値が 380 の, ワーク 2 は平均値が 400 の指数分布にしたが ってシステムに到着し,それぞれに対して次の加 工順序が指定されている. ワーク l マシニング・センター 1 →マシニン グ・センター 2 ワーク 2 マシニング・センター 2 →マシニン グ・センター 1 それぞれのマシニングセンターにおける処理に ついての優先規則は先着順を用いるものとする. 加工時間およびシステムへのロード時間,システ ムからのアンロード時間を表 4 のように定めてお く.

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3

シミュレータの比較 MAPjl を用いてシミュレータを構築する場 合,マシニングセンタ,シャトル,ロード/アン

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(14) 表 4 ワークの処理時間 日工時間

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ワーク i ロード時間トーーァ一一 |アンロード時間 1 店程 1 司程 2i

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ロードステーションは MAPjl の“部品"である STATION によって,カートは同様に TRAN­ SPORTER を用いて表わすことができ,

FMS

の加工系と搬送系およびそれらの関係のモデル化 がユーザの若干の配慮をともなうだけで実現す る.

GPSS

による場合,システムを構成する設備は FACILITY あるいは STORAGE を用いて表わ されるが,ブロック・ダイアグラムにおいては加 工系を表わすブロックと搬送系を表わすブロック がまざり合い,モデル化に当ってある程度込み入 ったユーザの配慮を要する.

SLAM

n の場合も その拡張パージョン(搬送の処理機能を有する)を 使用しない限り, GPSS と事情は似ている.加工 系も搬送系も設備をすべて RESOURCE を用い て定義し,それぞれにおける時間遅延を ACTI­ VITY を用いて表わすので,ネットワーク中それ らの ACTIVITY は事象が生起する順序にした がって配置される必要がある.また設備 (RESO­ URCE) の占有可否の判定をユーザ記述の FOR­ TRAN 副プログラムを用いて行なわねばならず, 量は限定されるけれどもいわゆるプログラミング の作業が必要である, 以上のとおり MAPjl によるモデル化は容易で、 あるけれども,前節で述べた“予約"の機能に関 しては MAPjl で用意されている STATION と TRANSPORTER 間の関係の与え方では取り 扱いは不可能であり , MAPjl モデルにおいては この機能は除去されている. また, Tì有節で、述べた搬送の優先処理に関しでも 3 つのモデル間での一致は得られていない.

GP-オベレーションズ・リサーチ

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表 E 入力ステートメント数(行数) 表 S 設備の稼働率

MAP/1

モデル

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設 備

I

M A

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SLAMII モデル

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マシニング・センター l

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マシニング・センタ -2

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8

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カート SS ではワークを表わしている TRANSACTI­ ON はカレントイベントチェーンにおいて高いプ ライオリティをもつものから処理されるため, ワ ークの状態に応じてプライオリティを変えていけ ば自動的に搬送の優先処理が可能になる. 一方, SLAMII では RESOURCE 毎にファ イルが構成され, ワークを表わす ENTITY はそ れぞれのファイルの中でプライオリティの高いも のから優先的に処理されるようになっている. したがって,システム内のワークをすべて対象 とした優先処理はユーザが FORTRAN 副プロ グラムを記述しない限り不可能であり,作成した SLAMjII モデルは搬送の優先処理の機能を取り 除いたものになっている.また MAPjl モデル の場合は, ワークを表わす PART に対しその状 態に応じてプライオリティを変えることができ, MAPjl プログラムはプライオリティの高いもの からワークを処理するため,搬送の優先処理は容 易に行なえる. 表 5 は 3 種類のモデルの入力ステートメント数 を比較したものである.

3

.

4

シミュレーション結果の比較 シミュレーションは 1 回のランにつき 50000 単 位時間実行し, ワークの到着に影響する乱数系列 の取り替えを各回毎にくりかえし,計 5 回のラン を行なった.表 6 ,

7,

8 は設備の稼働率, ワー クの生産個数, ワーグのシステム滞在時間につい て 3 つのモデ、ルを比較したものである.稼働率と してアンロード・ステーションを除き大変に高い 数値が求まっているが,これはこの数値に本当に 1987 年 5 月号

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8

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表 7 ワークの生産量(平均個数) ワーク

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メ口"- 表 8

MAP/1

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ワークのシステム滞在時間

MAP/1

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稼働している状態 (busy) とブロックされている 状態 (blocked) の両方が含まれているためで、あ る. (このことを示すために, ロード・ステーショ ンについて MAPjl の busy ,

blocked

,

total の 各集計結果を掲げておく.なお,

GPSS

,

SLAM

E の場合は busy と blocked を区別することは できない) アンロード・ステーションについて,

MAPjl

の値が GPSS と SLAMII に比べていちじるし く小さいが,これは前節で‘述べた“予約"の機能 が MAPjl モデルにおいて欠けているためで、あ る.したがって, GPSS と SLAM II の稼働率 は,“予約"による仮想的な占有によって実際以 上に大きくなっているといえる. 全体的に見て,集計結果の数値は MAPjl と GPSS が互いに似通っており, SLAMII は前二 者と隔たる傾向がある.これは前節に説明したと おり, GPSS がシステムを忠実に表現しているの に対し , MAPjl が“予約"の機能を SLAMII が搬送の優先処理の機能を欠き,このシミュレー

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ションに関しては後者の機能の欠如が前者のそれ よりシミュレーション結果に大きく影響したこと を意味している.

SLAM

n モテ事ルに搬送の優先 処理を取り扱うユーザ記述の FORTRAN 副プ ログラムを加えることにより,その集計結果が MAP/l や GPSS のそれに接近することは予想 できる.

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総合的な評価 この実験に関しては,汎用生産システム・シミ ュレータはその機能をいかんなく発揮したといえ る.表 5 から推定されるとおりの比較にならない ほど小さい労力で,シミュレーション言語による 場合とほとんど変わらないシミュレーション結果 が得られている. もっとも,“予約"機能の欠如 を原因とするシステムのデッドロックが生じなか ったのは幸運であったが,仮にデッドロックが生 じたとしてもシミュレーションが停止するから, そのために生産システムの解析を誤るようなこと が起きたとは思えない. 以上において触れなかったけれども,この実験 において,生産システムの変更すなわちワークの 種類,マシニング・センタの台数,カートの台数 の増大に対してこの汎用生産システム・シミュレ ータ MAP/l がシミュレーション言語を用いる場 合に比べて際立って優れた適応性を示したことを 付け加えておく.

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おわりに 前述の実験が示唆するとおり,生産システムの シミュレーションにおいて“抽象化"にもとづく プログラムの作成は大変有効である.その具体的 な姿である汎用生産システム・シミュレータは生 産システム設計という重要な問題領域での OR 的 接近を容易にする今後大いに期待で、きる技術であ ると言えよう.

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参ラ考文献

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1

J 秋葉博,人見勝人,西川仙之:ジョブ・ショッ プのためのオンライン工程管理,日本経営出版会,

1

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[2

J 藤井進, FMS 設計とシステム・シミュレー タ, 臼本機械学会誌,

88

,

7

7

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[3 J Hutchinson

,

G. K. and Hughes: A Generaュ

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J

IIT

Research I

n

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t

e

:

Machine Loading

,

1

9

7

1.

[6J

黒田 充,十代田三知男:量産型機械職場にお けるディスパッチング方式の研究 1

E

,

7

,

1

0

(

1

9

6

5

)

.

[7]

黒田 充:生産システム解析のための新手法一 MAP/l , IE レビュー,

28

,

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1

9

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7).

[8 J Miner

R

.

J

.

and Rolston L

.

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.

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Manual Version 3

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Assoュ

ciates

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1

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8

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.

[9J 森戸晋,相沢りえ子, SLAMII によるシステ ム・シミュレーション入門,構造計画研究所,

1

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.

[

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A. A. B.

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,

Halsted Press

,

1

9

8

6

.

OR 誌今後の特集予定 6 月号 OR の図解(創立 30周年記念特集) 7 月号交通・運輸(仮題) 8 月号本四架橋(仮題) 9 月号 AI の基礎技術(仮題) 10 月号北海道の開発(仮題)

表 2 カートの移動時間 ひI 1  2 3 4  5  6  1  I 一一 10 1 5   2 0   2 0  2  I  ‑ ‑ 1 5   2 0   2 5   2 5  3  I 一一 o 5 1 0   1 0  4  I 一-- 2 0   0 1 0   1 0  5  I 一一 20 2 5   0  0  6  I 一一 20 2 5  0  。 表 3 カートの搬送時間 の呼び出しがあるまで待機する.またカートに対 して 2 つ以上の呼び出しが同時刻に起きた場合, 次の優先順序に
表 E 入力ステートメント数(行数) 表 S 設備の稼働率

参照

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