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「技術開発と予測」の特集に当って

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Academic year: 2021

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「技術開発と予測」の特集に当って

村越稔弘

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技術開発と OR OPEC の原油値上げ,政治的理由による供給 削減等の起因するエネルギー危機の解決策とし ては,産油国への働きかけを除けば生活水準の 切り下げによるエネルギー節約またはエネル ギー技術開発しかない.一般の他の問題におい ても解決策の形式は同様であり不便に耐える か,新技術を開発するかである.このように技 術は環境と人間生活の聞の関係の形式を決定す る役割をもっており,技術開発は社会的観点か ら非常に重要である.また企業の面より技術開 発を考えると技術格差は創業者利潤の源泉とし て企業業績と密接な関係があり,企業の死活問 題につながる重要性をもっている. 過去の日本の技術開発は欧米からの技術導入 中心であり,既存の技術に対し特許等との関連 においてどのように (HOW) 利用するかが技 術開発のポイントであった.しかし,日本の技 術水準が欧米と比肩するまで成長した現在では 自主技術の開発が課題であり,限られた資源の 内でどのような技術 (WHAT) を開発するか が鍵となっている. このような理由から,技術開発は OR の対象 と十分なり得るが現実には未だその貢献度は大 きくない.その原因は不確実性が大きいこと, 関連する要因が多いこと等,技術開発のもつ性 質によるところが大きい.このような問題の特

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性に対し,人間の直観力,総合力と論理を組み 合わせた手法がいくつか開発されている.これ らは方法論的観点からも非常に興味深いものを 秘めており,今後の発展とともに OR への良い 刺激となることが期待される.また OR 研究者 の技術開発問題への積極的な参加が望まれる.

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特集の構成 本特集は技術開発関連の最初の特集としてそ の出発点とも言うべき「予測J を中心に構成さ れている. 只野氏の「企業戦略のための技術予測」では 技術予測の位置づけ,代表的手法の紹介等を含 む総合的報告をしていただし、た. 柳下氏の「企業面からみた技術予測 j では, 技術予測を実際に使用する立場から多くの実例 の紹介とともに実戦的側面からの展望がなされ ている. 坂倉氏の「研究開発投資の効果の新評価」 は,政府研究開発を取り巻く環境分析を基に研 究開発の新しい見方を提示したもので質の高い 研究となっている. 筆者の「経済社会要因による技術開発評価」 は l つの規範的技術予測の事例を示したもので ある. 本特集をまとめるにあたって御協力いただい た諸氏に感謝する次第である. オベレーションズ・リザーチ © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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