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№73 新品種の紹介~ペレニアルライグラス「天北5号」 集約放牧経営へのスムーズな移行・転換を図る ペレニアルライグラスを用いた数日滞牧型輪換放牧堆肥を活用した採草地の長期管理技術

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Academic year: 2021

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2008年 3月 No.73 北 海 道 立 上 川 農 業 試 験 場

天 北 支 場

〒098-5738 枝幸郡浜頓別町緑ヶ丘8丁目2番地 TEL 01634-2-2111 FAX 01634-2-4686 http://www.agri.pref.hokkaido.jp/tenpoku/

兼用利用向けでサイレージの高品質化と夏からの放牧に最適

天 北 5 号 ファ ン ト ム ポ コ ロ フ レ ン ド (中生の早) (中生の晩) (晩生) (晩生) 6月の日 15 20 25 図1 道北におけるイネ科牧草品種の出穂始 注) 「地適試験」、「作況」等より作成。☆:現在の北海道優良品種 ノサップ (早生) クンプウ (極早生) ペレニアル  ライグラス チモシー 1.出穂が早く、1番草は多収 「天北5号」の出穂始は晩生の「ポコロ」 より7日程度早く、早晩性は 中生の早 に 属します。既存のペレニアルライグラスやチ モシー品種より出穂が早く、1番草の刈取と その後の放牧開始を早くできます。このため、 スプリングフラッシュ後における放牧草の 不足を「天北5号」で補うことができます。 また、中生品種としては1番草収量が優れて います(図1、2)。 2.糖含量が高く、牛が良く食べる 放牧時の水溶性糖類(WSC)含量が他の牧 草や品種より高く、牛の採食性が優れてい ます(図3、表1)。 3.1番草の粗蛋白質(CP)含量が高い 既存のペレニアルライグラス品種に比べ、 1番草の粗蛋白質(CP)含量が高く、サイレ ージの高品質化が期待できます(表1)。 4.種子の発売は2011年春の予定です 5.栽培上の注意 1) 利用方法は1番草を採草し、その後放牧 する兼用利用を主とします。 2) 造成後2年目の1番草で倒伏が発生す る場合があるので、採草時は適期に刈取っ て下さい。 [品種名]未定(現在品種登録出願中) (問い合わせ先:技術普及部 吉田昌幸)

新品種の紹介∼ ペレニアルライグラス「天北5号」

表1 飼料成分(乾物中%) 分析項目 天北5号 ファントム ポコロ 1番草 10.4 10.2 9.0 夏秋平均 17.9 17.8 17.9 1番草 26.3 26.8 25.0 夏秋平均 12.2 10.5 10.1 1番草 67.3 67.7 65.9 夏秋平均 65.2 64.8 65.1 注) 可消化養分総量は推定式より算出。 粗蛋白質 (CP) 水溶性糖類 (WSC) 可消化養分総量 (TDN) 兼用地に「天北5号」、放牧専用地に「ポコロ」! 「ポコロ」に続く当場育成品種の第2段です。「天北5号」は1番草を採草し、 その後放牧に使う兼用利用向け品種で、「天北5号」と「ポコロ」を組合わせて使 用することにより、早春から秋口まで十分に放牧草を牛に与えることができます。 図2 兼用利用時の乾物収量 491 461 600 341 343 288 0 200 400 600 800 1000 天北5号 ファントム ポコロ 乾物収量( k g / 1 0 a) 放牧利用 1番草採草 図3 放牧適性検定試験における推定採食量 0 50 100 150 200 250 春 夏 秋 採食量( k g /10a ) 天北5号 ファントム ポコロ

ぺれにある

(2)

集約放牧経営

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道北地域では、家族経営主体の中規模酪農が重要な位置を占め、低コストな自給飼料を主体と する放牧経営が見直されています。今回は、放牧転換した実証農家や先進的放牧経営の移行期調 査から集約放牧経営へのスムーズな移行・転換を図る方法を紹介します。 1 1 1 1...実証農家.実証農家実証農家実証農家のの集約放牧導入及のの集約放牧導入及集約放牧導入及び集約放牧導入及びびび転換事例転換事例転換事例転換事例 既存の放牧農場(E)とフリーストール舎飼農場(G) に電気牧柵システム・簡易更新・放牧利用計画等を提 案して、集約放牧の導入や転換を行いました。 移行過程では、初期の1~2年で放牧関連施設の整 備や簡易更新を実施し、放牧地の植生は2~3年で改 善されました。搾乳牛では、放牧期飼料自給率が高ま り、年間でも60%以上と北海道が目標とした経営内自 給率67%が可能です。 また、放牧経営への移行時には、生乳代金と農業経 営費の両方の減少が見られ、経営費全体の削減効果は飼料費や農業関係共済の経費減少により3 年目頃から認められました。 2 2 2 2....先進的農家先進的農家先進的農家先進的農家のののの移行事例調査移行事例調査移行事例調査移行事例調査 放牧経営への移行・転換に必要な年数や技術と経 営農条件別にタイプⅠ:放牧拡 営の変化を調査し、 充型、タイプⅡ:放牧転換型、タイプⅢ:新規参入 型の3つに分類しました。 移行期間は、タイプⅠが2~3年、タイプⅡとⅢ は4~5年が必要です。 移行期には、農業収支では初期投資として放牧関 連施設の整備や放牧地の簡易更新を行い、植生の改 善や放牧草採食量の向上と採食程度判定など放牧技術の習得が継続して行われます。その結果、 所得率が向上し農業所得の増加が見られる安定期に達します。 3 3 3 3....道北型集約放牧道北型集約放牧道北型集約放牧道北型集約放牧へのへのへの移行への移行移行マニュアル移行マニュアルマニュアルマニュアル 営農条件別に移行マニュアルを作成し、タイプⅠを簡略化して紹介します。 設定条件は、中規模経営でタイプⅠとⅡは、飼養頭数96頭(うち経産牛57頭)、草地面積65.7ha (うち放牧専用地23.1ha、兼用地14.2ha)、タイプⅢは、リース事業を活用する方式として初任牛 40頭、草地面積46.1haで開始する設定としました。 (問い合わせ先:技術普及部 石田 亨) 表 表 表 表    集約放牧移行農家集約放牧移行農家集約放牧移行農家集約放牧移行農家のののの農業収支推移農業収支推移農業収支推移農業収支推移 農業所得 農業所得率(%) 導入前 移行期 安定期 導入前 移行期 安定期 A 100 99 110 36.0 37.9 42.6 2年 Ⅰ B 100 110 30.3 33.6 3年 C 100 151 207 24.0 27.4 33.6 3年 E 100 124 98 32.0 34.3 31.2 2年 F 100 196 268 15.0 24.9 31.4 4年 G 100 89 21.0 19.0 移行中 H 100 163 27.4 37.5 3年 I 100 263 13.1 33.1 4年 J 100 7.5 移行中 注1)農業所得は導入前又は移行期を100とした割合。 注2)移行期間の移行中は、G、J農場とも5年目(2007年)に入っている。 Ⅲ タイプ 農家名 移行期間 Ⅱ 図 集約放牧導入及 図 集約放牧導入及 図 集約放牧導入及 図 集約放牧導入及びびびび放牧転換放牧転換放牧転換放牧転換によるによるによる搾乳牛による搾乳牛搾乳牛搾乳牛のののの 飼料自給率 飼料自給率飼料自給率 飼料自給率のののの推移推移推移推移((((20022002 ~20022002~~~2006200620062006 年年年))))年 65 65 65 65 69696969 69696969 46 4646 46 62 62 62 62 88 88 88 88 78 7878 78 82828282 56 5656 56 50 50 50 50 71 71 71 71 69 69 69 69 55 55 55 55 64 6464 64 67 67 67 67 44 4444 44 36 3636 36 44 44 44 44 62 62 62 62 43 43 43 43 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 導入前 2年目 4年目 導入前 2年目 4年目 E E E E農場農場農場        G農場        G        G        G農場農場農場農場 季 節 別 自 給 率 季 節 別 自 給 率 季 節 別 自 給 率 季 節 別 自 給 率 ((((%%%% )))) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 年 間 自 給 率 年 間 自 給 率 年 間 自 給 率 年 間 自 給 率((((%%%% )))) 放牧期 舎飼期 年間 タイプ タイプタイプ タイプⅠⅠⅠ((((放牧拡充型Ⅰ放牧拡充型放牧拡充型))))の放牧拡充型のの移行の移行移行マニュアル移行マニュアルマニュアルマニュアル 1年目 2年目 3年目 44年目44年目年目年目 5555年目年目年目年目 経営展開 放牧経営 放牧重視 一般放牧 移行期 安定期安定期安定期安定期 放牧形態 集約放牧 日中~昼夜放牧 昼夜放牧 草地確保 専用(兼用)ha 面積確保 25.5(0) 23.1(14.2) 牧区再編 植生改善 簡易更新 PR導入 15-20ha 5-10ha 随時 採食性向上 放牧施設 電気牧柵 高張力線 バラ線、電牧等 専2段、兼1段 省力化 水槽 1基/2区 新・増設 採食性向上 牛道等 幅5m 5~7m拡幅 随時補修 飼養技術 濃厚飼料 CP含量低減 CP18%18%18%18%,6kg/日 CP16-1416-1416-1416-14%%%%,6kg/日 削減開始 3-5kg/日 粗飼料 削減 サイレージ・乾草6kg/日 削減開始 2-4kg/日 牛群管理放牧誘導(群分け) 省力化 牧区レイアウト 牧区再編 繁殖管理 発情発見 目視観察 繁殖管理板・チョーク等 繁殖良好 MUN対策 エネルギー補給 CP含量調節 エネルギー飼料増給 MUN低下 経営管理 投資計画 低コスト化 投資効果検討 施肥管理 適正化 土壌分析 粗飼料生産 貯蔵量削減 生産計画作成 注1)放牧専用地には、乾乳用1.0ha(導入前)、子牛用1.3ha(1年目)、育成用3.4ha(1年目)の面積を含んで算出。 注2)飼養技術の各給与量は、放牧期における乾物給与量。 注3)図中の矢印は、重点(太線)、継続(実線)、随時(点線)をそれぞれ示す。 低コス・効率 化 移行マニュアル ・意見交換 管理技術習得 草地 整備 家畜 管理 技術 習得 放牧関連 技術 専用・兼用比率調整 導入前 経過年 導入効果 経営 形態 集約放牧 項目 作業 改善技術 目標

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これまで集約放牧としては1日輪換放牧を薦めてきましたが、転牧などの放牧管理の省力 化のため牧区面積を拡大し、滞牧日数を2∼3日とする輪換放牧が一部の農家で行われていま す。そこで滞牧日数を3日とした時の放牧草の採食量、植生の変化、牧区を均一に利用させ るための手段として水槽の設置場所について紹介します。 1頭あたりの割当草量(乾物で 約15kg/日)が十分なペレニアル ライグラス(PR)草地に乾乳牛 を輪換放牧しました。従来薦め ている草丈20cmで入牧し、滞牧 日数が1日の輪換放牧(1日区) と比べ、滞牧日数を3日に延長し ても(3日区 20cm)、1日あたり の放牧草採食量や放牧年数の経 過に伴うPR割合の推移はほぼ同じでした(図1)。また滞牧日数は同じ3日でも、入牧時草丈 を15cmとやや短くしても(3日区 15cm)、1日あたりの放牧草採食量やPR割合が低下する傾向 は見られませんでした。 滞牧日数を延長した場合、滞牧期間 中に同じ植物体が再度採食される可 能性があります。こうした再採食によ り牧草生産量が低下することが予想 されるので、草丈20cmまたは15cmで刈 取り、再採食を想定して5日後に再び 刈り取る処理(再刈取り)を行いまし た。刈り取る草丈が20cmまたは15cm では、再刈取りの有無によって年間生産量に差は生じませんでした(図2)。実際の放牧地で も草丈15∼20cmで入牧させていれば、再採食が生じたとしても牧草生産量は大きく低下しな いと考えられます。 一般に長方形の放牧地は、牧区内の利用 が不均一になりやすいとされています。そ こで長方形の放牧地(長辺420m)で水槽の 位置と採食場所の関係を見ました。水槽を ゲート付近に1つ設置すると(0m区)、採食 場所はゲート付近に偏り、不均一な利用が 行われました。しかし、水槽をゲートおよ び400m地点の2箇所に設置すると、比較的均 一に採食されました。牧区の長辺が400m以 上あるような長方形の放牧地の場合には、 水槽をゲートとゲートから最も遠い地点の 2箇所に設置すると、牧区内の採食は比較的均一になります。 以上より、PR放牧地で数日滞牧型の輪換放牧を成功させるには、入牧時草丈を15∼20cm とし、十分な割当草量を用意し、水槽の位置を適切に設置することが必要です。 (問い合わせ先:技術普及部 新宮 裕子) 0 20 40 60 80 100 20 04 年 20 05 年 20 06 年 20 07 年 20 04 年 20 05 年 20 06 年 20 07 年 20 05 年 20 06 年 20 07 年 1日区 (20cm*) 3日区 (20cm*) 3日区( 15cm*) 乾物 重量 割合( %) 0 2 4 6 8 10 12 14 採食 量( 乾物k g/ 日 ) 雑草 WC PR 採食量 図1 草種構成および1日あたりの放牧草採食量の年間平均値 PR ペレニアルライグラス、WC シロクローバ、*入牧時草丈 0 20 40 60 80 100 120 2年目 3年目 4年目 20cm  なし 20cm  あり 15cm  なし 15cm  あり 図2 ペレニアルライグラスの年間乾物生産量指数 (刈取草丈20cmで再刈取なしを100とした指数) 刈取草丈 再刈取の有無 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 ∼6 0 ∼ 120 ∼ 180 ∼ 240 ∼ 300 ∼ 360 ∼ 420 ゲートからの距離(m) Pf値 0m区 0+400m区 図3 水槽の位置の違いによる採食時の牛の分布位置 (Pf値=log(利用割合/面積割合+1) Duncan,1983) 利 用 頻 度 高 い     低 い 水槽をゲート付近に設置 水槽をゲートと420mの2箇所に設置 1.滞牧日数の延長と放牧草採食量 2.再刈取りと年間牧草生産量 3.水槽の位置と採食場所の関係

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堆 肥

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堆 肥

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を 活 用

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し た 採 草 地

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採 草 地 の

の 長 期 管 理 技 術

長 期 管 理 技 術

長 期 管 理 技 術

長 期 管 理 技 術

堆 肥 の 草 地 利 用 技 術 は 、 更 新 時 や 維 持 管 理 に つ い て 個 別 に 確 立 さ れ て い ま し た が 、 こ れ ら の 個 別 技 術 を 組 み 合 わ せ て 、 牧 草 生 産 と 環 境 保 全 が 両 立 す る こ と を 実 証 し ま し た 。 1 1 1 1 .... 更 新 時 堆 肥 施 用更 新 時 堆 肥 施 用更 新 時 堆 肥 施 用 に よ る更 新 時 堆 肥 施 用に よ るに よ る 減 肥 対 応 後に よ る減 肥 対 応 後 の減 肥 対 応 後減 肥 対 応 後ののの 各各各各 イ ネイ ネイ ネ 科 草 種 収 量イ ネ科 草 種 収 量科 草 種 収 量科 草 種 収 量 オーチャードグラス(OG)、 チモシー(TY)、 ペレニアルライグラス(PR) の 各 草 地 で 更 新 時 堆 肥 6t/10aを 施 用 し 、 更 新 2年 目 に 窒 素 6kg/10a、 カ リ 15kg/10aを 減 肥 し た と こ ろ 、 各 草 種 と も 堆 肥 施 用 に よ る 養 分 吸 収 量 の 増 加 は 同 程 度 で し た 。 更 に 減 肥 後 に 化 学 肥 料 を 併 用 (堆 肥 主 体 区 )し た と こ ろ 、 各 草 種 と も 化 学 肥 料 の み 施 肥 標 準 量 を 施 用 し た 草 地 (化 学 肥 料 区 )と 同 程 度 の 年 間 収 量 が 得 ら れ ま し た (図 1、 更 新 2年 目 )。 た だ し 、 TYで は 堆 肥 主 体 区 の 1番 草 収 量 が 化 学 肥 料 区 に 比 べ や や 少 な く な る 傾 向 が 見 ら れ ま し た 。 2 2 2 2 .... 維 持 管 理維 持 管 理維 持 管 理 の維 持 管 理の 堆 肥 施 用のの堆 肥 施 用堆 肥 施 用堆 肥 施 用 に よ るに よ るに よ るに よ る 施 肥 管 理施 肥 管 理施 肥 管 理施 肥 管 理 更 新 か ら 5年 目 ま で を 堆 肥 主 体 で 施 肥 管 理 し た 草 地 に お い て 、 イ ネ 科 単 播 草 地 の 収 量 (図 1)、 シロクローバ ま た は アルファルファを 混 播 し た マ メ 科 混 播 草 地 の 収 量 (平 均 990kg/10a)、 お よ び 各 草 地 の 雑 草 侵 入 程 度 は 、 化 学 肥 料 の み で 施 肥 管 理 し た 草 地 と 同 程 度 に 維 持 で き ま し た 。 た だ し 、 堆 肥 を 施 用 し た 草 地 の カ リ 吸 収 量 は 更 新 4~ 5年 目 で 多 く な り (図 2)、 K/(Ca+Mg)当 量 比 が 2.2を 越 え 飼 料 品 質 に 問 題 が あ り ま し た 。 牧 草 の カ リ 吸 収 量 が 増 加 す る 理 由 は 土 壌 の 交 換 性 カ リ が 堆 肥 の 施 用 に よ り 高 ま っ た た め と 考 え ら れ ま す (図 3)。 土 壌 の 有 効 態 リ ン 酸 も カ リ と 同 様 に 高 ま る 傾 向 が あ り 、 家 畜 ふ ん 尿 主 体 施 肥 管 理 を 実 施 す る 際 は 、 定 期 的 な 土 壌 診 断 に よ る リ ン 酸 、 カ リ の 減 肥 対 応 が 必 要 で す 。 3 3 3 3 .... 環 境 保 全環 境 保 全環 境 保 全 の た め の環 境 保 全の た め のの た め の 牧 草 播 種 時 期の た め の牧 草 播 種 時 期牧 草 播 種 時 期牧 草 播 種 時 期 堆 肥 主 体 区 に お け る 更 新 5年 目 の 0~ 20cm土 壌 の 無 機 態 N は 0.2~ 1.0mg/100gと 低 い 値 を 示 し 、 維 持 管 理 の 堆 肥 連 用 施 用 に よ る 地 下 へ の 環 境 負 荷 発 生 量 は 少 な い と 考 え ら れ ま し た 。 ま た 、 更 新 初 年 目 に 堆 肥 6t/10aを 混 和 し た 土 壌 は 無 機 態 N が 1.2~ 2.9mg/100gと や や 高 か っ た が 、 地 下 へ の 影 響 は 少 な い 範 囲 で し た 。 た だ し 、 越 冬 前 に 裸 地 の 土 壌 は 下 層 の 値 が 高 く 、 環 境 負 荷 を 生 じ る 危 険 が 大 き い と 考 え ら れ ま し た 。 播 種 時 期 と 冠 部 被 度 、 土 壌 無 機 態 N の 関 係 で は ( 図 4) 、 8月 中 旬 に 播 種 し た 処 理 区 は 越 冬 前 の 冠 部 被 度 が 高 く 、 土 壌 無 機 態 N が 少 な い こ と か ら 、 8月 末 ま で が 環 境 保 全 的 な 播 種 時 期 と 考 え ら れ ま し た 。 ( 問 い 合 わ せ 先 : 技 術 普 及 部 大 塚 省 吾 ) 図1 イネ科単播草地における年間合計収量の推移 堆肥 主 体区 : 更新 時 6t、 更 新3 年目 以 降1 .5~ 3. 8t/ 10a 堆肥 施 用+ 更 新2 年目 以 降化 学 肥料 併 用 化学 肥 料区 : 更新 2年 目 以降 化 学肥 料 のみ 施 用   図4 各播種時期における越冬前冠部被度と    植生の有無による土壌内無機態N含量 図3 越冬前の土壌交換性カリ(0~5cm土層) 図2 イネ科単播草地におけるカリ吸収量の推移 0 500 1000 1500 年 間 乾 物 収 量 (k g /1 0 a ) 2 3 4 5 2 3 4 5 2 3 4 5年目  OG     TY      PR  堆肥主体区 化学肥料区 0 20 40 カ リ 吸 収 量 (k g /1 0 a ) 2 3 4 5 2 3 4 5 2 3 4  5年目  OG     TY      PR      堆肥主体区   化学肥料区■ ■ 0 20 40 土 壌 交 換 性 カ リ ( m g /1 0 0 g ) 1 3 5 更新後年数 化学肥料区   堆肥主体区 土壌診断基準値内 0 10 20 30 土 層 内 無 機 態 N 量 (k g /1 0 a ) 植生: 無 有 無 有 無 有 8月中    9月上    9月下 0~20cm土層 20~40 40~60 播種時期: 0 50 100 冠 部 被 度 (% )   冠部被度●

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