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日立透明式T型エスカレータ

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Academic year: 2021

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(1)

U.D.C.る21.87d.32

上 野 松 坂 屋

HitachiType T Newest Escalators

郎*

内 容 梗 概 日立製作所ほエレべ-・タとともに,エスカレータの分野においても,つねに斬新なデザイソで業界に 貢献してきたが,今回,顧客の要望にこたえ,実用上,意匠上全く旧来の型を破った新しい構想のエス カレータを完成した。本エスカレータは欄干部を透明強化ガラスで張りつめた最新式のもので,その処 女製品を上野松坂星に納入し,一般の絶讃をかちえた。 本文は上記エスカレークの性能および意匠の特長を概説するものである。

威*

〔Ⅰ〕緒

古い歴史と長い経験を持つ日立エスカレータも時代の 要望にこたえて,ここ数年来,面目を一新した斬新な設 計でデビューし,多方面から好評をえている。 今回,上野松坂屋の増築工事に当り,更に進歩改良し た最新式エスカレータ2台を完成納入し,好 を開始した。 このエスカレータは,欄干に透明強化ガラスを張りつ め,重量感を除き,近代建築にマッチした軽快優 な百 貸店向きエスカレータで,従来困難とされていた下部乗 降口回り欄干の透明化を始めとし.設計製作上程々新し い工夫,および新規な意匠が施されているので,これを 中心とした最近の日立丁型エスカレータの概要を紹介し たいと思う。

〔ⅠⅠ〕

日立エスカレータの利用方面と標準

(1)エスカレータの利用 磯後百貨店から始まった我国エスカレータの使用分野 は,日立製作所が山陽電鉄に停革場向き大型エスカレー タを据付けたのを始めとし,停車場ほ勿論,最近は,ホ ールや特殊な劇場向きの照会もぼつぼつ行われる気運に なってきた。 エスカレータの 要がこのように急激に丹拍」1しつつあ る傾向の大きな理由として, きる上に,可逆的に に人員を輸送で 転できるので,輸送能力がきわめ て大きく,乗客に待時間をあたえる欠点がない。運転保 守費を合わせた設備費用が,同じ能力のエレベータに比 較して安価で,据付面積が小さい。その他開放的である ことが,百貨店などではパノラマ式に各階の売場の大部 分が乗客の眼前に展開するから,より以上の購買意慾を そそる効果となる等,すぐれた特長があるからである。 (2)エスカレータの標準 日立エスカレータは,二程敷の標準に統一されるが, * 日立製作所日立工場国分分工場 第1同 株式会社上野松坂屋百貨店納1200T型 日立エスカレータ

Fig.1.Type1200T HitachiEscalator for

Ueno Matsuzakaya Department Store

Co.,Ltd. この標準は世界共通のものである。日立丁型エスカレー タの標準仕様を弟1表(次頁参照)に示す。 (3)使用分野による日立エスカレータの選択 日立エスカレータほ欄干回りの意匠によりつぎの4瞳 に大別される。 (a)欄干内側パネルを透明強化ガラスで張りつめ,エ スカレーダ全体に軽快かつ優 な感じを与えたもので ある。只モミ明用ランプを設けないか,あるいは簡単なも ので十分の照度がえられるから保守が容易で,特に百 貨店などでほ売場の見通しがよくて乗客に購眉慾をそ そる効果が大きい。 (b)欄干内側パネルを乳白色不透明板とし,板の内部 から踏段を照明する豪華なエスカレータである。百貨 店,劇場向きに適当である。 (c)欄干内側パネルにステンレス板,またほ 鉄板を 使川し実用性を考慮した照明式エスカレータである。

(2)

892 第38巻 第7号 β甘十4イβ ∴、 トレソドゥレーム喘面 支持票庄岩面 †

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腰 俺 ヰm (注) シャッタ回りの実線で示せる部分は透明板を張った透明欄干とした場合、鎖櫨で示せる部分は従来の耐火壁を有するものを示す。 寸 法 (mm) \\ Wl l W望 W3 支持架反力(kg) RノI Rβ 第2図 丁型エスカ レータ据付寸法図 (単 位 mm)

Fig.2. Dimensions of Type T Escalators(unitin mm)

第1表 丁

タ の

Table.1. Standard Specifications of Type T Escalator

800T 幅幅員鹿角式 要 圧数 人速 型 電波 効段 斜機 周 送段 動 源源 有踏輸踏憤電 摘 電電 ・!;:・- -・-ニ:-(毎時) (m/mn) (度) 800 600 5,000人 27 30 二重籠型8極連続定格誘導電動機 大人と子供が並んで乗れるし,また大人が荷物を 持ったまま乗れるので1人半立と称せられる。 200/220 50/60 第3固 持 板 Fig.3.Tread 1200T 1200 1,000 8,000人 27 30 二重籠塾8極連続定格誘導電動機 大人2人が楽に並んで乗れる大型のもので2人立 と称せられる。 200/220 50/60 照明用光源はハンドレール直下に置き踏段を照明す る。堅牢でかつ照明が簡単であるので保守が容易であ る。特に地下鉄などに適している。 (d)欄干内側パネルにステンレス板,または り鉄板 を使用したもので,照明は天井照明だけでエスカレー タ自体には光源を設けない。保守が容易で設備費が安 く。実用性を主とした,停車場,百貨店,事務所など に用いる。 1円

(3)

日 立 透 明

エ ス カ レ ー タ .893

〔ⅠⅠⅠ〕

日立丁型エスカレータの構造とその特長

日立エスカレータの構造の大略については,すでに文 献(1)に発表されているから,本節でほ最近の日立丁型エ スカレータについて,特に性能向上および改良された 点を 明する。 (1)踏段と踏段レール 踏段(Tread)・は欄干と同じく,エスカレータの外部 に現われるものであって,体裁の上からも,直接乗心地 に影響する点からも,最も多くの注意が払われる部分で ある。踏段の組立に当っては,すべてグーヂ式組立雇を 用いて行うので,寸法精度の高い,均一な品物がえられ る。また,クリートのピッチも細かくなり,安全性が増 した上に,体裁もよくなった。そして プチイラインが,安全地域を 示する 画にほ必ずセー を施すように している。

また踏段の,前輪と後輪とを,一木の一型踏段レー

ルの上を るように改良したので水平度,および寸法が 正確となり,堅牢で振動が少くなった。さらに踏段ロー ラの径が大きく設計されているため,ローラの回転速度 が小さく,振動,騒音が著しく減少し,かつ乗心地がイ火 道で,ローラの寿命を倍加させるのに役立っている。 なおローラタイヤの材質に関しては,各種のローラに つき実 と全く同じ条件のもとに,種々の性能 験およ び寿命試験を行っており,十分信療性のある高性能なも のを使用している。 (2)踏段鎖とターミナルスプロケット 踏段鎖(Tread Chain)ほ踏段を 結して 行する部 分で,エスカレータの丁乗心地には極めて重要な関係があ り,安全性の高い十分曲力なものを使用している。その 上特に硬度の高い材質を選定して,永年の使用にも耐え るように製作されている。 またターミナルスプロケットの径が,できうる限り大 きくなるように設計されておること,踏段鎖のピッチが 特に小さく考案されていることは,日立独特で,滑らか な乗心地と静粛な運転をうるための特別の考慮である。 弟る図に示すように,鎖がスプロケットに噛み合い始 める時,鎖の速度は過期的に 起るその 勤し,さらに上下振動が 度変動率は次式で与えられる。 〃工naX=β/2(〃 〃min=p/2(cosx/Z)仙≒β/2(cos烈p)仙 変動率 血ル= pmaX一γrnln 〃maX 1-COS丹β…(1) ここに ひ:鎖の速度 か:スプロケットの径 仙:スプロケットの角速度 第4図 Fig.4. 踏 段 鎖 Tread chain 第5図 上部ダーーミナルスプロケットホイール

Fig.5.Upper TerminalSprocket Wheel

第6図 踏段鎖とター ナルスプロケツ トの噛み合い

Fig.6.Gearing on Treadchain and TerminalSprocket ♪:鎖のピッチ Z:スプロケットの歯数 上記のような速度の は,鎖のピッチ♪が小さい程, スプロケットの径βが大きい程,小さくなることがわか る。この変動率 」J・ が大きいと乗心地を害し,また粟 降口附近の騒音振動が大きくなるので,日立において上 述のように,構造上できうる限り,ピッチの小さい高精 度の踏段鎖を使用している所以である。 日立丁型エスカレータでは上下部ターミナルスプロケ ットの部分に,一切,滑り軸受を使用していないから, 軸受金に対する給油等の面倒がなくなり保守が簡単にな っている。

(4)

第38巻 第7号 第7図 駆 動 機 械 Fig.7.DrivingMachine (3)長駆動機械 駆動機械(Driving Machine)ほ上層階,床下の踵段 枠組(Tread Frame)延長部に設けられ,据付面積を狭 くするため,▲ウォームギヤー減速装置に電動機を直結し た竪型のものにしている。ウォームとウォームホイール はそれぞれシェビングおよび研磨仕上を施し,振動,騒 音に対して厳重な検査規定に合格したものである。なお T型エスカレータはウォームギヤー,ゴム手摺駆動装置 (HandrailGearing),踏段ローラ,踏段レール等の改良 によって,エスカレータの全効率を高めている。

ロⅤ〕上野松坂屋納透明式

丁型.エスカレータの特長

日立製作所が最近上野松坂屋に納入し,引き続き多数 製作中の透明式エスカレータの特色は,その欄干回り にあり,意匠的に従 の型式を破った画期的なもので ある。エスカレータの欄干回り とは主としてゴム手摺 (Handrail)と,それを支持する手摺枠(HandrailFrame), 内側パネル飾板,スカートガードおよび柱等からなり,踏 段とともに,エスカレータの意匠の良否を左右する最も 重要な部分である。従来の最高級のエスカレータの大半 ほ乳白色アクリルパネルの内部から,踏段を照明するデ ザインのものであったっ その後各社とも旧殻を脱し, しいデザインと,高性能のエスカレータを計画してきた のであるが,欄干回りを主とする新規なデザイン丹こほ, ゴム手摺駆動装置に技術的な国 がある上に,近代建築 に調和した意匠的構造をうることが困難であった。 (1)意匠効果 最近の近代建築においてほ,普通階段の欄干や出入口 扉にも,大きな透明体を用いる傾向にあるが,目を転じ てエスカレータについても同じことがいえると思われ る。エスカレータ自体がいかに豪華なものであっても,

その大きな本体が視界を

ったり,重苦しい感じを内部 の人々iこ与えたのでは,近代建築に 和しない。 第8図 上野松坂屋納エスカレータの下郡欄 干回り Fig.8.Lower TerminalBalustradingof Escalators for Ueno Matuzakaya

この観点から,本エスカレータは透明効果をあげるた めに,従来欄干に内蔵されていた照明器具,ゴム手摺案 内革を取除き,欄干全部に透明強化ガラスを張りつめて いる。さらに,ゴム手摺が走る手摺枠は軽合金にアルブ ライト処理を施した銀白色実麗な柱で支えられている。 この透明ガラス板が天井照明に映える清楚な感覚と鋏白 色のデッキボードのゆるやかな曲線の流れは,従来の感 覚を一掃し,近代建築にマッチした軽快優実なものであ る。百貨店においては,エスカレータは大切な輸送機関 であると同時に,売場全体に清新な雰囲気を与え,必然 的に購買意欲を高めるものでなくてはならない。この意 味からいつて,今回の日立エスカレータは百貨店向とし て,時代感覚にマ、ソチし好評を博した所以である。 高層建築にエスカレータを設置した場合,防火シャッ タほ規則として必づつけるようになっているから,これ に伴なってシャッタ用耐火壁の囲みを上層階床乗降口に 設備せねばならない。シャッタ壁が建築芙とフロアの実 用性におよぽす影響を考えて見ると,従来のシャッタ壁 がフロアの視界をさえぎり,重圧感を内部に与え,種々 な不便を感じてきたものである。 今回のエスカレータほ, 観と実用の両面から,従来 のシャッタ壁が持っていた欠点をみごとに解決し,合せ てエスカレータ本体との 和をはかった新しいものであ る。すなわち舞9図に示すように,今まで箱形であった シャッタ壁の囲みの後端部を,ゴム手摺のゆるやかなカ ーブに沿ってフロアの面まで切り落し,その落された部 分にほ,優美な金属枠にはめ込んだ透明強化ガラスで欄 干を構成している。(特許出願中)新しい透明シャッタ欄 干の阻現により,例えば売場陳列品の酉己列やフロアーの 利用ほ,旧来の慣習を破った新しい方式を採用して,透 明効果を100%上げることができる。.

(5)

日 立 透 明

第9図 上野松坂屋納防火シャッター壁を透 明とせる欄干

Fig.9.Transparent Fire-Proof Wallfor

Ueno Matuzakaya なお,櫛板(CombPlate)にほ,その トと同ピッチの細かい溝線を 面に踏段クリー 行方向に通し,ダイナミ ックでスマートな流れの感じを出すようにしている。 (2)欄干回りの構造 従来下部欄干の両袖に設けられたゴム手摺の案内車を 取除いて第10図に示すように極めて多数のコロを連続的 に手摺枠に半円形に取付け,あたかも同一径の辛が回転 するのと同じ効果をえられるようにしてある。(特許出 願中)手摺枠は十分補強して確実に踏段枠組に固定され・ コロには全密閉式の良質のポールベアリングを使用し, ゴム手摺の滑かな運転が確保されるようにしてある。か くして下部ターミナル乗降口附近のデッキボードは極め て複雑な矧戎となるが,弟8図に示されたように,デッ キボード,ゴム手摺枠,柱,パネル,および床板が無理な く組立てられている。かつコロをはじめ,フットライト, およぴスカートガード 取りはづしの必要な部品ほ,簡 単に取り換えられる構造になっているから,保守が容易 である。 エ ス カ レ ー タ

′⊥一-_【___、\

幸手 ノノ` コロ \ / / 『 Ⅸ 打 『 打 打 透明弓箋 l l n n n Ⅸ \ † 石弓ス

ンドレール ■-■--一▼■ 895 第10図 下部ハ ンド レー ル案内装置 (特許出際中)

Fig・10・Guide RollerforHandrailon Lower Terminal

〔Ⅴ〕緯

最近ほ地方の小都市にもエスカレータが姿を現わすほ ど普及してきている上に,2台並列式を採用した百貨店 も間もなく山現する気掛こなった。地下鉄 等未開の分 野への登場を考慮すれば,その需要はますます多くなる と恩われる。 エスカレータの実用性は高く評価されるべきものであ るが,建物におよぼす,意匠的影響も大きい関係上,実 川性と建築美の両面から検討して設備されるものでなけ ればならない。日立エスカレータはこの両者は勿論,行 きとどいたアフターサービスと簡甲・な保守,据付面積の ′トさいこと等で,不断の改良を行っているが,さらに需 要家の爛待に添うように研鎮をつづけてゆきたいと思つ ている「. 参 茸 文 献 (1)宮本,神:日立評論 36∼7(昭29-7)

(6)

(その2)

登録年月日 31.3.30 †/ 30.3.30 正夫雄正二実一輪 雄之之 章利俊章昭 五健 正裕裕 四郎郎郎生登隆一郎男中次夫男一清彦申達男男情平三 情平蔵夫郎好郎好博好一己好豊夫 一夫

最近登録された日立製作所の特許および実用新案

別 場 工 内上野内島上野原 島田 田 正 本 源 次 本 陽 一 本 陽 一 田 泰 島 正二義直通重義清 光直 虎虎正長義正長文陸靖繁靖繁 繁信武繁 暫膵仙正久 甲 二 尾 田 宝島内 川島良藤崎内原蒔蒔田林川田林藤島原木原木岡木村橋木田藤 山河岸山大井京藤 猪鎌鎌 薄松楠楠細飯今辻小小横森石小比佐 横穂伊伊和小市和小安友藤鈴藤鈴西鈴川高給黒斎山松 場 工 有 亀 場場場場 工工工工 有有有崎 包亀亀川 場 工 崎 川崎工場 川崎工場 場 工 崎 場場 工工 木木 栃栃 場場 工工 賀賀 多多 場場場場 工工工工 賀賀賀賀 多多多多 場 工 賀 多 場場場場場場場 工工工工工工工 賀賀賀賀戸戸戸 多多多多亀亀亀 場 工 戸 亀 場場場 工工工 戸戸戸 亀亀亀 場 工 戸 亀 場 工 戸 亀 亀戸工場 日立電線工場 日立電線工場 戸畑工場 中央研究所 弁 プ置毘置 装 装 巻 閉…装 緩路 弁 水 制 電 用 誰 示 指 燥 圧置 渦液位熱 半径送り正面削り盤に於ける切削行程制御 装置 長巻輪転機に於ける紙の張力調整装置 輪転印刷機に於ける紙継装置の作動杵鎖錠 装置 停電直後よりポットの自然停止迄の時間を 延長せしむる装置 庫匿 置置 装装 示 指 ト 置器チ器 摘機‥ 給気ス 置 弁置置器機扇器 器置置 置 置 置 線置 暦〓置 電付 動 換 装 装 付 装 頼 顆下 蓄具 平出 冷 冷 凍 タ ー ビ ン ス ト ネ グ ‥、 ホ 電動 継電気 制 気遠遊気減換Ⅹ

(第6頁から続く)

登録番号 区 別 実用新案;442224 ′′

;442241

・/ ;442247 // 1442250 442213 442222 442229 442230 442253 442221 442234 442209 442210 442216 442220 442231 442235 442239 442245 442251 442252 442254 442214 442223 442226

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