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電子線描画装置の高度利用技術の開発

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Academic year: 2021

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小特集

半導体製造装置

∪・D・C.る21.3.049.774′14.002.5:〔537.533.3:る81.532.8′27:る引.323〕

電子線描画装置の高度利用技術の開発

Improved

Software

TechnologleS

for

Electron

Beam

LithographY

可変成形ビーム形電子線描画装置"HL-600”が開発されてから約3年が経過した。 その後,制御用コンピュータをHIDIC80EからHIDIC V-90に切り替え,更にデー タ変換ソフトウェア"ELSA''や,従来の光学方式計測装置に代わる電子ビームによ る描画結果の高精度自己評価機能を開発した。また,CADシステムからの出力デー タを一貫処理して任意角度図形をもつパターンが,マスク上あるいは直接ウェーハ 上に描画できるようにした。更に,ステージ,ローダを中心に信頼性の向上を図っ た結果,0.2J`mのパターンを描画することが可能となり,0・1/`m以内(3♂)の重ね合 わせ精度を達成することができた。

言 半導体集積回路の高集積化,微細化の進歩は目覚ましく,

数年前に商品化された256kビットDRAM(DynamicRandom

AccessMemory)が既に生産量のピークを過ぎ,1Mビット DRAMの時代が釆ようとしている。半導体素子の多岐にわた る製造工程の中にあって,進歩を支えた一つの重要な技術が 「リソグラフィー技術+であり,なかでも現在では電子線描画 装置がその基幹技術となっている。EI本国内だけでも研究用, 量産用ノ合わせて約100台の装置が稼動していると考えられ,そ の70∼80%はマスク,レテイクル生産用である。 現状で最も一般的なリソグラフィーの流れは(1)マスク描画 一レテイクルー縮小投影,又は(2)マスク描画一→マスク→1: 1プロジェクション,の工程である。光によるレテイクル製 作の割合が減少した理由は,要求される精度もさることなが ら,パターンテーータ量の増加に伴う製造時間の長大化,更に はレテイクル製造中の装置トラブルなどである。このように 今や電子線描画装置は研究用設備の域を脱し,生産設備とな っているが,今後半導体素子のよりいっそうの微細化,高密 度化に伴って更に重要度は増L,特に直描のニーズが高まる のではないかと考えられる。 一方,Ⅹ線リソグラフィーの研究が盛んに行なわれているが, 現在のところⅩ線リソグラフィー用のマスク製造装置としては 電子線描画装置しかなく,こちらの面からも電子線描画装置 のニーズは高まるであろう。 これらのニーズを踏まえ,日立製作所は電子線描画装置を 更に高度に利用できるよう改良を加えたので,その主な点に ついて述/ヾる。

臣l"H+-600''形電子線描画装置の開発と改良

"HL-600''形電子線描画装置(以下,"HL-600''と略す。)は, 1Mビットメモリクラスの超LSIを想定し,景ノトパターン寸法

を1/ノm(0.5JJm可能)と設定して製品化された1),2)。

装置の基本仕様については,報告例があるのでここでは省 略する3)・4)が,本システムで,今回適用した改良項目は以下の とおりで・ある。 (1)システム対応性‥…‥‥データ変換機能の開発と高速化, 多様化及び製品のシリーズ化 (2)自己評価機能………位置精度,つなぎ精度

中村一光*

Å〃Z〟椚言出〟八坂丘β椚〟m

鉾谷義雄**

約sゐわ滋々∼由乃J 小西忠雄** 7七血o go”由ゐg

柴田幸延**

y〟々ど〃β占〝助加∠α 菰田 孜*** 了払わ椚〟〟∂桝Odα (3)描画精度の向上………最小線幅0.5/Jm(0.2/Jm可能) 電子線描画装置の特長を端的に述べると「微細加工性+と 「高速着工性+になる。「微細加工性+とは,すなわち「最小 加工寸法+と「重ね合せ精度+である。「高速着工性+とは設 計データから半導体素子へたどりつくスピードである。 今回の改良により,"HL-600”はこの電子線描画装置の特 徴を十分に発拝すると同時に,研究開発から量産まで幅広い ユーザーニーズに対応できるシステム構成となった。以下, 本装置の構成と応用例について述べる。

システム構成

"HL-600''の基本構成を図1に示すが,概略以下のように 三分される。 (1)コンピュータ制御部 (2)描画制て卸部 (3)描画装置本体 制御用コンピュータには32ビットのスーパーミニコンピュ ータHIDIC V-90を使用しており,描画すべきパターンデータ の作成,制御情報の作り込み,描画装置のシーケンシャルコ ントロールなどを行なう。一般にパターンデータは,CAD (ComputerAidedDesign)システムから磁気テープを媒体と して出力されるが,このままでは描画装置が解釈できないた めに,フォーマット変換すると同時に,必要に応じて図形形 一伏そのものに処理を加え515Mバイトの大容量ディスクに格納 される。 描画制御部は,幾つかの構成要素に分けられる電子回路か ら成っており,コンピュータの指示に従って描画装置全体の 制御を行なう。すなわち,描画すべきパターンデータの転送, データの解釈と分解,電子ビームの偏向とオン・オフ,ステ )ジ移動,マーク検出,描画基板のロード・アンロードなど の制御を繰り返し行なう。 描画装置本体は高精度な機構系の集合体であり,電子光学 系,Ⅹ-Yステージ,オートローダ,真空排気系,除振架台な どから成る。 ``HL-600''の一つの大きな特長はシステム対応性であるが, ユーザーニーズに従って装置の構成要素を組み合わせること により,目的とするシステム構成が得られるように設計され * 日立製作所那珂工場工学博士 ** 日立製作所那珂丁場 *** 口立製作所中火研究所丁学博一1

(2)

入力 データ

2,000/3,600 / ̄\ MEBES \_∠ l,H,EX,R ( ストリーム \J (カルマ)

(セイコー)

(EBMT) コンピュータ制御部 データ変換 描画制御 HIDIC V-gO M/T 800/1,600bpi コ ンソール ディスプレイ ハードコピー システム ディスク 69Mバイト 大容量 ディスク 514Mバイト グラフィック ディスプレイ 描 画 制 御 部 高 圧 電 源 -/ F バッファメモリ データ制御系 アナログ制御系 ・ 系 ジ 御 一制 ダ テ一 ス ロ 描 画 装 ● ● ● ● l=】 排 気 系 除 振 架 台 LaB4電子銃 成形偏向系 縮小レンズ系 収束偏向系

一【孟言羞

架 台 図l``HL-600”の基本構成 "H+-600”を大きく分けると,コンピュータ制御取描画制御部.描画装置本体から成る。 注:略語説明 PG (光方式のパタンゼネレータ用 フォーマット) MEBES (パーキンエルマー社製EB装 置用フォーマット) FD (精工電子株式会社製) CADフォーマット) EBMT (電子線描画装置用 フォーマット) CPU (中央処理装置) l/F (インタフェース) 形 式 マ ス レテイクル 直描 装 置 構 成 仕 様 最小線幅 スループット 先端半導体素子開発 (表面波素子など) H+一800L (普及形) H+一600S (標準形) HL-600H (マルチ形)

電子線関連技術開発 (レジスト,損傷など) ULSl開発

(昌甘㍊去,∠8Mピット)

MT H】DIC V-90/30 制御系 (バッファ 1面) カラム 1枚 ローダ 1〃m (0.2〃m可) ー3枚/h 超微細デバイス (通信用GaAsなど) 開発,生産 セミカスタム+Sl (ゲートアレーなとQTAT) MT H】D】C V-90/50 制御系 (バッファ 2面) カラム 12牧 口ーダ 1/ノm (0.2〃m可) ー10枚/h MT カラム H】DIC V-90,30 カラム 量産デバイス HIDIC V-90/50 制御 系 (2面) 制御 系 (2面) ×八r台 1/上m (0.2〃m可) ー10枚/h 図2"HL-600”シリーズ化の概要・・=L-600+・・は研究開発用ローコスト形,"ルー600S‥は標準形,"HL-600H・,はマルチ形量産用であ る。 ている。典型的なシステム構成例を図2に示す。 "Hし600L''は研究開発用であり,スループットを犠牲にし てコストダウンを図っている。 "HL-600S”は汎用標準機であり,スタンド アローンなシ ステムとして最もよく使われている。 ``HL-600H''は高速量産機である。 このようなシリーズの特長は以下のようになる。 (1)装置納入後も必要に応じシステムの機能拡張が可能であ る。 (2)主要部分が変わらないため,精度が維持される。

ソフトウェア構成

"HL-600”でのソフトウェアの機能とプログラム名称を大

きく分けるとi欠のようになる。 (1)データ作成………ELSA(ElectronI∋eam Lithography SubmicronArtWork System)

(2)描画制御・t……・JBP(Job Management Program),

DLM(Data Library Management Program),EBCP

(ElectronBeamExposureSystemControIProgram)

(3)

電子線描画装置の高度利用技術の開発 701 LSI CAD システム

PG

(〕[飛]

6Sス岩戸 ̄

CADファイル

1ノ

直接通信 データ変換 システム ELSA

EBMT

フィールド (電磁偏向範囲) 3mm平方ノ6mm平方 サブフィールド (静電偏向範囲) 100〃m平方 注:略語説明 CAD(CompリーerAidedDesig=),EB(電子線描画装置),EJSA拍ectronBeamJithographySubm心0nArt WorkSystem) 図3 データ作成ソフトウェアの概要 データ作成ソフトウェア(E+SA)は,CAD出力テ【タに必要な処理を加え,EBデータとLて出力する()

Program),STAMP(Stitching Accuracy Measurement

Program),TMHD(Test

& Maintenance Program for

HardwareDiagnosis) これらのソフトウェアについて以下に述/ヾる。 4.1 データ作成プログラム ELSAの機能概要を図3に示す。ELSAのいちばん主要な処 理はCADシステムから出されるパターンデータを,``HL-600'' 描画装置用にフォーマット変換することである。しかし,描

画装置側の必要性(重なり除去,データの並べ変えなど)とユ

ーザー側からの要求(図形の拡大,縮小,寸法補iEなど)によ り,非常に複雑かつ高速,大量の図形演算処理が必要となる。 同図から明らかなように,ELSAの入口は,PG,MEBES, CALMA,SX-8000などのデータフォーマットに対応し多様性 に富んでいる。 本プログラムの機能をまとめて図4に示す。同図の各処理 はこの図を見れば明らかと思われるので特に触れない。同図 の中でう丘接効果補正は,電子ビームの基板内散乱による描画 パターン寸法の設計値からのずれを補正するプログラムであ る6)。 4.2 描画制御プログラム 描画制御プログラムは,以下に示す3種類から構成される。 (1)EBCP‥・・…‥描画装置のシーケンシャル制御 (2)JBP…・…・・装置制御パラメータと配列情報管理 (3)DLM・……‥パターン,ジョブ各ライブラリ管理 これらのプログラムはそれぞれ相関関係がある。まず,JBP によってLSIチップ配列情報や成形ビームによる図形分解条件 がセットされ,そしてDLMによりパターンデータが登録され る。i欠に,これらの準備が整った後,EBCPを起動することに よって,マスク又はウェーハ上に所望のパターンが描画され る。 原則としてEBCPは「一命令,一動作+の体系を採っており, 複数のウェーハ又はマスクプレートを連続して描画する場合 には,カタログコマンドを用いる。カタログの編集,コマン ド群の論理判定も行なえるように配慮している。また,連続 描画の際に所望のジョブデータやプレートの設定などが完了 していれば,1×マスク,5×レテイクル,ウェーハ直描な 用 途 機 能 内 容 基 本 機 能 基本図形分解 ---一十 描画データ出力 基本図形に分解された図形データを描画デー タ,フォーマットに変換し,描画制御のデイ スクあるいは磁気テープに出力する。 ウインドウ ウインドウ

血巴辺 ネガウインドウ ネガ ー「一出力

7壬ン勉瑚しない0

高 楕 度 描 画 の た め の 支 援 機 能 重なり除去 パターン寸法補正 (Sjzing) 拡大 相小 l 微小間げき埋込み補正

ロ→

・・ 近接効果補正 l///////l l

一口[コ

プ 口 セ ス の た め の 支 援 機 能 回転処理

』.田

9碓位 倍率変壊処理 Y X 鏡面反転処ま里

+等む

白黒反転処理 チップ外周■--一一寸■ :イクシシン: 図4 ELSAにおける図形演算処理一覧 実際にパターンデータ作成 を実行する場合には,上【司に示す幾つかの処理が組み合わされることになる。

(4)

どが子昆在するカタログコマンドの連続実行も可能である。 JBPは一種のエディタであり,会話形プログラムを実行する ことにより,必要なジョブ情報がディスク上のジョブライブ ラリに作り込まれるようになっている。 DLMは才滋気テープとディスクの両方を対象としたファイル 管理プログラムであり,パターンデータ,ジョブデータ双方 の管理を行なう。データの検索,消去,複写などの処理を行 なうが,任意の文字配列を入力することにより,その配列を 含む名称のデータが存在すれば,それら全部を検索したり, 複写したりする処理が連続して実行可能である。ディスク内 のデータがあふれると当然磁気テープにバックアップを取る が,これら磁気テープの管理も実施している。 4.3 評価・保守プログラム 評価・保守プログラムは,以下の3種から構成される。こ れらのプログラムの充実が装置の自己評価機能を高め,性能 及び1調整能率を著しく向上させた。 (1)MLP…・…‥マーク位置,基根高さ計測 (2)STAMP‥…・・‥接続精度計測 (3)TMHD………ハードウェア動作チェック 4.3.1 MJP MLPの機能概要を以下に説明する。あらかじめ定めたピッ チ(Ⅹp,Yp)で描画された評価マーク列の位置を計測し,結果 をディスク内に格納する。データ出力にはグラフィックディ スプレイ又はプリンタを用いる。複数枚のプレートによる相 互位置関係,すなわち重ね合わせ精度を調べたり,理想位置 から誤差分布を求めたりという統計処理も可能である。本プ ログラムはマーク位置と同時に基板の高さ計測を行ない等高 線を描くことも可能である。描画精度が惑い場合の原因究明 手段としても有効である。本プログラムによる測定結果を次 章に記す。マーク位置の測定精度は約0.03〃m,高さ計測精度 は1/Jmである。 4.3.2 STAMP STAMPの概要を図5に示す。サブフィールド,すなわち静 電偏向領域のコーナ部に同図左上のパターンを配置し,井げ た状パターンの相対位置を順次計測することにより,電磁偏 向及び静電偏向の形状を求め,両者の接続精度,安定性を調 べることができる。更に,電石義偏向,静電偏向のひずみを認 識し自動補正することも可能である。MLP,STAMPとも, 描画後のレジストパターンで計測可能であり,基板のエッチ ングを行なう必要はない。 4.3.3 TMHD TMHDは各制御系の動作チェックを行なう保守プログラム である。機能は(1)日点検,(2)週点検,(3)個別点検と分かれて おり,日点検では制御系のデータ授受機能をチェックし,週 点検では精度試験を行なう。個別点検は主としてサービスマ ンが使用し,制御系をより細分化した基根単位で動作点検を 行なえるように作られている。

8

応用

例 ▲`HL-600I'の評価結果と描画例を以下に述べる。 5.1 重ね合せ精度 MLPによるマスク8枚の重ね合せ評価結果を図6に示す。 同図から明らかなように,8枚の基準パターンの位置再現性 は±0.15〟m以内である。 図7に直描の重ね合せ評価結果を示す。同図(a)がステッ パで作ったシリコン上の.段差パターンであり,同図(b)が"HL-600''で2層重ね描画を行なった結果のレジストパターンであ フィールド境界 フィールド(電磁偏向),サ ブフィールド(静電偏向)接続 評価に用いる基準パターン形 状を左図に示す。 本基準パターンをサブフィー ルドのコーナ(100/ノm)に配し てある。  ̄ ̄ ̄ ̄1■--、フィールド境界 A(ズ1,yl) B(g2,y2) C(ズ3,y3) D(ズ4,y4) 上:設計寸法(7.5/+m) Y方向接続精度 ×方向接続精度

+

1

+〃r ヒの コニ 「

ゝ 'こコ 』Vg 』軸=臼旦二拙句一上2 』〃r=幽 2

』Vg=幽一上

2 』Vγ=臼二地 2 X方向ゲインと回転,Y方向ゲインと回転の計算原理を上図に示す。 上の計算式での(ガトズ4,yl∼y4)は,上図のA”Dである。 図5 STAMPによる処理の概要 サブフィールド境界に配置Lた≠♯〝 形マークの相対位置を計測L,フィールド,サブフィールド接続精度を評価し, 偏向形状自動補正を行なう。 ′/∴、′で「\√へ\√ヽ/へ\rヽ 。\//1\//丁ヽ \ニシ\\上ノしγ、、\÷′

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】/ √ ]ノ ノ\\㌻′\ ̄ ・ナ、′・-へ、′ノ十′イ1 L 、\′′n. ′十、 、1ノ\\÷ノ、\レ′\-、⊥ノ

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(5)

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筋聯、起

a 爪V (

サンプル数 400 酢兇預ぎJ消息ぎJ

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脈R忙し

〃 モ甘E議

重ね合せ精度評価パターン 300 250 200 官=0.00 Y=0.01 3J=0・17 3げ=0・16150

≠≠1;享

ー0.2-0.100.10.2 -0.2-0.100.10.2 0層と1層の重ね合せ精度 X=0.00 3α=0,07 (b)

Y=0.0() 3J=0.07 ぢ‥ -0.2-0.=)0.10.2 -0.2-0.100.=).2 1層と2層の重ね合せ精度 図7 直描による重ね合せ精度評価例 図(a)はSi下地に作成したパ ターン,図(b)はこのウェーハの上にHL-600で作成Lた重ね合せ評価用バーニ ヤパターンを示す。 j言ヨ1 一っ仁 .日 H E コ

ま三宝喜

「血 電子線描画装置の高度利用技術の開発 703 る。これらのパターン描画は次のような処理手順によった。 (1)ステッパによる0層目パターン露光,(2)エッチング,(3)は く維,(4)EBレジスト塗布,(5)1眉目描画,(6)アンロード及 び再ロード,(7)2層白描画,(8)現像,である。同図(b)で``tl で示してあるのが1層目,"】”で示してあるのが2層目に描画 した各々のパターンである。ヒストグラムはバーニアのずれ を光学量頁微鏡観察することによりデータ収集したものである。 5.2 つなぎ精度 STAMPによるつなぎ精度計測結果を図8に示す。測定結果 中(R)と示したものがフィールドの回転を表わし,描画結果は 段差となって表われる。一方,(G)と示したものは偏向ゲイン

を表わし,描画結果にはパターンの問げき(隙)となって表わ

れる。 5.3 解像度 解像度を示す描画例を図9∼10に示す。図9は,0.5/′mの

立方体であり,レジストはCMS-EX(R)を用いている。CMS

-EX(R)はネガ形レジストである。図10は高解像レジストとし て知られるポジ形のPMMAを用いた0.2JJmパターンの描画例 である。これら一連の微小パターン描画例から分かるように 0.2JJmまで描画可能と考えられる。従来,微細パターン描画 の目的にスポットビーム形の描画装置が用いられていたが, 描画速度を考慮すると細長い線を接続する可変成形方式が望 ましい。図10から分かるように細長ビームの「ショット接続+ は比較的良好で・ある。 5.4 任意角度 図‖に任意角度の描画例を示す。"HL-600”で斜めパター ンを描画する場合,長方形ビームと短冊状ビームのスタンプ により同図に示すような斜めパターンを形成する。斜めパタ ーンエッジのエッジラフネスは,同図に示すように全く問題

がない。レジストはCMS-EX(S)を用いている。"HL-600''

ではパターンデータは台形を単位図形として,ディスク又は メモリ上に記憶されているが,図形分解回路が長方形に分解 する際の最大長方形サイズと斜め分解の短冊幅はユーザーが 指定することができる。精度とスループットを考えると許さ れる精度内で,できるだけ大きなビームサイズで描画するこ とが望ましい。 S「j THTl+G R⊂亡二U「∃rコ⊂∨〔 FIEL】_r〕〕 ∋ 巳∨ ヨ F〕lマ芹RV ( ∃9G PO工NS+ 一日・P l止

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〓=U▲い

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図8 STAMPによる電磁偏向フィールド接続精度測定例 上図がY方向のゲインと 回転,下回が×方向のゲインと回転の接着読精度評価結果を示す。

(6)

図9 0.5′上m立方体の描画例 cMS-EX (R)はネガ形のレジスト レジスト:CMS EX(R) 加速電圧30kVで感度は約4恥C/cm2である。 + + l.りm 匡110 0 盟め つL 5

∼、\

41、 つぺJ 5∪汀l

/

795 †60 75 さ弓 30 150 鳩5 2/Jmライン及びスペースの描画 例 レジスト:PMMA 膜厚0.5〃m,下地 Aし 加速電圧30kV,感度160/∠C/cm2である。 図12 バブルメモリ用パターンの描画例 ×線リソグラ フィー用マスクパターンを示す。白色の部分は金でピッチは1〃m, 円形状パターンが精度良く解像されている。 5.5 デバイス適用例 図12にパフサルメモリ用マスクの描画例を示す。同図での白 色の部分は金であり,円形部分のピッチは約1/Jmである。Ⅹ 線リソグラフィー用のマスクであるが,球形部分の微細パタ ーン,すなわち任意角度が精度良く描画,解像されているこ とが分かる。 図13に,超微糸田デバイスへの適用例を示す。本デバイスは

MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect

Transistor)であり,ゲートの部分を拡大したSEM(走査形電

子顕微鏡)像であるが,ゲート幅は0.25JJmで材質はポリシリ

コンである。パターン形状,デバイス動作特性とも良好な結 果が得られている。

B

結 言 可変成形ビーム形電子線描画装置``HL-600”を用いること により0.2ノ∠mレベルのデバイス作製が可能な見通しが得られ た。従来,電子線描画装置の主用途は×10又は×5のレテイ クル,×1マスクの製作であったが,パターンの微細化,ゲ ートアレーなどの少量多品種デバイスの需要などを考えると, 今後はウェーハ直接描画の要求が高まると考えられる。 (U 了 Z 25ち 240 1e5 図Il任意角度図形の描画例 レジスト:CMS-EX (S)任意角度パターンが精度良く描画されている。 図13 微小デバイスの直描による作成例 デバイス:MOSFET,ゲート幅:0.25′∠m.木オ質: ポリシリコンである。 本来,半導体製造工程では,異物の問題も含め,人間が介 在することを避けようとする傾向があるが,電子線描画装置 の優れている点の一つにCADシステムとの直結が挙げられる。 このため,将来,更に自動化が進むと,端末操作により自ら 設計し,データが作られ,ウェーハへの描画,プロセス処理 を経て目の前に素子が出てくるようになるのも夢ではないと 考えられる。 参考文献 1)鉾谷,外:高速・高精度電子ビーム描画装置, 7,469∼474(昭58-7) N.Saitou,etal∴J.Vac.Sci.Technol.Vol. K.Nakamura,et al∴J.Vac.Sci.Technol. N.Saitou,et al∴J.Vac.Sci.Technol.B3, 柴軋 外:電子ビーム露光装置,精機学会, (1985) 日立評論,65, 19,1087(1981) B3,94(1985) 98(1985) 12月号,p.2189 6)F・Murai,etal.:Proc.oftheIEEEIEDM(Dec‥1983)

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