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取得チップ数を最大化するウエハ配置

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Academic year: 2021

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(1)

日本オペレーションズ。リサーチ学会 2005年春季研究発表会

2一団−9

取得チップ数を最大化するウエハ配置

キヤノン株式会社 *深川容三 O1207】40 東京農工大学 品野勇治 東京農工大学 和田倶幸 01401り40 東京農工大学 中森眞理雄

FUKAG∧WA Wuzou

S川NANOⅥ】ji

WAnA rmmo叩ki

NAKAMOR甘Ma山口

そこで,本研究は,ウエハ位置の確率的な誤差

に対してもロバストなウエハ配置問題の最適解法

を提案する.なお,本研究の詳細は文献「41に掲

載予定である.

鳳 背景と目的

半導体チップは,円盤状のウエハに形成した複

数の矩形チップを切り出して作られる.そのため,

矩形チップは格子状に配列される必要がある.こ

のとき,格子上のウエハ位置によってチップの収

量が異なるため,切り出されるチップの数を最大

化するウエハ配置が要求される.この配置を求め

る問題がウエハ配置問題である.

2 解法の概要

矩形チップ格子が無限速まで広がっていると考 えれば,図lのように,ウエハ中心位置の探索範 囲(SearCharca)は1つの矩形内に限定しても構わ ないから,この範囲でウエハを平行移動してウエ ハ中心位置を探索する.このとき,ウエハ外周が 作る軌跡は,図2の影付きで示した領域になる. そして,ウエハ外周が影付きの領域内に存在する 臨界格子点(criticalgridpoint)を通過するとき, 切り出せるチップ数が増減する. 図l:ウエハ上の半導体チップ

従来の解法には,ウエハ中心をチップの中心,

角,各辺の中点の4箇所に置いて有効チップ数を

数える文献川の4箇所比較法(llle肋∝且−A)や,複

数箇所で取得チップ数を数える文献r2Ⅷの多数箇 所比較法(lllelhd凋)があるが,いずれも最大収 量を保証できない.一方,過去に著者が提案した

文献r31の境界点比較法(l11e【h(通一C)は,収量を

真に最大としたが,ウエハ位置の確率的な誤差に

よって,収量が減少するという問題があった.

searcharea 図2:探索範囲と臨界格子点 −230− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

そこで,ウエハ中心位置の探索範幽を,版得チッ プ数が一定の区分領域①∼⑧に分割し,隣接する 区分領域の間に,チップ収量の多い区分領域側に 向かう矢印を付けると,図3が得られる.これに グラフ探索アルゴリズムを適用すれば,収量が最 大となる区分領域②を検出できる.なお,最適区 分領域にあって内接円半径が最大となるボロノイ 点が最適なウエハ中心位置であり,ウエハ面積を 1つの矩形面積で割った商をJJとすれば,提案す る解法の計算量は,の(Jりである.

3 数値実験の概要

実際にウエハ配置を最適化するプログラムを作

成し,以下の条件で数値実験を行った.

図3:区分領域間の増減関係 10 08 06 掴 l l l一 l 数値実験の条件 ︵邑倉q叫一On苫トdsd⋮宅JOUl遥 ウエハ:直径3(粕11mの円(外側311日lは無効) 矩形チップ:一辺311川l∼25111川の正方形 使用CPU:PenLiu川4(3(1†l7) 従来のウエハ配置決定法であった4箇所比較法 (Methd−^)のチップ収量率を1∝)%としたとき, その他の方法(Metll山一B,−C、一口)の収量率を図4 に示す.これから分かるように,収量を真に最大化 できる境界点比較法(Mcth山一C)と木研究の方法

(Mcth(山−T))の収量率は,4箇所比較法(Melh(山一^)

に比べて最大8%,均等に分布した1(氾箇所での

多数箇所比較法(Meth(山一B)と比べても最大2%多 いことが分かる. 10ヰ 10) NumbαOFchipsina300mmwa良一 図4:チップ収量率の比較

参考文献

川今井裕二,“ショッ ̄トマップ作成方法: 特開平9−27445,東京,19り7.

r21板谷多久史,江畠美由紀,‘半導体チップの

配置方法:特開2∝れ−195824,東京,2∝氾.

r31深川容三,“チップ配置決定装置及び方法: 特開2(氾3−257843,東京,2(氾3.

r41深川容三,品野勇治,和田倶幸,中森

眞理雄,=矩形チップ格子上のウエハ

配置最適化: 電子情報通信学会論文誌, W】.J8S−A,N().4,Apn2(刀5.

4 まとめ

チップ収量を最大にするウエハ配置問題に対し,

真に最適な解を導く方法を提案した.そして,数

値実験でチップ収量率と計算時間について各種の 配置方法と比較し,以下の効果を示した.

●本研究の解法は,4箇所比較法(Meth(山一A)に

比べ最大8%,多数箇所比較法(Meth山一B)に

対して最大2%程度,収量率を増加させた.

・計算量の(JI¢)の境界点比較法(Metll∝トC)に 比べ本研究の解法は0(〃)と短い. −231− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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