まちづくりワークショップにおけるデザインイメージ共有手法に関する研究 [ PDF
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(2) が街路のデザインイメージを共有し、街路空間整備の. と判断された評価項目の指摘数の集計結果を用いて、. 仕組み構築に向けた計画素案の確定に至った。. コレスポンデンス分析を行った(図 4)。評価項目の布. 2-5 WS の特徴と留意点. 置状況より、横軸はイメージの相応しさ、縦軸は対象. 一 連の WS において重要視すべき点は、評価を通じ. の空間特性を示していることがわかった。これに基づ. て共感が得られるデザインの基準を見極め、かつ突出. き、イメージの布置状況をみると、原点より正側に布. したデザインを抑制する役割を果たす点である。その. 置している 24 枚は参加者の満足度の総和を高め、か. ため、コンセプトワードを可視化する際にベースとな. つ合理的な討議を行う上では重要なイメージであると. る写真やカテゴリーの選定は、作業の納得性や討議の. 推察される。さらに、上記 12 組の評価項目と各タイ. 質に大きな影響を与えると考えられる。そこで、後章. プの空間特性を踏まえ、class Ⅰは「沿道における活. では第 1 回 WS の分析及び被験者実験を通じて、写真. 動」、class Ⅱは「歩道の環境」、class Ⅲは「建物等の趣」、. を用いた WS を実施する上での要点を明らかにする。. class Ⅳは「付帯物のデザイン性」、class Ⅴは「構成. 3.WS の評価の定量的分析. 要素の素材感」に関して評価されると解釈できた。. 3-1 コメント内容の整理. 3-4 WS の効果. 参加者ワークシートに記入されたコメントから相応. 各テーブルの議論内容の記録より、写真によって要. しさの判断につながる表現を抽出し、意味によって分. 素や空間の理解が深まり、M 通りに導入した場合の出. 類したところ、54 の小分類に整理することができた。. 来事を想像した具体的な意見となるものが多くみられ. 3-2 評価項目に基づくイメージの類型化. た。また、考えを伝達する際に、比較によって特徴を. まず、各イメージにおける評価項目(54 項目)の指. 整理することで、明確な意思を伝える媒体として機能. 摘数を変数として、クラスター分析(ウォード法・平. し、議論の深化が進んだことが窺える。. 方ユークリッド距離)を行ったところ、5 つのタイプ. 4. デザイン原則の整合性実験(実験 1). に分類することができた(表 1)。続いて、全体の指摘. 4-1 実験の概要. 数が 30 回以上、ベスト・イメージにおいて指摘数が. 写真を用いたイメージ共有手法に関して、街並みの. 15 回以上の評価項目と各タイプの関連を把握するため. ルールの検討段階を想定した実験(実験 1)、街路の. に、独立性の検定を行った。その結果、有意水準 5%. 具体的なデザインイメージの検討段階を想定した実験. 以下で 12 組の評価項目に有意差が確認された(表 2)。. (実験 2)の 2 つの被験者実験を行った(図 5)。被験者は、. 3-3 イメージの相応しさと空間特性の分布. 対象地域を生活圏の一部とする学生 18 名であり、6 人. イメージの相応しさと評価項目の関係性を視覚的に. グループを 3 つ構成して各実験を行った。. 把握するために、 「相応しい」もしくは「相応しくない」. 4-2 実験の方法. 表 1 評価項目によるタイプの分類(相応しいと評価された 24 枚) No. 4. classⅠ 建物. classⅡ ランドスケープ 29. No. 23. No. 1. classⅢ 建物 16. No. 8. classⅣ 建物. No. 10. classⅤ 建物. 実験 1 では、まちなみイメージを用いて、M 通りの デザインの原則が、参加者の意向を踏まえて決定され. 溜まり空間 クラシックな設え 7. カウンターにもなる ストリートファニチャ 24. 緑を設えた溜まり空間 ヒューマンスケール 33. 溜まり空間(道路側) ヒューマンスケール 9. スッとした枝ぶりの樹木 花をつける樹木 街灯に設えたバナー 25. ファサード分節 (ポルティコ) 3. 沿道店舗イメージ No. 色・素材 42. 広告イメージ No. ランドスケープ 20. 低層部可視化(オフィス) No. 色・素材 41. ファサード分節(店舗) 沿道店舗のイメージ 5. 場所性(歴史)の尊重. サイン モダン 28. グレーのペーブ (平板のモジュール化) 45. ているのか、その整合性について検証した(表 3、図 6)。 2軸 r2=0.458. 要素. 4. 有機. classⅠ. 43. 素材. classⅡ. 3. classⅢ classⅣ 堅固 愉快. 水の設え 27. ポルティコ グレー系のペーブ 11. 街灯 クラシカルモダン 49. 沿道店舗イメージ (間口全面ガラス). 植栽足元の シンプルな納まり. 低層部可視化 (ポルティコ). レンガ. 透過性の高いバス停 (モダン). classⅤ. 2. img45 落ちつき img49 img48 img43 img41 img5 連続. 伝統 img39 色彩. 軽重 品格 奥行 相応 秩序 釣合 確保 img42 創造性 新旧 img38 軽重 寂寥 開放 1 img1 奥行 活気 明暗 直線 品格 img13 1軸 特徴 創造性 新旧 可能性 煩雑 img36 img46 確保 r1=0.555 広狭 清涼 色彩 調和 img20 調和 img34 img2 主張 能力 特徴 能力 img35 視認 品質 img28 平面 img47 img6 比喩 センス img14 美醜 嗜好 センス img8 総数 愉快 主張 img44 0 img21 img40 img11 img3 img10 一体 総数 直線 img16 釣合 -2 -1 0 1 寂寥 2 3 img50 img23 比喩 存在 光輝 分節 img12 img30 視認 img15 連続 開放 嗜好 img27 明暗 落ちつき img32 広狭 相応 雰囲気 分節 img24 難易 一体 美醜 img9 安心 -1 秩序 統一 img31 img26 img4 規模 代替 煩雑 存在 清涼 平面 img19 img29 img17 建物 img7 可能性 img18 関係 ランドスケープ 統一 img22 img25 程度 活気 img33 色・素材 -2 安心. ベンチ(木). 伝統. 冷温. classⅤ. 沿道店舗のイメージ (カフェ) 15. 堅固. 素材. 冷温. 有機. 品質. img37. classⅢ. 相応しい. -3. 相応しくない classⅣ. 表 2 タイプ別評価項目の特徴 指摘数30以上の評価項目 大分類 中分類 小分類 存在 嗜好 イメージ 相応 相応 比喩 品格 コンセプト 落ちつき 美醜 魅力 特性 センス 特徴 特徴 調和 統一 調和 煩雑 煩雑 程度 程度 開放 程度 様子 軽重 明暗 冷温 心理 心理 有機 活気 動作 動作 憩い 伝統 伝統 新旧 風土 色彩 素材 自然 自然 *はp値5%以下. 相応しさの判断につながる表現の例 (指摘数:「ベスト」250、「相応しい」494、「相応しくない」475). 必要、不必要、邪魔、目障り、場所による 好き、嫌い、普通、飽きる ~らしい、~的、相応しい ~のイメージ 品格、風格、野暮、上品、品 落ちつき、ほっとする 清潔感、殺風景、汚い、きれい、華やか、美しい スタイリッシュ、おしゃれ、かっこいい、洗練 特徴、特色、無味、個性的、アクセント、象徴的 統一感 シンプル、雑然、雑多、ごちゃごちゃ、毅然 やり過ぎ、多い、細かい、荒い、濃い、強い 圧迫感、閉鎖的、威圧感、開放感、オープン 重厚感、軽快 暗い、明るい くつろぎ、心地、目に優しい 無機的、有機的、金属的、自然的 賑わい、アクティブ、躍動感 憩いの場、やすらぎ、くつろぎ、癒し、語らい 伝統的、クラシカル、レトロ、歴史、文化 モダン、古い、近代的、現代的、古風、近未来的 色合い、カラフル、モノトーン、寒色系、暖色系 ガラス、石畳、アルミ、木材、レンガ つた、緑、木、環境、水、親水、花 指摘数が期待値よりも大きい項目. classⅠ (活動). classⅡ (環境) *. classⅢ classⅣ classⅤ (趣) (デザイン) (素材感) * *. classⅠ. classⅡ. * *. * *. * *. *. * * *. * *. 規模 快適. 相応しい評価項目の総数. *. *. *. * * *. *. *. *. *. * *. * * *. * * *. * * *. 季節感. 空間 -4. *. 雰囲気. 関係. 季節感. 図 4 相応しさと評価項目の関係性 *. 街の将来像を 検討する段階. * * * * * * * * * *. -3. 程度 自然. 相応しくない評価項目. 憩い 憩い. 自然. 相応しくない評価項目の総数 相応しい評価項目. * * * *. 代替. 街並みのルールを 検討する段階. 協議会の設立. * * * *. 街づくりの 指針の作成. 地区計画案の作成. 被験者実験 整合性実験 (実験 1). * * * *. まちなみイメージの 活用の提案. 街路の具体的なデザイン イメージを検討する段階. 街路計画検討 WS 第 1 回 WS デザイン ・ キャラクター ・ イメージの活用. 将来像の実現に向けて 調整する段階. 第 2 回 WS. 第 3 回 WS. 模型の活用. CG ・ 模型の活用. デザインイメージの具体化. 実証実験 (実験 2) デザイン ・ キャラクター ・ イメージの効果的な 活用方法の提案. 図 5 WS に対する被験者実験の段階想定. ベスト・イメージ(指摘数15以上)と一致する項目. 2-2. 地区計画の 都市計画決定.
(3) 4-3 イメージの相応しさと整合性評価の関係性. みたが、その反対の視点からみると、街の将来像の方. 各イメージの得票数とデザインの原則の整合性に関. 向性を見出し共有するための材料になると思われる。. する 5 段階評価の平均値の集計結果より、これら 2 つ. 5. イメージ共有の実証実験(実験 2). の変数間に関連が見て取れる(表 4)。そこで、横軸を. 5-1 実験の方法. 各原則における整合性評価の平均値、縦軸を得票数と. 実験 2 では、デザイン・キャラクター・イメージを. して散布図を作成したところ、それらの間には強い正. 用いて、M 通りの将来像のデザインイメージに関して、. の相関がみられた(図 7)。このことから、デザインの. 個人からグループへと共有化するプロセスを検証し. 原則は、魅力的な沿道景観の創出に寄与し、共通理解. た。なお、3 章の分析を踏まえて、グループ間で写真. の上で成立していることが読み取れる。また、本実験. とカテゴリーに関して異なる条件を定めた(図 8)。. では写真を伝達手段として言語イメージの視覚化を試. 5-2 議論の変遷の可視化. 表 3 実験 1 で用いたまちなみイメージ A,Cグループ. No. Ⅰ.1. No. Ⅱ.1. 隣地との関係 A,Bグループ. B,Cグループ. No. Ⅲ.1. A,Cグループ. No. Ⅰ.6. 歩道との関係 A,Bグループ. No. Ⅱ.6. 合意へと至る過程において、「比較」「作用」「集約」. B,Cグループ. No. Ⅲ.6. の操作を通じてイメージ相互で関係し合いながら空間 理解を高めていった(図 9)。その際、意向を明確に反. Ⅰ.2. Ⅱ.2. Ⅲ.2. Ⅰ.7. Ⅱ.7. Ⅲ.7. Ⅰ.3. Ⅱ.3. Ⅲ.3. Ⅰ.8. Ⅱ.8. Ⅲ.8. Ⅰ.4. Ⅱ.4. Ⅲ.4. Ⅰ.9. Ⅱ.9. Ⅲ.9. Ⅰ.5. Ⅱ.5. Ⅲ.5. Ⅰ.10. Ⅱ.10. Ⅲ.10. 映するため、カテゴリーを横断して関係性を捉えた。. 5-3 イメージ共有に関する評価 デザイン・キャラクター・イメージの有効性に関し て、すべてのグループにおいて全体的に高い評価を得 た(表 5)。これらの集計結果を用いて単回帰分析を行っ 起. 承. 街路計画検討内容の共有. イメージ ・ レビュー. カテゴリーの分類. たところ、「要素や空間を認識する」ことが「参加者. アンケート調査. の合意形成を促進する」ことに強く影響を与えたこと がわかった。さらに、 「各カテゴリーの評価のしやすさ」. ①隣地との関係 ■ 将来像の共有. ■評価の決定 「M通 り の ま ち な み イ メ ー ジ に 「相応しい」 あるいは 「相応しく ない」 ■コメントの記入 「相応しい」 あるいは 「相応しく ない」 と思った理由を記入 ■ベスト ・ イメージの選定 各カテゴリーのベスト ・ イメージ を 2 つ選択. 対象地域の近年の動向や街の 将来像を被験者全体で共有. ②歩道との関係 ■まちなみイメージ 20枚のイメージを「隣地との関 係」 「歩道との関係」 に分類. ■ デザインの原則の通知. M通りにおける 4 つのデザイン の原則 「連続する壁面」 「2 ・ 3 階の水 ■ 平分節」 「建物低層部の可視化」 「夜間照明」 アンケートの記入 まちなみイメージに対するデザ インの原則の整合性に関してそ れぞれ 5 段階評価. には「要素や空間を認識する」ことが強く影響し、 「グ ループ意見のまとめの成否」には「想像力を湧き立た せる」ことが比較的強く影響したことがわかった。. ①「隣地との関係」 との整合性. ②「歩道との関係」 との整合性. 5-4 議論の変遷とアンケート結果の関係性. 主要壁面位置の統一 ポルティコなどにする 場合、柱を壁面位置 に出来る限り揃える. 2・3階の間で分節する. 店舗照明とバランス の取れた街路灯の 照度 街路を照らす. 街の共用部の シースルー化. 各グループの操作数と議論枚数を踏まえ、横軸をイ. アッパーライト. 街の共用部を形成する デザインによる分節. 見通しを形成する壁面の連続. 建物内部と歩道の視覚的連続性. 調和のとれた夜間照明. メージ 1 枚当たりの操作数、縦軸を質問 1 の平均値と. 図 6 実験 1 のプログラム 表 4 イメージの得票数と整合性評価の平均値 連続する壁面 あまり整合 がない 2. 全く整合 がない 1. No.. やや整合 がある 4. (5). 2. Ⅰ.1. 10 1. (6). 5. (2). 9. Ⅱ.4 Ⅱ.5. (2). 5. Ⅲ.1 9. Ⅲ.2 Ⅲ.3. 7. (3). 9. (1) 1. 3. 3. 7. Ⅲ.6. 7 3 (6). 相応しくない. 相応しい. ベスト・イメージ. (2). 5. 7. 2 6. (3) 2. 承. 転. イメージ ・ レビュー. グループ ・ ディスカッション. ■評価の決定 M通りのデザイン ・ キャラクター に 「相応しい」 あるいは 「相応 しくない」 ■コメントの記入 「相応しい」 あるいは 「相応しく ない」 と思った理由を記入 ■ベスト ・ イメージの選定 各カテゴリーのベスト ・ イメージ を 3 つ (A グループ) または 2 つ (B,C グループ) 選択. ■グループ構成 メンバー 6 名、 グループファシ リテーター ■評価の決定 議論により各カテゴリーのベス ト・イメージを 3 つ (A グループ) または 2 つ (B,C グループ) 選定. 7 10. (5). 121110 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112(人). ()内の人数は、「相応しい」評価の内「ベスト・イメージ」に選定した人数. ■ 将来像の再確認. 対象地域の近年の動向や街の 将来像を被験者全体で再確認. (人) 12 Ⅲ.5. Ⅰ.4. ●:見通しを形成する壁面の連続 ○:街の共用部を形成するデザインによる分節 □:調和のとれた夜間照明 Ⅱ.8. Ⅱ.10. Ⅲ.10. Ⅱ.6. Ⅰ.1. ■:建物内部と歩道の視覚的連続性. 10. Ⅰ.1. Ⅱ.8 Ⅰ.10. 全てのデータでの相関係数:r=0.689** ●に対する相関係数:r=0.662** ○に対する相関係数:r=0.655** ■に対する相関係数:r=0.743** □に対する相関係数:r=0.788**. 6. Ⅲ.3. Ⅲ.6. Ⅰ.8. Ⅱ.3 Ⅲ.9. Ⅲ.9. Ⅱ.7. ■ ベスト ・ イメージの確認. グループ ・ ディスカッションで選 定したベスト ・ イメージを確認. ■ アンケートの記入. 各カテゴリーの評価のしやすさ、 グループ意見のまとめの成否、 デザイン ・ キャラクター ・ イメー ジの有効性に関してそれぞれ 5 段階評価. Ⅰ.7. Ⅱ.5. Ⅱ.2. Aグループ. Ⅲ.3. Ⅲ.1 Ⅲ.8. Ⅲ.8. ①建物. 個人ベスト共有. 考えの発散. グループベスト収束. 個人ベスト共有. 考えの発散. グループベスト収束. 個人ベスト共有. 考えの発散. グループベスト収束. ①沿道における 個人ベスト共有 活動. ②ランドスケープ ①建物 ②ランドスケープ ③色 ・ 素材 ● 街路計画検討 WS と同じ写真 ■ デザイン ・ キャラクター ・ イメージ 50 枚のイメージを 「建物」 「ランドスケープ」 「色 ・ 素材」 に分類. ③色 ・ 素材. Ⅰ.2 4. Ⅰ.9 Ⅱ.4. Ⅰ.9. Ⅲ.4 Ⅲ.2. Ⅱ.4. Ⅲ.7 2. Ⅰ.3 Ⅰ.3. Ⅲ.7 Ⅱ.9. Ⅰ.5. Ⅱ.9. Ⅱ.1 Ⅰ.6 1.0. 2.0. グループベスト収束. 考えの発散. グループベスト収束. 個人ベスト共有. 考えの発散. グループベスト収束. ④付帯物の デザイン性. 個人ベスト共有. 考えの発散. 3.0. 4.0. 5.0. デザインの原則との整合性に関する5段階評価の平均値. グループベスト収束. ⑤構成要素の 素材感. 個人ベスト共有. 考えの発散. グループベスト収束. ②歩道の環境 ①沿道における活動. ②歩道の環境. ③建物等の趣. ● B グループ A グループと同じ写真 ● C グループ 24 枚の 「相応しい」 イ メージを残して、 新た に 26 枚の写真を追加 ⑤構成要素の素材感. ④付帯物のデザイン性 ■デザイン ・ キャラクター ・ イメージ 50 枚のイメージを「沿道における活動」「歩道の環境」「建物等の趣」 「付帯物のデザイン性」 「構成要素の素材感」 に分類. 0 0.0. 考えの発散. 個人ベスト共有. Ⅲ.4. Ⅲ.2. B・ Cグループ. 「 相応しい」 と評価した人数の合計( 得票数). Ⅰ.8 Ⅰ.7 8. アンケート調査. 6. (2) 5. 起 街路計画検討内容の再確認. 9. (6). 10. 121110 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 (人). やすさは操作数を抑え、討議プロセスの効率性を向上. 9. (1) 1. Ⅲ.9 Ⅲ.10. 11. 7. 3. Ⅲ.7 Ⅲ.8. 10. (4) (2) (1). 11. 相関がみられた。このことから、イメージの評価のし. 9. (2) 2. Ⅱ.9 Ⅱ.10. 約」の占める割合、質問 2 の平均値の間には強い正の. 9. 4. (1). 5. 8 3. 5. Ⅲ.4 Ⅲ.5. 7. (1). (7). 3. Ⅱ.7 Ⅱ.8. 3. (1) 4. 8. の相関がみられた(図 10、11)。また、操作における「集. 9. 8. Ⅱ.6. 4. Ⅱ.2 Ⅱ.3. 非常に整合 がある 5 (点). 1. Ⅰ.9 Ⅰ.10. 2. 11. Ⅱ.1. 11. やや整合 がある 4. 3. Ⅰ.7 Ⅰ.8. (9). して散布図を作成したところ、それらの間には強い負. 夜間照明. どちら でもない 3. 11. Ⅰ.6. 2 1. あまり整合 がない 2. 全く整合 がない 1. No.. 5. 10. Ⅰ.4 Ⅰ.5. 非常に整合 がある 5 (点). 10. 7. Ⅰ.2 Ⅰ.3. 建物低層部の可視化. 2・3階の水平分節. どちら でもない 3. 6.0. (点). 図 7 イメージの得票数と整合性評価の関係性. ③建物等の趣. 図 8 実験 2 のプログラム. 2-3.
(4) し意思決定の迅速化に役立つものとみられる。さら. 1. 沿道における活動 (ベスト ・ イメージ : 1,5) ■昼間のカフェ空間. ■夜間の景観. 歩道空間を邪魔しない. 仕事終わりの賑わい. 賑わい、 楽しい 1. ★★★. 2. ★. 3. ★★. ■壁面デザイン ・ パラソル. ■気軽に訪れる空間. すっきり、 セットバック. 気軽に訪れる 6. ★. 5. ★★★★. に、そのうち「集約」の占める割合を大きくするこ とで、多様な考えを持ったメンバーの納得性を高め. 外部空間の使い方が店か ら 離 れ て お ら ず、 歩 道 を 占有していない。. 比較. 2 のようにあふれていたら 歩 き に く い が、 賑 わ い に 挟まれている通りを歩いて いると楽しい。. 仕事終わりが楽しくなる。 新たなビジネス街の使わ れ方を期待できる。. 落ちつき 外に賑わいが出ていて飲 んでいる人の雰囲気がわ かれば、 立ち寄りたくなる。 1 の方がビジネスストリート として分かりやすい。. 比較. 車通りを考えると、 気持ち の良い空間となるか不安。 昼も夜もカフェ空間は必 要。 車や人の関係を考慮 し、 植栽などを配置する中 で賑わいの空間をつくる。. 集約. 10. ★. ショッピングストリートであ れば 2 の方が良いが、 初 めてビジネスで訪れる人に 対する視認性は劣る。. 使いやすそう。 座る部分 が円形になっており、 隣を 気にせずに自由に座れる。. デザインと相まってアクティ ビティも落ちついている。. 緑と座る部分のバランスが 良い。. カフェ空間が建物側に設置 され、 セットバックしている 分、 憩いとデザインと透明 性を実現することが可能。. 人がいなくなった場 合にはどうなるの か不安。 日本人の 場合多く集まるとは 言い難い。. WS における写真を用いたデザインイメージ共有. 通りの適切な場所 に配置することが 重要。. 手法の有効性を検証し、効果的な活用方法を考案し. 落ちついた雰囲気が良い。. 作用. 夜の賑わいとして、 オフィ スワーカーがビールを 1 杯飲むような 3 や 10 のカ フェ空間や飲みの場もあ れば良い。. 車道側に植栽を置くことで 歩車分離をすれば良い。. 集約. 合意形成に対して有効にはたらくことが窺える。. 壁面とカフェのパラソルの デザインがすっきりまとまっ ている。. 6. おわりに. 緑の配置やカフェとは別に 憩いの空間があるというこ とを評価。. た(図 12)。その結果、以下の有効性を確認できた。 (1) 街並みのルールを検討する際にも応用が可能で. 2. 歩道の環境 (ベスト ・ イメージ : 11,18) ■休憩スペース 緑と石. 円形、 創造的 15. ★. 20. ★★★. ■光環境. ■自然素材の舗装. ■街路樹の連続感. ビジネスカウンター. 有機的、 あたたかみ. リズム. 11. ★★★. 18. ★★★. 12. ★. あり、望ましい街並みのイメージを思い起こす。 (2) 参加者の合意形成を促進する上で、主に要素や. 緑と石のバランスが落ち ついていて良い。. 座る場所がたくさんあり 少しうるさいイメージ。. 創造 的な場になりそう。 ビジネス以外の人も休憩 でき、いろいろな活動が できる。. 比較. 5 と 20 は円形に座り、一 人でも使える。. 狭い空間に小さい樹木を 置いており、樹木の足元 も良くない。街と溶け込 むようなものが必要。. 落ちついて休憩できる。 M通 り に あ る と い う イ メージがしやすい。 舗装の切れ目を 処理する必要性。. 気軽に訪れる. のしやすさに大きく寄与する。. 集約. (3) 想像力を湧き立たせる役割を果たし、グループ. 樹木の足元に緑があり、 たまり空間にデッキ等を 用いて人々が座れる空間 を生み出すことが重要。. 足元のデザイン. 待ち合わせやカバンの整 理に役立つ。カフェの前 にあれば良い。. 集約. 内で意見をまとめるにあたり円滑にイメージの共有. 比較. 14. ★. を進めていくことが期待できる。. 光環境という点からも評 価を受ける。. 5. ★★★★. 経年により味が出る。木 の質感があたたかい。. カウンターのデ ザ イ ン が 良 い。 舗装と照明の雰 囲気が良い。 高さを変えて座 ることもできる。 場所に合わせて いろいろな組み 合わせができる。. 緑とのバランスを保ちながら、座りやすくて使いやすく、人 がいない時にも配慮したようなデザインが出来たら良い。. 空間を認識することに有効であり、イメージの評価. 樹木の連続感の中に、部 分的に木のデッキがあっ ても良い。. コンビニで買った後に便 利。通りに部分的にあれ ば良い。. これらの効果を最大限発揮するためには、写真に. 比較 樹木の足元がごちゃご ちゃしていない。. 多様性を持たせ、特長だけでなく負の側面も含めて. アクロス福岡の前に合う。. 3. 建物等の趣 (ベスト ・ イメージ : 21,22) ■上層部の重厚感 ・ 低層部の軽快さ 重厚感、 ポルティコ. ■看板 ・ 建物の外壁. 連続性、 透明感 21. ★★. 街全体を見た時に重厚感 を演出することが必要。. 低層部の開放性 25. ★★★. 比較. 21 より連続性と透明感が ある。. かっこいい、 先進的 30. ★★. きれいに柱が並んでおり、 店舗の中も見える。. 看板がずらっと並んでおら ず、 最小限のサイズ。. 21 より軽快で良い。. 比較. 雨の日に歩けるのは良い が、 ポルティコのある建物 は現在もあり面白くない。. 比較. 交差点部であれば良い。 21 や 22 をベースに、 アク セントとして 29 を取り込む。. 商業的なものではなく、 看 板や外壁によってデザイン を統一しながら落ちつきと 品格を保つことが重要。. 表 5 イメージ共有に関する評価と単回帰分析結果. 集約. 質問. 人の歩き方に動きをみせる. 集約. 34. ★★. フットライト 37. ★. 40. ●Aグループ 1.1(2.1) 建物 1.2(2.2) ランドスケープ 1.3(2.3) 色・素材. 照明と袖看板 31. ★★. 39. ★. 2.1 質 2.2 問 2.3 2 2.4 2.5. 0. 直線的な照明をガイドとし て、 座ってたまる人と歩く 人の流れを誘導できる。. 光デザインや、 光と緑との 調和に関して 11 に集約。. 比較. フットライトとして歩道のガ イドとなるイメージ。 たまり 空間では、37 の方が良い。. 色味が良い。 商業的な効 果を狙っていない。. ★★★. 気軽に訪れる 11. 5. ★★★★. ()内は議論枚数を示す. 透明感のあるバス停. ストリートファーニチャも、 建物や舗装などの街路空 間の要素に合うように洗練 されたデザインとしていか なければならない。. ■ガラスの外壁. B-5. 構成要素の 素材感(5). シック、 近代的 41. ★★. 緑と木と石のバランス 49. ★★★. 陰、 あたたかみ 43. ★. 44. ★★★. 比較. 41 と比較してシックであり、 落ちつきと品格のビジネス ストリートに合う。. 緑と木が落ちついている。 日の当たる空間は楽しくあるべき。 緑と木の素材を組み合わ せたものとして 18 に集約。. 軽快で、 建物の外から見 る人も中で働く人も楽しい。 41 の方がクリエイティブ。 明るいイメージを持ったガ ラスの方が、 舗装と組み 合わせた時に相乗効果で 品格が生まれる。. 比較. 集約. 親しみが持てず、 街と切り 離されている感じがする。 49 を 42 と組み合わせると、 昔のように感じられる。. 自然素材、 有機的 18. ★★★. 樹木を植えられないところ でも陰が作れる。 クリエイティブな仕事では 気分転換が重要。 外に出 て頭の中を整理するような 場所が必要。. 1 0. B-2. A-1 B-4. B-3. 0.149 0.109. (0.556) (0.666). (0.168). 3.4. 0.159 0.211. (0.527) (0.401). 0.412. (0.090) (0.011*). 0.581. C-1.沿道における活動(6). C-2.歩道の 環境(6). 2 1 0. C-2 B-1. A-2 C-5. C-4. C-3. B-5. A-3 0.6. 0.8 1.0 イメージ1枚当たりの操作数(「比較」「作用」「集約」の総数/議論枚数). イメージ A とイメージ B を対比させて、. 比較 各イメージの特徴を浮き彫りにする。. 合意. ★はベスト ・ イメージに選定した人数を示す. イメージ A を踏まえてイメージ B. 作用 にはたらきかける。. イメージ A が持つ特性をイメージ B. 集約 に組み合わせ、 利点を強化する。. 図 9 議論の変遷(C グループ). B-4. 相関係数:r=0.698**. A-1. B-2. C-2 B-3 B-1. C-5. C-4 C-1 C-3. 1.2. A-3. 2 0.0. A-2. B-5 0.2. 0.4. 0.6. 0.8. 1.0. 操作における「集約」の占める割合(「集約」の数/「比較」「作用」「集約」の総数). 図 11 議論の変遷とアンケート結果の関係性 デザイン ・ キャラクター ・ イメージの有効性. 質問 3. 効果的な活用方法 写真. 参加者の合意形成を促進する. カテゴリー. 単回帰分析. ファシリテーション イメージ ・ レビュー. 想像力を湧き立たせる. イメージの評価のしやすさ. 提案 ・ 主張. C-3.建物等の趣(5). 3. 3. 質問 2. グループ内で意見をまとめる. 相関分析. マイナス意見. C-4.付帯物のデザイン性(8). 4. 単回帰分析. ■イメージ相互 の関係性. 3.3. B-3.建物等の趣(6). 相関係数:r=-0.730**. 質問 1. プラス意見. 3.2. (0.881). 3. B-4.付帯物のデザイン性(4). 要素や空間を認識する. 作用 ■イメージ単体 への発言. 1. (点)5. 2 0.4. かっこいい。 ガラスの色や ブラインドの様子も良い。. A-2.ランドスケープ(10). C-1. 4. ■緑と木の組み合わせ. 透明感、 開放的. 舗装には落ちつきがあり、 リズム感のあるタイルを用 いることに意見が一致。. 0.8. 4. (点) 5. 集約. 5. 構成要素の素材感 (ベスト ・ イメージ : 41,42). タイルの色味も異なりリズ ムがある。 デザインにより 分節されており、 女性にも 歩きやすそう。. 0.6. 0.776 (0.000**) (0.041*). (0.346). B-2.歩道の 環境(7) C-5. 構成要素の 素材感(5). 2. 質問2の平均値 (グループ意見のまとめの成否). 作用. ★★★. 0.4. 0.486. 図 10 各グループの議論における操作数と議論枚数. 見やすく乗りやすくてスタイ リッシュ。. 質問1の平均値 (各カテゴリーの評価のしやすさ). おしゃれで分かりやすい。 歩道が広いと設置できる。. 31 の建物と調和し、 32 の サインとも合う。. 42. 0.2. 3. 1. A-3.色・素材(9). 落ちつき、 変化がある. 0. 3.1. 0. 建物の低層部が軽いイ メージなので、 歩道照明も シンプルな方が良い。. ■舗装. 1. 4. 2. 33. 0.8. B-1.沿道における活動(8). 3. ★. 要素や空間を認識する 想像力を湧き立たせる 自分の考えを伝達する 将来像のイメージを他者と共有する 参加者の合意形成を促進する. ●Cグループ. 4. 32. ★★★. 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5. 0.704 (0.001**). ●Bグループ. A-1.建物(10). おしゃれなサイン 36. ★. 集約. ●Aグループ. ■ストリートファーニチャ シンプルな歩道照明. ビジネスカウンター. 作用. 作用. 集約. 0.6. 0.34. 比較. 集約. 0.4. 0.038. 3.5. 袖看板と照明の統一感が あり、 商業的ではない。. 建物とデザインを合わせ、 街のアクセントとして、 統 一感のあるデザインとする ことが大切。. 5 において、 夜はガイドに なってたまり空間に人が集 まったりするイメージ。. 集約. 0.2. 0.236. 3.1. 質 3.2 問 3.3 3 3.4 植物に光が当たりきれい。. 【質問3】デザイン・キャラクター ・イメージの有効性. ●B,Cグループ 1.1(2.1) 沿道における活動 1.2(2.2) 歩道の環境 1.3(2.3) 建物等の趣 1.4(2.4) 付帯物のデザイン性 1.5(2.5) 構成要素の素材感. 目的変数:質問3.5 目的変数:質問3.1~3.4 説明変数:質問3.1~3.4 説明変数:質問1平均値 説明変数:質問2平均値 単回帰係数 ()内は有意確率を示し、*は5%水準で有意、**は1%水準で有意. 1.5. 袖看板の色、 フォント. ★. 思う 5. 1.1. ■袖看板 ・ 照明. 植物と光. グループC 【質問1】各カテゴリーの評価のしやすさ 非常に 【質問2】グループ意見のまとめの成否. 全く あまり どちら やや 思わない 思わない でもない 思う 1 2 3 4. 質 1.2 問 1.3 1 1.4. 4. 付帯物のデザイン性 (ベスト ・ イメージ : 31,32) ■夜間の光. グループB. グループA. ルールの中でデザイナー が面白いデザインをしてい くべき。. 表通りは 22 で、 裏に入る と 30 のような落ちついた 中でレストランなどがあるイ メージ。. 21 や 22 をベースに、 アク セントとして 29 を取り込む。. 集約. 阿部 浩之 , 湯沢 昭:ワークショップにおける合意形成プロセスの評価 , 都 市計画 . 別冊 , 都市計画論文集 , 55-60, 2001 有馬 隆文他:まちづくりワークショップにおけるバーチャルリアリティの活 用法とその評価 , 日本建築学会計画系論文集 , 79-85, 2007 中野 民夫:ワークショップ , 岩波書店 , 2001 堀 公俊:ファシリテーション入門 , 日本経済新聞出版社 , 2008 堀 公俊 , 加藤 彰:ワークショップ・デザイン , 日本経済新聞出版社 , 2009. ブランド名をファサードに大 きく掲げるのは良くない。. 22 も 25 も 1 階部分のファサードや設えに軽やかさがある。 上層 部のデザインとの組み合わせがバランスが良い。 ガラスが縦に長く、 商業的 な感じが強い。. 参考文献 1) 2) 3) 4) 5). アクセントとしてあると良 い。 流行的な店が入るこ とで、 トレンドも置いて行 かれない街になる。. 21 も 25 も透明感があり中が見え歩いていて楽しい印象でありな がら、 上層部ではしっかり仕事が出来そう。 堅苦しい印象。. 29. ★★. 新しいものも取り入れ街が 代謝していき、 止まってい ない街並みとして演出をす るところも部分的に必要。. 連 続 性 は あ る が、 ず っ と 続いていくと重たく殺風景。. ポルティコの部分が歩きや すい空間になっている。. 参加者が主体的に判断することが重要である。. ■アクセント. 落ちつき、 品格 22. ★★★. イメージ 1 枚当たりの操作数 少. 操作における 「集約」 の 占める割合 大. 「比較」 「作用」 「集約」 の総数 / 議論枚数. 「集約」 の数 / 「比較」 「作用」 「集約」 の総数. 評価しやすい写真及び カテゴリーの選定. 将来像及び 評価視点の復唱. ・ イメージ及びカテゴリー数は参加者 や検討事案に応じて変動させる。 ・ カテゴリー名は分かりやすく端的な 言葉が望ましい。. ・ 街の将来像やイメージ の評価視点を繰り返し 述べ、 評価のサポート を行う。 グループ ・ ディスカッション. イメージ同士の効率的な集約 ・ 明らかに同様の評価が得られるイ メージを重複させない。 ・ 類似するイメージは、 同カテゴリー で は な く 別 カ テ ゴ リ ー に 配 置 し、 帰着できる環境を整える。. ・ 比較や作用といった特徴 の 整 理 を 通 じ て、 最 終 的には集約を目指す。 ・ 他のカテゴリーを横断し て積極的に集約する。. 図 12 デザイン・キャラクター・イメージの有効性と活用方法. 2-4.
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