第
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章
第2章 大規模事故対策
第1 基本方針
浦安市域には、原子力災害対策特別措置法(平成 11 年法律第 156 号)に規定さ
れる原子力事業所は存在しないが、医療機関等の放射性同位元素使用施設のほか、県
内には核燃料物質を使用している事業所がある。また、隣接した県には原子力事業所
があるほか、東京湾での原子力艦の航行、核燃料物質等運搬時の通過も想定される。
これらの状況の把握や法的規制の権限は、県、市にはないが、放射性物質事故の影
響が甚大なことから予防対策、事故発生時の対策について、市のとるべき措置を定め
る。
①燃料核物質事業所における事故
燃料核物質事業所が存在しないため、影響はないものとする。 ②燃料核物質の輸送中の事故
原子力発電所用低濃縮ウラン等の輸送車両の事故により格納容器が破損し、六フッ 化ウランが露出する事態を想定する。この事故によって、付近の市民が避難を必要と する確率は大変低いが、事故現場から 15 mの立入禁止区域を設定し、100 mの範囲に おいて重点的に防災対策を実施する。
③他県の事故による影響
原子力災害対策特別措置法の対象事業所は、神奈川県、茨城県に所在する。事故発 生時の影響範囲は、最大でも 10 km以内としており直接的な影響はないと考えられる が、市民の不安を解消するため、放射線量の測定及び結果の周知等の対応を実施する。 ④原子力艦の事故
東京湾における原子力艦事故は、保有する核燃料種類や量等が不明確である。国、 県等の関係機関からの事故情報等の収集体制及び市民への広報体制等について検討す る。
第2 放射性物質事故の想定
第3 災害予防計画
浦安市で想定される放射性物質事故災害は、次のとおりである。
県及び市は、放射性物質に係る防災対策を迅速かつ的確に行うため、放射性物質
取扱施設の所在地、及び取扱物質の種類等の把握に努める。
1. 放射性物質取扱い施設の把握
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県及び市は、国、関係市町村、県警察、消防機関、放射性物質取扱事業者等の防
災関係機関との間における情報の収集・連絡体制を整備するものとする。その際、
夜間、休日等においても対応できる体制とする。
県及び市は、放射性物質の拡散を伴う事故発生時における緊急情報連絡を確保す
るため、防災行政無線等の通信システムの整備・拡充及び相互接続による連携の確
保を図る。
また、電気通信事業者は、県、町等の防災関係機関の通信確保を優先的に行う。
(1)職員の活動体制
市は、職員の非常参集体制を整備するとともに、必要に応じ災害対策本部、又
は応急対策本部を設置できるよう整備を行う。また、活動手順や資機材・装備の
使用方法等の習熟、防災関係機関との連携等について訓練を実施し、職員への周
知徹底を図る。
(2) 防災関係機関の連携体制
県及び市は、応急活動の迅速かつ円滑な実施のため、あらかじめ防災関係機関
との連携を強化する。 (3) 広域応援体制の整備
市は、放射性物質の拡散を伴う事故が発生した場合は、応急対策、救急医療等
の活動に際し、広域的な応援が必要となる場合があることから、他市町村との応
援協定等により、広域応援体制を整備、充実するよう努める。 (4) 放射線防護資機材等の整備
県、市、県警察、消防機関及び核燃料物質使用事業所の事業者は、核燃料物質
による汚染をともなう事故の応急対策に従事する者が必要とする防護服や防塵マ
スク等の防護資機材、また、放射線測定器等の整備に努める。
市は、必要に応じて市内各地域及び教育施設等において環境放射線モニタリング
を実施する。測定データについては、ホームページ等で情報を公開する。
県及び市は、応急対策活動の円滑な実施を図るため、必要に応じて防災関係職員
に対し、放射性物質の拡散を伴う事故に関する教育を実施するとともに、住民に対
しても、放射性物質の拡散を伴う事故の特殊性を考慮し、平常時から放射性物質の
拡散を伴う事故に関する知識の普及を図る。
2. 情報の収集・連絡体制の整備
3. 通信手段の確保
4. 応急活動体制の整備
5. 放射線モニタリング体制の整備
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第2章 大規模事故対策
放射性同位元素使用施設の管理者は、放射性同位元素の漏洩等により放射線障害
の発生やそのおそれが生じた場合、円滑かつ迅速な対応を行うため、消防、警察、市、
県、国に対する通報連絡体制の整備に努める。
市は、県内外の放射性物質の拡散を伴う事故発生時に、適切な退避誘導が図れる
よう、平常時から地域住民及び自主防災組織の協力を得て退避誘導体制の整備に努
める。
また、高齢者、障がい者、乳幼児、その他の要配慮者、一時滞在者を適切に退避
誘導し安否確認を行うため、平常時より、要配慮者に関する情報の把握・共有、退
避誘導体制の整備に努める。
なお、放射線の影響を受けやすい乳幼児等については十分配慮するものとする。
7. 放射性同位元素使用施設に係る事故予防対策
8. 退避誘導体制の整備
第4 放射性物質事故応急対策
(1)情報の収集・連絡
放射性物質取扱事業者は、放射性物質の漏洩等の事故が発生した場合、県、市、
警察、消防本部及び国の関係機関に通報する。
市は、通報を受けた場合は、消防、警察、道路管理者、県に報告する。また、
発生状況・被害の状況を収集し、把握できた範囲から県その他関係機関に報告す
る。
市民に対しては、防災行政用無線、広報車、市ホームページ、メール配信、ソー
シャルメディア等により広報活動を行う。
(2)放射性物質の事業所外運搬中の事故に係る情報の収集・連絡
原子力災害対策特別措置法に規定される原子力防災管理者は、県内における核
燃 料 物質 の 運 搬 中の 事 故 に よる 特 定 事象(原 子 力 災 害対 策 特 別 措置 法 第10条
第1項の規定により通報すべき事象)発見後又は発見の通報を受けた場合は、直
ちに県、事故発生場所を管轄する市町村、警察、消防及び国の関係機関に通報する。
県は火災・災害等即報要領や原子力災害対策特別措置法に基づき、事故情報等
を総務省消防庁に報告し、併せて、原子力災害対策特別措置法 第7条に規定す
る関係周辺市町村長にその旨を通報する。
市は、市内における事故の通報を受けた場合、又は市外であっても市に被害が
及ぶと判断された場合、直ちに防災関係機関に伝達する。 (3)県外の原子力事業所及び原子力艦事故に係る情報の収集・連絡
原子力災害対策特別措置法 第15条の規定による原子力緊急事態宣言が内閣
総理大臣から発出された場合、又は、「原子力艦の原子力災害対策マニュアル(平
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■参考 食品衛生法に基づく放射性セシウムの基準
対象 放射性セシウム(セシウム 134 及びセシウム 137)
飲料水 10 ベクレル/キログラム
牛乳 50 ベクレル/キログラム
乳児用食品 50 ベクレル/キログラム 一般食品 100 ベクレル/キログラム
(4)未確認の放射性物質が発見された場合の連絡
未確認の放射性物質が発見された場合は、発見者は文部科学省に速やかに通報
する。
県は、必要に応じて、関係部局による放射線モニタリング等連絡会議を開催し、
国や独立行政法人放射線医学総合研究所等の専門家の指導又は助言を得て、モニタ
リング活動を行う。
市は、必要に応じて、公園・集会所等において空間放射線量の測定を行う。
市は、災害の状況に応じ、職員の非常参集、情報収集連絡体制の確立及び災害対
策本部の設置等必要な体制を取る。
市は、収集した情報を的確に分析・評価するため、必要に応じて専門家の派遣要
請ができるよう、県及び防災関係機関との連携を図る。
県は、必要に応じ、国、独立行政法人放射線医学総合研究所等の協力を得て緊急
時被ばく医療対策を行う。
市は、放射性物質の拡散を伴う事故が発生した場合、モニタリング結果や、町及
び防災関係機関の応急対策活動等の情報を迅速かつ的確に広報するとともに、必要
に応じ住民等からの問い合わせに係る窓口を設置し、広報相談活動を行う。
県、市等は、住民の内部被ばくに対処するため、国の指示、指導又は助言に基づき、
放射性物質により汚染される、若しくは汚染のおそれのある飲料水及び飲食物の摂
取の制限、農林水産物の出荷の制限、また法令に基づき食品の廃棄・回収等の必要
な措置を行う。
2. 緊急時のモニタリング活動の実施
3. 応急活動体制
4. 情報の分析・整理
5. 緊急被ばく医療対策
6. 広報相談活動
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第2章 大規模事故対策
市は、放射性物質の拡散に伴う放射線被ばくから地域住民を防護するため、県の
避難要請に基づき、住民に対して「屋内退避」又は「避難」の措置を講じる。
(1)広域避難者の受入れ
県から、他市町村からの避難者の受入れの協議を受けた場合、又は協定に基づ
き被災市町村から避難者の受入れの要請を受けた場合、市は同時被災等、受入れ
を行うことが困難な場合を除き、当該被災者を受入れる。
(2)住宅等の滞在施設の提供
市における公共施設等の受入体制を補完するため、市及び県は、広域避難者に
対し、公営住宅や民間賃貸住宅の借上げ等による滞在施設の提供に努める。
8. 避難対策
9. 広域避難者の受け入れ
第5 放射性物質事故復旧対策
県及び市は、国の指示、法令等に基づき、所管する施設の土壌等について、除染
等の措置を行う。
放射性物質取扱事業所の事業者等は、国、県、関係市町村及び防災関係機関と連
携し、周辺環境における除染等の措置を行う。
県、市等は、国の指示、指導又は助言に基づき、飲料水及び飲食物の摂取の制限
等の各種制限措置等を解除する。
県及び市は、被災者の状況を把握するとともに、健康状態に応じた相談や心のケ
アを実施する。
県は、国、市等と連携し、各種モニタリング結果や放射能に関する正しい知識を、
広く正確にわかりやすく広報することにより、風評被害の発生を抑制する。
県は、国、町等と連携し、放射性物質に汚染された汚泥や焼却灰等の廃棄物や、
土壌等が適正に処理されるよう、必要な措置を講ずる。