• 検索結果がありません。

菅 幸 雄

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "菅 幸 雄"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)623. 37. 616.36‑002.951.22. 「 肝臟 ヂ ス トマ」ノ病 理 解 剖 學的統 計知 見補 遺 岡山醫科大學病理學 教室(指 導 田 村教授). 菅. 幸. [昭 和11年12月19日. Aus. dem. Pathologischen Institut (Vorstand:. Beitrage zur. 雄 受 稿]. der Medizinischen. Fakultat. Okayama. Prof. Dr. O.Tamura).. statistischen. Kenntnis. der. Distomiasis.. Von. Dr. Yukio. Eingegangen. am. Suga.. 19. Dezember. 1936.. In unserem Institut habe ich43 Leberdistomiasisfalle (7,89%)bei 545 Sektionsfallen, welche in den letzten14 Jahren seziertwurden, gefunden und im Vergleichmit vielen zusammenfassenden Arbeitenvon anderen Autoren (Katsurada,Yamagiwa, Nakamura H., Irukayama) statistisch beobachtet. Das Ergebnis istfolgendes. 1. Das Gewicht der Leber bei Distomiasis,welches in der Literatur berichtet wurde, istnormal oder zeigtgewisse Abname. Aber bei meinen Fallen zeigte das Durchschnittsgewicht(1617g) gewisse Zunahme, obwohl es sichbei mir meist um be‑ jahrteLeute handelte. 2. Bei meinen Leberdistomiasisfallen betrug die Haufigkeitder Gallensteinbildung 11,63% gegenuber 4,48% bei meinen samtlichenSektionsfallen, d.h. das Verhaltnisvon Leberdistomiasisfallen zu samtlichenSektionsfallen betrug 2,5:1.Solch hoher Prozent‑ satzzeigtesich noch nie in der japanischenLiteratur.Bei 20,83% der Sektionsfalle, beidenen die Gallensteinbildung nachgewiesen wurde, siedeltesichdas Leberdistomum an, was auch bei uns in Japan noch nie gesehen wurde. Statistisch betrachtet, scheint mir, dasseineBeziehung zwischen der Ansiedlung des Leberdistomums und der Gallen‑ steinbildungbesteht. 3. In 34,88% siedelte sich das Distomum in der Gallenblase an. DieseZifferzeigt diezweitehohe Zahl in der japanischenLiteratur. 143.

(2) 624. 菅. 幸. 雄. 4. Die Falle, bei denen sich Ascites uber 100cc ansammelte, betrugen 24. Die Zifferfolgt der Katsurada's. 5. In. 10 Fallen bestand. ein hochgradiger Icterus.. Auch. diese Ziffer ist die. hochste in menschlichen Sektionsfallenvon Leberdistomiasis. 6. Bei 23,26% der Distomiasisfalleentwickelte sich das Lebercarcinom.. Dieser. Prozentsatz betragt ungefahr das 8 fache der Haufigkeit des Lebercarcinoms. bei. samtlichen Sektionsfallen in unserem Institut (2,92%) und ist so hoch, wie er in der bisherigen Literatur noch nicht vorzufinden war. der Literatur liegt es nahe, anzunehmen,. Aus meinen. dass Distomum. Untersuchungen. und. spathulatum bei der Eut‑. wicklung des Leberkrebses eine grosse Rolle spiele. 7. 5 Falle, bei denen sich das Distomum. im Pankreas. ansiedelte, wurden. bachtet. Die Zifferwar fast gleich der von Katsurada's Fallen.. 緒. 言. 石 ノ統 計 的 研 究 或 ハ 肝臟 癌 ノ統 計 的 研 究ニ 際. 人體 剖檢 例 中 「肝臟 ヂ ス トマ 」ノ發 見 報 告 セ ラ レシ ハ1874年(明. 治7年)ニ. beo‑. (Autoreferat). シ テConnell. シ其 ノ原 因 トシ テ 「肝 ヂ ス トマ」ヲ擧 グ ル ニ際 シ之ヲ 統 計 的ニ發 表 セ ル モ ノ ア リ.余. ハ當教. 氏 ガ 支 那 人ニ 就 テ 其 ノ所 見ヲ發 表 シ翌 年 之 ヲ. 室 最 近14年. Lancetニ. ノ爲焼 失 ス)ニ 於 ケ ル 剖檢 例 中 肝臟ニ 「ヂ ス ト. 記 載 セ シヲ 以 テ嚆 矢 トス.我 國ニ 於. 間(大. 正10年. 以 前 ノ記 録 ハ火 災. ケ ル 「肝臟 ヂ ス トマ 」ノ 報 告 ハ石 坂 氏ニ 始マ リ. マ」寄 生 ア リ シ モ ノ43例ヲ. 其 ノ發 見 ハ 明 治8年ト. 及 ビ性,肝 脾 ノ重 量,膽 石,膽 嚢 内 「ヂ ス トマ」. 記 セ ル モ ノ ア ル モ鈴 木. 得 之ヲ 頻 度,年 齡. 氏 ノ 精 密 ナ ル 歴 史 的 研 究ニ ヨルニ 明 治10年8. 及 ビ膽 汁 ノ液 量,腹. 月 ガ 正 シ キ モ ノ ナ ル ガ 如 シ,而. 「ヂ ス トマ」膵 内 寄 生 等 ノ 諸點ニ 就 キ統 計 的 ニ. 治15年)ノ. シテBalz(明. 東 京ニ 於ケ ル發 見 之ニ次. グ.Balz. 水,黄. 疸,原發性. 肝臟 癌,. 觀 察 シ從 來 ノ 文獻ニ 現 ハ レタ ル 統 計 及ビ 多 數. ハ 石 坂 氏 ノ 岡 山ニ 於 ケ ル 「肝 ヂ ス トマ 」ト 自. 總 合 例 ヨ リ余 ノ 作 リタ ル 統 計 等ト對 比 セ リ.. 身發 見ニ 掛 ル 「肝 ヂ ス トマ 」 トハ 同 一 物ニ 非 ズ トナ セ ル モ 飯 島ニ ヨ リ テ 同一 物 ナ リ ト セ ラ レ,後Balzモ. 統 計 成 績 ノ考 按. 亦 之ヲ 承 認 セ リ.其 ノ 後 再 ビ2. 頻 度.「 肝臟 ヂ ス トマ 症 」ハ歐 米ニ 於 テ ハ甚 ダ稀 種説 出 デ タ ル モ 大 正 元 年 小 林(晴)氏. ノ2種. 否. 定 説 出 デ 爾 後 學 者 ノ大 多數 ハ之ニ 賛 同 シ テ 現 今ニ 至 レ リ.猶. ホ 「肝 ヂ ス トマ 」ノ多數剖檢. ヲ記 載 セ ル ハ 桂 田(明 山 極(34例),中 ハ131例. 治26年)ニ. 村(八)(12例)等. 例. シテ其 ノ後 ア リ.入 鹿 山. ヲ 純 統 計 學 的ニ發 表 セ リ.其. ノ他 膽. ニシ テ我 國ニ 於 テ 屡 々之ヲ 見ル モ ノナ ル 事 ハ周 知 ノ事 實 ナル モ又 我 國ニ 於 テ モ其 ノ寄 生率ハ 地 方的 ニ甚 ダ シ ク相違 ア リ.而 シテ 之 ガ剖檢 例ヲ 統 計的 ニ發 表 セ ル モ ノヲ表 示 ス レバ 第2表 第2表ニ. ノ如 シ.. 見 ル ガ如 ク桂 田 及 ビ 山極 ノ例 ハ總 解 屍. 數 ノ記 載 ナ ク如 何 ナル 寄 生 率 ヲ有スル. ヤ 知 リ難 144.

(3) 第1表.

(4) 「肝臟ヂ ス トマ」ノ病理解剖學的統計知見補遺. 第2表. 625. シ.猶 ホ服 部氏 ノ例ニ 於 テ ハ「肝ヂ ス トマ」寄 生 例 數 ノ記 載 無 ケ レ ドモ總 解 屍數 及 ビ 其 ノ寄 生率ヲ 記 載 セ リ.余 ノ精 査 シ タル 範圍 内 ノ剖檢 例 ノ 「肝 ヂ ス トマ」寄 生 率 ハ 服 部 ノ例 ガ第1位. ニ シテ 木 戸2位. 余 ノ例 ハ3位 ナ リ. 年齡 及 ビ性. 余 ガ文獻中 ヨ リ作 レル第3表ニ. ヨ リ本蟲 寄 生 ト. 年齡 トノ關 係ヲ 見 ルニ 桂 田(A)ハ31‑40歳竝. ニ. 21‑30歳ニ. ニ. 於テ 最 モ多 ク桂 田(B)ハ41‑50歳. 最 モ 多シ.山 極 ノ例ハ41‑50歳ニ. 多 ク 中 村(八). 第3表. ノ例ハ51‑60歳ニ. 最 モ多 ク41‑50歳. 及ビ21‑30. ヲ擧 ゲ之ニ對 シテ寄 生 例 ノ比率 ヲ取 ルニ 非 ザ レバ. 歳 之ニ次 グ。柴 野 ノ例 ハ41‑50歳竝ニ71‑80歳. 果 シテ該 年齡 屍 ヲ最 高 寄 生 率ヲ 示 ス モ ノナ リヤ 否. ニ最 モ多ク 余 ノ例ニ 於 テ ハ51‑60歳ニ. ヤ知 ル可 カ ラザ ル ベ シ.各 報 告 者 例(余. 於テ 甚 ダ. ノ例 ヲ除. シ ク多 キヲ 見 ル即 チ各 報告 者 例ニ 於 ケル 最 高 寄生. ク)ハ 共ニ 各 年齡ニ 於 ケ ル總 解 屍數 ヲ知 リ得 ザ ル. 例 ノ年齡 的相違 著 シ.而 シ テ之 ヲ合計數ニ 就 テ見. ガ故ニ 其 ノ最 モ多 ク「肝 ヂ ス トマ 」症例數 ヲ有 スル. ル トキ最 モ多 キ ハ41‑50歳ニ. 及ビ. 年齡ニ 最 モ多 キ寄 生率 ヲ有 スル モ ノナリト 言フ ヲ. 最 モ少. 得 ズ シテ意 味 ヲ爲 サ ザ ル ガ故ニ 余 ノ例ニ 就 キ各 年. シ.然 レ ドモ如 上 ノ寄 生率 ハ 偶 然ニ屬 スル モ ノナ. 齡ニ 於 ケ ル總 解 屍數 ト余 ノ「 肝 ヂ ス トマ」症 例 ヲ對. ル ヤ モ知 ル 可 カ ラズ先 以 テ各 年齡ニ 於 ケル解 屍 數. 比 ス ル ニ第4表. 51‑60歳. 之ニ次 ギ81‑90及. シテ31‑40歳 ビ1‑10歳ニ. 第4表. 145. ノ如シ..

(5) 626. 菅. 第4表ニ 症15例. 於 テ 見 ルニ51‑60歳. 幸. ハ 「肝 ヂ ス トマ 」. ハ 第4位. ナ リ.61‑70歳. ハ7例. ナ ル モ 寄 生 率 ハ20.59%ニ. リ.猶 ホ1‑10歳. 及 ビ11‑20歳ニ. 女 性 ハ85例ニ. シテ. ア リテ其 ノ數. 男 性 ハ 女 性 ノ3.75倍 ナ リ.然 レ ドモ之 モ年齡ニ 於. シ テ 第1位. ケル ト同樣 各例 共ニ兩 性 間ニ 於 ケ ル總 解 屍數 ノ記. ナ. 於 ケ ル總 解 屍 數. ハ寄 生 率 ノ第1位 ナ ル61‑70歳. 2.4倍ニ シテ 最 低 位 ノモ ノニ 於 テ モ2倍 以 上 ナリ. 又 合 計數ニ 於 テ 男 性 ハ319例. ア リ テ 其 ノ數 最 モ 多 キ モ 寄 生率ハ15.79%. ニ シテ 第2位. 雄. ノ總 解 屍數 ヨ リ. 載 ナ キニ ヨ リ余 ハ 果 シテ 第3表ニ. 於 テ ハ 男 性 ガ女. 性 ヨ リ多數ニ發 生 ス ル モ ノ ナ リヤ 否 ヤ ヲ定 ム ル ア. モ多 キ ニ拘 ラズ「肝 ヂ ス トマ」症ハ1例 モ 見 ル ヲ得. タ ハ ズ只 余 ノ例 第4表ニ. ズ.即 チ余 ノ例ニ 於 テ ハ61‑70歳. 總 解 屍數 ヲ知リ得 タル ニ ヨ リ兩者 ノ寄生 率 ヲ見 ル. ニ最 モ頻發 シ1‑10歳. 或 ハ51‑60歳. 及ビ11‑20歳ニ. ハ 其 ノ寄. 性.第3表. ニ 男性 ノ寄 生 率 ハ10.70%ニ 3.23%ナリ.即. 生 ヲ有 セ ズ シテ 高年 者ニ 比 較 的 多 キ 事 ヲ示 ス. ヲ見 ルニ「肝 ヂ ス トマ 」症 例ニ 於 テハ. 例 ノ數ニ 於 テ ハ 男 性ハ 女 性 ノ6倍 強 ヲ呈 セ ル モ寄 生 率 ノ比 ハ3倍強. 占 ム ル モ ノナ リ.今 之 ヲ順 位ニ 示 サンニ 中 村(八). 寄 性 率大 ナ ル事 ヲ示 ス.. ガ余 ノ例ニ シテ6.1倍 ナ リ.山 極5.8倍,入 3.68倍,桂. 田(A)3.43倍,桂. 鹿山. 田(B)3.11倍,柴. 野. シテ 女 性 ノ寄 生率 ハ. チ 余 ノ例ニ 於 ケル「肝 ヂ ス トマ」症. 何 レ ノ報 告 者例ニ 於 テ モ男 性 ガ女 性 ヨ リモ多數 ヲ. ノ例 ハ 男 性 ガ 女性ノ11倍ニ シテ 最 高 位 ヲ呈 シ次 位. 於 テ ノ ミ兩性 間ニ 於 ケル. 肝.脾. ニ シ テ 明 力ニ 男 性 ガ女 性 ヨ リモ. 及 ビ腎 ノ重 量.. 20歳 以 上 ノ者 ノ 肝重 量 ノ 明 カ ナ ル モ ノ ノ ミヲ 集 メ表示 ス レバ第5表. ノ如 シ.. 第5表. 大 澤(生 沼)ニ 依 レ バ正 常正 人 ノ肝 重 量平 均 ハ 男 性1191g女. 性1121g佐. 野ニ ヨ レバ 男性1332g女. 性979gナ. リ.桂 田 ハ本 症檢 例ニ 肝 重 量 増 大 セル. 於 テ死 亡 ス ル モ ノ比 較 的 多 キ ガ爲 メ ナ ラント 言 ヘ リ.臨牀 報 告 例ニ 於 テ ハ「肝臟 ヂ ス トマ」症 ハ一 般 的ニ 肝臟 肥 大 セ ル ヲ報 ゼ ル モ ノ多 キ ニ文獻ニ 見 ラ. モ ノ少 ク縮 小 セ ルモ ノ多 キ ヲ見 タル モ之ニ對 シテ. ル ル剖檢 例 ノ統 計ニ 依 レ バ第4表ニ. 見 ル如 ク肝 重. 彼 ハ 「肝臟ヂ ス トマ」ヲ寄生 セ ル肝臟 ハ 増 大 スル コ. 量 ハ尋 常 ナ ル カ或 ハ 減 少セ ル モ ノ多 キ ヲ示 セ リ.. ト少 シ ト言 フニ 非 ズ却 ツテ屡 々有 之 事 ヲ信 ズ ル モ. 然 ルニ 余 ノ例ニ 於 テ ハ高 年 者 ノ比 較 的 多 キニ 拘 ラ. ノニ シテ 剖檢 例ニ 肥 大 セ ル場 合 少 キ所 以 ノモ ノハ. ズ1500g以. 上 ノ肝 重 量 ヲ有 ス ル モ ノ17例1000g. 「肝臟 ヂ ス トマ」症 ハ肝臟 ノ増 大 期ニ 於 テ死 ノ轉 歸. 以下 ノモ ノ6例ニ シ テ肝 重 量 増 加 セル モ ノ多數 ナ. ヲ取 ルコト 比 較 的 稀有 ナルニ 有 リ而 シテ剖檢 例 ノ. リ.猶 ホ平 均重 量ニ 於 テ1567gニ. 肝臟 ノ萎 縮 セル モ ノ多 キ ヲ見 ル ハ肝臟 ノ萎 縮 期 ニ. 示 セ リ.其 ノ内原發 性肝 癌 ヲ發 生 セ ル10例.(Nr.. シテ 重 量 増 加 ヲ. 146.

(6) 「肝臟ヂス トマ」ノ病理解剖學 的統計知見補遺. 10, 18, 20, 23, 25, 31, 32, 33, 35, 43)ニ 於 ケ ル肝 重 量 ヲ見 ルニ 最 高4800g,最. 低1262gニ. 627. 膽 石 トノ關 係.. シ 第6表. テ2000g以. 上 ノ肝 重 量 ヲ 有 ス ル モ ノ7例 ア リタ. リ.而 シ テ其 ノ10例 ノ平 均 重 量ハ2458gニ. シテ. 甚 ダ シ キ重 量 増加 ヲ示 セ リ.余 ノ全 例ニ 於 テ2000g 以 上 ノ肝 重 量 ヲ有 セ シモ ノ8例ニ. シテ其 ノ内7例. 迄 ハ原發 性 肝 癌 ヲ有 セ シ例 ナ リ.之ニ 依 リテ見 ル ニ 余 ノ例ニ 於 テハ肝 重量 ノ増 加 ト「肝 ヂ ス トマ」ニ 依 ル 原發 性肝 癌ト ハ關 係 深 キ モ ノニ 非 ザ ル カ ヲ思 ハ シム.而 シテ 余 ノ肝 癌發 生 セ シモ ノヲ除 キ タル 例ニ 於 ケ ル平均肝 重量 ハ1279gニシ. テ 此又文獻 ニ. 比 シテ ハ重 量平 均 ハ最 高 ナ ル モ正 常肝 重量ニ 比 シ テ増 加ト ハ言 ヒ難 シ.而 シテ 余 ノ全 例ニ 於 ケ ル平 均 肝 重 量 ノ増 加 セ ル モ ノ ノ一原因トシテ 肝臟 癌 發. 第7表. 生 セ ル モ ノ多 カ リシニ依 ル モ ノ ナ ラ ント 思 惟 サ ル.健 康 成 人 ノ脾 重量 平 均 ハ 西川(生 沼)ニ 依 レバ 98.5g河 村(生 沼)ニ ヨ レバ122.5gナリ.脾臟. ノ腫. 大 ハ本 症 ノ早 期 ヨ リ之 ヲ示 ス モ ノニ シテ臨牀 的 ニ ハ脾臟 ノ腫 大 ヲ報告 セ ル モ ノ多 シ.井上,筧. 等ハ. 早 期脾 腫 ノ有 無 ヲ以 テ人體 ノ本症 ト萎 縮 性 肝 硬變 トノ鑑別 診斷 トナ セ リ.桂田 ハ本症ニ テ死 亡 セル モ ノハ既ニ 脾臟 ハ通 常 大 ナル カ若 クハ 多少 著 シ ク 萎 縮 ノ状態ニ ア ル モ ノ少 ナ カ ラズト言 ヘ リ.然 ル ニ 余 ノ例ニ 於 テ ハ脾臟 ノ平 均 重量159gヲ. 第8表. 示 シ肥. 大 セル モ ノ多 キ ヲ示 セ リ.而 シテ 原發 生 肝 癌 ヲ來 セ ル10例. ノ脾 重量平 均 ヲ見 ル ニ151gニ. シテ全 例. ニ於 ヶル 脾 重 量平 均 ト大 差 ナ シ.健 康 成人 ノ腎 重 量 ハ 佐 野(生 沼)ニヨ レバ 男性 右121g,左139g,女 性 右99g,左93gナ. リ.余 ノ例ニ 於 テ 腎臟 ノ重 量. ハ平 均 右145g,左150gナ. リ.即 チ腎 重量ニ 於 テ. モ年齡ニ 比 シ稍 々重 量増 加 セ ルモ ノ多 キ ヲ認 メ タ. 膽 石ト 「 肝 ヂ スト マ」トノ關 係 ヲ發生 原 因 上 ヨ リ. リ.猶 ホ有 吉 氏 ハ實驗 的 正 常 家 兎「肝 ヂ ス トマ」病. 記 載シタル ハ 桂 田 ヲ以 テ嚆 矢 トス.彼 ハ 「肝 ヂ ス. ニ於 テ ハ肺臟 ハ稍 々肥 大 ス ル モ ノナ ル モ剔脾 家 兎. トマ」 ハ膽 石 生 成 ノ直達 原 因 タル ノ機 アル ノ ミナ. ノ該 病ニ 於 テ ハ肝臟 肥 大 更ニ 著 明 ナ ルモ ノア リ ト. ヲ ズ該蟲 ノ寄生 ハ膽 嚢 及 ビ膽 管 ノ刺 戟 トナ リテ介. 言ヘリ.. 達 原 因 トモ ナ リ得ル モ ノニ シテ 「 肝 ヂ ス トマ 」ノ病. 147.

(7) 628. 菅幸. 雄. 的價 値ニ膽 石 生 成 ノ1項 ヲ追 加 セン ト欲 スル モ ノ. 發 生率 ハ4.48%ニ. ナリ ト言 ヘ リ.然 ルニ 彼 ノA例ニ 於 テ ハ(第7表). ナ ラザ ルモ 「肝 ヂ ス トマ」寄生 解 屍 例ニ 現 ハ レ タル. 76例 中膽 石 ヲ 見 シ モ ノハ2例2. .63%ニ. 過 ギズ シ. テ其 ノ發生 率ニ 於 テ ハ我 國ニ 於 ケル一 般膽 石發 生 率ニ 及バ ザ ルコ トハ上記 ノ表(第6表,第7表)ニ. 於 テ モ74例. 中3例,405%ニシテ. 膽 石發 生 率 ハ11.63%ヲ. 算 シ甚 ダ高 率ニ シ テ2倍. 半 強 ヲ呈 セ リ.猶 ホ總 解 屍數ニ對 シ「肝 ヂ ス トマ」 ノ寄 生 セ ル例 ノ率 ハ7.89%(第2表)ニ. ヨ リテ モ明 カナ リ.其 ノ後 桂 田 ノ發 表 セ ルB例 (第7表)ニ. シテ從 來 ノ文獻ニ 比 シ テ 高率. 之. シテ 從 來. ノ文獻ニ 比 シ テ稍 々低 率 ナ ルニ 拘 ヲズ膽 石解 屍 例 中 「 肝 ヂ ス トマ」寄 生 ア リシ解 屍 例 ノ比 ハ20.83%. モ 余 ノ例ニ 於 ケル一 般膽 石發 生 率(表6)4.48%ニ. ニ シテ甚 ダ シ キ高 率 ヲ呈 シ之 モ前7.89%ノ2倍. 及 バ ズ.小 林(表8)ハ70例. ノ膽石 解 屍 例中 「肝 ヂ. 強 ヲ呈 セ リ.上 記 成 績 ヨ リ見 ル トキ余 ハ 「肝 ヂ ス. 見 タル モ本 症ト膽 石ト ノ. トマ」ノ膽石發 生ニ對 ス ル意 義 ヲ輕視 ス ル能ハ ズ.. ス トマ」症3例4.29%ヲ. 間ニ 密 接 ナ ル關 係 ヲ見 ズ ト言 ヘ リ.木 戸(表8)ハ 膽 石剖檢 例77例. 中10例12.99%ノ. 半. 膽嚢 内 ノ「肝 ヂ ス トマ」及 ビ膽 汁 量,. 本 症 ヲ見 「肝. 臟 ヂ ス トマ」 ノ膽石 形 成ニ 看 過 スベ カ ラザ ル ヲ思 ハ シメ タ リ ト言ヘ リ.柴 野(表7,表8)ハ. 第9表. 「肝臟 ヂ. ス トマ」 ハ膽 石 形 成ニ 直 接ニ ハ 著 シキ 影響 無 キ ガ 如 キ モ間 接ニ ハ意 義 ナ キニ ア ラザ ルベ シ ト言 ヘ リ.中 村(H.)ハ 「 肝 ヂ ス トマ」症12例. 中1例 ノ膽石. 症 ヲ見 而 シテ其 ノ例ニ 於 テ介 達 原 因 ヲ認 メザ リキ ト言ヘリ.三. 宅 ハ日 本ニ 於 テハ 「肝 ヂス トマ」ハ主. 要 ナル膽 石發 生 原 因 ヲナ ス モ ノナ リ トナ セ リ.江 口 ハ 實驗 的ニ 「肝 ヂ ス トマ」家 兎ニ 長 期 「ラ ノ リン」. 「肝臟 ヂ ス トマ」剖檢 例 中膽 嚢 内ニ「肝ヂ ス トマ」. ヲ與 ヘ タル 後其 ノ膽嚢 内ニ 多數 ノ粟粒 大及 ビ少 數. ノ寄 生 セ ル例 ハ 敢 テ稀 ナ ル モ ノニ非 ズ(中 村(H.),. ノ米 粒 大 ノ結石 ヲ得 タ ル ヲ報 告 セ リ.但 シ有 吉 ハ. 赤 沼,桂 田,布 川 等)然 レ ドモ 之 ヲ統計 的ニ觀 察 セ. 實驗 的 本 病 家兎ニ ハ結 石 ノ形 成 ヲ確 メ タル モ ノナ. ル 者 ハ 入 鹿 山 ノ例 ヲ見 ル ノ ミナ リ.余 ハ文獻 上 現. シ ト言 ヘ リ.今 前 記 セ ル表(第6,第7)ヲ觀. 察 シテ. ハ レ タル 「 肝臟 ヂ ス トマ」ノ統 計 報 告 或 ハ 多數集 例. 日本ニ 於 ケル一般膽 石發 生 率ト 「 肝 ヂ ス トマ」ノ寄. ノ肝臟所 見 中膽 嚢 内 ノ「肝 ヂ ス トマ」ノ有無 ヲ記載. 生 セル解 屍 例ニ 於 ケ ル膽 石發生 率 トヲ比 較 スル ニ. シア ル モ ノ ヨ リ表 ヲ作 リ見 ルニ 第8表. 余 ノ例及ビ 柴 野 ノ例ヲ 除 キテ ハ 大 差 ナ キモ ノ ノ如. シテ 其 ノ比率 ハ 中村 ノ例 最 高ニ シテ余 ノ例 ハ 第2. シ.然 ルニ 余 ノ例ニ 於 テ ハ「肝臟 ヂ ストマ 」症 例 中. 位 ナリ.而 シテ 合計數ニ 於 ケル其 ノ比 率ハ25.59%. 膽 石 症 ノ合 併 セ シモ ノハ 我 國 ノ何 レ ノ發生 率 ヨ リ. ノ如 シ.而. ニ シテ約1/4ニ於 テ膽 嚢 内寄 生 ヲ示 セ リ.膽 嚢 内 ノ. モ多 シ.從 來 ノ文獻ニ現 ハ レ タル一 般膽 石解 屍 例. 膽 汁ニ關 シ其 ノ量 的 事項 ヲ統 計 的ニ 記 載 シアル モ. ニ於 テ 「肝 ヂ スト マ」 ノ共 存 セル 率 ヲ見 ルニ(第8. ノハ 余未 ダ之 ヲ見 ザ ル モ桂 田 ハ膽 嚢水 腫ト ノ關係. 表)木 戸 ノ例12.99%最. ヲ記 載 セ リ.彼 ハ76例. 例ニ 於 テハ20.83%ヲ 率 ナリ.余. モ高率 ナリ.然. ルニ 余 ノ. 示 シ木 戸 ノ例 ヨ リモ更ニ 高. ノ岡山ニ 於 ケル總 解 屍數ニ對 ス ル膽 石. ノ 「肝 ヂ ス トマ」例 中膽 嚢. 水腫 ヲ見 タル モ ノ6例 ア リタ リ ト記 載 セリ.余 例ニ 於 テ膽 嚢 内 ノ液100cc以. ノ. 上 有 セ シ モ ノ9例 ニ 148.

(8) 「 肝臟 ヂ ストマ 」ノ病 理 解 剖 學 的統 計 知 見 補 遺. シテ70ccノ. モ ノ1例 ヲ見 タ リ.(Rauberニ. バ正 常ニ テ膽 汁30‑50ccナ. 629. 第10表. ヨレ. リ)其 ノ他猶 ホ膽 嚢 甚. ダ シ ク擴張 セ シモ ノ ニ シテ其 ノ液量 ヲ計 ラザ リシ モ ノ2例膽汁 多 量 ナル モ其 ノ量 ヲ計 ラザ リシ モ ノ 3例 ア リタ リ. 腹 水 トノ關係. 本 症ニ 於 ケ ル腹 水 ノ原 因 トシテ桂 田 ハ(A)寄 生 性膽 性 間質 炎.(B)蟲體. 及 ビ其 ノ他 ノ膽管 内容 物. 鬱 積ニ ヨ リ起 リタル膽道 ノ高 度 ノ擴張,(C),肝. 細. テ ハ 最 モ屡 々腹水 ア リテ 表中 最 高 ヲ示 ス.而. シテ. 胞 ノ脂 肪變 性 或 ハ鬱 血等ニ ヨ ル肝腫 大.之 等A, B,. 彼 ノA例ニ. C3者ニヨル. 肝 門脉 枝 ノ壓迫 ヲ主 タル 原因 トナ シ. メ タル モ ノ15例 ア リ タ リ ト.余 ノ例ニ 於 テ ハ其. 猶 ホ肝 門 淋 巴腺 ノ著 シキ腫 大 ガ門脉 幹 ヲ壓迫 ス ル. ノ發 生 率 桂 田 ノ例ニ 及 バ ザ レ ドモ屡 々腹 水 ヲ認 メ. 事 等 ヲ 學 ゲ タリ.山 極 ハ12例. タリ.. ノ ノ内9例(75%)ニ. ノ腹 水 ヲ 有 ス ル モ. 於 テ總輸膽 管 ガ「肝 ヂ ス トマ 」. ヲ以 テ充 盈 セル爲 メ中指 大ニ擴 張 シ切開ニ 際 シ管. 於 テ ハ 腹 水 ガ直 接 死 ノ 原 因 ナ リ ト認. 黄疸 トノ關 係. 桂 田(A)ハ76例. 中 病 理 解 剖 學 的 或 ハ 臨牀 的 方. 腔 ヨ リ無數 ノ「ヂ ス トマ」蟲ノ塊状 ヲナ シテ溢 レ出. 面 ヨ リ黄 疸 ヲ證 明 セ ラ レシ モ ノ合 シテ9例 ヲ見 桂. デ タル ヲ見,「 肝 ヂ ス トマ」症ニ於 ケル腹 水 ノ原 因. 田(B)ハ74例. トシテ總輸膽 管 ノ充 實擴 張 ガ意 義 深 キ モ ノナ リ ト. 例 中臨牀 的ニ 黄疸 ノ記載 ア リ シモ ノ1例 ヲ見山 極. ナ セ リ.而 シテ肝 門 部ニ 於 テ總輸膽 管ニ 近 キ門脉. ハ34例. 本 幹 ガ斯 ク ノ如 ク總輸膽 管 全 部 ノ高 度 ノ充實擴 張. 43例中 黄疸 中等 度 以上 ノモ ノ11例,輕. ニ ヨ リテ被 ル壓 ハ之 ヲ其 ノ肝臟 内 分枝ニ 於 ケ ル多. ノ5例 ヲ見 タ リ.其 ノ發生 原 因ニ就 テハ 桂 田 ハ 十. 少 ノ障 碍ニ 比 シ腹水 ノ原 因ト シテ 重大 ナ ル原 因 タ. 二指 腸開 口 部ニ 至 ル膽 管 ノ炎 症ニ ヨ リ來 ル カ蟲 體. リ得 ト言ヘリ.井 上 ハ本 症ニ 於 ケル 水 血症 ガ腹水. 自身膽 汁 排泄 ヲ障 碍 ス ルニ ヨ ル モ ノナル カ何 レカ. ノ原 因 ヲ爲 ス ト言 ヘル モ長 谷 川,戸 出 等 ハ本症 患. ハ 不 明 ナ リ トセ リ.山 極 ハ總 テ加 答兒 性 ノ モ ノナ. 者ニ 就 キ伊藤 ハ實驗 的家兎ニ 就 キ血 液所 見ヲ 報 告. リ トナ シ乳 頭 部 十二 指 腸 粘 膜ニ モ炎症 波 及 シ分 泌. 中3例. 中 黄 疸5例. ヲ見 タ リ.入 鹿 山ハ131. ノ黄疸 ヲ見 タ リ.余 ノ例ニ 於 テ ハ 度 ナルモ. シ何 レ モ甚 ダ シキ血液 化變 ヲ見 ズ ト言 ヘ リ.有 吉. サ レタル 濃厚 ナ ル粘 液 ハ更 ニダニ 粘 膜 ノ腫 脹ニ ヨ. ハ 實驗 的 家兎ニ 於テ 之 等 上 記 ノ原 因 以外ニ(1)門. リテ狹隘 トナ レル乳 頭 部 ノ閉鎖 ヲ來 シ加 之フ ルニ. 脉枝 ノ炎 症,(2)小. 葉 邊 縁ニ接 シテ 出 現 ス ル間 質. 輪膽 管 自身「肝 ヂ ス トマ」ヲ以 テ殆 ド全 ク充 填 セ ラ. ノ肉芽 組 織,(3)肝. 細胞 索 間 ノ格 子状竝ニ 結 締 織. レ膽汁 ノ輸 出障 碍 ヲナ ス タ メニ 由 ル ト言 ヘ リ.伊. 纎維 ノ増殖.(4)肝. 小葉 ノ變形 消失竝ニ其 ノ結 締. 藤 ハ 實驗 的 研 究 ノ結 果 血 清學 的ニ 又 病 理 組 織 學 的. 織 化,(5)腸間. 膜 水腫,同 淋 巴管 腔 ノ炎 症,(6). ニ「肝 ヂ ス トマ」症ニ 於 ケル黄疸 ハ鬱積性 ヲ以 テ 發. 心臟 腎臟 ノ機 能 障碍 等 ヲ追 加 セ リ.腹 水 ノ發生 率. 現 シ,之 ヲ主ト ナ シ漸次ニ シ テ 多少 機 能 性 ヲ混 ジ. ヲ文獻ニ 從 ヒ表 ヲ作 ルニ 第10表. 來 ル モ ノナ リト斷 ゼ リ.有 吉 ハ100匹. ノ如 シ.. 入 鹿 出,中 村(H)ノ 例ニ 於 テハ 腹 水 ア リタ ル事 ノ記 載 ア レ ドモ其 ノ液量 ノ記載 ナ シ桂 田 ノ例ニ 於 149. 兎ニ 於 テ 全 身 黄 疸48%ヲ. ノ實驗 的 家. 見 肝臟 ノ黄疸ハ74%ニ. 於 テ 之 ヲ見 タリ ト言 ヘ リ.余 ノ黄疸發 生 ハ 有 吉 ノ.

(9) 菅. 630. 幸. 雄. 實驗 的 家 兎 ノ發生率ニ ハ及バ ザ レド モ人體 剖檢 例. 較 シ假 令1例. タ リト モ閑 却 スベ カ ラ ズ トナ シ同氏. 中ニ 於 テ ハ上 記 ノ如 ク最 高 率 ヲ示 セ リ.. ノ例ニ 於 テ ハ「肝 ヂ ス トマ 」ノ爲 メニ 先 ヅ肝 間 質 炎 ヲ起 シ癌 腫發 生 ノ因 ヲ ナシ タ ル モ ノナ ルベ シ トナ. 肝臟 癌 トノ關係. 中. セ リ.貴 家 及 ビ 渡 部 ハ「肝 ヂ ス トマ」及ビ 日本 住 血. ヲ報 告. 吸蟲 ノ共存 シテ癌 腫 ヲ發生 セ ル モ ノヲ報 告 シ 「 肝. セ リ.肝 肉 腫ニ 於 テ ハ寄 生蟲ニ 由來 ス ル肝臟 ノ變. ヂ ストマ」 ハ膽 管 ヲ刺 戟 シテ肝 癌發 生ニ 重 大 ナ ル. 化 高 度 ナヲ ズ シテ肉 腫 ヲ發生 シタ ル モ ノナル ガ故. 關 係 ア リトナ セ リ.壁 島,田中 等 モ「肝 ヂ ス トマ」. ニ「肝ヂ ス トマ」ト有力 ナ ル關 係 ア リ ト言 フ ヲ得 ザ. ハ肝 癌發 生ニ重 大 ナ ル 役 割 ヲ有ス ル モ ノ ト考 ヘ タ. リキ.然 ルニ肝 癌ニ 於 テ ハ非 常ニ 多數 ノ 「肝ヂ ス. リ.猶 ホ原 性肝 癌 中「肝臟 ヂ ス トマ」ノ寄 生 セ ル モ. トマ」 寄 生 シ之ニ 因 ル肝臟 ノ變化 高 度ニ シ テ殊 ニ. ノ幾 何 ノ率ニ 存 シ又如 何 ナル 程 度 ノ重 要性 ヲ有 ス. 其 ノ新 生膽 管 上 皮 ヨ リ癌性増 殖 ヲ起 セ ル組 織所 見. ル カ ヲ觀 察 ス ルニ 先 ヅ原發 性肝 癌 ノ原 因 的事 項 中. ヲ得 テ 「肝 ヂ ス トマ」 ト原發 生 肝 腫 瘍 トノ關 係 ニ. 年齡.性,肝. 注 意 セ リ.肝臟 癌腫 ト肝硬變 トノ間 ニ一定 ノ關 係. セ ル文獻 ヲ渉獵 スルニEggelハ. ア ル ハ既ニ 多數 學 者 ノ是 認 セ ル所ニ シテ桂 田 ハ更. 30,膽石. ニ一 歩ヲ 進 メ「肝臟ヂ ストマ 」ノ病 的 因子ニ 催 癌 性. 7,遺 傳 素 因4,黴. ノ1項 ヲ追 加 セ リ.其 ノ後 病 理 解 剖 學 的ニ 「肝 ヂ. ニ 於 ケル 原發 性肝臟 癌 ノ原 因 ヲ統 計 的ニ觀 察 スル. ス トマ」 寄 生 ヲ原發 性肝 癌 ノ原 因 ト見做 セ ル 者 ニ. ニ貴 家ニ ヨ レバ「ア ル コー ル」中毒17,黴. 鵜 飼,貴 家,服 部,渡 部,尾 河,壁 島,福 原,井 上. 膽 石症12,「 肝 ヂ ス トマ」寄 生10,岡. 稻 田 等 ノ各1例 及 ビ 田 中 ノ2例 等 ア リ.Oedtハ. 「ア ルコー ル」中 毒16,「 肝 ヂ ス トマ」寄 生16,黴. 箆 形二口蟲 肝 寄 生 ア リテ肝 癌ヲ發 生 セ シ3例 ヲ記. 毒12,膽. 載 セ リ.而 シテ 西歐ニ 於 テハ 箆 形二口蟲. ノ トナセ リ.之ニ ヨ リテ見ル モ本邦ニ 於 テハ 「肝. 桂 田ハ 明治30年ニ. 「肝 ヂ ス トマ」剖檢例56例. 原發性 肝臟 肉 腫 及 ビ原發 性 肝臟 癌 ノ各1例. ,. ト原發 生. 硬變 以 外 ノ主 ナ ル モ ノ ヲ統 計 的ニ 示. 症14,肝臟. 石6,日. 「ア ル コ ー ル」中毒. ノ絞 搾 溝7,肝臟 毒3等. 外傷的刺戟. ヲ主 ナ ル モ ノ トス.本 邦. 本住 血吸蟲4等. 毒15,. 田ニヨ レバ. ヲ其 ノ重 ナル モ. 肝癌ト 共 存 セル モ ノハ最 モ稀 ナ ル モOpistorchis. ヂ ス トマ」 ガ原發 性肝 癌 ノ原 因 トシテ 重 大 ナ ル 關. ferineusト 原發 性 肝 癌ト 共 存 セル 例 ハAskanazy. 係 ア ル コ トハ明 カ ナリ.中 村(俊)ハ 當 病 理 學 教 室. ノ1例Ruditykyノ. ニ 於 ケル 原發 生 肝 癌16例. ユダ ヤ 婦 人ニ 於 ケル1例 及 ビ. Rindfleischノ5例(1例 等 ア リ.而 シテRuditykyハ. ハ二次 的 肝 癌 ノ如 シ) 「 肝 ヂストマ」ハ 器 械. ノ統 計 學的 研 究 ヲ 報 告. シ其 ノ重 ナル 原 因 トシテ 「 肝 ヂ ス トマ 」10例,「 ア ル コー ル」中 毒5例.黴. 毒4例,膽. 石 及 ビ下空 静 脉. 的 刺 戟 ト共ニ蟲體 ヨ リ分 泌 セ ラル ル一 種 ノ寄生 蟲. 閉鎖 各1例 宛 ヲ學 ゲ タ リ.而 シテ 當 教 室 例ニ 於 テ. 毒 素ニ ヨ リテ罹 患組 織 ノ上 皮ニ 種 々 ノ病 的 現 象 ヲ. ハ 原發性 肝 癌 中 「肝ヂ ストマ 」寄 生 例 ハ 他 例ニ 比 シ. 招 來 セ シ メ之 ガ進 ンデ 癌 腫ニ 導 カ ルル モ ノナ ラ ン. テ最 モ多 カ リシ事 ヲ記 載 セ リ.其 ノ他猶ホ 原發 肝. ト想 像 セ リ.然 ルニ 服 部 ハ我 國ニ 於 テ 「肝 ヂ ス ト. 癌 ノ統 計 中 「肝臟 ヂ ス トマ 」ノ寄 生 ア リタル 報 告 例. マ」 ヲ有 ス ル モ ノ多 キ割 合ニ 之ニ 因 スル 癌腫發 生. ヲ擧 グ ルニ 新 島 ハ 肝 癌34例. ハ 稀有 ナ ル モ ノナ リ ト言ヒ氏 自身 ノ例ニ 關 シテ ハ. ノ 原發 性 肝 癌 中3例,原. 癌 腫發 生ニ對 ス ル素 因 ヲ有 セ シ モ ノナ ルベ シ ト言. 「肝 ヂ ス トマ」寄 生 ヲ見 タ リ.「肝 ヂ ス トマ」寄 生 剖. ヘ リ,然 ルニ 鵜 飼 ハ桂 田 ノ56例中 ノ1例 ヲ1.79%. 檢 例 ノ統計 中 原發生肝癌發性. ノ記 載 ア リタル モ ノ. ナ リ トナ シ テ井 上 氏 ノ一般肝 癌發 生 率1.3%ニ. ヲ見 ルニ 前記 桂 田 ノ56例中. ノ1例 及 ビ 入 鹿 山 ノ. 比. 中3例.藤卷. 田 ハ 肝 癌16例. ハ14例 中1例. ノ. 150.

(10) 631. 「肝臟ヂ ス トマ」 ノ病理解剖學的統計知見補遺. 131例 中 ノ3例 ヲ見ル.柴. 第11表. 野 ハ癌 ノ發 生 上ニ 刺戟. ガ原 因 的 要約 トシテ認 ムベ キ モ ノナ ル 以上 「肝 臟 ヂ ス トマ」寄 生 ハ機 械 的竝ニ 毒 物的刺 戟 ヲ其 ノ周 圍ニ 與 ヘ肝 癌發 生 ヲ促 スコ トモ トヨ リ可 能 ナ リ ト ナ セ リ.然 ルニ 同氏 ノ例總 解 屍體728例. 中 「肝 ヂ. スト マ」ノ寄 生 セ ル モ ノ34例 ヲ見 ヌ 原發性 肝 癌5 例ヲ 見 タル モ 而 モ「肝 ヂ ス トマ」寄生 例ニ 原發 性肝 癌發 生 ヲ見 タル モ ノナ カ リキ,依 テ同 氏 ハ 自己 ノ 檢 セ ル例ニ 於 テ ハ兩 者 ノ間ニ 關 係 ヲ認 メ得 ズ ト言 ヘ リ.Oedtハ. 箆 形二口蟲289例中. 生ア リシ モ ノ3例,1.14%ヲ 蟲 例1416例中ニ. 原發 性 肝 癌 發. 見 ル モ其 ノ他 ノ寄生. 肝 癌發 生 ヲ 見 シモ ノ5例0.35%. ヲ見 タ リ.此即 チ箆 形二口蟲 ノ肝 癌發 生ニ關 係深 キ ヲ示 セル モ ノナリ.余. ノ例ニ 於 テハ43例. ノ箆. 形 二口蟲寄 生 例 中肝 癌發 生 ア リ シ モ ノ10例 ヲ得 タ リ之 ヲ一般 ノ原發 性肝 癌發 生 率 ト對比 ス ルニ 肝 癌 ハ其 ノ發生率 西歐 及ビ 本邦ニ 於 テ甚 ダ シク差 ア ル ノミ ナ ラズ我國ニ 於 テ モ地 方 的ニ 差 異 ア リ.其. トマ」寄 生 例ニ 於 ケ ル肝 癌發 生 率ニ 於 テ モ我 國 第1. ノ發生 率 ノ比較 的 多 キ モ ノ ノ ミヲ擧 ゲ 又 「肝臟 ヂ. ナ リ.而 シテ 當教室 ノ一般 原發 生 肝 癌發 生 率2.92. ス トマ」寄 生 例 中 肝 癌 ヲ發生 シ タル モ ノ ヲ 併 記 セ. %ニ 比 較 シテ モ約8倍. バ第11表. 教室ニ テ545ノ. ノ如 シ.. 表 ニ ヨ リ見 ルニOedtノ. 例ハ1.14%ノ. 肝 癌發 生. ノ發生 率 ヲ示 セ リ,猶 ホ當. 剖檢 例中 肝 癌總 激38例ニ. シ テ續. 發 性 ノモ ノ22例 ア リ タ リ.而 シテ 原發 性 肝 癌16. 率 ヲ示 シ西歐 ノ一般肝 癌發 生率ニ 比 シテ甚 ダ シ キ. 例 中「肝 ヂ ス トマ」ノ寄 生 ア リタル モ ノ10例 ナ リ.. 高 率 ヲ示 セ リ.然 レ ドモ我 國ニ 於 ケル一 般 肝 癌 發. 上 記 成 績 ニ ヨリ テ見 ル ニ「 肝 ヂ ス トマ 」ハ 肝 癌發 生. 生 率ニ對 比 ス ルニ其 ノ率高 カ ラ ズ.而 シテ我 教 室. ニ 重 大 ナ ル關 係 ア リ ト認 メザ ル ヲ得 ザ ルベ シ.. ニ於 ケ ル一 般肝 癌發生率2.92%ノ半バニ. 及バ ザ. 「肝臟 ヂ ストマ 」ト膵臟ト ノ關 係.. ル ヲ知 ル.桂 田 ノ例 ハ服 部 氏 ガ言 ヘ ル如 ク 「肝 ヂ. 膵臟ニ 「肝 ヂ ス トマ」ノ寄 生 セ ル ヲ報 告 セ ル例 ハ. ス トマ」 寄 生ニ ヨル肝臟 癌發 生 ノ稀 ナ ル ヲ示 ス モ. 人體ニ 於 テ ハ比 較 的 稀 ナ ル モ ノナ リ.井 上,布 川,. ノニ非 ザ ルモ 又 鵜飼 氏 ノ考 フル 如 ク肝 癌發 生 上ニ. 川村,久 保,赤 沼 ハ 各1例. 重 大 ナル關 係 ヲ有 ス ル例 ノ率 ト見做 ス ヲ得 ザ ル モ. 學 教室 吉田 ハ3例(余. ノナ リ.入 鹿 山 ノ例ニ 於 テ ハ其 ノ發生率 我 國 ノ肝. リ.而 シ テ「肝臟 ヂ ス トマ」肝 寄 生ニ對 シ何 程 ノ. 癌發 生 率ニ對 比 シ テ稍 々 多 キ ヲ示 セ ル モ ノ ノ如 キ. 率ニ 於 テ膵ニ 存 セ シヤ ヲ知リ 得 ル モ ノハ 桂 田 ノ集. モ中 村(俊)ノ 例 ヨ リモ少 シ.然 ルニ 余 ノ「肝 ヂ ス ト. 合 例 及 ビ入 鹿山 ノ統 計 ノ ミナ リ.桂 田(A)ハ 「肝 ヂ. マ 症 」ニ 現 ハ レ タル肝臟 癌 ハ我國 ノ一般 原發 生肝. ストマ 」寄 生 例76例. 癌 ノ發生率 ヨ リ甚 ダ シ ク多 キ ノ ミナ ラ ズ,「肝 ヂ ス. ル モ ノ9例 ヲ見其 ノ後 ノ報 告 桂 田(B)ニ テ ハ74例. 151. ヲ報 告 シ曩 キニ 當 病 理. ノ5例 中 ノ3例)ヲ. 報告 セ. 中 膵臟ニ 「ヂ スト マ」ノ寄生 セ.

(11) 632. 中12例. 菅幸. ヲ擧 ゲ タ リ.入 鹿 山 ハ131例中. 只1例. ミニ於 テ 膵 内寄生 ヲ見 タ リ.有 吉 ハ100例. 雄. ノ. ノ實驗. 見1例ニ. 於 テハ蟲1匹ヲ. 認 メタ リ.Ssavinychノ. 見1例ニ. 於 テ ハ16匹. ヲ. 例ニ 於 テ ハ 膵 排 泄 管 ハ 多. 的 「肝 ヂ ス トマ」家 兎 中 膵臟ニ 「ヂ ス トマ」寄 生 ア リ. 數 ノ腔 洞 ヲ形成 シ内ニ「シベ リア肝 ヂ ス トマ」蟲ノ. タル モ ノ22例 ヲ見 タ リ.又4例. ノ犬 ヲ用 ヒテ ノ同. 寄 生 ア リテ 其 ノ腔 洞 ノ周圍 ハ強 ク結締 織 増殖 シ 又. 實驗ニ 於 テハ 全 例ニ 其 ノ膵内 寄 生 ヲ得 タ リ.猶 ホ. 排 泄 管 上 皮 ハ異 型 的ニ 増 殖 ヲ起 シ排 泄 管 ハ所 々管. 彼 ハ「肝 ヂ ス トマ」ノ膵 内寄 生 ハ 家兎ニ 於 テ ハ輕 症. 腔 ヲ閉鎖 サ レ周圍 ノ腺 組 織ニ モ浸 潤性ニ増 殖 シ上. 例 ヨ リモ重症 例ニ 於 ラ 瀕發 ス ル ヲ結 論 セ リ.余 ノ. 皮 細胞 ハ 直接 分 裂 及ビ間 接 分 裂 等 ヲ起 セ リ.而 シ. 例ニ 於 テ ハ43例. テ彼 ハ之 ヲ腺 癌 ノ初 期ニ シテ 「肝 ヂ スト マ」ノ存 在. 中5例. ヲ得 タ リ.(11.6%)其. 略 ボ桂 田(A)ノ 例11.8%ニ レ ドモ桂 田(B)74例. ノ率. 一 致 ス ル モ ノ ナ リ.然. 中 ノ12例16.22%ニ. ハ 及バ. ノ結 果 ナ リ トナ セ リ.余 ノ第4例 ハ 原發性 膵 癌 ニ シ テ之ヨリ肝臟 ヘ轉 移 セ ル 例 ナ リ.即 チ膵臟 ノ頭. ズ.即 チ岡 山ニ 於 ケル「肝 ヂ ストマ」 ノ膵内 寄 生 率. 部ニ 直徑 約6cm略. ハ 桂 田,ノ 例 及ビ 余 ノ 例 ヲ 合 シテ193例. 束 縦 横ニ 走 レル腫瘍 ヲ認 ム.膵. (13.47%)ノ. 割 合 トナル.猶. 中26例. ボ 球 形 割面灰 白色ニ シテ纎 維 ノ小葉 間 結 締 織 ハ. ホ諸 氏 ノ 報告ニ ヨル. 場 所ニ ヨ リ著 明ニ増 加 シ排 泄 管 ハ 著 シ ク増 殖擴 大. 膵臟 ノ病理 組織 學 的變 化 トシテ 共通 セ ル モ ノ ヲ擧. シ上 皮 ハ一般ニ其 ノ高 サ ヲ増 シ又 部 分 的 ニハ恰 モ. グ レバ大 小 膵 管 ノ擴張竝ニ 壁 肥厚 膵 管周圍 又 ハ小. 多 層 ナル ノ感ア リ.又 管 壁 ノ一 部 ノミ ガ 甚 ダ シキ. 葉 間ニ 見 ラル ル結 締 織 ノ増 殖,炎性. 上 皮 ノ増殖ヲ 呈 ス ル 部分 アリ(本. 細胞浸 潤 等 ナ. 第4例 ハ 當 教室. リ トス.猶 ホ母蟲 以外ニ蟲 卵 自身ニ ヨ ル變 化 ヲ見. 吉 田 氏 ガ膵 頭ニ 於 ケ ル「ア デ ノカン ク ロイド 」ノ1. 得ト言ヘ ル者ニ 布 川,中 村,川 村,赤 沼 等 ア リ.. 例 トシテ大 正13年岡山醫. 余 モ亦 之 ヲ認 メ得 タ リ.膵 管 上 皮 ノ扁 平重疊 上 皮. 而 シテ本 例 ハ膵臟ニ 於 テ「肝 ヂ ス トマ」ヲ認 メ得 ザ. ニ化 性 現 象 ア リ タリ ト記載 セ ルモ ノニ布 川,川 村.. リシニ ヨリ「肝臟 ヂ ス トマ」ニヨ リテ發 生 シタ リ ト. 中 村(H.)吉. 言 フ ヲ得ザ レ ドモ膽 管竝ニ膽 嚢ニ「肝 ヂ ストマ」 ノ. 田赤 沼等 ア リ.余 ノ例ニ 於 テ モ 此所. 見ニ 遭 遇 セリ.本變. 化ニ關 シ布川 ハ單層 ノモ ノ ヨ. 存 在 セ シ事ハRomanow,. 學 會雜 誌ニ 報 告 セ リ).. Ssavinychノ. 例ト 合 セ. リ重層ニ 移行 ス ル所 ノ扁平 上 皮 ノ存 スル ヨ リ 「肝. 考 フ ル時 興 味 アル ヲ覺 ユ.猶 ホ膵臟ニ 「肝 ヂ ス ト. ヂ ス トマ」 ノ機 械 的 刺 戟ニヨ リテ 化 生 シ來 リ シモ. マ 」寄 生 ア リテ膿瘍 ヲ發生 セ ル例ニ 桂 田,Ruditzky. ノ トナ セ リ.中 村(H.)ハ 又扁平 上 皮 組 織 ヨ リ遠 隔. ノ例 ア リ.余 モ亦1例(第11例)ヲ得. セル膵 組 織ニ 於テ 某 ノ迷 芽 ノ存 在 ハ 考 ヘ 難 シ トナ. ス トマ」 ノ腸 ヨリ 來 ルニ 際 シ菌 例 ヘバ 大腸 菌 ヲ伴. シ「肝 ヂ ストマ 」ニヨ ル炎 性 組 織 増 殖ニ 際 シ行 ハ レ. ヒ テ侵 入 シ(桂 田,布 川,中 村,稻 田,余. タル化 生 ナ リ トナ シ布 川 ノ説ニ賛 セ リ.上 記 文 獻. 例)肝ニ. 及ビ 余 ノ例 ヲ參照 スルニ 膵臟ニ 於 ケル「ヂ ストマ 」. 事ニ屬 ス.之. 例ニ 見 ラル ル本 化 生 現象 ハ余 モ亦「肝 ヂ ス トマ」ニ. マ」ニ 依 テ 膿瘍 ヲ形成 セ ラ レ得ベ キ ハ 首肯ニ 難 カ. ヨル モ ノナ リ ト言ヘ ル布川,中 村(H.)ノ説ニ. ラズ.猶. 同意. タ リ.「肝 ヂ. ノ第30. 炎 症 或 ハ膿瘍 ヲ形 成 ス ル 事 ア ル ハ周 知 ノ ト同樣ニ シテ 膵臟ニ 於 テ モ 「ヂス ト. ホ本蟲 ノ膵 内進 入 機轉ニ關 シテ ハ桂 田,. セ ン トス.猶 ホ「ヂ ス トマ」ノ膵 寄 生ニヨ ル膵 癌 發. 中 村(H.)ハ. 生ニ關 シテ 箆 形 二 口蟲ニ 依 ル モ ノハ未ダ 之 ヲ見 ザ. モ ノナ リ トナ セ リ.猶 ホ中 村(H.)ハ同所ニ. ル モ(赤 沼)Opistorchis. ferineusニ 於 テハ 之 ヲ見. トマ」蟲體ヲ 見 ル コ ト少 キ ハ同臟 器 ガ 「ヂ ス トマ」. 膵 頭 癌發生 セ ル モ ノ2例 ヲ. 生 活條件ニ對 シ適 當 ナ ハ居 所ニ 非 ザ ル ニ ヨル ナ ラ. ル.即 チRomanowハ. 被 動 的 機轉ニヨ リテ ノ ミ進 入 シ得 ル 「ヂ ス. 152.

(12) 633. 「 肝臟 ヂストマ」ノ病理解剖學的統計知見補遺. ン ト言ヘリ.然. ルニ 吉 田 ハ能動 的ニ 膵 内ニ 進 入 ス. セ リ.猶. ホ膽石 解 屍 例 中「肝 ヂ スト マ」寄生 例. ル モ ノナ ラン トナ シ猶 ホ實驗 的ニ 之 ヲ證 明 セ リ.. ノ率 ハ20.83%ニ. 其 ノ後 赤 沼 ハ 吉田 ノ説ニ 同 意 セ リ.有 吉 ハ家 兎 ノ. ナ リ.而. 實驗 例ニ ヨ リ膵臟 排泄 管 内寄 生 ノ「 肝 ヂ ス トマ」蟲. ス トマ 」 寄 生ト膽 石發 生ト ハ 統 計 上 重 大 ナ ル. ハ 形 態小 ナ ル モ正 常 ノ發育竝ニ 排 卵 作 用 ヲナ ス ト 言 ヘ リ.猶 ホ余 ノ例ニ 於 テ ハ胃 内ニ「ヂストマ 」存 スル モ ノ3例(Nr. 例(Nr.. 28, 38, 39)ア リタ リ.其 ノ内1. 28)ハ口 腔 内ニ 於 テ モ 「肝 ヂ ス トマ」存 セ. シ テ 之 亦 我 國ニ 於 テ 最 高 率. シ テ余 ノ取 扱 ヘ ル 例ニ 於 テ ハ 「肝 ヂ. 關 係 ア ル ガ 如 シ. 5) 膽. 嚢 内「ヂ ス トマ 」寄 生 例 ハ43例. 例ニ 於 テ之 ヲ認 メ(34.88%)其 ノ文獻 中第2位ニ. ナ リ.猶. 中15. ノ率我 國從 來 ホ膽 汁 ノ量増 加 セ. リ.. ル モ ノ 多 ク膽 嚢 腔 ノ擴 大ヲ 認 メ タ ル コ ト屡 々 ナ リ. 總 1). 6). 括. 余 ノ 取 扱 ヘ ル「肝臟 ヂ ス トマ」寄 生 例 ハ. 總 剖檢 例 ノ7.89%ヲ. ニ 最 モ 多 カ リ シ モ 寄 生數 ハ61‑70歳. ノ者 ノ者 ニ. 強ヲ 呈 セ ル モ其 ノ寄 生 率 ハ 男(10.70%)ハ. 3). ノ 内1000cc以. ア. 上 ヲ有 セ シ モ ノ11. 水發 生 率 ハ桂 田 ノ例ニ 次 グ モ. 7). 黄 疸 ハ 強 度 ナ リ シ モ ノ10例. シ モ16例. ヲ 見 タ リ,其. 輕度 ナ リ. ノ發 生 率 亦 人體 「肝 ヂ. ストマ 」剖檢 例 中 最 高 ナ リ.. 最 高 位ヲ 呈 セ リ.男 性 ノ數 ハ 女 性 ノ數 ノ6倍. 約3倍. 上 ヲ 有 スル モ ノ24例. ノ ナ リ.. 余 ノ 「肝 ヂ ス トマ 」例ハ51‑60歳. (3.23%)ノ. リタ リ.其. 例ヲ 算 セ リ.腹. 占 メ 我 國 報 告 例中 第3位. ノ 高 率 ヲ示 ス. 2). 腹 水100cc以. 女. 8). 「肝臟 ヂ ストマ」 寄 生 例ニ 於 ク ル 原發 性. 肝 癌發 生 率 ハ23.26%ヲ. ナ リ.. 文獻ニ 現 ハ レ タル「肝 ヂ ス トマ」寄 生剖. 呈 シ當教室ノ一. 屍 例ニ 於 ク ル 肝 癌發 生 率2.92%ニ. 般解. 比 シ約8倍. 檢 例 ノ統 計 ヲ見 ル ニ肝臟 ノ平均 重 量 ハ正 常 ナ. ニ近 キ發 生 率ヲ 示 シ從 來 ノ 文獻 中ニ 見 出 シ得. ル カ或 ハ減 少ヲ 示 セ リ.然ルニ 余 ノ取扱 ヘ ル. ザ ル 高 率 ナ リ.本 研 究 成 績竝ニ 從 來 ノ文獻 ヲ. 例ニ 於 テ ハ高 年者 多 カ リ シニ拘 ラズ肝臟 ノ平. 參 照 スル ニ「肝 ヂ ス トマ 」ガ 肝 癌發 生ニ 重 大 ナ. 均 重 量1567gハ増. ル 關 係ヲ 有 スベ キ ヲ思 ハ シ ム.. ヲ發生 セル10例. 加ヲ 示 セ リ.原發 性 肝癌 ノ肝 重 量 ハ 平 均2458gニ. シ. 9). 43例. 中 膵臟ニ. 「ヂ ストマ 」 ノ 寄 生 セ ル. テ甚 シキ増 加 ヲ示 シ「肝 ヂ ス トマ」ニ依 ル肝 癌. モ ノ5例. 發 生ニ 於 テ ハ重 量 増 加 スル モ ノ ニ非 ザル カ ヲ. 致 ス ル モ ノ ナ リ.而. シ テ 其 ノ 内 膵臟ニ. 思 ハ シム.猶 ホ脾臟 腎臟ニ 於 テ モ同樣 重 量 増. 發 生 セ ル モ ノ1例ヲ. 見 タ リ.. 加ヲ 示 セ リ. 4). 10). 余 ノ「肝臟 ヂ ス トマ」寄 生 例ニ 於ケル 膽. ヲ見 タ リ.其. ノ 率 桂 田 ノ 例ニ 略 ボ 一 膿瘍 ヲ. 上 記 ノ 如 ク當 教 室 剖檢 例 ノ「肝 ヂ ズ ト. マ」 寄 生 率 ハ從 來 ノ報 告 例ニ 比 シテ 特ニ 高 率 ヲ示 ス モ ノニ 非 ザ ル モ 腹 水,黄. 疸,「 肝 ヂ ス ト. 見 ラ レシ一般膽 石發 生 率 及 ビ「肝 ヂ ス トマ」症. マ 」 ノ膵 内 寄 生 等 ノ合 併 症 ハ孰. レモ高 率 ニ シ. ニ 見 ラレタ ル膽石發 生率ニ 比 シテ最 高率 ヲ示. テ 桂 田 ノ 報 告 ト概 ネ一 致 ス ル所 ア リ.而. 石發 生率 ハ11.63%ニ. 153. シテ我 國 從來 ノ文獻 ニ. シテ.

(13) 634. 菅. 膽 石發 生,原發. 幸. 雄. リ バ一 般ニ 重 篤 ナ ル ヲ 知 ラ シ ム ル モ ノ ナ ル ベ. 性 肝癌發 生 等 ハ何 レモ我 國 最. シ.. 高率ヲ 示 シ猶 ホ本蟲 寄 生ト 其 ノ發 生 ト重 大 ナ ル 關 係 ア ルヲ思 ハ シメ タ リ.斯 ノ如 ク合 併症. 擱 筆 スル ニ臨 ミ田村 教 授竝ニ 濱 崎 助 教 授 ニ. ノ著 明ニ 現 ハ ル ル ハ岡 山 地 方ニ 流 行ス ル 「肝. 謹 ミテ 深謝ス.. ヂ ス トマ」 症 ガ爾餘 ノ本 邦 流行 地ニ 於 ク ル ヨ. 文 1) 277頁. 赤 沼,朝. 鮮醫 學 會雜 誌,22卷,8號.763頁,昭. 及ビ363頁,昭. Dtsch.. med.. 和4年.. Wschr.,. Infektionskrankh., internal 8). 藤 卷,北. M.. S. 689,. Vol.. 37, p.. 443頁,大. Z.,. 13). 18). 伊 藤,愛. Arch.,. 稻 田,實. 20) 479,. 村,醫事. 26). 和2年4月.. S. 54,. 19). 23). 和7年.. 34). now. F.,. 大 生 理).. Zit. n. Ruditzky,. f. Krebsforschung, 42). Ssavinych,. Bd. A,. Russky 27, S.. Novaja. wratsch,. 402,. chirur,. 東 京醫 事 新 誌,2943號,2164頁‑2944號,2209頁,昭 6號,910頁,大. 正14年.. 岡醫雜,42年,11號,2807頁,昭 416號,大. 45). 山 極,東. f. Verdaunungs‑. 和9年6月.. Ziegler's Beitr. 治30年,12卷,14號, 正11年10月.. 越醫 學 會雜 誌,47年,11號,1099頁,. 、23卷,34頁,昭. 和4年.. 27). 菌 學雜 誌,202號,597頁,大 30) Miyake,. 治41年.. 33). Archiv. 1907,. Ztschr.. 41) 1927,. 柴 野,. Nr. 47, S. 241, 和10年8月.. 京醫 學 會雜 誌,12卷.282頁. 和5年11月,43年,4號,920頁,昭. 中 村(通),海. n. Rnditzky.. kl. Med.. Nr. 39/40.. 32). Bd. 40). 35) 37). 69, S. 1,. f. klin. 中 村(H),. 軍 軍醫團雜. 和11年5月.. 36) Oedt, Zit. W.,. 生 沼,生. 1909.. 39). 誌,. 新 島, 理學 Roma‑. Ruditzky M.G. Zeitschrift. 十 全 會雜 誌,35卷,1645頁,昭 Zit n.. Ruditzky.. 44). 田 中,北. 及ビ311頁,明 和6年4月.. 木 下,. 正 元 年8月.. 本 外 科 學 會雜 誌,16囘,1號,107頁.. 1928. archiv.,. Arch.. 京醫 學 會雜 誌,7卷,2號,51頁,. 和8年8月.. 三 宅,日. Rindfleisch,. 1909.. Goldzicher. 新醫 學 定 期増 刊,59頁,大. 小 林(晴),細. 正14年.. 38). 11). 21) Katsurada,. 中村(俊)岡醫雜,48年,5號,1114頁,昭. 京 都醫 學 會雜 誌,22卷,10號,93頁,大 解 剖 學 計數,(岡. 栗 本,東. 木 戸.北. 治42年. 京 都醫 學 會雜 誌,3卷,2號,明治39年,5卷,1號,22頁,明 21卷.121頁,昭. 1924.. 本醫 事週 報,1972號,907頁,昭. 桂田,日 25). 和11年6月. 28). 31). S. 506,. of. 越醫 學 會雜 誌,29年,199號,. 京醫 學 會雜 誌,11卷,10號,449頁,明. 治41年3月.. 1913.. 30,. u.. Arch. 地醫 家 ト臨 床,11卷,11號,. 14) Inoue,. 和2年11月.. 軍 軍醫 學雜 誌,22卷,4號,378頁,昭. Bd. 101,. 原,實. 服 部,北. 入 鹿 山, 日. 貴 家,癌,3年,2號,1頁,明. 臨 床醫 學,24年,6號,843頁,昭 小 林(M),海. 9) 福. parasitenk.. Mc. Indoe, Bd.. M.,. 京醫 學 會雜 誌,12卷,12號,17頁,14卷,13號,明治33年.. 治33年.. 新 聞,753號,321頁,明. 昭 和7年9月.. Beitr.,. 168‑241‑267,. Assoc.,. 4) Askanazy,. S. and. 和9年11月.. 17). 4號,昭. 理 學 紀 要,6卷,2號,. f. Bakteriol.. Zieglers. 和5年1月.. 井 上,東. 桂 田,東. 24) 川. Eggel,. 203, S. 75, 1911. 12). 壁 島,癌,21年,4號,310頁,昭. 1900. 22). Zentralbl.. Med.. 験醫 報,183號,昭 15). 明 治31年,11卷2號,45頁,明. chirur.,. Bd.. 有 吉,病. 6) Counceller,. Amer.. 治30年,. 621頁. 29). Askanazy,. 7). Fried J.,. 知醫 學 會雜誌,34卷,. 明 治26年.. 2). 治35年4月.. 1900.. 1926.. 9, S. 107, 1903.. 井 上,岡醫雜,218頁.明. 28, S.. 5). 28, S. 491,. 363.. Virchaw's. 16). Bd.. 1904.. 10). 正3年.. Bd.. 和7年8月.. 淺 野,岡醫雜,147號,119頁,明. 越醫 學 會雜 誌,49年,13號,1689頁,昭. 和9年11月.. u. Bokey,. krht.,. 3). Abt. I, orig.. Med.,. 1054頁,昭. 獻. 和5年. 43). 鈴 木,. 越醫 學 會雜 誌,48年, 治31年. 47). 46). 吉 田,. 吉 田,岡醫雜,. 正13年9月.. 154.

(14)

参照

関連したドキュメント

Schon im Vorwort gibt Ransmayr zu erkennen, dass er mit diesem Werk in der Tradition jener Autoren steht, die den Leser nicht allein unterhalten („delectare“), sondern

此処では,愛は先ず本質的存在者の現象に於ける分化に対する,理性の神的

ヘーゲルにおける承認論の発展 著者(英)

Durch die philosophischen Arbeiten von Waldenfels und Elberfeld zeigt sich, dass sich eine Theorie des Fremden nicht nur mit der Analyse des Verstehensprozesses und den

Jedes Sprachgebiet beinhaltet seine eigene Ansichtsweise von Wertvorstellungen und Dingen hat als Hintergrund eine andere Vorstellung von Sprache.. Darin sind der Volks- charakter,

Auch wenn Japan die Atomenergie nicht zu dem Zeitpunkt 2030 aufgibt, aber zumindest eine Frist für den Atomausstieg festlegt, wären zuverlässige Be- rechnungen der Menge des bis

Wegen der Schwierigkeiten bei der Erlernung des Klavierspiels wird der Unterricht in der Liedbegleitung oft bei Anfängern vernachlässigt, das heißt, dass der Student das

Meyers Lexikon schreibt über die Blindenschule: Die erste Blindenschule wurde l784 von dem „ Philanthropen Valentin Haüy in Paris gegründet. In Deutschland entstand die