平成26年(ワ)第1282号 債務不履行等請求事件 原 告 大西 秀宜 被 告 株式会社 AKS キングレコード株式会社 グーグル株式会社
原告 準備書面 その6
平成26年9月1日 東京地方裁判所 民事部 第31部 合議B係 御中 〒 (伏字) 住所 (伏字)(送達場所) 原告 大西 秀宜 印 電 話 070-6969-9177 本 書 面 の 趣 旨 原告は,被告 AKS,被告キングレコード,被告グーグルより準備書面を 受け取ったため,その準備書面に対して,第3回口頭弁論における指図に 従い修正する。 また,その後握手券が買えなくなるなど,追加的に発生した,被告 AKS, 被告キングレコードらが準備書面にて主張していたのとは異なることが らについても記載する。 主 張 す る 内 容 第 1 改めて原告が主張したことを纏めたもの原告の主張 その1 ファンレター上に性的な記載があること自体が問 題となり得ず,むしろ被告 AKS 及び被告キングレコードらが,中学生に対 して明示的に性的な発言をさせていることこそが問題であること 1. 被告 AKS 及び被告キングレコードは,原告が岩田華怜に対してセク シャル・ハラスメント的な行動を為していると主張しているが,セク シャル・ハラスメントは受け取り手がどう思うかに依るのであって, 受け取り手以外が一般論として論じる性格のものではない。 2. その上で,被告AKS 及び被告キングレコードの準備書面上の記載は, 被告らが全て岩田華怜からの伝聞と主張するものなのであって,捏造 の可能性があり得る。とりわけ,岩田華怜に対する被告 AKS に依る 強要の存在を当初より主張している,原告に対する反論としては不完 全である。 3. 被告 AKS の言い分及び被告キングレコードの言い分,ならびに原告 の言い分が真実かどうかについては,岩田華怜をはじめとしたAKB48 メンバー,及び岩田華怜の親族,高輪警察署警察官(第1準備書面(被 告 AKS)P17 第2段落)等を証人として法廷に召喚し,認否してはじ めて判明するものである。 4. 原告が岩田華怜に対してセクシャル・ハラスメント的な行動を為した と,被告 AKS 及び被告キングレコードが主張することに関する反論 として,とりわけ岩田華怜は,”銀魂(ぎんたま)”と名乗る漫画及び アニメを愛好していた(現在も愛好していると思われる)。これは, 甲第93号証に”銀魂”との記載があることからも証明できる。なお 当該作品は,空知英秋氏原作で,集英社が発行する“週刊少年ジャン プ”に現在も掲載され続けているものである。 5. ”銀魂”について,一般的に思われていることの概要を甲第119号
証に示す。一般的に「青年向けともいえるハードな下ネタ」「女性蔑 視や業界の内輪ネタを含む風刺描写」と思われる内容が記載されてい るとされている。なお必要であれば原告は,岩田華怜が”銀魂”を好 んでいる証拠及び,”銀魂”原作本などを追加し,書証として提出す る。 6. また”銀魂”は男性の睾丸を指す”キンタマ”になぞらえて作者が付 けた名称である。当該作品の内容の一例を示すと,宮崎駿監督の「風 立ちぬ」と同時期に公開された,同原作を基にした映画において,劇 中における映画の広告として”アレ勃ちぬ”と表記されていた。原告 が見ても性的な表現が満載の作品である。 7. 原告は,岩田華怜がそのような内容である”銀魂”のアニメや漫画の ファンであることを自ら主張していることを,原告が岩田華怜を認識 した初期より知っていた。原告も正直,アイドルである岩田華怜が” 銀魂”のファンを公言するのは,アイドルとしての清純性に関してフ ァンが疑問を持つ可能性があると考え,いかがなものかと,岩田華怜 に対してファンレター等で記載したことは何度かある。 8. その上で原告は,原告準備書面その4P139~140,項 4~8 に記載す るようなことを考えるに至ったから,原告は岩田華怜を想像してマス ターベーションを為すことに関して記載したまでである。 9. また,原告が被告 AKS 寺門朝広に関して”寺門朝勃”と記載するこ との是非については,甲第36号証に示すとおり,握手会場にて原告 を見つけ出し,原告に対していわれなき非難を為したこと,さらに甲 第36号証の2に示す通り,当時 AKB48 研究生であったサイード横 田絵玲奈が寺門朝広の問題行動を”かきごおり”を名乗る者に対して 話したと”かきごおり”が主張したことなどから,原告が寺門朝広に
対して嫌悪の念を抱き,”寺門朝勃”と記載するのは,道義的な問題 はあるとしても,不思議ではない。 10. そしてその道義的な問題の是非に関しては,本訴にて判断すべき内容 ではなく,寺門朝広が個人的に別訴にて提起すべき類のものである。 11. 少なくとも,”アレ勃ちぬ”という表現を受け入れられる岩田華怜が, 原告の記載する”寺門朝勃”を受け入れられなかったと,被告 AKS が主張することに関しては,根拠がない。 12. また原告は,たとえば岩田華怜と AKB48 において同期である田野優 花については,性的な表現を一切好まないことを認識している。 13. このため仮に原告が,岩田華怜ではなく田野優花に対して好意を抱き, 同趣旨のファンレターを書き綴ったとすれば,原告は性的な表現は含 まなかったはずである。 14. だから,原告が過去田野優花に対して出した何通かのファンレターに も,一切性的な表現は含んでいないはずである。 (尤も,原告は田野優花に対して十数通ファンレターを出した記憶は あるが,2年以上前のことであり,その内容を失念しており,断定ま ではできない。) 15. 逆に,被告 AKS は,どのようなファンが出てくるかわからないにも かかわらず,中学生を含む AKB48 メンバーに対して,肌の露出が多 い,水着等の撮影や出演を強要している。こちらのほうが,原告のフ ァンレターよりもよほど問題である。とりわけ甲第73号証,74号 証に原告が示す例が顕著である。 16. 身体的に成熟した女性が,肌の露出を多くした状態で,性的表現が多 い雑誌に写真を掲載されれば,一般読者の一定の割合の人間は,たと
え被写体が中学生であろうとも,成人女性によるヌード等の写真,及 び性交の場面を記したポルノ小説やポルノ記事に対して抱くのと同 様に,性的な目で見て性的妄想に浸り,さらにその一定の割合は,マ スターベーションなどの行為に及ぶと考えるのが,確率・統計的に考 えて妥当である。 17. そうすると,当時中学生であった岩田華怜に対して原告が性的な表現 を行ったことを,被告 AKS 及び被告キングレコードがことさらに問 題視することよりも,被告 AKS 及び被告キングレコード自身が,性 的想像を為され兼ねないような状態で,雑誌をはじめとしたメディア に対して,中学生を含む AKB48 メンバーに対して出演を強要し続け ていることこそが,真の問題点なのである。 18. なお被告 AKS らが関係する,AKB48 グループの総合プロデューサー を自称する秋元康は,AKB48 メンバーに対して,”姉妹どんぶり”な どという,男性を姉妹間で共有し性交することを連想させる,一般的 に考えて破廉恥な歌詞を歌わせている(甲第120号証,121号証, 122号証)。なおこれらのメンバーは全員,尾木プロダクションに 所属しているが,AKB48 としての活動時には被告 AKS も管理してい るようである。 19. なお当該歌詞を原告は,顕著な例として記載した。当該CD 自体はポ ニーキャニオンから発売されており,被告キングレコードに対して原 告がその責を直接問うことはできないが,被告キングレコードが発売 する CD にも,エロティックな妄想をかきたてる歌詞は存在する。 20. たとえば,被告 AKS 及び被告キングレコードは,それぞれ準備書面 において,ファンレターにおける原告の“エッチしたい”という記載 について,性行為を要求するものであり,セクシャル・ハラスメント
であり,中学生に対して為すことは許されないものであると断定し, 原告の行為を糾弾している。 21. 然るに,たとえば甲第123号証に示す通り,被告 AKS の行う公演 における,“アイドルなんて呼ばないで”という曲において,“そのう ちエッチもしてみたい”という内容の歌詞がある。これを,甲第12 4号証に示す通り,当時中学生であった,峯岸みなみ,小野恵令奈, 奥真奈美,加藤玲奈,高橋朱里,平田梨奈,大島涼花,大森美優,市 野成美らが歌っていたのである。 22. また,被告キングレコードも,甲第124号証,125号証に示す通 り,『チーム4 1st Stage「僕の太陽」』品番:KICS-1879~80 として, 当時中学生であった加藤玲奈及び高橋朱里に当該曲を歌わせ,CD と して製作・発売している。 23. 被告 AKS 及び被告キングレコードは,“エッチ=性行為”として原告 を糾弾するのであるから,秋元康の歌詞が受け取り手から,“エッチ =性行為”として認識されると考えたのは自明である。 24. そうすると,中学生に自ら性行為をしたい旨を歌わせたことを,被告 AKS 及び被告キングレコードらは準備書面にて自ら主張しているに 等しいのであるから,被告 AKS 及び被告キングレコードらは,AKB48 メンバーに対して,セクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメ ントを,意図的に為したことが証明される。 25. とりわけ,原告は自由意志によりファンレターを送付しただけである のに対して,被告 AKS 及び被告キングレコードらは,“エッチ=性行 為”であると本訴準備書面上にて自ら主張することを,中学生に対し て実名にて公演させ,CD を店頭にて販売し,利益を得ているのであ るから,そのセクシャル・ハラスメント及びパワー・ハラスメントの 度合いは計り知れないものである。
26. というのも,“そのうちエッチもしてみたい”という歌詞を中学生メ ンバーが歌うことにより,当該中学生メンバーは,ファンの一定の割 合から,性的な目線で見られることは極めて容易に想像できるからで ある。 27. このような事実により,被告 AKS 及び被告キングレコードらが,本 訴準備書面上にて幾度も主張しているような,メンバーに対する管理 義務を為していたとは到底認められない。 28. 逆に,被告AKS 及び被告キングレコードらが,“そのうちエッチもし てみたい”はあくまで作品上の表現であると主張するのであれば,原 告のファンレター上における表現についても,原告は愛情の大きさを 表現したものなのであって,原告が記載したこと自体を問題とするの は失当である。 29. ”被告 AKS は、マネジメント会社として岩田氏も含むメンバーの安 全や適切な職場環境を確保する義務”とは,個人情報の保護に関する 法律にもかんがみ,ファンらがとりたてて刑法ならびに規約違反を行 っていないのであれば(被告 AKS は,原告が出入禁止とはなってい ないことを,第1準備書面(被告 AKS)P12 最下段にて自ら主張して いる),所属メンバーからファンらの言動に関して不安を覚える内容 を見聞した場合であっても,自らの業務内容を反省し,一般的なファ ンがメンバーに対して好ましくない想像を,なるたけしないように業 務内容を改善していく義務のことを意味するのであって,個人情報の 保護に関する法律に違反してまで,恣意的にファンを特定して攻撃す ることを正当化する性格のものでは断じてない。 30. 被告 AKS 及び被告キングレコードの主張する当該義務は,自ら及び
関係者が発売する CD や雑誌等の内容の検討や,開催する握手会の運 営方針にこそ適用されるべきものである。 31. 換言すれば,被告 AKS 及び被告キングレコードの主張する当該義務 は,日本国が日本国民に対して日本国憲法を守らねばならぬのと同様 の,自己を律する義務である。 32. 然るに被告 AKS 及び被告キングレコードは,そのような義務を実際 は認識していなかったか,或いは軽視したがために,杜撰な運営とな り,その結果甲第68号証,78号証に示す通り,本年5月に岩手県 にて開催された AKB48 握手会における,ノコギリ襲撃事件に繋がっ たと原告は考えている。 33. 被告 AKS 及び被告キングレコードは,”アイドルなんて呼ばないで” のような歌を中学生に歌わせた上で CD を発売し,さらには所属メン バーがノコギリで襲撃されるような杜撰な警備での握手会運営を為 し,”メンバーの安全や適切な職場環境を確保する義務”を軽視して いながら,原告の行為のみを当該義務を理由として問題にするのであ れば,平等の概念から見ても非常におかしく,原告に対するいわれな き差別である。 34. また原告は,このように手紙などの思想内容について,企業対個人顧 客という,同列には扱えない当事者間において争いが生じないために, 企業の個人情報収集に関しての決め事について制定された法律が,個 人情報の保護に関する法律なのであって,被告 AKS 及び被告キング レコードが企業体として,個人顧客である原告の思想を問題として法 廷の場にて糾弾していること自体が,個人情報の保護に関する法律の 制定趣旨に反すると主張する。なおこれは原告のこれまでの主張と一
貫しており,反するものではない。 原告の主張 その2 ファンレターからの被告らが企業体として思想情 報を収集することは違法であること 1. 被告 AKS は,原告が岩田華怜に対して性的な表現を記載したことを 問題としているが,原告はあくまで,いちファンとしてファンレター を記載したまでである。 2. ファンどのようにファンレターを書いてこようが,被告 AKS はファ ンに対して,刑法違反などのよほどの問題がない限り,とやかく言う ことはできないはずである。 3. これは,ファンレターの書き手は,ファンレターはあくまで受け取る 予定の者に対して書いたものであって,被告 AKS ら検閲者がファン レターの書き手の人格までをも判断することを想定しているとは到 底いえないからである。 4. 原告は再三主張している通り,被告 AKS ら検閲者がファンレターの 書き手の人格までをも判断するのであれば,個人情報の保護に関する 法律第16条にて規定する,”あらかじめ本人の同意を得ないで、前 条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個 人情報を取り扱”ったこととなり,目的外利用となる。 5. それでも仮に被告 AKS が原告について問題と考えたのであれば,原 告が再三主張するとおり,個人情報の保護に関する法律第18条にて 規定される通り,まずは口頭で“性的な内容の記載はやめて欲しい” と通知すべきなのであり,それであっても原告が被告 AKS の注意を 聞かないのであれば,その上で,被告 AKS が原告に対して出入禁止
措置などを検討することも可能と考える。 6. なお,仮に被告 AKS がそのような手順を踏んでいてさえも,①ファ ンレターの内容の是非,及び②被告 AKS による原告に対する措置の 是非 に関して,原告が訴訟を提起できる内容であると原告は考える。 7. また被告キングレコードにおいては,握手会の運営に関し,「被告 AKS が原告を出入禁止処分としている」かどうかについて,原告に関する 個人情報を取得することは,一般的に想定される内容であり,個人情 報の保護に関する法律の目的に即して,適当でないとはいえないと原 告は考えるが(但し後述するように,被告キングレコードは乙第2号 証 P9 にて,被告 AKS と個人情報を共有すると明記していないのであ るから,それ自体も争点たり得る),被告 AKS が原告を出入禁止処分 としていないにもかかわらず,原告の行動の詳細を被告キングレコー ドが被告 AKS から得ることは,原告が想定し得ない個人情報の運用 であり,個人情報の保護に関する法律の規定を大幅に逸脱した個人情 報の不当収集であり,目的外利用であると断言せざるを得ない。 原告の主張 その3 ファンレターの送付に関して原告は被告 AKS らか らの準備書面を受け取るまで,被告 AKS らからなんら注意を受けていない こと 1. 被告 AKS は,原告が性的な内容を一部含んだファンレターの送付な どを継続したことを問題点としているようであるが,原告のインター ネット上(甲第31号証),電話(甲第49号証),口頭(甲第5号証, う64号証,88号証),書面(甲第8号証),内容証明(甲第14号 証)などに示す通り,甲第2号証にあるような,原告のファンレター の送付が問題であるかどうかという旨の幾度にもわたる質問に対し
て,なんらの拒否の意思も示さず,返答もしていないのである。これ は,第1準備書面(被告 AKS)P6(26),(27),P7(32),P9(45),にお いて,被告 AKS 自ら認めていることである。 2. なお原告は,P6(26),(27),P7(32),P9(45)それぞれの内容について, “ファンレターの送付が問題であるかどうかという旨の質問につい てなんらの返答もしていない”ことを被告 AKS が認めていることを 指摘しているだけであって,これら被告 AKS の記載内容の詳細につ いては,原告準備書面その4にて記載した通り,否認し,被告 AKS 及び被告キングレコードと争う。原告の各記載はあくまで岩田華怜の ことを思いやってのものであったし,現在も原告は,被告 AKS 及び 被告キングレコード以上に岩田華怜の将来について真剣に考えてい る。 3. さらに被告 AKS は,原告のさまざまな所為の結果としてさえも,原 告が出入禁止とはなっていない,すなわち被告の定める規約に違反し ていないことを,被告 AKS 自らが第1準備書面(被告 AKS)P12 最下 段にて認めているのである。 4. また被告キングレコードも,原告が握手会にて何らかの行為を行った という指摘は,“岩田華怜から聞いたこと”として捏造した意見以外 は,準備書面に記載していない。これからさえも,原告の違反行為は 認められない。 5. 原告は再三主張するが,被告 AKS 及び被告キングレコード双方とも, あくまで原告が,刑法及び,被告 AKS 及び被告キングレコードが規 定する規約を遵守しなかった場合に,被告 AKS 及び被告キングレコ ードが規定する出入禁止措置を受けることを受け,その事実に即して, 原告らファンに対して措置を講じる権利があるだけなのである。 6. 被告 AKS 及び被告キングレコードより出入禁止措置を受けていない
原告に対して,被告 AKS 及び被告キングレコードがあれこれと,フ ァンレターの中身までをも調査した上で主張し,岩田華怜と原告を握 手させなかったことを正当化することは,過去の判例において認めら れない違法な自力救済(債務履行義務の恣意的な放棄)であり,その 意味においても正当ではない。 7. 再三原告は主張する通り,仮に原告に真に落ち度があったのであれば, 被告 AKS 及び被告キングレコードは,個人情報の保護に関する法律 第18条1項に従い,これらのどれかの時点で原告に対して注意を為 せば良かっただけである。 8. とりわけ被告AKS は,第1準備書面(被告 AKS)P7(32)にて,2013/11/23 の時点では,原告の,「ファンレターが岩田華怜に渡っていないので は?」というストレートな疑問に対して,被告 AKS 郡司善孝が,原 告のファンレターが岩田華怜に渡っている旨を話したことを認めて いるのであるから,裁判所から見ても,原告には被告 AKS が主張す るような落ち度があったとは到底認められないはずである。 9. 原告の,「甲第2号証に記載されるような事実があるのかどうか,岩 田華怜が原告を嫌っていたり,ファンレターを渡していないのではな いか?」との度重なる要請に対して,被告 AKS 及び被告キングレコ ードは現在,甲第2号証に記載された内容の複数に関して事実である と主張するにもかかわらず,本訴に至り第1準備書面(被告 AKS)が 提出されるまでは,被告 AKS は原告に対して否認しないし黙秘続け たことに対して,原告は改めて,被告 AKS に対して釈明を請求する。 10. 被告 AKS 及び被告キングレコードらが,原告に対してなんらの対話 も行うことなく,訴訟においていきなり,「原告が岩田華怜に対して
セクシャル・ハラスメントを行い,さらには現在原告は精神疾患であ る」とまで断定するのであれば,このような主張を為すこと自体が, 一ファンである原告に対する,AKB48 メンバーの管理者という強権 を持つ者らからの,パワー・ハラスメントであり名誉毀損であると, 原告は主張する。 11. 裁判所は国体として,日本国憲法を遵守する義務を負う。 12. 被告 AKS 及び被告キングレコードらが,原告に対してファンレター の内容を注意した事実は,本訴における被告 AKS 及び被告キングレ コードの準備書面上の単なる言い分以外には一切認められない。 13. とりわけ岩田華怜が原告を嫌っているのであれば,岩田華怜に対する マネジメント義務を主張する被告 AKS は,岩田華怜に対する義務に 従い,岩田華怜および岩田華怜の親族の念書を書証として提出できる はずである。岩田華怜が望んでいることと被告 AKS は主張している のであるから,岩田華怜から念書を取るのは極めて容易なはずである。 14. それにもかかわらず,被告 AKS からそのような資料の提出が一切な いのであるから,岩田華怜及びその親族が言ったとする内容に関して も一切証拠がなく,裁判所は捏造の可能性があると判断するしかない。 このため裁判所は国体として,日本国憲法第21条に反してまで,原 告の言論の自由ないし表現の自由を拘束する,原告敗訴の判決を出す ことはできないはずであると原告は認識する。 15. また仮に,これだけ原告が被告側からなんらの指摘を受けていないこ とを証明してさえも,裁判所が原告敗訴の判決を下す場合,その内容 は判例として後世に援用される。 16. その場合,自由恋愛をする部下に対して妨害したい悪意の上司や,た
とえば”キャバクラ”などの風俗業界に雇われた暴力団員が,本訴に おける判例を印刷などして援用し,異性に対するセクシャル・ハラス メント行為が実際には認められないにも関わらず,一般的に見てセク シャル・ハラスメントと疑われ兼ねない行為がいくつかあったと関係 者が主張することで(原告は岩田華怜に対してセクシャル・ハラスメ ントを為したとは考えていないが),恐喝などの犯罪やパワー・ハラ スメントに援用される恐れがある。 17. 具体的には, 「あなたが本人に対して為した行為に関して,本人から聞いたり,第 三者が見た内容では,セクシャル・ハラスメント行為があった。そし て,“本人から聞いたり,第三者が見た内容では,セクシャル・ハラ スメント行為があった。”ことを根拠として,セクシャル・ハラスメ ント行為を認めた判例がある。これを参照願いたい(と,本判例を示 す)。 このため,訴訟をすれば我々が必ず勝つ。訴訟をして世間に氏名及び 内容を知られると,あなたもいまの職に留まれなく,人生が滅茶苦茶 になる可能性がある。ここは示談金として○○万円をいただきたい」 などと主張することで,恐喝を助長する根拠判例となる可能性が多分 にあるのである。同様にパワー・ハラスメントも助長し兼ねない。 18. このように,判例として将来的に援用される可能性という理由からし ても,被告 AKS 及び被告キングレコードらの主張は到底認められる ものではない。 第2 第 2 準備書面(被告 AKS)に関する認否 イ) 第 1 原告準備書面その 2 について
1. 否認し争う。
2. 被告 AKS は,AKB48 NOW on Google+に関して、被告 AKS と被告 グーグル社ないしグーグルインクとの間に格別契約関係もない旨を 主張しているが,甲第27号証 P1 において,グーグルインクが所有 し , 被 告 グ ー グ ル 社 も 関 与 が 疑 わ れ る“google.com” サ イ ト 上 に て (c)AKS 表記が為され,被告 AKS が権利を有する画像を多数掲載して いることと反する。 3. さらには,甲第27号証 P2 で,“Google はツアー、ライブなどで AKB48 と姉妹グループとファンとの交流が深まるように Google+を 通して技術サポートを行っていきます”と記載していることとも反す る。これは,被告 AKS と被告グーグル社ないしグーグルインクとの 間において,技術サポート契約が為されていることを記したものと認 められるからである。 ロ) 第 2 原告準備書面その 4 について 1. 否認し争う。 2. 被告 AKS は,甲第2号証の書き込みを被告 AKS 関係者が記載したも のではないと主張するが,被告 AKS 関係者が記載したものではない と主張するに相応の根拠がなく,このような主張は失当である。 3. とりわけ,原告が主張してきた通り,甲第2号証には,原告の行為に ついて一般人が知り得ない内容が含まれている。 4. そればかりか,被告キングレコード準備書面(1)P12 1段落目に 記載されている内容に及んでは,原告が原告準備書面その4P173 に て証明している通り,甲第2号証にてインターネット上で記載されて いる内容と,一字一句異ならないのである。 5. そうであれば,被告 AKS は,被告キングレコードと会話した者をは
じめとして被告 AKS 内部を調査し,調査結果を報告することがなけ れば,甲第2号証の書き込みを被告 AKS 関係者が記載したものでは ないと主張する証明とはならない。 6. また逆に,このような内容を被告 AKS が証明を為すことなく,なん ら理由がないにもかかわらず原告に対して繰り返し否定してきてい ることは,甲第2号証の書き込みは,被告 AKS 内のいち個人の犯行 にとどまらず,被告 AKS の企業としての犯行と認められる。 2 原告が民法 90 条等に違反すると主張する各行為について (1)ア ①について(欺(?)によるファンレターの収集) 1. 否認し争う。 2. 原告のファンレターの内容にまで踏み込んで,原告の思想をチェック し判断を下すのは,個人情報の保護に関する法律第15条から18条 に違反するのであって,被告原告を欺いたと言わざるを得ない。 イ ② について(ファンレターやインターネットからの原告の情報の収 集) (ア) 1. 否認し争う。 2. “岩田氏の承諾を得て被告 AKS 担当者が原告のファンレターの内容 を確認する” 時点において,被告 AKS は個人情報の保護に関する法律第15条か ら18条に従えば,原告に対して個人情報の保護に関する法律第15 条に規定する目的以外にて個人情報を取得しているのであって,同法 第18条に従い, “個人情報取扱事業者は、個人情報を取得した場合は、あらかじめそ の利用目的を公表している場合を除き、速やかに、その利用目的を、
本人に通知し、又は公表しなければならない。” ことに,明白に反する。 イ ② について(イ) 1. 否認し争う。 2. 被告 AKS に所属するメンバーに関して,被告 AKS が行うべき義務に よりさまざまにチェックすることがあり得ることは認めるが,チェッ クした内容については,個人情報の保護に関する法律によれば,本人 に通知することがないのであれば,被告 AKS には,不特定の者の書 き込みとして収集する権限しか認められていない。 3. 被告 AKS が原告に対して通知することなく,原告の書き込みと断定 して収集し判断を加えることは,個人情報の保護に関する法律第15 条から18条に反する。 4. たとえインターネットからの取得であってさえも,被告 AKS はイン ターネット上からの情報取得,及びその利用目的について,それぞれ 同法第15条及び第16条,第18条に規定してあるにも関わらず, 原告ら顧客に対して一切通知していないのであるから, 第十七条 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個 人情報を取得してはならない。 に明らかに反する。 イ ② について(イ)(i) 1. 否認し争う。 2. なお,検閲に関して,原告の黙示の承諾があったことについては,甲 第5号証 P1 の記載などの通り,原告が明示的に認めているのは明ら かであり,認める。
3. 然るに,被告 AKS は,甲第9号証 P2 を援用し, “「ファンレターは運営側で検閲した後、メンバーに渡す」旨の記載 がある。” などと主張し,メンバーに渡せない場合について,ファンレターを出 した者に対して連絡する義務がないかのような主張を為している。 4. が,甲第9号証 P3 に示す通り,AKB48 劇場備え付けの用紙には, “メンバーに渡せない場合のみ,ご連絡致します” とあるのであり,これを無視するわけにはいかない。 5. なお原告は,ファンレターを AKB48 劇場にて渡す時点で,当該用紙 に記載した経験が何度もある。 6. 当該用紙にて被告 AKS 自らが主張していることからも,メンバーに ファンレターが渡せない場合について,原告に対して連絡する義務が, 被告 AKS には存在する。 イ ② について(イ)(ⅱ) 1. 否認し争う。但し,“また、被告 AKS は、~岩田氏等メンバーの承諾 の有無にもかかわらず、正当な理由に基づくものとして何ら違法性は ない。”までは認める。 2. 然るに,“岩田氏やその親族から性的表現や岩田氏の人格否定を含む ファンレターが送付されるとの指摘を受けていたことから”といくら 被告 AKS が主張しようが,岩田華怜にファンレターが渡らない場合 は,甲第9号証 P3 “メンバーに渡せない場合のみ,ご連絡致します” に反するのであって,到底認められず失当である。 ウ ③ について(ア)
1. 否認し争う。 2. 全てのファンレターにおいて,岩田華怜に一旦渡った上で,岩田華怜 が郡司善孝らに処分を依頼していたのであれば,それに関しては岩田 華怜の自由意志である。然るに,原告のファンレターが,仮に岩田華 怜からの依頼であったとしても,岩田華怜に渡ることなく郡司善孝ら が処分を為していたのであれば,その時点で甲第9号証 P3 “メンバーに渡せない場合のみ,ご連絡致します” に反するのであって,到底認められず失当である。 ウ ③ について(イ) 1. 否認し争う。 2. 被告 AKS は,“既に主張したとおり、原告のファンレターは一応岩田 氏に渡っていたのであり”と記載しているが,それは全てのファンレ ターが渡っていた場合にのみ成立する言い訳である。 3. ある時点から,岩田華怜にファンレターが渡っていなかったのであれ ば,その時点で甲第9号証 P3 “メンバーに渡せない場合のみ,ご連絡致します” に反するのであって,到底認められず失当である。 3 (1) 1. 否認し争う。 2. 原告準備書面その4P63 などにも記載した通り,“態度をあらためな い限り”の“態度”とは何なのかが相変わらず不明であり,説明にな ってはおらず失当である。 3 (2)
1. そのような意図で原告は主張を為したわけではないが,原告の記載で あるために認める。 2. 但し,それらの記載はあくまでファンレターの一部なのであって,フ ァンレターの内容の大部分について,岩田華怜をはじめとしたAKB48 メンバーのことを心から思いやるものであったことは,甲第70号証 に示すファンレターや,甲第101号証に示す,ファンレターに添付 した公演の感想を読めば明らかである。 3. にもかかわらず,被告 AKS は原告の一面のみを恣意的に取り上げて 判断していることに関して,原告は被告 AKS に対して憤りの念を表 明する。 3 (3) 1. 否認し争う。 2. 主張の詳細は,本書面 第 1 改めて原告が主張したことを纏めたもの を参照願う。 3. なお, ・原告が躁病で休職をした経験があること(同 66 頁下段「だから、」 ~ 「来れんかった」) 当該記載に関しては,原告が原告準備書面その4P112,113 において 主張していることに呼応した記載であると想像されるが,原告が躁病 で休職をした経験があることをファンレター上にて記載したからと いって,被告 AKS が第1準備書面(被告 AKS)P16 下部において,原 告が現在も精神疾患であると断定した理由とはなり得ず,原告が原告 準備書面その4P112,113 にて反論した通り,被告 AKS の主張は失 当である。 4. そもそも,いくらファンレターの検閲にてファンレターの内容を伺い
知れようが,原告の疾患の状況を被告 AKS が収集し判断を加えるこ と自体が個人情報の違法収集なのであり,さらに本訴の争点とはなん ら関係がないのであるから,被告 AKS が準備書面に記載する必要性 は全くなく,本記載は原告に対する名誉毀損である。 第3 被告キングレコード準備書面(2)に関する認否 第 1 訴えの追加的変更について 1. 否認する。しかし,本内容は第3回口頭弁論において裁判所から認め られたのであるから,争いはない。 第 2 握手券付 CD の販売が不当表示・抱き合わせ販売等にあたらないこと 1. 否認し争う。 2. “原告に対して握手会への参加を拒んだのは原告の岩田に対する言 動が原因なのであって”などとの記載があるが,被告キングレコード は,言動の結果として原告が被告 AKS から出入禁止措置を受けてい るかどうか,当日会場にて出入禁止措置を受けるような行為があった か,について確認できるだけである。これは丙第2号証 P9 における 個人情報の取り扱いを読めばそのように取れるのであって,どちらの 事実も認められないのであるから,被告キングレコードの主張は失当 である。 3. なお,原告も改めてチェックしたところ気づいたが,丙第2号証 P9 には,被告キングレコードは被告 AKS と個人情報を共有する旨を記 載していない。その点から,被告キングレコードが,原告が被告 AKS に提出したファンレターの情報を収集することは違法であるのみな らず,被告キングレコードが被告 AKS から出入禁止者等の情報を収
集することもまた,個人情報の保護に関する法律第15条に規定する 目的として掲示していないのであるから,いくら事実上暗黙の了解が あろうとも違法である。これは,甲第98号証 P5 A3-1 に示した通 り,消費者庁の指針に拠っても,目的を特定したとはいえないことか らも明らかである。 4. 主張の詳細は,本書面 第 1 改めて原告が主張したことを纏めたもの を参照願う。 5. なお,被告キングレコード及び被告 AKS は,“先日開催された AKB48 夏祭り”において,握手券を金券として取り扱った。甲第126号証か らも,さまざまな催し物に対して,被告 AKS 自らが“(参加するには 握手券が1枚必要です)”と記載しているのが読み取れる。 6. またこれら以外にも,通常 300 円程度にて売られていたかきごおりな どの商品を,AKB48 グループメンバーがサプライズにて手売りする 場合のみ,握手券と引き換えとされた事実が,インターネット上にて 多数報告されている。 7. これらの事実からも,被告キングレコード及び被告 AKS は,握手券 を,“握手をする権利”を表象し,その上で少なくとも 300 円の価値 があるものとして扱っているのは明らかである。 第 3 原告が掲示した禁止事項を守っているとの主張について 1. 否認し争う。 2. 主張の詳細は,本書面 第 1 改めて原告が主張したことを纏めたもの を参照願う。 3. なお,“中学生に対してその親の養育方針を非難するなどという行為 は,その中学生の人格を否定するに等しい行為”とあるが,世界中の
親の養育方針が必ず正しいのであれば,児童虐待をはじめとした問題 は存在し得ないこととなってしまう。 4. 岩田華怜に対して,両親から虐待などの事実は認められない。然るに, 岩田華怜が将来的に芸能活動において成功するためには,両親の養育 方針が誤っていると考えるに十分な理由を原告は発見したがために, その旨をファンレターにて主張したまでであり,なんら問題はない。 5. また,“4 さらに,原告は,上記 2 の行為はもっぱらファンレターで 行っていたのであるからファンレターの送付中止を要請すれば良か っただけであると述べるが(原告準備書面その4の 174 頁, 176 頁), 岩田と直に接触する機会がある握手会の方が岩田が危害を受ける可 能性が高いことは誰の目にも明らかであって” とあるが,岩田華怜が原告のファンレターから危害を受けた事実自体 が認められないのであるから,このような主張は失当である。 第4 被告グーグル株式会社 準備書面(1)に関する認否 1. 否認し争う。 2. 主張の詳細は,原告準備書面その5 を参照願う。 3. なお,原告準備書面その5 提出後も,原告が訴える同様の事象は発 生し続けている。 4. 原告準備書面その5 にて原告が記載した通り,“Google 社員入谷” の所属企業について原告は釈明を求める。 5. さらに,本準備書面P14 に記載した通り,“google.com”サイト上にて (c)AKS 表記が為され,被告 AKS が権利を有する画像を多数掲載して いることについて,被告グーグルがなんらの関与もしていないはずは
なく,本内容についても原告は釈明を求める。 6. なお,原告準備書面その3 P7~8 項 23~28,及び甲第61号証に て原告が主張した,中村成朔季氏に関しては,Google+サービスにお いて新たに ID を得て復活したようで,現在同様の投稿を繰り返して いる。そして原告は,同様の事象の発生を確認している。 7. 然るに当該内容は,中村成朔季氏が被告 AKS 関係者にのみ情報を公 開することにより,中村成朔季氏の意思により発生する可能性がある と原告は思い,本訴にて参考例として主張するには不十分であると考 えるに至った。 8. 当初原告は,自らアイドルになりたいと主張する中村成朔季氏が,自 らの投稿を一般に公開しているのは自明のこととして考えていたの であるが,同項 25 に記載した通り,中村成朔季氏は原告をアクセス ブロックしてきたことからも,中村成朔季氏が被告 AKS 関係者にの み情報を公開していることは十分に考えられることである。 9. 中村成朔季氏が,自らの言動・主張を一般に対して示さないことは, 仮にアイドルとしてデビューできた後は,その行動が一般人に晒され る運命にある,アイドルを目指す者として首尾一貫性がなく,被告 AKS からもそのように判断されアイドルには向いていないと思われ 兼ねないことを,中村成朔季氏が理解できていない可能性は十分有り 得るのである。 10. このため,原告準備書面その3 P7~8 項 23~28,及び甲第61号 証の,中村成朔季氏に関する内容について,原告は取り下げる。 第5 被告 AKS は,窪田康志社長を更迭せねばならないほどに,内部が腐
っている件 1. 週刊文春7月31日号により,被告AKS の社長であった窪田康志が, 数十億円の使い込みを問題視され,親会社である京楽より社長から更 迭された旨の報道が為された(甲第127号証)。 2. 甲第127号証 P2 によれば,“AKS は AKB48 ほどの人気グループを 運営管理しながら,約二十四億円の営業損失を出している。”とあり, その原因と思しき内容として,“AKS が社長の窪田氏に巨額の金を貸 し付けた形になっていた。その額は約三十六億円に及ぶそうです。そ れとは別に窪田氏には,年二十四億円もの金が流れていた”との記載 がある。 3. “年二十四億円”との記述が,どの程度の期間継続して為されたもの を示すかは分からないが,少なくとも原告が AKB48 のファンとなっ た 2011 年には,AKB48 は“国民的アイドル”と言われており,CD はミリオンセラーを連発し,人気絶頂と言っていい状態だったのであ るから,2011 年から 2013 年の3年間に年二十四億円ずつ被告 AKS から窪田康志に対して資金が流れたとすると,約三十六億円の融資と 合わせると,百億円を超える規模の不正な金の使い込みとなる。 4. これは,甲第127号証 P3 にあるとおり,窪田康志が,刑法第24 7条に規定する背任罪を働いた可能性を十分に示唆するものであっ て,本来は警視庁が動かねばならぬ問題である。 5. ところが,原告が本訴および他の刑法に関係する内容を警視庁に幾度 も訴えてさえも,警視庁の担当刑事は決まりきったことを言うか,上 司からの指図を伝達するのみであり,原告の訴えの内容を自主的に考 えて理解することなどなかった。これでは原告は,日本の警察組織の 刑事達は,上職(親)の言いつけしか聞けない,小学生と同等の知能 しか有していないと断言せざるを得ない。
6. そのような体たらくの警視庁の刑事達が,刑法第247条に規定する 背任罪の疑いにて窪田康志に関して捜査することなど,彼ら理解可能 な範疇をあまりに超越しているために,原告は期待できないのである。 7. 然るに,裁判所としては,甲第127号証を基として,被告 AKS の 社長であった窪田康志及びその部下達が,結託して刑法違反を働いた 可能性を否定できないはずである。 8. 少なくとも,被告 AKS において社長自ら不法行為を働いていたのは 明らかなのであるから,被告 AKS の社員は,社長に反してまで,遵 法精神に則って行動していたとは到底考えられない。 9. 被告 AKS は,週刊文春が勝手に書いたものであって事実ではなく, 窪田康志による不法行為は明らかではない,と主張する可能性もある が,被告 AKS は,窪田康志と,元 AKB48 メンバーであった篠田麻里 子及び河西智美に関する不適切な関係について報道した週刊文春に 関して,平成25年(ワ)15565号事件において,文藝春秋社を相 手として名誉毀損訴訟を為している。 10. 然るに今回の報道において,窪田康志及び被告 AKS は,文藝春秋社 を相手として訴訟を為そうとしている形跡がないのであるから,当該 記事の大部分は事実であると,窪田康志及び被告 AKS は認めたと考 えられるのである。 11. 以上の考察により,被告 AKS において当時社長であった,窪田康志 自ら不法行為を働いていたことを原告が主張することに対して,本訴 において十分な反論が被告 AKS から為されない限り,窪田康志の不 法行為は存在したと見做さざるを得ないのである。
12. このような被告 AKS の企業体質からも,甲第2号証の書き込みに関 して,原告が様々な証拠を提出して追及し,被告 AKS に対して釈明 を求めているにも関わらず,被告 AKS が,“被告 AKS 関係者が記載 したものではない”と主張することのみをもって,“被告AKS 関係者 が記載したものではない”と裁判所が判断を為すことはあり得ない。 第6 原告が握手会 CD を買えなくされた件 1. 被告 AKS 及び被告キングレコードは,第1準備書面(被告 AKS)P11, 被告キングレコード準備書面(1)P4 などにて,原告の CD の購入 を拒絶することなど主張していないし,概念ができない旨を主張する が,現に原告は,甲第128号証に示す通り,2014/8/27 に発売され た「心のプラカード」の“劇場盤”CD を買えなくされる事象が発生 した。岩田華怜のみならず,小林茉里奈及び平田梨奈についても,不 当に落選した。なお,甲第128号証には,2014/7/17 付及び 2014/8/1 付にて,公正取引委員会に送付した内容の一切を添付した。 2. これは原告が,訴状 第4 原告の主張及び想定されること P22 項 8 にて指摘した通りの内容である。“インターネットで警告”,のとこ ろが,“郡司善孝らにより口頭で警告”と若干変わったのみである。 3. 準備書面上において,被告 AKS 及び被告キングレコードらは,郡司 善孝らの発言自体を否定しているが,原告は聞いたことを直後にメモ している上,日立製作所在職時代に1人で資料を作成し,打ち合わせ を為していた原告が,そうそう大幅に間違えるものではない。その上, 本訴における原告の言動及び書面の提出状況を鑑みても,原告が,打 ち合わせした内容に関して大幅な認識の誤りがないことについて,裁 判所としても推測することは容易であると考える。
4. 原告は,被告 AKS 及び被告キングレコードが,原告を見かけ上合法 的に株式会社キャラアニのブラックリストに載せて CD 及び握手券を 販売しない手法として,匿名の者を装い,原告に対して虚偽の CD 送 付を行った可能性があると考えた。このため,そのことを理由として 原告をブラックリストに載せないように,内容証明郵便にて依頼した。 (甲第128号証の資料17) 5. このため,そもそも原告は架空注文の被害者なのであるから,原告が 株式会社キャラアニのブラックリストに載っているはずはない。 6. 被告キングレコードは,自ら丙第2号証を示し,P9 を援用して,原 告に関するファンレターの情報を被告 AKS と共有することさえをも 正当なものとして主張するのであるから,被告キングレコードが同頁 に記載する通り,被告キングレコードは株式会社キャラアニに対して, どうして原告の CD 及び握手券購入を不可と判断したかの理由を含む, 原告の個人情報を共有することが可能であることを,原告は認める。 7. その上で,株式会社キャラアニがどうして原告に対して当該CD の販 売を拒絶したのかの理由に関して,被告キングレコードに対して調査 の上,釈明を請求する。 ・東京ドームコンサートと,「心のプラカード」の顛末 - 以 上 -