基礎学力テスト (家政学部 管理栄養士専攻) 一般推薦/2018
Ⅰ 生物の特徴に関する問題である。下の問 1 〜問 4 に答えよ。
生物のからだを構成する細胞は、形や大きさなど多様である。動物細胞 や植物細胞のように核をもつ細胞を真核細胞といい、核の他にもaさまざ まな構造体がみられる。一方、原核細胞と呼ばれる真核細胞とは異なる特 徴をもつ細胞が存在する。真核細胞、原核細胞からなる生物をそれぞれ真 核生物、原核生物という。
右図は植物細胞の模式図と一部の構造体の拡大図である。
問 1 下線部 a に関する次の問いに答えよ。
⑴ 真核細胞にみられる構造体の特徴である。最も適切な構造体を図中のア〜キから 1 つ選びその記 号と名称を答えよ。
⑵ 次の物質と関係のある構造体を図中のア〜キから 1 つ選べ。
① セルロース 7 ② クロロフィル 8 ③ アントシアン 9
問 2 原核細胞からなる生物を、次の①〜⑥からすべて選べ。 10 ① ゾウリムシ ②大腸菌 ③納豆菌 ④ ネンジュモ ⑤ ミカヅキモ ⑥ミドリムシ
問 3 真核細胞の構造体の中には、もともと原核生物だったものが他の単細胞生物の細胞内に入り込んで形 成されたものがあるとする説がある。この構造体は何か。2 つ挙げよ。ただし解答の順序は問わない。
11 、 12
問 4 問3のような説の根拠として、原核生物が起源とされる構造体の内部に共通してみられる構造は何か。
13
(選択問題)
生 物 管理栄養士専攻
構造体の特徴 記号 名称
内部に細胞液を含み、物質の貯蔵や濃度の調節に関係する。 1 2 細胞内外を仕切り、細胞への物質の出入りを調節する。 3 4 酸素を利用して有機物を分解し、エネルギーを取り出す。 5 6
ア エ
キ
カ オ イ
ア ウ エ
Ⅱ 遺伝子とその働きに関する問題である。下の問 1 〜問 9 に答えよ。
A.下図は DNA の構造を模式的に表したものである。
aある二本鎖 DNA を調べたところ、アデニンが 30% であった。さらに、b下図に示す DNA の長さを測っ たところ、1.7nm であった。
図 問 1 図中のア〜ウを何というか。
ア: 14 、イ: 15 、ウ: 16
問 2 図中ア、イ、ウが結合して出来るエを何というか。 17 問 3 下線部 a の DNA において、グアニンの割合は何%になるか。 18
問 4 下線部 a の DNA の一方の鎖では、シトシンが 18%であった。このとき、他方の鎖におけるシトシン の割合は何%になるか。 19
1.7nm ア
イ ウ
オ エ
問 5 あるウィルスの二本鎖 DNA 分子を電子顕微鏡で観察した。その結果、長さが 102 μ m であった。
この分子には何個の図中エがあるか。 20
問 6 下記文章で正しいものを 3 つ選べ。 21 〜 23
① アデニンがシトシン、チミンがグアニンと特異的に結合することを相補性という。
② mRNA の炭素 5 つの並びが 1 つのアミノ酸を指定する。
③ アデニン、グアニン、シトシンは DNA と共通であるが、RNA には、チミンの代わりにウラシ ルが含まれている。
④ 塩基配列の一部が TACCGA であるとき、転写側は GCAATC である。
⑤ シャルガフが DNA の構造モデルを発表した。
⑥ DNA から DNA に転写される。
⑦ DNA は二本鎖、RNA は一本鎖として存在している。
⑧ 含まれる糖は、DNA はデオキシリボース、RNA はリボースである。
⑨ ワトソンとクリックが、DNA に含まれる糖の割合を発見した。
B.酵素の働きに関する文章である。
生体内では温和な条件にもかかわらず数多くの化学反応が効率よく進行している。これには酵素が重要な 働きをしている。
以下の酵素の実験を行った。
⑴ 試験管を 3 本用意し(A~C)、それぞれに過酸化水素水 5mL を入れる。
⑵ 試験管 A に石英粒、B に酸化マンガン(Ⅳ)、C にすりおろしたダイコンを入れる。このとき、
石英粒、酸化マンガン(Ⅳ)、すりおろしたダイコンの質量は、ほぼ同じにしておく。
⑶ 各試験管内で気泡が発生するかどうか観察する。気泡が発生した試験管であれば、一定時間後に 火のついた線香を試験管内に入れ、酸素の発生の有無を調べる。酸素が発生したときには、線香の 火が激しく燃え上がる。
⑷ すりおろしたダイコンの一部を、室温で 4 〜 5 日放置する。
⑸ ⑷のダイコンを用いて、方法⑴〜⑶をくり返す。
問 7 酵素が発生した試験管をアルファベットで答えよ。 24 問 8 この実験で化学反応を促進した物質を何というか。 25 問 9 ⑷、⑸の実験結果について 20 文字以内で答えよ。 26
Ⅲ 生物の体内環境の維持に関する問題である。下の問 1 〜問 4 に答えよ。
ヒトには、病原体などの異物からからだを防御するさま ざまなしくみが備わっている。異物を排除するしくみとし てa生まれながらに備わり不特定の物質に対してはたら くしくみ、b抗体が中心となるしくみ、c抗体は関係せず 細胞が特異的に直接作用するしくみがある。
あるマウスに、過去に侵入したことのない抗原 X を注 射し、40 日後に再び抗原 X を注射した。右図は血液中の 抗体産生量を示したものである。
問 1 下線部 a に関する次の問いに答えよ。
⑴ このしくみを何というか。 27
⑵ 体内に侵入した異物は、好中球やマクロファージの働きにより排除される。この働きを何という か。 28
⑶ このしくみを担当するマクロファージは、血液中の有形成分の一種に由来する。この有形成分を 何というか。 29
⑷ 下線部 a のしくみに対し、下線部 b、下線部 c のしくみを合わせて何というか。 30
問 2 下線部 b に関する次の問いに答えよ。
⑴ このしくみを何というか。 31
⑵ 抗体を構成するタンパク質の名称を答えよ。 32
⑶ 抗原 X に対する 1 回目の注射後の反応について、次の①〜⑤を反応が起こる順に並べよ。
33
① 活性化された B 細胞は分裂して増殖する。
② 樹状細胞が抗原 X を取り込んで分解する。
③ 樹状細胞が T 細胞に抗原の断片を提示する。
④ T 細胞が B 細胞を刺激する。
⑤ 分化した抗体産生細胞が抗体を産生する。
100 ア
イ
ウ エ 10
1
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 日
血液中の抗体産生量︵相対値︶
1回目の注射 2回目の注射
① ②
③ ④
3
基礎学力テスト (家政学部 管理栄養士専攻) 一般推薦/2018
問 3 下線部 c に関する次の問いに答えよ。
⑴ このしくみを何というか。 34
⑵ このしくみで直接抗原を攻撃して排除する細胞を何というか。 35
⑶ このしくみに関係するものを次の①〜⑥から 2 つ選べ。ただし解答の順序は問わない。 36 、 37
① ABO 式血液型の分類 ② スギ花粉症 ③ 臓器移植における拒絶反応 ④ ツベルクリン反応検査 ⑤ 毒ヘビにかまれた場合の血清療法 ⑥ ワクチンの予防接種
問 4 抗原を注射したときの血液中の抗体産生量の変化について、次の問いに答えよ。
⑴ 2 回目の注射後の抗体産生量の変化を、図中のア〜エから 1 つ選べ。 38 ⑵ この変化を何というか。 39
⑶ 1 回目の抗原の侵入後に体内に保存され、2 回目に同じ抗原が侵入した際にからだの防御にかか わる細胞を何というか。 40
Ⅳ エネルギーの循環に関する問題である。下の問 1 〜問 5 に答えよ。
問 1 図中のア 41 、イ 42 、ウ 43 、エ 44 に適する語句を答えよ。
問 2 図が炭素循環の場合、大気中および水中で炭素はどのような形で存在するか。 45
問 3 この循環が窒素の場合、植物を生態系で生産者とするとき植食性動物 46 、肉食性動物 47 、 細菌類・菌類 48 をそれぞれ何というか。以下の①〜⑥から選べ。
① 二次(高次)消費者 ②捕食者 ③一次消費者 ④被食者 ⑤分解者 ⑥窒素同化 問 4 図中 A には窒素化合物はどのような形で存在するか。 49
問 5 また、この土中からの窒素化合物が大気中に窒素分子として放出されることを何というか。 50 プラン植物
クトン プラン動物 クトン 遺体・排出物
遺体・排出物 細菌類・菌類
植物 植食性動物 肉食性動物 人間活動
火山 大 気 中
(ウ)
(エ) (ア)
(イ) (イ) (イ)
水 中
A
(石炭・石油など)化石燃料
⑤ ⑥
4
解答/生物、化学 (家政学部 管理栄養士専攻) 一般推薦/2018
化学 生物
1 2 3 4 5
オ 液胞 ウ 細胞膜 ア
6 7 8 9 10
ミトコンドリア イ エ オ 2, 3, 4
11 12 13 14 15
ミトコンドリア / 葉緑体 ミトコンドリア / 葉緑体 DNA デオキシリボース(糖) リン酸
16 17 18 19 20
塩基 ヌクレオチド 20% 22% 1.2×106個
21 22 23 24 25
③ or ⑦ or ⑧ ③ or ⑦ or ⑧ ③ or ⑦ or ⑧ B と C 触媒
26 27 28 29 30
酸素の発生速度が
低下した。 自然免疫 食作用 白血球 獲得免疫
適応免疫
31 32 33 34 35
体液性免疫 免疫グロブリン ②⇒③⇒④⇒①⇒⑤ 細胞性免疫 キラー T 細胞
36 37 38 39 40
③/④ ③/④ ア 二次応答 (免疫)記憶細胞
41 42 43 44 45
光合成 呼吸 吸収(溶解) 放出 二酸化炭素(CO2)
46 47 48 49 50
③ 一次消費者 ① 二次(高次)消費者 ⑤ 分解者 アンモニウムイオン、
アンモニア塩(硝酸イ
オン、硝酸塩) 脱窒
1 2 3 4 5
食品添加物 製錬 鉄 ジュラルミン カリウム
6 7 8 9 10
ポリエチレンテレフタラート 枝付きフラスコ リービッヒ冷却器 アダプター 三角フラスコ
11 12 13 14
蒸留 ② (2) 急激に起こる沸騰(突沸)を防ぐため
15 16 17 18 19
価電子 共有結合 配位結合 H3O+ オキソニウム
20 21 22 23 24
酸素 非共有電子対 アンモニウム 窒素 2
25 26 27 28 29
O2 2 0.10 8.0 6.0
30 31 32 33
電離 H+ (水素イオン) H3O+ (オキソニウムイオン) 酸
34 35 36 37
ブレンステッド、ローリー HCl + H2O → Cl- + H3O+ 0.040 990
38 39 40
5 2KMnO4 + 5H2O2 + 3H2SO4 → 2MnSO4 + 5O2 + 8H2O + K2SO4 還元
17