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加藤秀雄先生,外岡豊先生,山下勇一先生の定年退職にあたって

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Academic year: 2021

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加藤秀雄教授

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山下勇一教授

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 埼玉大学経済学部は,急速に世代交代が進行しており,本年度も,多数の定年退職教員をお送りする ことになった。

 加藤秀雄先生は,法政大学工学部をご卒業後,民間企業を経て東京都商工指導所に入所され,20年 余にわたって中小企業に対する経営支援・指導に携わられた。その後,大学教員に転出され,29年4 月から7年にわたり本学で教鞭をとられた。御担当の「中小企業論」ではその丁寧な説明によって多く の学生を魅了しただけでなく,大学院博士前期課程・後期課程では,現場の第一線に身を置く多くの社 会人大学院生を指導され,学位取得に導かれた。先生のウィットを含む批判的なコメントは,社会人大 学院生指導においてなくてはならぬ存在であった。加藤先生は,『日本産業と中小企業』(新評論,2 年)や『外需時代の日本産業と中小企業』(新評論,25年)を含む数多くの著作・論文を刊行され,

わが国中小企業研究に多大の貢献を果たされた。さらに,大学運営面では,24年度に新設された人文 社会科学研究科において経営学研究領域長を勤められている。

 外岡豊先生は,早稲田大学大学院理工学研究科において博士号を取得された後,財団法人軽量計画研 究所に入所され,16年4月に本学に赴任された。爾来,20年の長きにわたり本学の「環境政策論」を 担当され,数多くの学部学生・大学院生の指導に当たられると同時に,大連理工大学,西安交通大学で 客座教授を勤められるなど,国内外で幅広い教育研究活動に携わられ,多くの学生を育てられた。また,

この間,数多くの国際学会報告や英文を含む論稿や報告書などを刊行されただけでなく,日本建築学会 の地球環境委員会委員長などを歴任され,さらに,雑誌『産業公害』(現『環境管理』)誌の優秀論文賞

(12年)をはじめ,少なからぬ賞を受賞された。外岡先生は,学内では,社会環境設計学科長を2期 2年間勤められただけでなく,数多くの学内委員を兼任され,人文社会科学研究科では社会学研究領域 長を勤められた。独創的な視点からなされる先生のご発言は,ややもすればステレオタイプな議論に終 始しがちな学内の会議で,新鮮な論点を提供することもしばしばであった。

 山下勇一先生は,早稲田大学大学院商学研究科博士課程を満期退学された後,17年に埼玉大学経済 短期大学部に奉職され,12年に同部の廃止とともに経済学部に転任された。短期大学部・経済学部を あわせると,ほぼ40年近くにわたり埼玉大学に在職されてきた大先輩である。この間,研究面では,イ

加藤秀雄先生,外岡豊先生,山下勇一先生の 定年退職にあたって

経済学部長 薄井 和夫

(4)

ンターネット上に発信された情報の分析や中国での電子商取引の問題などに取り組まれる一方で,教育 面では「経営情報論」「Web マーケティング」などの科目を担当され,実に多くの学生・大学院生の指 導に当たられた。特に,中国人留学生の指導などで発揮される先生の知見は貴重なものであった。また,

山下先生は,経営学科長を 1 期勤められただけでなく,全学委員として全学教育・学生支援機構学生支 援センター教員などを歴任され,学生に対する支援に全学的な観点から取り組んで来られ,人文社会科 学研究科においては商学研究領域長を勤められた。

 以上のように,3 先生のこれまで歩まれてきた路は三者三様であるが,それぞれ埼玉大学への貢献と いう点では大きな存在であった。3 先生のこれまでのお仕事に心から感謝申しあげるとともに,今後の 変わらぬご健康とご活躍をお祈り申しあげたい。

(2016 年3 月4 日)

社会科学論集 第18号

参照

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まず後藤先生に関してですが,昭和 44 年に京都産業大学経営学部専任講師として着任され,昭和 48 年に助教授,そして昭和