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執筆者紹介、彙報ほか

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Academic year: 2021

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執筆者紹介、彙報ほか

著者 金沢大学国語国文学会

雑誌名 金沢大学国語国文

39

ページ 53‑56

発行年 2014‑03‑20

URL http://hdl.handle.net/2297/46381

(2)

稲田浩治元愛知県立高等学校教員

村戸弥生 柳澤良一

團野光晴河原修一 執筆者紹介

金沢学院大学大学院人文学研究科長・教授

第飢回卒業・大学院第2回修了

石川工業高等専門学校非常勤講師

第塊回卒業・大学院第Ⅲ回修了・社会環境

科学研究科第2回修了

石川工業高等専門学校准教授

第胡回卒業・大学院第岨回修了

島根県立大学短期大学部綜合文化学科教授

第豹回卒業 第賜回卒業

河原修一著﹁日本語心象意味論﹂

︵平成二五年五月刊︑三七二頁︑おうふう︑二○○○円︶

本書は﹁日本語心象表現論﹂︵平成十二年刊︑おうふう︶の続編と

して刊行されたものである︒最初の四章ではそれぞれ﹁意味﹂﹁ここ

ろ﹂﹁かたち﹂﹁ことば﹂が中心的な問題として扱われているが︑こ

れら﹁意味﹂﹁こころ﹂﹁かたち﹂﹁ことば﹂は独自の使い方に基づく

用語になっている︒さらに﹁心象﹂﹁すがた﹂といった多くの用語が

これらに加わり︑全体として複雑な世界を這遙していく︒たとえば︑

本書でいう﹁かたち﹂は︑ふつうに想起される︑語の形式を必ずし

も指すのではなく︑第一義的には︑対象物︵事物︑事象︶に関わる

概念として位置づけられている︒すなわち︑﹁かたち﹂は人間の感覚

︵視覚︑触覚︑さらには残像感覚︑イメージ感覚︶で捉えられるもの

であるという︒その内容は︑﹁かたち﹂という語が持つ意味に根ざし

ているのであろう︒実際︑話は︑﹁かたち﹂ということばが持つ意味

にも分け入っていき︑言語とメタ言語との間を縦横無尽に往来する︒

人間の精神世界︑それと外界との関係性︑言語そのものに関する

問題が様々な角度から次々に扱われ︑生物︑脳︑宇宙に関する話題

にも及びつつ︑独自の世界が展開される︒また︑宮沢賢治︑山田かまち︑ 会員著作紹介

※著作の刊行がございましたらご一報ください︒

− 5 3 −

(3)

八木重吉︑金子みすぎ︑中原中也︑牧野信一︑吉本ばなな︑村上春

樹といった作家の作品︑幼児の日記を対象とした分析を行いながら︑

論を進めていくところも特徴的である︒

構成は次の通り︒﹁はじめに﹂︑﹁第一章意味とは何か﹂︵﹁第一節

意味への問い﹂﹁第二節語義からみた意味﹂﹁第三節意味の定義﹂

﹁第四節現象と意味﹂﹁第五節意味の生成と展開﹂︶︑﹁第二章こ

ころとは何か﹂︵﹁第一節こころの捉え方﹂﹁第二節こころの相対

性﹂﹁第三節こころの生成と展開﹂﹁第四節脳とこころとことば﹂

﹁第五節こころの進化﹂﹁第六節こころという場とはたらき﹂︶︑﹁第

三章かたちとは何か﹂︵﹁第一節かたちの捉え方﹂﹁第二節かた

ちと意味﹂﹁第三節心象の捉え方﹂﹁第四節心象と意味﹂︶︑﹁第四

章ことばとは何か﹂︵﹁第一節ことばの捉え方﹂﹁第二節こころ

のかたちとことばのかたち﹂﹁第三節心的現象から言語現象へ﹂﹁第

四節言語現象と意味﹂﹁第五節日本語の脈絡と要素﹂﹁第六節

日本語にみる心象と意味の展開﹂﹁第七節内言と意味﹂﹁第八節

文学作品にみる心象と意味﹂︑﹁第五章状況と意味﹂二第一節こ

ころとかたちとことば﹂﹁第二節日本語の枠組と意味﹂﹁第三節

状況と意味と表象﹂︶︑﹁あとがき﹂︒以上のように︑これらの表題を

一覧しただけでも論の対象が非常に広範に及ぶことがうかがえる︒

著者の河原修一氏は現在︑島根県立大学短期大学部総合文化学科教授︒︵高山知明︶ 青木沙知謡曲︿弱法師﹀研究l心の眼による日想観の主題性l加藤千恵太宰治﹁女生徒﹂研究l社会に構築された﹁私﹂l崎田瞳梨木香歩﹃からくりからくさ﹂研究l連続と変容l柴山結衣坂口安吾の説話的小説l男女と消失l

〜﹁紫大納言﹂﹁桜の森の満開の下﹂﹁夜長姫と耳男﹂〜

高橋悠未関東大震災における朝鮮人虐殺事件について

l民衆を虐殺へと駆り立てたものl竜田翼﹁あなた﹂は誰?

l境界線上に立つ多襄丸﹃藪の中﹂論l

田中利枝大伴家持の詠んだ越中の漁労の民

l﹁舟人﹂の歌を中心に

中村文美中条百合子﹁貧しき人々の群﹂研究

l﹁私﹂の成長の物語としてl

平松優子寺山修司﹁草迷宮﹂﹁瓜の涙﹂における泉鏡花受容

lシンボリズムと多層的世界の方法l星野遼安部公房﹃友達﹂研究l家族の変遷l村谷佳奈謡曲﹁黒塚︵安達原ご研究

l〃善悪不二〃の鬼女像l

山田明日香梶井基次郎研究l変遷する影と私小説論l

吉村直哉﹁仁勢物語﹂の﹁をかし﹂を考える 卒業論文二○|三年提出分 卒業論文・修士論文・博士論文一覧

(4)

修士論文二○一三年提出分

ヴォン・フォン・ティ・ホンベトナム人日本語学習者による日

本語の長音の知覚特徴について張立山田美妙の歴史小説における近代への可能性

l﹃武蔵野﹄﹃胡蝶﹂を中心にI

李政段一葉文学における古典の受容l和歌﹁厭恋﹂﹁ひとつま﹂

と朝鮮文学﹃九雲夢﹄を中心にI 博士論文二○一三年提出分 ○﹁金沢大学国語国文﹂第三十九号をお届けします︒本号も五本の

ご投稿を得て︑充実した内容となったものと自負しております︒

短期的な見返りばかり求める風潮の中で︑人文系学問に対する風

当たりは強まりつつありますが︑こういう時だからこそ︑こうし

て地道に研究を進展させていくことが大切ではないかと思う次第

です︒

○本年度の大会を二○一三年一○月五日︑金沢大学サテライトプラ

ザで開催いたしました︒発表者は二名と少なめでしたが︑その分

じっくりと討議が行われたという印象です︒金沢市文化ホール内

﹁紅梅﹂に場所を移しての懇親会では︑お酒の持ち込みをしてくだ

さる方があり︑またここ数年の卒業生が何名もお越しくださいま

した︒徐々に若手の参加者が増えていることをうれしく感じてお

ります︒ご都合がつきましたら︑ぜひご参加下さい︒

︵杉山記︶ 編集後記

− 5 5 −

(5)

○投稿原稿の採否は編集委員会で決定します︒

○編集委員は︑毎年第一回目の理事会で選出咋

○投稿論文の送り先は左記宛にお願いします︒ ○枚数は四百字詰め原稿用紙換算四十枚以内とします︒ただし︑特別号については︑別に定める場合があります︒ ○日本文学・日本語学に関する研究であれば︑時代・分野を問いま ○金沢大学国語国文学会の会員は誰でも機関誌﹃金沢大学国語国文﹂

せん︒ に投稿することができます︒ ﹁金沢大学国語国文﹄投稿規定

〒92011192

金沢市角間町金沢大学人

日本語学日本文学研究室内 毎年第一回目の理事会で選出いたします︒

金沢大学人間社会一号館

金沢大学国語国文学会事務局

(6)

第一条本会は︑金沢大学国語国文学会と称する︒第二条本会は︑会員相互の国語国文学に関する研究の促進と連

絡をはかることを目的とする︒

第三条本会は︑前条の目的を達するために左の事業を行う︒

一︑研究発表会・講演会の開催

二︑機関誌の発行

三︑その他必要と認められるもの

第四条一︑本会の会員は︑金沢大学文学部日本語学日本文学専攻.

国語国文学専攻および金沢大学法文学部国語国文学専攻

ならびに金沢大学大学院人間社会環境研究科︵日本語学

日本文学関係︶および文学研究科文学専攻︵日本語学日

本文学︶・国文学専攻の卒業生・修了生︑教員︑またはこ

れに準ずるものとする︒

二︑元教員・元教官は特別会員とする︒

第五条本会には左の役員を置く︒理事若干名代表理事一名

会計一名

会計監査一名

第六条一︑理事は会員の互選による︒但し教官は理事とする︒

二︑代表理事および会計・会計監査は理事の互選による︒

三︑役員の任期は一年とする︒但し再任は妨げない︒第七条理事会は本会運営の責にあたる︒但し必要に応じて編集 金沢大学国語国文学会会則 委員会等の専門委員を選出任命することができる︒

第八条会務を遂行するため︑事務局を金沢大学文学部日本語学

日本文学研究室に置く︒

第九条本会の経費は︑会費その他をもってあてる︒

第十条会員は機関誌・会員名簿の配布を受ける︒会員は機関誌・

研究発表会において研究を発表することができる︒

第十一条会則の変更その他重要事項の決定は︑総会の議を経なけ

ればならない︒

総会は︑年一回これを開く︒

付則第一条会費は年額二︑○○○円とする︒

第二条本改正会則は平成十二年四月一日から施行する︒

金沢大学国語国文第三十九号平成二十六年三月二十日印刷平成二十六年三月二十日発行編集金沢大学国語国文学会発行金沢市角間町

金沢大学人間社会一号館

金沢大学国語国文学会印刷金沢市御影町十九一

ョシダ印刷株式会社

参照

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