はじめに
保育所や幼稚園等における保育と小学校における教 育では,その学習環境に大きな違いがある.子どもが 保育の場の比較的自由な枠組みの中で過ごしてきた後,
クラス単位で決められ時間枠のなかで,机の前に座り,
教員の話を聞いて授業を受けるということが難しく,
小学校生活全体に困難を感じることがある.自発的な 遊びを通した保育から,教科ごとに時間で決められた 授業が行われる小学校教育へ移行する際に,そうした つまずきを回避するために,その段差を小さくし,ス ムーズに小学校生活へ移行できるような教育が保幼小 すべてに求められている.保幼小連携は,保育所や幼 稚園等の幼児教育から小学校教育へのスムーズな接続 を実現するための連携であり,近年は地方自治体,教 育機関,施設において各機関同士の連携や人的な交流 を図りながらさまざまな取り組みが行われている.
保幼小連携の課題は,音楽教育においても同様に数 多くの取り組みがなされている.幼児期の表現教育と 小学校音楽をつなぐための方法は,まだこれから研究 されていくべき課題である.先行研究としては,三村 らのグループ1)2)3)が,ピッチマッチングという聴唱のため のカリキュラムを開発,実践し,音楽教育における効 果的な保幼小連携の方法を具体的に示している.聴唱 というのは聴くこと,歌うことであり,音楽を学ぶた めの基礎的な能力である.その力を幼児期に身につけ ることは,後の小学校教育において音楽の授業へスムー ズに移行していくための大きな力になると考えられる.
音楽教育における保幼小連携は確固としたカリキュラ ムが現在はないため,このようなカリキュラムの開発
は重要である.
カリキュラムを作成すると同時に,それを実践する 保育者や教員の音楽教育に対する意識や考え方も連携 の実践に直接関係するため,重要になってくる.高見 ら4)は,保育者の幼児に対する働きかけの方法と,小学 校教員の児童への働きかけの方法とが,共通するもの とそうでないものがあるとし,幼児教育と小学校教育 との違いに合わせた音楽教育の実例を示している.ま た保育者と小学校教員の保幼小連携に対する認識につ いても言及しており,保育者や小学校教員が音楽教育 における保幼小連携について,意識をして指導をする ことの重要性を示している.
保育者や小学校教員の保幼小連携に対する意識を醸 成するためには,大学の授業においても保幼小連携を 見据えた音楽的な指導が必要であると考える.大学に おける保育者養成,教員養成のためのピアノ演奏の授 業の中での,保幼小連携を考慮した指導については,
丸林,佐藤5)が小学校低学年の音楽教材分析し,コード ネームを利用したピアノ演奏法を提案している.保育 や,音楽の授業において演奏する際に,実践的に指導 をするための方法である.表現教育や音楽教育におい て重要なのは,保育者の音楽の知識や技能だけではな く,こうした音楽教育の実践技能の習得である.そし てそれに加え,幼児教育の表現と小学校教育の音楽と の接続性について,学生が関心を持って授業に臨むこ とができるならば,保幼小連携について知る機会を得 ることになるのではないかと考える.
厚生労働省によって示されている,保育士となるた めに学ぶべき音楽表現に関する知識や技術として,「子 どもの発達と音楽表現に関する知識と技術」,「身近な
* 立正大学社会福祉学部非常勤講師
キーワード:保幼小連携,音楽教育,保育者養成,教員養成
保育者・教員養成における保幼小連携のための 音楽教育に関する一考察
小 林 郁 子*
自然やものの音や音色,人の声や音楽等に親しむ経験 と保育の環境」,「子どもの経験やさまざまな表現活動 と音楽表現とを結びつける遊びの展開6)」の3点を挙げ ることができる.ピアノの演奏技術や歌唱技術を身に つけるとともに,音楽の総合的な知識や技術を必要と し,それらを子どもの発達に合わせて実際の保育の中 で生かしていく技術が,求められている.保育士に必 要なこれらの知識や技術は同様に,幼稚園の教員にも 望まれる技術と知識であり,保幼小連携のための連続 性の重要性を考慮するならば,小学校教員にも同様の 知識や技術の獲得が望まれる.
本学における保育士 ・ 幼稚園教員 ・ 小学校教員の養 成のための科目「音楽Ⅰ ・ Ⅱ」では,ピアノの演奏と 弾き歌いの実技を行っている.ピアノに関しては初心 者から長期の経験者までさまざまな学生がいる.演奏 技術は高いほうが有利かもしれないが,幼児や児童を 指導するために必要な技術は演奏技術だけではない.
この授業に求められているのは,保育者あるいは教員 として,子どもたちの表現する力や創造性を育み,長 期的な視野を持って,全体的な発達を促すための音楽 の技能と知識を身に付けることである.
1 .研究の目的
昨今,学校教育において重要視されている保幼小連 携の接続性に関する課題は,幼児教育の表現,小学校 教育における音楽においても同様に重要であると考え られる.この授業に求められているのは,演奏技術だ けではなく,保育者として,教員として実際の指導で 必要となる音楽の技能である.それは,保幼小連携に おける音楽の接続性を鑑みて取得していくことも必要 になると考える.本稿では,表現教育と音楽教科教育 に関する保幼小連携について考察し,保幼小連携を意 識した,ピアノ演奏 ・ 弾き歌いにおける授業展開の方 法を検討することを目的とする.
2 .保幼小連携とは
近年,保幼小連携を含む学校教育の連続性に関する 課題の重要性は学校教育現場では周知され,多様な取 り組みがなされている.小山7)が,保幼小連携にとって 生活科が設置された平成元年が契機と言うように,生 活科の設置が保幼小連携の出発点と言えるのではない だろうか.それ以前の昭和42年には,低学年社会や低 学年理科の改善の必要性について「説明中心の学習か
ら経験を豊富に自ら働きかける学習に8)」という教育課 程審議会の答申が行われており,昭和40年代から幼児 教育と小学校教育の学び方の違いによって,教科によっ ては,なめらかな接続が行われていないことについて,
言及されていた.昭和58年の中央教育審議会教育内容 等小委員会の審議経過報告の「各学校段階間の接続に 係る教育上の問題」の中で,「幼稚園年長児と小学校低 学年の児童は,例えば興味を示す対象,基本的な運動 能力など心身の発達の面で共通性が高いといわれてお り,このような心身の発達の状況からみて,幼稚園と 小学校低学年で教育内容の構成の仕方や指導の方法に 大きな差異がみられることは問題があるので,その接 続の在り方について検討する必要がある9)」と報告され ている.さらに「この時期の児童の心身の発達段階や 幼稚園教育との連続性などの観点からみた場合,小学 校低学年の教科構成の在り方は,中学年及び高学年の それとは異なったものであることが適当であると考え る10)」と,低学年の学び方を見直し,幼児教育との接続 性を重視した教科構成の必要性について言及している.
このように,昭和58年には学校教育の重要な課題とし て捉えられていたのである.そして昭和61年臨時教育 審議会の二次答申においては「(略)幼児教育から小学 校教育への以降を円滑にする観点から,小学校低学年 の教科の構成については,読 ・ 書 ・ 算の基礎の習得を 重視するとともに,社会 ・ 理科などを中心として,教 科の総合化を進め,児童の具体的な活動 ・ 体験を通じ て総合的に指導することができるよう検討する必要が ある11)」とし,平成元年から,低学年の授業に生活科が 設置されるに至った.
昭和61年の「教育課程の基準の改善に関する基本方 向(中間まとめ)」においては,生活科は単なる社会科 と理科の合科ではなく,「(略)そのような活動や体験 を行う中において自己認識の基礎を培い,生活上必要 な習慣や技能を身に付けさせ,自立への基礎を養うこ とをねらいとして構想するのが適当である12)」としてお り,生活科が担う役割を多く示している.生活科は理 科と社会の合科としてだけではなく,現在の保幼小連 携と重なる目的をもって設置されたのである.
近年では,平成21年には,文部科学省と厚生労働省 の連名による「保育所や幼稚園等と小学校における連 携事例集」が示されるなど,保育所,幼稚園等や小学 校だけではなく,家庭や地方自治体とともに保幼小連 携を行う事例や方法,現状などが文部科学省からたび
たび報告されている.現行の学習指導要領の生活科に おいても保幼小連携についての記述がなされており,
平成29年改訂の際には,幼児教育と小学校教育の連携 についての項目が新たに設置され,詳細に記されてお り,保幼小連携が学校教育の重要課題の一つであるこ とが理解できる.
実際の保幼小連携はどのように行われるのか.文部 科学省と厚生労働省による平成21年3月に示された「保 育所や幼稚園等と小学校における連携事例集」(以下連 携事例集と表記)では,「(略)保育所や幼稚園等と小 学校が相互に教育内容を理解したり,子ども同士の交 流を図ったり,指導方法の工夫改善を図ったりなどす ることが求められている13)」としている.保育所や幼稚 園等と小学校の学習の方法は異なる.教科ではない5 領域が相互に関わり合いながら,整えられた環境の中 で子どもが遊びを通して学ぶ幼児教育と,クラス単位 で決められた時間枠の中,児童が教員の話を聞き,教 科ごとにより高度な深い学びを得るのが小学校教育で ある.このような学び方の相違や学習内容についての 相互理解が必要である.施設や機関単位での相互理解 が必要であるのと同時に,個人レベルでの保育者と教 員の相互理解も必要であると考えられる.保育者や教 員が交流を通し,お互いの教育内容に対する認識を深 めることによって,幼児と児童との交流も意義あるも のにすることができるのである.
幼児と児童の交流において連携事例集では,「保育所 や幼稚園等における教育か小学校教育のどちらかがも う一方の教育に合わせることではない14)」とし,幼児に も児童に対しても,互恵性のある取り組みを行う必要 がある.そして,こうした相互理解や交流に加え,具 体的な教育課程であるスタートカリキュラムを作成,
編成し,実行することが望まれる.幼児教育と小学校 教育の両方の利点を生かしながら,幼児教育において はその先の小学校教育への見通しを持った教育,小学 校教育においてはそれまでの幼児教育で培った力を引 き続き伸ばしていく教育である.そのためには,保育 所や幼稚園等の管轄の違いや,公立や私立等,さまざ まな施設と機関を繋ぐ地方自治体の力が必要である.
平成22年の幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の 在り方に関する調査研究協力者会議15)によると,8割の 市町村が,教育課程の編成,実施まで行うに至ってい なかった.幼児と児童,保育者と教員の人的交流だけ ではなく,具体的な取り組みを進める体制作りをする
上でも市町村等の地方自治体の支援を得る必要がある.
3 .保育所保育指針,幼稚園教育要領,
小学校学習指導要領に見る保幼小連携
⑴ 保育所保育指針に見る保幼小連携
保育所保育指針において,保幼小連携はどのように 捉えられているかを見ていく.平成11年に改訂され保 育所保育指針第11章の保育の計画作成上の留意事項に おいて,「小学校との関係については,子どもの連続的 な発達などを考慮して,互いに理解を深めるようにす るとともに,子どもが入学に向かって期待感を持ち,
自信と積極性を持って生活できるように指導計画の作 成に当たってもこの点に配慮すること16)」とある.小学 校教育に向けて,幼児の気持ちや内面の成長を促すよ うな指導をするよう,保育士の配慮を求めている.
平成20年改訂の保育所保育指針の第4章,保育の計 画及び評価の中で,「子どもの生活や発達の連続性を踏 まえ,保育の内容の工夫を図るとともに,就学に向け て,保育所の子どもと小学校の児童との交流,職員同 士の交流,情報共有や相互理解など小学校との積極的 な連携を図るよう配慮すること17)」と記された.平成11 年改訂版より保幼小連携に関する具体的な実践方法が 記されている.また「子どもに関する情報共有に関し て,保育所に入所している子どもの就学に際し,市町 村の支援の下に,子どもの育ちを支えるための資料が 保育所から小学校へ送付されるようにすること18)」とし て,保育所から小学校へ保育要録が送付されることに なった.子ども一人一人の情報が小学校へ伝わること は,小学校教育への連携において重要な資料となる.
平成29年改訂の保育所保育指針には,「保育全般に関 わる配慮事項」として「⑵ 小学校との連携19)」の中で,
これまでの保育所保育指針と同様に,保育士に対して 小学校以降の学習や生活を考慮した指導や小学校教員 との意見交換や合同の研究,入学時に子どもに関する 資料を小学校へ送付することが,求められている.ま た,3歳以上児の保育に関するねらい及び内容には,
「「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」が,ねらい 及び内容に基づく活動全体を通して資質 ・ 能力が育ま れている子どもの小学校就学時の具体的姿であること を踏まえ,指導を行う際には適宜考慮すること20)」と記 されている.保育所における教育が,「幼児期の終わり までに育って欲しい姿」の実現を目指すよう,その後 の教育における土台を培うものとなるよう,求められ
ている.
このように,保育所保育指針では,改訂ごとに保幼 小連携に関する記述が増え,詳細な方法や,保育士に よる配慮を促している.
⑵ 幼稚園教育要領に見る保幼小連携
平成10年に改訂された幼稚園教育要領の第3章の指 導計画作成上の留意事項に「幼稚園においては,幼稚 園教育が,小学校以降の生活や学習の基盤の育成につ ながることに配慮し,幼児期にふさわしい生活を通し て,創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培 うようにすること21)」と示された.文言は異なるが,平 成11年に改訂された保育所保育指針と同様に,小学校 教育への連続性を意識した内容が記されている.
平成20年に改訂された幼稚園教育要領においては,
平成10年改訂版の上記の文章はそのまま用いられた.
さらに,第3章の指導計画の作成に当たっての留意事 項に「幼稚園教育と小学校教育との円滑な接続のため,
幼児と児童の交流の機会を設けたり,小学校の教員と の意見交換や合同の研究の機会を設けたりするなど,
連携を図るようにすること22)」という直接的な内容が盛 り込まれた.それまでの抽象的な保幼小連携を促す文 章から,具体的にどのような活動が必要かということ が,平成20年の改訂で示されている.これも平成20年 の保育所保育指針も同様である.
平成29年3月に改訂され平成30年度から施行される 幼稚園教育要領においても,平成20年に改訂されたも のと同様の文章が記載されている.また,文部科学省 が明示した「幼稚園教育要領,小 ・ 中学校学習指導要 領の改訂のポイント」のその他の重要事項において,
平成29年に改訂された幼稚園教育要領では,「幼児期の 終わりまでに育って欲しい姿の明確化23)」がされている と明言している.その姿とは,小学校教育へのスムー ズな接続を促すためにも育つことが望まれる幼児の姿 である.文部科学省が平成29年の改訂のポイントにあ げているということは,保幼小連携を重要視した改訂 であると考えられる.
5領域の「人間関係」や「言葉」の内容の取り扱い の中には,こうした小学校教育へのスムーズな接続を 目指していると伺える文章もある.たとえば「言葉」
の内容の取り扱いの⑵に,「幼児が自分の思いを言葉で 伝えるとともに,教員や他の幼児などの話を興味を持っ て注意して聞くことを通して次第に話を理解するよう
になっていき,言葉による伝え合いができるようにす ること24)」という文章が今回加わった.「興味を持って注 意して聞く」ことを促しており,これは幼稚園教育の 後の小学校教育の授業形態へ順応するために必要な力 であり,小学校教育を意識していると理解することが できる.平成29年の改訂は,より具体的に,小学校へ のスムーズな接続を意識した内容が示されているので ある.なお,平成29年改訂の保育所保育指針も同様の 記述があり,整合性が図られている.
⑶ 小学校学習指導要領に見る保幼小連携
平成20年告示の小学校学習指導要領の第1章の総則 に「(略)また,小学校間,幼稚園や保育所,中学校及 び特別支援学校などとの間の連携や交流を図るととも に,障害のある幼児児童生徒との交流及び協働学習や 高齢者などとの交流の機会を設けること25)」とある.特 に,保幼小連携ということではないが,他の教育機関 との交流を図ることが求められている.また生活科で は,入学当初の指導に工夫をすることや,国語や音楽,
図画工作の項目において幼稚園教育との関連を考慮す るように明記されていた.
平成29年改訂の小学校学習指導要領の総則には,「学 校段階等間の接続」という項目が新設された.そこに は,「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿を踏まえた 指導26)」が求められており,入学時には,幼児教育によっ て「育って欲しい姿」となった児童であることを踏ま えて指導をするように,保育所保育指針や幼稚園教育 要領等と,小学校学習指導要領の間においても,連携 がなされていると見ることができる.
また,小学校学習指導要領解説生活編に「幼児期に おける遊びを通した総合的な学びから,各教科等にお ける,より自覚的な学びに円滑に移行できるよう,入 学当初において,生活科を中心とした合科的 ・ 関連的 な指導などの工夫(スタートカリキュラム)を行うこ とを明示した27)」と記されているように,スタートカリ キュラムを行うことが求められている.スタートカリ キュラムとは幼児教育のある時期から小学校低学年に かけての期間に行われる,生活科を中心とした接続を 目指したカリキュラムのことである.地域や学校によっ て異なるが,保幼小連携によってスムーズな接続を目 指して一定の期間で行われる.
このように,平成29年の改訂は,保幼小連携に関連 した内容が従来よりもさらに詳細に,多岐にわたって
記されており,保幼小連携という課題が重要課題であ ることがここでもうかがえる.
4 .表現・音楽における保幼小連携
⑴ 表現・音楽における保幼小連携の現状
実際の保幼小連携はどのように行われているかであ るが,平成21年の連携事例集によると,その1つ目が,
幼児と小学生による交流である.地方自治体の協力を 得て,小学校に幼児が招かれる形や幼稚園や保育所に 小学生が招かれる形での交流を企画し,互恵性に考慮 した内容の交流を行っている.年長児と1年生という 年齢の近い学年同士の関わりもあれば,次年度の小学 6年生になる小学5年生と年長児と関わる地域もあっ た.どちらも,幼児にとっては,小学校への不安を少 なくし憧れを持って入学できるよう,児童にとっては 幼児との関わりの中で自分の成長を感じたり,思いや りを持った行動をとることで,自分に自信を持つこと ができる.こうした交流の中で音楽を使っている実例 も見受けられた.具体的には,一緒に歌を歌うことや,
お互いの演奏を聴き合うこと,音楽を使って身体活動 を共にする等である.音楽を通じた活動によって児童 と幼児が交流を深めることにつながっている.
2つ目は保育者と教員との間の相互理解のための取 り組みである.お互いの教育内容を知ることから始ま り,小学校教員が幼稚園の保育に参加したり,保育者 が小学校の授業に参加したりということも行われてい る.保育者と小学校教員が相互理解を得るために栃木 県では,保育士や幼稚園の教員が,小学校の授業に参 加している.その際,「参加教科は保育の技術を生か し,音楽や体育が多い28)」という.幼児教育では,小学 校教育よりも,保育の中で歌を歌う場面が多く,また 保育者が演奏をする場面も多い.音楽という教科で保 育者の技術を生かすことができるのならば,幼稚園や 保育所で行っている歌唱や器楽演奏などは,小学校教 育に繋がりやすいはずではないだろうか.その際には,
保育者や教員各々の音楽技能に差がある可能性があり,
スムーズに連携するにはそれらのことを踏まえた,あ る程度決められた教育課程やスタートカリキュラムの 作成が必要とも考えられる.
3つ目は教育課程の作成である.それらについては 地方自治体により,作成しているか否か,また,作成 していても実践する期間や内容もさまざまである.平 成27年に埼玉県草加市が作成した「保幼小接続期プロ
グラム」におけるスタートカリキュラムの中には,1 年生の4月に「うたで なかよくなろう29)」という音楽 を使用した実践例が掲載されている.そのねらいは「友 達と一緒に楽しく歌うことでみんなと仲良くなる」と
「歌いながら身体表現したり,リズムに合わせて動いた りする楽しさを感じながら,音楽に対する興味 ・ 関心 を育てる」とある.音楽教育は,音楽の技能を身につ けるだけではなく,一体感やその楽しさを感じること,
音楽を美しいと感じる心を育てる等,情操教育として 大きな意義がある.スタートカリキュラムにおいては この音楽の特性を生かした用い方で音楽が保幼小連携 のカリキュラムの中で生かされているように見受けら れる.
このように,保幼小連携において音楽を用いる実例 があり,それぞれに意義深いものである.ただし,音 楽は情操教育のためのツールというだけではなく,一 つの教科でもある.子どもの音楽の技能に関する連携 という意味では上記の方法だけでは十分であるとは言 えない.さまざまな表現活動から教科としての音楽,
音楽表現へと接続するための方法について検討してい く.
⑵ 表現・音楽における保幼小連携に関する研究 幼児教育における音楽教育は,5領域の表現に含ま れている.歌唱や器楽演奏だけではなく,素朴な声に よる表現,言葉によるリズム的な表現など,生活の中 で遊びを通して現れるものもある.そうした表現を大 切にしながらも,その後の小学校教育に繋げていける ような,発達に合わせた音楽の技術に対する教育も必 要である.前述の三村らの取り組みではピッチマッチ ングという歌唱能力を育成する研究を行っていた.歌 を歌うことは聴くことであり,自らの出す声がどのよ うな声か,音は正確か等を歌いながら確認しながら歌っ ているのであるから,歌を歌う能力だけではなく,音 楽を鑑賞することにも繋がると考えられる.ただし,
指導する保育者自身にもきちんと聴く技術が求められ るであろう.
岡林,難波ら30)31)32)33)
は,さまざまな連続性を持ったプログ ラムを実践しながらその具体的な方法を示している.
身体表現,絵本,わらべ歌,オノマトペ等を用い,そ れらを複合的に使用したカリキュラムの実践を行い,
幼児教育と小学校教育の指導法の違いや,幼児や児童 の発達の違いにおける反応の違いについて報告してい
る.また,音や歌に関する項目ではなく,リズムに関 してこう言っている.「リズム教育における動きを伴っ た音楽活動に,幼小をつなぐ可能性を見出すことがで きた」とし,音楽の要素の一つであるリズムとそれに 伴う動きによって音楽の保幼小連携の可能性が見出さ れたとした.音楽においてメロディーやハーモニーだ けではなく,リズムも重要な要素であり,保育者や小 学校教員において,リズムに対する理解や表現力も必 要になってくるだろう.
こうした音楽に関する技能を幼児教育に用いるには,
指導する保育者,教員自身の音楽技能や表現力が必要 である.小池は,保育者の音楽的感受性と幼児の音楽 表現の関係に対して,「保育者は幼児の表現モデルでも ある.つまり,身体的な音楽表現が豊かな保育者が,
幼児の前で創造的な表現を見せるなら,幼児はその表 現に影響されて,より一層創造的で豊かな表現をする ようになるだろう34)」と言っている.音楽だけではなく,
保育者の表現が子供の表現を導き出すのであり,また,
そうした表現技術を持つことが求められるのである.
それは保幼小のスムーズな接続を考慮すると,小学校 教員にも必要な技術ではないだろうか.スタートカリ キュラムの中で,同様の表現技術を持つことで,幼児 教育で培った児童の音楽表現能力をさらに引き出し高 めることができるはずである.
高見らは音楽教育から展開する保幼小連携について,
小学校教員に対して「児童が幼児期に経験してきた無 自覚な学びを的確に把握し,それらを進化させる授業 づくりが重要である35)」と言い,小学校教員の認識の重 要性について言及している.また保育者に対しては,
「ただし,小学校での学びを把握し,幼児期にこそ必要 な教育内容を検討することを忘れてはいけない36)」と言っ ている.保育者は小学校での音楽教育を理解し,小学 校教員は幼児期の表現における保育内容を理解するこ とで,各々の施設,教育機関で取り組むべき課題が明 確になる.
5 .表現・音楽における保幼小連携の ために学生が認識するべき課題
音楽における保幼小連携の事例は,その多くが,一 箇所の保育所や幼稚園から,ほとんどの幼児が同じ小 学校へ入学するという前提がある.実際には,多くの 教育機関や施設から1つの小学校へ児童が集まるので あり,また保育所や幼稚園から見ると,幼児は数多く
の別々の小学校へ入学していくのである.すべての保 育所,幼稚園等が同じ表現教育を行っているわけでは なく,また保育者によっても異なるものであり,それ がカリキュラムの編成を難しくしている理由のひとつ と考えられる.カリキュラムの作成は重要課題である が,保幼小が連携するためには,他の教科同様,幼児 教育での育ちと小学校教育を繋げるための保育者と小 学校教員ひとりひとりの努力が必須である.そのため に教育現場に出る前に,学生が保幼小連携の認識を持 つことは有用であると考える.
保育者や教員となる学生に,ピアノ演奏や弾き歌い の授業において,保幼小連携を意識した指導をするに は,どのようなことが可能であるか.まず1つ目はお 互いの教材について知ることである.保育者を目指す 学生は,小学校の教材を知ること,小学校教員を目指 す学生は保育所や幼稚園等でどのような曲を扱って表 現の教育が行われているかを知ることである.そして お互いの共通性や異なる点を知ることで相互に理解を 深めることができる.2つ目はお互いの教材の内容だ けではなく,味わい方,感じ方を知ることである.そ れは保育者や教員の演奏や歌唱,授業展開の方法に影 響を及ぼすと考えられる.3つ目は,子どもの発達に 合わせた音楽指導についての意識をもつことである.
子どもの発達に合わせて,音楽的要素を意識して用い ることで,子どもが年齢に則した音楽技能を身につけ ることができることを知ることである.4つ目は,幼 児教育における音楽表現や,小学校音楽の授業におけ る音楽の感じ方を,学生が自らの体験によって知るこ とであり,感じられるようになることである.以下,
これら4つの項目について提案していく.
6 .表現と音楽をつなぐ保幼小連携に 必要な保育者・小学校教員の認識
音楽Ⅰ ・ Ⅱの授業において,学生に必要な保幼小連 携の技能とはどのようなものか.ピアノ演奏の技能や 歌唱技能を身につけるだけではなく,その過程の中で,
保幼小連携を意識した課題を出すことで,保幼小連携 の認識を持つことができると考える.以下,4つの提 案である.
⑴ お互いの教材を知る
音楽Ⅰ ・ Ⅱは,保育者を目指す学生と小学校教員を 目指す学生の両方が在籍するグループレッスンの授業
である.お互いの演奏を聴き合うことができるため,
保育者を目指す学生は,小学校学習指導要領にある共 通教材を調べ,その中から幼稚園や保育所でも歌うこ とのできる低学年の教材を選ぶ課題を出す.そして弾 き歌いの実践まで行う.また,小学校教員を目指す学 生には,幼児教育で使用する曲集の中から,小学校に おいても歌うことのできる教材を選び,練習をする課 題である.曲を選択する前に,小学校教員を目指す学 生は保育所保育指針や幼稚園教育要領の表現の項目に ある音楽に関する内容を,保育者を目指す学生は小学 校学習指導要領の音楽の項目を読むことも必要であろ う.その上で,お互いの曲の中から選ぶことで,どの ような音楽活動,表現を促しているかを知り,保幼小 連携を意識し,保育者,または小学校教員に求められ る表現,音楽の指導について考えるきっかけになる.
⑵ 表現,音楽の味わい方,楽しみ方を知る
曲を知るだけではなく,どのような指導が求められ るかと,どのように表現活動をすることができるかと いう,その表現活動,音楽活動の目的について考えて 演奏をし,また,他の学生の演奏に合わせて歌い,活 動する課題である.
幼児教育における音楽表現として,季節のうたや行 事のうた,保育所や幼稚園等での生活の歌など,多く の歌が用いられる.それらはさまざまな楽譜を利用し て保育者が弾き歌いによって指導することになるが,
発達に合わせた音域を考慮した選曲や,その曲の歌い 方に注意して,対象年齢を意識した練習をすることを 授業においてすることである.グループ単位による授 業においては,ピアノ演奏をしない学生が他の学生の 弾き歌いに合わせて歌うことができるため,幼児や児 童の立場になって歌うことができる.また,弾き歌い をする学生は,弾きながら自分が歌うことだけではな く,他の学生の歌を聴くことを意識した演奏ができる.
そして本授業は,保育者と小学校教員を目指す学生が 混在しており幼児教育で歌われる曲も小学校教育で歌 われる曲も知ることができ,対象年齢に合わせた歌い 方,弾き方,声のかけ方等を考えて実践することにな る.1つの授業内で幼児から小学校低学年までの曲を 扱うことで,保幼小連携という課題を意識して授業に 参加することができる.
⑶ 子どもの発達に合わせた音楽技能の習得について 考える
子どもの発達に合わせた指導を考えるきっかけに,
わらべうたを使用することを提案したい.使用する音 が少ないため,開始音の高さも自由に変えることがで きる.また,自分たちの声をよく聴くことや,正確な 音高を出すように注意しながら歌うことも可能であり,
こうした点を利用して,音楽的技能を指導しているこ とを認識する課題である.
低年齢の子どもに対して,2音か3音で構成された わらべうたを使い,動きを伴った表現活動を考える.
例えば2音でできている「いっぽんめのたけのこ,に ほんめでぬけてこい」を使い,四分音符または二分音 符の拍手で打ったり円になって歩いたりという活動を しながら歌うことで,身体と声を使って全身で音楽を 感じることができる.年長児や小学校低学年では音の 数も多く,曲も長く,歌詞も複雑なものでフレーズや 拍の塊を感じられるわらべうたを使用することができ る.「ひらいたひらいた」も音の数は5つであり,音高 を正しくうたうことも実践しながら,音楽的な活動が 可能である.歌を歌いながら音楽的な要素を表現でき る活動を考えてくる課題も同様に提案したい.
わらべうたのテンポの遅速,音の高低,強弱はさま ざまに選択することができ,それらをどの年齢でどの ように歌い,活動するかを選択することで音楽と発達 を意識することは,スムーズな保幼小連携のために必 要であると考える.弾き歌いではなく,歌のみでの活 動ならば,学生のピアノ演奏技術を用いる必要がない ため,子どもに向き合い,年齢の発達に合わせた音楽 活動について考えることができる.弾き歌いはピアノ の演奏技術だけではなく,歌唱やその表現技術も重要 である.保育者や教員の歌唱表現は,幼児や児童の表 現にも影響を及ぼすと考える.わらべうたを用いるこ とは,学生自身の歌唱による表現の練習にもなると考 える.
⑷ 音楽表現,音楽の感じ方を経験から知る
音楽を聴き,何かを感じ,それを表現することは,
幼児教育においても小学校教育においても重要である.
感じるためにはしっかり聴くことが必要であり,動く ということは自分の意思が必要である.表現教育や音 楽教育を将来,幼児や児童に指導するならば,学生自 身が聴くこと,感じること,それを表現できることが
必要であり,幼児や児童とともに共感しながら音楽表 現をする必要がある.
学生は弾き歌いの曲だけではなく,バイエル教則本 やブルグミュラーの練習曲集といった教本も使用して おり,それによって音楽的な感性や演奏技術を身につ けている.これらの曲に合わせ,拍や拍子,リズムで 動くことや,音高を手の上下で表現したハンドサイン をつけて歌うことで,複雑なリズムを感覚で理解した り,拍子感や拍感を身につけ,音高に対する意識をも ち,正確な音高で歌うことなども行う.さらにその曲 の雰囲気を楽しみ,自分の演奏に還元することも可能 である.難しいリズムは二人組やグループでお互いに 打ったり,ゲーム性のある活動を通して理解へつなげ る.
保幼小連携における音楽技能についての連携では,
保育者や教員の音楽技能に対する理解が必要であるが,
そのためには自ら動き,自ら演奏表現できなければ,
的確な指導はできない.知識だけでは指導ができない のが音楽である.⑶で述べたような発達に即した音楽 技能は,指導する側が体感する必要があると考える.
7 .考 察
保幼小連携は近年,その重要性を増していることは,
小学校学習指導要領や幼稚園教育要領,保育所保育指 針によっても明らかであり,さまざまな事例によって 多くの実践が行われている.保幼小連携の現状として は,子ども同士の交流,保育者や教員の交流,スター トカリキュラムの作成と実践で主に行われている.こ れらの保幼小連携の実践には,保育士や教員の保幼小 連携の必要性に対する認識を持っていることが重要で あることがわかった.表現教育,音楽教育においても,
小学校に入学するまでに積み重ね,培うことのできる 幼児の能力はある.そして小学校入学時の児童の音楽 経験や技能はゼロではなく,積み重ねて培ってきたも のがある.そして,そのような指導を保育者や教員は 求められるということである.学生は自分が目指す教 育における音楽を学ぶだけではなく,保育者を目指す 学生は小学校音楽について,小学校の教員を目指す学 生は幼児教育における表現教育についての知識を,弾 き歌いの曲を通して得ることから始め,音楽であるか らこそ音楽を感じることをも重視して,保幼小連携へ の意識を持つための指導が必要である.そして,音楽 を扱うからには,実際のピアノ演奏や弾き歌いの授業
の中で,曲や演奏を通して意識していくことが重要で ある.保育者を目指す学生と小学校教員を目指す学生 が共に学ぶ本授業においては,それが可能であり,将 来の保育者,教育者が保幼小連携に対する認識を持つ ために,こうした取り組みは効果的であると考えられ る.
おわりに
弾き歌いやピアノ曲の演奏は,譜読みや指使い,練 習時間の確保など,演奏技術を身につけること集中す る傾向にある.それは,幼児や児童への実際の指導の ために演奏できるようになることを目指しているおり,
教育現場で活かすことができる演奏でなくてはならな い.学生が,保幼小連携にも視野に入れ,保育や教育 の現場で活かすことのできるより実践的なピアノ演奏 の技能が取得できるよう,今後もよりよい方法を探求 していきたい.
注 釈
1) 三村真弓他,2008年,「幼・小連携の音楽カリキュラム開発 の基礎的研究⑴ ―幼児・児童のピッチマッチング能力に 着目して―」,広島大学 学部・附属共同研究機構研究紀要,
第36号,pp.95-100
2) 三村真弓他,2009年,「幼・小連携の音楽カリキュラム開発 の基礎的研究⑵ ―斉唱時における子どもの歌唱実態に着 目して―」,広島大学 学部・附属共同研究機構研究紀要,
第37号,pp.145-150
3) 三村真弓他,2010年,「幼・小連携の音楽カリキュラム開発 の基礎的研究⑶ ―斉唱時における子どもの歌唱能力の発 達に着目して―」,広島大学 学部・附属共同研究機構研究 紀要,第38号,pp.87-92
4) 高見仁志,吉永早苗,岡本拡子,2013年,「音楽教育から展 開する保幼小連携 ―「共通事項」でつなぐ保幼小の音楽
Ⅱ―」,学校音楽教育研究,vol.17,p.147-p.148
5) 丸林実千代,佐藤千佳,2016年,「幼小連携を考慮した音楽 指導におけるピアノ伴奏の工夫とその指導 ―小学校低学 年の音楽教材の分析から―」,日本女子大学紀要人間社会学 部,第27号,pp.101-112
6) 厚生労働省雇用均等・児童家庭局長,2003年,「指定保育士 養成施設の指定及び運営の基準について」,別紙,厚生労働 省
7) 小山優子,2009年,「保幼小連携の意義と課題」,島根県立 大学短期大学部松江キャンパス研究紀要,Vol.47,pp.9-16 8) 教育課程部会生活・総合的な学習の時間ワーキンググルー
プ,2015年,「生活科について」,資料3,文部科学省 9) 文部省中央教育審議会教育内容等小委員会,1983年,「審議
経過報告」,あごら81号,BOC 出版部,p.209
10) 文部省中央教育審議会教育内容等小委員会,1983年,「審議 経過報告」,あごら81号,BOC 出版部,p.210
11) 文部省臨時教育審議会,1986年,「二次答申」,総合教育技 術43号,小学館,p.54
12) 教育課程審議会,1986年,「教育課程の基準の改善に関する 基本方向」,教育委員会月報,38号,文部省,p.40 13) 文部科学省,厚生労働省,2009年,「保育所幼稚園等と小学
校における連携事例集」,p.2 14) 同上
15) 幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方に関する 調査研究協力者会議,2010年,「幼児期の教育と小学校教育 の円滑な接続の在り方について(報告)」,文部科学省 16) 厚生省,1999年,「保育所保育指針」,p.43
17) 厚生労働省,2008年,「保育所保育指針」,p.29 18) 同上 p.30
19) 厚生労働省,2017年,「保育所保育指針」,p.47 20) 同上 p.49
21) 文部科学省,2008年,「幼稚園教育要領 新旧対照表」,
pp.15-16
22) 文部科学省,2017年,「幼稚園教育要領教育要領比較対照 表」,pp.4-7
23) 文部科学省,2017年,「幼稚園教育要領,小・中学校学習指 導要領の改訂のポイント」,p.3
24) 文部科学省,2017年,「幼稚園教育要領」,p.16
25) 文部科学省,2017年,「小学校学習指導要領 比較対照表」,
p.15 26) 同上,p.9
27) 文部科学省,2017年,「小学校学習指導要領解説生活編」,
p.7
28) 文部科学省,厚生労働省,2009年,「保育所幼稚園等と小学 校における連携事例集」,p.8
29) 草加市教育委員会,2015年,「保幼小接続期プログラム〜心
豊かに充実した小学校生活に向けて〜」,埼玉県草加市,
p.3
30) 岡林典子他,2014年,「幼小をつなぐ音楽活動の可能性 ― 京都幼稚園と京都女子大学附属小学校1年生の実践を踏ま えて―」,京都女子大学発達教育学部紀要,第10号,pp.77-86 31) 難波正明,岡林典子他,2015年,「幼小をつなぐ音楽活動の 可能性⑵ ―わらべうた《らかんさん》の実践から―」,京 都女子大学発達教育学部紀要,第11号,pp.11-20
32) 岡林典子他,2016年,「幼小をつなぐ音楽活動の可能性⑶
―幼稚園・小学校での実践を教員養成に活かすために―」,
京都女子大学発達教育学部紀要,第12号,pp.89-98
33) 岡林典子他,2017年,「幼小をつなぐ音楽活動の可能性⑷
―絵本を用いた「表現遊び」から「音楽づくり」へ―」,京
都女子大学発達教育学部紀要,第13号,pp.73-8334) 小池美知子,2009年,「保育者の音楽的感受性が幼児の音楽 表現に及ぼす影響」,保育学研究,第47巻,pp.60-69 35) 高見仁志,吉永早苗,岡本拡子,2013年,「音楽教育から展
開する保幼小連携 ―「共通事項」でつなぐ保幼小の音楽
Ⅱ―」,学校音楽教育研究,vol.17,pp.147-148 36) 同上,pp.147-148
参考資料
1) 教育課程部会生活・総合的な学習の時間ワーキンググルー プ,2015年,「生活科について」,資料3,文部科学省 2) 文部科学省,厚生労働省,2009年,「保育所幼稚園等と小学
校における連携事例集」
(2017年11月18日受理)