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Academic year: 2021

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献 辞

立山杣彦教授は,佐賀県のお生まれで,昭和52年3月大阪市立大学大 学院経営学研究科博士課程を単位取得退学後,昭和52年4月長崎大学商 業短期大学部講師,昭和56年3月同短期大学部助教授(長崎大学商業短 期大学部は昭和59年4月長崎大学商科短期大学部に名称変更),平成元 年5月同短期大学部教授を経て,平成9年10月経済学部改組による商科 短期大学部との合併により,長崎大学経済学部教授となり,平成21年3 月に定年により退職されました。

先生は,教育面では,長年昼夜にわたり,専門教育科目の企業論・経 営学・経営経済論・企業形態論・アジア経済論を,また教養・全学教育 においては経済と経営・教養セミナー・総合科目を担当して,幅広く専 門教育科目や一般教育に尽力され,さらに大学院経済学研究科博士前期 課程においてはアジア企業論特講を担当されました。また先生は学部と 大学院の演習における研究指導,外国人研究生の指導などを通して多く の有為な人材を社会に送り出されました。このほか,長崎大学の公開講 座で長年にわたり講師を務めるなど,社会貢献活動においても情熱を傾 けられました。

研究面においては,先生は主としてアジアの経済・産業・企業の実証 的,理論的研究を進めてこられました。具体的には,従来のアジア経済 研究を企業論的手法により補完・精密化しようと試みられ,とりわけイ ンド研究に注力し,インド政府の発展戦略をベースに公企業,土着の大 財閥・独立系大企業,欧米日のインド進出多国籍企業の研究に取り組ん でこられました。こうしたインド研究,とりわけ公企業研究は,「アジ ア経済(通巻400号記念特集)(アジア経済研究所,第36巻第6・7号,

1995)で紹介されるなど高く評価されています。他方で,企業集中によ る内外の産業・金融再編などの問題にも取り組んでこられました。

組織運営面においては,商科短期大学部在任中は,教務委員長,入試

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主任,学生委員長,総務委員長,自己評価総括委員会委員長などを務め られました。その後,経済学部においては,経営学科長,コース主任,

教務委員,入試委員,留学生委員,研究委員,附属図書館経済学部分館 運営委員並びに各委員会と関連する全学委員会委員などを務め,大学の 運営に貢献されました。

学外の活動としては,長崎市・対馬市の入札監視委員会委員を務める とともに,長崎市北公民館講座講師を長年にわたり勤めるなど地域貢献 にも尽力されました。学会活動としては,日本経営学会,比較経営学会,

アジア経営学会,アジア政経学会,南アジア学会に所属し,特に,平成 16年5月,大会実行委員長として比較経営学会第29回全国大会の本学に おける開催に尽力されています。

先生は教員の中では数少ない経済学部のOBで,お人柄も信念を内に 秘めながらも,表現は常に穏和で控え目で,自己主張が激し過ぎがちな 大学教員の世界では貴重な存在でした。

以上のように,先生は30年以上にわたって種々の分野において長崎大 学に大きく貢献されました。先生の長年の御貢献に教職員を代表いたし まして改めて感謝申し上げると共に,今後の先生のご健勝を祈念して,

本記念号献呈の辞に代えることにしたいと思います。

平成21年12月

長崎大学経済学会長 長崎大学経済学部長

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立 山 杣 彦 教授

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