Author(s)
高橋,久子
Citation
東京学芸大学紀要. 人文社会科学系. I, 66: 140-114
Issue Date
2015-01-30
URL
http://hdl.handle.net/2309/137656
Publisher
東京学芸大学学術情報委員会
Rights
一、はじめに 中世の辞書の多くが、様々な使用目的に適うために、同時代の語彙だけでな く、過去の日本と中国の諸文献の語彙をも蒐集し、結果的に多様性・重層性を 持つ編纂物となっていることは言う迄もない。例えば、慶長二年刊易林本『節 用集』は、 天正十八年本類の伊勢本系『節用集』の一本の語彙をベースとして、 『色葉字訓（仮称） 』語彙（間接的に、 同書に含まれる『妙法蓮華経』語彙、 『雲 州 往 来 』 語 彙 ）、 『 庭 訓 往 来 』 語 彙、 『 新 撰 類 聚 往 来 』 語 彙 等、 様 々 な ジ ャ ン ル と時代の文献資料の語彙を補綴し、 更に『仮名文字遣』で仮名遣いを訂し、 『大 広 益 会 玉 篇 』 で 付 録 を 増 補 し、 『 増 修 互 註 礼 部 韻 略 』 で 漢 字 字 体 を 正 体 に 統 一 している （注 １ ） 。 安田章氏は、 「語彙研究資料としての通俗辞書」 （『中世辞書論考 （注 ２ ） 』 三八頁） 、 および「塵芥」 （同書二二○頁）において、 『塵芥』の『万葉集』出自の語彙の 一 部 は『 詞 林 采 葉 抄 』 か ら 宣 賢 が 独 自 に 採 っ た も の で あ る こ と を 指 摘 さ れ た。 近縁関係にある『温故知新書』と『塵芥』は、共に『万葉集』語彙を多く含む が、 そ れ ら は、 『 万 葉 集 』 そ の も の か ら 採 録 さ れ た の で は な く、 中 世 の 万 葉 注 釈書類を媒介として、間接的に採り入れられたことになる。筆者が試みに『詞 林采葉抄』の目録に列挙された万葉語彙一一八項目について『万葉集』の現存 古写本の本文と対校したところ、三二項目の漢字表記が『万葉集』とは異なっ ていた。これは一一八項目全体の二七 ・ 一パーセントに当たる。 ここで更に我々が考えておくべき問題として、中世の万葉研究と連歌の世界 との特別な関係がある。万葉学者由阿は、 藤沢の遊行寺において『詞林采葉抄』
『
私
用
抄
』
と
『
温
故
知
新
書
』
―
『
万
葉
集
』
か
ら
連
歌
論
書
へ
、
連
歌
論
書
か
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古
辞
書
へ
―
高
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久
子
＊（
日
本
語
学
・
日
本
文
学
分
野
）
要 旨 中 世 の 連 歌 界 に お い て は 、『 万 葉 集 』 が 尊 崇 さ れ た た め 、 連 歌 師 達 の 『 万 葉 集 』 研 究 が 盛 ん と な り 、 連 歌 論 書 に お い て も 、 万 葉 語 彙 が 多 数 採 録 さ れ る よ う に な る 。 そ れ ら 連 歌 論 書 が 、 中 世 辞 書 の 補 綴 資 料 と し て 用 い ら れ た 結 果 、 中 世 辞 書 に 万 葉 語 彙 が 流 入 す る 。 本 稿 は 、 そ の 経 緯 と 実 態 に つ い て 、『 私 用 抄 』 と 『 温 故 知 新 書 』 の 比 較 を 中 心 と し て 論 じ た も の で あ る 。 キ ー ワ ー ド ： 古 辞 書 、 万 葉 集 、 連 歌 用 語 、 私 用 抄 、 温 故 知 新 書 ＊ 東京学芸大学（ 184-8501 小金井市貫井北町 4- 1-1）『拾遺采葉抄』 『青葉丹花抄』を完成させたが、時の関白にして連歌界をリード し た 二 条 良 基 は、 由 阿 を 京 都 に 招 い て、 貞 治 五 年 か ら 七 年 に か け て『 万 葉 集 』 の講義を受けた。良基の『九州問答』に「寄合毛詩一部三体家法文選中興ノ詩 ナントマテモ書出シテ与ヘ侍シ也、マシテ 万葉 源氏代々ノ袖中抄ナトマテモ昼 夜ニ沙汰アリテ、寄合ヲ書抜タリシ也」とあり、良基の『万葉集』に対する関 心の並々ならぬことが知られる。応安八年には、良基自身が『万葉詞』を著し ている。このように、良基の時代には、連歌師の間に『万葉集』尊重の風潮が み な ぎ っ て い た。 ま た、 宗 砌 の『 古 今 連 談 集 論 』 に、 「 又 仰 に 云、 善 阿 は こ と を広く心得んとて、 万葉 を好て口伝有、是によりて句体も神代の古風をのこす 人 也 と て、 摂 家 に も 此 人 を 本 と す へ し と 仰 あ る 上、 愚 意 を の ふ る に お よ は す、 …是によりて 万葉 に過たる事はあらじと有けるとなん、きんたいちけのそうし やう也と摂家の仰られけると承りぬ、／救済、順覚、信照、良阿、十仏と云し 上手は、みなみな善阿の弟子也」と記されている。当代随一の実作者救済を初 めとする著名な連歌師達が善阿の門人であり、その影響力は計り知れないもの があった。善阿は『万葉集』を好み、句体も神代の古風を示したが、その作風 は当然弟子達にも継承されたと考えられる。室町期には、宗祇の『万葉集抄』 、 猪苗代兼載の『万葉集之歌百首聞書』等の著作も現れ、連歌の世界の万葉研究 はますます盛んとなった。 中 世 連 歌 界 の 右 に 述 べ た よ う な 状 況 か ら は、 『 万 葉 集 』 か ら 連 歌 論 書 へ、 連 歌論書から古辞書へ、という語彙の流れが想定される。本稿は、その一つの事 例 と し て、 万 葉 語 彙 を 多 く 含 む 連 歌 論 書『 私 用 抄 』 （ 注 ３ ） と『 温 故 知 新 書 』 と の 密接な関係について、数量的・質的に考証しようとする試みである。 『私用抄』 は、 「竹馬抄」 「初心抄」とも称し、心敬が連歌の式目と執筆作法等について述 べ た 書 で あ る。 初 稿 本 系 統 と さ れ る 大 阪 天 満 宮 本 系 テ キ ス ト の 奥 書 に よ れ ば、 文明三年（一四七一）三月に、関東漂泊中の心敬が、太田備中守入道道真に書 き 与 え た も の で あ る。 『 私 用 抄 』 の 式 目 を 説 明 し た 部 分 は、 連 歌 用 語 を 挙 例 し つ つ 去 嫌 を 論 じ て お り、 極 め て 簡 潔 な が ら、 一 種 の 連 歌 用 語 集 と な っ て い る。 注目すべきことに、 『私用抄』 所収語の多くが 『温故知新書』 に載録されている。 『 温 故 知 新 書 』 は、 文 明 十 六 年（ 一 四 八 四 ） の 成 立、 新 羅 明 神 社 の 宮 司、 大 伴 広 公（ 公 は 敬 称 ） の 編 纂 に な り、 所 収 語 を 語 頭 の 五 十 音 に よ り 分 類 排 列 す る。 先行する『聚分韻略』と『和名類聚抄』の影響が特に強いが、所収語彙は和漢 の厖大な典籍に依拠する。出典注記が詳細である点に特徴がある。 ま ず、 『 私 用 抄 』 の 所 収 語 彙 に つ い て、 『 万 葉 集 』 で の 使 用 状 況 を 確 認 す る。 更 に、 『 温 故 知 新 書 』・ 『 塵 芥 』 お よ び 同 時 代 の 他 の 古 辞 書 類 と の 所 収 語 彙 の、 表記を含めた一致の状況について、具体的に提示する。 二、 『私用抄』 と 『万葉集』 と 古辞書 『 私 用 抄 』 の う ち、 連 歌 用 語 が 多 数 列 挙 さ れ て い る の は、 式 目 去 嫌 の 部 分 で ある。そこに収載されている語彙のうち、漢字表記と仮名による読みの表示と が共に明確であるものを調査対象とする。 『私用抄』の各標出語について、 『万葉集』での使用の有無と表記の一致・不 一致について確認し、その状況を丸括弧（ ）内に記す。表記の一致する項目 には＊を付す。 次 い で、 『 私 用 抄 』 の 各 標 出 語 と、 以 下 の 中 世 辞 書 類 の 該 当 項 目 に つ い て 比 較 し、 語 と 表 記 が 共 に 同 じ も の を 一 致 項 目 と す る。 『 私 用 抄 』 の テ キ ス ト と し ては、現存諸本中最古の写本と目される京都大学附属図書館蔵本（連歌貴重文 献集成第四集所収）の影印を用いる。以下、括弧内の略称を用いる。 ①『温故知新書』 （温故） ②『塵芥』 ③亀井本『和名集』 （亀井） ④『伊京集』 （伊） ⑤饅頭屋本『節用集』 （饅） ⑥天正十八年本『節用集』 （天） ⑦黒本本『節用集』 （黒） ⑧易林本『節用集』 （易） 右の調査を行った結果は以下の通りである。 １ 私用「 牡 サ ホ シ カ 鹿 麚 同 佐 保 同 鹿 ＊ 左 男 同 鹿 棹 同 鹿 男 同 鹿 雄 同 鹿 」（ 万 葉 語 ７ 項 目 表記一致 １ ） 温故「 麚 サホシカ 」 塵芥「 （ 麓 サヲシカ 鹿 ） 棹 同 鹿 佐 保 同 鹿 左 男 同 鹿 男 同 鹿 雄 同 鹿 〈以上六河海〉 」 ※河海抄に無し 亀井「 麚 サヲシカ 」 伊 「 鹿 サホシカ （正、 麚 ）」 ２ 私用「さ夜に小字嫌、…＊ 三 サヨ 更 フケテ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 三 サヨ 更 フクル 」 塵芥「 三 サヨ 更 フケテ 」 ３ 私用「ふくる…更」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 更 フクル 」 ４ 私用「 岬 ミサカ 」 温故「 岬 ミサカ 」 ５ 私用「 巓 ミタケ 」 温故・塵芥「 巓 ミタケ 」 ６ 私用「水崎 水 ミ 沼 ヌマ 水 ミ 菰 コモ ＊ 水 ミ 鴨 カモ 」（万葉語 ４ 項目 表記一致 １ ） ７ 私用「 澪 ミヲ 浥 ミヲ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） ８ 私用「尾上 ＊ □ ヲ ノ エ 上 （岑上） 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 易 「 尾 オ ノ ヘ 上 」 ９ 私 用「 鸃 ヤマトリ 鵾 同 鵕 同 鶃 同 鵌 ヤマトリ 」（万葉語 ５ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 鸃 ヤマトリ … 鵾 同 」 亀井「 鸃 山トリ 」 10 私用「 鳩 ヤマバト 鸒 同 鶌 同 鶗 ヤマハト 鵌 同 」 温故・塵芥「 鳩 ヤマハト 」 饅 「 鳩 ヤマバト 」 易 「（ 鵓 ヤマバト ） 鳩 同 」 11 私用「＊尾花 蕙 ヲハナ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 茅 オハナ ） 蕙 同上 … 尾 同 花 」 塵芥「 蕙 ヲハキ 」 亀井「 蕙 ヲハナ 」 天 「 蕙 ヲバナ 〈…又尾花〉 」 易 「 尾 オ 花 ハナ 蕙 同 」 12 私用「野分 暴 ノ ワ キ 風 」 温故「 暴 ノ ワ キ 風 … 野 同 分 」 塵芥「 暴 ノワキノカセ 風 〈河海〉… 野 同 分 」 ※河海抄 「のわきたちてはたさむきゆふくれの ほ と 暴風ノワキノカセ」 天 「 暴 ノ ワ キ 風 〈 倭語歟 〉」 易 「 暴 ノ ワ キ 風 」 13 私用「＊真草 ＊馬草 秣 マクサ 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 秣 マクサ 〈左〉 」 塵芥「 秣 マクサ 」 饅 「 秣 マグサ 」 天 「 秣 マクサ 〈馬ー〉 」 黒・易「 秣 マクサ 」 14 私用「忘 草 クサ ＊萱草」 （万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 萱 ワスレ ケン 〈萱草…〉 」 伊・饅・易「 萱 ワスレ 草 グサ 」 黒 「 萱 ワスレ 草 グサ 」 15 私用「 恒 シノフ 衣 クサ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 垣 シノフ 衣 クサ 」 塵芥「 恒 シノフ 衣 クサ 〈河海〉 」「 垣 シノフ 衣 クサ 」 ※河海抄に無し 亀井「 垣 シ ノ フ 衣 」 伊・天「 荵 シノブ 〈或作垣衣〉 」 饅・易「 垣 シ ノ ブ 衣 」 黒 「 荵 シノブ 〈或云塩（正、垣）衣…〉 」 16 私用「 莠 ハクサ イノコクサトモヨメリ 」 温故「 莠 ハクサ 〈毛、尚〉 」「 莠 ヰノコクサ 」 塵芥「 莠 ハクサ イウ 」「 莠 同（エノコクサ） 」 亀井「 莠 イノコツチ 」 黒 「 莠 ハクサ 〈田草也〉 」
温故「 麚 サホシカ 」 塵芥「 （ 麓 サヲシカ 鹿 ） 棹 同 鹿 佐 保 同 鹿 左 男 同 鹿 男 同 鹿 雄 同 鹿 〈以上六河海〉 」 ※河海抄に無し 亀井「 麚 サヲシカ 」 伊 「 鹿 サホシカ （正、 麚 ）」 ２ 私用「さ夜に小字嫌、…＊ 三 サヨ 更 フケテ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 三 サヨ 更 フクル 」 塵芥「 三 サヨ 更 フケテ 」 ３ 私用「ふくる…更」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 更 フクル 」 ４ 私用「 岬 ミサカ 」 温故「 岬 ミサカ 」 ５ 私用「 巓 ミタケ 」 温故・塵芥「 巓 ミタケ 」 ６ 私用「水崎 水 ミ 沼 ヌマ 水 ミ 菰 コモ ＊ 水 ミ 鴨 カモ 」（万葉語 ４ 項目 表記一致 １ ） ７ 私用「 澪 ミヲ 浥 ミヲ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） ８ 私用「尾上 ＊ □ ヲ ノ エ 上 （岑上） 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 易 「 尾 オ ノ ヘ 上 」 ９ 私 用「 鸃 ヤマトリ 鵾 同 鵕 同 鶃 同 鵌 ヤマトリ 」（万葉語 ５ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 鸃 ヤマトリ … 鵾 同 」 亀井「 鸃 山トリ 」 10 私用「 鳩 ヤマバト 鸒 同 鶌 同 鶗 ヤマハト 鵌 同 」 温故・塵芥「 鳩 ヤマハト 」 饅 「 鳩 ヤマバト 」 易 「（ 鵓 ヤマバト ） 鳩 同 」 11 私用「＊尾花 蕙 ヲハナ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 茅 オハナ ） 蕙 同上 … 尾 同 花 」 塵芥「 蕙 ヲハキ 」 亀井「 蕙 ヲハナ 」 天 「 蕙 ヲバナ 〈…又尾花〉 」 易 「 尾 オ 花 ハナ 蕙 同 」 12 私用「野分 暴 ノ ワ キ 風 」 温故「 暴 ノ ワ キ 風 … 野 同 分 」 塵芥「 暴 ノワキノカセ 風 〈河海〉… 野 同 分 」 ※河海抄 「のわきたちてはたさむきゆふくれの ほ と 暴風ノワキノカセ」 天 「 暴 ノ ワ キ 風 〈 倭語歟 〉」 易 「 暴 ノ ワ キ 風 」 13 私用「＊真草 ＊馬草 秣 マクサ 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 秣 マクサ 〈左〉 」 塵芥「 秣 マクサ 」 饅 「 秣 マグサ 」 天 「 秣 マクサ 〈馬ー〉 」 黒・易「 秣 マクサ 」 14 私用「忘 草 クサ ＊萱草」 （万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 萱 ワスレ ケン 〈萱草…〉 」 伊・饅・易「 萱 ワスレ 草 グサ 」 黒 「 萱 ワスレ 草 グサ 」 15 私用「 恒 シノフ 衣 クサ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 垣 シノフ 衣 クサ 」 塵芥「 恒 シノフ 衣 クサ 〈河海〉 」「 垣 シノフ 衣 クサ 」 ※河海抄に無し 亀井「 垣 シ ノ フ 衣 」 伊・天「 荵 シノブ 〈或作垣衣〉 」 饅・易「 垣 シ ノ ブ 衣 」 黒 「 荵 シノブ 〈或云塩（正、垣）衣…〉 」 16 私用「 莠 ハクサ イノコクサトモヨメリ 」 温故「 莠 ハクサ 〈毛、尚〉 」「 莠 ヰノコクサ 」 塵芥「 莠 ハクサ イウ 」「 莠 同（エノコクサ） 」 亀井「 莠 イノコツチ 」 黒 「 莠 ハクサ 〈田草也〉 」
易 「（ 稂 ハクサ ） 莠 同 」 17 私用「 縗 フチコロモ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 縗 フチコロモ 〈喪服〉 」 18 私用「 荷 ミクリ （正、 芿 ） 三 同 稜 」 温故「 芿 ミクリ 」「 三 ミ ク リ 稜 」 塵芥「 芿 ミクリ 」 19 私用「＊ 鴨 ツ キ ク サ 頭草 露 ツユクサ 草 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 鴨 ツ ユ ク サ 頭草 □ 同 」 塵芥「 露 ツユクサ 草 … 鴨 ツ ユ ク サ 頭草 」 伊 「 月 ツユクサ 草 〈又云露草也〉 」 伊・饅・天・黒「 鴨 ツ ユ ク サ 頭草 」 黒 「 露 ツユクサ 草 」 20 私用「 藪 ノラ ヤフ 」 温故・塵芥「 藪 ノラ 」「 藪 ヤフ 」 亀井「 藪 ヤフ 」 伊 「 藪 ノラ 〈 田夫之辞也 〉」 饅・易「 藪 ヤブ 」 天・黒「 藪 ヤブ 〈竹林〉 」 21 私用「沙 細 同 砂 」 温故「 沙 イサコ 」 塵芥「 沙 イサコ サ 」 饅 「 沙 イサゴ 〈砂〉 」 天 「 沙 イサゴ 〈砂同〉 」 黒 「沙〈砂同〉 」 易 「 沙 イサゴ 」 22 私用「 微 コ サ メ 雨 細 同 雨 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 細 コ サ メ 雨 」 塵芥「 細 コ サ メ 雨 〈河海〉 微 同 雨 〈同〉 」 ※河海抄に無し 亀井「 細 コ サ メ 雨 」 23 私用「 燎 ニハヒ 潦 ニハタツミ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 燎 ニハヒ 」「 （ 潢 ニハタ 潦 ツミ ） 潦 同 〈雨水、文〉 」 易 「 燎 ニハビ 」 24 私用「 細 サヽレ 石 イシ ＊ 楽 サヽ 浪 ナミ 細 サヽ 水 ミツ 細 サヽラ 荻 ヲキ 細 サヽ 栗 クリ 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 碝 サヽレ 磩 イシ 〈文〉 ） 細 同 石 」「 （ 神 サヽナミ 楽 ） 楽 々 同 浪」 塵芥「 （ 碝 サヽレ 磩 イシ ） 細 同 石 」「 （ 神 サヽナミ 楽 ） 楽 々 同 浪」 「 細 サヽラ 荻 ヲキ 細 サヽクリ 栗 」 伊 「 細 サヾレ 石 イシ 〈沙〉 」 天・饅・易「 細 サヾレ 石 イシ 」 黒 「 細 サヾレ 石 イシ 〈砂〉 」 25 私用「＊ 縹 ハナタ 葩 ハナヒラ 萼 ハナフサ 声 ハナヤ 花 カナル 嘩 同 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 緗 ハナタ ） 縹 同 〈文〉 」「 葩 ハナヒラ 〈文〉 」「 （ 蕊 ハナフサ ） 萼 同 」「 （ 若 ハナヤカ 厳 ） 声 同 華 」 塵芥「 （ 緗 ハナタ ヘウ ） 縹 同 」「 葩 ハナヒラ ハ 」「 萼 ハナフサ ハナヒラ スイ 」「 声 ハナヤカ 華 〈文集〉 」 亀井「 縹 ハナダ 」 天 「 萼 ハナブサ 」 黒 「 声 ハナヤ 華 カナリ 」 易 「 葩 ハナビラ 」「 声 ハナヤカ 花 」 26 私用「 余 アラ 田 タ （正、畬） 曠 アラ 野 ノ ＊ 璞 アラタマ 鉱 アラカネ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 畬 アラタ 〈田三歳焼種ー〉 」「 曠 アラ 野 ノ 」 塵芥「 （ 菑 アラタ 〈田一歳〉 ） 畬 同 〈田三歳〉… 曠 アラ 野 ノ 」「 （ 炉 アラカネ ）… 鉱 同 」 亀井「 畬 アラタ 」「 砿 アラタマ 珠 」 27 私用「 廬 ヤカタ舟 車 ヤカタ 蓋 クルマ 亭 アハラヤ 四 アツマヤ 阿 窯 カハラヤ 廥 クサヤ 」 温故「 廬 ヤカタ 」「 （ 荒 アハラ 屋 ヤ ） 亭 同 」「 窯 カハラヤ 」「 廥 クサヤ 」 塵芥「 廬 ヤカタ 〈舟〉 」「 （ 荒 アハラ 屋 ヤ ） 亭 同 」「 窯 カハラヤ 」「 廥 クサヤ 」 亀井「 四 アツマヤ 阿 」 伊 「 廥 クサヤ 」 天 「 亭 アバラヤ 」 28 私用「 銖 カヽリ火 燧 同 松 マツノ火 明 続 同 松 烽 トフ火 熢 〈イ〉 撅 ホクシ 」 温故「 熢 トフヒ … 烽 同 〈挙ー、文〉 」「 撅 ホクシ 」 塵芥「 蜂 トフヒ ホウ （正、烽） 」「 橛 ホクイ 」 伊 「（ 焱 トブヒ ヱン ） 熢 同 」 天 「 烽 トブヒ 〈史記挙ー〉 」 易 「 烽 トブヒ 〈史記挙之〉 」「 烽 トブヒ 〈 熢 同、…〉 」 29 私用「 神 ミ コ 子 神 ミ キ 酒 御 ヲホミキ 酒 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 神 ミ コ 子 」「 神 ミ キ 酒 」 塵芥「 神 ミ コ 子 〈神〉 」「 神 ミ キ 酒 」 伊・天・易「 神 ミ キ 酒 」 伊・天「 御 ミ コ 子 〈或作神子〉 」 饅・易「 （ 御 ミ コ 子 ） 神 同 子 」 黒 「 御 ミ コ 子 〈又作神子〉 」 30 私用「 上 カミサヒ 久 衰 同 宿 同 栄 同 〈 神祇にはあらさる歟 、同神字にも不可嫌歟、 たゝ 久古也 〉」 （万葉語 ４ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 上 カミ 久 サヒテ 衰 同 宿 同 栄 同 〈 久古事也 、 非神祇歟 〉」 31 私用「 神 ヒホロキ 籬 胙 同 勅 同 原 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 神 ヒホロキ 籬 胙 同 」 亀井「 胙 ヒモロキ 」 饅・黒「 胙 ヒモロキ 」 32 私用「 豊 トヨノ 明 アカリ ＊ 宴 同 （正、豊宴） 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 33 私用「＊ 祇 クニツカミ （正、地祇） 地 同 神 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故・塵芥「 地 クニツ 神 カミ 」 34 私用「 現 アラヒトカミ 人神 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 現 アラヒトカミ 人神 」 塵芥「 現 アラヒトカミ 人神 〈雄略紀ニハ現人之神〉 」 亀井「 現 アラヒトカミ 人神 」 饅 「 現 アラヒトガミ 人神 」 35 私用「 産 ムスフ 神 ノカミ 」 温故「 産 ムスフ 神 ノカミ 」 塵芥「 産 ムスフ 神 ノカミ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 36 私用「 帝 ミカト 王 ミカト 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 伊・饅・天・黒・易「 帝 ミカド 」 37 私用「＊ 王 ヲホキミ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 王 オホキミ 」 38 私用「 宦 ミヤツコ 」 39 私用「 祝 コトフキ 」 40 私用「 宣 ノタマウ 命 同 」 天 「 宣 ノタマウ 給 〈又作宣〉 」 黒 「（ 宣 ノタマウ 給 ） 宣 同 」 41 私用「 幣 ミテクラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 42 私用「 雨 ホソトノ 丁 （正、両下） 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 廊 ホソトノ … 雨 ホソトノ 丁 （正、両下） 」 塵芥「 廊 ホソトノ ラウ … 西 ホソトノ 丁 （正、両下） 」 43 私用「 籬 マカキ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 籬 マカキ 」 塵芥「 籬 マカキ リ 」 饅・黒「 籬 マガキ 」 天 「 籬 マガキ マセ 」 易 「 籬 マカキ 」 44 私用「 柵 マセカキ 」 伊 「 柵 マセガキ サク 」 45 私用「 外 ソトモ 面字ニハ二句計歟」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 46 私用「＊ 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 〈 居所にあらす 、 仙家内裏なとにあり 〉」 （万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 〈 不居所 、 仙家大裏ナトニアリ 〉」 塵芥「 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 」 47 私用「 注 シ メ 連 ＊ 標 シム 卜 シムル 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 卜 シム 」 塵芥「 卜 シム … 註 シ メ 連 〈神祇有之〉 」 伊・黒「 註 シ メ 連 〈神祇有之〉 」 饅 「 註 シ メ 連 〈神祇飾〉 」 易 「 註 シ メ 連 〈神祇〉 」「 （ 占 シム セン ） 卜 同 ボク 」
天 「 烽 トブヒ 〈史記挙ー〉 」 易 「 烽 トブヒ 〈史記挙之〉 」「 烽 トブヒ 〈 熢 同、…〉 」 29 私用「 神 ミ コ 子 神 ミ キ 酒 御 ヲホミキ 酒 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 神 ミ コ 子 」「 神 ミ キ 酒 」 塵芥「 神 ミ コ 子 〈神〉 」「 神 ミ キ 酒 」 伊・天・易「 神 ミ キ 酒 」 伊・天「 御 ミ コ 子 〈或作神子〉 」 饅・易「 （ 御 ミ コ 子 ） 神 同 子 」 黒 「 御 ミ コ 子 〈又作神子〉 」 30 私用「 上 カミサヒ 久 衰 同 宿 同 栄 同 〈 神祇にはあらさる歟 、同神字にも不可嫌歟、 たゝ 久古也 〉」 （万葉語 ４ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 上 カミ 久 サヒテ 衰 同 宿 同 栄 同 〈 久古事也 、 非神祇歟 〉」 31 私用「 神 ヒホロキ 籬 胙 同 勅 同 原 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 神 ヒホロキ 籬 胙 同 」 亀井「 胙 ヒモロキ 」 饅・黒「 胙 ヒモロキ 」 32 私用「 豊 トヨノ 明 アカリ ＊ 宴 同 （正、豊宴） 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 33 私用「＊ 祇 クニツカミ （正、地祇） 地 同 神 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故・塵芥「 地 クニツ 神 カミ 」 34 私用「 現 アラヒトカミ 人神 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 現 アラヒトカミ 人神 」 塵芥「 現 アラヒトカミ 人神 〈雄略紀ニハ現人之神〉 」 亀井「 現 アラヒトカミ 人神 」 饅 「 現 アラヒトガミ 人神 」 35 私用「 産 ムスフ 神 ノカミ 」 温故「 産 ムスフ 神 ノカミ 」 塵芥「 産 ムスフ 神 ノカミ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 36 私用「 帝 ミカト 王 ミカト 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 伊・饅・天・黒・易「 帝 ミカド 」 37 私用「＊ 王 ヲホキミ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 王 オホキミ 」 38 私用「 宦 ミヤツコ 」 39 私用「 祝 コトフキ 」 40 私用「 宣 ノタマウ 命 同 」 天 「 宣 ノタマウ 給 〈又作宣〉 」 黒 「（ 宣 ノタマウ 給 ） 宣 同 」 41 私用「 幣 ミテクラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 42 私用「 雨 ホソトノ 丁 （正、両下） 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 廊 ホソトノ … 雨 ホソトノ 丁 （正、両下） 」 塵芥「 廊 ホソトノ ラウ … 西 ホソトノ 丁 （正、両下） 」 43 私用「 籬 マカキ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 籬 マカキ 」 塵芥「 籬 マカキ リ 」 饅・黒「 籬 マガキ 」 天 「 籬 マガキ マセ 」 易 「 籬 マカキ 」 44 私用「 柵 マセカキ 」 伊 「 柵 マセガキ サク 」 45 私用「 外 ソトモ 面字ニハ二句計歟」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 46 私用「＊ 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 〈 居所にあらす 、 仙家内裏なとにあり 〉」 （万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 〈 不居所 、 仙家大裏ナトニアリ 〉」 塵芥「 無 フ 何 カ 有 ウノサト 郷 」 47 私用「 注 シ メ 連 ＊ 標 シム 卜 シムル 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 卜 シム 」 塵芥「 卜 シム … 註 シ メ 連 〈神祇有之〉 」 伊・黒「 註 シ メ 連 〈神祇有之〉 」 饅 「 註 シ メ 連 〈神祇飾〉 」 易 「 註 シ メ 連 〈神祇〉 」「 （ 占 シム セン ） 卜 同 ボク 」
48 私用「 帷 シタ 衣 スタレ （正、帷裳） 」 温故「 （ 掏 シタスタレ ） 帷 同 裳 」 塵芥「 （ 掏 シタスタレ ）… 帷 シタ 裳 スタレ 」 伊 「 帷 シタ 裳 スダレ 〈車輿〉 」 饅 「 帷 シタ 裳 スダレ 」 天 「 帷 シタ 裳 スダレ 〈輿車用之〉 」 黒 「 帷 シタ 裳 スタレ 〈車輿在之〉 」 易 「（ 下 シタスダレ 簾 ） 帷 同 裳 」 49 私用「 庇 ヒサシ 」 亀井「 庇 ヒサシ 」 伊・饅・天・黒・易「 庇 ヒサシ 」 50 私用「 巷 チマタ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 （ 街 チマタ カイ ）… 巷 同 カウ 」 亀井「 巷 チマタ 」 伊 「 巷 チマタ 」 天・黒・易「 （ 阡 チマタ ）… 巷 同 」 51 私用「＊ 田 タ 廬 フセ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 52 私用「 穀 タナツモノ 」 53 私用「 田を 犂 スク 」 温故「 （ 施 スク 〈 罟 アミ 、文〉 ） 犂 同 〈 田 〉」 塵芥「 （ 施 スク 罟 アミヲ ） 犂 スク 〈 田 〉」 54 私用「紙を 漉 スク 」 伊・易「 漉 スク 〈ー紙〉 」 55 私用「 礠 シ 磯 キ 島 シマ （正、磯城島） 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 礠 シ 磯 キ 島 シマ （正、磯城島） 」 塵芥「 磁 シ 磯 シキ 島 シマ （正、磯城島） 」 56 私用「＊ 天 アマ 霧 キラシ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 57 私用「 天 アマ 離 サカル 〈下の心にはあらす、はなるゝ也、天は 都也 〉」 （万葉語 １ 表 記一致 １ ） 温故「 天 アマ 離 サカル 〈 天 ハ 都也 〉」 58 私用「 旭 アサヒ 昶 同 勗 同 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 旭 アサヒ 」 塵芥「 暾 アサヒ 〈旭〉 」 亀井「 旭 アサヒ 」 伊・饅・天「 旭 アサヒ 」 黒 「 旭 アサヒ … 昶 同 勗 同 」 易 「（ 朝 ア サ ヒ 暾 ） 旭 同 」 59 私用「 昧 アサ 爽 ホラケ 」 塵芥「 （ 曙 アケホノ ） 昧 同 爽 アサホラケ 」 60 私用「 朗 アケホノ 曙 同 」 塵芥「 曙 アケホノ … 朗 アケホノ 」 亀井「 曙 アケホノ 」 饅・黒「 曙 アケボノ 」 天 「（ 昧 アケ 爽 ボノ ）… 凌 同 晨 〈或作曙〉 」 61 私用「 」（原本、穴冠に忄に莫） 温故「 」 塵芥「 瘼 ウタヽネ （正、 ）〈河海〉 」 ※ 河 海 抄「 う た ゝ ね は い さ め き こ ゆ る も の を 〈 人 諸 乙 庶 二 切 〉 仮 寐〈同、荘子〉 」 62 私用「 薩 サツ 男 ヲ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 薩 サツ 男 オ 」 63 私用「＊ 大 マスラヲ 夫 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 大 マスラオ 夫 〈仙〉 益 同 雄 達 同 男 男 同 」 ※京都大学本仙源抄に無し 塵芥「 大 マスラヲ 夫 〈雄略紀〉 」 64 私用「 屠 ミトリコ 児 嬰 同 児 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 嬰 ミトリコ 児 」 塵芥「 嬰 ミトリコ 児 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 饅・天「 嬰 ミドリコ 児 」 ウタヽネ ウタヽネ ウタヽネ 65 私用「 孤 ミナシコ 」 温故「 孤 ミナシコ 〈文〉 」 塵芥「 孤 ミナシコ 」 亀井「 孤 ミナシコ 」 66 私用「 主 アルシ 」 塵芥「 主 アルシ 」 饅・天・易「 主 アルジ 」 67 私用「＊ 蜻 アキツ 島 シマ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 秋 アキ 津 ツ 島 シマ 」 伊・天・黒・易「 秋 アキ 津 ツ 島 シマ 」 68 私用「 烏 ウ 羽 ハ 玉 タマ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 烏 ウ 羽 ハ 玉 タマ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 69 私用「 胡 コ 蝶 テウ 」 塵芥「 胡 コ 蝶 テウ 」 亀井「 胡 コ 蝶 テウ 」 天・黒「 胡 コ 蝶 テウ 」 伊・易「 胡 コ 蝶 テフ 」 70 私用「＊ 山 ヤマ 橘 タチハナ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 71 私用「 簟 タカムシロ 」 温故・塵芥「 簟 タカムシロ 」 饅・天・黒・易「 簟 タカムシロ 」 72 私用「 海 ウミニ 童 マス神 」 73 私用「＊ 天 アマノ 原 ハラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 74 私用「 滄 アヲウ 溟 ナハラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 滄 アヲウ 溟 ナハラ 」 75 私用「＊ 奥 ヲキ 津 ツ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 76 私用「 越 コシ 路 チ 胡 同 路 北 同 路 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 胡 コシ 路 チ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 饅 「 越 コシ 路 ヂ 」 天 「 越 コシ 路 ヂ 〈又作塞〉 」 77 私用「 商 アキヒト 商 アキナ 客 ヒヒト 」 塵芥「 （ 賈 アキヒト カ ） 商 同 シヤウ 」 78 私用「 夙 ツト 旦 ツトメテ 」 温故「 夙 ツト 」 塵芥「 （ 早 ツト ） サウ 夙 同 シク …（ 晨 ツト ） 夙 同 」 天・黒・易「 夙 ツト 」 79 私用「 珮 ヲモノ 」 温故「 珮 オモノ 」 塵芥「 珮 ヲモノ ハイ 」 伊 「 珮 ヲモノ 」 易 「 佩 オモノ 」 80 私用「 小 ヲ 環 タマキ 」 81 私用「 玔 タマキ 環 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 環 タマキ 」 塵芥「 環 同（タマ） タマキ クワン 」 易 「（ 金 タ マ キ 釧 ） 環 同 」 82 私用「鳥之 飛 トヒタツ 起 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 83 私用「 便 タツキ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 便 タツキ 」 84 私用「 水 イセキ （正、埭） 堰 同 」 温故「 堰 ヰセキ … 水 ヰセキ （正、埭） 」 塵芥「 水 イセキ （正、埭） 」 85 私用「 楊 ウ ツ キ 櫨 檳 同 」 86 私用「 花 ノ 発 ヒラク 咲 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （ 杜 ヒラク 〈土、文〉 ）… 発 同 」 天・黒・易「 発 ヒラク 」 87 私用「門を 鏁 サス 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 鏁 サス サシコム 」
65 私用「 孤 ミナシコ 」 温故「 孤 ミナシコ 〈文〉 」 塵芥「 孤 ミナシコ 」 亀井「 孤 ミナシコ 」 66 私用「 主 アルシ 」 塵芥「 主 アルシ 」 饅・天・易「 主 アルジ 」 67 私用「＊ 蜻 アキツ 島 シマ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 秋 アキ 津 ツ 島 シマ 」 伊・天・黒・易「 秋 アキ 津 ツ 島 シマ 」 68 私用「 烏 ウ 羽 ハ 玉 タマ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 烏 ウ 羽 ハ 玉 タマ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 69 私用「 胡 コ 蝶 テウ 」 塵芥「 胡 コ 蝶 テウ 」 亀井「 胡 コ 蝶 テウ 」 天・黒「 胡 コ 蝶 テウ 」 伊・易「 胡 コ 蝶 テフ 」 70 私用「＊ 山 ヤマ 橘 タチハナ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 71 私用「 簟 タカムシロ 」 温故・塵芥「 簟 タカムシロ 」 饅・天・黒・易「 簟 タカムシロ 」 72 私用「 海 ウミニ 童 マス神 」 73 私用「＊ 天 アマノ 原 ハラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 74 私用「 滄 アヲウ 溟 ナハラ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 滄 アヲウ 溟 ナハラ 」 75 私用「＊ 奥 ヲキ 津 ツ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 76 私用「 越 コシ 路 チ 胡 同 路 北 同 路 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 胡 コシ 路 チ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 饅 「 越 コシ 路 ヂ 」 天 「 越 コシ 路 ヂ 〈又作塞〉 」 77 私用「 商 アキヒト 商 アキナ 客 ヒヒト 」 塵芥「 （ 賈 アキヒト カ ） 商 同 シヤウ 」 78 私用「 夙 ツト 旦 ツトメテ 」 温故「 夙 ツト 」 塵芥「 （ 早 ツト ） サウ 夙 同 シク …（ 晨 ツト ） 夙 同 」 天・黒・易「 夙 ツト 」 79 私用「 珮 ヲモノ 」 温故「 珮 オモノ 」 塵芥「 珮 ヲモノ ハイ 」 伊 「 珮 ヲモノ 」 易 「 佩 オモノ 」 80 私用「 小 ヲ 環 タマキ 」 81 私用「 玔 タマキ 環 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 環 タマキ 」 塵芥「 環 同（タマ） タマキ クワン 」 易 「（ 金 タ マ キ 釧 ） 環 同 」 82 私用「鳥之 飛 トヒタツ 起 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 83 私用「 便 タツキ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 便 タツキ 」 84 私用「 水 イセキ （正、埭） 堰 同 」 温故「 堰 ヰセキ … 水 ヰセキ （正、埭） 」 塵芥「 水 イセキ （正、埭） 」 85 私用「 楊 ウ ツ キ 櫨 檳 同 」 86 私用「 花 ノ 発 ヒラク 咲 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （ 杜 ヒラク 〈土、文〉 ）… 発 同 」 天・黒・易「 発 ヒラク 」 87 私用「門を 鏁 サス 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 鏁 サス サシコム 」
易 「 鎖 サス 〈門〉 」 88 私用「刀を＊ 刺 サス クサルトモ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 刺 同（サス） サシヤフル シ 」 饅 「 刺 サス 」 天 「 刺 サス サシヤブル 〈針〉 」 89 私用「心を 字 ヤシナウ 」 温故「 字 ヤシナウ 」 塵芥「 字 ヤシナフ 」 90 私用「＊ 字 アサナ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 易 「 字 アザナ 」 91 私用「＊ 曝 サラス ＊ 干 ホス 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 塵芥「 曝 サラス サレタリ ホウ 〈暴骨〉 」 伊・天・易「 曝 サラス 」 饅 「 曝 サラス 〈恥〉 」 黒 「 曝 サラス 〈ー恥〉 」 饅・黒「 干 ホス 」 92 私用「 漬 ツクル ＊ 潰 ヒツ （正、漬） 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 潰 ヒツ 〈水、万〉 」 93 私用「＊ 迫 セマル ＊ 責 セムル 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故・塵芥「 （ 徴 セムル ）… 責 同 … 迫 セマル 」 饅・黒「 （ 逼 セマル ） 迫 同 」 天 「（ 逼 セムル ）… 責 同 」 易 「 迫 セマル 」 94 私用「 糸を 戸 ヘル 年を＊ 歴 ヘル 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 戸 ヘル 〈 糸 〉」 黒・易「 （ 経 ヘル ） 歴 同 」 95 私用「 水 ノ 文 アヤ 絢 アヤ 〈同〉 」 温故「 文 アヤ 〈文〉 絢 同 〈文、論〉 」 易 「（ 綾 アヤ ） 文 同 」 96 私用「 窂 ウカツ （正、穿） 堀 ホル （正、掘） 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 穿 ウカツ セン 」「 堀 ホル クツ （正、掘） 」 饅・天・黒・易「 穿 ウガツ 」 饅 「 掘 ホル 」 97 私用「 勝 スクル 」 温故「 勝 スクル 〈衆人往来〉… 勝 スクルヽ 」 饅 「 勝 スグルヽ 」 黒 「 勝 スグル 」 98 私用「＊ 乱 ミタル 猥 ミタリカハシ 慢 同 狼 同 籍 （正、藉） 」（万葉語 ４ 項目 表記一致 １ ） 温故「 乱 ミタル 」 饅・天・黒「 乱 ミダル 」 易 「 猥 ミダリガハシ 狼 ミダリ 藉 カハシ 」 99 私用「 悶 ヲホツカナキ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 悶 ヲホツカナシ 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 100 私用「 任 サモアラ 他 ハアレ 遮 同 莫 」 温故「 任 サモアラ 他 ハアレ 遮 同 莫 」 塵芥「 遮 サモアラ 莫 ハアレ 任 同 地 （正、任他） 」 亀井「 任 サモアラ 他 ハアレ 」「 侘 サモツラ 任 ハアレ （正、任他） 」 饅・黒「 任 サモアラ 他 バアレ 遮 同 莫 」 易 「 任 サモアラ 他 ハアレ 遮 同 シヤハク 莫 」 101 私用「 強 ツレナキ 面 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 （ 強 ツレナシ 顔 ） 強 同 面 」 亀井「 強 ツレナイ イタカ 面 」 102 私用「 （忝の異体） 」 温故「 （ 首 オホケナシ ） （忝の異体） 」「 天 オホケ 心 イシ （正、忝） 」 103 私用「 無 同 端 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （ 静 アチキナシ ） 静 同 心 （正、 ）」 塵芥「 （ 静 アチキナシ ） 静 同 心 （正、 ）… 無 アチキ 端 ナシ 〈舎利、式〉 」 亀井「 無 アチキ 端 ナヤ 」 天・易「 無 ナシ レ 端 アヂキ 」 ヲホケナキ 同 アチキナキ 104 私用「 号 ナノル 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 105 私用「＊ 送 ヲクル ＊ 後 同 贈 ヲクリ物 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 送 ヲクル 〈人〉 」 塵芥「 送 ヲクル ソウ 」 伊 「 送 ヲクル 」 饅・天・黒・易「 送 ヲクル 」 饅 「 後 ヲクルヽ 」 黒 「 後 ヲクル 」 106 私用「 想 ヲモイ 像 ヤル 襟 モノヲモイ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 想 オモヒ 像 ヤル 〈文〉 」「 襟 モノオモヒ 」 塵芥「 想 ヲモイ 像 ヤル 」「 襟 モノオモヒ 」 伊・易「 想 オモヒ 像 ヤル 」 天 「 想 イ 像 ヤル 」 饅 「 想 ヲモヒ 像 ヤル 」 黒 「 想 ヲモイ 像 ヤル 」 107 私用「＊ 昨 キノフ ＊ 明 アス 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 昨 サク キノフ 」 塵芥「 昨 キノフ サク 」 108 私用「 劇 イソカハシキ 忙 同 」 塵芥「 （ 悤 イソカハシ ソウ ） 劇 同 」 亀井「 忙 イソカハシ 」 天 「 忙 イソガワシ 」 黒・易「 忙 イソガハシ 」 109 私用「＊ 醜 ミニクキ 矬 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 醜 ミニクキ 〈貌、文〉 」 亀井「 醜 ミニクキ 」 饅・天・黒・易「 醜 ミニクシ 」 110 私用「 妙 メテタキ 花 同 美 同 」 温故「 妙 メテタキ 華 同 美 同 」 塵芥「 妙 メテタシ 〈河海〉 花 同 〈同〉 美 同 〈同〉 」 ※河海抄 「めてたき御ありさまも 可愛 〈メテタシ 遊仙窟〉 娃 〈同〉 」 伊 「 妙 メデタシ 」 天 「 妙 メデタイ 〈或作目出〉 」 111 私用「 文 アヤ 目 メ もしらぬ」 塵芥「 （ 綾 アヤ 目 メ ）… 文 同 目 〈河海〉 」 ※ 河海抄「物のあやめ 綾目 又黒白 文目〈文をあやと読也、毛詩曰 声成文〉 」 112 私用「道行振 触 フリ 〈同〉 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 道 ミチユキフレ フリ 行 触 」 易 「 道 ミチユキフリ 行触 」 113 私用「あやな 無益と云」 温故・塵芥「 無 アヤナシ 益 」 易 「 無 ナシ レ 益 アヤ 」 114 私用「 等 ナヲサリ 閑 」 温故「 （ 平 ナヲサリ 生 ） 等 同 閑 」 伊・黒・易「 等 ナヲザリ 閑 」 饅 「 等 ナヲサリ 閑 」 115 私用 「とめて 求字也、 たつぬるに心おなし 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 求 トムル 〈 尋也 〉」 塵芥「 （ 闋 トムル ） 求 同 」 116 私用「 早 イ ツ カ 晩 」 温故「 早 イ ツ カ 晩 」 塵芥「 早 イツカ サウハン 晩 」「 早 イ ツ カ 晩 」 伊・天・黒・易「 早 イ ツ カ 晩 」 117 私用「 近 サイツ 曾 コロ 」 温故「 近 サイツ 曾 コロ 頃 同 嘗 」 塵芥「 近 サイツ 曾 コロ 〈河海〉 頃 同 嘗 」 ※河海抄「さいつころ 近曾」 易 「 近 サイツ 曾 ゴロ 」 118 私用「 従 モトヨリ 来 」
104 私用「 号 ナノル 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 105 私用「＊ 送 ヲクル ＊ 後 同 贈 ヲクリ物 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 送 ヲクル 〈人〉 」 塵芥「 送 ヲクル ソウ 」 伊 「 送 ヲクル 」 饅・天・黒・易「 送 ヲクル 」 饅 「 後 ヲクルヽ 」 黒 「 後 ヲクル 」 106 私用「 想 ヲモイ 像 ヤル 襟 モノヲモイ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 想 オモヒ 像 ヤル 〈文〉 」「 襟 モノオモヒ 」 塵芥「 想 ヲモイ 像 ヤル 」「 襟 モノオモヒ 」 伊・易「 想 オモヒ 像 ヤル 」 天 「 想 イ 像 ヤル 」 饅 「 想 ヲモヒ 像 ヤル 」 黒 「 想 ヲモイ 像 ヤル 」 107 私用「＊ 昨 キノフ ＊ 明 アス 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 昨 サク キノフ 」 塵芥「 昨 キノフ サク 」 108 私用「 劇 イソカハシキ 忙 同 」 塵芥「 （ 悤 イソカハシ ソウ ） 劇 同 」 亀井「 忙 イソカハシ 」 天 「 忙 イソガワシ 」 黒・易「 忙 イソガハシ 」 109 私用「＊ 醜 ミニクキ 矬 同 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 醜 ミニクキ 〈貌、文〉 」 亀井「 醜 ミニクキ 」 饅・天・黒・易「 醜 ミニクシ 」 110 私用「 妙 メテタキ 花 同 美 同 」 温故「 妙 メテタキ 華 同 美 同 」 塵芥「 妙 メテタシ 〈河海〉 花 同 〈同〉 美 同 〈同〉 」 ※河海抄 「めてたき御ありさまも 可愛 〈メテタシ 遊仙窟〉 娃 〈同〉 」 伊 「 妙 メデタシ 」 天 「 妙 メデタイ 〈或作目出〉 」 111 私用「 文 アヤ 目 メ もしらぬ」 塵芥「 （ 綾 アヤ 目 メ ）… 文 同 目 〈河海〉 」 ※ 河海抄「物のあやめ 綾目 又黒白 文目〈文をあやと読也、毛詩曰 声成文〉 」 112 私用「道行振 触 フリ 〈同〉 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 道 ミチユキフレ フリ 行 触 」 易 「 道 ミチユキフリ 行触 」 113 私用「あやな 無益と云」 温故・塵芥「 無 アヤナシ 益 」 易 「 無 ナシ レ 益 アヤ 」 114 私用「 等 ナヲサリ 閑 」 温故「 （ 平 ナヲサリ 生 ） 等 同 閑 」 伊・黒・易「 等 ナヲザリ 閑 」 饅 「 等 ナヲサリ 閑 」 115 私用 「とめて 求字也、 たつぬるに心おなし 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 求 トムル 〈 尋也 〉」 塵芥「 （ 闋 トムル ） 求 同 」 116 私用「 早 イ ツ カ 晩 」 温故「 早 イ ツ カ 晩 」 塵芥「 早 イツカ サウハン 晩 」「 早 イ ツ カ 晩 」 伊・天・黒・易「 早 イ ツ カ 晩 」 117 私用「 近 サイツ 曾 コロ 」 温故「 近 サイツ 曾 コロ 頃 同 嘗 」 塵芥「 近 サイツ 曾 コロ 〈河海〉 頃 同 嘗 」 ※河海抄「さいつころ 近曾」 易 「 近 サイツ 曾 ゴロ 」 118 私用「 従 モトヨリ 来 」
塵芥「 （ 元 モトヨリ 来 ）… 従 同 来 」 伊・易「 従 モトヨリ 来 」 119 私用「 所 スキニ 執 シカタ 」 温故「 所 スキニ 執 シカタ 」 120 私用「 近 コノカタ 日 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 近 コノカタ 日 」 黒 「（ 以 コノカタ 来 ）… 近 同 日 」 121 私用「 儀 ハカリコト 謀 同 」 温故「 （ 規 ハカリコト ） 謀 同 」 塵芥「 謀 ハカリコト ホウ 」 饅・易「 謀 ハカリコト 」 122 私用「 幸 サキクサ 草字不可嫌歟」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 幸 サキクサ 草 〈古〉 」 塵芥「 （ 福 サキクサ 草 ） 幸 同 草 」 123 私用「 諺 コトワサ 」 温故「 諺 アタコト コトハサ 〈天〉 」 伊・易「 諺 コトワザ 」 饅・黒「 諺 コトハザ 」 天 「 諺 コトワリ 」 124 私用「 咄 ツタナキ 拙 同 痴 同 」 温故「 （ 湫 ツタナシ ）… 拙 同 」 塵芥「 （ 孱 ツタナシ セン ）… 拙 ツタナシ セツ 」 饅・天・黒・易「 拙 ツタナシ 」 125 私用「＊ 於 コ ヽ ニ 是 於 同 焉 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 於 コ ヽ ニ 是 於 同 焉 」 126 私用「 罷 マカツル 」 127 私用「 湲 ヤリミツ 」 128 私用「 旱 ヒテリ 」 饅・天・黒「 旱 ヒデリ 」 129 私用「 却 カエリテ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 天 「 却 カエツテ 」 易 「 却 カヘツテ 」 130 私用「 試 コヽロミル 」 塵芥「 （ 嘗 コヽロミル シヤウ ） 試 同 モチヰル シ 」 131 私用「＊ 壊 コホツ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 （ 隤 コホツ ） 壊 同 」 伊・饅・天・黒「 壊 コボツ 」 132 私用「 繡 ウス物 」 133 私用「 紲 キツナ 楪 同 」 温故・塵芥「 （ 枷 キツナ ） 紲 同 」 亀井「 紲 キツナ 」 易 「 紲 キヅナ 〈馬 韁 〉 緤 同 〈同上〉 」 134 私用「 纜 トモツナ 」 温故「 纜 トモツナ 」 塵芥「 纜 トモツナ ラン 」 亀井「 トモツナ （正、纜） 」 伊・饅・天・黒「 纜 トモヅナ 」 易 「 纜 トモツナ 」 135 私用「＊ 靡 ナヒク 聳 タナヒク 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 靡 ナヒク 」 塵芥「 靡 ナヒク ヒ 〈旗ー〉 」 饅・黒「 靡 ナビク 」 易 「 靡 ナビク 〈旗〉 」 136 私用「 天 アマ 降 クタル 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 易 「 天 アマ 降 クダル 」 137 私用「＊ 上 ノホル 挙 同 揚 アカル 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 登 ノホル ） 上 同 」 塵芥「 揚 アカル ヤウ 」 饅・天・黒「 上 ノボル 」 易 「（ 升 ノホル ） 上 同 」 138 私用「刀の 錯 サフル 」 139 私用「水 銀 カネ 」 140 私用「 塊 ウツタカシ 堆 同 」 温故「 堆 ウツタカシ … 堆 ウツタカシ 」 塵芥「 堆 ウツタカシ タイ 」 饅・易「 堆 ウヅタカシ 」 黒 「 堆 ウツダカシ 」 141 私用「 微 スクナシ 募 同 （正、寡） 鮮 同 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 易 「 鮮 スクナシ 〈少〉 寡 同 クワ 微 同 ビ 」 142 私用「 癈 スタレタル （正、廃） 替 同 」 温故「 替 スタル 〈左〉 廃 同 」 塵芥「 替 同（カハル） スタル テイ 」 饅 「 癈 スタル 」 143 私用「 再 フタヽヒ 双 フタツ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 再 フタヽヒ 」 塵芥「 再 フタヽヒ サイ 」 饅 「 再 フタヽヒ 」 天・黒「 再 フタヽビ 」 易 「 再 フタヽビ サイ 」 144 私用「 偏 ヒトヘニ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 偏 ヘン ヒトヘナリ 〈ー頗〉 」 天・易「 偏 ヒトエ 単 同 」 黒 「 偏 ヒトヱ 単 同 」 145 私用「＊ 知 シル 誌 シルシ 注 シルス 掲 イチ 焉 シルシ 」（万葉語 ４ 項目 表記一致 １ ） 温故「 知 シル 〈浅〉 」「 掲 イチ 焉 シルシ 」 塵芥「 知 シル 」「 掲 イチ 焉 シルシ 」 易 「 知 シル 」 天 「（ 記 シルス ） 註 同 〈ー与注同〉 」 易 「（ 記 シルス ） 註 同 チウ 〈注同〉 」 伊 「 掲 イチ 焉 シルシ 」 天・易「 掲 イチ 焉 ジルシ 」 146 私用「 訪 トフラウ ＊ 問 トウ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 問 トフ 」 塵芥「 訪 トフラフ ハウ 」「 問 トフ フン 」 亀井「 訪 トフラウ 」 伊 「 弔 トブラフ 訪 同 」 饅 「 訪 トフラウ 弔 同 」 天・黒「 訪 トブラウ 」「 弔 トブラウ 」 易 「 訪 トフラフ 弔 同 」 饅・天「 問 トウ 」 147 私用「 憂 ウキ 患 ウレエ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 （ 忡 ウレヘ チウ ） 患 同 クワン 」 148 私用「 勿 ナカレ 」 塵芥「 勿 ナカレ フツ 」 黒・易「 勿 ナカレ 」 149 私用「 速 スミヤカ 早 同 造 同 次 」 塵芥「 速 同（マネク） スミヤカ ソク 」 饅 「 速 スミヤカ 」 天・黒・易「 速 スミヤカナリ 」 150 私用「 掲 イチ 焉 シロク 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 掲 イチ 焉 シルシ 」 伊 「 掲 イチ 焉 シルシ 」 天・易「 掲 イチ 焉 ジルシ 」 151 私用「＊形見 互 カタミニ 忘 ワスレ 難 カタミ 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 記 カ タ ミ 念 ）… 形 同 見 」 塵芥「 （ 信 カタミ ）… 形 同 見 」 饅・天・黒・易「 形 カタ 見 ミ 」 易 「 難 ガタシ 忘 ワスレ 」 152 私用「 消 アリサマ 息 」 153 私用「 羹 アツモノ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ）
138 私用「刀の 錯 サフル 」 139 私用「水 銀 カネ 」 140 私用「 塊 ウツタカシ 堆 同 」 温故「 堆 ウツタカシ … 堆 ウツタカシ 」 塵芥「 堆 ウツタカシ タイ 」 饅・易「 堆 ウヅタカシ 」 黒 「 堆 ウツダカシ 」 141 私用「 微 スクナシ 募 同 （正、寡） 鮮 同 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 ０ ） 易 「 鮮 スクナシ 〈少〉 寡 同 クワ 微 同 ビ 」 142 私用「 癈 スタレタル （正、廃） 替 同 」 温故「 替 スタル 〈左〉 廃 同 」 塵芥「 替 同（カハル） スタル テイ 」 饅 「 癈 スタル 」 143 私用「 再 フタヽヒ 双 フタツ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 再 フタヽヒ 」 塵芥「 再 フタヽヒ サイ 」 饅 「 再 フタヽヒ 」 天・黒「 再 フタヽビ 」 易 「 再 フタヽビ サイ 」 144 私用「 偏 ヒトヘニ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 偏 ヘン ヒトヘナリ 〈ー頗〉 」 天・易「 偏 ヒトエ 単 同 」 黒 「 偏 ヒトヱ 単 同 」 145 私用「＊ 知 シル 誌 シルシ 注 シルス 掲 イチ 焉 シルシ 」（万葉語 ４ 項目 表記一致 １ ） 温故「 知 シル 〈浅〉 」「 掲 イチ 焉 シルシ 」 塵芥「 知 シル 」「 掲 イチ 焉 シルシ 」 易 「 知 シル 」 天 「（ 記 シルス ） 註 同 〈ー与注同〉 」 易 「（ 記 シルス ） 註 同 チウ 〈注同〉 」 伊 「 掲 イチ 焉 シルシ 」 天・易「 掲 イチ 焉 ジルシ 」 146 私用「 訪 トフラウ ＊ 問 トウ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 問 トフ 」 塵芥「 訪 トフラフ ハウ 」「 問 トフ フン 」 亀井「 訪 トフラウ 」 伊 「 弔 トブラフ 訪 同 」 饅 「 訪 トフラウ 弔 同 」 天・黒「 訪 トブラウ 」「 弔 トブラウ 」 易 「 訪 トフラフ 弔 同 」 饅・天「 問 トウ 」 147 私用「 憂 ウキ 患 ウレエ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 （ 忡 ウレヘ チウ ） 患 同 クワン 」 148 私用「 勿 ナカレ 」 塵芥「 勿 ナカレ フツ 」 黒・易「 勿 ナカレ 」 149 私用「 速 スミヤカ 早 同 造 同 次 」 塵芥「 速 同（マネク） スミヤカ ソク 」 饅 「 速 スミヤカ 」 天・黒・易「 速 スミヤカナリ 」 150 私用「 掲 イチ 焉 シロク 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 掲 イチ 焉 シルシ 」 伊 「 掲 イチ 焉 シルシ 」 天・易「 掲 イチ 焉 ジルシ 」 151 私用「＊形見 互 カタミニ 忘 ワスレ 難 カタミ 」（万葉語 ３ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 記 カ タ ミ 念 ）… 形 同 見 」 塵芥「 （ 信 カタミ ）… 形 同 見 」 饅・天・黒・易「 形 カタ 見 ミ 」 易 「 難 ガタシ 忘 ワスレ 」 152 私用「 消 アリサマ 息 」 153 私用「 羹 アツモノ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ）
温故「 羹 アツモノ 〈左、礼〉 」 塵芥「 羹 アツモノ 」 伊・天・黒・易「 羹 アツモノ 」 154 私用「 溜 シタヽル 霤 リウ シツク アマタリ 」 155 私用「＊ 巻 マク 靉 ウスマク 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 塵芥「 靉 ウスマク 〈河海〉 」 ※河海抄に無し 饅・天・黒・易「 巻 マク 」 伊 「 靉 ウスマウ 」 156 私用「＊櫛 厳 ク シ ケ 器 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 櫛 クシ … 厳 ク シ ケ 器 」 塵芥「 櫛 同（クシ） シツ …（ 匣 クシケ ） 櫛 同 匣 」 157 私用「＊ 髪 カミ 鬚 ヒケ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 髪 カミ 」 塵芥「 髪 カミ ハツ 」「 鬚 ヒケ 」 亀井「 髪 カミ 」「 鬚 ヒケ 」 饅・天・黒・易「 髪 カミ 」 伊 「 鬚 ヒゲ シユ 」 饅 「 鬚 ヒゲ 〈在口下〉 」 天 「 鬚 ヒケ 」 黒 「 鬚 ヒケ 〈在口下〉 」 易 「 鬚 ヒゲ 〈口下〉 」 158 私用「しのゝめ 篠目」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故・塵芥「 篠 シノヽメ 目 曉 同 」 伊・饅「 篠 シノヽメ 目 」 黒 「 篠 シノヽメ 目 〈早朝之義、 倭語也 〉」 159 私用「うたかた人 むしろ人也、寧字心也」 温故「 寧 ウタカ 人 タヒト 」 160 私用「＊ 水 ミ サ コ 沙 （正、水沙児） 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 雎 ミサコ … 鷠 ミサコ 」 塵芥「 雎 ミサコ 鷠 同 鵃 同 … 鵃 ミサコ 鴡 同 鶘 同 」 亀井「 鴡 ミサコ 」 伊・饅・黒「 鵃 ミサゴ 」 天 「 鶚 ミサゴ 雎 ミサゴ 鵃 ミサゴ 」 易 「 関 ミ サ ゴ 雎 鵃 同 」 161 私用「 灘 ナタ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （ 洋 ナタ 〈水〉 ） 灘 同上 〈水〉 」 塵芥「 灘 ナタ 〈水〉 」 伊 「 灘 ナダ 」 162 私用「 木 コ 魅 タマ 樹 同 神 」 温故「 木 コ 魅 タマ 樹 同 神 」 塵芥「 木 コ 魅 タマ 〈又木玉〉 樹 同 神 〈或木偶、木神〉 」 伊・黒「 樹 コ タ マ 神 」 饅 「 樹 コ タ マ 神 」 天 「 魍 コタマ 〈或樹神、…〉 」 易 「 樹 コ タ マ 神 木 同 魅 」 163 私用「 壌 ツチクレ 塊 同 」 温故「 壌 ツチクレ 〈文〉 塊 同 〈左〉 」 塵芥「 壌 ツチクレ シヤウ 塊 同 クワイ 」 亀井「 塊 ツチクレ … 壌 ツチクレ 」 伊 「 塊 ツチクレ クワイ 壌 同 シヤウ 」 饅・天・易「 塊 ツチクレ 」 黒 「 塊 ツチクレ 壌 同 」 164 私用「 耕 タカヘス 」 温故「 （ 耡 タカヘス ） 耕 同 」 塵芥「 耕 タカヘス カウ …（ 耡 タカヘス ）… 耕 タカヘス 」 易 「 耕 タカヘス 」 165 私用「 礎 イシスエ 」 温故「 礎 イシスヘ 」 塵芥「 （ 碩 イシスエ ）… 礎 同 ソ 」 亀井「 礎 イシスヱ 」 伊・饅・黒・易「 礎 イシズヘ 」 天 「 礎 イシズエ 」 166 私用「 鵊 カシトリ 鵥 カシトリ 」 温故「 判 カシトリ 鳥 （正、 鵥 ）」 塵芥「 鵥 カシトリ 」 伊 「 鵥 カシトリ 〈イニ〉 」 天・易「 鵥 カシドリ 」 167 私用「 」（ ｢ ｣ の或体） 亀井「 」 易 「 卵 カイゴ 」 168 私用「鳥の 雛 ヒナ ＊ 夷 ヒナ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 翟 ヒナ ） 雛 同 」「 夷 ヒナ 」 塵芥「 雛 ヒナ 〈鳥未整羽者也〉 」「 夷 ヒナ 」 亀井「 （翟） 雛 同 」 伊・饅・天・黒・易「 雛 ヒナ 」 169 私用「 蒼 ミトサキ 鷺 」 温故・塵芥「 蒼 ミトサキ 鷺 」 伊 「 蒼 ミトサキ 鷺 」 饅・易「 蒼 ミトサギ 鷺 」 170 私用「＊ 獣 ケタモノ 畜 ケタモノ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 獣 ケタモノ 」 塵芥「 獣 ケモノ ケタモノ シウ 畜 同 チク 」 亀井「 獣 ケタモノ 」 伊 「 畜 ケダモノ 」 饅 「 獣 ケダモノ 」 天・黒・易「 獣 ケダモノ 畜 同 」 171 私用「 茅 カヤ 萱」 （万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 萱 カヤ 」 天・黒・易「 茅 カヤ 」 饅・黒「 萱 カヤ 」 172 私用 「 長 ヲサ 胥 同 梭 同 各別也、 長は人、 梭は機の具也」 （万葉語 １ 項目 表記 一致 ０ ） 塵芥「 長 ヲサ チヤウ 」 饅・黒「 梭 ヲサ 」 173 私用「＊ 網 アミ ＊ 編 アム 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 網 アミ 」 塵芥「 網 アミ 」「 編 アム ヘン 」 饅・天・黒・易「 網 アミ 」 174 私用「＊ 枝 エタ 楉 スハエ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 枝 エタ 」「 楉 スハヘ 」 塵芥「 枝 エタ 」 亀井「 楉 スハイ 」 伊・饅・天・易「 枝 エダ 」 黒 「 枝 ヱダ 」 伊 「 楉 スハヘ 」 易 「 楉 スハエ 」 175 私用「 川 カハヲ 渉 ワタル 川 カハヲ ＊ 渡 ス 世を 亘 ワタル 鴈＊度」 （万葉語 ４ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 渡 ワタル 〈川〉… 度 ワタル 洹 同 （正、亘） 」 黒 「 渉 ワタル 〈ー園〉 」 易 「 亘 ワタル 」 176 私用「 〈 イ〉 （正、 藸 ）」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （正、 藸 ）」 塵芥「 （正、 藸 ）」 亀井「 （正、 藸 ）」 天 「 藸 サネカヅラ 」 177 私用「 碁 コ 子 イシ 」 温故・塵芥「 碁 コ 子 イシ 」 178 私用「 瓠 ヒサコ …杓」 温故「 瓠 ヒサコ … 杓 ヒサコ 」 カイコ カイコ 同 サネカツラ サネカツラ サネカツラ サネカツラ
亀井「 礎 イシスヱ 」 伊・饅・黒・易「 礎 イシズヘ 」 天 「 礎 イシズエ 」 166 私用「 鵊 カシトリ 鵥 カシトリ 」 温故「 判 カシトリ 鳥 （正、 鵥 ）」 塵芥「 鵥 カシトリ 」 伊 「 鵥 カシトリ 〈イニ〉 」 天・易「 鵥 カシドリ 」 167 私用「 」（ ｢ ｣ の或体） 亀井「 」 易 「 卵 カイゴ 」 168 私用「鳥の 雛 ヒナ ＊ 夷 ヒナ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 （ 翟 ヒナ ） 雛 同 」「 夷 ヒナ 」 塵芥「 雛 ヒナ 〈鳥未整羽者也〉 」「 夷 ヒナ 」 亀井「 （翟） 雛 同 」 伊・饅・天・黒・易「 雛 ヒナ 」 169 私用「 蒼 ミトサキ 鷺 」 温故・塵芥「 蒼 ミトサキ 鷺 」 伊 「 蒼 ミトサキ 鷺 」 饅・易「 蒼 ミトサギ 鷺 」 170 私用「＊ 獣 ケタモノ 畜 ケタモノ 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 １ ） 温故「 獣 ケタモノ 」 塵芥「 獣 ケモノ ケタモノ シウ 畜 同 チク 」 亀井「 獣 ケタモノ 」 伊 「 畜 ケダモノ 」 饅 「 獣 ケダモノ 」 天・黒・易「 獣 ケダモノ 畜 同 」 171 私用「 茅 カヤ 萱」 （万葉語 ２ 項目 表記一致 ０ ） 塵芥「 萱 カヤ 」 天・黒・易「 茅 カヤ 」 饅・黒「 萱 カヤ 」 172 私用 「 長 ヲサ 胥 同 梭 同 各別也、 長は人、 梭は機の具也」 （万葉語 １ 項目 表記 一致 ０ ） 塵芥「 長 ヲサ チヤウ 」 饅・黒「 梭 ヲサ 」 173 私用「＊ 網 アミ ＊ 編 アム 」（万葉語 ２ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 網 アミ 」 塵芥「 網 アミ 」「 編 アム ヘン 」 饅・天・黒・易「 網 アミ 」 174 私用「＊ 枝 エタ 楉 スハエ 」（万葉語 １ 項目 表記一致 １ ） 温故「 枝 エタ 」「 楉 スハヘ 」 塵芥「 枝 エタ 」 亀井「 楉 スハイ 」 伊・饅・天・易「 枝 エダ 」 黒 「 枝 ヱダ 」 伊 「 楉 スハヘ 」 易 「 楉 スハエ 」 175 私用「 川 カハヲ 渉 ワタル 川 カハヲ ＊ 渡 ス 世を 亘 ワタル 鴈＊度」 （万葉語 ４ 項目 表記一致 ２ ） 温故「 渡 ワタル 〈川〉… 度 ワタル 洹 同 （正、亘） 」 黒 「 渉 ワタル 〈ー園〉 」 易 「 亘 ワタル 」 176 私用「 〈 イ〉 （正、 藸 ）」 （万葉語 １ 項目 表記一致 ０ ） 温故「 （正、 藸 ）」 塵芥「 （正、 藸 ）」 亀井「 （正、 藸 ）」 天 「 藸 サネカヅラ 」 177 私用「 碁 コ 子 イシ 」 温故・塵芥「 碁 コ 子 イシ 」 178 私用「 瓠 ヒサコ …杓」 温故「 瓠 ヒサコ … 杓 ヒサコ 」 カイコ カイコ 同 サネカツラ サネカツラ サネカツラ サネカツラ
