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本種の寄主は,サツマイモのほか,

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Academic year: 2021

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(1)沖縄県におけるサツマイモトビハムシの分布状況とその寄主植物. 調査 報告. 175. 沖縄県におけるサツマイモトビハムシの 分布状況とその寄主植物 沖縄県宜野湾市. は. じ. め. 小. 濱. 継. 雄. に. サツマイモトビハムシ(別称:サツマイモヒサゴトビ ハムシ)Chaetocnema confinis Crotch, 1873(図―1)は,サ ツマイモ Ipomoea batatas(L.)Lam. の害虫で,北米原産 とされている (SCHALK et al., 1991;JOLIVET, 2008;林川ら, 2013)。本種は北米および世界の熱帯地域に広く分布し (JOLIVET, 2008),日本では小笠原諸島,九州(宮崎県・鹿 児島県)および琉球列島から記録されている(TAKIZAWA, 1998;今坂・祝,2007;小濱,2010;今坂・石関,2012; 宮崎県病害虫防除・肥料検査センター,2012;東京都病 害虫防除所,2012) 。本種の寄主は,サツマイモのほか,. 植物防疫. ヨ ウ サ イ(エ ン サ イ)I. aquatica Forsk.,ノ ア サ ガ オ. 図− 1. サツマイモトビハムシ成虫. ,マルバアサガオ I. purI. indica(Burm.)Merr.(図―2) purea Roth,セ イ ヨ ウ ヒ ル ガ オ Convolvulus arvensis L. 等のヒルガオ科植物である(JOLIVET, 2008;MAJKA and. LESAGE, 2010)。成虫は,体長 1.5 mm 程度の微小なハム 。産卵は地中に行われ,幼虫は シで葉を食する(図―3). 根を食べて育ち,地中で蛹化する(SCHALK et al., 1991; 。サツマイモ畑周辺に生育 JOLIVET, 2008;林川ら,2013) する野生寄主で繁殖した成虫がサツマイモに移っていく と推定され(林川ら,2015) ,植付け後のサツマイモ畑に 。 侵入することが多い(SCHALK et al., 1991;林川ら,2014) 国内において,本種によるサツマイモ塊根やヨウサイ 図− 2 ノアサガオ. の葉の被害が明らかになったのは最近のことであり(今 坂・石関,2012;宮崎県病害虫防除・肥料検査センター, 2012;東京都病害虫防除所,2012;林川ら,2013) ,今後,. イおよびグンバイヒルガオ I. pes-caprae(L.)Sweet. の 3. 被害が拡大する懸念がある。しかし,防除対策を講ずる. 種のみであった(小濱,2010;今坂・石関,2012;東京. うえで基礎的な知見となる,本種の分布状況や寄主範囲. 都病害虫防除所,2012)。本稿では,まず日本における. に関する情報は極めて少なかった。例えば,沖縄県で本. 本種の発生経過について述べ,そして沖縄県における本. 種の分布が記録されていたのは沖縄島,津堅島,久米島. 種の地理的な分布状況と寄主植物,ヒルガオ科作物の被. および石垣島のわずか 4 島であり(小濱,2010) ,また,. 害状況について述べる。. 国内で確認されている寄主植物は,サツマイモ,ヨウサ Geographical Distribution and Host Plant of the Sweetpotato Flea Beetle, Chaetocnema confinis Crotch(Coleoptera: Chrysomelidae) in Okinawa, Southwestern Japan. By Tsuguo KOHAMA (キーワード:ヒルガオ科,サツマイモ属,外来害虫,琉球列島). I 日本における発生経過 国内でサツマイモトビハムシの存在が明らかになったの は,1990 年代のことである(TAKIZAWA and KUSHIGEMATI, 。というのも,南西諸島に分布す 1996;TAKIZAWA, 1998). 植物防疫. 第 73 巻第 3 号(2019 年). 37.

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