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分担研究報告書 米英の大学における

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197

               

分担研究報告書   

米英の大学における

安全管理体制と安全教育の現状調査

   

             

   

研究分担者  刈間理介

       

(2)

198

   

(3)

199

厚生労働科学研究費補助金(労働安全総合研究事業) 

分担研究報告書 

米英の大学における安全管理体制と安全教育の現状調査 

研究分担者  東京大学  環境安全研究センター准教授      刈間理介

研究要旨:    大学等における効果的な安全教育プログラムを研究開発するに当たり、海外 の科学技術先進国の大学においていかなる安全教育が行われているのかを知り、その好事 例を日本の大学等における安全教育プログラムに応用することは、効果的な安全教育プロ グラムを研究開発に大きく寄与することが期待される。そこで、米国の12大学と英国の5大 学における安全管理体制と安全教育について訪問調査を実施した。

結果として、米国の 12 大学では、米国の各大学には環境安全衛生管理室(Environ- ment, Health and Safety Office: EHS Office)が置かれ、学生数(大学院生を含む)

10,000 人以上の大学では 35 人〜70 人規模のスタッフが配備されており、学生数(大学院

生を含む)10,000 人未満の大学でも EHS Office に 15〜20 名のスタッフが配備されてい た。安全教育に関しては、放射性物質、レーザー光線、バイオセーフティ等に関する 10~30 人前後の規模の少人数講義の他、すべての大学でe-ラーニングによる安全教育が実施され ていた。訪問先の米国の大学に在籍する日本人研究者・留学生 52 人を対象としたインタビ ュー調査の結果でも米国の大学に e-ラーニングを中心とした安全教育は概ね高い評価を受 けていた。

一方で、英国の 5 大学では、各大学に安全衛生管理室(Health and Safety Office:

H&S Office)が置かれていたが、米国のEHS Officeとは対照的に英国のH&S Officeの 専属スタッフの人数は5〜21名と少なかった。しかし、英国で訪問調査した5大学では、いず れも工学部、理学部、医学部など危険有害作業に関わることの多い部局には安全管理者

(Safety Officer)が置かれ、部局単位での安全管理および安全教育が施行される体制が基

本的にとられていた。、英国の大学の安全教育で特徴的であったのは、学生を含め自ら行う 研究におけるリスクアセスメントを事前に行わせることにより、安全確保を図っている点であ った。そこで、英国の Brighton大学のSchool of Environment and Technologyの学部学生 1107人を対象にアンケート調査を行い、学生たちがリスクアセスメントを行うことで実習・研究 における安全確保に役立つと感じているか、またリスクアセスメントを行うことが難しいと感じ ているか、さらには大学でリスクアセスメントを行うことが大学卒業後にも役立つと感じている かという点を、第1学年から第4学年までの学年別に比較検討した結果、第1学年に対し、

学年が上になるに従い、リスクアセスメントを行うことが自分の実習・研究における安全確保 に役立っていると感じている学生が増加し、またリスクアセスメントを行うことが難しいと感じ る学生が減少していることが示された。さらに、大学においてリスクアセスメントを行うことが、

大学卒業後にも役立つと感じている学生が、学年が上になるに従い増加していた。

 

研究協力者  なし 

(4)

200

A.  研究の背景と目的 

  大学等における効果的な安全教育プロ グラムを研究開発するに当たり、海外の 科学技術先進国の大学においていかなる 安全教育が行われているのかを知り、そ の好事例を日本の大学等における安全教 育プログラムに応用することは、効果的 な安全教育プログラムを研究開発に大き く寄与することが期待される。しかしな がら、海外の大学等の高等研究・教育機 関における安全管理および安全教育の現 状については、これまで十分な把握はな されてこなかった。また、大学等の高等 研究・教育機関の安全管理のための国際 的な協議会等の場も存在せず、各国の現 状について情報を交換することは困難な 状況にある。

  そこで、本研究分担者が平成H18年度 からH20年度にかけて実施した米国の 12大学における安全管理体制と安全教育 に関する訪問調査を実施した結果を再度 まとめ、かつH24年度には厚生労働科学 研究費補助金のもと英国の5大学におけ る安全管理体制と安全教育について訪問 調査を実施し、米国と英国の大学におい てどのような安全管理体制が組まれ、ど のような安全教育が行われているのかを 明らかにし、その中で日本の大学等にお ける効果的な安全教育プログラムの構築 に寄与する知見を提示することを目的と して、本研究を実施することとした。

B.  方法 

1. 米国の大学における安全管理体制と 安全教育の現状調査

米国の大学のうち、紹介等により連絡が とれた15の大学のEHS Officeの責任者

に大学の安全管理体制について訪問調査 を行いたい旨の依頼を電子メールで行い、

承諾を得られた12大学を調査の対象と した。

  訪 問 し た 大 学 で は 、 主 と し て EHS

Officeの責任者を対象に

① EHS Office の構成人数と任務および 安全管理の体制

② 安全教育の実施方法と内容

③ 大学のその他の安全管理のための取 り組み

について質問し調査した。

  研究期間は2006年9月から2008年5 月で、基本的に1 回の渡米毎に2大学を 訪問した。1つの大学の滞在期間は2〜4 日であった。

2. 在米日本人研究者・留学生を対象とし た安全管理と安全教育に関する評価 のインタビュー調査

調査のため訪問した米国の 12 大学に 在籍する日本人研究者・学生のうち在米 期間が3カ月以上かつ10年未満で、日本 の大学院修士課程修了以上の学歴(医学 部・歯学部・獣医学部は学部卒業以上:  なお本調査実施時には薬学部はまだ4年 制であった)がある方で、基本的に化学 系またはバイオ系の研究に従事している 方を対象とした。調査対象者は、事前に 訪問先の大学の EHS Office に依頼して 紹介していただいた。また、インタビュ ー調査を受けた研究者・学生からさらに 紹介していただいた日本人研究者・学生 に対してもインタビュー調査を行った。

なお、在米期間が 10 年以上の日本人研 究者・留学生、10年以上の間隔があると 日米の安全管理や安全教育を比較する上 で支障が生じると判断したため調査対象

(5)

201

から除外した。

インタビュー調査の対象者には、まず調 査の目的を説明した上で、調査したい事 項を記したアンケート用紙を渡し、アン ケート用紙に記された回答選択肢から 個々の事項に関する回答を選んでいただ いた。

  調査した事項は、

1)年齢と性別

2)日本で大学入学時から研究に従事し た年数

3)米国に滞在している年月数

4)米国の大学における職位(研究者の 場合)または学年(学生の場合)

5)専門の研究分野

  a. 化学系、b.バイオ系、c.その他 さらに、米国の大学における以下の事項 の安全管理と安全教育についてどのよう に感じているのか質問した。

6) 安全管理全般と安全教育全般 7)化学物質使用

8)高圧ガス使用

9)放射線・放射性物質使用 10)レーザー光線使用

11)実験用電気機器・機械類 12)実験用保護具使用

13)バイオハザード防止 14)動物実験

15)実験動物愛護 16)実験系廃棄物

17)メンタルヘルス保持

以上の質問項目のうち 6)〜17)につい ては

A)日本の大学のほうが充実していると感 じる

B)日本の大学と米国の大学で大きな違い はないと感じる

C)米国の大学のほうがある程度充実して いると感じる

D)米国の大学のほうが大変充実している と感じる

E)判からない

F)現在の自分の研究には関係しない の 6 個の選択肢から回答を選択していた だいた。

  なお、アンケート用紙の最後に自由記 述・発言欄を設け、上記の質問項目以外 で米国の大学の安全管理・安全教育等に ついて感じていること及び日本の大学の 安全管理・安全教育に役立つと思われる 助言等をいただいた。

インタビュー調査結果の分析は「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

を0点、「日本の大学と米国の大学で大き な違いはないと感じる」を1点、「米国の 大学のほうがある程度充実していると感 じる」を2点、「米国の大学のほうが大変 充実していると感じる」を 3 点と得点配 分し、安全管理と安全教育に分け、各項 目の得点の平均値の統計的有意差を一元 配置分散分析により求めた。有意差検定 は 等 分 散 性 が 仮 定 さ れ て い な い

TamhaneのT2検定により検証した。

  次に、化学系の研究者・学生とバイオ 系の研究者・学生において回答の得点に おける統計的有意差の有無を T検定によ り検討した。

なお、これらの解析には、統計処理ソ

フトSPSS17.0Jを用いた。

3. 英国の大学における安全管理体制と 安全教育の現状調査

英国の大学のうち、紹介等により連絡が とれた15の大学のH&S Officeの責任者 に大学の安全管理体制について訪問調査

(6)

202

を行いたい旨の依頼を電子メールで行い、

承諾を得られた12大学を調査の対象と した。

  訪 問 し た 大 学 で は 、 主 と し て H&S

Officeの責任者を対象に

① H&S Office の構成人数と任務および 安全管理の体制

② 安全教育の実施方法と内容

③ 大学のその他の安全管理のための取 り組み

について質問し調査した。

  研究期間は 2012 年 11 月から同年 12 月にかけて2回渡英し、1回目の渡英で3 大学を、2 回目の渡英で 3 大学を訪問し た。1つの大学の滞在期間は1〜3日であ った。

4.英国の大学におけるリスクアセスメ ントを通した安全教育の効果に関するア ンケート調査

英国のBrighton大学のHealth &

Safety Office (H&S Office)の協力を 得て、同大学のSchool of

Environment and Technologyの学部 学生を対象にアンケート調査を行い、

まず

1) 年齢と性別 2) 学年

3) 専攻分野 について尋ね、次に

4) リスクアセスメントを行うことが 自分の実習・研究を行う際の安全確 保に役立っていると感じている か?

5) 自分の実習・研究についてリスクア セスメントを行うことは難しいと 感じているか?

6) 自分の実習・研究についてリスクア

セスメントを行うことは、大学卒業 後に役立と感じているか?

という3つの質問を、「a. 大変そう思う」、

「b. ある程度そう思う」、「c. あまりそう 思わない」、「d. 全くそう思わない」の4 択の選択肢から選ぶ形式で尋ねた。

  さらに、

7) 自分の実習・研究に対しリスクアセ スメントを行うことで良いと感じ ている点

8) 自分の実習・研究に対しリスクアセ スメントを行うことで難しいと感 じている点

9) 自分の実習・研究に対しリスクアセ スメントを行うことが、大学卒業後 に役立つと感じている点

について、自由記述形式で回答していた だいた。

  アンケート調査は匿名形式とし、

Brighton 大 学 の School of Environ- ment and Technologyに所属する57の 研究室の研究責任者に対し作成したアン ケート調査票を H&S Officeからメール 配信していただき、各研究室の研究責任 者が研究室に所属する学部学生にアンケ ート調査票を配布する形で調査を行った。

その後、アンケート調査票を研究室の 研究責任者が回収し、学内便H&S Office が受け取る形式とした。

調査の実施期間は平成26年5月の第1 週と第2週の2週間とした。

アンケート結果は、質問 1)、2)、3)につ いては単純集計し、各回答の占める割合 の統計的有意差をχ2 乗検定により検 証した。さらに、質問4)、5)、6)につい ては「 大変そう思う」を 3 点、「ある 程度そう思う」を2点、「あまりそう思

(7)

わない」を を 0

を分散分析により検証した。

  統計的解析は を用いて行った。

C.  結果

1. 米国の大学における 安全教育

米国で した。この

が設置されていた。

7大学では

有識者も加えた環境安全衛生評議会また は委員会が設置されていた。

  EHS Office

表 1 に示した。大学院生も含む学生数 10,000

人の EHS Office り(表1

人 以 下 の 比 較 的 小 規 模 校 で あ る Rockefeller

学校においても

のスタッフが配属されていた(表1 EHS Office

にCalifornia

わない」を 1 点、「全くそう思わない」

0 点と得点配分して各学年間の相違 を分散分析により検証した。

統計的解析はIBM SPSS Statistics 21 を用いて行った。

結果 

米国の大学における 安全教育の現状 米国で調査を行った した。この12大学

設置されていた。

大学ではEHS Office

有識者も加えた環境安全衛生評議会また は委員会が設置されていた。

EHS Officeのスタッフの人数と任務

に示した。大学院生も含む学生数 10,000 人以上の

EHS Office

り(表1A)、大学院生も含む学生数 人 以 下 の 比 較 的 小 規 模 校 で あ る Rockefeller 大学と

学校においても20

のスタッフが配属されていた(表1

EHS Officeの組織体制の例として、

California大学

点、「全くそう思わない」

点と得点配分して各学年間の相違 を分散分析により検証した。

IBM SPSS Statistics 21 を用いて行った。

米国の大学における安全管理体制と の現状

調査を行った12大学 大学では全て 設置されていた。また、12

EHS Officeの他に、大学外の 有識者も加えた環境安全衛生評議会また は委員会が設置されていた。

のスタッフの人数と任務 に示した。大学院生も含む学生数

人以上の 10 大学では

EHS Office のスタッフを有してお

)、大学院生も含む学生数 人 以 下 の 比 較 的 小 規 模 校 で あ る

大学と Cornell

20人前後の

のスタッフが配属されていた(表1 の組織体制の例として、

大学Berkeley

点、「全くそう思わない」

点と得点配分して各学年間の相違 を分散分析により検証した。

IBM SPSS Statistics 21

安全管理体制と

大学を図1に示 全てEHS Office 12大学のうち の他に、大学外の 有識者も加えた環境安全衛生評議会また は委員会が設置されていた。

のスタッフの人数と任務 に示した。大学院生も含む学生数

大学では 36 人〜

のスタッフを有してお

)、大学院生も含む学生数5,000 人 以 下 の 比 較 的 小 規 模 校 で あ る

Cornell 大学 Weil 人前後のEHS Office のスタッフが配属されていた(表1B

の組織体制の例として、

Berkeley校のEHS

203

点、「全くそう思わない」

点と得点配分して各学年間の相違 IBM SPSS Statistics 21

安全管理体制と

に示 EHS Office 大学のうち の他に、大学外の 有識者も加えた環境安全衛生評議会また

のスタッフの人数と任務を に示した。大学院生も含む学生数 人〜79 のスタッフを有してお 5,000 人 以 下 の 比 較 的 小 規 模 校 で あ る Weil 医 EHS Office B)。

の組織体制の例として、図2 EHS

Office

した大学も、いずれも同様の組織図を作 成 し て

いた。

安全衛生教育では、調査を行った の全てにおい

行われていた。さらに放射線・放射性物 質やレーザー光線を実験に使用する研究 者やおよび動物実験を行う研究者を対象 とした

期的に開催されていた。

 

講を該当する研究者・学生に強制してい る大学は

は受講については研究者・学 たは

は、受講の該当者に対して電子メールで 受講が必要な旨を通知し、通知後に一定 期間を経ても該当者が受講しない場合に は再度受講を促す電子メールを送る形で  

Office の組織図を示す。他の調査対象と

した大学も、いずれも同様の組織図を作 成 し て

いた。

安全衛生教育では、調査を行った の全てにおい

行われていた。さらに放射線・放射性物 質やレーザー光線を実験に使用する研究 者やおよび動物実験を行う研究者を対象 とした10人から

期的に開催されていた。

  e-ラーニングによる安全衛生教育の受 講を該当する研究者・学生に強制してい る大学は12

は受講については研究者・学 たは研究室の

ラーニングの受講を強制している大学で は、受講の該当者に対して電子メールで 受講が必要な旨を通知し、通知後に一定 期間を経ても該当者が受講しない場合に は再度受講を促す電子メールを送る形で  

図1 訪問調査を行った米国の の組織図を示す。他の調査対象と した大学も、いずれも同様の組織図を作

安全衛生教育では、調査を行った の全てにおいて e-ラーニン

行われていた。さらに放射線・放射性物 質やレーザー光線を実験に使用する研究 者やおよび動物実験を行う研究者を対象 人から30人規模の小講義が定 期的に開催されていた。

ラーニングによる安全衛生教育の受 講を該当する研究者・学生に強制してい 12校中5校で、その他の大学で は受講については研究者・学

研究室の裁量に委ねら

ーニングの受講を強制している大学で は、受講の該当者に対して電子メールで 受講が必要な旨を通知し、通知後に一定 期間を経ても該当者が受講しない場合に は再度受講を促す電子メールを送る形で

調査を行った米国の の組織図を示す。他の調査対象と した大学も、いずれも同様の組織図を作

安全衛生教育では、調査を行った

ラーニン全衛生教育が 行われていた。さらに放射線・放射性物 質やレーザー光線を実験に使用する研究 者やおよび動物実験を行う研究者を対象 人規模の小講義が定 期的に開催されていた。

ラーニングによる安全衛生教育の受 講を該当する研究者・学生に強制してい 校で、その他の大学で は受講については研究者・学生の個人ま

に委ねられていた。

ーニングの受講を強制している大学で は、受講の該当者に対して電子メールで 受講が必要な旨を通知し、通知後に一定 期間を経ても該当者が受講しない場合に は再度受講を促す電子メールを送る形で

調査を行った米国の の組織図を示す。他の調査対象と した大学も、いずれも同様の組織図を作

安全衛生教育では、調査を行った12大学 全衛生教育が 行われていた。さらに放射線・放射性物 質やレーザー光線を実験に使用する研究 者やおよび動物実験を行う研究者を対象 人規模の小講義が定

ラーニングによる安全衛生教育の受 講を該当する研究者・学生に強制してい

校で、その他の大学で        生の個人ま

れていた。e-

ーニングの受講を強制している大学で        は、受講の該当者に対して電子メールで

受講が必要な旨を通知し、通知後に一定 期間を経ても該当者が受講しない場合に

は再度受講を促す電子メールを送る形で

調査を行った米国の12大学

       

       

       

       

(8)

表1

1 米国の

図2 米国 California

人名は頭文字のみを表示してある の12大学における

米国の大学の

California大学Berkeley

は頭文字のみを表示してある 204

大学におけるEHS Office

の大学のEHS Office Berkeley校の は頭文字のみを表示してある

EHS Officeのスタッフ数と職務

EHS Officeの組織構成の 校のEHS Office は頭文字のみを表示してある。

のスタッフ数と職務

の組織構成の例

EHS Officeの組織構成図。

のスタッフ数と職務

の組織構成図。

(9)

対応していた。

制している

の電子メールにより約

が e-ラーニングによる安全衛生教育を受

け、3度目の することにより

するとのことであった。

  e-ラーニングによる安全衛生教育の内

容としては、

の安全な取り扱い」、「バイオハザードの 防 止」、「放射線・放射性物質の安全な取 り扱い」、「事故発生時の対応」、「化学系 廃棄物の取り扱い」に関する受講コース 対応していた。e

制しているMITでは、

電子メールにより約

ラーニングによる安全衛生教育を受 度目の受講を促す

することにより90 するとのことであった。

ラーニングによる安全衛生教育の内 容としては、12大学の全てで「化学物質 の安全な取り扱い」、「バイオハザードの 止」、「放射線・放射性物質の安全な取 り扱い」、「事故発生時の対応」、「化学系 廃棄物の取り扱い」に関する受講コース e-ラーニングの受講を強

では、1度目の受講要請 電子メールにより約60%の受講該当者 ラーニングによる安全衛生教育を受 受講を促す電子メールを送信 90%以上の該当者が受講 するとのことであった。

ラーニングによる安全衛生教育の内 大学の全てで「化学物質 の安全な取り扱い」、「バイオハザードの 止」、「放射線・放射性物質の安全な取 り扱い」、「事故発生時の対応」、「化学系 廃棄物の取り扱い」に関する受講コース ラーニングの受講を強

度目の受講要請

%の受講該当者 ラーニングによる安全衛生教育を受 電子メールを送信

%以上の該当者が受講

ラーニングによる安全衛生教育の内 大学の全てで「化学物質 の安全な取り扱い」、「バイオハザードの 止」、「放射線・放射性物質の安全な取 り扱い」、「事故発生時の対応」、「化学系 廃棄物の取り扱い」に関する受講コース

205

ラーニングの受講を強 度目の受講要請

%の受講該当者 ラーニングによる安全衛生教育を受 電子メールを送信

%以上の該当者が受講

ラーニングによる安全衛生教育の内 大学の全てで「化学物質 の安全な取り扱い」、「バイオハザードの 止」、「放射線・放射性物質の安全な取 り扱い」、「事故発生時の対応」、「化学系 廃棄物の取り扱い」に関する受講コース

が設けられ

分の構成からなり、最後に理解度をチェ ックするための小テストを受ける形式に なっていた。

生教育の内容については、上記の共通点 の他は大学間でかなり差があり、調査時 点で

もあった一方で、すでに

e-ラーニングのコースを設けている大学 もあった。

全衛生教育の内容が最も充実していた大 学の一つである

が設けられて

各コースの受講時間は約

分の構成からなり、最後に理解度をチェ ックするための小テストを受ける形式に なっていた。

生教育の内容については、上記の共通点 の他は大学間でかなり差があり、調査時

点で e-ラーニングの内容を構築中の大学

もあった一方で、すでに

ラーニングのコースを設けている大学 もあった。表

全衛生教育の内容が最も充実していた大 学の一つである

ていた。

各コースの受講時間は約

分の構成からなり、最後に理解度をチェ ックするための小テストを受ける形式に なっていた。e-ラーニングによる安全衛 生教育の内容については、上記の共通点 の他は大学間でかなり差があり、調査時 ラーニングの内容を構築中の大学 もあった一方で、すでに

ラーニングのコースを設けている大学

表2 に e-ラーニングによる安

全衛生教育の内容が最も充実していた大 学の一つであるDuke

各コースの受講時間は約 15 分から 分の構成からなり、最後に理解度をチェ ックするための小テストを受ける形式に ラーニングによる安全衛 生教育の内容については、上記の共通点 の他は大学間でかなり差があり、調査時 ラーニングの内容を構築中の大学 もあった一方で、すでに30コース以上の ラーニングのコースを設けている大学 ラーニングによる安 全衛生教育の内容が最も充実していた大

Duke大学のe-ラーニン

分から 30 分の構成からなり、最後に理解度をチェ ックするための小テストを受ける形式に ラーニングによる安全衛 生教育の内容については、上記の共通点 の他は大学間でかなり差があり、調査時 ラーニングの内容を構築中の大学 コース以上の ラーニングのコースを設けている大学 ラーニングによる安 全衛生教育の内容が最も充実していた大

ラーニン

(10)

表3

グのコースの例を示した。なお、

大学は医学部と附属病院が大学の中で大 きな存在となっているため、表に示した e-ラーニングのコースには病院における 安全衛生に関する事項が多く含まれてい る。

2. 在米日本人研究者・留学生を対象とし た安全

のインタビュー調査 訪問した米国の 3カ月以上かつ

修士課程修了以上の学歴(医学部・歯学 部・獣医学部は学部卒業以上)を有する という条件を満たした化学系またはバイ オ系を専攻とする調査対象者は全部で 名であった。そのうち男性は

は 14 人で平均年齢は 歳)、平均在米期間は

米国の12

インタビュー調査の回答者の内訳

グのコースの例を示した。なお、

大学は医学部と附属病院が大学の中で大 きな存在となっているため、表に示した ラーニングのコースには病院における 安全衛生に関する事項が多く含まれてい

在米日本人研究者・留学生を対象とし 安全管理と

のインタビュー調査 訪問した米国の カ月以上かつ10

修士課程修了以上の学歴(医学部・歯学 部・獣医学部は学部卒業以上)を有する という条件を満たした化学系またはバイ オ系を専攻とする調査対象者は全部で

った。そのうち男性は 人で平均年齢は

歳)、平均在米期間は

12大学における安全管理・安全教育に関する インタビュー調査の回答者の内訳

グのコースの例を示した。なお、

大学は医学部と附属病院が大学の中で大 きな存在となっているため、表に示した ラーニングのコースには病院における 安全衛生に関する事項が多く含まれてい

在米日本人研究者・留学生を対象とし 管理と安全教育に関する評価 のインタビュー調査結果

訪問した米国の12大学で、在米期間が 10年未満で日本の大学院 修士課程修了以上の学歴(医学部・歯学 部・獣医学部は学部卒業以上)を有する という条件を満たした化学系またはバイ オ系を専攻とする調査対象者は全部で

った。そのうち男性は 人で平均年齢は37.6 歳(

歳)、平均在米期間は3,7年(

大学における安全管理・安全教育に関する インタビュー調査の回答者の内訳

グのコースの例を示した。なお、Duke 大学は医学部と附属病院が大学の中で大 きな存在となっているため、表に示した ラーニングのコースには病院における 安全衛生に関する事項が多く含まれてい

在米日本人研究者・留学生を対象とし 教育に関する評価

結果

大学で、在米期間が 年未満で日本の大学院 修士課程修了以上の学歴(医学部・歯学 部・獣医学部は学部卒業以上)を有する という条件を満たした化学系またはバイ オ系を専攻とする調査対象者は全部で

った。そのうち男性は38人、女性 歳(28 歳〜

年(4カ月〜

206

大学における安全管理・安全教育に関する インタビュー調査の回答者の内訳

Duke 大学は医学部と附属病院が大学の中で大 きな存在となっているため、表に示した ラーニングのコースには病院における 安全衛生に関する事項が多く含まれてい

在米日本人研究者・留学生を対象とし 教育に関する評価

大学で、在米期間が 年未満で日本の大学院 修士課程修了以上の学歴(医学部・歯学 部・獣医学部は学部卒業以上)を有する という条件を満たした化学系またはバイ オ系を専攻とする調査対象者は全部で 52 人、女性 歳〜64 カ月〜9

り、いずれの質問項目においても「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

という回答者数が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実してい ると感じる」よりも多い事項は認められ なかった。

42

ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実している と感じる」と回答していた。個別の事項 で「米国の大学のほうがある程度充実し ている」または「米国の大学のほうが大 変充実して

研究に関係しない」とした回答者を除い て

れらの事項のうち特に、「実験用保護具使 用における

大学における安全管理・安全教育に関する

り、いずれの質問項目においても「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

という回答者数が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実してい ると感じる」よりも多い事項は認められ なかった。

「安全教育全般」については、

42 名(80.8%

ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実している と感じる」と回答していた。個別の事項 で「米国の大学のほうがある程度充実し ている」または「米国の大学のほうが大 変充実している」という回答が「現在の 研究に関係しない」とした回答者を除い

て 50%を超えた事項

れらの事項のうち特に、「実験用保護具使 用における安全

大学における安全管理・安全教育に関する

年)であった。米国 における職位等は 教授

名、助教・助手 研究員

課程学生

た。各大学での調査 対象者の内訳を表 に示した。専門分野 では、化学系が 名、バイオ系が 名であった。

〜 育

択肢の選択された実 数

これらの図が示す通 り、いずれの質問項目においても「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

という回答者数が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実してい ると感じる」よりも多い事項は認められ なかった。

教育全般」については、

80.8%)が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実している と感じる」と回答していた。個別の事項 で「米国の大学のほうがある程度充実し ている」または「米国の大学のほうが大 いる」という回答が「現在の 研究に関係しない」とした回答者を除い

を超えた事項を表

れらの事項のうち特に、「実験用保護具使 安全教育」

年)であった。米国 における職位等は 教授4名、准教授4 名、助教・助手 研究員32名、博士 課程学生6名であっ た。各大学での調査 対象者の内訳を表 に示した。専門分野 では、化学系が 名、バイオ系が 名であった。

質問項目の

〜17)のうち 育について、回 択肢の選択された実 数示した(図

これらの図が示す通 り、いずれの質問項目においても「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

という回答者数が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実してい ると感じる」よりも多い事項は認められ

教育全般」については、

)が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実している と感じる」と回答していた。個別の事項 で「米国の大学のほうがある程度充実し ている」または「米国の大学のほうが大 いる」という回答が「現在の 研究に関係しない」とした回答者を除い

を表4 に示した れらの事項のうち特に、「実験用保護具使

教育」と「実験動物愛護 年)であった。米国 における職位等は

名、准教授4 名、助教・助手6名、

名、博士 名であっ た。各大学での調査 対象者の内訳を表3 に示した。専門分野 では、化学系が21 名、バイオ系が31 名であった。

質問項目の6)

のうち安全教 について、回 答選 択肢の選択された実

示した(図3AB)。

これらの図が示す通 り、いずれの質問項目においても「日本 の大学のほうが充実していると感じる」

という回答者数が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実してい ると感じる」よりも多い事項は認められ

教育全般」については、52名中

)が「米国の大学のほうが ある程度充実していると感じる」または

「米国の大学のほうが大変充実している と感じる」と回答していた。個別の事項 で「米国の大学のほうがある程度充実し ている」または「米国の大学のほうが大 いる」という回答が「現在の 研究に関係しない」とした回答者を除い に示した。こ れらの事項のうち特に、「実験用保護具使 と「実験動物愛護

(11)

に関する教育」については「米国の大学 に関する教育」については「米国の大学

図4A 在米 日米

に関する教育」については「米国の大学

在米日本人研究者・学生の大学の 日米の相違に関する

に関する教育」については「米国の大学

日本人研究者・学生の大学の の相違に関する

207

に関する教育」については「米国の大学

日本人研究者・学生の大学の の相違に関する評価(1)

日本人研究者・学生の大学の安全

(1)

安全教育に関するに関する

(12)

図4B

4B 在米日本人研究者・学生の大学の

日米の相違に関する

日本人研究者・学生の大学の の相違に関する

208

日本人研究者・学生の大学の の相違に関する評価

日本人研究者・学生の大学の 評価(2)

日本人研究者・学生の大学の安全教育 教育に関する に関する

(13)

のほうが大変充実していると感じる」

いう回答者が

も多かった。一方で、「高圧ガス使用にお ける安全

機械類の使用における

ては「日本の大学と米国の大学で大きな 違いはないと感じる」という回答者が特 に多かった。

「日本の大学のほうが充実していると 感じる」を

学で大きな違いはないと感じる」を

「米国の大学のほうがある いると感じる」を

うが大変充実していると感じる」を と得点配分した際の各質問事項の回答の 平均値と統計的有意差の有無を図

した。

教育に関して る教育」の得点が

ったが、教育においては「実験 使用における

0.76点と 育全般」の

表4 米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

という回答者が

のほうが大変充実していると感じる」

いう回答者が全て

も多かった。一方で、「高圧ガス使用にお 安全教育」」及び

機械類の使用における

ては「日本の大学と米国の大学で大きな 違いはないと感じる」という回答者が特 に多かった。

「日本の大学のほうが充実していると 感じる」を0点、「日本の大学と米国の大 学で大きな違いはないと感じる」を

「米国の大学のほうがある いると感じる」を

うが大変充実していると感じる」を と得点配分した際の各質問事項の回答の 平均値と統計的有意差の有無を図

教育に関しては る教育」の得点が

ったが、教育においては「実験 使用における安全

点と2番目に高く、続いて「

育全般」の2.24±0.69

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

という回答者が

のほうが大変充実していると感じる」

全ての回答選択肢の中で最 も多かった。一方で、「高圧ガス使用にお 及び「実験用電気機器・

機械類の使用における安全

ては「日本の大学と米国の大学で大きな 違いはないと感じる」という回答者が特

「日本の大学のほうが充実していると 点、「日本の大学と米国の大 学で大きな違いはないと感じる」を

「米国の大学のほうがある

いると感じる」を2点、「米国の大学のほ うが大変充実していると感じる」を と得点配分した際の各質問事項の回答の 平均値と統計的有意差の有無を図

は「実験動物愛護に関す る教育」の得点が2.50±0.76

ったが、教育においては「実験 安全教育」の得点が 番目に高く、続いて「

2.24±0.69、「バイオハザー

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

という回答者が50%

のほうが大変充実していると感じる」

の回答選択肢の中で最 も多かった。一方で、「高圧ガス使用にお

「実験用電気機器・

安全教育」につい ては「日本の大学と米国の大学で大きな 違いはないと感じる」という回答者が特

「日本の大学のほうが充実していると 点、「日本の大学と米国の大 学で大きな違いはないと感じる」を1点、

程度充実して 点、「米国の大学のほ うが大変充実していると感じる」を 3 と得点配分した際の各質問事項の回答の 平均値と統計的有意差の有無を図 5 に示

「実験動物愛護に関す 2.50±0.76点と最も高か ったが、教育においては「実験用保護具 教育」の得点が 2.31±

番目に高く、続いて「安全

、「バイオハザー

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

50%を超えた質問項目とその回答者数および回答率

209

のほうが大変充実していると感じる」と の回答選択肢の中で最 も多かった。一方で、「高圧ガス使用にお

「実験用電気機器・

教育」につい ては「日本の大学と米国の大学で大きな 違いはないと感じる」という回答者が特

「日本の大学のほうが充実していると 点、「日本の大学と米国の大

点、

程度充実して 点、「米国の大学のほ 3 点 と得点配分した際の各質問事項の回答の に示

「実験動物愛護に関す 点と最も高か 用保護具 2.31± 

安全教

、「バイオハザー

ド防止のための

「実験動物使用における 1.96±0.82

教育」の

験動物愛護に関する教育」・「実験用保護 具使用における

般」・「バイオハザード防止のための 教育」の得点はいずれも「高圧ガス使用 における

における

機械類の使用における

タルヘルス保持のための教育」に対して 危険率

「化学物質使用における 射線・放射性物質使用おける

「実験動物使用における

験系廃棄物の取扱いに関する教育」の得 点は「高圧ガス使用における

「実験用電気機器・機械類の使用におけ る

意に高かった。

究者・留学生とバイ

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

を超えた質問項目とその回答者数および回答率

ド防止のための

「実験動物使用における

1.96±0.82点、「化学物質使用における 教育」の1.94±0.83

験動物愛護に関する教育」・「実験用保護 具使用における

般」・「バイオハザード防止のための 教育」の得点はいずれも「高圧ガス使用 における安全

における安全

機械類の使用における

タルヘルス保持のための教育」に対して

危険率1%未満で有意に高かった。また、

「化学物質使用における 射線・放射性物質使用おける

「実験動物使用における

験系廃棄物の取扱いに関する教育」の得 点は「高圧ガス使用における

「実験用電気機器・機械類の使用におけ る安全教育」に対して危険率

意に高かった。

次に、化学系を専攻する在米日本人研 究者・留学生とバイ

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

を超えた質問項目とその回答者数および回答率

ド防止のための安全教育」の

「実験動物使用における

点、「化学物質使用における 1.94±0.83点の順に高かった。「実 験動物愛護に関する教育」・「実験用保護 具使用における安全教育」・「

般」・「バイオハザード防止のための 教育」の得点はいずれも「高圧ガス使用

安全教育」・「レーザー光線使用 安全教育」・「実験用電気機器・

機械類の使用における

タルヘルス保持のための教育」に対して 未満で有意に高かった。また、

「化学物質使用における 射線・放射性物質使用おける

「実験動物使用における

験系廃棄物の取扱いに関する教育」の得 点は「高圧ガス使用における

「実験用電気機器・機械類の使用におけ 教育」に対して危険率

意に高かった。

次に、化学系を専攻する在米日本人研 究者・留学生とバイオ系を専攻する在米 米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

を超えた質問項目とその回答者数および回答率

教育」の1.97±0.67

「実験動物使用における安全教育」の 点、「化学物質使用における

点の順に高かった。「実 験動物愛護に関する教育」・「実験用保護

教育」・「安全 般」・「バイオハザード防止のための 教育」の得点はいずれも「高圧ガス使用

教育」・「レーザー光線使用 教育」・「実験用電気機器・

機械類の使用における安全教育」・「メン タルヘルス保持のための教育」に対して 未満で有意に高かった。また、

「化学物質使用における安全教育」・「放 射線・放射性物質使用おける安全

「実験動物使用における安全教育」・「実 験系廃棄物の取扱いに関する教育」の得 点は「高圧ガス使用における安全

「実験用電気機器・機械類の使用におけ 教育」に対して危険率1%未満で有

次に、化学系を専攻する在米日本人研 オ系を専攻する在米 米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

を超えた質問項目とその回答者数および回答率

1.97±0.67点、

教育」の 点、「化学物質使用における安全 点の順に高かった。「実 験動物愛護に関する教育」・「実験用保護 安全教育全 般」・「バイオハザード防止のための安全 教育」の得点はいずれも「高圧ガス使用 教育」・「レーザー光線使用 教育」・「実験用電気機器・

教育」・「メン タルヘルス保持のための教育」に対して 未満で有意に高かった。また、

教育」・「放 安全教育」・

教育」・「実 験系廃棄物の取扱いに関する教育」の得 安全教育」・

「実験用電気機器・機械類の使用におけ 未満で有

次に、化学系を専攻する在米日本人研 オ系を専攻する在米 米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

を超えた質問項目とその回答者数および回答率

米国の大学のほうが「大変充実している」または「ある程度充実している」

(14)

日本人研究者・留学生の間に米国の大学 の安全衛生管理

る評価に違いがないか比較検討した。こ こでは質問項目の

系とバイオ系で共通して関係する事項を 取り上げるため、化学系とバイオ系のど ちらかの研究者・留学生が「現在の自分 の研究には関係しない」という回答者が 50%を超えた事項は検討の対象から除い た。結果として、「安全衛生教育全般」・「化 学物質使用における安全衛生教育」・「高 圧ガス使用における安全衛生教育」・「実 験用電気機器・機械類の使用における安 全衛生教育」・「実験用保護具使用におけ

図5 在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全 評価の得点の平均値

M1:

M3 M5:

M7:

M9 M11

日本人研究者・留学生の間に米国の大学 の安全衛生管理及び

る評価に違いがないか比較検討した。こ こでは質問項目の

系とバイオ系で共通して関係する事項を 取り上げるため、化学系とバイオ系のど ちらかの研究者・留学生が「現在の自分 の研究には関係しない」という回答者が

%を超えた事項は検討の対象から除い た。結果として、「安全衛生教育全般」・「化 学物質使用における安全衛生教育」・「高 圧ガス使用における安全衛生教育」・「実 験用電気機器・機械類の使用における安 全衛生教育」・「実験用保護具使用におけ

在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全 評価の得点の平均値

M1: 安全教育

M3:高圧ガス使用における安全 M5: レーザー光線使用における安全 M7: 実験用保護具使用における安全 M9:実験動物使用における安全 M11:実験系廃棄物取扱いに関する

日本人研究者・留学生の間に米国の大学 及び安全衛生教育に対す る評価に違いがないか比較検討した。こ こでは質問項目の6)〜17)のうち、化学 系とバイオ系で共通して関係する事項を 取り上げるため、化学系とバイオ系のど ちらかの研究者・留学生が「現在の自分 の研究には関係しない」という回答者が

%を超えた事項は検討の対象から除い た。結果として、「安全衛生教育全般」・「化 学物質使用における安全衛生教育」・「高 圧ガス使用における安全衛生教育」・「実 験用電気機器・機械類の使用における安 全衛生教育」・「実験用保護具使用におけ

在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全 評価の得点の平均値

教育全般、M2:化学物質使用における安全

:高圧ガス使用における安全 レーザー光線使用における安全 実験用保護具使用における安全

:実験動物使用における安全

:実験系廃棄物取扱いに関する

日本人研究者・留学生の間に米国の大学 安全衛生教育に対す る評価に違いがないか比較検討した。こ

)のうち、化学 系とバイオ系で共通して関係する事項を 取り上げるため、化学系とバイオ系のど ちらかの研究者・留学生が「現在の自分 の研究には関係しない」という回答者が

%を超えた事項は検討の対象から除い た。結果として、「安全衛生教育全般」・「化 学物質使用における安全衛生教育」・「高 圧ガス使用における安全衛生教育」・「実 験用電気機器・機械類の使用における安 全衛生教育」・「実験用保護具使用におけ

在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全

:化学物質使用における安全

:高圧ガス使用における安全教育、

レーザー光線使用における安全教育 実験用保護具使用における安全

:実験動物使用における安全教育

:実験系廃棄物取扱いに関する教育

210

日本人研究者・留学生の間に米国の大学 安全衛生教育に対す る評価に違いがないか比較検討した。こ

)のうち、化学 系とバイオ系で共通して関係する事項を 取り上げるため、化学系とバイオ系のど ちらかの研究者・留学生が「現在の自分 の研究には関係しない」という回答者が

%を超えた事項は検討の対象から除い た。結果として、「安全衛生教育全般」・「化 学物質使用における安全衛生教育」・「高 圧ガス使用における安全衛生教育」・「実 験用電気機器・機械類の使用における安 全衛生教育」・「実験用保護具使用におけ

る安全衛生管理

験系廃棄物取扱いに関する管理と教育」

及び

と教育」について、それぞれ管理及び教 育に分け、先に述べた回答選択肢の得点 配分に基づき化学系とバイオ系の間での 相違を検討した(図

系ではバイオ系に対し・「実験用保護具使 用における安全衛生管理」の得点が有意 に高く(

学系に対し「安全衛生教育全般」

学物質使用における安全衛生教育」の得 点が有意に高かった(

在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全

:化学物質使用における安全

M4:放射線・放射性物質使用における安全

教育、M6:実験用電気機器・機械類使用における安全 実験用保護具使用における安全教育、M8:バイオハザード防止のための安全

教育、M10:実験動物愛護に関する

教育、 M12:メンタルヘルス保持のための

る安全衛生管理

験系廃棄物取扱いに関する管理と教育」

及び「メンタルヘルス保持のための管理 と教育」について、それぞれ管理及び教 育に分け、先に述べた回答選択肢の得点 配分に基づき化学系とバイオ系の間での 相違を検討した(図

系ではバイオ系に対し・「実験用保護具使 用における安全衛生管理」の得点が有意 に高く(P<0.05

学系に対し「安全衛生教育全般」

学物質使用における安全衛生教育」の得 点が有意に高かった(

次に、インタビュー調査に用いたアン 在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全

:化学物質使用における安全教育、

:放射線・放射性物質使用における安全

:実験用電気機器・機械類使用における安全

:バイオハザード防止のための安全

:実験動物愛護に関する

:メンタルヘルス保持のための

る安全衛生管理及び安全衛生教育」・「実 験系廃棄物取扱いに関する管理と教育」

「メンタルヘルス保持のための管理 と教育」について、それぞれ管理及び教 育に分け、先に述べた回答選択肢の得点 配分に基づき化学系とバイオ系の間での 相違を検討した(図5)。

系ではバイオ系に対し・「実験用保護具使 用における安全衛生管理」の得点が有意 P<0.05)、一方でバイオ系では化 学系に対し「安全衛生教育全般」

学物質使用における安全衛生教育」の得 点が有意に高かった(

インタビュー調査に用いたアン 在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全

:放射線・放射性物質使用における安全

:実験用電気機器・機械類使用における安全

:バイオハザード防止のための安全

:実験動物愛護に関する教育

:メンタルヘルス保持のための

安全衛生教育」・「実 験系廃棄物取扱いに関する管理と教育」

「メンタルヘルス保持のための管理 と教育」について、それぞれ管理及び教 育に分け、先に述べた回答選択肢の得点 配分に基づき化学系とバイオ系の間での

)。その結果

系ではバイオ系に対し・「実験用保護具使 用における安全衛生管理」の得点が有意

)、一方でバイオ系では化 学系に対し「安全衛生教育全般」

学物質使用における安全衛生教育」の得 点が有意に高かった(P<0.05)。

インタビュー調査に用いたアン 在米日本人研究者・学生の日本の大学と比較した米国の大学の安全教育

:放射線・放射性物質使用における安全教育

:実験用電気機器・機械類使用における安全

:バイオハザード防止のための安全教育 教育、

:メンタルヘルス保持のための教育)

安全衛生教育」・「実 験系廃棄物取扱いに関する管理と教育」

「メンタルヘルス保持のための管理 と教育」について、それぞれ管理及び教 育に分け、先に述べた回答選択肢の得点 配分に基づき化学系とバイオ系の間での その結果、化学 系ではバイオ系に対し・「実験用保護具使 用における安全衛生管理」の得点が有意

)、一方でバイオ系では化 学系に対し「安全衛生教育全般」及び「化 学物質使用における安全衛生教育」の得

)。

インタビュー調査に用いたアン 教育に対する

教育、

:実験用電気機器・機械類使用における安全教育 教育、

教育、

(15)

ケート用紙の最後に設けた自由記述 言欄に

生の米国の大学の について感想・意見 全管理・

ものを列挙する(一部、英語表記の用語 には著者が注釈を加えた)。

・米国の大学では安全確保のために必要 な部署にかなりの人件費を投入してい るという印象が強い。

・米国の大学では州や郡、

働安全

の関係機関の視察(

あり、規制に対する公権力の強さを感 じるとともに、大学自体が環境管理や 安全

ならない動機にもなっていると感じる。

・米国の大学では安全管理のみではなく、

全体的に大学の人材を大切にする

図6

ケート用紙の最後に設けた自由記述 欄に記された在米日本人研究者・留学 生の米国の大学の

について感想・意見

管理・安全教育への助言について主な ものを列挙する(一部、英語表記の用語 には著者が注釈を加えた)。

米国の大学では安全確保のために必要 な部署にかなりの人件費を投入してい るという印象が強い。

・米国の大学では州や郡、

安全局)や EPA の関係機関の視察(

あり、規制に対する公権力の強さを感 じるとともに、大学自体が環境管理や 安全管理に積極的に取り組まなければ ならない動機にもなっていると感じる。

・米国の大学では安全管理のみではなく、

全体的に大学の人材を大切にする

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における 米国の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

ケート用紙の最後に設けた自由記述

在米日本人研究者・留学 生の米国の大学の安全管理・

について感想・意見及び日本の大学の 教育への助言について主な ものを列挙する(一部、英語表記の用語 には著者が注釈を加えた)。

米国の大学では安全確保のために必要 な部署にかなりの人件費を投入してい るという印象が強い。

・米国の大学では州や郡、及び

EPA(環境保護局)など の関係機関の視察(Inspection)

あり、規制に対する公権力の強さを感 じるとともに、大学自体が環境管理や

管理に積極的に取り組まなければ ならない動機にもなっていると感じる。

・米国の大学では安全管理のみではなく、

全体的に大学の人材を大切にする

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

ケート用紙の最後に設けた自由記述・発

在米日本人研究者・留学 管理・安全教育等

日本の大学の 教育への助言について主な ものを列挙する(一部、英語表記の用語 には著者が注釈を加えた)。

米国の大学では安全確保のために必要 な部署にかなりの人件費を投入してい

及びOSHA(労

(環境保護局)など Inspection)が頻繁に あり、規制に対する公権力の強さを感 じるとともに、大学自体が環境管理や

管理に積極的に取り組まなければ ならない動機にもなっていると感じる。

・米国の大学では安全管理のみではなく、

全体的に大学の人材を大切にする

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

211

・発 在米日本人研究者・留学 教育等 日本の大学の安 教育への助言について主な ものを列挙する(一部、英語表記の用語

米国の大学では安全確保のために必要 な部署にかなりの人件費を投入してい

OSHA(労

(環境保護局)など が頻繁に あり、規制に対する公権力の強さを感 じるとともに、大学自体が環境管理や

管理に積極的に取り組まなければ ならない動機にもなっていると感じる。

・米国の大学では安全管理のみではなく、

・米国の大学では、大学の

・米国の研究室では、研究者や学生が自

・自分の学部担当の

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

Human Resource Management

管理)に積極的に取り組んでいる印象 が強い。

・米国の大学では、大学の

よる定期的な巡視があり、それに応じ て研究者の研究室における安全確保へ のモチベーションも高く維持されてい るように感じる

・E-ラーニングによる安全教育は、英語 のヒアリングが苦手な留学生でも文章 を読むことで

の余裕がある時間に受講できるので、

大変良いシステムだと思う。

・米国の研究室では、研究者や学生が自 主的にお互いに危険な作業や操作に対 して指摘し合い、安全を確保しようと する雰囲気がある。日本の大学ではこ のような光景は経験しなかった。

・自分の学部担当の

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

Human Resource Management

管理)に積極的に取り組んでいる印象

・米国の大学では、大学の

よる定期的な巡視があり、それに応じ て研究者の研究室における安全確保へ のモチベーションも高く維持されてい るように感じる。

ラーニングによる安全教育は、英語 のヒアリングが苦手な留学生でも文章 を読むことでよく理解

の余裕がある時間に受講できるので、

大変良いシステムだと思う。

・米国の研究室では、研究者や学生が自 主的にお互いに危険な作業や操作に対 して指摘し合い、安全を確保しようと する雰囲気がある。日本の大学ではこ のような光景は経験しなかった。

・自分の学部担当の安全

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

Human Resource Management(人的資源 管理)に積極的に取り組んでいる印象

・米国の大学では、大学のEHS Office よる定期的な巡視があり、それに応じ て研究者の研究室における安全確保へ のモチベーションも高く維持されてい

ラーニングによる安全教育は、英語 のヒアリングが苦手な留学生でも文章 理解でき、また自分 の余裕がある時間に受講できるので、

大変良いシステムだと思う。

・米国の研究室では、研究者や学生が自 主的にお互いに危険な作業や操作に対 して指摘し合い、安全を確保しようと する雰囲気がある。日本の大学ではこ のような光景は経験しなかった。

安全管理者は、博士

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における

の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

(人的資源 管理)に積極的に取り組んでいる印象

EHS Officeに よる定期的な巡視があり、それに応じ て研究者の研究室における安全確保へ のモチベーションも高く維持されてい

ラーニングによる安全教育は、英語 のヒアリングが苦手な留学生でも文章

、また自分 の余裕がある時間に受講できるので、

・米国の研究室では、研究者や学生が自 主的にお互いに危険な作業や操作に対 して指摘し合い、安全を確保しようと する雰囲気がある。日本の大学ではこ のような光景は経験しなかった。

管理者は、博士

在米日本人研究者・留学生の化学系専攻とバイオ系専攻における

の大学の安全衛生管理及び安全衛生教育に対する評価の比較

参照

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