島根大学
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北村 寿宏
島根大学 地域未来協創本部
イノベーションと産学連携の基礎
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 1
島根大学
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講義資料と講義の動画について お願い
・講義資料と動画は,島根大学の講義のために用意されたもの です.
・受講生が講義の資料として利用することのみ許可します.
・講義以外の目的で,無断で使用することを固く禁じます.
・受講生以外に渡す,インターネットなどで公開する,講義の受 講の目的以外で利用するなどの行為は,著作権の侵害になり,
罰せられることがあります.また,損害賠償を受ける可能性もあ ります.
・講義の資料や動画の取り扱いには,十分に注意してください.
・この講義に限らず,他の講義でも同じです.
2
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
島根大学
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1.地域(島根県)の現状について
~マクロ的な数字で見てみる~
2.イノベーションについて 3.産学官連携について
本日の講義の主な内容
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 3
島根大学
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1.地域(島根県)の現状について
~マクロ的な数字で見てみる~
2.イノベーションについて 3.産学官連携について
本日の講義の主な内容
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 4
島根大学
日本の国際競争力
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 5
島根大学 1 1 2
3 4 4
17 20
24 21
23 27
25 23
21 19
16
24 22
17
2726 27
24 21
2726 2625 30
34
0 5 10 15 20 25 30 35 40
90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 16 18 20
順位
年 (西暦)
USA ドイツ イギリス フランス 日本
96-99
日本の競争力の 急激な低下!
6
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
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1 パラダイムシフトとは:基本枠組みの変化 日本の製造業がなぜ急に弱くなったのか?
逆になぜ、これまで世界一強かったのか?
→高品質、均質、低コスト・・・プロセスイノベーションの時代
→教育、評価制度、効率的組織・・・すべて「集団管理」体制に向 いていた
→集団横並び、年功序列、ピラミッド型組織、はみ出しを許さな い社会、リスクはすべて避ける、戦略より戦術・・・・・・企業・教 育制度も同じ・・・「個別マネジメント」体制ではなかった。
©Techno Integration Co. 出川氏資料
事業のパラダイムシフトが起こっている
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 7
島根大学
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事業のパラダイムシフトが起こっている
2 プロダクトイノベーションの時代へ
・・・ひらたくいうと、「どう造る」から「何を創る」への転換
・どうつくる:作るものが決まっていた:造る
・何をつくる:作るものが決まっていない:創る
→いかに他人より早く、うまくはみ出すか、リスクをとるか・・
⇒「個別マネジメント」の対応が必要
©Techno Integration Co. 出川氏資料
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 8
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島根県について 人口
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 9
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島根県の人口の変化
島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/
★年に約5,000人減少
人口(2020年10月): 666,941人 人口(2019年10月): 673,891人 人口(2018年10月): 679,626人 人口(2017年10月): 684,668人
★高齢化率
2020年 34.2% ↓ 第1位 秋田,第2位 高知
2019年 34.3% (全国3位,全国平均28.4%)
2018年 34.0%
2017年 33.6% 10
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000
1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020
人口
年 (西暦)
65歳以上 15~64歳 15歳未満
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島根県の人口の変化 予測
2015年 2045年
総数 : 694,000 529,000 (23.8%減)
(全国 127,095,000 106,421,000
年少人口 : 87,000 59,000 (32.2%減)
(0-14歳) 割合 12.5% 11.2%
生産年齢人口 : 382,000 260,000 (31.9%減)
(15-64歳) 割合 55.1% 49.2%
老年人口 : 225,000 209,000 (7.1%減)
(65歳以上) 割合 32.5% 39.5%
人口問題研究資料第340号 「日本の地域別将来推計人口」 2018年12月 0
100000 200000 300000 400000 500000 600000 700000 800000
2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045
人口(人)
年 (西暦)
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 11
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島根県の産業構造
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 12
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◆県内総生産:
・国内総生産(GDP)の都道府県版.
・企業や個人が年度内に新たに生み出したモノやサービスの 価値を金額で表したもの.
・1年間に県内の経済活動によって生み出された付加価値の 総和.
◆付加価値:
・1生産過程で新たに加えられた価値.
・一定期間の総生産額から原材料費・燃料費などと減価償却 費を差し引いたもの.
・企業などの生産者が生産活動によって作り出した生産額か ら,その企業などの生産者が購入した原材料や燃料などの 中間投入物を差し引いたものを表すことが多い.
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 13
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(「島根県の姿」:島根県 平成19年7月)
製造業 農林水産業 金融保険業 不動産業
卸・小売業 運輸・通信業
電気ガス水道業
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 14
島根大学
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島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/ 15
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000
18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
経済活動別県内総生産(百万円)
年度 (平成)
16.その他のサービス 15.保健衛生・社会事 業
14.教育
13.公務
12.専門・科学技術、
業務支援サービス業
11.不動産業
10.金融・保険業 9.情報通信業 8.宿泊・飲食サービス 業
7.運輸・郵便業 6.卸売・小売業
5.建設業
4.電気・ガス・水道・
廃棄物処理業
3.製造業
2.鉱 業
1.農林水産業
島根大学
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島根県の産業構造
(「島根県の姿」:島根県 平成19年7月)
16
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
島根大学
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◇総人口: 69.4万人 (67.7万人 H31.3.1現在)
(全国46位,H27年度国勢調査)
◇高齢者人口割合: 33.5%
(全国3位,平成29年10月1日)
◇事業所数: 1,132カ所
(全国44位,H28年速報値,4人以上の事業所)
◇県内総生産: 2兆5,660億円
(全国45位 H27年度)
◇製造品出荷額等: 10,934億円
(全国44位 H28年度)
・老年人口の割合が高く,
生産年齢人口の割合が低い.
・製造品出荷額,県内総生産と もに低く,45位程度
・県内総生産に占める公共事 業(行政サービス,建設)の割 合が高い.(全国平均14.7%)
島根県の現状
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 17
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◆地域経済の活性化
⇒地域外からのお金(外貨)が必要
◆外貨を稼ぐには
・工業製品
・農林水産品(加工品を含む)
・観光
◆ポイント
特色のあるモノ(地域資源)を活用する,
高付加価値,社会ニーズに対応
⇒ イノベーションの創出が求められている
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 18
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島根県の
製造業について
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 19
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経済産業省HPよりhttp://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2015/honbun_html/010102.html
図 製造品出荷額と県民所得の関係
←島根県
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 20
島根大学
図 島根県の製造業の事業所数の推移
島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/ 21
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1 2
事業所数
年 (平成,令和)
島根大学
図 島根県の製造業の従業員数の推移
島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/ 22
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000 80000
2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718192021222324252627282930 1 2
従業者数(人)
年 (平成,令和)
島根大学
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図 島根県の製造品出荷額の推移
島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/23
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000
2 3 4 5 6 7 8 9 101112131415161718192021222324252627282930 1 2
製造品出荷額(億円)
年 (平成,令和)
島根大学
Confidential
図 島根県の付加価値額の推移
島根県統計情報データベースを基に作成 http://pref.shimane-toukei.jp/ 24
(「MOT基礎概論」 令和3年度)
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 1 2
付加価値額(億円)
年 (平成,令和)
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図 製造品出荷額からみた産業構造の変化
出展:「島根県を中心とした産業発展の歴史」,中国地方総合研究センター,p.138,2013
・減少 繊維・衣服
・増加 電気機械
・横ばい
鉄鋼,一般機械,
輸送用機械,
化学・石油製品
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 25
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図 製造品出荷額等の対全国シェア
出展:「島根県を中心とした産業発展の歴史」,中国地方総合研究センター,p.139,2013
・全国に占める割合 ほとんどが1%未満
・減少 繊維・衣服
・増加
鉄鋼,電気機械
・横ばい 一般機械,
輸送用機械,
化学・石油製品
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 26
島根大学
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◆島根県の人口⇒減少傾向
◆産業活動における県内総生産額
⇒減少傾向
◆建設業,政府サービスの ウェートが高い産業構造
◆工業製品
⇒付加価値額が減少傾向
◆農林水産
⇒産出額が減少傾向
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 27
島根大学
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イノベーションについて
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 28
▼イノベーション, innovation
島根大学◆シュンペーター(経済学者)
経済活動の中で生産手段や資源や労働力などをそれ までとは異なる仕方で新結合することと定義
(1911年)①新しい財貨・商品(サービス) の提供
新しい財貨(消費者の間でまだ知られていない財貨)や 新しい品質の財貨の生産
②新しい生産方式の導入
③新しい販路の開拓
④原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
⑤新しい組織の実現
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 29
▼イノベーション, innovation
島根大学◆ピーター・F・ドラッカー イノベーションとは、
富の創出能力を増大させるもの、全て イノベーションの七つの機会
①予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事
②ギャップを探す
③ニーズを見つける
④産業構造の変化を知る
⑤人口構造の変化に着目する
⑥認識の変化をとらえる
⑦新しい知識を活用する
『イノベーションと企業家精神』(ダイヤモンド社刊)より
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 30
島根大学
Confidential
▼イノベーション, innovation
・これまでのモノ,仕組みなどに対して,全く新しい技術 や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し,社会に 大きな変化を起こすこと.
・新しい知識を活かして経済を活性化していくこと
・新しい経済的価値を創造していくこと
・新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を 創造し、社会的に大きな変化をもたらす変革
新しい知識の創出とその活用が重要な役割を果たす.
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 31
島根大学
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▼イノベーションの種類
◆
C.クリステンセン
破壊的イノベーション
市場における既存のルールを根本的に覆し、そこに まったく新しい価値を創出するイノベーション
(消費者がそれまで見過ごしてしいた領域に目を向けさせること によって、その市場における製品評価のポイントを変えてしまう)
持続的イノベーション
既存顧客の要望を取り入れ、改善・改良を積み重ね ていくイノベーション
(これは現在市場で求められている製品やサービスについて、それ までと同じ方向性で価値を向上させるアプローチ)
『イノベーションのジレンマ』(翔泳社刊)より
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 32
島根大学
Confidential
▼イノベーションの種類
『イノベーションのジレンマ』(翔泳社刊)より
図 破壊的イノベーションと持続的イノベーション
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 33
島根大学
Confidential
▼イノベーションの種類
『イノベーションのジレンマ』(翔泳社刊)より
図 破壊的イノベーションと持続的イノベーションの一例
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 34
島根大学
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▼オープン・イノベーション
◆オープン・イノベーション
企業や大学・研究機関、起業家など,外部から新たな技術やアイデアを募集
・集約し,革新的な新製品(商品)・サービス,または,ビジネスモデルを開発 するイノベーションの創出の一つ.社内資源に依存せず、あらゆる枠組みを超 えることが必要で,異業種間の交流や大企業とベンチャー企業との共同研究 開発などがオープン・イノベーションの事例とされている.
◆クローズド・イノベーション
自社の研究・技術のみで画期的な新製品(商品)・サービスを提供するイノベ ーションのひとつ.
クローズド・イノベーションは,競争優位性の高い技術の独占や秘匿,利益 が全て自社に還元されるというメリットがある一方で,研究開発から商品提供 までに莫大な時間的・人的コストがかかるデメリットもある.
参考:https://bizhint.jp/keyword/12540
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 35
島根大学
Confidential
出所:MIT Sloan Management Review、University of Cambridge http://sloanreview.mit.edu/files/2011/06/INS0111-Top-Ten-Innovation.pdf
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 36
オープンイノベーションのイメージ
▼オープン・イノベーション
島根大学◆オープン・イノベーションが求められる背景 1)「プロダクトライフサイクルの短期化」
経済のグローバル化により,日本企業を取り巻く競争環境は日々激化してい る.技術革新により、次々と新しい製品(商品)やサービスが発表され,プロダク トライフサイクルが短期化してきており,磐石な競争優位性を確立することが難 しくなっている状況がある.
2)「顧客ニーズ(価値観)の多様化」
製品(商品)・サービスのニーズや価値観が多様化し,ビジネスが高度化・複 雑化している傾向がみられる.多くの顧客を満足させられるような新製品(商品
)やサービスを開発するために,多様なアイデアや技術が必要とされている.社 内では見出せない隠れた顧客ニーズを掘り当てる有効な手段として,オープン
・イノベーションが注目されている.
参考:https://bizhint.jp/keyword/12540
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 37
島根大学
出典:NEDO オープン・イノベーション白書初版
図 オープン・イノベーション活動の実施状況
図 オープン・イノベーション活動の実施していない主な理由
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 38
島根大学
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▼オープン・イノベーション
◆オープン・イノベーションの主なメリット 1)事業推進のスピードアップ
2)多様化する顧客ニーズ・価値観への対応向上 3)外部の新たな知識や技術の獲得
4)自社のコア・コンピタンスのアピール 5)短期間・低コストでの開発
参考:https://bizhint.jp/keyword/12540
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 39
島根大学
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▼オープン・イノベーション
◆オープン・イノベーションの主な課題 1)アイデア,技術の流出の懸念
2)自社開発力の衰退リスク 3)利益配分の課題
4)経営陣の意識改革
・・・・・
参考:https://bizhint.jp/keyword/12540
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 40
島根大学
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出典:NEDO オープン・イノベーション白書初版
オープンイノベーション推進事例
国内企業による推進事例(以下、五十音順)
1 大阪ガス 2 オリンパス
3 KDDI 4 小松製作所
5 セコム 6 ソフトバンク
7 東京急行電鉄 8 東レ
9 トヨタ自動車 10 ニトリ
11 富士フイルム 海外企業による推進事例
1 グーグル 2 サムスン
3 デュポン 4 P&G
5 フィリップス
国内外の政府・公的機関による推進事例
1 大阪市 2 日南市
3 福岡市 4 インド
5 ロンドン
▼オープン・イノベーション
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 41
島根大学
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出展 伊藤正昭:「新地域産業論」,p.14,学文社(2011)
「いったん移出産業が発展したとしても,地域間の競争 が激しくなっているため,他の地域で代替的な産業や新 しい産業が出現することによって,当該地域の優位性を 持続的に維持することは困難である。したがって,現状 において優位にある産業といえども,いずれ衰退する可 能性を考えると,たえず新技術,新商品,新産業を創出 するような地域イノベーションが行われなければならな い。この地域イノベーションをになうのが地域の企業家 精神をもつ人材である。企業家精神こそが地域経済の 構造的な変革を主導するのであり,よって,企業家精神 を維持,高揚できる地域独自の産業風土の醸成が欠か
せないのである。」
.◆地域イノベーション
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 42
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◆地域イノベーション
地域の企業と大学などとが連携した 内発型イノベーションが必要
地域に位置する企業と大学や公的研究機関な どが,それぞれ固有のミッションを十分に果たし,
互いに異質な知識を活発に生みだし,障壁を越 えたインターアクティブなプロセスを活発に行わ せ,地域資源を活用した内発型のイノベーション の創出が必要と言われている.
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 43
島根大学
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◆地域イノベーションの実現に向けて
地域の企業と大学などとが連携した 内発型(地域創発型)イノベーションが必要
・新しい「知」の創出と活用
・「知」への経済的価値の付与
・異分野の融合,ネットワーク
・グローバル対応
・イノベーション創出人材の育成
・・・・・・
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 44
SDGs (持続可能な開発)
島根大学2015年の国連サミットで採択
「誰一人残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現 2030年を年限とする17の国際目標
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 45
島根大学
「 産 学 連 携 」
あるいは
「 産 学 官 連 携 」
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 46
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【明治から戦前】
・国を挙げての殖産興業 工学系は産学連携から始まった.
・官と学が産の拠点を作る(富国強兵政策).
【戦後から1980頃】
・産学連携は「悪」の時代
・1970年 国立大学で企業からの受託研究が実施可能
【1970~1990年頃】
・基礎研究ただ乗り論 ⇒ 基礎研究ブーム
企業 : 中央研究所ブーム 官 : 国研に基礎研究の強制 大学 : 科学の研究,基礎研究
・1980年代
大学:研究の「装置産業」化で,研究費の不足
⇒ 国立大学と企業との共同研究が可能(1983年)
【1990年以降】
・産学連携の促進に向けて,様々な政策,活動が実施
◆産学連携の歴史
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 47
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◆近年の産学連携ブームの初期の歴史
1995年 科学技術基本法
1996
年 第一期科学技術基本計画
この頃から「産学連携」や「産学官連携」と言う言葉が 使われ出す
1999年 産学連携を「大学等と企業等産業界との間の
研究面での連携・協力」と位置づける.
(「科学技術創造立国を目指す我が国の学術研究の 総合的推進について」 平成11年6月29日学術審議会答申)
2005年 「産学官連携」が「大学の第三の使命(社会貢献)」
として位置づけられる.
(「我が国の高等教育の将来像」 平成17年1月28日中央教育審議会答申)
⇒2006年 教育基本法に規定される.
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 48
島根大学
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玉井克哉,宮田由起夫:「日本の産学連携」 玉川大学出版部p.14 (2007)
2011-2015 第4期科学技術基本計画
2016- 第5期科学技術基本計画
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 49
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「産学連携」
産業セクターと大学セクターを本格的に 架橋し,それによって「学術研究に基礎 づけられた産業」を活発化することを目 指す諸活動の総称
(産学連携学会 設立趣意書 2003)
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 50
島根大学
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◆産学連携の主な形態
・共同研究
大学等と企業等とが共同で行う研究・開発 研究経費は,企業側が負担.
大学側は,人件費や実験装置の利用を負担.
・受託研究
国や民間企業等から大学に委託された研究・開発.
研究経費は,委託元の負担.
・ライセンシング
(特許などの実施許諾)大学が有する特許権の実施(有料),譲渡
・寄附研究,寄附講座
企業からの寄附で設置される研究部門 企業からの寄附で設置される講座
・技術指導
(コンサルティング)・起業
(大学発ベンチャー)・教育
(人材育成)(「MOT基礎概論」 令和3年度) 51
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文部科学省 年度別の「大学等における産学連携等実施状況について」
共同研究件数,受入額の推移
(国立大+公立大+私立大+高専など)
5753
12954 14918 3111
4927 5903
1864
3455 3796
0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014
研究費受入額(百万円)
共同研究件数(件)
年度 (西暦)
企業以外 中小 大企業 受入金額
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 52
企業を相手先とする共同研究
島根大学共同研究の伸び
H16年 ⇒ H26年全体
10,728件⇒22,755件2.1倍 大企業
5,753件⇒
13,697件 2.4倍
中小企業
3,111件⇒ 5,373件1.7倍
企業数を考慮すると,大企業を相手先とする 共同研究の割合が非常に多いことがわかる.
全体 大企業 中小企業 海外企業 企業以外 件数 22,755 1 3 ,6 9 7 5,373 209 3,685 割合 (%) - 6 0 .2 23.6 0.9 16.2
平成26年度 共同研究件数実績値(全国)
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 53
共同研究の分類と主な相手先
島根大学1.「評価型共同研究」
製品の性能や効果の評価を企業と大学とが共同で行う共同研究.
⇒主な相手先:中小企業
2.「ニーズ実現型共同研究」
企業側が把握した社会のニーズに対し事業として行うべき製品が 明確になっており,解決すべき技術的な課題が明らかで,その解決 を企業と大学が連携して取り組む共同研究.
⇒主な相手先:中小企業
3.「シーズ展開型共同研究」
大学などでの研究成果や技術シーズをもとに,社会のニーズに適 合した実用化技術として育成し,あるいは,ニーズそのものを創出 する技術として育成し,事業化を進めていくための共同研究.
⇒主な相手先:大企業や中堅企業
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 54
島根大学
Confidential
科学の研究 技術の研究 開発 事業化 産業化
大企業
(研究・開発組織 あり)
中堅企業
(開発組織あり)
中企業
(開発人材あり)
小企業
大学
産学連携を実行/期待
産学連携を実行/期待 活動領域不一致地帯
産学連携を実行/期待
産学連携を実行/期待 産学連携を実行/期待
( :主な活動範囲を示している)
ニーズ実現型 評価型 シーズ展開型
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 55
島根大学
Confidential
技術知
(技術シーズ)
製品・サービス 科学の研究
(基礎研究)
技術の研究
(応用研究)
科学知
科学知
科学知
開発 技術知
(技術シーズ)
技術知
(技術シーズ)
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 56
島根大学
Confidential
◆第1ステップ 中小企業の新事業創出
・「ニーズ実現型,評価型共同研究」の実施
⇒・中小企業の研究開発能力の強化.研究開発型への転換
・大学教員の開発ステージへの対応能力の強化
◆第2ステップ 人材養成,創出システムの再構築
・人材育成(開発者や教員,支援者など) : 専門教育,MOT
・支援システムのイノベーション創出型への再構築
・イノベーション創出の支援人材の確保,育成
◆第3ステップ 地域イノベーション創出の実働
・「シーズ展開型共同研究」による新事業創出の促進
・イノベーション創出システムの実働
地域イノベーション創出の促進に向けて
(「MOT基礎概論」 令和3年度) 57
島根大学
Confidential
連絡先について
【連絡先】
地域未来協創本部 産学連携部門 北村 寿宏 電話:
0852-60-2290e-mail: kitamu_t@ の後に,matsu.shimane-u.ac.jp をつけて,送信して下さい.
【
HPアドレス】
http://www.crc.shimane-u.ac.jp/MOT/
島根大学
Moodle「
MOT基礎概論」のコース
58
ご質問は,電子メールで 随時受け付けています.
(「MOT基礎概論」 令和3年度)