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厚生労働科学研究費補助金(肝炎等克服政策研究事業)
平成29年度 分担研究報告書
肝炎ウイルス陽性者の効率的なフォローアップシステムの開発・実用化に向けた研究
研究分担者:高口 浩一 香川県立中央病院 院長補佐
研究分担者 吉澤 要 信州大学消化器内科特任教授
A. 研究目的
肝炎連絡拠点病院内で非専門医が測定し た肝炎ウイルス陽性者を、専門医に紹介する システムを、電子カルテを用いて開発し、全 国の病院で使用可能にし肝炎ウイルス陽性 者をできるだけ治療の場にあげることを目 的とした。
B. 研究方法
肝炎連絡拠点病院である香川県立中央病 院で非専門医が測定した肝炎ウイルス陽性 者を、専門医に紹介する肝炎受診勧奨機能シ ス テ ム を 、 当 院 の 電 子 カ ル テ で あ る EGMAIN-GXを用いて開発し、導入前後の肝 臓内科への紹介率を検討しその効果につい て検討した。
開 発 し た シ ス テ ム を 同 じ メ ー カ ー の non-Custmaizeの電子カルテを使用してい る全国の400以上の病院でバージョンアップ 機能に追加し早期に安価に利用可能にする ことを目指した。
C. 研究結果
電子カルテシステムでウイルス肝炎陽性 者の受診勧奨を行う前の、HCV 抗体陽性率
は5.1%であり、肝臓内科紹介率は30%あっ
た。肝炎受診勧奨機能を追加した肝臓内科紹
介率は 30%とかわりなく患者バーへの表示
だけでは受診率は上昇しなかった。
そこでカルテ終了時にワーニングをかけ ることで受診率が上がるかどうかを検討し
たところ50%上昇した。
D. 考察
肝炎ウイルス検査陽性者の受診勧奨機能 をシステム化したが、患者バーへの受診勧奨 マークだけでは、肝臓内科受診率は上昇しな かったため今後チェック画面機能で目に見 える形でカルテ終了時にワーニングを表示 し 受 診 勧 奨 を 施 行 し た と こ ろ 、 紹 介 率 HCV-RNA検査率が上昇した。
E. 結論
肝炎患者受診勧奨機能を説明するととも に、ウイルス肝炎陽性者が多く、肝臓内科紹 介率が低い診療科に重点的に紹介を推奨す ることが、肝炎患者さんの拾い上げに有用で あることが示唆された。またワーニング効果 をみて今後のシステムを構築していく予定 である。
F. 研究発表 1. 論文発表
なし
研究要旨:肝炎ウイルス陽性者を、専門医に紹介する肝炎受診勧奨機能システムを、当 院の電子カルテを用いて開発し、導入前後の肝臓内科への紹介率を検討した。受診勧奨 を行う前の、HCV抗体陽性率は5.1%であり、肝臓内科紹介率は30%あった。肝炎受診 勧奨機能を追加したのちの肝臓内科紹介率は30%とかわりなく患者バーへの表示だけで は紹介率は上昇せずワーニング機能を追加して検討した。
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2. 学会発表
第41回肝臓病学会 東部会
C型肝炎撲滅に向けた地域の取り組み 電子カルテシステムでの肝炎ウイルス 陽性者受診勧告前後におけるウイルス性 肝炎陽性患者の肝臓内科受診率の検討
G. 知的財産権の出願・登録状況 1. 特許取得
なし
2. 実用新案登録 なし
3. その他 なし