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チケット検索・予約サービス利用時における

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Academic year: 2021

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卒業論文説明書

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チケット検索・予約サービス利用時における モバイルサイトのユーザビリティ評価

Usability Study of Mobile Websites Using Ticket Office

1W070603-6 吉武 奈朋美 指導教員 寺島 信義 教授 YOSHITAKE Naomi Prof. TERASHIMA Nobuyoshi

概要: 近年、モバイルコマース市場は年々拡大の傾向を見せている。そこで本稿ではモバイル サービスの一つであるプレイガイドに焦点をあてた。プレイガイドではチケットの検索・予約サ ービスや興行のプロモーションを行っており、インターネットからの利用者も多く、モバイルサ イトも展開している。しかし、モバイルサイトにはユーザビリティ上の課題がある。一つ目は携 帯端末の画面が小さくページの一覧性が低いということ、二つ目は1ページに表示できるファイ ルサイズに制限があり、PCのようなリッチコンテンツが使用できないということである。いず れも大量の情報を扱うプレイガイドにとって、見づらさ・使いづらさの原因になってしまってい る。そこで、本稿ではチケットぴあ・イープラス・CNプレイガイドの3サイトを対象にユーザ ビリティ評価を行った。評価のために発話思考法を用いたユーザーテストとGOMSモデルを用 いたタスク分析を行った。

キーワード:ユーザビリティ評価、モバイルユーザビリティ、発話思考法、GOMSモデル Keywords:Study of usability, mobile usability, think-aloud protocol, GOMS

1.はじめに

携帯端末からのインターネット利用率は 85%となり、そのうちの大半がモバイルサ イトを利用している[1]。本稿ではモバイル サイトを利用したサービスの一つであるプ レイガイドに焦点をあてた。プレイガイド は興行情報を扱っているため雑誌や他メデ ィアとの連帯が強く、場所や状況に制限さ れずに使用できるモバイルサイトに適した サービスである。しかし、モバイルサイト にはユーザビリティ上の課題があり、大量 の情報を扱いさらに手軽であることが求め られるプレイガイドにとって、見づらさ・

使いづらさの原因になってしまっている。

そこで、プレイガイドのモバイルサイトを 対象にユーザビリティ評価を行った。評価 のために従来行われている[2]ユーザビリ ティテストに加えてGOMSモデルを用い たタスク分析を行った。

2.評価対象サイト

ユーザビリティ評価は、チケットぴあ・イ ープラス・CN プレイガイドの 3 サイトを 対象に行った。評価対象としたタスクは「パ ソコン、またはチラシの公演情報を見なが らモバイルサイトから指定日時のチケット を予約する」というものである。

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卒業論文説明書

2 3.ユーザーテスト

ユーザーテストは8名(男性5名女性3名)

を対象に行った。対象者のうち6名は毎日 モバイルサイトを利用しており、操作に熟 練しているが、評価対象としたサイトの利 用経験者はいなかった。テストにはユーザ ーに作業しながら考えていることを全て発 言してもらうという発話思考法を用いた。

4.タスク分析

タスク分析にはGOMSモデルを用いた。

GOMSモデルとはタスク遂行までの過程 をゴール・メソッド・オペレーター・選択 規則の4つに分類し階層構造で示すもので ある。実行時間予測のためにCard,Moran,

& Newellが1980年に発表したオペレータ とその実行時間の内、ボタンを押す時間 K=0.2秒,心的準備時間M=1.35秒、システ ム応答時間T(実測値)を用いた。

5.評価より得られた結果

評価より得られた結果を図1に示す。ユー ザーテストの結果、関連するユーザビリテ ィの問題が0であった場合○、ユーザーの 半数以上に問題点があった場合は×、それ 以下の数で問題点があった場合は△とした。

またユーザーテスト時にしたどのサイトが 一番使いやすかったかという質問に対して、

チケットぴあが5人と最も多かった。

6.結論と今後の課題

ユーザビリティの特性[3]のうち学習のしや すさ・効率性・主観的満足度に焦点をあて て考察する。まず、ユーザーテスト時とタ スク分析時で課題遂行時間が大きく異なっ ていることから、目標達成の方法をみつけ

チケット ぴあ

イープラ

CNプレイ

ガイド 情報の見つけ

やすさ

× ×

検索のしやす

× ×

ユーザーテス トの平均時間

198 147 80

平均ページ遷 移数

7 7 6

タスク分析に よる予測時間

38.7 46.1 32.2

オペレータ数 34 40 25

図 1 評価より得られた結果

るために時間がかかっていることが考えら れる。よって学習しやすさの向上のために 次の操作のための説明や分かりやすい表示 が求められる。次に、効率性に関して、リ ンク構造を多く用いて1ページが短く情報 量が尐ないことが効率のよさにつながって いる。最後に主観的満足度に関して、検索 がしやすいと満足度が高くなる。つまり大 量の情報の中で目的の情報にどれだけ早く 辿り着けるかどうかが重要であることがわ かる。今後の課題としては、今回タスクを 限定して調査したが、モバイルサイト全体 のユーザビリティを改善するためには他の 側面から見た調査も必要である。

文献

[1] 総務省平成21年通信利用動向調査より [2] http://www.usability.gr.jp/alertbox/

20090720_mobile-usability.htmlより [3]ヤコブ・ニールセン『ユーザビリティエン ジニアリング原論』東京電機大学出版局 2002

参照

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