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第3.東京における豊島区の位置づけ 豊島区都市づくりビジョンの本文|豊島区公式ホームページ

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Academic year: 2018

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1 環状メガロポリス構造の構築

平成21(2009)年7月に改定された東京都の 「東京の都市づくりビジョン(改定)」では、東京 圏の交通ネットワークを生かして、圏域の活発な 交流を実現するとともに、業務、居住、産業、物 流、防災、文化など多様な機能を地域や拠点が分 担し、広域連携により東京圏全域の一体的な機能 発揮を図る都市構造である「環状メガロポリス構 造」の構築をめざすとしています。(図表50)

この環状メガロポリス構造において、豊島区は 概ね首都高速中央環状線(環状6号線)の内側(東 側)がセンター・コア再生ゾーン、外側は都市 環境再生ゾーンに位置づけられています。(図表 51)

【センター・コア再生ゾーン】

首都を担う東京圏の中心で、日本の政治・経済を牽引する高次の中枢管理機能のほか、居住機能 をはじめ、商業、文化、交流など多様な機能の集積により、総合的に国際ビジネスセンター機能を 担うゾーンです。

【都市環境再生ゾーン】

住宅地を基本としつつ、地域の中心 拠点としてにぎわいをみせる個性的な まちや、河川、農地、大規模な公園な ど、潤いと緑に恵まれたまち、住と工 の融合した活気あるまち、コンテンツ 産業などが集積したまちなど、多様な 表情を持つ中で、東京の都心居住を支 えるゾーンです。

第3 東京における豊島区の位置づけ

土浦・つくば 牛久

成田 春日部

・越谷 さいたま 川越

青梅

八王子・立川・ 多摩ニュータウン

町田・相模原

厚木

木更津

千葉

川崎

横浜

関越 自動車道

東北 自 動車道

常磐自動車道

東関東 自動車道

中央自動車道

東名高速道路

首都高速湾岸線

第二東京湾岸道路

東関東 自動車道

東京 アク

アラ イン

国 道

16

号 線

国道16号

線 首都圏中央連絡自動車道

東京外かく環状道路

首都高速中央環状線

幕張副都心 臨海副都心

さいたま副都心

横田飛行場

羽田飛行場

成田飛行場

MM21

かずさアカデミーパーク

センター・コア 水と緑の創生リング 東京湾ウォーターフロント都市軸 核都市連携都市軸

多摩シリコンバレー

図表50 環状メガロポリス構造

図表51 5つのゾーン区分図

資料:「東京の都市づくりビジョン(改定)」(平成21(2009)年)

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豊島区都市づくりビジョン

22 回遊性:目的地に行くだけではなく、そこから目的外の施設を行き来

し、まちを歩くこと。人々の回遊性を高めるまちづくりを推進するこ とで、にぎわいや地域の活性化につながる

23 共同化:地権者の異なる複数の敷地を大街区として統合し、一つの建

物を建築することで、狭く小さな敷地や接道していない敷地の有効利 用を図る手法

24 特定整備路線:東京都が木密地域不燃化10年プロジェクトに基づき、

平成32(2020)年度までの整備をめざして、市街地の延焼を遮断し、 避難や救援活動の空間ともなる防災上の効果の高い都市計画道路

2 都市計画区域マスタープランで示された地域像

都市づくりビジョンの上位計画である都市計画区域マスタープランでは、環状メガロポリス構造 の実現に向けて、東京都市計画区域内の特色ある地域の将来像を示しています。

【センター・コア再生ゾーン】

○個性ある歴史と文化を継承しつつ、学校跡地の公園化や生活道路の整備、不燃化特区による木造住宅密集地域の 改善を図り、地域特性を生かした安全性の高いまちを形成

雑司が谷

○都市計画道路の整備と併せて、市街地整備事業や沿道街区の再編などにより、公共・公益機能や居住・商業機能 が一体となった安全で快適な拠点を形成

南池袋

○北池袋及び下板橋駅周辺では、日常生活を支える商業やサービスなどの集積を図るとともに、特定整備路線24

整備や不燃化特区による木造住宅密集地域の改善を促進し、安全性が高く暮らしやすい住宅地を形成 池袋本町・上池袋

○交通広場の再編整備により、歩行経路の拡大と交通結節機能を高め、商業・業務、文化・交流、生活支援など多 様な都市機能の集積を図りながら、池袋副都心と連携したにぎわいと活力ある拠点を形成

大塚

○池袋駅周辺では、駅施設の機能更新と街区再編を進め、都市の一体性を高めることで商業機能の強化、エネルギー 利用の効率化及び防災対応力の強化を図り、業務、文化・芸術、娯楽、情報発信などの機能が集積・連携した、 国際性の高い、安全・安心でにぎわいと活力を備えた個性ある副都心を形成

○都市計画道路の整備に伴う交通環境の変化に併せて、歩行者を優先した道路空間と街路樹や屋上緑化などによる

連続的な緑を創出し、歩いて楽しい回遊性22のあるまちを形成

池袋

○造幣局移転後の跡地における計画的な土地利用転換と連動して、補助第81号線の整備や不燃化特区制度を活用し

た沿道まちづくり、建物の不燃化・共同化23を促進し、木造住宅密集地域の改善が加速することにより、安全な

まちとして再生 東池袋

○特定整備路線の整備や不燃化特区による建物の不燃化の促進によって、木造住宅密集地域の改善を図るとともに、 ソメイヨシノ発祥の地であり、多くの文化人、芸術家が眠る染井霊園の歴史的資源や中山道の街道筋に開けた商 店街の雰囲気を保全し、安全性が高く、魅力あるまちを形成

巣鴨・駒込

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○駅周辺では、駅舎や交通広場などの整備と併せて、日常生活を支える商業やサービスなどの都市機能の集積が進 むとともに、その周辺では、特定整備路線の整備や不燃化特区による建物の不燃化の促進によって、木造住宅密 集地域の改善、道路と鉄道との立体交差化を図り、安全性が高く、暮らしやすい良好な住宅地を形成

東長崎・椎名町

我が国の政治・経済・文化の中枢としての役割を果 たしているゾーンであり、政治・経済の要となってい る都心、多くの人々が交流し東京の都市文化の創造・ 発信拠点となっている副都心、大規模跡地を活用し新 たな魅力を創造する新拠点などを有する。

本ゾーンの市街地の約4分の3が鉄道駅から徒歩圏 500m以内にあるなど、地下鉄網を中心として優れた 交通利便性を備えた市街地となっている。

また、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進し、国 際競争力の強化を図る上で特に重要な地域である特定 都市再生緊急整備地域の多くを含む。

センター・コア再生ゾーンに隣接し、周辺区部及び 隣接市を包含するリング状のゾーンである。住宅地を 主体としつつ、地域の中心拠点として、にぎわいを見 せる個性的なまち、河川・農地・大規模な公園などに よる潤いのある水と緑に恵まれたまち、産業と生活が 調和したまちなど、多様な表情を有している。

一方で、本ゾーンは戦後の経済発展に伴い急激に市 街化が進行したことにより、山手線外周部から環状第 7号線沿いに木造住宅密集地域が広範に分布している。

【都市環境再生ゾーン】

図表52 センター・コア再生ゾーンの位置図

資料:東京都「東京都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」 (平成26(2014)年12月)

資料:東京都「東京都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方 針」(平成26(2014)年12月)

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豊島区都市づくりビジョン  都市計画マスタープランを策定した時点と比較して、都市づくりを取り巻く環境は大きく変化し、 課題は複層化しています。

 そこで、豊島区の現状と特性を踏まえつつ、都市計画マスタープランで示した6つのまちづくり の方針に基づき、都市づくりビジョンの策定にあたって、「新たに追加する」、「強化・充実する」、「継 続する」都市づくりの主な視点を整理します。

【人口動態】

○豊島区の人口は、平成30(2018)年代までは人口の増加傾向が続くと予想されますが、それ以 降は次第に減少傾向に向かうと考えられます。

○年齢別人口構成に目を向けると、年少人口と生産年齢人口の割合が減少する一方で、老齢人口の 割合は増加し、少子・高齢社会が進展しています。

○平成26(2014)年に日本創成会議が公表した推計では、区内の20 ~ 39歳までの女性が平成52 (2040)年には平成22(2010)年の約半分に減少するとして、このままでは人口の再生産が困

難であると指摘されました。

○こうした人口動態を捉えて、人口減少、少子・超高齢社会に対応した都市づくりの推進が必要です。

【土地利用】

○池袋副都心では、にぎわいと活力を強化して都市の魅力を高めるために、多様な都市機能の高度 な集積を図る複合的な土地利用が必要です。

○鉄道駅周辺では、それぞれの特性に応じて区内外から訪れる人々の交流や日常生活を支える都市 機能の集積が必要です。

○都市計画道路の整備にあわせて、地域特性に応じた沿道の適切な土地利用の誘導を図るとともに、 後背地との調和した土地利用が必要です。

○良好な住環境を形成する地域では、現在の住環境を維持・保全するとともに、工場跡地などから マンション等への土地利用転換が進む地域では、産業政策とのバランスを図りながら快適な住環 境の形成が必要です。

【道路網・交通体系整備】

○都市計画道路の整備促進により変化する交通環境を捉えて、自動車交通の円滑な処理を確保しな がら、歩行者空間を拡大し、誰もが安全・安心で快適に過ごせる都市空間の形成が必要です。 ○身近な公共施設である道路は、防災やみどり、景観など都市空間の重要な要素であることに加え

て、商店街などによりにぎわう地域の大切な資産となる都市軸の形成が必要です。

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25 延焼遮断帯:地震に伴う市街地火災の延焼を阻止する機能を果たす道 路、河川、鉄道、公園等の都市施設及びこれらと近接する耐火建築物 等により構成される帯状の不燃空間

○高齢者、障害者、子ども、妊娠している人、外国人などを含む誰もが充実した公共交通を安全で 快適に利用できるよう、鉄道駅及び駅周辺等でのユニバーサルデザインの推進が必要です。 ○老朽化が進む道路や橋梁などでは、計画的な維持管理を実施し、施設の長寿命化などにより、災

害時においても、避難、救急・救援、緊急物資の輸送、復旧・復興などを支える安全な道路ネッ トワークの維持が必要です。

【防災まちづくり】

○東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト7」に基づき、市街地の不燃化促進とともに、延焼

遮断帯25となる主要な都市計画道路の整備とあわせた沿道まちづくりの推進により、地域の安全

性の向上が必要です。

○多くの人が集中する巨大ターミナルである池袋駅を中心にして、鉄道事業者、民間事業者、区な どの連携による帰宅困難者対策を強化し、災害時の安全性の向上が必要です。

○被災前から、区民、民間事業者、区などの間で被災後の都市復興を検討し、迅速な復興に向けた 準備が必要です。

【副都心整備と産業まちづくり】

○東京の中で大きな存在感を発揮する都市として、高い安全性を土台にした、人と環境に優しく、 文化を軸としたにぎわいにあふれた魅力ある国際的な池袋副都心への再生が必要です。

○身近な生活を支える商店街の活性化や新たなビジネス展開の支援により、都市活力の強化が必要 です。

【住宅・住環境整備】

○活発な地域コミュニティに支えられた安心の中で暮らすことができ、また、生活の中心となる鉄 道駅周辺には、多様な世代に応じた生活支援施設が集積するなど、ライフステージに応じた良好 な住環境の整備が必要です。

○増加するマンションストックに対する適切な維持管理を促進する対策を実施し、安全・安心で快 適な質の高い住宅ストックの形成が必要です。

【環境と共生するまちづくり】

○季節の変化が感じられ、多様な生物が生息できる質の高いみどりを創出・保全し、日常生活の中 で身近に自然と触れ合え、地域の資産となるみどりの形成が必要です。

○環境負荷の低減と都市活力の両立を図り、災害に強い自立・分散型のエネルギー源を備えた安全 性の高い都市の実現が必要です。

参照

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