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Ⅰ.アメリカ法律協会とハーグ条約案

アメリカ法律協会(American Law Insti- tute, ALI)は 2004 年年次大会でハーグ条約 案1に基づいた二つのプロジェクトを上程し て い る 。 そ の 一 つ はLowenfeld教 授 とSil-

berman 教授が報告者になった「国際裁判管

轄 と 判 決 」(International Jurisdiction and

Judgments)プロジェクトであり,もう一つ

はDreyfuss教授とGinsburg教授が報告者に なった「国際知的財産紛争の裁判管轄,法選 択 お よ び 判 決 に 係 る 原 則 」(Intellectual Property; Principles Governing Jurisdic- tion, Choice of Law and Judgments in Transnational Disputes)に関するプロジェ クトである2

「国際裁判管轄と判決」に関するプロジェ クトは 1999 年ALIサンフランシスコ理事会 で採択されたものであり,ハーグ国際私法会 議で進めている「民事及び商事に関する裁判 管 轄 権 及 び 外 国 判 決 に 関 す る 条 約 草 案 」

(Draft Convention on Jurisdiction and For- eign Judgments in Civil and Commercial

Matters)が条約として発効する場合にこれ

を補う国内立法形態として,またはハーグ条 約が採択されない場合にも,アメリカにおけ る外国判決の承認執行の統一された基準を提 示する連邦立法案として設けようとしたもの である3。元来ALIはアメリカの裁判所にお

ける判例の不確実性と複雑性に対し,法を明 瞭化し,単純化することを目指して 1923 年 アメリカ法律協会が設立した組織であり,ア メリカ法のリステイトメント編纂を中心事業 としてきたため,ハーグ条約に備えて上記プ ロジェクトにおいて連邦立法案を準備したの も当然といえる。

Lowenfeld教 授 とSilberman教 授 は ま ず 1999 年ハーグ条約の予備草案を基礎として 新しい草案の作成に取り組み,ハーグ条約の 採択が不透明であるため条約が発効しない場 合でも,ALIのプロジェクトとして独立の立 法提案を行うこととした。上記プロジェクト の討議案(Discussion draft)は会員諮問団 会議の審理を経て 2003 年には試案(Tenta- tive Draft)に採択され,2004 年年次大会に おいて修正された暫定草案(Proposed For- eign Judgments Recognition and En-force-

ment Act)が議題として上程された。

一方,ALI評議会(Council)は 2002 年,

一般的な国際裁判管轄問題とは別に,知的財 産権に関する国際裁判管轄と外国判決承認執 行に関する原則の発展のための国際知的財産 権のみを扱う新しいプロジェクトに関する Lance Liebmanの提議を承認し,「国境を越 える知的財産権紛争に関する裁判管轄,法の 選択と判決承認に関する原則」(Principles Governing Jurisdiction, Choice of Law and Judgments in Transnational Disputes)に関 するプロジェクトを採択し,報告者として Rochelle C. Dreyfuss教 授 とJane Ginsburg 教授そしてスイス・ロザンヌ大学のFrançois

2002年アメリカ法律協会の

IPプロジェクト草案の特徴と問題点

崔公雄

* 韓国国際私法学会会長

(2)

Dessemontet教授を指名した4

Dreyfuss教 授 と Ginsburg教 授 は す で に 2001 年1月,スイスのジュネーブで世界知 的財産機構(WIPO)が開催した「国際私法 と知的財産権に関するWIPOフォーラム」で ハーグ条約案に対する修正案として知的財産 権問題のみに関する国際裁判管轄と外国判決 承認に関する条約案(Draft Convention)を 発表したことがあり,通常,これはWIPO草 案ともいわれる5。Dreyfuss教授とGinsburg 教授はこれを再度修正加筆し,同年 10 月 18 日シカゴのKent法科大学で開催されたシン ポジウム(Constructing International Intel- lectual Property Law: The Role of National

Courts)において新しい条約案として発表

した6

しかし,Dreyfuss教授とGinsburg教授は,

ALIの知的財産権に関するプロジェクトの報 告者として,2003 年2月8日になって第一 草案(initial draft)をALIの諮問会議(board of advisor)に報告したものの,2004 年年次 大会では正式議題(agenda)ではない会議 に先立つ諮問団会議における論議議題として 上程されただけの状態にあり,この時まで第 一草案すら公開されていなかった。

ALIにおけるプロジェクト採択は慎重な考 慮を経て評議会で採択された後,指名された 報告者は基礎研究を経て第一草案を作成し,

専門家グループに提出して審議を経た後,会 員 諮 問 グ ル ー プ (Members Consultative

Group)に提出される。上記グループで再度

討議案(Discussion Draft)が作成され,全 体会員諮問会議を経て試案(Tentative Draft) として年次大会で会員による討議をが行われ,

報告者と諮問人らによる修正を経て,最終暫 定草案(Proposed Final Draft)が出される。

その後,評議会で承認されればALI公式案と して公表されることになる。

ALIの知的財産権に関するプロジェクトの 条約草案は第一草案が作成されたが,未だ公 表されておらず,Dreyfuss教授は相当の間

は公開しないと公言している7

しかし,Dreyfuss教授とGinsburg教授は,

2001 年 10 月 18 日にKent大学で発表した論文 を 2002 年Chicago-Kent Law Reviewに 発 表 しているので,ほぼ同時期に作成された第一 草案は国際裁判管轄と外国判決の内容に関し てはKent大学論文の内容と大体同じもので あると考えられる。特に,Dreyfuss教授と Ginsburg教授は,2003 年2月に発表した他 の論文においてALIのプロジェクトの目的,

範囲,方法論の概要を記述しているが,その 内容は大体においてKent大学における条約 案に類似しているようである。ただし,上記 プロジェクトの第一草案の内容は今後非常に 流動的になることを示唆している8

そこで,本稿では 2002 年のKent大学Law Reviewに掲載されたDreyfuss教授とGins- burg教授の上記論文の条約草案(Draft Con-

vention)を中心に,その特徴と背景に触れ

てみることにする。

Ⅱ.Dreyfuss教授とGinsburg教授の条約 草案策定の背景

Dreyfuss教授とGinsburg教授の条約草案 は,ハーグ条約が知的財産権に関する規定も 含むものの,それが採択されるかどうかは未 知数であり,条約の範囲から知的財産権が除 かれる可能性もあるとして,ハーグ条約が採 択された場合でもWIPOやWTOにおいて知 的財産権紛争事件のみを扱う単行条約を設け ようとするものである。すなわち,上記条約 草案は全面的に知的財産権のみを扱うもので あり,またWTO加盟国にのみ適用するとい う点に最大の特色がある。

Dreyfuss教授とGinsburg教授が条約草案 を提案した動機は次の点にある。まず第一に,

インターネットの時代には,ある一国におい て関連請求をすべて併合して一挙に裁判する べきであるとして,知的財産権紛争の効率的 解決方法を提示している。条約第 13 条は属

(3)

地的請求の併合を詳細に規定しており,一国 の裁判所で全世界に跨る紛争全体を一挙に解 決することで,矛盾した判決を回避し,迅速 な権利救済ができるという点がこの草案の最 大の提案理由となっている。

第二に,知的財産権の特性から生じる問題 を適切に規律することができるようにするこ とである。インターネットによるデジタル作 品の送信や,知的財産権のライセンス契約等 は,大規模市場に向けた契約(Mass market contract) に お け る , 一 方 的 な 契 約 方 法

(shrink wrap contract, click through con-

tract)によって,当事者間の交渉のない管

轄合意が行われるため特に保護する必要があ る(このような状況では,管轄合意が合理的 な場合にのみ有効であるとする)。

第三に,TRIPs協定を承認したWTO加盟 国間において紛争解決が求められることによ り,各締約国が一定水準以上の実体的保護を 付与するよう調和がなされることで,TRIPs 協定との整合性が確保できることである。

Ⅲ.条約草案の構成と特徴的内容

1.序論

条約草案は,ハーグ条約の 1999 年予備草 案を基礎として,アメリカの立場から知的財 産権分野に関する裁判管轄と外国判決承認に 関する国際条約案を提案したものである。と りわけインターネット革命によってデジタル 環境において生じる特別な問題を解決しよう と努力し,WTO/TRIPs紛争解決機関の利用 を前提にしていることに特色がある。条約草 案は,第1章「条約の適用範囲」(第1条,

2条),第2章「管轄」(第3条ないし第 19 条),第3章「承認及び執行」(第 20 条ない し第 34 条)であり,全部で 34 の条文からな る9

原則として,ハーグ条約の 1999 年予備草 案を基本的な枠組みとしながら(条約案第3 条,第 15 条,第 20 条,第 22 条,第 26 条ない

し第 29 条,第 32 条ないし第 34 条まではハー グ条約案と同一内容),主として裁判管轄規 定において変更を加えている。ハーグ条約案 と異なる点はインターネットにおける知的財 産権の特性に基づく特別な条文が存在するこ とである。

2.条約の適用範囲

【第1条 事項的適用範囲(Substantive Scope)】

1項は,「この条約は,TRIPs協定及びそ れが前提とする諸条約によって保護される著 作権,隣接権,[特許権],商標権その他の知 的財産権,及び不正競争に対する権利につい て適用される。さらに,この条約は,録音物 の公衆送信権及びドメインネームに関連する 請求に対しても適用される」と規定する。

特許権に対しては,高額の訴訟費用がかか り,多数の国に同時に侵害が生ずることもあ まりないという理由から,現時点では適用対 象から除いている。また,ドメインネームを 財産的価値のある知的財産権として適用対象 にしたことはインターネット時代を考慮した 大きな特色であるといえる。

4項では,知的財産権に関する請求が前提 問題になった場合及びニューヨーク条約の対 象となる仲裁判断の執行も適用除外とされて いる。この点は,ハーグ条約で争いがあった 点を解消するためである。

【第2条 領域的適用範囲(Territorial Scope)】

WTO加盟国でTRIPs協定を完全な履行を

義務付けられており,かつ,ニューヨーク条 約の加盟国のみが締約国となることができる。

知的財産権規範の実体的調和を確保するため であり,本条約案がTRIPsの付属書として採 択されうることを明らかにしている。

ニューヨーク条約加盟国を適用範囲に入れ たのは仲裁の重要性が増しているためである。

3.裁判管轄の原則と管轄合意

【第3条 被告の法廷地(Defendants Forum)】

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ハーグ条約案3条と同じ内容である(常居 所地。法人の場合には法律上の本拠地か,設 立準拠法所属国か,経営の中心地か,主たる 営業地のいずれかである)。

【第4条 裁判所選択に関する合意

(Agreements Proceeding to Choice of Court)】

ハーグ条約と異なる点は,仲裁地に関する 合意も管轄合意と等しい効力を認める点であ る。当事者間の交渉なくして締結された契約

(大規模市場契約)では,指定された法廷地 が合理性を有する場合のみ承認する(第4条 3項)。

【第5条 被告の応訴(Appearance by the Defendant)】

被告が管轄を争わない場合の応訴管轄を認 めている。

4.侵害訴訟の裁判管轄

【第6条 侵害訴訟(Infringement Actions)】

ハーグ条約は知的財産権の有効性に関する 訴に対しては登録地専属管轄を認めているが

(第 12 条),侵害訴訟に対しては見解が分か れている。

条約草案は,知的財産権の有効性判断に対 しても,侵害訴訟に対しても適用される。但 し,侵害訴訟に関する特別規定が置かれてい る点に特色がある。

1項では,¸被告が実質的に活動した国,

¹活動が意図的に向けられた国(intention- ally directed),º被告がそこで活動し,又 はそこに活動が向かうのを回避するための合 理的な手段を講じなかった国,»被告がそこ で活動し,又は,そこに活動を向けるのを回 避するための合理的な手段を講じていれば侵 害の発生が予見された国について,侵害訴訟 の裁判管轄を認めている。

4項では,インターネット・サービス・プ ロバイダを裁判管轄権の対象から除外すべき 場合について規定している。

5.契約紛争の裁判管轄

【第 7 条 知的財産権に関する契約

(Agreements Pertaining to Intellectual Property Rights)】

¸ 知的財産権に関する契約を行うための訴 えは,当該契約によって保護される権利が 属するいかなる国家においても提起できる。

¹ 当事者間の交渉なくして行われた契約に 対して,裁判所は第4条3項に挙げられた 項目を考慮しなければならない。

6.確認訴訟・反訴などの裁判管轄

【第8条 宣言的判決(Declaratory Judg- ments)】

¸ 権利の宣言のための訴えは,実体的救済 を求める訴えと同様の条件に基づき提起す ることができる。

¹ [しかし,特許登録の取消または無効の 宣言を求める場合,委託または登録が申請 され,若しくは行われ,又は国際条約の要 件の下で既になされた締約国の裁判所が,

専属的管轄権を有する。他国の法律によっ て付与された特許の無効に関する争点は,

本条約の規定に基づいて提起された侵害訴 訟において判断され得る。]

【第9条 反訴及び追加的請求(Counter- claims and Supplemental Claims)】

¸ 問題になっている権利の属地的起源およ びそれを主張する当事者に関係なく,本条 約の規定によって管轄権のある裁判所は,

当該紛争もしくは一連の紛争又は本訴に基 づく請求から生じた当事者間における,す べての請求に対する管轄権を有する。

¹ 追加的請求が本条約の適切な範囲内の紛 争を実質的にしのぐ場合,裁判所は知的財 産権とは関連のない追加的請求に対して管 轄権の行使を拒否することができる。

7.訴訟の併合・二重訴訟

【第 10 条 複数の被告(Multiple Defen- dants)】

本条は,主観的併合に関する規定であり,

以下のように規定している。

¸ 被告の常居所地国で訴えを提起した原告

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は,次の場合,常居所地がその国ではない 他の被告に対しても当該国で訴を提起する ことができる:

_ 当該国に常居所を有する被告に対する 訴えと他の被告が非常に密接に関連して いるため,矛盾した判決のおそれを避け るために,同時に判決を下さなければな らない場合,

` 各被告が当該国に常居所を有さない場 合,当該国の知的財産権とその被告が関 わる紛争の間に実質的な関連性がある場 合,

a 他の被告の常居所地の国と法廷地の間 では,当該法廷地が全体の紛争と最も密 接な関連があり,その紛争全体を判決で きる他の法廷地がない場合。

¹ 第 1 項の規定は,原告と第4条による専 属的管轄合意を締結した共同被告に対して は適用されない。

【第 11 条 第三者に対する訴え(Third Party Claims)】

¸ 当該国の知的財産権と第三者が関わる紛 争の間に実質的な関連性がある場合,本条 約の規定に基づいて管轄権を保有する裁判 所は,そのような訴えが国内法によって認 められる範囲内で損害賠償又は求償のため の当該被告の当該第三者に対する訴訟に対 しても管轄権を有する。

¹ 第 1 項の規定は,被告と第 4 条による専 属的管轄合意を締結した第三者に対しては 適用されない。

【第 12 条 訴訟係属中の訴訟(Lis Pen- dents)−国際訴訟競合】

¸ 第 13 条の適用対象になる場合と後訴裁 判所に第 4 条に基づいた専属的管轄権がな い場合に,同一の当事者が他の締約国の裁 判所で訴訟を提起したときは,求められる 救済と関係なく,前訴裁判所が管轄権を有 し,後訴裁判所の国で条約に基づいて承認 される判決がされることが予想されるとす れば,次の場合には後訴裁判所は手続の進

行を停止する。

_ 単一の領土の知的財産権から生じた請 求,又は,

` 同一の取引または一連の取引若しくは 事件に基づく請求。

¹ 第 1 項の規定は,後訴裁判所が第 4 条に 基づいた専属的管轄権を保有した場合には 適用されない。

º 本条約に基づいて,承認又は執行のため の要件を具備する前訴裁判所によって宣告 された判決が呈示されれば直ちに,後訴裁 判所は管轄権を拒否するものとする。

» 当事者の請求に関して,前訴裁判所で原 告が本案の判決への訴訟を進行するために 必要な手続を具備しないか,当該裁判所が 合理的な期間内に本案の判決を下さない場 合,後訴裁判所はそのような訴訟を進行す ることができる。

¼ 前訴裁判所における訴えにおいて,原告 が被告に強制力のない決定を求める場合で,

かつ後訴裁判所において実質的な救済を求 める訴が提起された場合;

_ 宣言的判決の原告がその判決の被告に よって前訴裁判所に提起された訴訟の一 部分としてその請求を提出しない限り,

第 1 項から第 4 項の規定は後訴裁判所に 適用されないものとし,

` 後訴裁判所が条約に基づいて承認可能 な判決を与えることが予期される場合,

前訴裁判所は当事者の申立により訴訟を 停止するものとする。

½ たとえ,後訴裁判所の管轄権が第 15 条 に基づいて当該国の国内法を基礎とする場 合でも,前項の規定は後訴裁判所に対して 適用される。

¾ 本条の趣旨から,以下の場合には,裁判 所に訴訟が係属したものとみなす

_ 訴訟を開始する文書またはそれに相当 する文書が裁判所に提出されたとき(但 し,その後原告が,被告に対して送達の 効力を有するために必要とされる手続を

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とりそこねなかった場合に限る),又は

` 当該文書が裁判所に提出される前に送 逹されなければならない場合には,当該 文書が送逹に対して責任を有する機関に よって受領されるとき(ただし,その後 原告が,裁判諸文書を提出するための手 続をとりそこねなかった場合に限る)。 訴訟の客観的併合に関しては草案第 13 条 に規定されている。

【第 13 条 属地的請求の併合(Consolida- tion of Territorial Claims)】

¸ 裁判所は,当事者の申立又は職権により,

係属中の関連訴訟を併合し,又は当該訴訟 に係わるすべての知的財産請求を単一の法 廷地で主張するために当事者を招くことに より,当事者間の紛争を全世界的に解決す る利点について考慮しなければならない。

¹ 請求が,同一の取引や一連の取引または 事件から生じる場合,権利の属地的起源ま たは求められる救済のいかんにかかわらず,

本条においては関連するものとみなされる。

º 請求併合の可否やその方法を決定する場 合,裁判所は当事者及び関連訴訟が係属中 である他の裁判所と協議しなければならな い。また,裁判所は同時に以下の点につい て考慮するものとする。

_ 原則として,訴訟指揮の困難性が併合 の利益にまさるかどうかを含めて,請求 の併合が効率性を促進し,司法上の資源 及び当事者の資源を保護するかどうか,

及び,

` 多数の裁判所が関連する請求を判断し た場合,矛盾した判決がなされるおそれ があるかどうか。

» 併合の主張は,本案における最初の答弁 のときまでに提出されなければならない。

¼ 関連訴訟の併合がない場合,一つの訴え の判決は他の訴訟を排除しないものとする。

条約草案は請求の併合によって効率性の向 上と矛盾した判決の回避を図っている。

8.裁判管轄権行使の放棄の禁止

【第 14 条 管轄権行使を放棄すべき例外的 な状況(Exceptional Circumstances for Declining Jurisdiction)】

¸ 例外的な状況として,受訴裁判所の管轄 権が第 4 条[又は第8条]に基づく有効な 裁判所の専属的選択合意に基づいて見出せ ない場合,裁判所は,当事者の申立に基づ き,他の締約国の裁判所が管轄権を有しか つ当該紛争の解決に明らかにより適切であ る場合には,その訴訟手続を停止すること ができる。

¹ 裁判所は特に以下の事項を考慮するもの とする。

_ 当事者の常居所地に関する当事者の不 便,

` 文書と証人を含む証拠の性質及び所在,

かかる証拠の取得のための手続,

a 適用される出訴期間または取得時効期 間,

b 本案に対する判決の承認及び執行の取 得可能性,

c 受訴裁判所の位置する締約国が当事者 または請求と最も重要な関係を有するか どうか,

d [特許の場合,受訴裁判所の位置する 締約国における司法制度の専門性]

º 併合を含む場合,裁判所は以下の事項を 考慮するものとする。

_ 事案における経済的重心が前訴裁判所 にない場合,関連請求が係争中の裁判所 を含む他の裁判所と同様に多数の当事者 に対して前訴裁判所が管轄権を有するか どうか,

` 事案における経済的重心が前訴裁判所 にない場合,関連する訴訟原因によって 受訴裁判所となった他の裁判所に比べて,

当該裁判所が,すべての属地的権利を判 断する事項的管轄権を当該訴訟物に対し て有するかどうか,

a 契約上の権利に対する紛争に関して,

当該裁判所が契約に対して最も重要な関

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連性を有しているかどうか。特に,裁判 所は以下の点を考慮しなければならない。

① 当事者の居住地,

② 知的財産権が開発された国,

③ 契約上の主要な義務が履行される国。

» 訴訟手続の停止を決定する場合,裁判所 は当事者の国籍又は常居所地に基づいて差 別しないものとする。

¼ 裁判所は,事案が外国法に関する問題を 提起するという根拠のみにより,訴訟を却 下または停止することができないものとす る。

½ 裁判所が第 1 項を根拠に訴訟手続を停止 する場合,裁判所は被告に対して,本案に 対する他の裁判所の決定を満足するのに十 分な程度の担保を提供することを命じるこ とができる。但し,裁判所は,被告が当該 他の裁判所の国又はその裁判所の決定を執 行することができる他の国に財産が十分存 在していることを証明しない場合に,当該 他の裁判所が専ら第 15 条に基づいて管轄 権を有するときは,かかる命令を執行する ものとする。

¾ 裁判所が第 1 項に基づいてその訴訟手続 を停止した場合;

_ 他の国の裁判所が管轄権を行使した場 合,又は原告が裁判所により指定された 期間内に当該国において訴訟を提起しな い場合には,裁判所は,管轄権の行使を 拒否するものとするか,又は

` 他の国の裁判所が管轄権を行使しない 場合,裁判所は当該訴訟を進行するもの とする。

【第 15 条 (ハーグ条約案第 17 条と同じ)】

【第 16 条 禁止される管轄原因(Prohibit- ed Grounds of Jurisdiction)】

¸ 締約国の裁判所は以下の事項を唯一の根 拠として管轄権を行使することはできな い:

_ 当該紛争の,被告の保有する有形財産 と直接的に関連している場合を除き,被

告の所有する有形財産のある締約国にお ける所在又は差押,

` 当該紛争が被告の保有する知的財産に 直接的に関連している場合を除き,被告 の所有する知的財産の締約国における所 在又は差押,

a 原告の国籍,

b 被告の国籍,

c 締約国における原告の,常居所地若し くは一時的居住,又は所在,

d 当該紛争が当該締約国における被告の 商業その他の活動と直接的に関連してい る場合を除き,当該締約国における被告 による商業その他の活動の遂行,

e 当該国における被告に対する令状の送 逹,

f 当該国における被告の一時的居住又は 所在,

g 紛争が発生した契約の当該国における 署名。

【第 17 条 受訴裁判所の権限(Authority of the Court Seized)】

被告が出廷しない場合,裁判所は,_国内 法がそのように要求し,又は`原告がそのよ うに要求する場合に,第 16 条により当該裁 判所による管轄権の行使が禁止されるかどう かを明らかにするものとする。

9.送逹と保全処分

【第 18 条 通知の立証 (Verification of Notice)】

¸ 前訴裁判所の国の法に基づいて,請求の 本質的要素を含む訴訟手続を開始する文書 またはそれに相当する文書が被告に対して,

被告が防御を準備するために十分な期間か つ方法で,又はそうした効果をもたらすた めに必要なすべての措置をとることができ るようにする方法で,被告に通知されたこ とが立証されない限り,裁判所は訴訟手続 を停止するものとする。

¹ 第 1 項の規定は,法廷地の法律に基づく,

民事又は商事の事項における司法上の及び

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裁判外の文書の国際送逹に関する国際的文 書の使用には影響しないものとする。

º 第 1 項の規定は,緊急状況の場合におけ る,暫定的な又は保全的な処分には適用し ない。

【第 19 条 暫定的または保全的処分(Pro- visional and Protective Measures)】

¸ 本条約の規定に基づいて本案について判 断する管轄を有する裁判所は,国境を越え る差止を含む暫定的な保全処分を命令する ための管轄権を有する。

¹ 知的財産又は有形財産が所在する締約国 の裁判所は,そのような財産に対する暫定 的保全処分を命令するための管轄権を有す る。

º 第 1 項または第 2 項によって管轄権を有 しない他の締約国の裁判所は,次の場合に 暫定的保全処分を命令することができる: _ 執行が当該締約国の領土に限られる場

合,

` その目的が,係属中の本案に関する請 求を暫定的に保護するため,又は要求す る当事者によって提起されるためのもの である場合。

10.外国裁判の承認と執行(Recognition and Enforcement)

【第 20 条 (ハーグ条約案と同じ)】

【第 21 条 管轄権の確認(Verification of Jurisdiction)】

¸ 第 5 条第 2 項に従って本案に関する事項 を統合することにより,被告が管轄権に対 する異議の申立を放棄した場合を除いて,

承認・執行裁判所は判決裁判所の管轄権を 確認するものとする。応訴により管轄権に 対する異議が放棄された場合,承認・執行 裁判所は管轄権の争いなく諸事案が統合さ れたことを確認しなければならない。

¹ 判決裁判所の管轄権の確認に関して,判 決裁判所の管轄権の基礎となった事実の認 定は正しいものと推定される。但し,その 推定はその判決が欠席判決によってなされ

たものである場合には適用されない。

º 判決裁判所の管轄権の確認に関して,当 該裁判所が欠席判決を下した場合,承認・

執行裁判所は,本条約及び判決裁判所の国 の法律に基づいて原告の主張が十分事実に 基礎付けられたことを自らに確信させなけ ればならない。

» 判決の承認又は執行は第 14 条に基づい て判決裁判所が管轄権を否認すべきであっ たという承認・執行裁判所の考慮に基づい て拒むことができない。

【第 22 条(ハーグ条約案と同じ)】

【第 23 条 承認又は執行される判決

(Judgments to be Recognized or Enforced)】

¸ 本条約で定められた管轄権原因の範囲内 でなされた判決は本章に基づいて承認され,

執行される。

_ 本条約によってその判決が承認され執 行されるために,承認裁判所はその判決 が本条約の範囲内にあることを宣言しな ければならない。当事者は手続中のいか なる時点においてもそのように宣言する ことを裁判所に要求することができる。

` 承認されるために,第1項でなされた 判決は判決国で承認可能なものでなけれ ばならない。

a 執行されるために,第 1 項でなされた 判決は判決国において執行可能なもので なければならない。

b しかし,もし判決が判決国で再審の対 象とされ,又は再審のための期限が経過 しなかった場合,承認又は執行は延期す ることができる。

c 判決による排除的な効果は,判決国に おけるその効果を超えないものとする。

【第 24 条 承認又は執行されない判決

(Judgments Not to be Recognized or Enforced)】

管轄権が第4条,第5条,第7条,[若し くは第8条]に反し又はその適用が第 16 条

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の趣旨によって禁止される判決は承認又は執 行されない。

【第 25 条 承認又は執行の拒絶事由

(Grounds for Refusal of Recognition or Enforcement)】

¸ 次の場合,判決の承認又は執行は拒絶さ れる:

_ 第 12 条に基づいて最初に係属し又は 前訴されたり第 13 条に基づいて併合さ れた場合,同一当事者の間の及び同一の 対象の手続が承認・執行裁判所において 係属中である場合,

` 判決が前訴裁判所の判決と執行する場 合,又は第 13 条によって訴訟が併合さ れた場合には併合裁判所の判決と判決が 矛盾する場合,

a 訴訟の本質的要素を含む訴訟手続開始 する文書又はそれに相応する文書が被告 に防御の準備が可能な十分な期間及び方 法で被告に通知されなかった場合,

b 判決裁判所の管轄権が第 4 条第 3 項の 下で不合理な法廷地の指定が協議のない 契約に基づいた場合,

c 判決が公正かつ独立した裁判所によっ て審理を受ける各当事者の権利を含み,

承認・執行裁判所の訴訟手続の基本原則 と矛盾する手続から生じた場合,

d 判決が訴訟手続の問題に関連して詐取 された場合,

e 承認又は執行が承認国の公序と明らか に矛盾する場合,

f 例えば裁判所が当該紛争と十分な重要 な関連性が欠けた法規を適用する場合の ように,判決裁判所の法選択が恣意的ま たは不合理であった場合。法廷地と本条 約の管轄権の要件との一致は,それ自体 では必要なく,その法規と紛争の間の重 要な関連性の証明で足りるとする。

¹ 本章の規定の適用のために必須的な再審 に権利侵害がなければ,裁判国裁判所に よって履行された判決に対する再審はしな

い。

【第 26 条ないし第 29 条(ハーグ条約案と同 じ)】

【第 30 条 損害賠償(Damages)】

¸ 懲戒的又は懲罰的なものを含む非補償的 性質の損害賠償に対する判決に関する限り,

少なくとも類似した又はそれに相応する損 害賠償が承認・執行国で宣告されえた範囲 内では承認されねばならない。本規定は現 実の損害の証明なくして原告に損害賠償を 与えることを意図する損害に対しては適用 しない。

¹_ 債権者が本案審理の主張の訴訟手続以 後,債務者が判決国に存在する情況を含 む状況で度を越した損害賠償を命じた裁 判所で充たされた場合,承認はより少な い金額に制限されうる。

` いかなる場合でも承認・執行裁判所は 判決国に存在することを含む同一の情況 で判決承認国で命じたであろう金額より 少ない金額の判決を承認しない。

º 第1項及び第2項の適用において,承 認・執行裁判所は,弁護士費用の賠償に係 る制定法上の規定によって認められるもの を除いた,訴訟手続に関する費用と支出に 対して判決裁判所によって認められる損害 賠償の可否とその程度を考慮する。

【第 31 条 差止命令(Injunctions)】

¸ 通常の場合,差止命令の救済は利用可能 である。しかしながら,次の場合,裁判所 は自国の領土内の活動への差止命令をする ことを拒否することができる。

_ 衛生及び安全が問題となっている場合 や,

` 判決が,執行が求められる国の基本的 な文化的政策と矛盾する場合,そして,

a 損害が当該領土に対して効率的な救済 をもたらす場合。

¹ 承認・執行国が同一の状況で差止命令の 救済を認めない限り,いかなる場合でも国

家はTRIPs協定に基づいて要求されないよ

(10)

うな差止命令の救済を認めてはならない。

本項の趣旨によって承認・執行裁判所が差 止命令の救済を拒否する場合補償的な損害 賠償を認めなければならない。

第 32 条ないし第 34 条はハーグ条約案と第 34 条ないし第 36 条と等しい。

Ⅳ.Dreyfuss教授とGinsburg条約草案の 問題点

上記条約草案は,知的財産権に関する単行 条約案として,インターネット時代の知的財 産権に関する一つの統一条約案であるといえ る 。 ま た 貿 易 関 連 の 知 的 財 産 権 を 扱 う

WTO/TRIPsと連携している点にその特色が

ある。

基本的には,裁判管轄権原則に関する最小 の関連性(minimum contracts)と合理性理 論から出発しているという点,インターネッ ト上の管轄原因は領土に関する連結点よりは 活動に基づいた管轄 (activity based juris-

diction)が望ましいという点,知的財産権

に対する裁判管轄原則を細密に規定した点か ら,高く評価することができる。

特 に ミ ッ ク ス 条 約 (convention mixed) として国内法に基づいた管轄を行使すること を許容することで,将来の環境変化に適応す ることができる新しい管轄規則を取り入れる ことができるという長所がある(ハーグ条約 もミックス条約であるという点は同じであ る)。

韓国国際私法(2001.7.1.全面改正施行)第 2 条は,実質的関連(substantial connection) と合理性原則を基本原則として国内法の管轄 規定を斟酌するが,国際裁判管轄の特殊性を 十分考慮しなければならないと規定した点な どは,アメリカの柔軟な方法論を採用してい るといえる。

特にインターネットに係わる国際裁判管轄 問題は,全世界において同時に侵害が行われ るため,ウェブサイトの相互作用性機能など

で積極的かつ意図的な活動とあらかじめ予測 できる法的確実性などが非常に重要になる。

条約草案第 13 条は,属地的併合請求を認 めることで,インターネットによる全世界的 な配布利用による侵害に対して,併合を通じ てある一国の裁判所が全体紛争を一挙に解決 することによって,矛盾する判決を回避して 迅速な権利救済をおさめることができるとす る。

条約草案は,知的財産権に関する契約を行 うための訴訟について,その契約の適用対象 である権利が属するどの国家においても提起 できるようにし,契約の適用対象が二カ国以 上の権利の場合には,その契約と一番密接な 関連を有する国に提訴できるようにしている。

また,侵害事件では多数の管轄裁判所の中か ら,知的財産権者である原告にとって併合請 求を通じて最も効率的に紛争を解決できる裁 判所を選択できるようにしている。これらの 点は,ハーグ条約に比べても,知的財産権者 である原告に管轄権の選択をより広く保障す るなど,知的財産権者保護の側面に偏ってお り,消費者保護のための規定がないことは,

知的財産権先進国である米国側に有利である が,発展途上国の知的財産権保護には不利で あるという批判が可能である10

韓国国際私法第 27 条は,消費者裁判籍に 関する特別規定を置いたが,インターネット 上では販売者より消費者の力が飛躍的に補強 されたという点から,インターネット取引に おいて消費者保護のための特別裁判籍が必ず しも必要ではないのではないかということが 問題となる。欧州連合の電子商取引裁判管轄 指令が,電子取引消費者が行動する場所を管 轄根拠とするという,いわゆる消費者行為地 管轄原則を採ることに対して,アメリカは電 子取引の発展を阻害し,アメリカとの通商摩 擦をもたらすものであるとして批判している。

(11)

Ⅴ.結論

属地主義的特性を有する知的財産権の国際 的保護はインターネット革命とともに地球的 規模へと展開されるデジタル環境の中で新し い保護基準を必要としている。ALIのプロ ジェクトは,基本的には,ハーグ条約を補完 するアメリカ連邦立法案としての意味を有し ている。しかし,Dreyfuss教授とGinsburg 教授のALI草案の究極的な目的は,ハーグ条 約における知的財産権に関する条項に影響を 与えようとする点にあるということは確かで ある11

したがって,ALI プロジェクトがアメリカ に特徴的な法理論に基づいているとしても,

現在の国際知的財産権紛争に関する深みのあ る論議を経たものであって,具体的な国際条 約案の提示として意味があるといえる12

結論としては,ハーグ条約がインターネッ ト環境における確定的な規定を置くことがで きない現実において,知的財産権に関する単 行条約が必要であるのであって,基本的には インターネット時代の国際裁判管轄権に関し てはアメリカの柔軟な方法論を基礎として,

EU各国とアジア諸国の提案が適正に調整さ れ,調和されることを期待する。

Preliminary Draft Convention on Juris- diction and Foreign Judgments in Civil and Commercial Matters, adopted by the Special Commission on 30 October 1999. Hague Conference on Private International Law.

2 ALI, 81st Annual Meeting, May 17-19, 2004. http://www.ali.org/「国際裁判管轄と判 決」projectが Council Rule 9.03Aによる正 式議題(agenda for the Annual Meeting)に 上 程 さ れ た の に 対 し てIP Projectはpre- meeting eventと し てMembers Consulting

Groupでの論議課題に上程された。

3 ALI Projects on line, Memorandum sub- mitted by Andreas F. Lowenfeld and Linda

Silberman, http://www.ali.org/

Intellectual Property; Principles Gov- erning Jurisdiction, Choice of Law and Judgments in Transnational Disputes.

Current Projects & Participants. http://

www.ali.org/

5 李聖昊「サイバー知的財産紛争の裁判管轄 と準拠法」国際私法研究第8号(2003)231 頁。

6 Rochelle C. Dreyfuss & Jane C. Ginsburg, Draft Convention on Jurisdiction and Recognition of Judgments in Intellectual Property Matters, 77Chicago-Kent. L. Rev.

1065(2002).

7 Mazumdar, Jurisdiction Draft to Go Before ALI in May; New Project to Address IP. Jurisdiction Issues. Electronic Commerce & Law (BNA, Inc.) vol. 8. no 9 (2003. 3. 5. 227項).

8 ALI Projectは 条 約 よ り 原 則 (principle) の提案であり基本原則として国家政策の独立 性・当事者の利益・創作者共同への配慮を挙 げている。Rochelle C. Dreyfuss & Jane C.

Ginsburg, Principles Governing Jurisdic- tion, Choice of Law and Judgments in Transnational Disputes, 2Cri 33(2003).伊 藤敬也訳「国際知的財産紛争の裁判管轄およ び法選択,判決に係る原則」青山法学論集45 巻4号(2004)

9 Dreyfuss & Ginsburg, Draft Convention on Jurisdiction and Recognition of Judgments in Intellectual Property Matters, 77Chicago- Kent. L. Rev. 1073-89(2002).

10 李聖昊,前掲論文239頁。

11 Electronical Commerce & Law8 巻 9 号

( 2003.3.5.) 227頁 。Mazumdar, Jurisdiction Draft to go before ALI in May ; New Project to Address IP Jurisdiction Issues.

12 伊藤敬也「インターネットにおける知的財 産権侵害とアメリカ法律協会による条約提 案」木棚照一編『国際知的財産侵害訴訟と基 礎理論』(経済産業調査会,2003年)392頁。

参照

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