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鳥類の性分化機構の解明 : MHM領域 noncoding RNA の発現抑制による機能解析

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Academic year: 2021

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(1)鳥類の性分化機構の解明. _MHM領域non−cod1㎎RNAの発現抑制による機能解析_                           教科・領域教育学専攻                           自然系(理科)コース.                           M10191H 濱脇拓也 1.序論. 領域が発見され,MHM(皿a1e虹per.  有性生殖を行う生物の多くには雄と雌の. 皿ethy1ated)領域と名づけられた.. 二つの性が存在し,同じ種であっても異なる.  本研究では2012年1月にニワトリのゲノ. 形態を示す.雄と雌の性決定メカニズムは,. ム情報が更新され,MHM領域の未知配列が. 種によって多様であることが知られており,. 明らかになったことを受け,MHM領域を定. 大きく二つに分けることができる.温度など. 義しなおし,繰返し構造の詳細な解析を行っ. の環境要因や社会要因によって性が決定す. た、. る環境的一性決定様式と,性染色体の組み合わ.  そしてRN州(RNAinterおrence;RNA干. せによって性が決定する遺伝的性決定様式. 渉)法によりMHM領域から転写される. である、魚類や爬虫類などに多くは前者であ. non−co砒ng RNA(ncRNA)の発現を抑制す. り,一部の例外を除く哺乳類,鳥類は後者で. ることで,〃脇〃の発現に変化があるか確. ある.性染色体は通常一対存在し,性別を決. 認し,MHM領域から転写されたncRNAが. める遺伝子を含み,口南乳類の多くはヘテロ. 刀M児〃上に蓄積することで,〃脇〃の発. (XY)の組合せでは雄となり,ホモ(XX)の組. 現を直接制御しているという説を検証する.. 合せでは雌となる雄ヘテロ型である.一方, 鳥類の多くはヘテロ(ZW)の組合せでは雄と. 2.・材料と方法. なり,ホモ(ZZ)の組合せでは雄となる雌ヘテ.  MHM領域ncRNAの発現抑制はRNAi法. ロ型である.. を用いた.MHM領域の申で発現量の高い.  鳥類では,Z染亀体上の遺伝子で性決定に. ChEST596c20の配列をもとに,RNん法で. 関与している遺伝子として〃〃〃. 用いるs1RNA(旦ma11エnterfermg RNA)を. ( doub1esex  and  mab・3 re1ated. 設計した.. 虹anscriptionfactorユ)が挙げられる.また,.  竹内艀卵所より購入したウイルスフリー. 2001年Teranishiらの研究により,ニワト. の有精卵を38℃でインキニしべ一トし2,5目. リZ染色体上に存在し,刀M亙〃の下流. 胚でsiRNAをエレクトロポレーション法に. に,雄特異的に高度にメチル化修飾を受ける.

(2) より左側体腔上皮細胞に導入した.9日胚で. へと導かれることが明らかとなった.しかし. 性腺を取り出し固定するとともに組織片を. ながら〃子0〃の発現には変化が見られなか. 用いて遺伝的な雌雄の判別を行った.性腺の. ったため,MHM ncRNAは雌化を促す働き. 形態を観察し,遺伝的な性別と一致しない個. をしているとは言えず雑化を抑制する働き. 体においてS㏄tion FISH⑮1uorescence勿. をしていると考えられる.また,これらのこ. 型如蚊br1a1zat1on)法により発現している遺. とはMHMncRNAのさらに上流に1性決定遺. 伝子の解析を行った.. 伝子が存在することを示唆している.. 3.結果と考察. 4.結論.  Z染色体(82Mbp)上では,〃脇r領域と.  MHM領域は全長81,765bpであり2.2. MHM領域が比較的隣接しており,㎜r領. kbpの繰返し配列が36回存在する.. 域とMHM領域は,1,269,511bp離れてい.  MHMncRNAは〃㎜〃を制御し雑化を. た(図1)、. 抑制する働きをしていると考えられる..  MHM領域の全長は,81,765bpであるこ とがわかり,その中に2.2kbpの繰り返し配. 主任指導教員 吉岡 秀文. 列が見つかった.この配列はMHM領域内に. 指導教員 笠原 恵. タンデムに36回の繰り返しがあり,それら. 。”腕1−1 MHM 、. 1. の配列間の相同性は,非常に保存された配列. 「一一川’一皿…一■一I「. 1.……・8…5}. であった(図2).また,繰り返し配列の後半. I一. u. …三ど。…∼」  1“一一■. 1.三岬.51岬1. L. がCpGIs1anaとなっていた. ・・.  MHM領域から転写されるncRNAの発現. 、、. ⊥。皿.…  .o。一止     一1. ’川一一一u…u. を抑制した個体では,遺伝的には雌であるに. 山里坐饗。一!.j 一  凹 L u  」 ^ ■  一 一. j. ㌔L   一一. C一一一・一L皿一, ㎜1町214,25汕pパ」一一__    一. ネ■一 』ψ醐些些幽 rL L■ L一■I. ■一一一. ’’’一 ’一 I■,. 0M町訓7.5舳効1. もかかわらず,〃脇ηの発現が見られ,雄. のマーカー遺伝子である〃仏nti. 図ユZ染色体上におけるMHM領境とDMR1ファミリ・との位置開係. 皿une1ine旦。rmOne)発現が見られたが 80×9⑮RYre1ated HMG b哩⑳の発現は. I≡. D. 不明瞭であった.また,雌のマーカー遺伝子. 皇 ’. ○喜一. C. である〃0〃虹atase)の発現は,抑制 されなかった、このことはMHMncRNAが ㎜〃の発現を制御しているという説を 支持する.また,同じ胚で,舳や80鵬. の発現が観察されたことから,MHM ncRNAをノックダウンさせると,雌が雑化. 8. ,■. A 帥峠. 1O.1〃1. ^810. 釦匡. ’o饒. 8193. 図2MHM領域中の繰リ返し配列. 50“.. C812. 岳邊瞬. 刑} 0237. 酬,凋5. ■≡158.

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