• 検索結果がありません。

第47回医学教育セミナーとワークショップ in 沖縄

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "第47回医学教育セミナーとワークショップ in 沖縄"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

第47回医学教育セミナーとワークショップ in 沖縄( 本文

(Fulltext) )

Author(s)

丹羽, 雅之

Citation

[医学教育 = Medical education] vol.[44] no.[1] p.[41]-[42]

Issue Date

2013-02-25

Rights

Japan Society for Medical Education (一般社団法人日本医学教

育学会)

Version

出版社版 (publisher version) postprint

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/53264

(2)

第 47 回医学教育セミナーとワークショップ in 沖縄

第 47 回医学教育セミナーとワークショップ in 沖縄

縄でとてもホットな話し合いが行われた.初日は活動 交流と参加者の関心のあるテーマごとでの経験交流, 2 日目は「演技の標準化」と「フィードバック」とい う 2 テーマでの勉強会を実施し,とても満足度の高い ワークショップになった. WS-2:「地域医療教育プログラム開発」は,武村克 哉(琉球大学),長谷川仁志(秋田大学),大脇哲洋・ 根路銘安仁(鹿児島大学)により,企画実施された. 学生を含む参加者 12 名が 2 グループに分かれ,地域 における理想の医師像を話し合い,アウトカムを設定 し,地域医療教育カリキュラムの作成を行った.ま た,鹿児島大学の学生による地域医療教育の経験や総 合診療力・医療連携力の育成を目指した秋田大学の取 り組みが報告された.グループワークおよび全体セッ ションにて活発な討論が行われ,地域医療教育の評価 についても意見が交わされた.熱意のある先生方との 交流を通して,今後の活力が湧いてくるワークショッ プであった. WS-3:「臨床倫理ワークショップ」は,金城隆展 (琉球大学)による企画,本村和久・金城紀与史・屋 良尚美(沖縄県立中部病院)講師のもと,全国から多 様な医療職者が参加し実施された.「ナラティヴ」と 「ナンクルナイサ(沖縄の倫理的生き方)」という 2 つのキーワードを手掛かりに,参加者全員が読み,物 語を書き,考え,互いに共有しあう参加型の実習で あった.ばらばらの写真から物語を作るエクササイズ や,1 つの症例に関わる複数の人物に関して,性格や 経験がばらばらに描かれたカードをもとに,その人物 の物語を紡いでいき,多様な人間関係やその考えを共 有し,理解を深めるというワークがなされた.参加者 誰もが自然とストーリーに引き込まれて,熱く意見を 語り,また傾聴しあう姿は,圧巻であった.臨床倫理 の理解はもとより,医療倫理教育の在り方の可能性を 探るという意味でも大いなる可能性を感じるワーク ショップであった. WS-4:「研修医のメンタリングとサポート」は,吉 村仁志(沖縄県立南部医療センター・こども医療セン ター),尾原晴雄(沖縄県立中部病院),青野真弓(聖 路加国際病院),岡田唯男(亀田ファミリークリニッ ク館山)により実施された.医師育成は伝統的に指導   第 47 回 医 学 教 育 セ ミ ナ ー と ワ ー ク シ ョ ッ プ (S&W)は平成 25 年 1 月 25 日(金)∼27 日(日) の 3 日間にわたり,琉球大学クリニカルシミュレー ションセンターとの共催で,同センター(プレカン ファレンス,金曜日のみ,ダイワロイネットホテル那 覇国際通り)において開催した.参加人数は講師を含 め 154 名であった.以下,各コースを概説する.  プレカンファレンスシンポジウム「WFME Global Standard: Perspectives from East Asian experiences −Adaptation, Reformation or Quality improve-ment?」は,吉岡俊正(東京女子医科大学),奈良信 雄(東京医科歯科大学),北村聖(東京大学)の企画 で,総勢 41 名の医学教育関係者が集い,オープニン グに相応しく盛会であった.冒頭では,ゲストスピー カーである Ducksun Ahn(Korea University Medical College)と,Keh-Min Liu(Kaohsiung Medical Uni-versity, Taiwan)により,東アジアの国々の取り組み や,認証団体の創設,実際の外部評価の事例,学内の 変化など詳細な情報が満載の御講演を拝聴することが できた.また企画者である吉岡俊正による女子医科大 学の外部評価受審報告ののち,実際の WFME グロー バルスタンダードに則って,医科大学の自己点検に挑 戦するという課題を参加者によるグループワークでこ なした.岐阜大学客員教授の Farhan Bhanji(McGill University, Canada)や,東京大学客員教授の Jeffrey G. Wong(Medical University of South Carolina, US)も議論に積極的に参加頂き,まさに太平洋アジ ア地区の現状を把握できた良きシンポジウムとなっ た.今後は,基準を満たすべく多くの医学教育の改善 がなされるべきであるが,一方で我が国の実情に応じ た現在の医学教育システムの長所を理解し,その研究 が根拠として提言されることで真の国際化が実現する と思われる. WS-1:「SP 大交流勉強会」は,藤崎和彦・村岡千種 (MEDC)により実施された.岐阜,徳島,東京, 札幌,広島,千葉と行われてきた SP 大交流勉強会 が,今回は大きく海を越えて沖縄で開催された.北は 岩手,山形から,南はご当地沖縄まで,40 数名の模 擬患者,教員,養成者が,医学,歯学,薬学,看護, 作業療法,栄養学と幅広い領域から集まり,暖かい沖

ニューズ

ニューズ

(3)

医学教育 第 44 巻・第 1 号 2013 年 2 月

ニューズ

ニューズ

医から研修医への一方向的な知識・技能の伝達と叱咤 激励という,個人的・インフォーマルな形で行われて きたが,「研修医のサポート,メンタリング」という ような言葉ではほとんど語られてこなかった.現代医 療の複雑化・細分化,患者期待度の高度化の中で,個 人の善意と工夫によるインフォーマルな指導に任せて ばかりもいられない時代になり,より科学的,組織的 アプローチと,個々の研修医に寄り添って一緒に考 え,患者や社会に対する説明責任を果たすことが必要 になってきた.今回のワークショップでは,「指導困 難な研修医への対応」,「研修医へのメンタリング」,「臨 床研修事務担当者の役割」という側面から研修医のサ ポートをどのように行い,優れた医療人を育成するか を議論した.参加者は医師,事務職員,心理,コミュ ニケーションの専門家など多彩な顔ぶれで,まさに組 織一体となって研修医を育成する議論が行えた. WS-5:「SPSS を用いた教育研究の統計学∼中級編∼」 は,大西弘高(東京大学)がタスクを務め,医師,看 護師,薬剤師など 17 名の参加があった.日頃行って いる質問紙調査の統計学的な解析を,IBM SPSS® (SPSS)を用いアドバンスドな方法を学んだ.いく つかの日頃教育や診療で行っているような身近な事例 (データ)が提示され,そのデータを各自で分析作業 を行った.その後全体で確認しあい,問題点やさらな る解釈がないかを討論するという進め方で行われた. 参加者からは,熱心な質問や新たな分析方法の提案が 出された.このような統計方法をより学ぶことで量的 な調査がよりレベルアップでき,質問紙のブラッシュ アップにもつながることにも触れられた.  セミナーは,岐阜大学の客員教授である Farhan Bhanji により「Understanding how we learn−Impli-cations for Educators」と題し,人はいかに学ぶの か? という根源的,かつ教育者には実に重要な問い に関するテーマで講演がなされた.誰もが経験した自 転車乗りの事例による導入ののち,Contextual learn-ing や Meanlearn-ingful learnlearn-ing などの認知心理学的理論 について,トリックのあるエクササイズを挟みながら 説明された.さらにその実践への応用として One minute preceptor を事例に,その有用性について解 説がなされた.認知心理学はともすれば,とっつきに くいか,実践への応用が見当しにくいが,多くの参加 者がこれらのセオリーに関心を持つことができたであ ろう内容となった.  今回の S&W を東アジアの HUB に位置する沖縄で 開催できたことは,今後の展開を考える上でも意義あ る S&W となった.  次回第 48 回 S&W は,6 月 8-9 日に京都大学との 共催で開催する.詳細は MEDC ホームページを http: //www1.gifu-u.ac.jp/ medc/. 医 学 教 育 セ ミ ナ ー と ワークショップへの要望,新しい企画など是非お寄せ いただきたい([email protected]). (岐阜大学医学教育開発研究センター 丹羽雅之)

参照

関連したドキュメント

 幽幽には12例が含まれている.このうち,閉胸式 massage(CCCM)ないし前胸壁叩打を施行したも

であろう.これは,1992 年に「Five-step “mi- croskills” model of clinical teaching」として発表 さ れ た 2) が,そ の 後「One-Minute Preceptor

2)医用画像診断及び臨床事例担当 松井 修 大学院医学系研究科教授 利波 紀久 大学院医学系研究科教授 分校 久志 医学部附属病院助教授 小島 一彦 医学部教授.

カリキュラム・マネジメントの充実に向けて 【小学校学習指導要領 第1章 総則 第2 教育課程の編成】

    

 21世紀に推進すべき重要な研究教育を行う横断的組織「フ

学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目. 医博甲第1367号

工学部の川西琢也助教授が「米 国におけるファカルティディベ ロップメントと遠隔地 学習の実 態」について,また医学系研究科