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154kV送電線用ディジタル形距離リレー装置

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∪.D.C.る21.31る.925.45:d81.323-181.48

154kV送電線用ディジタル形距離リレー装置

DigitalDistance

RelaY

System

for154kV

Line

Protection

電力需要は,かつての高度成長期を過ぎて安定成長期に入り,省エネルギー,省 電力が進められている最近でも着実に増加している。これに対し電力設備は,高電 圧化,大容量送電化,多端子併架化などの設備効率の向上により対処してお†),こ のような電力系統の大規模化,複雑化に対して保護リレーシステムに課せられる要 求はますます多様化,高度化している。 これらの要求にこたえるために,マイクロコンビ⊥-タを核としたディ ジタルリ レーが演算能力及び記憶能力に優れていることから,近年その実用化の検討が盛ん に行なわれている。本稿では,実用化したディジタル形距離リレー装置について, その構成と機能及びソフトウェア構成,自動監視手法などについて述べる。 q

言 半導体技術の急速な進歩によるマイクロコンピュータを中

心とした集積回路技術の発達は,身近な家庭電気業界をはじ

めとして,社会産業の広範な分野へ大きなインパクトを与え ている。電力系統の保護を目的とした保護リレーでも,従来 のアナログ形に代わr),マイクロコンピュータによるディ ジ タル演算形の保護リ レー実用化の検討が盛んに行なわれてい る。ディ ジタル形リレーはアナログ形リレーに比べ,多様化, 高度化への対処のしやすさ,装置の′ト形化,高信栢度化などの 面で優れているので,今後大規模化,複雑化が予想される電 力系統への通用拡大が期待されている。 中部電力株式会社と日立製作所は,昭和52年からディ ジタ ルリレーの実用化をねらい,保護リレーの基本となる距離リ レーを中心とした共同研究を進め,以下に示す3種類のディ ジタルリ レー装置を開発した。

(1)超高圧系統保護用距離リレー装置1)

(2)高抵抗接地系統保護用距離リレー装置2)

(3)多端子併架送電線用保護リレー装置3)

これらのそれぞれについては,図1に示すように試作装置 による実系統での長期実証試験により,十分な保護特性,耐 ノイズ・サージ性及び信頼性のあることを検証できた。 本稿では,これらの成果をもとに実用機として製品化した 154kV送電線距離リレー装置について,その構成,機能,特長 などについて述べる。 8

装置の構成と機能

2.1 システム構成 本装置は,高抵抗接地系統の154kV送電線の後備保護を目 的とした距離リレー装置であり,そのシステム構成を図2に 示す。 本装置では,16ビットマイクロコンピュータやA-D(アナロ グーディ ジタル)変換回路を中心に構成するディ ジタルリレー ユニット2台を用い,それぞれのユニットに送電線1回線分 の主検出機能と事故検出機能の処理を行なわせるようにして いる。また,補助PCT(電圧・電ラ充変成器),A-D変換回路は 回線ごとに完全に分離し,万一の不具合発生時にも誤ってト リップ指令を発することがないように,万全を期している。

安藤智久*

香田

勲*

田舎中一夫**

青木泰雄*…

瀬谷

稔***

嶋崎

敏***

r()耽8人言ざαA乃d∂ J5αm址 方∂dα 方αヱ以O rαyα氾αたα ydg加O Aoんi 〃∼m)γ祁5eyα 5α∼05んg 5んgmα之α鬼f 日召51 昭52 昭53 昭54 昭55 昭56 昭57 昭58 昭59 昭60 フィールドテスト

卜彗撃取-一七∠

275kV後備保護リレー装置

ト』詔

トーーーー 154kV後備保護リレー装置

1忽

77kV多端子併架用 保護リレー装置 図l ディジタル形距離リレーの開発 昭和52年からディジタルリレ ーの実用化をねらし丁に,長期の実証試験を含めた共同研究を行ない,十分な保 護特性.耐ノイズ∴サージ性などのあることを検証できた。 保護リレーシステムの構成方法には,種々の方法が考えら れるが,本装置では,主保護リレーが使用中であることを条 件に,2回線分を同時に停止してその保守作業を行なう前提 のもとに,ソフトウェアタスク配分の均等性及びコストパー フォーマンスを勘案し,主検出と・事故検出機能の処理を図中 に示すような配分とした。本装置は送電線2回線分の後備リ レーを標準リレー盤1架に収納し,従来装置に比べ盤構成を -をに′ト形化した。図3に,装置とディジタルリレーユニット の外観を示す。 2.2 保護方式 保護方式としては,表1に示すように動作実績があり,保 護信頼性が高い従来のアナログ形で採られてきた短絡距離リレ ー方式と,地緒方向リレー方式をそのまま踏襲することを基本 とし,これをディジタル演算処理で実行することとした。 2.3 リレー演算処理ソフトウェア リレー演算アルゴリズムには種々の方式が開発されている が,リレー性能に優れ,適用範囲が広いという条件のもとに 複入力リレーには横形演算方式4)-5),単入力リレーには面積形 演算方式4)・5)をそれぞれ採用した。以下,リレー要素への横形 演算方式の代表的な適用例として,リアクタンスリレー及び モーリレーの演算処理について説明する。 *中部電力株式全社制御通信部制御技術課 干*中部電力株式会社岐阜電力所発変電課 *** 日立製作所国分工場

(2)

LS LS PD 甲母線 乙母線

43PD ディジタルリレー リレーユニット仙1 短

宗d

CB LS IL CB LS 2L 送電線 注:略語説明 LS(断路器) CB(遮断器) PD(変成器) PCT(電圧・電流変成器) 補助PCT 補助PCT

地 籍 2L事故検出(FD) 短 絡 地 絡 リレーユニットNo.2 短 絡 地 絡 1L事故検出(FD) 短 絡 地 絡

]

+

1

[

1+ トリップトリッフ 図2 システムブロック図 ディジタルリレーユニットNo.l,No.2は, 各々16ビットマイクロコンピュータl台を収納L,lL,2Lの保護司幾能をもつ。 2.3.1リアクタンスリレーの演算処理 リアクタンスリレーの動作原理は図4に示すとおりで,入 力である電i充i,電圧むを用い,これらと整定値Zoからベクト ルよZ。とiZo一軒を求め,これら両者の内横(iZo【ガトよZoの値 が正か負かを判定することにより,動作判定を行なう。判定 式は次に示すとおりである。 (云Z。-γ)云Zo≧0(β≦900)‥‥…・内部事故 / / / / ノ ノ ノ■ ′ ■■一一一一一一一-(a)装置外観 56 表l 保護方式の概要 保護方式は従来の電磁形リレーと同じ短絡距離 リレー方式及び地緒方向リレー方式である。 保護 対象 保護方式 組合せリレー要素 主 検 出(M) 事故ノ検出(FD) 短 距離一段 ノーY 44SD 44SR ノズ 44SDF 44SRF 60075q 44SX2 距離二段

【 //

44SXl

\ 600㍍75D

距i雛三段 尺 月 地 電力方向 67G+64V+67GA 64V (言Zo一即)iZo<0(β>900)・……‥外部事故 ディ ジタルリレーでは,入力された電i充吉,電圧即のサンプ リング値=吉〃),即(古⊥V)を用い演算により動作判定を行なう。 その動作判定の具体的な処理フローは図5に示すとおr)であ り,各処理ステップの主要演算は図6のようになる。図4∼ 6の中で同一の番号をもって示したステップは,同一の処理 を示している。 2.3.2 モーリレーの演算処理 モーリレーの音寅算はリアクタンスリレーと同じ積演算手法 を用いる。このため,演算処理フローは前述のリアクタンス リ レーとほぼ等しく,相違点は二大の2項である。

(1)電流データの移相が90度ではなく60度であること((卦のス

テップ)。

(2)基準量は,;之。ではなく;+γ〃(即〟:メモリ電圧)であるこ

(b)ディジタルリレーユニットタ帽昆 アナロクしディジタル変換部

入力「蒜こ;二

;言∃

【〃 ‥ゝ T ハU

廿

子『

マイクロコンピュータ 整定部

上T 上々【 (c)ディジタルリレーユニット構成

.+

ロ5 』r 補助リレー

「 ̄「

+

+

遮断指令 `月エゴ Uo

トjユー+

注:略語説明 F(フィルタ) SH(サンプルホールド) MPX(マルチプレクサ) OSC(発振器) A-D(アナログーディジタル 変換器) BPU(マイクロコンピュータ) ROM(リードオンリメモリ) RAM(ランダムアクセスメモリ) DO(ディジタル出力) Dl(ディジタル入力) 』T(サンプリング周期) 図3 154kV送電線保護用 距離リレー装置の構成 2回線の保護機能を標準盤l架 に実装する。ディジタルリレー ユニットは,16ピットのマイク ロコンピュータを中心に構成L ている。

(3)

154kV送電線用ディジタル形距離リレー装置 619 ① ② 図4 リアクタンスリレーの動作判定原理説明図 とょ・いⅣ)zoの内積値が≧0(β≦900)で動作と判定する。 ク ー ト 「 l NO カウ ンタのクリア 要素リレー 出力=0 +___ (丑電圧データ入力 ②電流データ入力 ③電流データの移相 処 理 ④基 準量の演算 (③×Z。) ⑤測 距量の演算 (④-①の演算) ⑥積 演 (⑤×④の演算) ⑦積分フィルタの処理 (⑥の平均値) 整定借より大きいか カウンタの十1歩進 所定計数値より大か 要素リレー 出力=1  ̄ 「 l l l l 1 1 1 l J NO 0 ⑤ ⑥ 0 (丑 0 (王(舌▲V)zo-γ(舌八一))  ̄- ̄ ̄「 l l 要素リレー 出力=0 次 のリ レ ー処王里 + 図5 リアクタンスリレーの演算処理フロー 時々刻々と変動する 電圧.電流瞬時借データから,積演算方法によりリアクタンスリレーを実現L ている。

と((彰のステップ)。

すなわち,図5∼6の(彰,④ステップの内容が変わること

及びこれに伴い⑥のステッ70の内容が相違するだけである。

2.3.3 リレー演算処理のタイムチャートレー演算処理を時間軸上でみると図7の例に示すとおり であり,多数のリレー演算は,系統周波数60Hzの電気角30度 に相当する毎サンプリング周期の1,389/ノS以内に処理される。 ディ ジタル保護リレーでの動作時間の決定要因の概念を,装 置構成ブロックと対応させたタイムチャート上で示すと区18 のようになる。これら一つ一つの要因は,動作時間に対し固 定的な影響をもつものと,事故発生位相などによって変化す る変動要因とに2分される。 ∠ 二 一′¢. .∠ Z ■一.山 ¢ + 〔r。[リ ー .乃) 一 .爪r ∠ 7ム .¢ :∠ ..乙 Z ∠. .¢ 積分フィルタの出力 l l l l

J

トー

サンプリング周期 この大きさが整定借と比較される。 l 時刻 図6 主要演算ろテップ概要 積演算により求まった⑦のデータは,時 刻に依存しない一定の量となり,動作判定はこの大きさを判定する。 ング間隔 1.39ms (電気角300相当) 系統波形 と サンプリング データ入力処理 整定借表示処理 時分割点検処理

/

し 60Hz波形 \ \ ヽ ヽ \ \ I ̄■ ̄ リレー要素処理 l

リアクタンス要素×れ個‡

モー要素×爪個 1 0C要素刈個,〕〉要素×ム個 シーケンス処理

:

指令出力処理 l 余裕時間 \ \ ヽ. ヽ. ヽ-、1 1 1,389/ノS---一一J 1 1 1 1 1 1 図7 毎サンプリングでの演算処王里タイムチャート 多数のリレー 演算は,系統周波数60Hzの電気角30度に相当する毎サンプリング周期l.389/ノS 以内に処理する。

(4)

母線

fl

送電線 /ヽ PD

Aux Aux PT CT フィルタ フィルタ フィル SH MPX A-D SH バッファメモリ 移相 動作判定 動作確認 リレー出力 補助 リレー リレーの動作時間 サン7)レ回路 A-D変換回路 ディジタル 移相(演算) 動作判定 動作確認(3回とする)

〕出

補助リレー回路 図8 リレー動作タイムチャート 要因と変動的要因のものに2分される。

注:■--一変動分

[コ‥一固定分

動作時間の決定要因には,固定的 2.4 整定機構 ディジタルリレーは従来のアナログリレーと違って,共通 のハードウェアで多数リレーを処理しているため,整定部も 共通整走方式をとることになる。また,使いやすさの観点か らは整定作業を極力簡素化することが重要である。これらの 点を考慮して三相一括整走方式をj采用することとし,リレー の整走レンジチェックや整走したリレーの相互間の合理性を チェックする機能も具備して誤り整完防止を図った。 図9は,整定手順フローであり,整定はニニ失墜定値とし, オンラインの斗犬態で整走変更ができる。 2.5 保守・信頼性の向上策 2.5.1 自動監視 ディジタルリレーの場合は,特別なハードウェアを付加し なく とも自己診断が行なえるので,その手法の工夫・充実を 図ることにより,万一装置に不具合が起こったとしても,実 害に至る前に発見することが可能である。また,ハードブロ ック単位に守備範囲を限定した監視・点検手法を組み合わせ ることにより装置の不具合を漏れなく早期に発見でき,かつ ローカライズすることが期待できる。そこで,これらの特徴 を生かした自動監視方式の検討を行なって,図10に監視項目 と守備範囲の概要を示す自動監視方式を採用した。図示のよ うに入力PCT回路から出力リレーに至るまで漏れのない監視 を行なっていることが分かる。 図11は,自動監視のうち常時監視の実施タイ ミングを示す ものであり,リレー演算処理の空き時間を使って多数項目の 常時監視処理を♯1∼♯4のようにモード別に分割して繰り返し 実施している。その処理フローは,図12に示すとおりである。 二のような自動監視機能を具備することにより,万一不具 58 整 定 操 作 開 始 整定開始スイッチを押す。 リレー要素選択スイッチに より要素を選択する。 「 ̄ l 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 YES lNO L._. NO l l l NO +_._.___ 設定スイッチで整定値を設 定する。 書込スイッチを押す。 整定不良LED点灯か NO 目 視 チ ェ ック OK 整 定 終 了 か Y巨S 整定値チェ ック OK (レンジチェック) (合理性チェック) 運用開始スイッチを押す。 整 定 操 作 終 了 注:略語説明 +ED(+ight Emitti[g Diodes) 図9 整定手順フロー 誤整定防止を図る目的で,リレーのレンジチェ ック及び整定したリレーの相互間の合‡里性チェック(例:44SXl<44SX2く44SD) を実施している。 合が発生した場合でも,これをローカライズして発見し誤動 作を防ぐことを可能にした。また,このような場合の修復を しやすくするため,不具合関連のデータをメモリの特定エリ アにi東結させ,メンテナンスツールによ できるように配慮した。 L

〃。う1

J。一引

㊧(

′ジクルリレーユニット フ ィ ノレ ク フ ィ ノレ タ H S H S マルチプレクサ 零相・逆相監視 A-D精度チェ D A BPU 内部バス 整定 r)その探索が容易に 「一■ メモリ ウォッチトソグタイマ 演算チェック

← 整定植照合チェック

呵=+句+

T揮り+トリップ指令

点情 接 O D

忘;コ''丁=/掟■1ち

トーr+ アナログ入力回路点検 Dl・DOチェック トー・→ DO点検 トーーーー・-・・・・・・・・+ 図川 自動監視項目と守備範囲 ハードブロック別の監視は入力PCT 回路から出力リレーに至るまで.漏れのない監視を行なっている。

(5)

154kV送電線用ディジタル形距離リレー装置 621 系統周波数 60Hz サンプリング周期

「1馳s

サンプリング周波数 720Hz 「 .ヰ.■.■.一■l■■■ hU 同上 同上 同上 同上 同上 6 ♯ 同上 同上

G)

同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 (丑データ 入力処理 ②常時 監視処理 ④シール ス処理 ⑤表 示 出力処理 / ′ / / / / A:モードⅠ(演算処‡里執 ROM,RAM監視) B:モードⅠⅠ(PT・CT回路,アナログ入力 変換部,A-D変換精度監視) C:モードⅠIl(Ol入力回臥 SW選択漏れ監 視,SW切換不良監視) D:モードⅣ(DO出力回路,トリッ70回路 監視) 注:略語説明 PT(電圧変成器) CT(電流変成器) 図Il常時監視処理タイムチャート い,時分割に繰り返L監視を行なっている。 リレー演算処理の空き時間を使 ス ー ト 常 時 監 視 処理モード判定 メンテナンスツール 8けたセグセメント表示器 図13 メンテナンスツールの構成概要 ディジタルリレーユニットと 接続されたメンテナンスツールは,8ビットBPU(マイクロコンピュータ)のコ ントロールでデータ表示やプリンタ印字を行なう。 2.5.2 メンテナンスツール メンテナンスツールの構成を図柑に,その主な機能を図川 に示す。メンテナンスツールは,ディ ジタルリレーユニット の不具ノ針東結データを読み出し,その内答を表示するとともに プリントアウトする機能を備えている。更に,トレース機能を 使い不具合部の調査だけでなく,演算処理部の動作メ犬況の追尾 にも活用され,出荷時の試験や現地での試験に有効である。 =モード1 演算処理部監視 (既知固定PGM演算法) 正常か R O M 視 (サムチェック) 正常か R A M (R/Wチェック) 正常か YES NO 当該テーブルに 当 録 #1 =モード1Ⅰ PT,CT 監 視 (逆相成分監視) 正常か YES ♯2 アナログ入力変換部監視 (零相成分監視) 正常か YES ♯3 A-D 変換精度監視 (定電圧入力変換法) 正常か YES 当該テーブルに 登 鋳 モード皿 Dl入 力 回 路 監 視 (二重化入力照合法) 正常か ♯1 YES ♯2 SW選択漏 れ監視 正常か YES ♯3 SW 切換不良監視 正常か YES 当該テーブルに 登 録 =モードⅣ DO 出 力 回 路 監 視 (重要出力情報読み込み法) 正常か YES トリ ッ プ回路監視 正常か YES 当該監視項目対応の 所定確認回数超過か YES 不良 当該の不良表示及び ロック処理 NO 正常 区lほ 常時監視処理フロー 常時監視処理モードⅠ∼Ⅳに従い, ハードウェアを分割Lて監視する。

(6)

メンテナンスツール 1 Dl/0,A-D変換器出力 などのデータ表示 2 データメモリ(RAM) 領域の表示 (監視不良検出時の凍結データのチェックも可能) 3 プログラムメモリ(ROM) 領域の表示 4 上記1∼3データの 印字記録 図14 メンテナンスツールの主な機能 メモリの内容やDし伯,A-Dな どの状態の表示を行なうと同時に,内容をプリントアウトする。 回

読験結果

本装置は,工場試験で所期の機能,性能を確認後,中部電 力株式会社大垣変電所に納入され,昭和59年6月から運用に 入り現在まで順調に稼動している。 装置試験については,言式験精度の向上及び試験時間の短縮 を【司るために,従来の模擬送電線による試験と合わせて波形 発生,故障発生,故障解析などを具備した図15に示すような 総合動作試験装置を使い試験を行なった。その主な機能は表 2に示すとおr)であり,図16は3緑地絡時の装置の動作オシ ログラムの例である。 【】

装置の特長と適用効果

装置の主な特長としては,

(1)従来の電石義形リレーに比べぅーに小形化した。

(2)自動監視機能の具ノ備により,信締性の向上,保守の省力

表2 総合動作試験装置の主な機能 高調波重畳試験などの特殊試験 やリレー応動解析などができ,試験精度の向上及び試験時間の短縮化に有効である。 試 験 機 能 特 殊 仕 ●高調)皮重畳試験 ●直;充分重畳試験 ●多機系脱調模i疑試験 ●事故時アーク抵抗吉武験 データの解析・編集 ●電圧・電)先の位相解析 ●事故インピーダンス解析 ●リレー応動の解析と結果の編集 過渡現象発生装置

欝匿l萱萱至宝

パワーアンプ [::コ ⊂コ ⊂:コ ⊂コ ロ[コロ

C>

供託リレー / 畠畠 占占 占占 データ集手蔓・解析装置

匡ヨ

0

回国

図15 総合動作試験装置の構成例 供試リレーに過渡現象波形を印加L,その ときのリレー応動などを収録,解析を行なう 例を示す。 60 ′、ヽ)′ JL

▲-崩、皇

ノー ▲L

「Y、

%ク刀=---リレー設置

(a)模擬系統

几∼レ'ト

_ ノー - t′0 一 丁o 44SX2- ・・・...._..._.44SDB-_.51S - 44SRB-51¢ 60 -440M - _.440MR-_.64V -67G - 67GAB- 44SRF- 51SBF-64VF_ 44SM__ 44GM llx T「lP 37ms (b)動作オシログラム 図16 エ場試験結果のオシログラム例 3緑地絡故障時のオシログラ ム例を示すもので,リレー応動時間は37msである。 化が期待できる。

(3)将来の系統構成を考慮した保護機能としているため,装置

の適用拡大が図れる。

(4)整走機構の簡素化により保守の省力化が期待できる。

などがある。 本装置に用いた距離リレー演算アルゴリズムは,送電線保 護だけでなく母線保護,変圧器保護などの後備保護リレーに 標準的に使える。 田

言 以上,高抵抗接地系の送電線を対象としたディジタル形距離 リレー装置の構成,機能,特長などについて述べた。 本装置は,中部電力株式会社大垣変電所に納入されて順調 に稼動しており,従来の電磁形に比べ,小形化,保守の省力 化の面で大きな効果が得られた。 参考文献 1)相山,外:超高圧系統用ディジタル形後備保護継電装置のフ ィールドテスト結果,昭和56年電気学会全国大全,No.1086 (昭和56-4) 2)安藤(満),外:高音底抗接地系回線選択用ディジタル形後備保 護装置の開発と実証試験,昭和56年電気学会全国大会,No. 1087(昭和56-4) 3)安藤(智),外:多端子併架送電線地絡保護用ディジタル形回 線選択リ レー装置の開発,昭和58年電気学会全国大会,No. 1221(昭和5814) 4)牧野,外:積演算原理を適用したディジタル形電i充差動リレー の検討,電気誌,論文誌B,54-B19,9∼16(昭和54-3)

5)J.Makino,et al∴IEEE Whter Power

参照

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