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(1)

労働争議戦術論

著者

上村 学

雑誌名

東洋法学

1

ページ

331-352

発行年

1957-11

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00007758/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

(2)

目 次 序 争 議 行 為 の 種 類 戦 術 戦 略 行 動 ([) 中 止 四 争 議 手 当 結 び

占領政策の一つの表示として、労働者に団結・団体交渉権及び争議権が法律上附与され保障されたのであるが、そ の後の労働組合運動は活気を帯びてきたと言っても、その成果、とりわけ争議戦術には今なお不満がある。斯様に現 在における成果に不満又は疑惑を抱く理由及びその根拠は何処にあるかを研究しなければならない。そこでは常に労 労 働 争 議 戦 術 論

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京 洋 法 学

,ー~、 働争議戦術の未熟さに遭遇するであろう。この研究に際しては、労働組合運動の歴史、労働組合の主体的客観的状況 判断が必要となってくる。 だがここで考えられるであろう労働争議の戦術や戦術の改善も、 り、労働者の生命、財産及び地位の維持向上に貢献するものである。 意識的よりはむしろ無意識的に、経済上、利益社会的な共同社会的な状況に対抗して来た時代が幾世紀も経過して 結局労働組合機構の組織強化のためのものであ いる。同盟罷業の手段は区画され、発展し始めた。そこで労働者にとって堪えがたきものへと発展して来た社会的経 済的状態が反時代的なものとなり、叉運用者に対して新しい時代認識からの社会的要求事項の実現に期待することが 堅めないものとなり、その時代の経済秩序に対抗する強烈な突発的事実が生じて来た。この事実は先ず原始的な佃別 行動として表われ、叉要素的な、叉革命的な而も不明瞭なものとして要求に表われて来た。然しその後この事実は大 きな行動力と勇敢さとによって燃え上り拡大してきた。そのために急に暗黒へと押し戻されたり、叉無数の犠牲者を 要求されたのである。 意識的な行動としては、その当時

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ある時代には過激的なものとしてーーには初期の自発的なストライキ・が勃発 し、十分な準備と冷静な顧慮がなされなかったために、大抵それ等のストライキは敗戦に終った。 そこで集団の機能的な必要性を確信した勤労者の集団が、先ず組織化されたストライキといヲ武力手段に訴え、そ の劇的過程において、労働組合的組織の誕生となった。その後労働組合的認識が侵透し始め、中央団体が結成され、 争議規則が起案され、ストライキの戦略が確立された。この時期からストライキは自発的突発的な性格が失われてき た 。 内 部 的 秩 序 が 充 分 に 繋 備 さ れ た と き 、 将 済 的 粍 会 的 対 決 の 場 に 踏 み 込 む の で あ 制 問 雌 馴 化 さ れ た 貯 働 者 共 同 休 は 、

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る。そこから現代的労働争議が始るのである。 成果を上げたものや、敗北を喫したストライキの歴史は、より以上に重要な貯働組合的政策の課題となり、叉最も 人間的な課題として評価される。新しい労働組合運動は、ストライキの歴史及びその現伐的な戦術及び戦時から、労 働者にとって最も重大な結某をもたらすものである。 一九五一年の盛夏、ドイツの下ザグセン地方において、多数の農林業労働者争議が連鎖的に行われた。この争議に おいては、労働者に対して不利な社会的経済的政治的事情や高度の権力強制というものは全く容在しなかったのに、 戦術及び戦略の原則が全然顧慮されなかったために、敗戦を喫したのである ( 1 ﹀ 。 デフレ経済の進行と昭和二四年以来の組合運動の一般的な停滞と混乱という最悪の客観的条件のもとで行われたばか りでなく、その敗戦の大きな原因は戦術上の欠陥すなわち組合内部の階級的認識の薄弱さと、共闘ならずして孤立闘 争ハ総評の財政的援助はあったが)に終始し、叉中央執行委員会(闘争本部は後期二分されたのだが﹀の指令の不徹底さ等 によったものであった。すなわち組合の内部態勢と戦術上の誤りが政北の原因となって表われたのである(と。 争議における戦術及び戦略の正しい応用を媒介しようと、この稿は試みたものである。 我国における日立争議は、 厳しい 労働 出 足

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回 目 ・ グ ロ I テ は DGB の下ザクセン地区の一 指導者であり、叉実践的な労働法学者である。彼のこの著作の歴史的事実に関する研究は他にその類を見ないばかりか、 この意味において労働法学理論の進歩に異常な貢献をなすものである。彼の研究方法では、歴史的事実の研究から出発 し、そこから理論づけ、結論を得ようとするものである。木書におけるストライキの戦術及び戦略も過去に行われた多く の 労 働 争 議 の あ ら ゆ る 結 果 か ら 理 論 づ け た 戦 術 論 で あ る 。 2 参照、労働争議調査会編、﹁戦後労働争議実態調査﹂第六巻﹁労働争議における特殊ケ l ス ﹂ 九 七 頁 以 下 。 労 働 争 議 戦 術 論

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東 洋 法 学 三 三 四 こ の 目 立 争 議 は 会 社 の 人 員 整 理 に 対 抗 し て 起 っ た も の で 、 昭 和 二 五 年 四 月 五 日 よ り 八 月 一

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日 の 争 議 解 決 ま で 三 ヶ 月 に 及 ぶ 大 争 議 で あ っ た 。 右 に 掲 げ た よ う な 理 由 を 指 適 し て 、 組 合 は ﹁ 闘 争 終 結 に 当 っ て ﹂ と い う 中 央 執 行 委 員 会 の 声 明 書 を 発 表 し 、 そ の 中 で ﹁ 今 次 闘 争 の 結 果 が わ れ わ れ の き わ め て 悲 惨 な 形 に お け る 敗 北 で あ っ た こ と ﹂ を 認 め て い る 。 争議行為の種類 イキの戦術戦略の各々である。蓋し相手方使用者の態様、政治的経済的条件に応じて、或は同情スト、或は部分スト を実施するのが重要となる問題が生ずるからである。その中の典型的な形態について戦術的戦略的面から専ら述べよ う。それ故に、あらゆる争議行為の形態の法律上の王当性及び違法性については特に述べるものではない。 現代の労働組合運動の争議手段には、大別してその機能的面から攻撃スト及び防禦ストが春在する。之等の行使 は、労働組合が矛盾なく甘受しえないような種々の社会的経済的状況に依容するものである。後述の如く、特定の前 提のもとで開始された争議行為が具体的な成呆に到達するためには、かかる戦術的戦略的原則に従って、使用者との 対決における結果に関して、高度の安全性をうるために争議行為を遂行するものである。 A 攻撃スト攻撃的処置を喚起する攻撃ストは、期限決定に対してその利益が現われる。すなわち、相手方から 防害されない攻撃ストは、満足すべき十分な闘争準備がなしうるからである。故に攻撃は最良の防禦である。攻 撃に際しては相手方を不意打ちすることが出来る。多くの場合全く準備をなさない相手方に攻撃者は重圧を加え ることが出来る。 次に列挙するストライキも、パンフレット配布ス・トの準備・中止及び資金等と共に、スト一ブ 法律(労調法三七条﹀によって告示後法定の期間を経過して初めて貯働者は各自の仕事を中止し、すべての動輸 を停止させ、叉ピケをはり、その聞にスト管理が開始され、継続する。

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一定の期間、特定の場所及び地域で完全に組織化され、秩序づけられた争議集団が生まれ、スト管理者は間断 なく争議行為の状況に関する報告がなされる。実際上、パンフレットやぴらによって、公衆ヘストの目的を明確 必し、惹起せしめた必要性を、 スト反対者(スト破り﹀という願わざる援軍を阻止するために報告される。 で グ ロ l テは﹁現代の攻撃ストの経過は、最高の平穏な形象であり、争議集団の集合であり、叉決意をもった、 そ こ 叉確信に満ちた態度の形象でもある (1y ﹂と言う。 国 ・ の 見 込 0 ・

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当事者が、許容される経済的権力手段をもって、満足すべき経済上の状況を指分に利用しようとす るならば、その時は、当事者は同じ手段をもって反撃されるということを考慮しなければならない。この事はあ らゆる攻撃者に該当する。同様な反撃的行為は、一定の時期ではストライキの勃発を意味する。心理的状況は、 防禦ストのもとでは攻撃ストの場合より有利である。 防禦スト 防禦しようとするものは、より良き道徳的状態のもとで戦うことが出来る。旦叉防禦は、防禦者にとって、決 定的動機ではないが、重要な動機となる。だが、然し攻撃者は弱い立場においてのみ見られるのではない。即ち 彼は攻撃すると一一員う故に、その争議行為の時期も命令することが出来る。このことは攻撃者が防禦者を今後彼の 有する処置で不意打をなすことができる故に、彼の利益となるということもできる。

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ゼ 、 ネ ス ト ストライキは最後的手段であり、ゼ、ネストは極局的手段である。ゼネストの告一部は特定の政治的経

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人格的自由 その告示に際しては、

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民主々義国家の H U 民主々義防衛手段たる組織の 済的事件を前提し、 の

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団結自由の生死となり、若しくはこの手段の援用が絶対的に叉不可抗的に必要であるような基 労 働 争 議 戦 術 論 三 一 一 一 五

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東 洋 法 学 一 一 ニ 六 本的人権が問題となるのである。かかる場合のゼネストは防禦行為の性格を帯びてくる。しかしながら又ゼネス 労働者の権利がこの手段ハゼネスト﹀をもってのみしか戦われ得ず、 ト は 、 この権利を現代労働組合運動におけ る譲渡しえぬ基本権そのものとして、明文を以て承認されるためにも行われるハこの場合政治ストの性格を帯びて、 E 当性違法性が問題となるが)。之等の場合のゼネストは攻撃行為としての性格を有することになる。 一 九 二

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年プルス一アウにおける、ドイツ労働総同盟の会議の席上、ライバルトは大衆動員に関する綱領

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ロ﹀について次の如く述べている。 ﹁大衆を動員するための最良にして最も効呆的な方法は、次の如き場合にある。すなわち全地域におけるすべ ての職場、工場の労働者及び婦人労働者の全員が労働組合結成を獲得するために、我々の全力を行使することと 労働組合に於ける労働者及び婦人労働者の全員を報告や機関誌によって啓蒙し、意識的共同闘争に引入れる事、 即ち、各自がその人格をもって共同の目標のために参加し、活動し、叉斗争しなければならぬものであり、又活 動と斗争は他人のみならず、即ち組合幹部やドイツ労働総同盟から要求されるべきものではないという認識を彼 等にもたらす事である。

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我々は真の組合員精神をもった労働者大衆を実現しなければならない。このために は、労働者は他人を尊敬し、信頼し、又真に信じうべき仲間として支持することがその前提となるものである。 そこで我々が大衆を集合させ、又同様に動員する場合のみ、大衆や個々のその構成員は、労働組合により企画さ れる共同行動に適応し、その能力を有することになるであろう。:::叉ゼ、ネストは特定の前提のもとで労働組合 にとって極端な防禦手段として問題となる。:::既にこの理由から、なお又日常の政治的デモは労働組合の任務 に属しない故に、我々は乙の方法で大衆を動員するという提案も更に拒否しなければならない?に。と。即ち一フ

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イパルトはゼネストを防禦処置としてのみ肯定するものである。この事は当時のドイツが、帝国が崩壊し、民主 共和制度が社会の基盤となっていたからである。それ故に、当時は攻撃行為としてのゼ、不スト勃発のための前提 が春在していなかったことに帰国するのである。防禦処置としてのゼ、ネストの肯定は、 一 九 二

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年三月一三日の 事 件 ( 同 易 。 ・ 2 z n F ) に よ っ て 論 理 的 に 基 礎 づ け ら れ て い る ( と 。 攻撃行為としてのゼネストは前述の時代には、無意味なものとなるだろう。すなわち共和国が創立され、民主 主義的秩序が実施されている故に、労働組合により発せられる社会政策上の諾要求は政府によって実現されるで あろうからである。例えば、一九一八年十二月二三日発令された命令による労働協約の不可変的効力の法律化、 一 九 二

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年二月四日の経営協議会法の公布、それに影響された経営組織法に関する基盤の確立、一九一八年の労 働組合員に関する八時間労働の労使間協定の法制化等が右の事を物語っている(と。 だが民主々義体制のもとでも、事情によっては、ゼネストは防禦の要素も攻撃の要素も内在するものである。 フランス及びイギリスでは、 このゼネストが度々攻撃の手段としても、その性格を表示している。 だが我が国では、ゼネストが攻撃的ストとしてでなくとも、防禦的ストである場合にも認容されていないので ある。所謂スト規制法がゼネスト禁止規定として荘在する。又戦術上も、その闘争目的が経済上のものであって も、国家公務員法、地方公務員法、公共企業体労働関係法による争議行為の禁止のために全職場、工場の全労働 者従業員をもって組織された共同闘争は不可能となるのである。 ﹀ ロ 丘 町 F E M 目 的 色 g M U 包 M M州 民 Z M W C 出 品 。 自 問 。 ロ m H 1 0 仲 ω ω 色 。 ω ﹀ロの国吉田 B m E C E M ω Z 1 0 5 N ∞ ・ ︿ 巴

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予長 泊三 法 品 ら 寸咽 一 一 一 三 八 当時ワイマ 1 ル熊法は、その第一五九条において閉仲間権を保障していたが、各盟問権代慣性上保障されておらず、当時の通説 も団結権から争議の自由ないし争議権をひき出すことを栢杏していた ( 4 E ・ 26 宮 昆

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・ 。 日 ω ) 。 従って、市民設現による評価のもとで脅威にきちされていながちも、社会的事情により、努働争議、とりわけゼネスト、 政治ス下が激発していた。その中でも代表的なものが、カップ一概反対のゼネスト及びグ I ノ 1 政府反対のゼネストであ る 。 一 九 二 O 年三周二一日から一三日にかけて行われたユシカ l のカップとリュトヴィッヲ将軍をもりたてて軍事独裁を打立 てんとした所謂﹁カップ一按﹂(ロ民間 ω 宮 ︾ ・ 司 己

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は、全ドイ γ 労働者階級のゼネストによる統一行動によって、わずか 四日間で鎮圧せしめられるにいたった。このカップ一躍反対闘争には、約一、二 OO 万 の 労 働 者 、 事 務 職 員 、 官 会 更 が ス ラ ト イキに参加し、この犬衆運動が極めて強かったため、ドイヲ労働組合総同盟幹部会でさえ、ゼネス干に賛制せざるを得な かったのである。このゼネストが更に発展して一九二三年のク I ノ I 政府を打倒してしまった。それ故にドイヲ民主共和 国は保護されたが‘経営協議会全体会議の E 当な要求は、ストレ l ゼ マ γ 内閣の樹立によって、充分なる成果をあげて終 結したのである。だがこのことは非目的的であるものではない。すなわち、この歴史的事実により学びとり、労働組合政 策上の要求を平凡な客観性に引入れることは争議の戦術戦略上、非目的的なことではなく、有諮なものと化すのである 0 8 国 ・ の 円 。 仲 0 ・ ω ・ 制 W ・ O ・

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・ b 同情スト・連帯スト・購買者スト 同情スト・連帯スト及び購買者ストは労働者聞の階級意識による点で共 通する。購買者ストでは当該企業労働者と他の労働者との連帯意識に加えて、同じ購買者たる一般大衆との聞の 同意識の疏通が重要となる。この意識の疏通をはかる困難さにより、争議目的が一般大衆に充分に共鳴されるか どうかによって、購買者ストの完遂が考えられる。叉あらゆる購買者ストはスト管理指導の不徹底によって、ス ト規律の欠陥に苦しむのである。叉労働者から参加を呼びかけられ、連帯を要求される一般大衆が、このストに

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よって迷惑を蒙るという点から、その行劃に混乱を生じ、戦紙上不利たものである c だが一企業内で行われる辿初ストは、非常に訓挫のとれた、秩序ル刊された組織が行動するものである。大抵の 場合、この辿布的行動は企業にもと e すいて制約される。故に開始される行為は中に企業内的な性格を有し、その 処世も企業内的に終っている。あらゆる場合、争議容体が極めて小さな規模である放に、大衆には報告されない だろう。行動の公一部は地域的意義をもつにすぎないものである。だが地域闘争は正確な意味ではまだ行われてい ない。日銅室闘争誌に対する日士製鉄の同清ストが徹底しなかったことから仰われる。 故に述柿ストが行われる為には、世論の支持等の地域の利害関係がある和皮一致していなければならない。 同 情 ス ト は 労 働 者 の 共 属 感 情 労 働 者 が 争 議 集 団 の 援 助 の た め一部では期限的に、而も無期限的に同情ストに入るのである。争議集団の争議目標と、特別の行動をもって明 瞭に表示しようとする同院をもった労働者の要求と目的とが同一であるということが承認されねばならぬ。一フイ

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よ り 発 生 す る 。 プチィヒにおけるドイツ労働組合会議(一九二二年六万一九日

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二 四 日 ) は同情ストを取上げ、 次の様な結果を得 申 立 て 、 た。﹁スト中の労働組合の組合幹部が、同情した針働組合の組合幹部に対し明らかな理由をもって行為の発動を この申立が必要なものとして承認され、スト中の組合の声明を採用した場合のみ同情ストが問題になる ( 1 ) ﹂ 。 又同情ストは労働者の述帯意識の表示として、度々具体的な成功をもって完遂され、終結している。特に外国 にはこのことが伺われる。アメリカに於ては、たとえば、 一 九 コ 二 年 内 J ァトルで六万人の労働者がストライキ中 の造船所金属労働者の援助のために同情ストを行っている。又一九三四年四月九日大平洋沿岸の港湾荷役針働者 労 働 争 践 戦 術 論 三三九

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東 洋 法 学 三 四 O が行ったストに対して、トラック運転手組合が先ず同情ボイコットに入り、続いて海運労働者産業別組合や、職 業別組合の連合休である国際海員組合傘下の海員が連帯的同情的にストに入ったのである。﹁坐り込み﹂戦術と して、労働組合運動史上価値のある一九三六年グッドイヤ会社の工業労働者のストに対し、エ l グロン市のゴム 産業労働者が同情ストを行い、その闘争を成功にみちびいた ( 2 ) 。 我が固には未だ同情ストとして劃期的な例を見ないのは、とれを戦術上価値あるものと認めていないのでなく て、そこには労働組合運動の経験の乏しさに加えて、全労働者の共属連帯感情の薄弱さによるものであるう。 2 の 同 。 件 。 一 M M H ・ m ・

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・ 0 h p 犬 友 、 松 岡 編 ﹁ 労 働 争 議 と 争 議 ﹂ ﹁ 労 働 問 題 と 労 働 法 ﹂ 第 三 巻 三 人 頁 以 下 こ の 争 議 に お い て は 、 労 働 者 、 婦 人 子 供 が 殺 さ れ た り 、 傷 い た り す る こ と に よ っ て 全 市 民 の 支 持 を 得 て 、 共 闘 が 強 力 に 推 進 さ れ た 点 か ら 争 議 戦 術 上 ( 集 団 ピ ケ ) 非 常 に 学 び う る も の が あ っ た 。 C 部分スト部分ストは先ず第一に戦術的処置であり叉柔軟戦術の一種である。初期の労働組合運動に於ては、 経済的スト手段の規模が小さかったので、争議労働者はより良く広範囲の労働者によって支持されたいため、あ. らゆる商からストに入っていた。この形態が現在の部分ストの前兆である。 新しい労働組合運動では、最小限度のカを以って可能なる最大限度の効果を得ょうとする場合、部分ストの手 段が行使される。企業の弱点から最高熟練工及び主力を取り上げることによって、全企業を全く麻揮させること が出来るハ我が国の部分ストはこの形態である)。そこで工業的大企業の発電部に働いている基幹労務者は、全企業 を部分ストによって全くの療嘘とん刊すことが出来るだろう。叉多岐に広がった工業地帯における国有私有鉄道の

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従業員のストライキは、全産業の停止をきたすことになろう。特定の産業部門の全企業家に対する一労働組合の 争 議 は 、 ( 上 部 団 体 指 令 に 基 ず く 場 合 ) その行動が企業の一部分のみにおいてなされる場合と同様に、 部分ストの 概念規定に包含されるものと解する。 炭労で部分スト戦術が用いられたのは、長い争議の経験によって、叉所謂スト規制法によって安保要員のひき あげを禁止されるといった背景のなかでのことであった。そこで炭労にとって部分ストは、重要な戦術としての 意味をもつようになったのである。 部分ストは叉、組合員各自のストとしての意味をもつのである。このことは、組合の組織の強化に貢献し、又 組合指令が遵守されることは使用者に対する圧力になるということから、部分ストは重要な戦術となる。 坐り込み・ハンスト坐り込み(シットダウン・ストライキ ω 広島。

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耳目符)ストは印象的なストライ d キ行為に属する。アメリカではこの行使は特に頻繁に行われている?)。行動は、労働者がその職場を去らず各自 の労務行為を壮麗に拒否放棄することによって行われる。この処置は全企業にも叉中小企業の特定営業部門に於 ても敷かれる。坐り込みの効果は他に類のない程に決定的なものである。このことは行為の特殊性に原因する。 使用者はシットダウン行為に対して警察上の指令や裁判上の処置(工場開渡、業務妨害停止などの仮処分命令によるも の、建造物侵入罪や不退去罪﹀でもって対抗している。叉スト破り等の暴力行為に訴える。だが如何なる場合でも、 一般公衆がこの処置を批難しない場合に限り、なおも労働者は頑聞に坐り続けることが竪まれる。これと同様な 戦術として、ピケット、通行阻止及び就業妨害(反対派の労働者の就業を限止する方法)及び出荷阻止がある。坐り 孔みやピケには右に述べた如く警察上の命令や裁判所の仮処分によって不可能な場合が多く、効果が望・めない故 労 働 争 議 戦 術 論 三 四 一

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東 津 法 さ 手 三四二 に、出荷阻止の戦術が多く利用されている。 ハ 出 待 肌 阻 止 に は 凡 そ ピ ケ 行 為 を 伴 な う の が 通 常 だ が ) 。 坐り込みストにおいては多くの場合ハンスト的行為が附随する。坐り込みを効呆的にする機能をハンストは有 するのである。だがハンストの場合は、行為の場所が限定される。即ち世論の支持を得るために、叉使用者を心 理的に脅迫するために公衆の面前がその場所に選ばれるのである。このことからハンストは政策的な争議手段と い い う る 。 一 九 三 六 年 一 月 二 九 日 エ l クロン市のファイアストン工場の労働者が、アメリカ労働争議史上、劃期的な﹁坐り込みス ト﹂をはじめて決行した。これに続いてエ l グロン市のゴム産業労働者が﹁坐り込み﹂に参加し一九三七年秋まで﹁坐り 込み﹂を度々決行し、ついに団体交渉権を獲得したのである。この﹁坐り込み﹂ストは自動車産業の産業別組合運動にも 犬きな威力を発揮し、その闘争を成功にみちびいた。(﹀・﹀ g Z H M U 吋吋百円巳

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﹀ 目 。 立 の 釦 ロ F m v 。 C H 俗 図 。 早 戸 一 。 の 。 4 0 同 門 - B O B ゲ 巴 品 ∞ 一 ) e 特別争議手段 (一七条、一八条)、地方公営企業労働関係法(一一条、ご一条﹀によって、 国家公務員法(九八条、 一 一 O 条文 地 方 公 務 員 法 ( 三 七 条 、 六 一 条 ) 、 公共企業休等労働関係法 日本の労働運動の主流をなしている全 官 公 労 、 国鉄労組は争議権を剥奪されている。人事院や仲裁委員会に期待しえない労働者は彼等の一要求を実現 するために、前述の諸スト一 7 イキ行為に代る戦術を考え出した。それが遵法闘争として表われた(安全闘争、残業 遵法闘争は使用者が法令を遵守していないところに戦術として生ずるものであ 休 暇 戦 術 、 短 期 出 勤 戦 術 ) 。 拒 否 、 る。だがこの戦術は官庁、企業によって色々と異なった型として表われる。休暇戦術の場合を見れば、全農林で は三割休暇を組合の指令によって行うが、国鉄では、使用者の出勤命令を阻止するために、ピケをはる。だが国 鉄では弾圧の犠牲者をなくするためにこの戦術を差控えて、職場大会を主な戦術としている。就業時間中に保安

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要員を可能にして最少限度の人数を残して職場大会を行うのである。この戦術は作業密度の多い時閣を選択しう るという点で非常に有効な手段である。 その他に曝露戦術、電報戦術、停電スト等がある。曝露戦術とは﹁会社側と検事が酒宴を開いた﹂ハ旭化成延岡 工場事件﹀﹁社長が選挙資金に会社の金及び自動車を流した﹂(十和国鉄道事件)﹁病院の麻薬入手などの不正事実﹂ (内田病院事件﹀等を書いたパンフレットやピ一フを交付したりすることである。之等の事件は多くの場合、名誉 段損罪、脅迫罪として処罰されており、効呆も薄いばかりでなく、労働組合連働の行過ぎであり、世論の支持を 得られない結呆となる。停電ストの場合は、有効な戦術として評価されるが︿同情ストを行う場合)、 制法によって禁止されている。 所謂スト規 ﹁労働争議は戦争と同様な戦闘状態を形成する。 他の当事者による一当事者の克服によって勝利を得る。又この克服は、修正された法律という結果若しくは正当な多 くの利得の結呆にすぎないのみならず、叉専ら強力な権力の問題であり、又単に強力者が勝ち、弱者が負けるという 争議当事者の力試しをも意味している﹂。(者包宮吋同

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仲 ・ 巴 N ∞ ) ストライキは戦争と同様社会的敵対者の強情によって発動される権力活動である。戦争が他の手段をもった政策の 継続であるのに(開局

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。)貯働争議の手段としてのストは、今までと違った他の 手段をもった組織政策の継続である。この争議手段はそれ迄成功しなかった処置のあらゆる可能性をつくす場合、相 手方に対して行われる。このことが疑いえない時に初めて、団交の断絶により、最終的手段の発動たるその前提が形 戦術・戦略 それ故に法理によって終結されるのみならず、 労 働 争 議 戦 術 論 三四三

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東 洋 法 I?_且. 寺企 三四四 成 さ れ る 。 ストライキは戦争と同様相手方の克服によって終結する。この対決に於て勝利を得ょうとするものは、全権力手段 を戦争規則の顧慮のもとで行使しなければならない。だが戦争が権力活動であり、その行使には境界線が春在しない の に ハ ロ 削 凶

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ストライキは制約を受ける。暴力及びサボタージュの行使は現代労働争議の形式に相 応せず、禁止されるのみならず、労働組合によって争議手段として拒絶されている。 効果的に遂行しようとするストライキには従事する人聞に行動の絶対的必要性を納得させること 1 心理的前提 が前提となり、行動開始の不可避的前提である。防禦的処置に際しては、労働者に彼等の社会的地位が悪化され ようという意図が程在していると説得することは容易なことである。呼びかけられた労働者は、その労働条件に 2 容易に同意するものでなく、叉そのために十分なる準備なしに使用者と対決することはない。 物質的前提ストライキ完遂のためには先ず十分なる財政的手段が必要である。先ず意図された行動のための 資金が設定された時、労働争議という処置が開始される。今日の大きな貯働組合機構も必然的に生ずる争議のた めの基金を有している。財政的に無力な組合は、その上部団体より援助を受ける。 現代労働争議に関するその他の物質的前提は、同盟罷業にある各自労働者へのスト手当である。貯働組合機構 はその規約において必要な援助に関する規定をもち、その手当は一般に支払う分担金の額及び組合員資格取得の 継続期聞に対応するものである。 政治的分析 労働争議処置開始前には、野働争議という手段が安全に使用されるかどうかの政治的領域につい て吟味されねばならぬ。野働争議解決のための最高の地幣は、積極的叉消極的に団結を保障する民主主義休制せ 3

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本来団結の自由は強力な大衆の中で実現されて来た。 障され、なお今日ではボ Y 基本法︿三条三項﹀によって保障されている。 あ る 。 ドイツではワイマ l ル憲法ハ一五九条)によって保 非民主主義国スペインに於ては自由な団結は許されていない。故に労働争議という手段も不可能である。だが 最近ストライキも支配権力の決定的な冷酷な対抗に遭遇するような広範囲で行われている。この際あらゆる手段 をもって貯働組合の努力を禁止しようと試みられた︿死刑を適用した)。 主たる階級がストを許容しない場合、ストは全く見込みがないか、叉生命財産の大きな犠牲を以つてのみ準備 され九完遂されて来たのである︿スベイ

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に お け る 一 九 五 一 年 三 月 の 如 く ) 。 4 経済的分析労働組合運動の初期には、労働争議は大抵恐慌時代に勃発していた。この時代の争議の多くは突 発的であり、敗戦に終っている。 現代においては争議開始前に労働組合によって経済状態の徹底的な研賓がなされる。争議開始の原則は、労働争 議処置の有利な前提を恐慌から脱した経済状態の中に発見することであり、叉劣悪な労働市場状況での行動をなる ベく避けるということである。 叉その他に争議中の賃金領域内の経済的景気の良悪及び労働争議処置で覆われる領域内の失業者の数の考察を行 う べ き で あ る 。 5 機構的分析 労働争議処置に被われた全企業の組織関係が良いか悪るいか、叉労働組合に友好的か敵対的であ るかどうかによって、 ストは有利となり、叉不利となる。 イ スト参加の全労働者が同一労働組合の下に組織されているとき、全参加者は指導部に従い、なされる準備と 労 働 争 議 戦 術 論 三四五

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東 洋 法 学 一 四 六 処置の無条件な必要性に納得して初めて、行動の効果的終結を期待しうるだろう。だが参加者が幾多の労働組合 機構に分散しているときは、全く状況は不利となる。この場合、参加労働組合を先ず共通の統一戦線に置こうと する試みがなされる。その場合には参加企組合の労働者良識が前提となる。 ロ未組織労働者の百分率が、ストの際大きければ大きい程、組織化の見込が悪ければ悪い程、叉組織者を凌駕 すればする程争議を開始する見込はなくなる。 ハ協約締結の能力を有しない組織(黄色組織り

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﹀は、労働組合の争議処置実施に際 して特別な危険を伴なうものである。この組織に対立する労働組合が強力であり、好戦的であるかに応じて、或 は黄色組織の属する協約︿賃金﹀領域の経済的社会的状況が有利な態様を示しているかどうかに応じてこの危険 もその程度が変化するのである。黄色組織は労働組合敵対的な、叉企業家友好的な立場と支持によって、積極的 な賃金及び社会政策上の発展を妨害することになる。その上にこの組織は組織的という点でも叉経済的対決とい う面でも、決定的な機能を有しないのである。 以上の如き前提ハ心理的、物質的﹀が在在し、 諸状況(政治的、経済的、機能的﹀の分析の結果が有利と判断された 場合始めて、行動の準備がなされ、労働争議処置(特にストライキ﹀が開始される 6 争議処置の準備 イ争議の準備は戦術上、呼びかけられた労働者団体の、少くとも七五パーセント以上の賛成が竪まれる(労組 法第五条二項八号では、選出された代議員の直接無記名投壊によって、その過半数の賛成があれば、争議行為を開始する事が できると規定されているが)。だが大組合及び組合連合体ではこの賛成をうるのは手続上も又時間的にも甚だ困難で

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ある故に、代議員の決議でもってスト指令を発するのが通常である。 それ故に決議は慎重を必要とする重大な決意でなされ、決議は全参加者に厳密な連帯を義務づけ、参加者の共 属感情が争議への絶対的準備と結合する場合のみ効呆的な争議のための決定的な前提となるのである。 労使対決が長期にわたるとき、この心理的な機能(共属感情)は残念ながらも否定的なものと変るのである。 物質的に従属し、損害を直接に蒙る家族構成員は長期の争議継続に際して、罷業団の前線の無力さに意識的より はむしろ無意識的に貢献している(日銅室蘭争議では、子供達の行動が非常に役立ったと言われる。戦後労働争議実態調 査 第 六 巻 ) . ロ争議の準備に争議目的の設定は属する。目的設定は一定の賃金、社会政策上の結果の確認である。 攻撃行為に際しては、賃金政策上の要請が問題となる場合、その所与の経済的必然性に対応するものである。 防禦行為に際しては、その目的は一般に最初から確定している。大抵現在の状況の維持・改善或は労働組合及び 労働者を弾圧しようとする処置に対する反撃が目的として問題となる。労働組合機構が争議を決議する場合に は、参加者が意図された行動の諸動機を明白に見聞し、争議目標がどんな事情のもとでも達成されるということ を参加者に納得されるものであるということが十分に配慮されねばならない。意図された目的の正確な表明は、 開始される労働争議処置の成功のために逢に必要な前提である。 争議が決議される場合、争議目的はその輪郭を画かれ組織的な準備が最終的に開始される。この段階では最 早後退は許されない。査し組合の決議及び指令は社会的敵対者に争議行為が実施される事に疑問を抱かせない最 終的行為であり、争議行為開始のための最後的処置であるからだ。この段階に達した場合、そこには力の配置の J、、 労 働 争 議 戦 術 論 一 一 ↓ 四 七

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東 洋 法 ρ地 寸ー 一 一 一 四 八 決定が残されている。だが組合の意思を維持しようとする力は、攻撃への強固な不屈な意思を有することなくし て、その力を動員することは許きれない。動員されたカの一部が、攻撃行為なくして消滅する如き損失は評価す る に 足 ら な い 。 使用者によって、労働者のかかげた要求の決定的部分の承認があれば、開始した処置の中止が必要となってく る。スト施行の形式は行動の準備と結びつき、法律及び協定に従わねばならない。

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スト管理ストライキ管理部は最良の信頼しうる労働組合員によって構成される(組合代議員に限らず、 合員中から選出される﹀。その組合員は争議行為の指導を引受け、闘争本部

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官 。 ﹀ を 設 置 し 、 一 般 組 争議行為に関す る書類を保管する。 スト管理の任務はその他に書類の押印・ピケティ Y グ当番の組織化等である。 り、場所的事情に応じてスト領域の通路へも置き、実施中の労働争議処置を就労働希望者に注意する。全労働者に 要求される連帯性に関して、彼等は力を込めて、だが要請される慎みをもって就労希望者に労働者階級の任務のた めに参加し運動に協力するよう勧めようと試みるのである。 現代労働争議においては、民衆も罷業団も間断なく行動の状況等について報告を受ける必要がある。使用者の発 するパンフレットによって行動の結果に影響する様なことを防止し、訂

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しなければならない。かかる敵の報告を 校正する任務は同様にスト管理の範囲に属するものである。故に闘争本部は行動の参謀部であり、心臓であり、叉 脳 髄 と な る 。 ピケはスト中の企業所の前に張 8 行動の場所及び期間 行動開始は慎重なる考察が必要である。次に来る段階として、有利な見込が立ち、成果

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をもって開始し、実施し、叉終了しうるような場所が選択されねばならぬ。だが如何なる場所で行動を開始するか については、余り広範囲な処置が問題とならないような場合に特に熟考されるだろう。場所の選定には、組織的前 提が最良である場所が考えられ、旦又その地域の経済的状況が最悪でないことが要求される。 計画された行動の期聞は、任意にその時期を選ぶことは許されないだろう。絶対的に顧慮を要する種々の状況や 機能に従属する。除雪人夫が夏期スト行為を呼びかけたり、農業労働者が真冬にストを行うことは考えられないだ ろう。叉参加する労働者の立場から時間的に最良の時(就業時間中の職場大会など)を選ぶことが大切である。 f.... の ことは真冬の除雪人夫のスト・収獲時の農業労働者のストについても言える。しかし叉経済的観点から行動の期聞 を顧慮しなければならない。予算決定前のスト、デフレ及びインフレ中のストなどがそれである。 行動の中止 ストライキ行動の終了に当つては、独自の主動権にもとずく個々の企業又は区域を運動から除外し ようとするような可能性を防止するために、争議処置を悉く中止しなければならない。このことは準備された意思の 疏通が直接的に行動開始前に春在するようなときには起りえないだろう。行動を開始した組合及び労働者は悉く一斉 に中止しなければならない。 スト目的が全領域で達成されない様なときは、争議を継続するか、部分的成果で満足するかどうかという(仲裁裁 定案など)労働者の意思が問題となる。行為継続が、争議目的達成を可能ならしめるかどうかの争議の事情と世論と にもとずいて問題視されてくる場合は、部分的成果で満足するのが良策である。 労 働 争 議 戦 術 論 一 一 一 四 九

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労働組合運動の初期においてはしばしば一般的に、現在の様に資金を調達しえなかったが

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そうし ようとすれば、自由意思の寄附金によって資金を徴集する以外ないのだが

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現代の争議では組合員の争議積立金と 上部団体等から資金を徴集し支払われている。 日鋼室蘭争議の﹁生活資金調達計画﹂ 囚 スト手当 東 洋 三 五 O 法 曲ι 寸・ ﹁融資総額は一億五千万円(総評・鉄連・全道労協・道炭労﹀をこえ、資 金カンパは一千三百万円を突破、農民組合の救援米は百二十俵、日教組を中心に各組合からの救援物資は三万佃に達 し た 。 ﹂ と あ る 。 で は 棄や子供に対するすなわち家族構成員に対するスト中の生活栴助金が支払われる。この額は規約上規定されるのが 普 通 で あ る 。 先述の﹁生活資金調達計画﹂では、組合員二戸当り(平均家族構成五・一八人として﹀の供給高を、 三、八一二円五

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銭 主 調味品 魚 その他の雑貨 食 類 六二六円二六銭 一、六三五円七

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銭 入、ニ七四円七二銭 計 合 と 規 制 し て い た ( 戦 後 労 争 実 調 第 六 巻 一 三 八 頁 ) 。 入、二七四円七二銭 その他のあらゆる労働争議処置に際して、労働組合は同様に相当な資金を徴集し、組合員に支払い、争議中の苦悩 の一部でも除外するように努力しなければならない。

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てjミ ストライキは労働組合の争議処置に・おける最後的手段である。この極端なる労働組合の行動は、あらゆる行為白期 待可能性が利用し尽されていないときは決して実施することを許されないだろう。他の方法が最早残されていない場 合初めて、ストライキが最後的決定的な労働組合の争議手段として現われるのである。 而もストライキは鋭利な双方にとって危険な武器である。それ故に、その発動は、ストライキのあらゆる附随情況 の慎重なる顧慮の下で最も綿密な準備を必要とする。ストライキが破壊する組織上の損害を再び除去し、再建するこ とは非常に困難なことである。最後的手段を行使しなければならないとする労働組合は、すべてここに確立される原 則を顧慮することによってのみ秩序づけられるのである。 以前の叉最近の最小限の争議行為も叉企画的闘争行為をも分析し、その闘争の起源を明確にし、その経過及び目的 を明確にすることが試みられなければならない。ストライキの歴史は多くの重要な認識をもたらすであろう。 そこに発展して来たストライキの戦術戦略が、どんな場合でも正しいか叉適用されうるかの問題が残る。之等の戦 術戦略論は、初期の叉近代の大きな社会的対決の調査の結果である。その対決では、全く顧慮されないか、 一 部 で は 慎重な準備がなされていなかった。そこには、部分的にはストライキの歴史的認識によらずして行われていたという ところに欠陥があったのである。 社会的対決のもとでは戦術戦略の現代的観点が確認されると同様に、この適用が試みられなければならない。ここ に得られる成果をもって将来に対処しなければならない。 労 働 争 議 戦 術 論 三 五 一

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Taktik und Strategie 1952. 訟重量串櫨罵桝司目!謹「窓越訟軍事鱗剖〈種馬開

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l-i(網 Nipperdey-Hueck. Lehrbuch des Arbeitsrechts Bd. 1. ][. 195 1. A. Austin; The Labour Story 1954. Gelenn W. Miller; American Labour and Government 1948. ~寧弱者j.~~寝(訟題鎖粧組〉織 11]網, i 訟軍司ト鰹」 4く同'~匿擢「道奇麗 E 盟Al訟重量鈍」紙 11]網「訟重量J$鱗Al串幡鍵」 陪鮒, 11-~寝(むj.糧需思惑 i回) i 訟電灘斗」 111¥ 司 11

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