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平成23年度地域連携フォーラム概要報告(H23.11.23開催) 地域連携活動|旭川校|国立大学法人 北海道教育大学

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年 度 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

地域連携フォーラム概要報告

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: 20- 17 :

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於 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

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教 室

北海道教育大学畑川校地域連携フォーラム実行委員会

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: 20- 17 :

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於 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

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教 室

目 之 史

口 開 会 挨 拶

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北 海 道 教 育 大 学 副 学 長

八 重 樫 良 二

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旭 川 市 教 育 委 員 会 教 育 長

小 池 語 朗

口講演

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「地域での学生の学び」

旭 川 医 科 大 学 教 授

吉 田 貴 彦

口 学 生 に よ る 体 験 報 告

… …

1

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1

旭 川 市 と の 「 学 生 ボ ラ ン テ ィ ア 派 遣 事 業 」 の 取 り 組 み

1

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北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

4

山本宗明

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2

北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

4

泉 谷 有 咲

2

北 海 道 立 旭 川 美 術 館 等 と の 「 旭 川 地 域 連 携 ア ー ト プ ロ ジ ェ ク ト 」 の 取 り 組 み

2 -

1

北 海 道 教 育 大 学 大 学 院

1

近 藤 実 有 紀

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2

北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

2

年 吉 成 茜

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北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

2

井 上 愛 美

3

質 疑 応 答

口 パ ネ ル デ ィ ス 力 ッ シ ョ ン

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コ ー デ ィ ネ ー タ ー 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 教 授

笠 井 稔 雄

パ ネ リ ス ト

旭 川 医 科 大 学 教 授

吉 田 貴 彦

旭 川 市 立 青 雲 小 学 校 校 長

小 谷 要 次

旭 川 市 立 北 星 中 学 校 校 長

鷲 見 信 夫

北 海 道 立 旭 川 美 術 館 学 芸 課 長

井 内 佳 津 恵

口 お わ り に ・ …

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口 ア ン ケ ー ト 結 果

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口 附 録

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旭 川 市 立 光 陽 中 学 校 教 諭

吉 野 法 行

北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 准 教 授

小 出 高 義

(3)

開会挨拶

1

北 海 道 教 育 大 学 副 学 長

八 重 樫 良 二

本 日 は お 忙 し い 中 , ご 参 加 く だ さ り あ り が と う ご ざいます。副学長をつとめております八重樫です。 私 ど も 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 は 道 北 地 域 に お け る 高 等 教 育 機 関 と し て , 各 地 域 の 方 々 と 連 携 し て 様 々 な 教育支援活動への取り組みを行っているところです。 このことについて平素より地域の皆様からのご協力 をいただいていることに感謝致しております。

とはいえ,関係者以外の方が大学の活動の実際を 知っていただける機会は少な く, 昨年はじめて,学 外 の 方 々 に も 関 心 を も っ て い た だ け る よ う 地 域 連 携 フォーラムを開催させていただきました。昨年は「旭 川│ 市との学生ボランティア派遣事業」と「枝幸町と の大学生フレンド、シップ事業」の2つ の 事 例 を 紹 介

した後に,教育現場,行政,大学の3 者の立場の方々 からパネノレデ、イスションを通して,その実際につい てお話いただきました。

2回 目 と な る 今 回 は こ れ ら 地 域 連 携 に 関 わ る 関 係 者 そ れ ぞ れ の 立 場 の 違 い に よ っ て , ど ういった役割 を期待しているのか,また期待されていると受けと め て い る か な ど 関 係 者 互 い の 役 割 に つ い て , そ の 認 識 を 深 め た い と 思 い ま し た 。そこで 昨年同様 ,事例 紹 介 さ せ て い た だ くとともに ,その活動を担った学 生 の 立 場 を 糸 口 と し て , 改 め て 地 域 連 携 の 意 義 と 望 まれるその在り方3 課題など、について考えてみたい と思っております。

地域支援については近年,学生が自主的なボラ ン ティアの形で行うケースが随分と増えております。 また教員の主導のもとゼミナーノレに所属する学生達 がその専門性を生かす形で地域支援活動に参加する といった形も多くみられます。

もちろん学生のボランティア精神が参加のモチベ ーショ ンとなっていることは 言 う ま で も あ り ま せ ん が , 支 援 を 担 う 学 生 か ら は そ の 参 加 体 験 が 自 身 の 成 長 に 多 い に 寄 与 し た と の 感 想、が よ く聞 か れ ま す。つ ま り は 大 学 を 離 れ て , 子 ど も や 大 人 ま で を 含 め て他 の 人 と の 関 わ り が 人 格 形 成 に 有 益 で あ り , 地 域 住 民 としての社会性を身につける事に役立つなど,学生 にとって勉強す る場とも なっているという訳です。

最 近 の 中 央 教 育 審 議 会 で の 議 論 を 見 て い ま す と 教 職を目指す人材養成について,コミュニケーショ ン 能 力 を は じ め 教 育 指 導 者 と し て の 資 質 向 上 , と り わ け 地 域 社 会 の 中 で リ ー ダ ー 的 役 目 を 果 た す 人 材 の 育 成 が求められているように 思います。こうした力 を 学 生 に 身 に つ け て も ら う た め に は , 地 域 連 携 を 通 し て 大 学 と 地 域 が 互 い の 立 場 を 伝 え 合 い , よ り 良 い 理 解 の も と で 互 い に 協 力 し て い く こ と が 大 変 , 有 益 で あ ろ う と 思 っ て お り ま す 。 今 回 の フ ォ ー ラ ム は 大 学 と地域が連携を深める上で,その重要な担い手であ る学生にスポットをあてて企画しました。

そ う し た 訳 で 今 日 は 最 初 に , 地 域 活 動 に 見 識 の 深

い 旭 川 医 科 大 学 教 授 の 吉 田 先 生 に 「 地 域 で の 学 生 の 学び」に ついての講演をお願 い 致 し ま し た 。そ して 昨年に引き続き「旭川市との学生ボラ ンティア派遣 事業」に ついて,そして 新たに「美術館を フィール ドとした連携」について,それぞれ活動に 参加した 学 生 達 か ら 体 験 報 告 を し て も ら う 予 定 で す。 一方は 学校現場を フィ ーノレドとし, もう一方は美術館とい う社会教育施設をフィーノレドとした地域連携ですの で,ボラ ンティア活動で あっても随分と違う活動内 容が報告されるものと思います。

そして後半のパネノレディスカッションにおいて, その2 つの事例 に 関 わ っ た 学 外 の 関係者の方 々,先 生 方 か ら も そ の 内 容 や 感 想 に つ い てお 話をしていた だ く 予 定 で す 。 大 変3 長 時 間 に 渡 る プ ロ グ ラ ム と な っておりますが,ご都合の許す限りご参加いただけ ましたら,と願っております。

また本日,報告される 2つ の 事 例 以 外 に も 旭 川 校 で は 様 々 な 連 携 活 動 を 行 っ て い ま す 。 旭 川 校 の 先 生 方 の ご 協 力 を い た だ い て 地 域 連 携 報 告 事 例 集 と 言 え る冊子 を作 成 致 し ま し た 。 ご 一 読 い た だ け ま す と 幸 い で す 。 こ の 冊 子 と と も に フ ォ ー ラ ム を 通 し て 大 学 の 地 域 へ の 支 援 活動について皆様の関心が深まるこ

とを願っております。

(4)

小池語朗

本日はどうぞよろしく御願いします。 みなさん こんにちは。昨年に引き続き,この教育大学旭川校 で行われている地域連携フォーラムに参加させてい ただきました。まずは,第2回目の開催を心からお 喜び申し上げたいと存じます。現代の教育発展のた めに平成

17

年度から始まっております,学生ボラ ンティア,こういった取り組みにも大変,大きな協 力 を 頂 戴 し て お り ま す。 学校全体でも大変に助かっ ている,そういった期待もございます。改めてその 点についても,お礼を申し上げたいと存じますし, また,本市の教育は当然のことながら,東北,ある いは全道,また全国に向けて,この大学から卒業さ れた教職員の皆さんがそれぞれの立場で,大変なご 努力をされて,様々な成功をされているとお伺いし ております。昨今の話で申し上げますと,旭川校は

5つのキャンパスの中でも常にトップクラスの教職 員の合格率を残していますが,それらも全て,こう いったボランティア活動や日々の学校内での取り組 みの結果の表れであると,心から敬意を表します。

旭 川 市 教 育 委 員 会

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大学の役割とは,本来当然ですが教育の研究にあ ると思いますが,現在,大学どはその地域にあるだ けの存在ではなく,地域とともにあるということが 求められています 。 大学関係者の皆さんが地域の皆

さんと共にあることが大切なのです。

(5)

北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 地 域 連 携 フ ォ ー ラ ム 講 演

一 一 地 域 で の 学 生 の 学 び 一 一

旭 川 医 科 大 学 医 学 部 健 康 科 学 講 座 教 授 吉 田 貴 彦

私 た ち は 人 間 で す 。 人 聞 は 生 物 で す 。 た だ ど こ が 違うかと言うと, I霊J を持つことが他の生物との違 い で あ り ま す 。 人 間 は 肉 体 ・ 精 神 ・ 社 会 的 の3 つを 揃 え て , 健 康 と い う こ と に な り ま す が 霊 」 と い う 部分も入るのではなし、かという議論が

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でもされ て い ま す 。 で は , 人 は 何 を 目 的 と し て 生 き て い る の かということですが,生物学的に考えると,子孫を 残 し て , 次 世 代 に 繋 が っ て い く こ と で す 。 そ の た め に は 生 ま れ な け れ ば な ら な い が , た だ し こ れ に 関 し ては自分の意志は全く働きません。その次には生き 残 ら な け れ ば な ら な い , そ し て 次 世 代 を 残 す た め に 人間であれば,配偶者に恵まれなければならない。 この過程を経ることによって次世代を残すことが出 来るわけです。それ以外は私たちの意思がかかわっ て く る こ と な の で す が , 生 き る と い う こ と は , 自 立 す る ま で は 親 に 依 存 し , 自 立 後 は 自 己 の 努 力 に お け る生存にかかわってきます。

で は 学 習 と い う 言 葉 に つ い て で す が , 生 物 学 的 レベノレまで下げて考えると,生きることが一番大事 な学習であると思います。その中で人間らしく生き る力を育むこと,生きる術の中では生活の糧を得る ということが一番大事です。経験を通じて,その経 験に関連した知識や技術を獲得することであります。 社 会 的 に 見 る な ら ば , 人 聞 社 会 が 成 り 立 つ よ う に3

役割分担を担うための準備,これが学習であります。 職 業 ・ 専 門 性 を 発 揮 す る た め に 必 要 な 知 識 ・ 技 術 を 習 得 す る こ と で も あ り ま す 。 そ の 私 た ち が 生 き て い く場はどこかというと,人間の社会であり地域であ ることは誰も異存がないということになります。次 に学習と教育についてですが,対となっていること であって,習う仰

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からは学習であり,教える仰

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から は教育ということになると思います。もともとあっ た の は 個 々 が 主 体 と な る 学 習 で あ り ま す が , 教 育 が そ の 後 で て き た の は , 人 聞 が 集 団 生 活 を 営 む よ う に な っ て き て か ら で す 。 人 聞 が 集 団 生 活 を し な い 生 物 種であったら,自分で学習していくことが大事です。 しかし,人聞は分業で集団生活を営むようになり, 個人で学習を作り上げることが難しくなったため, 各分野のプロフェッショナノレがで、きてきます。例え ば農業ですが,昔は自分で、肉や木の実を採って食べ なければならなかったが, 日本人は農業社会を形成 し集団生活を始めたため,農耕の専門家ができたわ けです。それと同じように考えていきますと,人が よりよく生きて3 それによって社会が発展するよう に人が持つ能力を引き出したり,新たに身につけさ せる活動の中で教育としづ活動が,ひとつの事業と

して始まったと言えるわけです。

そ れ で は , 人 材 の 育 成 で す と か , 学 生 の 教 育 は 誰 が 担 う べ き か と い う こ と で す が , 生 物 界 で 自 立 前 の 世 代 を 育 て る の は 親 ・ 兄 弟 ・ 群 れ の 役 割 が 大 き い の で す 。 と こ ろ が 私 た ち 人 聞 社 会 の 中 で は , 家 族 ・ 地

3

域 住 民 に も そ の 役 割 が あ り , 学 校 の 先 生 だ け が 教 育 をするものではないということがわかってきます。 教 師 と い う の は 人 聞 社 会 の 中 で 考 え る と 専 門 職 で あ

ると言えます。

では,学生がコミュニティの中で学習するという ことはどういうことなのかというと,卒業後に活動 を す る う え で 実 用 的 な 知 識 ・ 技 術 を 身 に つ け る 実 践 的 な 練 習 ・ 経 験 の 場 と な り ま す 。 教 師 に な る 方 , そ れ以外の職に就く方もいると思いますが, 般人と し て 社 会 で 生 活 す る わ け で す 。 そ の よ う な 中 で 社 会 ・ 人 々 と か か わ っ て い く 上 で , 実 用 的 な 知 識 ・ 技 術 を 身 に つ け る た め の 練 習 経 験 を 含 み ま す 。 社 会 の 中 で は 生 産 活 動 と い う 部 分 も あ り ま す が , 社 会 活 動 の実践の場の中で,専門性を持ち活動する場であり, 同時に社会の一員として事業にかかわる場であると 思います。そのサービスの提供する対象は,社会・ 人 々 で あ り , 事 業 に 携 わ っ て い る 仲 間 も ま た 社 会 の 一 員 , と い う こ と か ら 人 間 の 社 会 集 団 生 活 を し て い る以上,私たちは社会とかかわらなければならない, その社会の中で自分たちが勉強することがどういう 意味か考えてし、かなければならないと思います。

2 0 0 8年 5月 2 6 日に,旭川│ ウェルビーイング・コ

ンソーシアムが設立されています。旭川エリアの4

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大きな特徴がし、くつかあります。 1つ目に健康の保 持・増進を支える地域資源を活用するということ,

2つ目に地域コミュニティの教育に対する参画を得 ていくことであります。エリアが有する豊かな自然 環境,森林,温泉,安心安全な農畜産物等の健康保 養 資 源 を 基 盤 と し て , 地 域 資 源 に 根 ざ し た 居 住 ・ 生 活環境,農畜産・食品加工製造,健康保養・観光等 の産業を中心とした産業界との協働と,圏域住民と 行政の自主的・積極的な参加のもとに,医療機関が 集積する旭川│ の地域優位性を活用し,旭川医科大学 をはじめとする高等教育機関・公設研究機関等を中 心としたコンソーシアムを形成し,科学的エビテン スに基づいた取組みを継続的に実践することにより, 圏域住民の身体的・精神的・社会的な健康( ウェノレ

ビーイング) を達成するとともに旭川の教育・地域 振興を図ることを目指しています。地域内での異分 野連携 6 つの大学が組むことによって総合大学並 みの力が発揮できるだろうと,異分野連携型のプロ ジェクトの学習を実践してい くことが進められてい ます。ここで,地域コミュニティ の場での教育を私 なりに2 つに分けて考えてみました。 1 つ目はイン ターンシップ 2 つ 目は フィ ーノレドワー クです。イ ンターン シップというのは,大学や企業,地域と連 携した専門的な教育の部分です。ここでは専ら専門 人材教育が作られていくのだと思います。一方フィ ールドワークとは,地域・現場内での体験型学習と なります。目的は,社会人基礎力を持つ人材を育成 す る こ と だ と 思 い ま す 。 こ の 中 で は , 教 育 者 は 地 域 住 民 や 経 営 者 で あ り ま す 。 目 的 は , そ の 場 で 活 動 す ることによって,地域にある課題を見つけて解決し ていく能力をつけることです。

ここで,コンソーシアム発足にあたり参考にした 地域についてお話します。ポートランドという街は, アメリカでも最も市民参加の盛んな街であります。

ともと高速道路があったところを,憩いの場にしよ うとしたこと,駐車場があったところを劇場のよう なものにして,みんなが集まって討論できるような 場になっています。公共交通機関も改良が進んでい まして,利用促進のため,路面電車など市内を走っ ているものには無料で乗り降りできます。なおかっ 人 に 優 し い と い う こ と を 徹 底 し て い ま し て , 歩 く 方・車いすの方も含めて,移動しやすいようになっ ています。この中でコミュニティウエストラーニン グというものが進められています。これは, 1 . 2 ・

3 年で社会とかかわりをもった学祭的なプログラム があって,さらに4年でキャップストーンというプ ログラムが進んでいます。これは大学生に 社会の中 で実際に働いて,人と協力していく能力や技術を得 る経験の場としてつくられたものです。先程示しま したように,ポートランドが成功してきた歴史を継 承するようなもの,そのような学生を育てて,地域 に返していきたいというもので進められています。 例を挙げますと,小学校高学年に対する放課後の補 習授業, 日雇い労働者への 給食の支援 ,女 性刑務所 に入って学生が一緒に授業を受ける等,大学で勉強 するよりはるかに面白いという学生もいます。また, 一つの例として,コンソーシアムの学生と昨年小樽 商大に行ってきました。そこでは小樽市の行政と地 域が協力して行っている学生のプログラム,ウエス トラーニングとフィールド活動が行われていました。 まじぷろという組織でして,スイーツ・観光ガイド ブックを作る,歴史の絵本を作る等,市からの提起 で,学生が自分たちが選んだものについて活動して いました。

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とは,住民が参加することです。住民自らが地域の 課題を考え,解決に向けた努力をしてし、く活動をす ることによって,地域を担える人材が育っていくと い う よ う な こ と が 言 え る と 思 い ま す 。 そ の た め に は 地 域 ・ 行 政 の 支 援 が 必 要 だ と 思 い ま す 。 学 生 が 大 学 の 中 だ け で は な く , 地 域 に 出 て , 講 師 役 と し て 地 域 住 民 が か か わ る こ と で モ チ ベ ー シ ョ ン が 高 い 学 習 効 果として地域技術の実践的能力の向上,多様な人々 とのふれあいというものが,地域貢献をする学生と して輩出されるのであれば,さらにモチベーション

5

の高い地域住民になります。そうすると地域コ ミュ ニティ全体が,活性化します。その中で、育った新た な学生が,またモチベーションの高い地域住民にな ると,相乗効果があります。これが,学生が地域で 学習することの一番大事な部分ではなし、かと思いま す 。 こ の よ う な 地 域 の 中 で , 教 員 だ け で な く 学 生 を 含 め て 交 流 す る こ と に よ っ て , 活 力 の あ る 街 も 創 造

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講 演 に つ い て の 質 疑 応 答

笠井: ご質問などありましたらし、かがでしょうか。

質問者: はしつくすの活動によって身につく能力は, 医者を目指す学生にはどのようにし、かされていくの

カミ。

吉田: 医科大学が1番,専門性に関係ないことをし ています。ですが,医学部だけでまとまっています と 一 般 の 市 民 が ど う 考 え て い る か , と か 専 門 的 ば

かりになるのを絶対に避けたいと思っていいます。 学生のうちにいろんな方と触れ合って,地域の方が

どういうことを考えているか,その地域の中にもど うしづ生活や環境があるのかということから3 健 康

に関する見方もできるようになりますので,幅の広 い学生になって欲しいというのが 1番の願いであり ます。特に学生同士で,多様な考えをする学生と触 れ合っていますと,仲間意識も高まります。地域と 触れるところまでし、かなくても,学生同士が触れ合

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北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 地 域 連 携 フ ォ ー ラ ム 学 生 に よ る 体 験 報 告

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旭川市との「学生ボランティア派遣事業」

の取り組み

1 - 1

北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校

4

年 山本宗明 私は, 2 年 生 の 春 に , 心 理 学 の 勉 強 に つ い て 実 践 で生かしてみなし、かという先生の提案が発端で,ボ ランティアに参加することとなりました 。 実際に教 育 現 場 に 行 っ て み る と , 右 往 左 往 し て し ま い , 心 理 学 の 実 践 ど こ ろ で は あ り ま せ ん で し た 。 教育実習も 終 え て い な か っ た 私 に と っ て は 初 め て の 教 育 現 場 で あ り , 人 生 で 初 め て 私 を 「 先 生 」 と 呼 ん で くれたの が配属学級の子どもたちです。

私 が 日 ご ろ か ら 心 掛 け て い る こ と は 私 の 役 割 で あ る 学 習 の 支 援 を 適 切 に 行 う こ と と , そ の 支 援 の 根 底 に な る 子 ど も た ち と の 関 係 を 大 切 に す る こ と で す。 学 習 支 援 を 通 し て 学 ん だ こ と は , チ ー ム ・ テ ィ ー チ ン グ の 果 た す 役 割 仁 そ れ に よ り 子 ど も た ち の 「 成 功j を賞賛・承認する機会を多 く持 っ て い る こ と で す。「できたj と感じる瞬間は子どもたち一人一人に よって違うものであり,その瞬間を共有できたとき, 子 ど も た ち は 私 に と て も い い 顔 を 向 け て く れ ま す。 ま た , 授 業 時 間 内 外 を 問 わ ず 「 で き たJ ことを私に 教えて くるときもとてもいい顔で内容を報告してく れ ま す。 複 数 の 教 師 が 教 室 に い る と い う こ と は そ の

「成功の賞賛J と「努力の承認」をより多くするこ とができ,それは子どもたちの 自信 と 意 欲 の 源 に な って くれると感じました。

また,私にとって子どもたちとの信頼関係を築く 一番の時間は休み時間です。 2 年 半 の 休 み 時 間 を 共 有 す る 中 で , 子 ど も た ち の 社 会 性 の 成 長 の 過 程 を 学 ぶことができました。

休 み 時 間 の た び に 何 か と 言 い 争 い 涙 を 流 し て い た 子どもたちが,何かトラブノレがあっても小さなもの は自分たちで納得し,解決できるようになりました。 そ ん な 姿 を 見 る と , 子 ど も た ち の 成 長 と 変 容 を 感 じ ずにはいられません。

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活動を通し,子どもたちのために自分に何ができ るだろうということを必死に考えて活動をしてきま した。支援を要する児童への指導補助という自分に 与えられた役割を果たすためにしてきた支援が,

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計なもの」になってはいなし、かと考えることがあり ま す 。 私 が 支 援 を す る こ と で 子 ど も た ち の 成 長 の 機 会 を 奪 っ て し ま っ て は い な い か , 担 任 の 先 生 が 期 待 す る 支 援 や 行 動 が で き て い る の か , 本 当 に 必 要 な 支 援 ・ 子 ど も た ち と 先 生 に 求 め ら れ て い る 支 援 を 行 え るようになることが課題であり目標の

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つでもあり ます。

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2

社 会 教 育 専 攻

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年 泉 谷 有 咲

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学生ボランティア活動に参加してJ " - '

l 活動内容

北星中学校で,中学1年 生 を 対 象 と し た 放 課 後 学 習 指 導 の 補 助 を 行 い ま し た 。 具 体 的 に は , テ ス ト 前 の時期に,放課後の約1時間,主に英語や数学につ ま ず き を 感 じ て い る 生 徒 を 対 象 に , プ リ ン ト の 丸 付 けや , 机 間 指 導 を 含 め て 個 別 の 学 習 指 導 を 行 い ま し た。

2ボラ ンティア活動から学んだこと

ボラ ンティアを通して,子どもの学ぶ意欲の大き さを感じました。放課後学習にやってくる子どもた ち は , 学 習 に つ ま ず き を 感 じ , 勉 強 が 苦 手 だ ・ 嫌 い だ と 思 い な が ら も , 放 課 後 の 自 分 の 時 間 を 削 っ て 課 題 に 取 り 組 ん で い ま し た 。 私 自 身 1 時間は短いと 感 じ て い ま し た が , 子 ど も た ち に と っ て は 貴 重 な 1

時 間 で あ る と い う こ と を 考 え さ せ ら れ , 私 自 身 も ボ ランティア活動に対する意識が変わりました 。 放 課 後学習に 来 ることを楽しいと思って くれたらと思い, 生徒とのコ ミュニケーションを心がけながら活動を 行いました。

ま た , 指 導 方 法 に つ い て , 個 別 指 導 に お け る 生 徒 と の 関 わ り 方 , 生 徒 の 気 持 ち に 立 っ た 指 導 の 重 要 性 を再認 識 さ せ ら れ ま し た。私 は 今 ま で 机 問 指 導 は 一 人 ひ と り を 見 回 っ て コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョンをとりなが ら指導にあたっており,自分でもそれが良い や り方 で あ る と 考 え て い ま し た が , 中 に は 「見 て い る と 気 になって解けなしリ,

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先生が見ているから間違える」 という生徒もいて,机問指導は一人ひとりに合った 方法で対応しなければならないと 言 うことを改めて 考えさせられました。

3.課 題

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や充実感を持たせることが必要だと感じたため,生 徒がどこにつまずきを感じているのか,なぜ苦手な のかを把握しなければならないと考えました。

しかし,実際に活動をしてみと 1 時間の中で 子ども一人ひとりの実態を把握しながら距離を縮め ていくことはとても難しく,どこができないのか,

どこができるようになったのかなどを生徒にきちん と伝えてあげることができなかった。そこで,丸つ け の 際 に ょ く で き て る ねJ,[ "頑張ったねj といっ た声がけのほかに,解きなおして合っていたら花丸 やコメントをつけるなどして,間接的にでもコミュ ニケーションをとることを実践しました。後期はこ れを継続し,生徒の実態を見極めながら指導できる

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2

北 海 道 立 旭 川 美 術 館 等 と の 「 旭 川 地 域 連

携アートプロジェクト』の取り組み

2 -

1

大 学 院

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年 近 藤 実 有 紀

一旭川美術館鑑賞フ。ログラムにかかわってー

本 ア ー ト プ ロ ジ ェ ク ト は , 旭 川 市 内 や 周 辺 郡 部 小 中学校の児童生徒を対象とした表現鑑賞フ。ログラム を 開 発 ・ 提 供 す る こ と を 目 的 に , 旭 川 市 教 育 研 究 会 図 画 工 作 美 術 研 究 部 会 , 北 海 道 立 旭 川 美 術 館 , 中 原 悌二郎記念旭川市彫刻美術館,北海道教育大学旭川 校 の4者 連 携 に よ り ス タ ー ト し た も の で す 。 参 加 組 織は,平成22年 度 よ り 旭 川 市 中 学 校 美 術 部 連 絡 協 議 会,平成 23年 度 よ り 旭 川 市 彫 刻 フ ェ ス タ 実 行 委 員 会 を加え,現在6 者 と な っ て い ま す 。 開 発 提 供 さ れ て い る の は , 鑑 賞 教 育 プ ロ グ ラ ム と ワ ー ク シ ョ ッ プ プ ロ グ ラ ム で す 。 鑑 賞 教 育 プ ロ グ ラ ム は , 旭 川 美 術 館 が 所 蔵 す る 作 品 を 対 象 と し た 鑑 賞 プ ロ グ ラ ム と , 彫 刻 美 術 館 が 所 蔵 す る 作 品 の 市 内 小 中 学 校 へ の 貸 し 出 し巡回展を有効活用する出前授業プログラムです。 ワ ー ク シ ョ ッ プ プ ロ グ ラ ム は , 中 原 悌 二 郎 賞 受 賞 作 家 等 , 講 師 を 呼 ん で 行 う も の と , プ ロ ジ ェ ク ト メ ン ノ〈ーがナピゲーターとなって行うものがあります。

今回は上記プログラムの中から,平成23年 度 に 行 わ れ た 旭 川 美 術 館 鑑 賞 プ ロ グ ラ ム に お け る ア ー ト ゲ ー ム の 取 り 組 み に つ い て 報 告 し ま す 。 対 象 と な る 展 覧 会 は 広 島 県 に あ る ウ ッ ド ワ ン 美 術 館 の 収 蔵 品 を 鑑 賞 す る 「 巨 匠 た ち の 饗 宴」展です。旭川美術館鑑賞 プログラムは,主に対話を中心としたギャラリート ー ク , 展 示 作 品 を 用 い て 行 う ア ー ト ゲ ー ム , 自 由 鑑 賞 の3 つの内容があり,この中のアートゲームは, 美 術 作 品 鑑 賞 の入り口として,分かりやすく,楽し

め る も の を 提 供 し た い と い う こ と を 念 頭 に , 学 生 が 主体となって企画・運営を行ってきました。今回は,

「特命ウッドワン捜査一課J とし、うアートゲームを 企 画 し , 参 加 し た 旭 川 市 内 ・ 近 郊 の 中 学 校 美 術 部 の 皆 さ ん に 提 供 さ せ て 頂 い き ま し た 。 こ れ は , 捜 査 手 帳 を 模 し た ワ ー ク シ ー ト を 用 い て , 参 加 者 自 身 が じ っくり作品と向き合い,その作品の特徴や気になる ところなどを 手 がかりに,思いを巡らせ,何かを感 じて行けるような内容となっている。当日は 19 校の 中学校,計262名 の 美 術 部 員 が 参 加 し て ア ー ト ゲ ー ムを楽しんで頂けました。

この企画に参加して学んだことは,まず,鑑賞の 機 会 を 子 ど も に 提 供 し て い く こ と の 重 要 性 と 有 効 性 で す 。 今 回 の ア ー ト ゲ ー ム を 通 し て , 子 ど も た ち は 作 品 の 魅 力 を 見 い だ し , そ れ を 自 分 な り に 深 く 解 釈 で き る こ と を 改 め て 感 じ ま し た 。 ま た , こ の プ ロ ジ ェクトも3 年 固 と な り , 継 続 し て 参 加 し て い る 子 ど

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もの姿から,鑑賞の経験の積み重ねによって,作品 の見方や感じ方が深まっていくことも見受けられま

した。

次 に , ス タ ッ フ 同 士 の 連 携 の 大 切 さ で す 。 今 回 の ア ー ト ゲ ー ム の 案 を 練 る に あ た り , 旭 川 美 術 館 学 芸 員 , 中 学 校 美 術 科 教 員 , 大 学 教 員 の 方 々 に は 多 く の 助 言 を 頂 い た 。 今 回 の よ う に 他 機 関 同 士 が 連 携 し て 行う企画では,自分とは異なる視点、の意見を多く取 り込むことができ,それにより企画の質が深まるこ とを実感しました。

最 後 に , 中 学 生 と 美 術 館 , そ し て 地 域 住 民 と の 関 わ り の 可 能 性 に つ い て で あ る 。 当 日 は , 通 常 の 開 館 日同様,美術館には多くの一般の方々も来館し,自 然 に 中 学 生 と ギ ャ ラ リ ー ト ー ク に 参 加 す る 様 子 が み

られました。これは,最初から設定していたことで はないが,子どもたちにとっても「地域連携」プロ ジェクトとしても,よい状態だったと考えます。

課 題 と し て は , ま ず , 鑑 賞 の 質 と ゲ ー ム 性 の バ ラ ン ス の 難 し さ が 挙 げ ら れ ま す 。 今 回 の ア ー ト ゲ ー ム は , 作 品 を じ っ く り 鑑 賞 す る き っ か け と し て は よ か っ た が 楽 し し 、J I興 味 が わ く 」 と い っ た ゲ ー ム 性 が薄れたのではなし、かという課題があります。今回 の よ う に , 作 品 を 深 く 鑑 賞 で き る よ う な 要 素 と 同 時 に,アートゲームでは,やはり子どもの「やりたい! J

「鑑賞したい! J という内発的動機につながる魅力 を備えることが必要だと考えます。

次に,今回のアートゲームは, 主 に個人で行う活 動だ、ったが,参加中学生を対象に行ったアンケート に も っ と 他 校 の 部 員 と 交 流 し た か っ た 」 と い う 意 見 も あ り , 今 後 は 他 校 の 参 加 者 同 士 が 関 わ り あ え る ような要素を組み込んだ内容も検討することが望ま しいと考えます。

2 -

2

学 部

2

年 井 上 愛 美 ・ 吉 成 茜

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l . 活動の概要について

私たちは,地域連携ア←トプロジェクトの一環と して 7月 30,31 日に行われた造形まつりの企画・ 運営に携わりました。造形まつりとは,ものをつく ることの楽しさ,表現することの喜びを実感できる 多 様 な 造 形 ワ ー ク シ ョ ッ プ を 通 し て , 積 極 的 に 造 形 表 現 に 親 し も う と す る 参 加 者 の 意 識 を 高 め , 芸 術 文 化 へ の 関 心 を 喚 起 す る と い う ね ら い の も と , 旭 川 市 教 育 研 究 会 図 面 工 作 美 術 研 究 部 会 , 北 海 道 立 旭 川 美 術 館 , 中 原 悌 二 朗 記 念 旭 川 市 彫 刻 美 術 館 , 北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 , 旭 川 市 彫 刻 フ ェ ス タ 実 行 委 員 会 が 連 携し,市民を対象に実施されたワークショ ッププロ

グ ラ ム で す。会 場 の 旭 川 美 術 館 に は 彫 刻 家 が ナ ビ ゲ ー タ ー を つ と め る 2つのブースが設置されており, 参 加 者 は , 祭 り の 出 庖 感 覚 で さ ま ざ ま な 造 形 体 験 が できるという内容です。初めての開催であったが, 両 日 あ わ せ て2000人 を 超 え る 人 が 訪 れ ま し た 。

2. 学んだこと

普 段 関 わ る 事 の で き な い 中 学 校 の 先 生 や , 学 芸 員 の 方 々 と の 関 わ り を 持 つ こ と の 大 切 さ を 知 る こ と ができました。例えば,制イ乍を千子う際にどのように 子 ど も た ち に 働 き か け る の か , 中 学 校 の 先 生 や 学 芸 員 の 方 々 の 姿 か ら 学 べ た 事 な ど が 挙 げ ら れ ま す。

また,今回は準備不足や対応の遅れもあったた め,準備段階から,本番で起こり得る様々な事態に 対 応 で き る よ う に 見 通 し を た て て 準 備 す る こ と の 大 切 さ を 再 認 識 し ま し た 。

さらに,参加していた家族のすがたから,造形 活 動 通 し て , 家 族 内 で の 交 流 を 深 め る こ と が で き る

ことを 学 びました。

3 課 題

初 開 催 と い う こ と で , 当 日 の 来 場 者 数 を な か な か 予想することができず,会場前から長蛇の列ができ, 通 路 を 塞 い で し ま う と い う こ と が あ り ま し た 。さら に,材料が足りなくなり,予定していた出居時間よ

りも早く閉めることとなってしまいました。 また,作り方の説明 書 を用意し,参加者が自主的 に 活 動 で き る よ う に 準 備 し て い ま し た が ,内 容 が 難 しく,実際に指導するスタッフがもう少し必要だっ た と 感 じ ま し た 。

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北 海 道 教 育 大 学 旭 川 校 地 域 連 携 フ ォ ー ラ ム パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン

一 一 地域 連 携 活 動 に 関 わ る 人 達 の 役 割

・意義・課題一一

旭 川 市 立 青 雲 小 学 校 校 長

小谷要次

みなさまこんにちは。旭川市立青雲小学校の小谷 でございます。どうぞよろしくお願い致します。ご 紹介いただいておりますように,この春から青雲小 学校でお世話になっています。 3 月までは,旭川市 教育委員会の学校教育部で勤務をしておりました。 旭川│ 市と教育大学旭川校が相互協力協定を結び,平 成 17 年 度 の 後 期 か ら大学と旭川市の協力事業の 1 っとして ,旭川校の学生を市内の小中学校に派遣す る 「学生ボランティア 派遣事業」が始まったなと, このように記憶しております。当時私の勤めていま した課は,学生さんを受け入れる側の窓口の業務を 担っていたわけですが,教育実習とは違いまして,

どの程度学生さんが授業の補助に携われるのか。あ るいは,学校のニーズにどの程度答えて頂けるもの なのか。あるいは,事故への対応はどうするのか。 などなど,不安がいくつか当時からあったのですけ れども,いざ始まってみますと,とても助かってい る。これからも継続して欲しいといった,学校現場 からの声が多く 聞かれまして,ほっとしたのを今思 い出しているところでございます。あれから7年目, 今,終わろうとしている時期を迎えていると聞いて おりますが,多くの成果を 上 げている一方で,新た な課題も出てきているのではなし、かなと考えている ところです。今日は3 このフォ ー ラムに参加して,

私自身勉強させて頂きたいと3 このように考えてい るところでございます。

さて,私が勤務する青雲小学校で、は ,今年度の後 期も

20

名 以上の学生ボランティアに協力 いただい ております。市教委を通してのボランティ アが 5 名 で,その他にそれぞれの研究室からボランティアが 17 名参加してくれています。先程学生による体験報 告がありましたが, 山本 宗明君は,実は市教委を通 して私どもの学校で学生ボランティアとして活躍し て頂いている 1人でございます。そこでまず 山本 宗 明君の報告について,私なりに思ったこと感じたこ

とを述べてみたいと思います。なんといいましでも, 同じ学校で同じ子どもたちと 2年間半という長期間 にわたって学習の補助や,休み時間の活動にあたっ てこられたことは, とても意義あるものになってい るなと感じております。それは,本人が報告してお りましたように,子どもの成長に気づくことができ たこと,そして,プロの教師の指導力を目の当たり にできたことなどです。きっと山本君自 身も,知ら ず知らずのうちに 子どもと一緒に成長されて,子ど もたちとの 関わり方や,指導力の向上に役立ったの ではないかなと , このように思う報告でございまし た。

一方,本校の先生方からは,こういう声がありま す。「全体指導の場面で,個別への対応が可能になっ

たJI人との触れ合いを求 めている本校の児童にとっ て,とても良 い存在に なっているJI個別の関わりで, 登校意欲が高まった児童がし、る」あるいは若者な ので,子どもたちと思いつきり遊んでもらい,子ど もたちも大変喜んでいる」などなど高く評価する声 が私どもの職員から聞かれているところでございま す。そして,学習の補助 ・支援を適切に行うことが 役割であると同時に,課題でもあるとの先ほどの報 告の中にありました山本君自身の認識というのは,

とても良く理解できるところでございます。一方で, 学習の補助を適切に行うには, 担任 との連携が必要 なのかなと,そういうった意味ではこの学生 ボラン ティアの派遣 事業の中では担任と前もって調整する 時聞があまり取れていない。これは本校だ けではな いのかな,それが 問題なのかな,ということを思 っ たりもしまして,そのための時間の確保が必要にな るのかなと感じているところでございます。

次に,学生ボランティア派遣事業の意義や役割に ついて ,学校現場で勤務するようになってから今日 まで私なりに考えているところを述べ てみたいと思 います。大学の本来的使命でございま す教育と研究 に加えまして,第3の使命として,地域の教育力の 向上や活性化に 貢 献することを新たな使命として, この学生ボランティア派遣事業を継続されています ことは,大変 意義があると思いますし,地域への貢 献という意味からも大きな役割を果たしているもの と日頃考えているところでございます。特に,学校 関係者はもちろんのこと,今市民の関心が一段と高 まっているところの 「学力の向上j という視点から 本事業をみたとき,学生ボランティアには,大きな 期待が寄せられることと考えているところです。そ れは,きめ細かな個に応じた指導の充実を図ること。 また,児童生徒にとっては. Iわ か っ た ! JIで き た ! J

とし、う成就感や満足感を与えることを可能にするか らであります。

本事業の今後の課題について考えてみたいと思いま すが,私の学校の

4

年 生以 上 .

100

名を少し超える

参照

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