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消防庁関係資料目次 平成 29 年度補正予算及び 30 年度消防庁予算 ( 案 ) の概要 1 平成 30 年度消防庁予算案及び平成 30 年度の消防防災に関する地方財政措置の見通し その他留意事項について 7 消防の広域化及び消防の連携 協力の推進 18 消防本部におけるハラスメント等への対応策

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(1)

消 防 庁 関 係 資 料

平 成 3 0 年 1 月

(2)

消防庁関係資料目次

○平成29年度補正予算及び30年度消防庁予算(案)の概要 ・・・・・ 1 ○平成30年度消防庁予算案及び平成30年度の消防防災に関する地方財政措 置の見通し・その他留意事項について ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 ・消防の広域化及び消防の連携・協力の推進 ・・・・・・・・・・・・・18 ・消防本部におけるハラスメント等への対応策 ・・・・・・・・・・・・20 ・外国人、障害者等からの 119 番通報等への対応 ・・・・・・・・・・・21 ・救急体制の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 ・平成 29 年7月九州北部豪雨災害を踏まえた風水害対策の徹底・・・・・29 ・地域防災力の中核となる消防団及び自主防災組織の充実強化 ・・・・・30 ・消防防災分野における女性の活躍促進 ・・・・・・・・・・・・・・・39 ・災害情報伝達手段の多重化・多様化 ・・・・・・・・・・・・・・・・40 ・2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の開催や国際情勢の変 化に対応するための安心・安全対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・42 ・公共施設等の耐震化等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 ○その他 ・スマートフォンを活用した音声によらない119番通報の導入 ・・・・51 ・外国への消防車両の寄贈について ・・・・・・・・・・・・・・・・・52 ・平成30年度消防大学校教育訓練計画について ・・・・・・・・・・・53

(3)

<消防団関連予算> ① 緊急消防援助隊の強化 58.7億円 15.1億円 ・ 緊急消防援助隊設備整備費補助金 49.0億円 ・ 情報収集活動ドローンの整備 0.5億円(㉙補正) ・ 津波・大規模風水害対策車の整備 4.2億円(㉙補正) ・ 拠点機能形成車の整備 7.4億円(㉙補正) ・ エネルギー・産業基盤災害対応型消防水利システムの整備 3.0億円+3.0億円(㉙補正) ② 常備消防力等の強化 17.3億円 -あ ・ 消防防災施設整備費補助金 13.2億円 ・ 火災延焼シミュレーションの高度化に関する研究開発 0.4億円 ③ 消防団の充実強化 6.8億円 11.6億円 ④ 国際情勢の変化等に対応するための安心・安全の推進 1.3億円 1.7億円 ・ 国民保護共同訓練の充実強化 1.3億円 ・ 化学剤遠隔検知装置の整備 1.7億円(㉙補正) <平成29年7月九州北部豪雨> <糸魚川市大規模火災> (2) 消防団を中核とした地域防災力の充実強化 4.4億円 6.8億円 (対前年度比 0.2億円増、2.6%増) H30当初 ①企業・大学等との連携による女性・若者等の消防団加入促進 ・企業・大学等との連携による 女性・若者等の消防団加入促進支援事業 1.2億円 ②自主防災組織等の充実強化 ・自主防災組織の標準的な教育カリキュラム等の作成 0.1億円 ・自主防災組織等のリーダー育成・連携促進支援事業 0.5億円 (1) 消防団の装備・訓練の充実強化 2.4億円 + 11.6億円(㉙補正) <都道府県消防学校へ配備> ・情報収集活動用資機材 (オフロードバイク、ドローン)の整備 1.0億円 ・小型動力ポンプの整備 1.0億円 ・操縦方法、安全管理等の訓練 0.3億円 <市町村へ配備> ・救助資機材搭載型消防団車両無償貸付 11.6億円(㉙補正) H29補正 11.6億円 【参考】 H30当初 + H29補正 = 154.1億円 (一般会計) (対前年度当初比 28.3億円増、22.5%増) 予算額(案)142.9億円 (対前年度比 4.2億円増、3.0%増) ○ 一般会計 125.6億円 (対前年度比 0.2億円減、0.2%減) ○ 復興特別会計 17.3億円 (対前年度比 4.4億円増、33.8%増) 予算額(案) 28.5億円(一般会計) H30当初 H29補正 (主な事業) H30当初 H29補正 チェーンソー 油圧カッター トランシーバー 搭載 【参考】 H28補正(2次) 20.2億円(一般会計) 【参考】 H30当初 + H29補正 = 18.4億円 (1)糸魚川市大規模火災や平成29年7月九州北部豪雨等の大規模災害を踏まえた消防防災体制の強化 (後掲) (2)大規模災害に備えた緊急消防援助隊の充実強化 58.7億円 15.1億円 (3)様々な災害に対応するための常備消防力等の強化 17.3億円 ーあ (4)地域防災力の中核となる消防団及び自主防災組織等の充実強化 6.8億円 11.6億円 (5)火災予防対策の推進 3.9億円 0.2億円 (6)消防防災分野における女性の活躍促進 0.5億円 ーあ (7)防災情報の伝達体制の整備 14.4億円 ーあ (8)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の開催や国際情勢の変化に対応するための安心・安全対策の推進 1.3億円 1.7億円 ○女性消防吏員の更なる活躍推進 ・女性消防吏員の更なる活躍推進 0.5億円 ○消防団への女性・若者等の加入促進(再掲)・企業・大学等との連携による女性・若者等の消防団加入促進支援事業 1.2億円 ・女性消防団員活性化大会 0.2億円 ~国民の生命・生活を守る~ 消防防災行政の推進(一般会計) H30当初 125.6億円 ○緊急消防援助隊の活動体制の充実強化 ・緊急消防援助隊設備整備費補助金 49.0億円 ・情報収集活動ドローンの整備 0.5億円(㉙補正) ・拠点機能形成車の整備 7.4億円(㉙補正) ・緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練の充実 0.8億円 ・津波・大規模風水害対策車の整備 4.2億円(㉙補正) ○ドラゴンハイパー・コマンドユニットの充実等 (エネルギー・産業基盤災害対策) ・エネルギー・産業基盤災害対応型消防水利システムの整備 3.0億円+3.0億円(㉙補正) ・エネルギー・産業基盤災害対応のための消防ロボットの研究開発 3.4億円 ○常備消防力の充実強化 ・市町村の消防の広域化推進及び消防業務の新たな連携・協力 0.2億円 ・火災延焼シミュレーションの高度化に関する研究開発 0.4億円 ・実践的な訓練施設の充実のための街区訓練ユニット等の整備 0.5億円 ・消防防災施設整備費補助金 13.2億円 ○火災予防対策の推進 ・木造密集地域における飲食店等の防火安全対策の検討 0.1億円 ・火災予防の実効性向上、違反是正推進による安心・安全の確保 1.1億円 ・日本規格に適合した消防用機器等の競争力強化等 0.1億円+0.2億円(㉙補正) ○危険物施設等の安全対策の推進 ・水素社会実現のための危険物施設の安全確保 0.1億円 ・石油コンビナート等における防災・減災対策 2.5億円 ○糸魚川市大規模火災及び埼玉県三芳町倉庫火災関係 ・火災延焼シミュレーションの高度化に関する研究開発 0.4億円 ・木造密集地域における飲食店等の防火安全対策の検討 0.1億円 ・実践的な訓練施設の充実のための街区訓練ユニット等の整備 0.5億円 ・緊急消防援助隊設備整備費補助金 49.0億円 ・緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練の充実 0.8億円 ○平成29年7月九州北部豪雨等の大規模風水害関係 ・津波・大規模風水害対策車の整備 4.2億円(㉙補正) ・情報収集活動ドローンの整備 0.5億円(㉙補正) ○救急体制の確保 ・#7119の全国展開をはじめとする 救急需要対策の更なる充実強化 0.2億円 ○消防団を中核とした地域防災力の充実強化 4.4億円 (消防団への女性・若者等の加入促進等) ・企業・大学等との連携による女性・若者等の消防団加入促進支援事業 1.2億円 ・自主防災組織の標準的な教育カリキュラム等の作成 0.1億円 ○地方公共団体等の災害対応能力の強化 ・地方公共団体等の災害対応力の強化 0.3億円 ○消防団の装備・訓練の充実強化 ・オフロードバイク、ドローン、小型動力ポンプの整備及び操縦訓練等 2.4億円 ・救助資機材搭載型消防団車両無償貸付 11.6億円(㉙補正) ○災害時の情報伝達体制の強化 ・災害時の情報伝達体制の強化 0.4億円 ○消防防災通信体制の強化 ・ヘリサットシステムの高度化 0.2億円 H29補正 28.5億円

(4)

(a)

糸魚川市大規模火災及び埼玉県三芳町倉庫火災関係(後掲)

(b) 平成29年7月九州北部豪雨等の大規模風水害関係(後掲)

・木造密集市街地や大規模倉庫について、科学的検証に基づく効果的な 火災対策及び広域連携等による消防体制強化などの取組を推進 ・大規模風水害発生時の災害対応の初期段階における被災情報の 収集や、被災地の状況に応じた消防活動を行えるよう、 緊急消防援助隊の災害対応能力を強化 【予算】 津波・大規模風水害対策車の整備 (6台) 4.2億円≪㉙補正≫ (29年度 1.5億円) 【予算】 情報収集活動ドローンの整備 (18台) 0.5億円≪㉙補正≫【新規】

(1)糸魚川市大規模火災や平成29年7月九州北部豪雨等の

大規模災害を踏まえた消防防災体制の強化

【予算】 火災延焼シミュレーションの高度化に関する研究開発 0.4億円 【新規】 【予算】 木造密集地域における飲食店等の防火安全対策の検討 0.1億円 【新規】 【予算】 実践的な訓練施設の充実のための街区訓練ユニット等の整備 0.5億円 【新規】 【予算】 緊急消防援助隊設備整備費補助金 49.0億円 (29年度 49.0億円) 【スーパーポンパーの補助対象に2台一式型に加え、1台一体型を追加】 【予算】 緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練の充実 0.8億円 (29年度 0.7億円) 風向:南 風速:14m/S 【スーパーポンパー】 【火災延焼シミュレーション】 【津波・大規模風水害対策車】 ・大規模かつ迅速な部隊投入を可能とする体制を整備するため、 「緊急消防援助隊基本計画(平成30年度までに6,000隊)」に基づき、 車両・資機材等を整備

(a) 緊急消防援助隊の活動体制の充実強化

(2)大規模災害に備えた緊急消防援助隊の充実強化

・エネルギー・産業基盤災害即応部隊(ドラゴンハイパー・ コマンドユニット)の中核となる高度な特殊車両を整備 【予算】 エネルギー・産業基盤災害対応型消防水利システムの整備 (4セット)

(b) ドラゴンハイパー・コマンドユニットの充実等

【拠点機能形成車】 【大型エアテント】 【エネルギー・産業基盤災害対応型消防水利システム 】 【予算】 緊急消防援助隊設備整備費補助金 49.0億円 (29年度 49.0億円) 【スーパーポンパーの補助対象に2台一式型に加え、 1台一体型を追加】 【予算】 拠点機能形成車の整備 (6台) 7.4億円 ≪㉙補正≫ (29年度 1.3億円) 【予算】 津波・大規模風水害対策車の整備 (6台) 4.2億円 ≪㉙補正≫ (29年度 1.5億円) 【予算】 情報収集活動ドローンの整備 (18台) 0.5億円 ≪㉙補正≫ 【新規】 【予算】 緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練の充実 0.8億円 (29年度 0.7億円) ・南海トラフ地震等の大規模災害に備えるため、 緊急消防援助隊の災害対応能力や後方支援体制を充実強化 収納 *平成29年4月1日時点 5,658隊

一般会計

(5)

(a)

常備消防力の充実強化

(3)様々な災害に対応するための常備消防力等の強化

(c) 救急体制の確保

【予算】 市町村の消防の広域化推進及び消防業務の新たな連携・協力 0.2億円 (29年度 0.2億円) 【予算】 火災延焼シミュレーションの高度化に関する研究開発 0.4億円 【新規】 【予算】 実践的な訓練施設の充実のための街区訓練ユニット等の整備 0.5億円 【新規】 ・救急車の適正利用を促すため、導入が一部にとどまる 救急安心センター事業(#7119)の全国展開を推進 【予算】 #7119の全国展開をはじめとする救急需要対策の更なる充実強化 0.2億円 (29年度 0.2億円)

(b) 地方公共団体等の災害対応能力の強化

・市町村長が災害時に的確に判断し迅速な指示が出せるよう、 実践的な演習やセミナーを実施するとともに、市町村長の支援に派遣 される「災害マネジメント総括支援員」への研修等を実施 【予算】 地方公共団体等の災害対応力の強化 0.3億円 (29年度 0.4億円) 【災害時において活動方針を決定する会議の様子】 ・各地域の多様な消火・救急・救助ニーズに的確に対応するため、 消防の広域化や消防業務の一部の連携・協力など、地域の実情 に応じた柔軟な対応を推進 ・住民生活の安心・安全を確保するための消防防災施設の整備を促進 【予算】 消防防災施設整備費補助金 13.2億円 (29年度 13.0億円) (実施済団体:11団体) 宮城県、東京都、埼玉県、新潟県、大阪府、奈良県、福岡県、 札幌市周辺、横浜市、田辺市周辺、神戸市 【街区訓練ユニット(イメージ)】 ○病院に行った 方がいいの? ○救急車を呼ん だ方がいいの? ○応急手当はど うしたらいいの? 医療機関 の案内 住民 ●医師・看護師・相談員が相談に対応・病気やけがの症状を把握 ・緊急性、応急手当の方法、受診手 段、適切な医療機関などについて助言 ●相談内容に緊急性があった場合、直ち に救急車を出動させる体制を構築 ●原則、24時間365日体制 迅速な 救急車の 出動 緊急性の 高い症状 救急安心センター事業(♯7119) 緊急性の 低い症状 専用回線 (♯7119)

(a)

消防団の装備・訓練の充実強化

(b) 企業・大学等との連携による女性・若者等の

消防団加入促進

・災害現場の状況を速やかに把握するための情報収集活動用資 機材(オフロードバイク、ドローン)や女性や学生(若者)で も扱いやすい小型動力ポンプ、救助資機材等を搭載した消防ポ ンプ自動車等を無償で貸し付け、消防団への教育訓練を実施 ・事業所の従業員や大学等の学生の入団を前提に、 新規分団の設立や訓練に要する経費等を支援 【予算】 企業・大学等との連携による女性・若者等の消防団加入促進 支援事業 1.2億円 【新規】

(4)地域防災力の中核となる消防団及び自主防災組織等の充実強化

(c) 自主防災組織等の充実強化

・自主防災組織等の災害対応能力を強化するため、 <都道府県消防学校へ配備> 【予算】 オフロードバイク、ドローン、小型動力ポンプの整備及び操縦訓練等 2.4億円 (29年度 2.4億円) <市町村へ配備> 【予算】 救助資機材搭載型消防団車両無償貸付(61台) 11.6億円≪㉙補正≫ 【オフロードバイク】 (団員の大学生による救命講習) <例:京都府内の大学生消防団員> 【企業や大学等との連携(イメージ)】 (企業による機能別消防団) <例:松山市の郵政消防団員の警戒訓練>

一般会計

【救助資機材搭載型消防団車両】 チェーンソー 油圧カッター トランシーバー 【ドローン】 【小型動力ポンプ】 搭載

(6)

(a)

火災予防対策の推進

(b)

危険物施設等の安全対策の推進

【予算】 水素社会実現のための危険物施設の安全確保 0.1億円 【新規】

(5)火災予防対策の推進

【予算】 木造密集地域における飲食店等の防火安全対策の検討 0.1億円 【新規】 【予算】 火災予防の実効性向上、違反是正推進による安心・安全の確保 1.1億円 (29年度 1.2億円) 【予算】 ベトナム等における日本規格に適合した消防用機器等の競争力強化等 0.1億円 (29年度 0.1億円)+0.2億円≪㉙補正≫ 【予算】 石油コンビナート等における防災・減災対策 2.5億円 (29年度 2.4億円) 【糸魚川市大規模火災の火元となった飲食店】 【水素ステーション】 【延焼の様子】 ・木造密集地域における飲食店等で発生した火災を早期 に周辺に知らせる防火安全対策の検討など、火災予防 の実効性向上及び規制体系の検証・見直しや消防法令 に係る違反是正等を推進 ・新たな方式(液化水素ポンプ昇圧型・有機ハイドライド方式等) の水素スタンドへの対応など危険物施設の安全確保対策を推進 ・石油コンビナート等における災害対策の充実強化

(a)

女性消防吏員の更なる活躍推進

(6)消防防災分野における女性の活躍促進

・消防吏員を目指す女性を増加させるため、女子学生を対象とした 職業説明会や各種広報、アドバイザーの派遣を実施 【予算】 女性消防吏員の更なる活躍推進 0.5億円 (29年度 0.5億円) ・女性や若者等の入団を促進するため、地方公共団体が、地域の 企業や大学と連携して消防団員を確保する取組を支援(例:女 性分団の新設に要する経費等を支援)するとともに、全国女性 消防団員活性化大会や地域防災力向上シンポジウム等を開催

(b)

消防団への女性・若者等の加入促進

【女性消防吏員の採用ポスター】

一般会計

15,000 20,000 25,000 24,947人 ※各年4月1日現在

(7)

(a)

災害時の情報伝達体制の強化

(b)

消防防災通信体制の強化

(7)防災情報の伝達体制の整備

・高齢者など地域にきめ細かく防災情報が行き渡る よう、防災行政無線の戸別受信機の活用等に係る アドバイザーを地方公共団体へ派遣するとともに、 複数の伝達手段での防災情報の効率的な送信方法 等について検討 ・大規模災害に備え、より多くの消防防災ヘリコプターからの 映像の同時送受信等を可能とするため、機器の改修を実施 【予算】 ヘリサットシステムの高度化 0.2億円 (29年度 0.2億円) 【予算】 災害時の情報伝達体制の強化 0.4億円 (29年度 0.2億円) 衛星 被災地 【情報伝達手段の多重化】 【ヘリサット映像受配信イメージ図】 ⼀ ⻫ 情 報 提 供 L ア ラ ト 等︶ 個⼈的情報伝達⼿段 ︵⾼ 齢 者 等 向 け ︶ 【国と地方公共団体の共同訓練】

(a)

大規模イベント開催時等の危機管理体制の整備

(8)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の開催や

国際情勢の変化に対応するための安心・安全対策の推進

【予算】 化学剤遠隔検知装置の整備(3台) 1.7億円≪㉙補正≫ 【新規】

(b)

国民保護共同訓練の実施

・2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の大規 模イベント開催を控え、テロ等への対処能力を向上するため、 国民保護共同訓練を実施 【化学剤遠隔検知装置】 ・NBCテロによる災害に万全を期すため、遠方より瞬時に化学剤 を可視化し識別する装置を整備 ※化学剤が散布されているところに色が付いている。 ・弾道ミサイルが頻繁に発射される最近の状況を受け、弾道ミサ イルが落下する可能性がある際の行動について、国民の理解を 促進するため、住民避難訓練を実施

一般会計

(8)

(1)被災地における消防防災体制の充実強化

(a)

被災地における消防防災施設の復旧への支援

(b)

被災地における消防活動の支援

<福島県外の都道府県・消防本部> ヘリ・消防車両等による活動 ・東日本大震災により被害を受けた消防庁舎や無線施設等の消防 防災施設・設備の早期復旧を支援 【予算】 消防防災施設災害復旧費補助金 14.3億円 (29年度 8.8億円) 【予算】 消防防災設備災害復旧費補助金 0.7億円 (29年度 2.4億円) ・避難指示区域における大規模林野火災等の 災害に対応するための消防活動等を支援 ①避難指示区域の消防活動に伴い必要となる 消防車両等の整備等を支援 ②福島県内消防本部の消防車両等及び福島県外からの ヘリコプターによる消防応援活動に要する経費を支援 ③福島県内外の消防本部等の消防応援に係る 訓練の実施に要する経費を支援 【予算】 原子力災害避難指示区域消防活動費交付金 2.0億円 (29年度 0.8億円) 【消防庁舎復旧事業】 大船渡地区消防組合大船渡消防署 三陸分署綾里分遣所 <福島県・県内消防本部> ヘリ・消防車両等による活動 福島県 <福島県外の都道府県> ヘリによる活動 大規模な林野火災等が発生した場合 避難指示区域

(9)

事 務 連 絡 平成30年1月25日 各都道府県消防・防災主管部局 各指定都市消防・防災主管部局 消 防 庁 総 務 課 平成 30 年度消防庁予算案及び平成 29 年度消防庁補正予算案並びに平成 30 年度の消防防災に関する地方財政措置の見通し・その他留意事項につい て 政府の平成 30 年度当初予算案及び平成 29 年度補正予算案につきましては、平成 29 年 12 月 22 日に閣議決定されたところです。 平成 30 年度消防庁予算案及び平成 29 年度消防庁補正予算案並びに現段階における 消防防災に関する地方財政措置の見通し・その他留意事項について、下記のとおりお 知らせいたします。 各都道府県消防・防災主管部局におかれては、貴都道府県内の市町村に対しても速 やかに御連絡いただきますようお願い申し上げます。 記 1 大規模災害に備えた緊急消防援助隊の充実強化 南海トラフ地震、首都直下地震等の大規模災害に対応するため、平成 26 年3月、 「緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画」を改 定し、平成 30 年度末の緊急消防援助隊の登録目標数をおおむね 6,000 隊に大幅増 隊することとしました。 都道府県及び市町村におかれては、緊急消防援助隊の新規登録を積極的に行うと ともに、以下の事項に留意し、緊急消防援助隊の強化に取り組むようお願いします。 (1)平成 29 年度消防庁補正予算案及び平成 30 年度消防庁予算案において、消防組 織法(昭和 22 年法律第 226 号)第 50 条の規定に基づく無償使用制度を活用し、 以下の車両・資機材等を配備することとしていること。 なお、配備に当たっては、車両・資機材等の特性や地域のバランス等を勘案す ることとしていること。 御中

(10)

① エネルギー・産業基盤災害対応型消防水利システム 石油化学コンビナート等のエネルギー・産業基盤の火災に特化した「エネルギ ー・産業基盤災害即応部隊」(ドラゴンハイパー・コマンドユニット)の中核とな る車両(石油化学コンビナート所在地域の消防本部に配備) ② 拠点機能形成車 大規模災害発生時、被災地での長期の消防応援活動を支援する拠点機能を備え た車両 ③ 津波・大規模風水害対策車 水陸両用バギー等により、津波又は大規模風水害による冠水地域等において機 動的な消防活動を実施する車両 ④ 情報収集活動ドローン 大規模災害発生時、緊急消防援助隊の迅速な情報収集に活用する、耐候性を有 するドローン ⑤ 化学剤遠隔検知装置 大規模集客施設等における NBC テロによる災害時に活用する、遠方より瞬時に 化学剤を可視化し、識別する装置 (2)平成 30 年度消防庁予算案に計上している緊急消防援助隊設備整備費補助金の うち、海水利用型消防水利システムについては、補助規格要件を緩和した上で、 現行の2台一式型に加えて1台一体型も補助対象とするとともに、同システム用 の資機材を補助対象に追加することとしていること。 (3)緊急消防援助隊設備整備費補助金及び緊急防災・減災事業債等を活用し、緊急 消防援助隊の車両や資機材の整備に取り組まれるとともに、救助活動等拠点施設 等の受援体制の整備にも積極的に取り組んでいただきたいこと。 (4)消防組織法第 50 条の規定により都道府県等が無償で使用している消防庁ヘリ コプター及び市町村が無償で使用している国有消防用車両並びに無償使用資機 材の維持管理に要する経費について、地方交付税措置を講じることとしているこ と。 (5)緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練については、平成 30 年度消防庁予算案 において、大規模倉庫火災想定訓練及び大規模市街地火災想定訓練を新たに訓練 内容に追加しているほか、訓練の参加に要する経費について、地方交付税措置を 講じることとしていること。 2 常備消防力の充実強化

(11)

都道府県及び市町村におかれては、以下の事項に留意し、常備消防力の充実強化 に取り組むようお願いします。 (1)消防水利施設の整備促進 糸魚川市大規模火災を教訓として、消防水利確保の重要性等から、消防防災施 設整備費補助金について、平成 30 年度消防庁予算案に昨年度より増額して計上 することとしていること。加えて、当該補助金のうち耐震性貯水槽の地下埋設型 の容量区分について、200 ㎥型を追加するとともに、300 ㎥型以上についても、 100 ㎥単位の単価設定を追加することとしていること。 また、火災防ぎょ計画に位置付けられた大規模火災の危険性が高い木造密集地 域において、消防水利重点整備計画に基づいて平成 34 年度までに実施される消 防水利施設の整備について、防災対策事業債の充当率及び交付税措置率を引き上 げることとしていること。 (2)消防の広域化及び消防の連携・協力の推進 消防の広域化については、市町村の消防の広域化に関する基本指針を改正し、 平成 36 年4月1日を新たな推進期限とし、引き続き消防の広域化の取組を促進 し、ソフト・ハードの両面から総合的に財政措置を講じることとしていること。 具体的には、市町村が行う消防の広域化の準備に要する経費、広域化に伴い臨 時的に増加する経費のほか、広域消防運営計画等に基づき必要となる消防署所等 及び消防用車両等の整備に要する経費について、地方財政措置を講じることとし ていること。さらに、都道府県が行う消防広域化重点地域の指定や広域消防運営 計画の作成等に関する協議会への参画、調査研究、広報啓発等に必要な経費及び 都道府県が広域化対象市町村に対して行う補助金、交付金等の交付に要する経費 について、地方交付税措置を講じることとしていること。 加えて、平成 30 年度消防庁予算案において、消防の連携・協力のモデル事業 を実施することとしていること。 また、消防の連携・協力を行う市町村が、当該連携・協力に係る計画に基づき 実施する高機能消防指令センターの整備・改修については緊急防災・減災事業債 を、消防用車両等の整備については防災対策事業債を活用していただきたいこと。 (3)消防本部におけるハラスメント等への対応策 ハラスメント等への対応策については、平成 29 年7月4日付け消防庁次長通 知において、その実施を要請しているところであり、平成 30 年度消防庁予算案 において、消防長、消防本部人事担当課幹部、都道府県消防防災部局幹部等に対 する研修会を行い、ハラスメント等に対する知見を持つ者を養成することとして いるため、当該研修で得た知見を生かし、消防本部におけるハラスメント等の撲

(12)

滅に向けた対応を一層促進していただきたいこと。 (4)外国人、障害者等からの 119 番通報等への対応 訪日外国人観光客等の急増を踏まえ、消防が、外国人からの 119 番通報に対し て言語の支障なく迅速かつ的確に対応するため、119 番通報等の三者間同時通話 による多言語通訳の導入に要する経費について、地方交付税措置を講じることと していること。また、平成 29 年 12 月1日時点で、185 本部で導入されているが、 未導入の本部においては、積極的に導入していただきたいこと。 さらに、聴覚・言語機能障害者の円滑な 119 番緊急通報を可能とするシステム (Net119 緊急通報システム)を導入・運用するために必要な経費についても、新 たに地方交付税措置を講じることとしていること。また、平成 29 年 6 月 1 日時 点で、134 本部で導入されているが、未導入の本部においては、積極的に導入し ていただきたいこと。 (5)消防職員の確保 消防職員については、地方財政計画上、消防防災行政の状況等を勘案し、500 人増員することとしているが、各市町村の実情等に応じて、消防職員の確保に努 めていただきたいこと。 3 救急体制の確保 救急車の適正利用を促進するため、救急安心センター事業(♯7119)について、 平成 30 年度消防庁予算案においては、アドバイザーの派遣等の実施により、更な る全国展開を推進することとしています。また、消防防災施設整備費補助金におい て、電話相談窓口を消防機関以外に設置する場合でも補助対象としているほか、救 急安心センターを運営するために必要な経費について、地方交付税措置を講じるこ ととしています。都道府県及び市町村におかれては、♯7119 の導入に向け、積極的 に取り組んでいただくようお願いします。 また、平成 29 年4月から提供を開始した多言語音声翻訳アプリ「救急ボイスト ラ」について、平成 29 年 12 月1日時点で、223 本部で導入されているところです。 平成 30 年1月からは iOS 版についても導入可能となり、未導入の本部においては、 積極的に導入していただくようお願いします。 さらに、指導救命士を中心とした教育指導体制の構築を図るため、指導救命士の 研修に要する経費について、新たに地方交付税措置を講じることとしています。ま た、感染防止用資器材について、新型インフルエンザ患者搬送時に必要な資器材の 整備費を昨年度より増額して、地方交付税措置を講じることとしています。 4 地方公共団体等の災害対応能力の強化

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「平成 29 年7月九州北部豪雨災害を踏まえた避難に関する今後の取組について」 (平成 29 年 12 月8日付け消防庁防災課長通知)等を踏まえ、地域の防災力を高め るための取組の推進や防災体制の強化に取り組んでいただくようお願いします。特 に中小河川についても、河川水位等の現地情報を把握できるようにするため、必要 に応じて緊急防災・減災事業債の活用による水位計や監視カメラ等の設置を進めて いただくようお願いします。 平成 30 年度消防庁予算案においては、新たに、市町村長が災害時に的確に判断 し迅速な指示が出せるよう、実践的な演習やセミナーを実施するとともに、災害時 に市町村長の災害マネジメントを支援する「災害マネジメント総括支援員」への研 修等を実施することとしています。併せて、大規模災害に備えた市町村の業務継続 性の確保や受援体制の構築等についても、支援することとしています。 また、地域防災計画の見直し、非常用物資の購入、広域的な防災体制の充実及び 避難行動要支援者名簿の作成・活用に要する経費等について、地方交付税措置を講 じることとしています。 さらに、各火山地域における実情を踏まえ、消防防災施設整備費補助金や緊急防 災・減災事業債を活用し、積極的に常時観測火山における活動火山対策避難施設の 整備に取り組むようお願いします。 特に、退避壕・退避舎については、新設だけでなく、既存施設の屋根の補強等、 機能強化に係る改修事業も対象としています。 5 地域防災力の中核となる消防団及び自主防災組織の充実強化 消防団については、通常の火災に加え、地震、台風、豪雨、火山噴火等の各地で 頻発する災害や今後想定される南海トラフ地震等に備え、消防団員の確保、災害対 応能力の更なる向上が喫緊の課題となっています。 「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」(平成 25 年法律第 110 号。以下「消防団等充実強化法」という。)を踏まえ、都道府県及び市町村にお かれては、以下の事項に留意し、地域防災力の充実強化に積極的に取り組むようお 願いします。 (1)消防団への加入の促進 ① 大規模災害時のマンパワー確保等について 平成 30 年1月 19 日付けの総務大臣書簡「消防団員の確保に向けた取組につい て」及び「消防団員の確保等に向けた重点取組事項について」(平成 30 年1月 19 日付け消防庁長官通知)等を踏まえ、基本団員の数と質の向上、「大規模災害団 員」の導入、多様な人材の活用等を通じた消防団員の確保を行うとともに、消防 団員の活動環境の整備等に努めていただきたいこと。特に、「大規模災害団員」 は、大規模災害時に限定して出動し、基本団員だけでは対応できない役割を担う

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ものであり、事業所の従業員や自主防災組織等で防災活動を中心的に担う者が 「大規模災害団員」となり、事業所で所有する重機等を用いた活動や自主防災組 織等との連絡調整を行う等、様々な活躍が期待される。大規模災害時のマンパワ ー確保や、様々な組織が適切な役割分担と連携協力のもと地域防災全体で対応す る体制の確保等のため、当該制度を積極的に導入していただきたいこと。 ② 平成 30 年度予算案における事業について 消防団への加入促進については、平成 30 年度消防庁予算案において、「企業・ 大学等との連携による女性・若者等の消防団加入促進支援事業」を実施すること としている。当事業は、都道府県や市町村が、地域の企業や大学等と連携し、事 業所の従業員や大学の学生が入団することを前提に、新規分団の設立や事業所と 地方公共団体が連携して実施する訓練等に係る費用を支援するものであり、他の 地域の参考となるような取組を委託調査事業として採択・実施することとしてい ることから、積極的に企画・提案していただきたいこと。 ③ 消防団協力事業所表示制度の導入について 消防団員に占める被雇用者比率が高い水準であることに鑑み、「消防団協力事 業所表示制度」等消防団員の活動環境整備が非常に重要になっているが、同制度 を導入している市町村は平成 29 年4月1日現在で全体の約7割にとどまってい ることから、未導入市町村におかれては、速やかに同制度を導入していただきた いこと。事業所の自衛消防組織の構成員の入団、事業所で所有する重機・バイク・ ドローン等を活用した消防団への協力、「大規模災害団員」のなり手確保のため の組織的な協力等について、事業所や経済団体に働きかけるとともに、事業所等 と協定を締結する等の取組を行っていただきたいこと。 ④ 女性消防団員の加入及び活躍の促進について 女性消防団員の加入及び活躍の促進については、既述の「企業・大学等との連 携による女性・若者等の消防団加入促進支援事業」のほか、平成 30 年度消防庁 予算案において、女性消防団員等の活躍を進める気運を醸成するためのシンポジ ウムや女性消防団員活性化大会の開催等を行うこととしている。なお、女性消防 団員が所属していない消防団においては、女性の加入について早急に取り組むと ともに、既に女性消防団員が所属している消防団においても、より一層の女性の 加入促進等のため積極的に取り組んでいただきたいこと。 ⑤ 学生消防団活動認証制度の導入について 「学生消防団活動認証制度」は、消防団に所属する大学生等の就職活動支援を 目的としたものであり、大学生等の加入促進に効果的な取組である。平成 29 年

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4月1日現在では、同制度を導入している市町村は 189 団体であるが、未導入の 市町村においては、速やかに同制度を導入していただきたいこと。 (2)消防団員の処遇の改善 消防団は災害時に地域で即時に対応し、厳しい状況の中で災害対応に当たるこ とに鑑み、消防団等充実強化法第 13 条において、国及び地方公共団体は、活動 の実態に応じた適切な報酬の支給がなされるよう必要な措置を講じるものとさ れている。現在、多くの市町村において、地方交付税単価(年額報酬 36,500 円、 1回当たり出動手当 7,000 円)よりも実際の単価が低い状況であり、特に、年額 報酬の低い市町村においては、地方交付税単価を踏まえ、速やかに報酬の引上げ を行っていただきたいこと。 また、消防団員に対する年額報酬等の支給方法については、消防組織法第 23 条 の規定に基づき、各地方公共団体の条例で定められているところ、年額報酬等は その性格上本人に支給されるべきものであることを踏まえ、適切に支給すること。 さらに、消防団員の報酬に係る特別交付税措置について、消防団員の実員数が 標準団員数の2倍以上である市町村及び前年度に比して実員数が増加した市町 村にあっては、引き続き、普通交付税により措置された額を超える2分の1の額 を措置することとしているため、消防団員の加入促進のために活用していただき たいこと。 (3)消防団の装備及び教育訓練の充実 消防団の装備については、トランシーバー等の双方向通信機器やライフジャケ ット等の安全装備品等の充実を図るため、平成 26 年2月に「消防団の装備の基 準」(昭和 63 年消防庁告示第3号)を改正し、併せて地方交付税措置を引き上げ たことを踏まえ、各市町村においても装備の充実を図っていただいているところ。 今後においても消防団の装備の基準に基づき集中的・計画的に配備されるよう、 予算措置を講じていただきたいこと。 併せて、消防団の装備・訓練の充実強化を図るため、平成 29 年度消防庁補正 予算案において、救助資機材を搭載した消防ポンプ自動車を市町村に無償で貸し 付けることとしているほか、平成 30 年度消防庁予算案において、災害現場の状 況を速やかに把握するための情報収集活動用資機材(オフロードバイク、ドロー ン)及び女性・学生の消防団員の消火訓練用小型動力ポンプを、消防学校に無償 で貸し付けることとしていること。 消防団の教育訓練の充実については、平成 26 年度、消防団の新しい装備に基 づいた訓練内容の標準化を図るため、教育用 DVD 及び教育用冊子を作成し、消防 庁のホームページ上のコンテンツである「防災・危機管理 e-カレッジ」に掲載 しているところであり、活用に努めていただきたいこと。

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(4)消防団等の活動拠点施設の整備 緊急防災・減災事業債を活用し、消防団詰所の機能強化に努めていただきたい こと。 また、緊急防災・減災事業債や消防防災施設整備費補助金を活用し、地域防災 拠点施設の整備に努めていただきたいこと。 (5)広報啓発活動等の充実 地域防災の取組を広げていくため、平成 30 年度消防庁予算案において、「地域 防災力充実強化大会」及び既述のシンポジウムの開催を予定しているところであ り、様々な機会を捉えて、地域防災力の充実強化に向けた広報・PR 活動等に積極 的に取り組んでいただきたいこと。 (6)消防団と自主防災組織等の連携等による地域防災力の向上 自主防災組織、女性(婦人)防火クラブ及び少年消防クラブといった住民の防 災活動の活性化に要する経費について、地方交付税措置を講じることとしている こと。 また、平成 30 年度消防庁予算案において、「自主防災組織等のリーダー育成・ 連携促進支援事業」を実施することとしていること。当事業は、自主防災組織等 の地域の防災組織が、組織の枠を超え、連携して行う取組について、都道府県及 び市町村の提案の中から、他の地域の参考となるような先進的な取組を委託調査 事業として採択・実施することとしていることから、積極的に企画・提案してい ただきたいこと。 さらに、自主防災組織については、平成 30 年度消防庁予算案において、地方 公共団体が行う人材育成の取組を支援するため、標準的な教育訓練のカリキュラ ムの作成を行うこととしている。 消防団と自主防災組織等との連携を強化するとともに、消防団員が自主防災組 織等の教育訓練において指導的な役割を担うよう、必要な措置を講じていただき たいこと。 (7)準中型自動車免許の新設に伴う対応 道路交通法(昭和 35 年法律第 105 号)の改正に伴い、平成 29 年3月 12 日以 降に取得された普通免許で運転できる自動車の車両総重量が 3.5 トン未満へと 引き下げられた。消防団で車両総重量 3.5 トン以上の消防自動車を所有している 場合にあっては、消防団員が運転免許(準中型免許を含む)を取得する経費(教 習所授業料等)について助成を行っている地方公共団体の取組も参考に、消防団 員が準中型免許を取得する経費を助成すること等により、それらの自動車の運転

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者を確保すること。なお、平成 30 年度から新たに、平成 29 年3月 12 日以降に 普通免許を取得した新規加入団員が準中型免許を取得する経費に対して地方公 共団体が助成を行った場合の助成額について、地方財政措置を講じることとして いること。また、必要とされる消防力等、地域の実情を十分に勘案した上で、自 動車の更新機会等にあわせて、新制度下の普通免許で運転可能な消防自動車を活 用することについても検討すること。 6 消防防災分野における女性の活躍促進 消防の分野においても女性が増加し、活躍することによる、住民サービスの向上、 消防組織の強化が期待されています。 消防本部における女性消防吏員の更なる活躍推進については、女性消防吏員比率 の全国の目標水準(平成 38 年度当初までに5%)の達成に向けた消防本部ごとの 数値目標の設定による計画的な増員のほか、適材適所を原則とした女性消防吏員の 職域の拡大、ライフステージに応じた配慮、浴室・仮眠室等女性専用施設の計画的 な整備等、ソフト・ハード両面での環境整備に積極的に取り組むようお願いします。 平成 30 年度消防庁予算案において、女子学生を対象とした職業説明会や各種広 報、アドバイザーの派遣等の実施のほか、消防大学校の教育訓練や消防学校への講 義支援を充実させるための経費等を計上しており、女性消防吏員の活躍を支援する 取組を推進することとしています。 加えて、消防署所等における職場環境の整備が図られるよう、女性専用施設(浴 室、仮眠室等)の整備に要する経費について、特別交付税措置を講じることとして います。 また、女性消防団員については、「5 地域防災力の中核となる消防団及び自主 防災組織の充実強化」の「(1)④女性消防団員の加入及び活躍の促進について」の とおり、加入及び活躍を推進することとしています。 7 災害情報伝達手段の多重化・多様化 災害発生時においては、円滑な避難等の的確な対応が可能となるよう、住民に対 して迅速かつ確実に災害情報を伝達することが極めて重要であることから、緊急防 災・減災事業債等を活用した防災行政無線のデジタル化等、災害情報伝達手段の多 重化・多様化に積極的に取り組むようお願いします。 特に、防災行政無線の戸別受信機の配備に要する経費については、平成 32 年度 まで特別交付税措置を延長するとともに、新たに、戸別受信機と同等の機能を有す るその他の装置( FM 放送の自動起動ラジオ、MCA 陸上移動通信システムの屋内受 信機、市町村デジタル移動通信システムの屋内受信機、280MHz 帯電気通信業務用ペ ージャーの屋内受信機、V-Low マルチメディア放送の屋内受信機)の配備に要する 経費についても、特別交付税措置を講じることとしています。なお、「市町村防災行

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政無線の新スプリアス規格への対応の確実な実施及び情報伝達手段の多重化・多様 化の促進について」(平成 29 年 11 月 17 日付け 消防庁防災情報室長通知)を踏ま え、新スプリアス規格に適合していない無線機器を同規格に適合した無線機器に入 れ替える措置として、防災行政無線のデジタル化改修を実施する場合、緊急防災・ 減災事業債の対象となりますので、活用していただくようお願いします。 全国瞬時警報システム(J-ALERT)については、緊急防災・減災事業債等を活用 し、瞬時に住民へ必要な情報が伝達できるよう、新型受信機の導入や、防災行政無 線(同報系)をはじめとした多様な情報伝達手段との連携に積極的に取り組むよう お願いします。また、J-ALERT の動作に際し、依然として、不具合事例が見受けら れるため、機器の整備や動作ルールの設定の点検、定期的な訓練の実施等日頃から 不具合の発生を未然に防ぐための対策を行うようお願いします。 さらに、消防防災行政に係る通信手段の確保については、消防救急デジタル無線 の運用に要する経費等について、地方交付税措置を講じることとしています。 8 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の開催や国際情勢の変化 に対応するための安心・安全対策 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会及びラグビーワールドカッ プ 2019 に向け、テロ等の対処能力を向上するため、また、弾道ミサイルが頻繁に 発射される最近の状況を受け、弾道ミサイルが落下する可能性がある場合の行動に ついて、国民の理解を促進するため、国民保護共同訓練の充実強化を図ることとし ています。都道府県及び市町村におかれては、国民保護事案への対処能力の向上を 図るとともに、住民の国民保護に関する理解を深めための住民向け広報・啓発及び 住民の訓練参加について積極的な検討をお願いします。 9 公共施設等の耐震化等 災害等に強い安心・安全なまちづくりを一層推進するため、公共施設等の耐震化 に要する経費について、緊急防災・減災事業債の対象としており、耐震化を目的と する消防署所等の全部改築に要する経費も対象としています。また、昭和 56 年の 新耐震基準導入前に建設され、耐震化が未実施の市町村の本庁舎の建替えについて は、公共施設等適正管理推進事業債(市町村役場機能緊急保全事業)の対象として います。 都道府県及び市町村におかれては、これらの事業債の対象期間である平成 32 年 度までに、庁舎や避難所等防災拠点となる公共施設等の耐震診断や、診断結果に基 づく耐震改修等に積極的に取り組むようお願いします。 また、平成 28 年度末までに策定することとされていた消防分野の公共施設等総 合管理計画について、至急策定するとともに、個別施設ごとの長寿命化計画(個別 施設計画)についても、できるだけ早期に策定していただくようお願いします。

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10 緊急防災・減災事業債の活用 緊急防災・減災事業債(充当率 100%、元利償還金の普通交付税の基準財政需要 額への算入率 70%、原則として地方単独事業が対象)については、平成 30 年度地 方財政計画においても 5,000 億円(前年度同額)を計上することとされています。 都道府県及び市町村におかれては、当該事業債の事業年度が平成 32 年度までで あることを踏まえ、最大限に活用していただきますようお願いします。

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1 全体の方向性

【消防広域化の必要性】 ○平成 18 年度の消防組織法改正以降、消防の広域化は一定程度進んだが、管轄 人口 10 万未満の小規模な消防本部が全消防本部の 6 割を占めるなど、依然と して広域化の進捗は十分とは言えない。 ○人口減少が更に進行する状況下においても、将来にわたって持続可能な消防体 制を整備・確立するためには、消防の広域化が最も有効な手段であって、引き 続き積極的に推進していく必要がある。 【広域化の推進期限について】 ○消防組織法に基づく「市町村の消防の広域化に関する広域化に関する基本指針」 (平成18 年消防庁告示第 33 号)を改正し、広域化の推進期限は延長する。 ○延長後の期限は、平成 36 年 4 月 1 日とする。 【推進方策】 ◆地域における検討 ○都道府県ごとに、人口減少社会の進展を踏まえた姿を展望し、 ①平成 18 年以降の約 10 年間の取組を振り返り、おおむね 10 年程度先の消防 体制の姿を見通した上で、 ②それに向けた現実的な消防の広域化の推進の方策について再度検討してい ただく。 ○その前段として、消防本部単位で自らの消防力の分析を推進。 ◆連携・協力の高度化 ○消防の連携・協力を引き続き進め、広域化の実現につなげる。 ○とりわけ、指令システムの共同化については、広域化と並行して推進し、各 都道府県単位を目安として 1 指令体制を目指す。 なお、既に共同化している地域においては、更なる高度化(「直近指令」、「ゼ ロ隊運用」の実現など)を推進。 ◆消防庁の支援策 ○広域化に係る各種の地方財政措置は、現行の制度を維持する。 ○広域化アドバイザー制度を継続。 ○先進事例や取組に当たってのポイント等、わかりやすい説明資料等を作成 し、全国的にPR・情報提供を継続。 ○モデル的な取組に対しては、30 年度当初予算の「モデル事業」で支援予定。 (国費 100%) 以上の内容について、今後 4 月 1 日をめどに通知し、助言を予定。

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○過去(10 年間)を総括して現計画を見直し、10 年後程度を見据えた計画とし て、今後 1 年間以内に改定。 【見直しに当たっての視点】 ①都道府県ごとに、人口減少社会の進展を踏まえた姿を展望し、 ⑴平成 18 年以降の約 10 年間の取組を振り返り、おおむね 10 年程度先の消防 体制の姿を見通した上で、 ⑵それに向けた現実的な消防の広域化の推進の方策について再度検討してい ただく。 ※例えば、全県1ブロックを理想に掲げつつ、まずは 10 年後までに段階的広域 化を目指す、複数の組み合わせを提示する等。 ②消防本部・市町村も検討過程に加えた上で策定 ③指令システム更新時を見据えた、指令共同運用のあり方を検討 ④連携・協力についても、都道府県計画に盛り込み、将来の広域化につなげる

3 市町村(各消防本部)の取組

【自らの消防力の分析】 ○自らの消防力を、夏までに「消防力カード」として分析。 ※地域の今後の人口見通しに加え、消防力の整備状況など、各消防本部の置か れた現状を分析し、外部向けにわかりやすく示すもの。 ○今後の各都道府県内における推進計画改定の議論に生かす。

4 今後のスケジュール(イメージ)

○平成30 年 4 月 1 日 「市町村の消防の広域化に関する広域化に関する基本指針」改正 同時に各種通知等発出 ○平成 30 年夏頃まで 各消防本部で「消防力カード」作成 ○平成 30 年夏以降年度内 各都道府県における都道府県計画の改定作業 ※年度内に、消防庁も適宜説明会開催等、支援を実施。

5 その他

○延長後の期限を平成36 年 4 月 1 日までとし、6 年間の延長とする理由 組織法改正から 10 年を経て、人口減少の更なる進展など、社会情勢が変化し たことを受け、当初1 年程度をかけ、地域で今後の消防体制のあるべき姿を議論

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・47地域において、消防指令センターの共同運⽤が実現している。 ・消防指令センターを共同化することにより、整備費の削減、現場要員の充実等を図ることができる ⼀⽅で、直近指令ゼロ隊運⽤などの⾼度な運⽤(共同運⽤のメリットの最⼤限の利活⽤)を⾏って いる地域は少ない。 直近指令:37%(17地域)、ゼロ隊運⽤:17%(8地域)、双⽅とも実施:7%(3地域) すぐそこに 救急車が いるのに… A本部の管轄 B本部の管轄 1.⾼度な運⽤をしていない場合 消防指令センターを共同設置しつ つも、通報があった場合、管轄消防 本部の隊に出動指令を⾏う。 他本部の隊がすぐに駆けつける ことができる状態であっても出動 せず 消防指令センターの共同運用の現状 運用方式の概要 3.ゼロ隊運⽤ 管轄内に出動可能な隊がなくなっ た場合に、他消防本部の隊を⾃動的 に選定※し、出動指令を⾏う。 実施本部例 ・上尾市・伊奈町 ・千葉市ほか10市1町(救急⾞・消防⾞・救助 ⼯作⾞のみ) →年間通報20万件中、約250件が該当 ・枚⽅寝屋川組合・交野市(救急のみ) B本部の管轄 A本部の管轄 近いからこっちから 行きます! 任せた! 2.直近指令 当該地域の管轄本部の隊であるか 否かに関わらず、現場に最先着でき る隊を⾃動的に選定※し、出動指令 を⾏う。 実施本部例 ・⾼岡市・氷⾒市・砺波組合 ・海⽼名市・座間市・綾瀬市(救急のみ) ・千葉市ほか10市1町(CPAのみ) →年間通報20万件中、約400件が該当 B本部の管轄 A本部の管轄 今、出動できる 救急車がない… 出動中 ※ 指令台が⾃動⼜は簡易な操作で出動隊を選定する 消防本部におけるハラスメント等への対応策に関するWG取りまとめ(平成29年7月)を踏まえた対応策 2.ハラスメント等への対応策 ○ハラスメント等の撲滅のための、消防⻑の宣⾔等による意志の明確な 表明・周知徹底 ○消防本部においてハラスメント等撲滅推進会議を開催 ○消防本部において懲戒処分基準及び処分の公表基準を策定・公表 ○消防本部において、 ・⾃らの⾏動を振り返るためのセルフチェックの実施 (1) 7月4日付け次長通知の概要 (2) 今後のスケジュール(消防庁の対応) ○懲戒処分基準・処分の公表基準の ひな形の提⽰ (7⽉25⽇付け事務連絡) ○セルフチェックシート・アンケートのひな形の 提⽰ トップの意志の明確化等 懲戒処分の厳格化 職員のセルフチェック・アンケートの実施 ○消防現場におけるハラスメント等は、依然として存在(最近1年間に「パワハラを受けた」男性18%、「セクハラを受けた」⼥性28%) ○通報等の体制整備は⼀定程度進んでいるが、活⽤はほとんど進んでいない (通報等の窓⼝を設置している本部は74%。窓⼝に相談した職員はパワハラを受けた男性のうち3%、セクハラを受けた⼥性のうち4%) 1.消防職員・消防本部アンケート結果 全国 14ブロックに お いて 、 消 防本 部・ 都道府 県 ・ 市町村の各担当 者 に対す る 説明会 を 実施 ︵ 8 ・9⽉︶ 7月 各消防本 部 か ら実 施状況 をヒ ア リング 各消防本 部等 の実 施状況 をフォロ ー ア ッ プ し 、 PDCAサ イ クルを 回す ︵ 来 年 度〜 ︶ 来年度~ 各消防本 部等 に お いて 、 今 年度中 の対 応策の 実 現 を ⽬指 す ○消防⻑の宣⾔の事例紹介 (7⽉4⽇付け事務連絡) ○ハラスメント等撲滅推進会議、 ハラスメント等通報制度及びハラスメント 相談窓⼝の要綱のひな形の提⽰ (7⽉25⽇付け事務連絡) モデ ル的に 、 千 葉 県 に おいて 、説 明 会 を 実 施 ︵ 7 ⽉ 8月 ~ 今年度末 ○「消防庁ハラスメント等相談窓⼝」を設置 (取りまとめ公表と同時) ○消防本部においてハラスメント等通報制度を確⽴し、事案を調査・解決 ○消防本部においてハラスメント相談窓⼝を設置し、相談者を精神的に サポート ハラスメント等通報制度の確立及びハラスメント相談窓口の設置 ○都道府県及び消防庁においてハラスメント等相談窓⼝を設置し、 消防本部に助⾔し、事案を解決 ハラスメント等相談窓口の設置

(23)

三者間同時通訳の流れ 三者間同時通訳の流れ 119番通報時 外国⼈通報者 ②転送 外国語通訳依頼 (日本語) 消防本部指令員

三者間通話

①119番通報 (外国語) ③通話内容伝達・確認 (外国語) 電話通訳センター (⺠間事業所) ④通話内容伝達・確認 (日本語)

現場対応時 電話通訳センター (⺠間事業所) 消防隊員 外国⼈ 外国語 日本語 電話機を交互に受け渡し 通訳依頼 ○ 都道府県単位で、複数の消防本部が共同で導入する方法や 既に都道府県等が契約している電話通訳センターを利用する ことを推奨 ○ 平成29年度より導入に関する経費について普通交付税の単 位費用に算入(常備消防費+377千円(平成29年度)) 外国人からの119番通報時及び外国人のいる 救急現場での活動時等において、電話通訳センターを介して、主要な言語にお いて、24時間365日、 迅速かつ的確に対応する。 導入の促進 平成28年12月 平成29年6月 平成29年12月 125本部導入 (733本部中) 161本部導入 (732本部中) 185本部導入 (732本部中) 導入率約17% 導入率約22% 導入率約25% 2020年 100%導入を目指す

平成29年1月25日付け通知

「電話通訳センターを介した三者間同時通訳による多言語対応の推進について」

外国人からの119番通報時及び外国人のいる 救急現場での活動時等において、電話通訳セン ターを介して、主要な言語において、365日24時間、 迅速かつ的確に対応するため ・各都道府県ごとに都道府県内の消防本部による 共同契約を行うこと、 ・既に都道府県等が契約している電話通訳センター を利用すること などにより、119番通報時等における多言語対応 の推進を図る。

民間の、通訳機能を持つコールセンター等

への委託が想定されるが、これらセンターの

一般的な契約形態等から見ても、

本部同士

(24)

○ 県内の全消防本部が、県の観光課が契約している電話通訳センター

を利⽤し、県内全域をカバーしている事例(和歌⼭・⼭⼝・佐賀・⻑野)が

ある。

○ 市保健局の契約する電話通訳センターを利⽤している本部もある。

各都道府県にお願いしたいこと

○ 都道府県でも、既に観光部局等において導⼊されている場合は上記の例

も参考とし、可能性を探っていただきたい。

○ さらに、⼤規模消防本部を中⼼に、管内消防本部・近隣消防本部での

連携も探っていただきたい。

○ 導⼊に関する経費については、交付税措置あり。

ホームページによる外国人への普及事例 <和歌山県田辺市> 県内市町村を取りまとめて契約している事例 <和歌山県>

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消防本部数 導入本部数 導入率 (本部数) 全体人口 導入本部 管轄人口合計 導入率 (人口カバー率) 北海道 58 2 3% 5,367,936 2,027,331 38% 青森 11 0 0% 1,323,864 0 0% 岩手 12 5 42% 1,277,283 935,404 73% 宮城 12 1 8% 2,319,250 77,845 3% 秋田 13 0 0% 1,029,114 0 0% 山形 12 1 8% 1,116,970 275,302 25% 福島 12 1 8% 1,937,759 401,552 21% 茨城 24 0 0% 2,976,748 0 0% 栃木 12 3 25% 1,977,689 793,541 40% 群馬 11 6 55% 1,998,124 835,947 42% 埼玉 27 5 19% 7,343,730 2,539,780 35% 千葉 31 26 84% 6,287,340 4,743,300 75% 東京 5 1 20% 10,115,398 10,008,005 99% 神奈川 24 12 50% 9,104,236 7,496,322 82% 新潟 19 1 5% 2,305,124 230,536 10% 富山 8 4 50% 1,074,682 773,974 72% 石川 11 3 27% 1,153,211 226,977 20% 福井 9 2 22% 794,385 218,240 27% 山梨 10 0 0% 844,549 0 0% 長野 13 13 100% 2,125,825 2,125,825 100% 岐阜 22 2 9% 2,066,113 558,658 27% 静岡 16 3 19% 3,752,686 494,489 13% 愛知 36 5 14% 7,531,749 1,270,206 17% 三重 15 0 0% 1,841,219 0 0% 滋賀 7 0 0% 1,416,655 0 0% 京都 15 1 7% 2,623,471 1,474,344 56% 大阪 27 6 22% 8,860,760 4,566,607 52% 兵庫 24 5 21% 5,593,767 3,000,001 54% 奈良 3 3 100% 1,380,181 1,380,181 100% 和歌山 17 17 100% 981,416 981,416 100% 鳥取 3 3 100% 571,176 571,176 100% 島根 9 1 11% 696,331 174,948 25% 岡山 14 2 14% 1,927,628 1,229,061 64% 広島 13 2 15% 2,857,232 451,357 16% 山口 12 12 100% 1,423,452 1,423,452 100% 徳島 13 0 0% 762,104 0 0% 香川 9 1 11% 942,517 429,151 46% 愛媛 14 0 0% 1,412,053 0 0% 高知 15 0 0% 732,341 0 0% 福岡 25 6 24% 5,166,965 3,232,122 63% 佐賀 5 5 100% 837,935 837,935 100% 長崎 10 4 40% 1,385,869 1,121,845 81% 大分 14 0 0% 1,176,074 0 0% 熊本 12 1 8% 1,797,899 163,964 9% 宮崎 10 3 30% 1,113,923 563,048 51% 都道府県 導入状況

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○病院に行った方がいいの? ○救急車を呼んだ方がいいの? ○応急手当はどうしたらいいの?

1 概 要

住民が急な病気やけがをしたときに、救急車を呼んだほうがいいのか、今すぐ病院に

行ったほうがいいのかなど迷った際の相談窓口として、専門家から電話でアドバイスを受

けることができる。

相談を通じて、病気やけがの症状を把握した上で、以下をアドバイス。

○救急相談

例)緊急性の有無

※1

、応急手当の方法、受診手段

※2

○適切な医療機関を案内

※3 ※1 直ちに医療機関を受診すべきか、2時間以内に受診すべきか、24時間以内か、明日でも良いか等。 ※2 救急車を要請するのか、自分で医療機関に行くのか、民間搬送事業者等を案内するのか。 ※3 適切な診療科目及び医療機関等の案内を行う。

【イメージ図】

医療機関の案内

住民

 医師・看護師・相談員が相談に対応 ・病気やけがの症状を把握 ・緊急性、応急手当の方法、受診手段、 適切な医療機関などについて助言  相談内容に緊急性があった場合、 直ちに救急車を出動させる体制を構築  原則、24時間365日体制 迅速な救急車の出動 緊急性の高い症状

#7119(救急安心センター事業)

緊急性の低い症状 専用回線 (♯7119)

1

2 背 景

・救急出動件数は年々増加傾向を示している。 (H18年から約19%増) ・救急車の現場到着時間も遅延している。 (H18年から約29%増) #7119の普及促進について、救急車の適正利用の推進及び緊急度判定体 系の普及の観点から、極めて有効

現在の状況

救急業務のあり方に関する検討会(H27)

総務大臣の国会答弁(衆・総務委H28.2.23)

救急車の到着ですとか病院への搬送が非常におくれるということによって、 救われる命も救われない可能性が出てまいります。これまでも、#7119です とか、必ずしも急に救急車を呼ばなくても電話で相談をできる、こういう窓口 も用意してまいりましたし、また、啓発活動というのも大変重要だと思ってお ります。

通知の発出(H28.3.31)

#7119の導入に向け積極的に取り組むよう依頼

総務大臣の国会答弁(参・総務委H28.11.22)

私も、これは全国展開したいと考えまして、昨年(消防庁)長官にもですね、相当

救急に関する世論調査

積極的に進め るべきだと思う 54.0% どちらかというと慎重に 進めるべきだと思う 8.5% 慎重に進める べきだと思う 6.8% 救急に関する (分) 約19%増加 約15%増加 約23%増加 約29%増加 0

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○潜在的な重症者を発見し救護

緊急(救急車)で即受診と判断された件数は、

約38万件のうち約48,000件

(東京消防庁H28)

○軽症者の割合の減少

H18 60.3% → H28 54.9%

(東京消防庁) ※軽症者の減少割合に相当する人数は、救急医療相談件数 (119番転送件数を除く)の約半数 ○

不急の救急出動の抑制

・窓口の設置後、救急出動件数の増加率が抑制

東京:H18年からH28年(速報値)の増加率12.52%(全国平均より6.04ポイント減) 大阪:H22年からH28年(速報値)の増加率13.25%(全国平均より0.48ポイント減)

・#7119の相談件数約38万件(H28)であり、#7119がなかった場合、約52%である 7万3

千件が119番通報され、現在の救急体制では対応が極めて困難

(東京消防庁) ※急な病気やケガをした時に、もし、「♯7119」「受診ガイド」がなかったらどのような行動をとりますか ⇒ 119番通報する 51.9% (東京消防庁 消防に関する世論調査 H28)

・管轄面積が広く出動から帰署まで長時間。1台が出動すると他の署所の救急車が遠方から

出動することになり、相談窓口を設けて、救急車の適正利用を推進

(田辺市)

① 救急車の適正利用

※救命へと繋がった多数の奏功事例が報告されている。(例) 50代女性 就寝前からの胸痛が続き相談 搬送後 医療機関で緊急カテーテル 予後良好 60代男性 急にろれつがまわらなく家族が相談 搬送後 医療機関でt‐PA 後遺症なし

救急車が到着できるようにすることに加え、住民が適切なタイミングで医療機関を受診で

きるよう支援するためのもの。

目的

③ 不安な住民に安心・安全を提供

・住民の十分な需要 (

地域差なく概ね人口の3%~7%の相談件数)

・利用者の約9割が「大変役に立った」、「役に立った」と回答

(大阪市消防局)

・医療機関における救急医療相談や時間外受付者数の抑制

・病院に救急相談があった際に、#7119を紹介し病院業務

に専念(相談専門職員を削減できた事例有)

・横浜市救急相談センターへの相談件数は年間約11万5千

件。約73%が救急車以外での受診を勧奨(橙・黄・

緑)。

約23%の2万6千件が翌日受診の勧奨・経過観察と

判断

(緑・白)

② 救急医療機関の受診の適正化

※B政令市でも二次救急病院、三次救急病院の 受診者の約18%が子ども 最終判断 件数 割合 119番へ転送 赤 15,122 13.2% 救急車以外の手段での速やかな受診を勧奨 橙 32,759 28.6% 6時間以内の受診 31,427 27.4% 翌日の日勤帯に受診を勧奨 緑 19,078 16.6% 経過観察 白 7,131 6.2% H28.1.15~H29.1.14 救急相談データ

・二次救急病院、三次救急病院の受診者の約

15%

である子どもについては、全国で電話

相談事業(#8000)を実施(※A県データ)

参照

関連したドキュメント

の他当該行為 に関して消防活動上 必要な事項を消防署 長に届け出なければ な らない 。ただし 、第55条の3の 9第一項又は第55 条の3の10第一項

はじめに ~作成の目的・経緯~

(単位:千円) 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 1,772 決算 2,509 2,286 1,891 1,755 事業費 予算 2,722 2,350 2,000. 1,772 決算

新設される危険物の規制に関する規則第 39 条の 3 の 2 には「ガソリンを販売するために容器に詰め 替えること」が規定されています。しかし、令和元年

防災 “災害を未然に防⽌し、災害が発⽣した場合における 被害の拡⼤を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをい う”

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.

2013(平成 25)年度から全局で測定開始したが、2017(平成 29)年度の全局の月平均濃度 は 10.9~16.2μg/m 3 であり、一般局と同様に 2013(平成

国では、これまでも原子力発電所の安全・防災についての対策を行ってきたが、東海村ウラン加