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高学年児童の運動器(骨と筋肉)発達と 生活習慣との関連

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(1)

原著論文

高学年児童の運動器(骨と筋肉)発達と 生活習慣との関連

明渡陽子

1)

・上杉宰世

1)

・石井雅幸

2)

1)大妻女子大学家政学部食物学科,2)大妻女子大学家政学部児童学科

Relationship between the Development of Musculo

-

Skeletal Systems and Lifestyle Habits for the Senior

-

grade Children at Elementary School

Yoko Akedo, Sayo Uesugi and Masayuki Ishii

Key Words :

運動器発達,子どもロコモ,フィットネススコア,握力,運動習慣

要旨

近年児童に頻発する骨折や運動器の機能低下の原 因を究明するため、運動器である骨と筋肉に焦点を 絞り、超音波骨密度計(AOS-

100SA)、体組成分析

InBody430

で骨密度、体組成(筋肉分布や体脂

肪率など)を測定し、ロコモチェックテスト、握 力、椅子立ち上がりテスト(CS-

30)などで運動機

能を評価し、それらと生活習慣因子との関連を検討 した。対象者は小学生高学年

5

年生と

6

年生の合計

287

名(男

146

名・女

141

名)。今回の調査から、

運動習慣のない児童、余暇に非活動的な生活をして いる児童およびカルシウムや魚介類摂取の少ない児 童では、四肢筋肉発達率が悪く、四肢、胴体の脂肪 量の増加が認められるなど体組成成分のアンバラン スが背景にあり、その結果、握力低下や椅子立ち上 がり回数低下、しゃがみ込みができないなどの子供 ロコモ発生につながっている可能性が示唆された。

また、骨折や捻挫などの運動器事故を起こした児童 は、体組成成分の問題よりは運動機会が多くなるた め発生する可能性が推測された。成長期にあるフッ トネススコア

70

以下の体組成成分のアンバランス の強い児童には、日常の活動量を増やすこと、運動 習慣の獲得、成長期に必要な栄養素の教育などの介 入が必要と考えられた。

1. 研究の目的

最近、子どもの身体機能、体力・運動能力の低下 や異常を指摘する研究報告が出され1)、この状態が 放置されれば、将来、骨折の発生率の増加2,3)やロ コモティブシンドローム4)に繋がると危惧されてい る。そこで

H28

年度から学校健診時に運動器検診 が加わった。これらの背景に、スマホゲームの浸透 や外遊びの減少による運動不足や家族の核家族化、

両親の共働きなどのよる食習慣が乱れからくる低栄 養・痩せすぎなどの問題があると指摘されている。

そこで、これら子どもの運動器機能不全の原因究明 にために、運動器である骨と筋肉に焦点を絞り、子 どもの骨密度と体組成の測定を行うことで、子ども の運動器の発達を阻害する要因を把握することは有 用である。

本研究は、東京都内の小学校

2

校の

5

年と

6

年生 までの

287

人を対象に超音波骨密度計(AOS-

100SA)

InBody430、ロコモチェックテストにより骨密度

と体組成(筋肉分布や体脂肪率など)体のバランス 状態を測定し、身体発育状態を横断的に検討する。

同時に食生活、野外での運動習慣、就寝・睡眠時 間、塾時間などの生活習慣および家族構成や母親の 就労状態、塾通いの有無、外遊びなどの社会環境に 関するアンケートを実施し、これらの因子と運動器 である骨、筋肉の発育過程に影響する要因を明確に することを目的とした。

(2)

2. 研究方法

東京都内の

2

つの小学校の

5

年生と

6

年生の児童 を対象として、以下の項目測定を行った。また、後 日、食生活・運動習慣・睡眠状況・生活全般に関す る生活習慣、および家族構成や母親の就労状態、塾 通いの有無、外遊びなどの社会環境に関する自記式 アンケート調査を行い、運動器機能・身体成分など との関連を検討した。統計処理には、SPSSVer.22 を使用し、有意水準は

5%

未満として、一元配置分 散分析、相関分析、t検定を行った。なお、相関係 数は

Pearson

の累積相関係数を用いた。(

p

0.05、

**

p

0.01)

【測定項目と生活習慣アンケート調査の概要】

血圧

:

上腕で測定。

骨密度測定

:

超音波骨密度計(AOS-

100SA)

を 用 い て 足 の 踵 骨( か か と ) の 骨 密 度 を 測 定。

OSI、SOS、BUA

OSI(音響的骨評価値)(単位 : m/s)音響的に骨

を診たときの総合的な指標値。

:

総合的な骨の状態 を表す指標。

SOS :

音速

BUA(広帯域超音波減衰)(単位 :

-

dB/MHz) :

骨 の量によって異なる超音波の透過の度合いを数値化 したもの。

体組成測定

:

超音波を用いた

InBody430

にて、

体組成(筋肉分布や体脂肪率など)体のバランス状 態を測定する。

運動器機能測定

:

上肢の機能評価として、左 右の握力測定を行い、下肢の機能評価として、椅子 立ち上がりテスト

: CS

-

30

テスト(30秒間に椅子 から立ち上がる回数を測定)を行った。

子どもロコモチェック

: 5

つの身体項目 ① 両 腕拳上(肩を

180

度挙上)② グーパー運動(左右 の手首を上下に

90

度)③ しゃがみ込み(両腕を前 方に突き出しながら座る)④ 体前屈(指を床につ ける)⑤ 片脚立ち(左右

5

秒ずつ)、について

0, 1, 2

3

段階で判定。0は可能、2は不能。

生活習慣調査では、食生活、運動習慣、ライフ スタイル、ネット利用、睡眠状況、塾時間などの生 活習慣および生活環境(公園などの有無)、身体症 状(手足の冷え、腹痛や生理痛、立ちくらみ、だる い・疲れやすい)に関するアンケートを実施した。

3. 結果・考察

A. 対象児童の身体成分・運動器機能などの基本 データ

1) 対象者の身体因子と体型

対象者は

5

年生から

6

年生の児童合計

287

名(男

146

名・女

141

名)であった。学年別・性別の身 長・体重・BMI・血圧は(表

1)に示してある。平

均値は標準値の範囲内であり、また、男女ともに身 長と体重は学年が上がるにつれて有意に上昇し た。血圧は学年で差異はなかった。

InBody430

での

BMI

判定による体型割合(図

1 :

男女子別)は、痩せ、標準、肥満の順に、男子は

21.2%、69.2%、9.6%、女子は 20.9%、76.2%、2.9%

となり男女共に標準は

7

割程度だった。2017年度

(H27年度)の学校保健統計の児童体型分類頻度6)

の全国平均と比較すると、男子は、肥満は

10%

と 同程度割合だったが、痩せ割合が増加(全国平均は 約

3%

程度)し、標準割合が少なかった。一方女子 では、肥満割合が少なく(全国平均は約

8%

程度)、

痩せ割合が増加し(全国平均が約

3%

程度に対し

20%)、標準の割合が少なかった。

2) 骨密度パラメーター

骨密度パラメーターの平均を表

2

に示す。各パラ メーターは、すべて年齢別標準値の±

2SD

内に収 まり、正常範囲内であった。骨密度(OSI)は、5 年、6年 の 順 に、 男

2.34

±

0.22、2.44

±

0.24、 女 2.36

±

0.19、2.42

±

0.19

と学年が上がるにつれ有 意に上昇した(表

2

-

1)同様に、SOS、BUA

も年齢 別標準値の±

2SD

内に収まり、正常範囲内であっ た。

3) ロコモチェック

ロコモチェックした

287

名(男子

145

名・女子

141

名)のうち男子

37.9%、女子 34.8%

に何らかの 運動器機能低下が認められた。このテストでは、筋 肉・関節の硬さとバランス能力を見ることができ る。

5

つの身体項目別に見てみると(表

2

-

2・図 2)、

男女共に、「しゃがみ込み」と「体前屈」の

2

項目 でできない児童が認められ、その割合は項目の順に 男子ではそれぞれ

4.8%

37.0%、女子では、3.6%

27.0%

だ っ た。 全 体 で は、「 体 前 屈 」 が

47%、

「しゃがみ込み」4.2%できていなかった。特に、

「体前屈」に男女ともに問題ある児童が多かった。

林ら5)の報告でも、児童の

41.6%

に何等かの運動器 機能低下が認められ、項目別では「体前屈」が

(3)

表 1 対象者の身体因子と血圧

身長(cm) 体重(kg)

BMI

血圧(収)mmHg 血圧(拡)mmHg

男子

5

年生(n=81)

142.1±5.9 

** 35.8±7.6 

* 17.6±2.9 103.5±11.4 66.2±11.7

6

年生(n=65)

149.3±7.6 40.7±9.7 18.1±3.3 107.4±12.0 62.8±9.6

女子

5

年生(n=69)

142.4±7.5 

** 35.2±6.5 

** 17.2±2.2 103.0±10.7 61.8±7.6

6

年生(n=72)

148.9±6.5 39.5±7.5 17.6±2.2 106.5±9.9 66.2±11.2 Mean

±

SD

*P<0.05, **P<0.01

図 1 体型分類

表 2-2 ロコモチェック 5 項目(人数)

両腕挙上 手首運動 しゃがみ込み 体前屈 片脚立ち

男子

N=146 1 2 7 54 1

女子

N=141 1 3 5 38 2

全体

N=287 2(0.7%) 5(1.7%) 12(4.2%) 92(47%) 3(1%)

表 2-1 骨パラメーター

OSI SOS BUA

男子

5

2.34±0.22 

* 1,557±23.31 54.25±11.3 

*

6

2.44±0.23 1,562±18.1 60.1±11.3

女子

5

2.36±0.19 

* 1,557±28.8 51.9±9.99

6

2.41±0.19 1,557±14.6 54.91±11.5

Mean±SD

*P<0.05, **P<0.01

(4)

23.3%

と最も多く、次に「しゃがみ込み」15.3%と

「片脚立ち」14.7%に同程度の問題があった。さら に、5つの身体項目を複数でき ない児童も見られ、

2

つ以上のできない児童割合は男子では

2.8%、女

子では

2.1%

存在した。

4) 体組成成分

InBody430

にて測定した、男子

146

名、女子

141

名の男女別の平均体組成成分表を表

3

に示す。

今回の集団は、InBody430での

BMI

判定による 体型割合で、標準が大部分(7割から

7.5

割)で あった。表

3

を見ると、男女とも平均体組成成分は 標準内にあり、体成分のバランスは標準であった。

その内容を詳細にみると、小学生高学年になると、

性ホルモンの影響が現れてきて、男女共に学年が上 がるにつれ基礎代謝量および筋肉量は上昇して いる。男子は女子より筋肉量、骨格筋量ともに

有意に高く、女子は男子よりも両腕、両脚、胴体の すべてで体脂肪率**が有意に上昇していた。女子 でも両腕、両脚、胴体の筋肉量は学年が上がるに従 い上昇したが、平均の筋肉発達率は年齢相当の筋発 達率より低下していた。さらに男子では、両腕の脂 肪率、胴体の脂肪率に変化なく一定だったが、女子 では学年が上がるにつれ両腕の脂肪率、胴体の脂 肪率増加を示した。 

これまで、児童の体組成成分を使用して運動器機 能を考察する研究は無く、比較検討はできないた め、今回は我々の得られた数値を今後の基礎資料と して提示した。

フットネススコア(FS)は、体成分のバランス 状態を評価する良い指標であり、70点以上なら標 準にあり、80点上は良好と判断する。筋肉量が多 くなるか、標準値まで脂肪量が調整されると点数が 図 2 ロコモ割合

表 3 体組成分析

基礎代謝量 ウエスト周り 体脂肪率 内臓脂肪レベル フィットネススコア 男子 男子(N=146)

1,031.80±119.38  

* 62.01±6.17 17.63±9.02 2.34±1.84

* 72.74±4.32 

女子 女子(N=141)

1,002.82±96.64 61.88±5.00 20.21±6.80 2.76±1.49 74.05±3.1 **

骨格筋量 筋肉量 体脂肪率

男子 男子(N=146)   16.11±3.29   

* 28.88±5.22  

* 17.63±9.02

  女子 女子(N=141)   15.23±2.64

27.57±4.21 20.21±6.80 **

右腕発達率 左腕発達率 胴体発達率 右脚発達率 左脚発達率 男子 男子(N=146)   92.34±15.19

91.33±15.06 96.51±7.21 100.12±9.25 99.75±9.16

女子 女子(N=141)   93.71±14.87

92.98±15.07 97.78±6.72 101.34±8.77 101.31±8.66

右腕体脂肪率 左腕体脂肪率 胴体体脂肪率 右脚体脂肪率 左脚体脂肪率 男子 男子(N=146)   27.65±10.48  

** 28.18±10.34  

** 14.0±10.95  

* 21.63±8.47

** 21.61±8.44

  女子 女子(N=141)   32.94±7.61

33.36±7.61 16.97±9.01 24.44±6.08 24.40±6.05 **

Mean±SD

*P<0.05, **P<0.01

(5)

上がるしくみである。

今回のフットネススコア(FS)は、学年別にみ る と、 男 子 で は

5

73.38

±

3.6、6

71.9

±

5.0 

女子では

5

74.79

±

3.0、 6

73.33

±

3.0

だった。

高学年(5、6年)の平均値は、男女の順に、72.73

±

4.3、74.03

±

3.1

と共に平均は

70

点以上あり体 成分のバランス状態は標準にあり、女子は男子より 有意に高値を示した。その理由については、成長期 にあるこの時期はホルモンの影響により、学年が上 がるにつれて男女ともに筋肉量や脂肪量が増加して いる。しかし、女子の標準脂肪量が男子よりも高値 のため女子では脂肪量が増加していてもまだその値 にまだ近づいていないこと、男子では、標準筋肉量 にまだ達していない者の割合が高かったため、フッ トネススコア(FS)は女子で男子よりもやや高値 であったと考えられる。このスコア判定で

80

点以 上の良好だった人数は、男子で

3

人、女子で

1

人の みであった。さらに男子で

FS

の低い群(平均

65.6

±

4.2 :

人数

26)と標準群(平均 74.3

±

2.4 :

人数

117)の BMI

体型割合で比較してみると、FS低い

群では、BMI体型は肥満の割合が高かった(20%)

のに対して、FS標準群は痩せに分類される割合が 高く(73%)、体脂肪率は標準内の低値範囲にあり 一方四肢の筋肉発達率は高かったためと考えられ た。女子においてもフットネススコアの低い群(平 均

65.5

±

4.0 :

人数

6)と標準群(平均 74.4

±

2.2 :

人数

135)の体組成を比較すると、FS

低い群では、

BMI

体型は肥満の割合が高かった(17%)、FS標準 群は痩せに分類される割合が高く(72%)男子と同 様であったが、その内容は異なり。体脂肪率はまだ 年齢相当の標準に達しない一方で、四肢の筋肉発達 率は標準より低い者が多かったためと考えられた。

5)  運動機能評価 : 上肢の握力と下肢の椅子立ち 上がりテスト(CS-30 テスト)の結果を示す。

(表 4)

① 握力

:

男子・女子ともに約

9

割が右利きで あったため、男女ともに右で握力*が強かった。男 子 の 握 力 は、5年、6年 の 順 に 平 均(17.1 Kg、

18.2 Kg)、 女 子 で は そ れ ぞ れ(16.7 Kg、17.5 Kg)

で、男子が女子より有意に高値を示した。スポーツ 庁の体力・運動能力調査6)(2017年)の同年齢では、

男子は左右(20.3 Kg、23.9 Kg)、女子は左右(19.7

Kg、21.8 Kg)であり、全国平均と比較すると男女

ともに低値を示した。一方、東京都教育委員会

(2017年)の東京都児童平均7)と比較すると、5年 男子では右

16.7Kg、女子では 16.2 Kg

で、6年男子 では右

19.5 Kg、女子では 19.2 Kg

であり、男女と もに

5

年は東京都の平均より高かったが、6年生で は男女共に低かった。

② 椅子立ち上がりテスト(CS-

30

テスト)

:

男 子、女子の回数平均はそれぞれ

30

回と

28

回で男子 が有意に高かった。CS-

30

テストは、レッグプレス を用いた下肢筋力測定結果との相関が高く、下肢筋 パワーの評価に用いられているので使用したが、高 齢者の評価が主のため学童の確立された評価基準は ない。そこで、中谷ら(2003年)が日本における 性別年齢階級別

5

段階評価表を参考にすると、男子 は

30

歳〜39歳のランキング(5段階の中間)で普 通であり、女子も

30

歳〜39歳のランキング普通に 相当していた。

6) 現在の運動量と 骨折や捻挫、打撲の関 連

① 運動量、運動因子と他因子の関連

5

-

1

に示すように、学校の授業以外で運動して いる人の割合は男子で

93.2%、女子で 83/7%

であっ た。また運動量である合計

EX

量は、男子では、

57.32

±

56.36

女子では

25.65

±

31.15

と男子で女子 の約

2

倍運動量**が多かった。しかし、SDが大き く運動していても運動量には個人に差異が大きかっ た。また、運動の種類では、男女共に水泳(男子

28.1%、女子 18.9%)が最も多かった。次いで男女

ともにサッカーが

2

位だった。

運動因子との相関がみられた項目は、表

5

-

2

に示 すように、合計

EX

は、身体症状のうち、冷え(r=

−0.209**)、腹痛・生理痛(r=−0.141*)と負の相 関がみられた。合計

EX

が少ないほど、冷えや腹痛 などの症状が出てくる。生活環境の項目である公園

表 4 運動機能評価

利き手(右) 握力(右) 握力(左) 椅子立ち上がり

/

回数 男子

N=146 123(86.6%) 18.28±4.77

* 17.55±4.63

** 30.01±7.43

女子

N=141 127(92.7%) 17.05±4.03 15.88±3.81 27.86±6.73 *

Mean±SD

*P<0.05, **P<0.01

(6)

利用度は、合計

EX

とも運動の種類の数とも正の相 関があり(r=0.160**)。多くの種類の運動をしてい る者ほど、また、合計

EX

が高いほど、公園利用度 が高いとの結果であった。

②  骨折、

捻挫、 打撲と体組成・運動機能との関連

骨折の 経験にある児童は、男子では

20%

に、女

子では

20.6%

に認められ、これまでに

1

回骨折経

験 の 人 が 最 も 多 く、 男 子 で は

19.9%、 女 子 で は 20.6%

を占めた(表

5

-

3)。表には示していないが、

捻挫、打撲の経験のある人は、男子・女子の順に

43%、44%

だった。

また、表

5

-

4

に示すように、骨折経験のある児童 は骨折既往のない児童と比較して、合計

EX

が 多く、CS-

30

**が高かったこと、骨

OSI

は差異がな く、筋肉発達率が高かった。

また、表には示していないが、ロコモチェックの

5

項目と骨折、捻挫、打撲事故との間には有意な関 係は認められなかった。

7) 食事・栄養因子

① カルシウム摂取量

カルシウムの食事摂取基準(2015年厚生労働省)

によると、男子、女子のそれぞれ推奨量は、700〜

1,000 mg/

日、750〜800 mg/日とされる。男子平均 値は

866 mg

と推奨量内にあり、女子は

850 mg

で 推奨量より多いが、ともに

SD

が大きく個人差が大 きいと考えられた。

また、1日のカルシウム摂取推奨量のほとんどを

乳製品で摂取していると考えるには、無理があり、

今回の調査の結果は問題を残した。他のカルシウム 含有食品の摂取状態も同時に聴取すべきであった。

② その他の栄養摂取頻度

肉類と魚介類は、ほぼ毎日摂取しており(量は不 明)、肉類は男子で女子より優位に高値を示した。

③  欠食割合(図

3)と睡眠・身体・運動因子と

の関連

全体の欠食割合は

11.1%

で、そのうちの

65%

が 朝食だった。平成

26

年度児童生徒の健康状態サー ベランスの小学校

5・6

年生のデータでは、朝食を

「毎日食べる」と答えた比率は男子

92.0%、女子

91.6%

であり、今回の対象者の結果と大きな差はみ

られなかった。欠食する理由には、食事する時間が ないが

46.9%、食欲がないが 37.5%

の順だった。ま た、欠食する児童の

BMI

割合は、やせが

59.3%、

標準

34.4%、肥満 6.3%

だった。

欠食と相関が認められた生活因子は、就寝時間

(r=0.25*)寝る前のネット時間(r=0.244*)だっ た。つまり、就寝前にネットなどの電子機器の使用 で就寝時間が遅くなると欠食になるとの結果であっ た。また、欠食と運動機能(ロコモ・握力・椅子立 ち上がり回数)および体組成成分、骨パラーターと の間で有意な関連は認められなかった。欠食と 身 体症状項目のうち、冷え(r=0.124*)、だるさ・疲 労感(r=0.164**)に正の相関がみられ、欠食があ ると、冷えやだるさにつながることが考えられた。

今 回 の 児 童 の 平 均 睡 眠 時 間 は、 男 子

8 : 40

±

0 : 57、女子 8 : 32

±

0 : 53

だった。

全国同年代の平均値は、男子

8

時間

43

分、女子

8

時間

36

分であり、対象者の結果はそれら比較し て大きな差異は見られなかった。何かしらの睡眠問 題があると答えた割合は、男子

46.6%、女子 46.1%

であり、寝つき・寝起きの問題が男女ともに

3

割ほ どにみられた。睡眠に満足している割合を、『睡眠 表 5-1  授業以外で運動することがある者、男女別

平均合計 EX

授業以外で運動をする者 合計

EX(平均)

男子

136

人(93.2%)

57.32

±

56.36

  女子

118

人(83.7%)

25.65

±

31.15 **

 * :

p<0.05, ** : p<0.01

表 5-2 運動因子と相関関係がみられた項目

項目 合計

EX

運動種類の数

相関係数(r) 有意確率(p) 相関係数(r) 有意確率(p)

身体症状因子 冷え −0.209**

0.001

生理腹痛 −0.141

0.022

生活環境因子 公園利用度  0.137*

0.032 0.160** 0.008 r=Pearson

の相関係数

* : p<0.05, ** : p<0.01

(7)

満足度』とすると、睡眠満足度は、男子

76.7%、女

68.6%

であった。昼間の眠さについては、男子

31.5%、女子 37.6%

があると答えた。睡眠時間と塾

の回数(r=−0.152*)や塾後の帰宅時間には負の相 関がみられた。塾の回数が多く、塾後の帰宅時間が 遅いほど、睡眠時間が短くなっている。睡眠問題の 有無は、昼間の眠さとも相関(r=0.253**)がみら れた。 睡眠に何かしらの問題があり睡眠の質が悪 いと昼間の眠さにつながると考えられる。睡眠満足 度と睡眠時間には、正の相関(r=0.142*)がみられ る。 睡 眠 満 足 度 と 昼 間 の 眠 さ に は 負 の 相 関

(−0.404**)がみられた。睡眠が足りず睡眠に満足 がいっていない状態だと、昼間に眠気が現れてくる ことが考えられる。

B. 運動器機能・体組成との関連

1)  ロコモチェックと体組成との関連(表 7-1)

ロコモ ① 両腕拳上、ロコモ ② グーパー運動、ロ コモ ⑤ 片足立ちでは、できた群とできなかった群 において、体組成に有意な関連は認められなかった

が、ロコモ ③ しゃがみ込みでは、できなかった群 はできた群より、腕、脚、胴体の脂肪率が有意に高 値を示し、またロコモ ④ 体前屈のできなかった群 はできた群と比較して、腕、脚、胴体の筋肉率に有 意な低値を示したが、両群共に標準値内に収まって いた。

2)  握力・椅子立ち上がり回数と体組成との関連

(表 7-2)

握力(上肢の機能評価指標)は、骨密度(OSI)**、 筋肉量**、骨格筋量**、BMI**、椅子立ち上がり 回数**、脚筋肉発達率**と有意な正の相関、腕と 脚の体脂肪率と負の関係を示した。

椅子立ち上がり回数(下肢の機能評価指標)は、

骨密度(OSI)**、筋肉量**、骨格筋量**、脚筋肉 発達率**と有意な正の相関、腕と脚の体脂肪率と 負の関係を示した。

C. 動器機能・生活習慣の関連(表 8)

運動器機能(ロコモチェック・握力・椅子立ち上 がり回数)と生活習慣に関して検討した。握力は、

現在の運動量(r=0.198**)、余暇にスポーツする人

(r=0.155**)や家事をする人(r=0.279**)で有意 な正の相関を示した。

椅 子 立 ち 上 が り 回 数 は、 現 在 の 運 動 量

(r=0.286**)、余暇にスポーツをする人(r=0.279**)

や家事をする人(r=0.279**)、乳製品でカルシウム 表 5-3 骨折経験

骨折回数

0

1

2

3

回 男子(N=146)

117 26 2 1

女子(N=141)

112 21 6 2

表 5-4 骨折と体成分組成・運動機能との関連

OSI

握力(Kg)

CS(回)

合計

EX

量 フィットネススコア(点)

骨折なし(226)

2.385±0.22 16.52±4.12  

* 28.36±7.17  

** 39.46±47.2  

* 73.27±3.62

骨折あり(49)

2.387±0.21 17.79±5.09 31.39±6.52 53.95±56.7 73.87±4.42 Mean±SD

* : P<0.05, ** : P<0.01

表 6-1 乳製品カルシウム摂取量

牛乳

Ca

量(mg) 牛乳量(ml) ヨーグルト

Ca

量(mg) ヨーグルト量(g)

男子(N=146)

233.057±174.645 209.59±54.01

* 377.26±421.50 88.70±30.38

女子(N=141)

203.336±147.447 195.96±47.23 416.17±500.93 90.43±32.14

チーズ

Ca

量(mg) チーズ量(g)

Ca

合計(mg)

男子(N=146)

255.68±327.71 16.92±6.70

  

* 866.00±923.86

女子(N=141)

230.55±325.52 17.52±6.99 850.06±973.89 Mean±SD

* : P<0.05, ** : P<0.01

(8)

量の多い(r=0.143*)人、魚介類摂取頻度の高い

(r=0.159**) 人、 運 動 の 種 類 が 多 い(r=0.130*)

人、塾の回数の多い人(r=0.131*)で有意な正の相 関を示した。

ロコモッチェック項目では、しゃがみ込みができ なかった群は、余暇にネットやテレビで過ごす

(r=0.130*)児童で有意な正の相関が認められた。

また、体前屈のできなかった児童は、余暇にスポー

ツ(r=−0.147*)や散歩(r=−0.147*) をしない児 童で多かった(有意な負の相関)。

骨折の経験のある人は、ない人と比較して、合計

EX

が多く、CS-

30*

が高かった。また、四肢の 体脂肪率が低い傾向で、四肢の筋肉発達率が高い傾 向を示した。しかし、骨

OSI

は同程度で差異はな かった。また、捻挫、打撲の経験にある人は、両脚 の筋肉発達率**が有意に高かった。欠食は、運動 機能に影響を与えていなかった。

4. まとめ

今回調査の対象であった、東京都内の小学校

2

校 の

5

年と

6

年生

287

人の平均は、身長・体重血圧 は全国平均の標準値範囲内であった。InBody430で の

BMI

判定による体型割合では、男女共に標準が

図 3 欠食状況 表 6-2 摂取頻度スコア

肉類 魚介類 男子

N=146 1.18±0.74 1.03±0.83

女子

N=141 1.00±0.64 0.91±0.82 Mean

±

SD

* : P<0.05, ** : P<0.01

表 6-3 欠食と相関関係がみられた項目

項目 欠食 有意確率(p)

睡眠因子 就寝時刻

0.250** 0

ネット因子 就寝前ネット利用

0.197** 0.001

就寝前ネット利用時間

0.244** 0.15

身体症状因子 冷え

0.124* 0.035

だるさ・疲労感

0.164** 0.005 r = Pearson

の相関係数

* : p<0.05, ** : p<0.01

(9)

7

-

1 ロコモ因子と体組成との関連

OSI

骨格筋量筋肉量

BMI

椅子立ち上がり回数腕

:

筋肉発達率胴体

:

筋肉発達率脚

:

筋肉発達率腕

:

体脂肪率脚

:

体脂肪率胴体

:

体脂肪率 ロコモ③なし有意差あり ロコモ④なし有意差ありなし ロコモ①②⑤なし 表

7

-

2 握力・椅子立ち上がり回数と体組成の相関

OSI

骨格筋量筋肉量

BMI

椅子立ち上がり回数腕

:

筋肉発達率胴体

:

筋肉発達率脚

:

筋肉発達率腕

:

体脂肪率脚

:

体脂肪率胴体

:

体脂肪率

握力 右    左 正 

0.383**

 正 

0.825**

 正 

0.621**

 正 

0.26**

 正 

0.158**

正 

0.352**

 正 

0.825**

 正 

0.615**

 正 

0.328**

 正 

0.142*

なし 正 正 負 −

0.32

負 −

0.265

負 −

0.21

負 −

0.211

なし

椅子立ち上 がり回数 正なしなし正負なし

r

peason

の相関係数

*: P <0.05, ** : P <0.01

(10)

7

割、やせが

2

割を占めた。骨密度(OSI)は、男 女共に学年が上がるにつれ有意に上昇した。同様 に、SOS、BUAも年齢別標準値の±

2SD

内に収ま り、正常範囲内であった。InBody430のフットネス スコアの高学年(5,6年)の平均は、男子

72.73

±

4.3、女子 74.03

±

3.1**

で女子が有意に高く、男女 ともに平均は

70

点以上であり体組成バランスは標 準だった。詳細をみると、男女共に両腕、両脚、胴 体の平均筋肉発達は学年が上がるにつれて上昇し、

女子では体脂肪率**は有意に高かった。以上から、

今回の対象者の骨、筋肉などの運動器の平均構成成 分に多少ばらつきは見られるものの

FS

スコアの極 端な異常児童は認められず(FSスコア低い群の平 均は男子平均

65.6

±

4.2 :

人数

26、女子平均 65.5

±

4.0 :

人数

6)、年齢相当の標準偏差値範囲内に収

まっており、今後の生活習慣の見直しで是正できる 範囲にあると考えられた。

次に、運動器の機能の評価を行った。

ロコモチェックテストは、体の硬さとバランスを チェックできる

5

つの基本動作から構成されてい る。これらのいずれかに異常があると、転ぶときに 手が出ない、組体操で支えられない、雑巾がけで歯 を折る、長時間立って至れないなどのなどの異常が 起こる。今回、男子の

37.9%、女子の 34.8%

に運動 器機能の低下が疑われ、特にしゃがみ込み(4.2%)

と体前屈(32.1%)ができない児童が多かった。林 ら5)は、埼玉県の

6

年間のモデル事業で就学時およ び小学

5

年生、さらに中学性に運動器検診(上記、

ロコモチェックと同様の

5

項目)を行ってきた結 果、約

4

割に何等かの運動器機能不全と報告してお り、我々の今回の結果をほぼ同様の結果であった。

これら児童の体組成上の特徴は、しゃがみ込みので きなかった児童では、腕、脚、胴体の脂肪率が高 く、体前屈のできなかった児童は腕、脚、胴体の筋 肉率がやや低い傾向を示した。また生活習慣上の特 徴は、しゃがみ込みのできなかった児童では、余暇 はネットやテレビで過ごしており、体前屈のできな かった児童は、余暇にはスポーツや散歩をしな い人が多かった。

握力は、スポーツ庁の体力・運動能力調査9)(2017 年)の全国同年齢平均と比較すると男女ともに低値 を示した。一方、東京都教育委員会(2017年)の 東京都児童平均7)と比較すると、男女ともに

5

年は 東京都の平均より高かったかが、6年生では男女共 に低かった。また、握力と生活因子との関連では、

現在の運動量(r=0.198**)、余暇にスポーツをする 表

8 運動機能と生活因子の相関

食事因子運動因子余暇因子その他因子 牛乳カルシ ウム量総カルシウム量魚介摂取頻度

運動総量 (

Ex

)運動の種類骨折経験

ネット・ テレビ

買い物家事スポーツ散歩塾回数 握力  右

0.198** 0.155** 0.155**

    左

0.229**

0.126* 0.198** 0.198**

椅子立ち上 がり回数

0.139* 0.132* 0.159** 0.286** 0.130* 0.124*

0.133* 0.279** 0.279** 0.131*

ロコモ ①     ②     ③

0.130* 0.142*

    ④−

0.147*

0.147*

    ⑤

Mean

±

SD * P <0.05, ** P <0.01

(11)

**で有意な正の相関を示した。

椅子立ち上がりテスト(CS-

30)は、男子、女子

の回数平均はそれぞれ

30

回と

28

回だった。日本に おける性別年齢階級別

5

段階評価表(2003年)を 参考にすると、男女共に

30

歳〜39歳のランキング

(5段階の中間)の普通に相当し、下肢筋力の機能 低 下 が 疑 わ れ た。 ま た 生 活 因 子 と の 関 連 で は、

CS

-

30

は、現在の運動量**、余暇でスポーツをする 児童**、乳製品でカルシウム量の多い

*

児童、魚介 類摂取頻度の高い*児童、運動の種類が多い*児童 で有意に回数が増加した。さらに、握力と椅子立ち 上がり(CS-

30)回数は、脚の筋肉発達率**、骨

OSI**、筋肉量**、BMI**

のそれぞれが高いと増加

し、腕と脚の脂肪率が高いと低下した。

日本スポーツ振興センターの報告3)では、子供の 骨折率は、40年間で約

2.5

倍に増加したとし、そ の背景に外遊び場の減少、携帯用ゲーム機器の普及 があるとしている。今回の我々の調査でも多くの種 類の運動をしている児童や運動量の多い児童は公園 利用度が高く(表

5

-

2)、握力と椅子立ち上がり

(CS-

30)回数も高く、脚の筋肉発達率や骨 OSI、

筋肉量も多かった。よって、近隣に公園があると児 童の運動の機会が増やし運動量増加につながると考 えられた。また、鳥居ら8)は、骨折頻度の児童での 増加は、運動器の運動強度への脆弱化や回避能力の 低下のためとし、背景に身体活動時間の減少、カル シウム摂取量の低下があるとしている。今回の調査 では、骨折の既往は男女共に

20%

に認められ、骨 折経験のある児童は骨折既往のない児童と比較し て、運動習慣が少なく、余暇にネットやゲーム機器 などで非活動的な生活をしている児童やカルシウム 摂取不足、魚介類摂取の少ない児童で多く、鳥居ら の報告を一部裏づける結果であったが、一方で、骨 折経験のある児童は握力が強く、合計

EX

が多 く、CS-

30*

が高かった(表

5

-

4)。また捻挫、打撲

の経験がある人は、両脚の筋肉発達率が有意に高 かった。以上より、運動器の事故は、運動量の多 い、下肢筋力の高い児童に発生頻度が高かったこと

を考えると、鳥居らのいう背景以外に、運動機会が 多いため運動強度の高いスポーツを行う(サッカー が多かった)などで発生頻度が高くなっている可能 性も示唆され、さらなる多くの症例で検討すべき必 要性があると思われた。

運動習慣のない児童、余暇にネットやゲーム機器 などで非活動的な生活をしている児童、カルシウム 摂取不足や魚介類摂取の少ない児童で、四肢筋肉発 達率が悪く、四肢と胴体の脂肪量の増加が認められ た。日常での運動不足や不活動、食事(栄養素不 足)の偏りが、これら体組成成分のアンバランスを 発生させ、結果として四肢の機能低下をおこし、子 どもロコモなどにつながっている一因と考えられ た。

今後は、対象者数を増やすこと、食事栄養調査で は

5

大栄養素の摂取状況調査、児童に特化した運動 器機能評価の検討など多角的な方向から調査を継続 してゆきたい。

5. 参考文献

1)

山本彩未『幼児の身体組成、骨密度、体力にお ける年間発育・発達量』中部大学紀要

Vol. 5, 2012

2)

小沢治夫『子どもの骨折と骨密度、子どもと発 育発達』

2

(3)

, 188

-

190, 2004

3)

日本スポーツ振興センター『学校の管理下の災 害―基本統計―』2012

4)

日本学校保健会『平成

24

年度 児童生徒の健康 状態サーベランス 事業報告集』2013

5)

林承弘ら『子ども白書

2015』P 61

-

65, 2016 6)

文部科学省『平成

27

年度 学校保健統計』2016

7)

東京都教育委員会『平成

29

年度 東京都児童・

生 徒 体 力・ 運 動 能 力、 生 活・ 運 動 習 慣 調 査 』

2018

8)

鳥居俊『小児骨折の疫学的検討』日本小児整形 外科学会誌

14

(2),125-

130, 2005

9)

スポーツ庁『平成

28

年度 体力・運動調査結果 の概要及び報告書について』2017

(12)

Summary

Bone fracture and functional decline of locomotive organs such as bone and muscle are frequently observed for school children in recent years. In order to elucidate the cause of these observations, we investigated the relationship of quality of locomotive organs and motional function with the lifestyle

-

related factors by measuring the bone density with the ultrasonic bone density meter

(AOS-

100SA) and the body composition including the muscle distribution and the body fat percentage with the body composition analyzer InBody430, and also by evaluating the motional functions with the locomotion check test, the grip strength test, and the 30

-

second chair stand test

(CS-

30) .

The total of 287 children

(146 boys and 141 girls)

of 5th grade and 6th grade were being studies. For those children who

are not accustomed to exercise, who are spending non

-

active spare time, and who do not take much calcium and seafood, the

limb muscle development rate were found low and an increase of fat amount in the limb and the body was observed. With

these imbalance of body composition on the background, many children exhibited a decline of grip strength, a decline in chair

stand frequency and inability of crouching down, indicating a possibility of these imbalance leading to locomotive syndrome

occurrence in school children. For those children who experienced locomotive organ accidents such as bone frac-

ture or sprain, there seemed to be a possibility for these accidents due to having more exercise opportunity rather than having

a problem of body composition. For those children in a growing period who showed strong imbalance of body composition

with the fitness score of less than 70, it seems necessary to intervene in these children with an education for an increase in

daily activities, acquisition of exercise custom, and nutrients necessary for children in growing period.

参照

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