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審 査 論 文 要 旨(日本文) 論文提出者氏名:

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審 査 論 文 要 旨(日本文)

論文提出者氏名: 正康 審査論文

名:

How do case presentation teaching methods affect learning outcomes?

-SNAPPS and the One Minute preceptor

(症例提示の指導方法による学習アウトカムはどのように異なるか?

SNAPPS

One-minute preceptor

の比較)

者:

Masayasu Seki, Junji Otaki, Raoul Breugelmans, Takayuki Komoda, Shizuko Nagata-Kobayashi, Yu Akaishi, Jun Hiramoto, Iwao Ohno, Yoshimi Harada, Yoji Hirayama and Miki Izumi

掲載誌:

BMC Medical Education 2016; DOI

:

10.1186/s12909-016-0531-6

【背景と目的】

外来診療において指導医が研修医を効果的に指導できるよう様々な指導方法が開発され、そ の中に

SNAPPS

One-minute Preceptor (OMP)がある。本研究の目的は、研修医に症例提示を

指導する際に

SNAPPS

あるいは

OMP

を用いて、両者の間で症例提示の内容や学習者からの評 価に違いがあるかを明らかにすることにある。

【対象および方法】

模擬症例を用いた比較研究である。症例による教育効果への影響を除くために、単一の模擬 症例を用いた。

2011

年から

2013

年に、

2

つの臨床研修指定病院(東京医科大学病院、東京慈 恵会医科大学附属第三病院)に所属する

71

名の初期臨床研修医が参加した。参加者はランダ

ムに

SNAPPS

あるいは

OMP

を用いる群に分けた。録音した討議内容より、鑑別診断、疑問点

や不明点、診療計画、学習課題に相当する語句の数を測定した。また、学習者の症例提示に 関する満足度を評価するために、討議終了後に自己評価表を配布し回収した。自己評価は

5

段階のリッカートスケールを用い、項目は「鑑別診断を挙げやすかった」「疑問点・不明点を 挙げやすかった」「診療計画を挙げやすかった」「学習課題を挙げやすかった」「効率良く症例 提示しやすかった」「手順が示され症例提示をしやすかった」「症例提示が充実していた」と し た 。 討 議 内 容 よ り 測 定 し た 語 句 の 数 や 自 己 評 価 表 の 点 数 に つ い て 、 両 群 間 の 差 を

Mann-Whitney U test

で検定した。すべての検定における有意水準は

p=0.05

とした。

【結果】

SNAPPS

群は

OMP

群と比して、疑問点・不明点に関する語句の個数が有意に多かった(P <

0.001)

。自己評価表では、

SNAPPS

群は

OMP

群と比して、「疑問点・不明点を挙げやすかった」

(p = 0.046)、

「効率良く症例提示しやすかった」

(P = 0.002)、

「手順が示され症例提示をしやすか った」(p = 0.029)、「症例提示が充実していた」(P = 0.005)の項目で、有意に高い評価だった。

【結論・考察】

SNAPPS

OMP

と比してより多くの疑問点・不明点を引き出せ、研修医に対してより高い満

足を与えられる可能性が示唆される。SNAPPS

OMP

のどちらを用いる場合も、指導医が指 導法を十分に理解することが重要であり、学習者の特性にも配慮して指導することが大切で ある。学習者の特性や文化的背景が症例提示に与える影響については、今後さらに検討が必 要である。

参照

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