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米国に於ける Trading Stamps : その発達と展望

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(1)

米国に於ける Trading Stamps : その発達と展望

その他のタイトル Development and Prospect of the Trading Stamps in U.S.A.

著者 山崎 紀男

雑誌名 關西大學商學論集

巻 5

号 3

ページ 181‑204

発行年 1960‑08‑30

URL http://hdl.handle.net/10112/00021720

(2)

米国に於ける

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(

題については或る程度明らかにし得る︒

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販売促進用具としての

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もその素朴な形での起源ほ可なり古いと思われるが︑今日それを明ら

かにすることは困難であろう︒殊にその源流としての

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の起源を求めるとなれば有史の古代文献にまで遡

② ることを必要とするであろう︒然し

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が近代化(‑八九0年︶される前後から今日迄の経過につ

③④ いては辿り得る資料が可なり残されているので︑それらに基ずき︑発展の経過と現況並びに︑その間に生じた諸問

⑤ 吾国に於いても昨今

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に関心が寄せられている折から︑

吾国に於いても︑既に販売促進並びに顧客維持吸収策としてシール︑

券︑カード︑引替券︑ サービス券︑謝恩券︑

xx

券︑などの名称のもとで︵時には台紙捺印式︶︑特定品引替券︑ 米国の経験と現状の概観を行なうことは無意義ではあるまい︒

米国に於ける

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一般商品引替券︑或は金

(3)

⑥ 券として︑商店又は小売商の地区団体︑或は有標品メーカーによって用いられているが︑スクンプ発行それ自体が

産業となるまでには発達してはいないし︑その効果影響についても︑まだ一般的に社会の注目を浴びる程にもなっ

ていない︒従って学界の関心も集めていないのが現状である︒然し発展次第でほ米国に於けると同じょうな問題︑

否それ以上の困難な問題も生じないと言えないので︑米国に於ける

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も今日充分検討に値する︒

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s  (以下スクンプと略称する︶がプレミアムから分離してゆく過程に於いて吾々は十九世紀中葉

に於ける大会社たる

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のクーボン制販売を忘れることは出来ない︒それらの経験を経て︑近代化した

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18

90

年ウイス

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コンシン州ミルウォキイにある百貨店

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の方法は今日米国一般に普及している通り︑糊付スクンプをスクンプ帖に貼りつめたものによって景品としての商

てるに至った︒ その後六年を経てミシガン州ジャクソンに住む銀器販売人の

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制度を地区内の各種商店に利用させることが消費者の便に合致すると判断し︑その企業化を企e

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の出資を得て出来た

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は先ず

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地方の小売商店群を通じて消費者に接触することが出来たが︑会社はスクンプは勿論︑景品カクログ︑スクンプ貼

一枚のスクンプは買物十仙毎に与えることとしたが︑今日も尚この方式がスクンプ

この方式の成功は利用小売商店の急増とスクンプ会社の増加を斉らした︒小規模食料品店︑ガソリンスクンド︑

サービス業︑金物店等がスクソプ利用の効果を見て多数参加したのである︒有力百貨店の中にも自らスクンプを発 については一般的慣行となっている︒ 付帳︑景品に至る迄供給した︒ 品引換えを行ったのである︒

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として発足した︒そ 米国に於ける

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(4)

見出す必要が生じ︑これがスクンプの推進に役立つこととなった訳である︒

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第二次世界戦争は必要消費物資不足と価格統制のためスクンプ利用の余地を極度に狭め︑ h"i  

が続出し︑其上景品の手当も困難となり︑多くのスクンプ会社は営業を中絶せざるを得なかった︒勿論残った一部

米国に於ける

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( 

に対する 次のスクソプの発展は︑ 要求という変型で現われたに過ぎなかった︒ スクンプ反対運動の合流によりそれが一層強力 行するものが生じ︑大連鎖店の中にもその試みを行うものが出るに至った︒然しスクンプ流行の裏には価値の少ない景品による期待の裏切りや無計画な発行会社の破綻による事故等も生

スクンプ会社間の競争と業界幹部の英智とが︑それらの欠陥を補な

い︑幾多の改良を達成して一産業としての確立に寄与するところがあって︑漸次発展の方向を辿った︒

然るに

19

00

年代に於いてメーカーの有標品販売促進策としてのクーボン制が小売商無視をきたすという理由で︑

その法的規制を叫ぶ小売商の反対運動を続発していていたものが︑

に展開されるに至った︒結局プレミアム阻止のきめ手はないままに︑

を迎えるに至ったが︑この時又︑反対運動は再燃することとなった︒但しこの場合は券面に金額の明記と現金償還︐ 

19

10

年代に

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は子会社

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を設け︑製造会社に利用せしめるスクン

プ制を加わえた︒景品引替をスクンプ会社が行なう点と多種類の有標品販売に共通し得る点が消費者の好みに応じ

ているとの判断に従ったわけである︒自然スクンプ利用はそのため増大した︒

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じ︑これらが一途の発展を阻害したに拘らず︑

スクンプ利用は順調に延ぴ︑第一次世界戦争

メーカーの競争上の各種値引手段を封じた

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と再販売価格維持

に負うところが多い︒結局プレミアムやその他の非価格的手段にその競争手段を

スクンプを中止する店

(5)

することは困難である︒終戦後に於いても︑ 費の変化︑郊外住居の増加︑

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19

45

年終戦と同時にスクンプ利用は又急激に発展の途についたが︑

れるや︑景品手当の自由が確保されると共に︑小売に於ける競争上のスクンプ利用が必要度を増すことになり︑こ

1 95 1

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19

53

年ーに至る間に於けるスクンプの急激な発展状況についてほ︑

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によれば次

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を利用する小売店が三万五千店あり︑景品引替所五百

カクログを配布している家庭千五百万世帯に及び︑

スクソプ利用の急激な増大を理解 スーパーマーケットの躍進︑ ミネアボリスの

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もミネアボリスとアイオワァに七千の小売店を顧客とし︑

19

45年以来毎年営業成績は倍加︑現在景品引換所は八ヵ

所であるが︑更に十力所の増加を準備中で︑間もなく中西部に四十力所に達する見込であると言う︒

19

52年創立し

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は発展の好例で︑今日その青緑スクソプを利用している

商人は同地域に三競争スクンプ会社があるに拘わらず五百に達っし︑

19

55

年には千五百店になる見込と会社は言っ

第二次大戦終了後の目覚ましいスクンプ利用の延びについては︑その背景を見る必要があろう︒生産の増大と消

ショツ︒ヒング・センクーの発達等を来した異常な経済の発展を見ることなしに︑

一般的競争手段としては︑伝統的値引︑豊富な在庫による自由選択︑

れらがスクンプ躍進の基盤となって伸長した︒ も細々と続ける外なかった︒ 米国に於ける

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食料品チェーン間の競争︑

19

48

年戦時諸統制の撤廃或は修正が行なわ

(6)

米国に於ける

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55年創業の

To p Va lu e  S ta mp   En t e r p r i s e s  

コンテスト︑粗品進呈︑其他のプレミアムなどが有効とされ︑

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利用も食料品の独立小売店が主であったに過ぎなかった︵小規模食料品店が百貨店対策として取り入れた販売促進

9 1  

1但し百貨店もスクンプを導入して対抗1食料品の場合利巾小で利益率も低く︑その効果も少

なかった︒従って売上増が期待出来ない不況時には愈々低調となり︑

一︒ハーセントに過ぎない状態であった︶︒それが急に爆発的に発展し始めたのは

K r o g e r , N a t i o n a l   T ea

といぅ

⑳ が如き食料品のチェーンやスー︒ハーマーケットが参加した結果であった︒食料品小売店と雖も

19

53年以前にはその

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8 1 形はスクンプを使っていなかったし︑スーパーマーケットも

19

51

年以前にはスクンプ利用に寧ろ反対であった︒

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nコロラド州デンバーのスーパーマーケットに於て︑極端なスクソプ競争が突発し︑それが西部の

スクンプ発行の新会社創立も多くなり︑それらの発展も顕著であった︒ デンバーの経験はスクンプの効果を実証することとなって︑利用店舗数の拡大を来たし︑当然スクンプ利用を増

19

53

年出発の

Ki ng Co rn   ( 現

在第三位の有カスクンプ会社︶は数年後には十八州に亘る地域で︑百五十の景品引替所を有する大会社となり︑19

ている︒利用店の範囲も漸次拡大され︑ ︵現在第二位︶は一年目にして三千万弗の成績をかち得たと言われ

ガソリンスクンドよりドラッグストア︑金物店︑家具店︑家庭器具店︑衣

料店︑洗濯屋︑宝石店︑理髪美容店︑靴屋︑花屋︑牛乳店︑パン屋︑温室花店︑飼料店︑百貨店︑綜合雑貨店︑材

フィルム現像店︑装飾店︑自働車販売人︑石炭店︑魚屋︑ビヤホール︑自転車店から葬儀屋にまで及び︑

クンプ発行も遂に巨大産業の仲間入りをすることとなった︒ 辺境都市に波及するに及び︑世論を沸かすこととなった︒ サービスの充実叉は新型サービスの導入︑

0年代のスクンプ利用は全小売々上の

(7)

七五︒ハーセントがスクンプを利用し︑他の主な地方に於けるチェーンも略々それに近い状態であったことを政府の

⑳ 労働統計局が報告書に明らかにしている︒これを以てしても如何に急速に︑食料品チェーンとスーパーマケットにスクンプが導入されたかが判かる︒その結果

19

52

年八月より一年後には食料品店に於けるスクンプ利用は五割を増

し︑それ以来累進の状態である︒今日︑食料品の小売販売の約四割乃至五割はスクンプ利用のスーパーマーケット

によって占められていると言われている︒

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19

57

年に行った六八都市調査の結果は一︑四

三一店中の全食料品店の四一―-•ニパーセント、全ドラッグ、

このように発展をしたので

19

57

年にほ米国内家庭の三分二がスクンプ蒐集を行ない︵地方はその比率が一層高い︶

それらのスクンプ印刷のみに四百

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乃至翠

35

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フィラデルフィヤ三都市に於けるチェーンとスーパーマーケットの

セントルイスで九四・五︒ハーセント︑デンバーで七

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^ーセント︑インディアナボリ

スで八ニ・五パーセント︑最も高いところでは中西部の一都市で九六︒ハーセントを示している︒スクンプ会社のスクンプ売上は

19

57

年に於いて年間六億弗以上と言われ︑全小売々上

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の十一乃至十八︒ハーセントがスクンプ利用店によって販売されている︒

社が従事し︑新スクンプ会社も毎月増加しつつあり︑利用小売店も食料品店のみで九万店︑全業種で十七万店に達

しているという盛況である︒

これらの繁栄の蔭には前述の通りスーパーマーケットの急激な発達︑食料品生産力の増大と販売競争︑スーパー

n 2 

マーケットの固定費増大に見合う拡売等がスクンプ利用を推進することとなった外︑

19

50

年代の主なる判例が再販

19

56

年ーに於いてデトロイト︑ボルティモア︑

米国に於ける

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ストアのニ︱・七︒ハーセントがスクンプ利用店となっ

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米国に於ける

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外は小型のものが多い︶ る ︒ 売価格維持法の弱体化を示唆していることも︑更にスクンプ利用に好影響を与えることとなった︒商品の標準化︑価格の均等化傾向︑全国的有標品の増加︑自動車による買物様式の一般化が︑こととなり︑その上︑顧客の移動性に対する割高な新顧客吸収費用の負担に対し︑顧客維持に最も好適で︑支辮可能な方法としてスクンプが高く評価されるに至ったという好条件の下にあった︒かくして他のプレミアム利用者もスクンプ利用者の仲間入りをし︑スクンプ利用の同業者の繁栄を見ては︑競争店が又スクンプ利用者となって︑

クンプの需要を一層増大させて行ったのである︒スーパーマーケットのスクンプ利用については︑

ショップピングセンクーを普及する

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が次の如くその近況を発表してい

SMIの会員店は現在752社でその店舗数は

15

,2

55

店︵全国のスーパーマーケット店数は

22

,2

23

で ︑

SMI会員

に達するが

(1

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9年︶︑その七二︒ハーセントがスクソプ利用店︵前年は六七︒^ーセント︶

である︒米国の全スーパーマーケットに就いて言えばその五一︒^ーセントが︵前年は四八︒ハーセント︶顧客にスクンプを渡している現状である︒勿論スクンプ利用中止の店(‑パーセント︶も出ているが︑新規導入の店が多く︑中

止店あるに拘わらず全体の比率を毎年増大させている︒尚スクンプ利用は店の規模により比率が異なり︑小型スー

︒^ーマーケット︵年売上二百万弗以下︶の場合その三八︒ハーセントであるが︑大規模店︵年売上一億弗以上︶に就

いては︑その七七︒ハーセントになっている︒顧客吸引の為めのスクンプ倍渡し日の励行も利用店の一四︒ハーセント

に達し︑その八割は週一回か︑何週かに一回行なっているに過ぎないが︑中には週二︑三回も行っている店も見ら

︵この倍渡し方式は中小の店に多く︑年売上一億弗級の店では︑僅かに四.ハーセントが行なっているに

(9)

全食料品店売上額中に占めるスー/←マーケットの比重

5 5 5 6

5 7 5 8

5 9  

1 9

︱ ︱ ︱  

%彩彩彩彩05040 55667 

スーパーマーケットの数岡

5 5 5 6

5 7 5 8

5 9  

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︱ ︱ ︱  

111578,,,108524343  

20,413  22,523 

店数に於いては全食

料品店中,スーパーマーケ

ットは9彩に過ぎぬが,売

上に於いては7彩を占める

ことに注意

スーパーマーケットに於けi(34)

るスクソプ利用店の比率

全店中………72%

2 以下…·…… ••38彩

2‑1048

10-25…..…… •64彩 25ー50・・・・・・・・・・・ •74彩

50‑100 ·…… ••76彩 100以上……..… •77彩

スーパーマーケット売上額I(34)

5 5 (億弗)

5 6 5 7

5 8 5 9

 

1 9

︱ ︱ ︱  

68274 

•••••

1 8 2 1 2 5 2 8 3 2  

自体からの脱却︑或はスクンプ制の合理的利用という方向に パーセットの経費にも達し︑防衛のための自粛策やスクンプ 過ぎない︒尚スクンブニ枚渡し︑三枚渡し︑四枚渡し等ー│この種のものはダブル︑と結ばれていないと出来ないーと競争が激化して︑遂には四

米国に於ける

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スクソプ利用小売店比率 (1956) 

スクンプ会社

ガ ソ リ ン 食 料 ド ラ ッ グ 金 物 洗 濯 其 他

Gold Bond, minneapolis  29.0  11.7  20.0  9.8  7.5  22.0  Holden's,  Detroit  46.3  18.1  3.4  4.3  8.5  19.4  Schuster's, Milwaukee  72.8  6.7  1.0  0.8  5.4  13.3  Eagle, Missouri & Illinois  28.6  14.3  8.6  5.3  4.7  38.5 

(Trading Stamp Practice and  Pricing Policy, p.13.) 

小売店のスクソプ又はプレミアム利用比率

スクンプ利用店 不利用店

スーパーマーケット 41 59

小 型 ス ー パ ー 43 57

小 規 模 小 売 店 28 72

全 小 売 店 35 65

(Progressive Grocer 1953年食料品店344につきスクンプ又 はプレミアム利用状況調査を行った資料)

スクンプ契約がスクンプ会社

(10)

米国に於ける

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明するに足る資料は未だ示されていない︒

は小規模であるが︑中には

第二位のスクソプ利用者はガソリンステーションであるが︑各種の調査を綜合すれば︑全ステーツョンの四分の

一が︑スクンプを利用していると考えられる︒ドラッグストアについては全国に於いて九千店︵一六︒^ーセント︶がスクンプ利用店と推定されている︒

次にスクンプ会社に触れておこう︒約三百社︵中には自店用に発行せるものを他の小売店に売っているものもあ

り︑それらをも加えて︶のスクンプ会社がある外︑八百乃至千二百の自製の自家用スクソプ利用店がある︵大分部

G o l d b l a t t   B r o s .  

L i t   B r o s .  

又スクンプ代りにキャッシ︑レジスクーの受領証としてのテープが食料品店のチェーンには多く利用されている

が︑これもスクンプを研究する場合見遁すことは出来ない︒その利用についても商品売上額が一億二千五百万弗以

下ではないと言われている程である︒尚スクンプ利用者の半は食料品店に於いてであると言われている丈けに︑テ

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ープ利用と景品仕入︑自店引換え制度とスクンプ会社利用の得失が︑食料品店チェーンの経営と如何なる関係にあ

るのか︑又スクンプとテープ利用の今後の消長にそれが如何に影響するかは一つの研究課題であるが︑それらを解

スクンプ制は今日︑如何に運用されているか︒

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U 何れの場合にもほぼ一様に︑日顧客の愛顧継続を結果するように︑消費者側に於いてのスクンプスの蓄積︑口そ 差なく四弗五八仙である事実は看過出来ない︒ スクンプ利用が分裂する傾向を見せ始めている︶︒

や地方的ガソリンスクンドのチェーンなど大規模のもの スクンプ付の顧客一人当買物額はスクソプを提供しない店と大

(11)

いることも既述のことから想像に難くない︒ ビラ︑名宛広告︑手伝社員等の援助を行なっている︶︒勿論景品のカタログ︑スクソプ帖︑景品等が普通その中に 出発当初については殆どの会社がボスター︑

ショウーカード︑

れに対し景品の給付︑国同一型の小売店に対しての地域の限定︑四小額購買毎のスタンプ給付︑国同一スタンプ利 用の多数非競争店群︑因現金割引としてのスクソプ利用︑ほ売上に対する一定費用︑因景品の即時引換え等が必要 景品引換えは参加小売店を通じて行なわれる場合とスタンプ会社の引替所に於いて行なわれる場合がある︒小売

店を通じて渡される場合景品としては普通商品︑現金︑店に陳列されているスタソプ会社の景品叉は現金叉は商品の

選択制等の方式がある︵景品を現金で阪売する店もあり︑スタンプ制もそれ自体いろいろ亜流を生じている︶︒スタ ソ︒フ会社直接の場合には︑主たる地点にある景品引換えセンター︑郵便利用︑又は指定小売店利用等によっている︒

⑫ スタンプは普通スタンプ会社より小売店が買入れるが︑普通千枚を二弗乃至三弗ー大量の時は割引値の場合もあ

る︒従って小売店は売上の二乃至三︒ハーセント位をスタンプ会社に支払うこととなる︒それによってスクンプ利用

^ a   により生ずるすべての運営費用が普通スタンプ会社により負担される︵広告援助については行う会社は二百四十五

かるスクンプ会社によるもの等の方式がある︒この外レジスターのテープ利用もいろいろの形のものが行なわれて

看板︑新聞ラジオテレビ広告

スタンプは又スタン︒フ自営の小売店が同一市場内で他店に利用せしめる場合や︑小売店の協同設立にか

レジスターテープ等の蒐集蓄積により実現させようというのである︒

これらを通じその基礎をなしているのは取引維持として作用する継続性である︒それをば景品の魅力によるスタ

獲得性向︑︵特 条件となっている︒

米国に於ける

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10  

(12)

米国に於ける

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次に重要な点は小額の購買に対して一枚宛のスクンプ プとしての性格を備えているとは言い難い︶︒ 引き出す広告の一形式として効用が高いこととなる︒ t o   g e t

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s と述べているが︑ に各種品揃え︑或は入手困難品としての景品に対する︶︑

︵例えば普通は十仙に一枚であるが︑五十仙に一枚の場合

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として主婦に楽しみを与えて今日の発展を見たと記されている︒

魅力は家庭婦人や田舎に於て特に強く働き︑結局は商品なり景品の品質とは別に︑消費者の注意を惹くか︑買物を

第二の特色は景品である︒購買即スタンプ蒐集で具現される愛顧に答える価値あるものを︑回数多く引渡す機会

をもつことによって︑

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67 9)

には正

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只で何かが貰らえる

一回の購買単価を高め叉新規顧客の有力なる吸引となる︒従って更に効果を大ならしめるよ

うに時に特別景品の提供をするスタンプ会社も出ることになる︒

︱市場に於ける小売店の業種については︑スクソプ会社は独占的契約を結ぶことがスタンプ利用上

有効であることである︒これは顧客を特定の商店と直接結ぶ場合のスクンプの有効性からである︵然しスクンプ会

社の立場からしてこの特権を認めている会社は比較的少ない︶︒スタンプ自体が競争上生まれたものであるから︑

6 1   U  

自店発行のスタンプが生まれるし︑又他方競争店に迄及ぶスクンプが生まれる理由がある︵然し後者は真のスタン

一弗に四枚も渡されることもあり区々である︶が与えられることで︑これは販売の繰返し促進に有効なば

一枚のスタンプに値いしない場合の不満の機会を少なくすることに役立つ︒ 競争性向等に対する刺戟は特に婦人の場合強く︑それに

(13)

てはスタンプ会社が決定する︒

異なった諸業種の店で同一スタンプが利用されることも叉無視出来ない特色の︱つであろう︒その結果景品入手 を早からしめるし︑景品の種類を多くして一層その選択性を強めることが出来る上に︑大量の景品仕入による価格

ひいては同じスタンプ枚数に与えられる景品価値の向上が期待出来ることともなる︒商店グループによ る同一スタンプ利用は更に消費者のスタンプ蒐集を剌戟する︒最後に︑

のであるが︑販売促進上スクンプの無料進呈や︑スタンプ制出発に当り一部スクンプ貼付のスタンプ帖進呈が行わ

B l  

一定条件付の貸売にスクンプを渡すものなども出ている︒この点会社により必ずしも一様ではない︒問題 は消費者に対するスタンプと景品の魅力如何によると言えよう︵これらはスタン︒フ会社と利用商店間に結ばれる契

約に従って実施される︶︒

る︒従って小売店の負担は普通売上に対し二︑三分というところである︒

スタンプ利用の効果はスタンプ給付方法︑景品の価値によって差異を生ずるが︑

スタンプ発行会社間と︑ スタンプ自体競争の産出物であ

小売店による景品引換えにも種々の方法があり︑普通︑店にスタンプを出さしめ︑景品としては自店にある本社

る ︒

スクンプ会社は返還スクンプ帖をその価格で小売店の口座に入金するが︑その場合の買取価格につい

時には顧客よりの受入れ値に一︑二割の割引を小売店に与えている如きスタンプ 会社も見られる︒普通行なわれる他の方法は︑小売店に会社所有景品の展示といくらかの予備品を与え︑小売店側

利用小売店間の競争関係により︑

非価格競争の手段としてその様式は区々であ

スクンプの価格は普通五千冊を単位とされ︑

米国に於ける

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一冊の値は大量の場合十弗乃至一冊の場合十五弗と区々になってい

スタンプは本来現金販売に対し与えられる

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る最も多くの場合は︑スクンプ会社によるものであるが︑ 買う小売店とでも言いうべきものであるが︑

スクンプ会社は必要量のスクンプを準備する外︑阪売要 然し最も普通の景品引替方式はスクンプ会社直営の引替センクー利用である︒このセンクーはスクンプで景品を

センクーに遠い人の為めには直接本社又はセンクーより郵送の方法を

採っている︒時として会社はセンクーを設けていない土地については百貨店並びに有名小売店等を利用して引替え

を行ったり︑百貨店の一部を借受けセンクーとして使用することにより︑

尚引替センクーを設け得ない程の売上げしかないような会社は景品引換えを郵送に頼ることが経済的だと考えら

れている︵会社により商品・現金の選択制がとられている︶︒スクンプ会社が小売店に対して行なうスクンプ阪売の様式にもいくつかの型が見られる︒スクンプを小売店に売

員を維持して営業促進を行なう︒小売店にこの式のスクンプ利用が歓迎されるのは︑ プ蒐集家に便宜を与えている︒ いる︵スクンプ会社は景品を大量に買付け得るための結果︶︒ は交換の為めの場所と人手を提供するという形式である︒同様の小売店が少ない場合は効果が大であるが︑による売上増が小売店側で期待出来るとして好まれている︒

ガソリ

ンスクソドや小規模店では売場や人手で困難となり︑大規模店が顎客を吸収し易くなるので︑この方式は大規模店

に好まれることとなる︒他に現金引換えの法も行われている︒この場合も顧客より引換えられたスクンプ帖の買入

条件が会社と小売店との間で決定されることが必要であるが︑引替えに来る顧客による入店者増と入手された現金

尚右の三方式の混合選択制も多く用いられているが︑景品に就いては︑現金値より一︑二割安値で引換えられて

スクンプ運営を経済的にし︑他方スクン

スクンプ運用の諸問題の多く

(15)

をスクンプ会社の側で処理してくれる点にある︒小型店側ではスクンプ利用を有効に展開する丈けの充分な時間と

資金︑管理能力を欠く事が多いからである︒特に消費者一般に対する訴求力の大きな効果はスクンプ会社によって

始めて得られるものである︵自動車客に対するガソリンの販売の場合などには︑広く消費者一般に宣伝することが

スクンプの費用︑管理︑顧客吸引力等が何れのスクンプ会社を利用するかの判断の基礎になるので︑小売店は自

店についての分析が先ず必要となる︒分析の結果当初の負担は割高と考えられても︑結局利益を生むのであれば︑スクンプ利用に踏み切れる訳である︒スクソプが小売店の経営に対する有効性に関しては︑既に可なりの資料が出

ているところであるが︑尚例年スクンプ利用を中止する小売店もあるし︑利用方式の乗り替えも出ているのである

から︑店の規模︑立地等よりスクンプと店との関係を充分検討の上︑如何なるスクンプが自店に最も有効であるか

の判断が必要となる︒費用負担額と与えられる景品︑引替率其他のサービスまで明確であるから︑あとはそれが売

上増︑広告費減少︑ひいては利益増大に如何に貢献するかにかかっている︒

一般的に言ってスクンプ会社のスクンプについては︑利用店全体の利用価値を高めるよう工夫されているため︑

特定の利用店の自主性や希望特色が盛り込めず︑二枚渡日︑無料進呈等の特別サービス︑掛売に対する利用等もス

クソプ会社のものは自由に行えない︒従って店の力を充分に発揚したり︑強力な競争を受けた場合の対処上不利な

点はその欠陥といえよう︵例えば競争店其他同一スクンプを利用されることが︑自店に不利な場合の如き同業者と

競争が困難となる場合が多い︶︒小売店の子会社にスクンプ事業を行わせているものが︑同一市場内の小売店一般に︑

そのスクンプを利用せしめている場合もあるが︑かかるスクンプについては︑ここでは述べることを省く︒小売店 有効であるとされている︶︒ 米国に於ける

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スクンプの小売店に対する売上並びに景品引替時とスクンプ 仲間で設けられたスクンプ会社は吾国で行われている協同組合によるものと類似しているが︑普通のスクンプ会社の如く販売員の必要性はなくなる︒小売店叉はチェーン自営のスクンプも既述の如く多いが︑この場合スクンプの代りにクーポンを用いるものも多い︒自主性とスクンプ会社利用より経費安であるのが自営の目的であるが︑多くの場合スクンプ会社のものより割高につくと言われている︒大チェーンの場合はスクンプ会社のスクンプ地域と営業地域が一致し難いことが多い為め自然自営によるスクンプが必要となってくるが︵時には特別契約でチェーン自体のスクソプ業務をスクンプ会社が行なう場合も多い︶︑その場合共同出資の別会社の形式が普通である︒

レジスクーのテープ利用はスクンプやプレミアムの派生物と言えよう︒このテープは一般に色付のものが用いら

れているが︑運用の自主性確保︑経費削減︑弾力性︑独占性が特色であって︑他はスクソプと大差はない︒尚類似

のものにカードに︒^ンチを入れるもの︵吾国の台隈捺印式に似ている︶も見られる︒

自営スクソプの他の特点の一っはスクソプ帳に自店の広告が盛り込めることである︒特に自営のものを他の小売

店に利用させるものや︑小売店仲間で出している場合︑顧客開拓費が割高となっている今日︑他店の顧客に対する

割安な吸引策として有効なことは特筆に値いしよう︒景品引換所の顧客吸引力も同様高く評価されているから︑自

営スクンプが︑割高と考えられ乍ら︑その自主性の効果のため多く行われる理由がある︒然し中途での中止は自営

の場合︑その影響は深刻であるし︑単独か協同利用者の少ないスクンプには一般に対する迫力の点でスクンプ会社

のものと比すべくもない上に宣伝が広く充分に行い得ないことは︑自営スクンプの欠点といえよう︒

スクンプ会社の経営については︑その収益の途は︑

代入金時の時間的ズレにより生ずる資金の運用益及び景品の大量仕入による低価格と引換評価の差益の追求以外に

(17)

クソプ利用が移り︑又移らざるを得ない事情︑ 以上スクンプ利用の発生よりの経過と現状につき述べたのであるが︑

売店の自己防衛手段として利用されながら︑小規模なるが故にその効果が充分でなく︑逆に大規模店のスクンプ利

用を刺戟する結果となったが︑これ叉不況時には一定の限界に達すればその効果も頭打ちとなって伸び悩みの状態

の中に︑戦時中の後退期を経て︑生産消費の変化を基盤にした新マーケティング技術時代に︑販売の数ある競争手

段の中で販売促進の新しい担い手として︑再びスクンブが評価を新にして今日の盛んな活用となってきている現状

を理解するに就いては︑吾々はその間に生じた諸問題について知っておく必要がある︒スクンブが発生から或る程

度の評価を得る迄には他の場合と同様に︑初めから充分の環境が整っていたというのではなく︑幾多の試みが行な

われ︑誤りが重ねられ︑それについての論議修正も加わり︑漸次利用価値が増してきたことを忘れてはならない︒

19

53

年以降スクンプ非利用店の利益率が売上の伸びに対し向上しつつあるのに︑

ほ伸びるがそれに比し利益率は下降しつつあることからすると︑

低下し愛顧維持がその主たる役割となり︑促進の面や競争手段としては既に経費高を来たし︑結局は大規模店にス

プ方式も区々に分かれて新な方向を見出す工夫が盛んであるのも理由がある︒従ってスクンプも売上は尚増大しつ てつつあるのが現状である︒ 経営能率によって利益が左右されるが︑ ない︒支出される経費は販売費︑印刷費︑スクンプ在庫費用︑広告費︑促進費︑.商品代︑景品注文と引替費︑在庫

費用︑引替センクー運営費であるが︑勿論其他一般的経営上の管理費が加わる︒従ってスクンプ事業の競争状態と

スクンプ競争と景品競争とがスクンプ会社を巨大化と不完全競争に追い立

米国に於ける

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スクソプ利用店の大勢は売上

スクンプ会社も大きい会社に集中する傾向が理解出来るし︑ スクンプが一応の普及を見て︑販売促進の機能が スクンプが三0年代の不況の間に小規模小 ~

参照

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