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固体表面ナノ構造・ミクロ構造の制御のメカニズム

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Academic year: 2021

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固体表面ナノ構造・ミクロ構造の制御のメカニズム

研究代表者 新藤 斎 研究員

天然の炭酸塩結晶はカチオンにより形が異なる

アラゴナイト(CaCO3

)では

極性面および極性の弱い 面が安定化し、中性面が見

られない(H+付加のない塩 基性条件で成長した)

ストロンチアナイト(SrCO3

)で

も極性面および極性の弱い 面が安定化し、中性面が見ら れない。格子定数が大きいの で多様な面が安定化する

柔らかい酸であるPb2+を含 むセルサイト(PbCO3

)では

極性面と中性面が同時に

安定化することがある

カチオンがCa2+やSr2+の ように硬い酸の場合、酸 性条件ではH+付加により

中性面が安定化する

カチオンが柔らかい酸で あるPb2+の場合、酸性条 件でも極性面と中性面

が同時に安定化する

c-

軸の回りには中性 面と極性面が交互に現

われる。H+付加により 安定面が入れ替わる

-軸と交差する結晶面は 常に多少の極性を持つ。

楕円で囲った炭酸イオンは 結晶の切断により再配置 すると考えられる。再配置 が起こるにはカチオンサイ ズが大きく、格子定数の大 きなSrCO3やPbCO3の方が CaCO3に比べて有利となる

電荷の重心で考えて極 性であっても、最表面 の電荷の分布が中和さ

れれば安定となる

極性面の安定化の条件

炭酸イオンへのH+付 加は表面の電荷分 布を大きく変え、安定

性に大きく影響する

分極率の大きなイオ ン(柔らかい酸)は安 定な結合位置を求め て動くことができる

酸性条件での溶解における微小エッチピット生成

イオン結晶表面の安定性を決める因子 - 電気的中性と酸の硬さ -

Y. Shirota, K. Niki and H. Shindo, J. Cryst. Growth, 324 (2011) 190-195.

理工学研究所 共同研究第1類

参照

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