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テルミ 胆汁排泄型持続性 受容体ブロッカー 持続性 拮抗薬 利尿薬合剤テルミサルタン アムロジピンベシル酸塩 ヒドロクロロチアジド telmisartan amlodipine besilate hydrochlorothiazide 添付文書錠ミカトリオ 2016 年 9 月作成 製品

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214 胆汁排泄型持続性 AT1受容体ブロッカー / 持続性 Ca 拮抗薬 / 利尿 薬合剤 

テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩・ヒド

ロクロロチアジド

telmisartan・amlodipine besilate・

hydrochlorothiazide

添付文書  錠 ミカトリオ 2016 年 9 月作成 製品 ミカトリオ配合錠(日本ベーリンガー=アステラス)Micatrio 1錠 174.80 規制等  貯法 室温保存(取扱い上の注意参照) 組成 1 錠中:テルミサルタン 80mg,アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(ア ムロジピンとして 5mg ),ヒドロクロロチアジド 12.5mg 効能・効果 高血圧症 効能関連注意 過度な血圧低下のおそれ等があり,高血圧治療の第一選 択薬としない 用法・用量 1 日 1 回 1 錠(テルミサルタン / アムロジピン / ヒドロクロロ チアジドとして 80mg/5mg/12.5mg ).高血圧治療の第一選択薬とし て用いない 用法関連注意 原則として,テルミサルタン 80mg,アムロジピン 5mg, ヒドロクロロチアジド 12.5mg を一定の期間,同一用法・用量で継続 して併用し,安定した血圧コントロールが得られている場合に,本剤 への切り替えを検討する 使用上の注意禁忌❶本剤の成分,ジヒドロピリジン系化合物およびチ アジド系薬剤またはその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスル フォンアミド誘導体)に対し過敏症の既往歴のある患者 ❷妊婦また は妊娠している可能性のある婦人(妊産婦等への投与参照) ❸肝障害 のある患者[テルミサルタンは主に胆汁中に排泄されるため,テルミ サルタンのクリアランスが低下することがある.また,外国において 肝障害患者( ChildPugh 分類 A および B )でテルミサルタンの血中 濃度が約 3 〜 4.5 倍上昇することが報告されている(薬物動態参照)]  ❹無尿の患者または血液透析中の患者[本剤の効果が期待できない]  ❺急性腎不全の患者[腎機能をさらに悪化させるおそれがある] ❻ 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者[低ナト リウム血症,低カリウム血症等の電解質失調を悪化させるおそれがあ る] ❼アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし,他の 降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除 く)[非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症および低血圧のリ スク増加が報告されている(重要な基本的注意参照)] 慎重投与両側性腎動脈狭窄のある患者または片腎で腎動脈狭窄の ある患者(重要な基本的注意参照) ❷血清カリウム値異常の患者(重 要な基本的注意参照) ❸腎障害のある患者[腎機能を悪化させるお それがある] 脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を 引き起こし,病態を悪化させるおそれがある] ❺高齢者(高齢者へ の投与参照) ❻重篤な冠硬化症または脳動脈硬化症のある患者[急 激な利尿が現れた場合,急速な血漿量減少,血液濃縮をきたし,血栓 塞栓症を誘発するおそれがある] ❼本人または両親,兄弟に痛風, 糖尿病のある患者[高尿酸血症,高血糖症をきたし,痛風,糖尿病の 悪化や顕性化のおそれがある] ❽下痢,嘔吐のある患者[電解質失 調が現れることがある] ❾高カルシウム血症,副甲状腺機能亢進症 のある患者[血清カルシウムを上昇させるおそれがある] ジギタ リス剤,糖質副腎皮質ホルモン剤または ACTH の投与を受けている 患者(相互作用参照) ⓫減塩療法時の患者[低ナトリウム血症等を起 こすおそれがある] 交感神経切除後の患者[本剤の降圧作用が増 強される] 重要な基本的注意❶テルミサルタン 80mg,アムロジピン 5mg,ヒド ロクロロチアジド 12.5mg の配合剤であり,テルミサルタン,アムロジ ピン,ヒドロクロロチアジドそれぞれの副作用が発現するおそれがあ るため,適切に本剤の使用を検討する ❷成分であるテルミサルタン は,両側性腎動脈狭窄のある患者または片腎で腎動脈狭窄のある患者 においては,腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機 能を悪化させるおそれがあるので,治療上やむを得ないと判断される 場合を除き,使用は避ける ❸血清クレアチニン値が 2.0mg/dL を超 える腎機能障害患者においては,治療上やむを得ないと判断される場 合を除き,使用は避ける ❹腎機能障害患者では,血清クレアチニン 値上昇および血清尿酸値上昇のおそれがあるので,投与中は定期的に 血清クレアチニン値および血清尿酸値のモニタリングを実施し,観察 を十分に行う ❺成分であるテルミサルタンは,高カリウム血症の患 者において,高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので,治療上 やむを得ないと判断される場合を除き,使用は避ける.また,腎機能 障害,コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなり やすい患者では,高カリウム血症が発現するおそれがあるので,血清 カリウム値に注意する ❻アリスキレンフマル酸塩を併用する場合, 腎機能障害,高カリウム血症および低血圧を起こすおそれがあるため, 患者の状態を観察しながら慎重に投与する.なお,eGFR が 60mL/ min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸 塩との併用については,治療上やむを得ないと判断される場合を除き 避ける 成分であるヒドロクロロチアジドは低カリウム血症を起こ すことが知られているため,血清カリウム値のモニタリングを定期的 に実施し,観察を十分に行う ❽成分であるヒドロクロロチアジドは 高尿酸血症を発現させるおそれがあるので,投与中は定期的に血清尿 酸値のモニタリングを実施し,観察を十分に行う.血清尿酸値の上昇 が観察された場合は,その程度に応じて投薬の中止等適切な処置を行 う ❾投与によって,急激な血圧低下を起こすおそれがあるので,特 に次の患者に投与する場合は患者の状態を十分に観察する:⑴ヒドロ クロロチアジド以外の利尿降圧剤投与中の患者 ⑵厳重な減塩療法中 の患者 ❿降圧作用に基づくめまい,ふらつきが現れることがあるの で,高所作業,自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意 させる 手術前 24 時間は投与しないことが望ましい 成分であ るテルミサルタンを含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤投与中に肝 炎等の重篤な肝障害が現れたとの報告がある.肝機能検査を実施する 等,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止する等,適切 な処置を行う.なお,アムロジピンおよびヒドロクロロチアジドについ て,肝障害患者では次の報告がある(禁忌,薬物動態参照).アムロジピ ンは主に肝で代謝されるため,血中濃度半減期の延長および血中濃度 時間曲線下面積( AUC )が増大することがある.ヒドロクロロチアジ ドでは肝性昏睡を誘発することがある 本剤の成分であるアムロジ ピンは血中濃度半減期が長く中止後も緩徐な降圧効果が認められるの で,中止後に他の降圧剤を使用する時は,用量ならびに投与間隔に留 意する等,患者の状態を観察しながら慎重に投与する ⓮利尿効果は 急激に現れることがあるので,電解質失調,脱水に十分注意する ⓯ 連用する場合,電解質失調が現れることがあるので定期的に検査を行 う ⓰夜間の休息が特に必要な患者には,夜間の排尿を避けるため, 午前中に投与することが望ましい 相互作用 テルミサルタンは,主として UGT 酵素( UDPグルクロノ シルトランスフェラーゼ)によるグルクロン酸抱合によって代謝され る.また,テルミサルタンは薬物代謝酵素 P450 では代謝されない.な お,アムロジピンの代謝には主として薬物代謝酵素 CYP3A4 が関与 していると考えられている.ヒドロクロロチアジドは生体内でほとん ど代謝を受けず,未変化体として尿中に排泄される [併用注意]薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 ジギタリス剤 ・ジゴキシン ・ジギトキシン テルミサルタンとの併 用により,血中ジゴキ シン濃度が上昇したと の報告があるので,血 中ジゴキシン濃度に注 意する.ヒドロクロロ チアジドとの併用によ り,ジギタリスの心臓 に対する作用を増強し, 不整脈等を起こすこと がある.血清カリウム 値に十分注意する テルミサルタン:機序不 明 ヒドロクロロチアジ ド:ヒドロクロロチアジ ドによる血清カリウム値 の低下により多量のジ ギ タ リ ス が 心 筋 Na KATPase に結合し,心 収縮力増強と不整脈が 起こる.マグネシウム低 下も同様の作用を示す カリウム保持性利尿 ・スピロノラクトン ・トリアムテレン等 カリウム補給剤 血清カリウム濃度が上 昇するおそれがあるの で注意する テルミサルタン:カリウ ム貯留作用が増強する おそれがある 危険因 子:特に腎機能障害のあ る患者 リチウム製剤 ・炭酸リチウム ⑴アンジオテンシン変換酵素阻害剤との併用 により,リチウム中毒 を起こすことが報告さ れているので,血中リ チウム濃度に注意する ⑵ヒドロクロロチアジ ドにより,振戦,消化 器愁訴等,リチウム中 毒を増強することがあ る.血中リチウム濃度 に注意する ⑴テルミサルタン:明確 な機序は不明であるが, ナトリウムイオン不足は リチウムイオンの貯留を 促進するといわれてい るため,テルミサルタン がナトリウム排泄を促進 することにより起こる と考えられる ⑵ヒドロクロロチアジド :腎におけるリチウムの 再吸収を促進し,リチウ ムの血中濃度を上昇さ せる 非ステロイド性抗炎 ⑴糸球体ろ過量がより ⑴テルミサルタン:プロ

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症薬( NSAIDs ) ・インドメタシン ・COX2 選 択 的 阻 害剤 減少し,腎障害のある 患者では急性腎不全を 引き起こす可能性があ る ⑵降圧薬の効果を減弱 させることが報告され ている ⑶チアジド系薬剤の作 用が減弱することがあ る スタグランジン合成阻害 作用により,腎血流量が 低下するためと考えら れる ⑵テルミサルタン:血管 拡張作用を有するプロス タグランジンの合成が阻 害されるため,降圧薬の 血圧低下作用を減弱さ せると考えられている ⑶ヒドロクロロチアジド :非ステロイド系消炎鎮 痛剤のプロスタグランジ ン合成酵素阻害作用に より,腎内プロスタグラ ンジンが減少し,水・ナ トリウムの体内貯留が生 じてヒドロクロロチアジ ドの作用と拮抗する アンジオテンシン変 換酵素阻害剤 急性腎不全を含む腎機能障害,高カリウム血 症および低血圧を起こ すおそれがあるため, 腎機能,血清カリウム 値および血圧を十分に 観察する テルミサルタン:併用に よりレニンアンジオテ ンシン系阻害作用が増強 される可能性がある アリスキレンフマル 酸塩 腎機能障害,高カリウム血症および低血圧を 起こすおそれがあるた め,腎機能,血清カリ ウム値および血圧を十 分に観察する.なお, e G F R が 6 0 m L / min/1.73m2未 満 の 腎 機能障害のある患者へ のアリスキレンフマル 酸塩との併用について は,治療上やむを得な いと判断される場合を 除き避ける テルミサルタン:併用に よりレニンアンジオテ ンシン系阻害作用が増強 される可能性がある バルビツール酸誘導 起立性低血圧が増強されることがある ヒドロクロロチアジド:これらの薬剤の中枢抑 制作用と利尿剤の降圧 作用による あへんアルカロイド 系麻薬 起立性低血圧が増強されることがある ヒドロクロロチアジド:あへんアルカロイドの大 量投与で血圧下降が現 れることが報告されて いる アルコール 起立性低血圧が増強さ れることがある ヒドロクロロチアジド:血管拡張作用を有する アルコールとの併用によ り降圧作用が増強され る可能性がある 昇圧アミン ・ノルアドレナリン ・アドレナリン 昇圧アミンの作用を減 弱することがある.手 術前の患者に使用する 場合,本剤の一時休薬 等の処置を講ずる ヒドロクロロチアジド: チアジド系利尿剤は昇圧 アミンに対する血管壁の 反応性を低下させるこ とが報告されている ツボクラリンおよび その類似作用物質 ・ツボクラリン塩化 物塩酸塩水和物 ・パンクロニウム臭 化物 ツボクラリンおよびそ の類似作用物質の麻痺 作用を増強することが ある.手術前の患者に 使用する場合,本剤の 一時休薬等の処置を講 ずる ヒドロクロロチアジド: ヒドロクロロチアジドに よる血清カリウム値の低 下により,これらの薬剤 の神経・筋遮断作用を 増強すると考えられて いる 降圧作用を有する他 の薬剤 ・β遮断剤 ・ニトログリセリン 等 相互に作用を増強する おそれがある.慎重に 観察を行う等,注意し て使用する.降圧剤の 用量調節等に注意する 相互に作用を増強する おそれがある CYP3A4 阻害剤 ・エリスロマイシン ・ジルチアゼム ・リトナビル ・イトラコナゾール 等 エリスロマイシンおよ びジルチアゼムとの併 用により,アムロジピ ンの血中濃度が上昇し たとの報告がある アムロジピン:アムロジ ピンの代謝が競合的に 阻害される可能性が考 えられる CYP3A4 誘導剤 アムロジピンの血中濃 アムロジピン:アムロジ ・リファンピシン等 度が低下するおそれが ある ピンの代謝が促進される可能性が考えられる グレープフルーツジ ュース アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれ がある.同時服用をし ないように注意する アムロジピン:グレープ フルーツに含まれる成 分がアムロジピンの代謝 を阻害し,アムロジピン の血中濃度が上昇する 可能性が考えられる シンバスタチン アムロジピンベシル酸 塩 と シンバスタチン 80mg(国 内 未 承 認 の 高用量)との併用によ り,シンバスタチンの AUC が 77 %上昇した との報告がある アムロジピン:機序不明 タクロリムス アムロジピンベシル酸 塩との併用によりタク ロリムスの血中濃度が 上昇し,腎障害等のタ クロリムスの副作用が 発現するおそれがある. 併用時にはタクロリム スの血中濃度をモニタ ーし,必要に応じてタ クロリムスの用量を調 整する アムロジピン:アムロジ ピンとタクロリムスは, 主として CYP3A4 によ り代謝されるため,併用 によりタクロリムスの代 謝が阻害される可能性 が考えられる 乳酸ナトリウム チアジド系薬剤による 代謝性アルカローシス, 低カリウム血症を増強 することがある ヒドロクロロチアジド: ヒドロクロロチアジドに よるカリウム排泄作用に より低カリウム血症や代 謝性アルカローシスが引 き起こされることがあ る.アルカリ化剤である 乳酸ナトリウムの併用は この状態をさらに増強 させる 糖質副腎皮質ホルモ ン剤 ACTH 低カリウム血症が発現 することがある ヒドロクロロチアジド:ヒドロクロロチアジドお よび糖質副腎皮質ホルモ ン剤ともカリウム排泄作 用を持つ グリチルリチン製剤 血清カリウム値の低下 が現れやすくなる ヒドロクロロチアジド:グリチルリチン製剤は低 カリウム血症を主徴とし た偽アルドステロン症を 引き起こすことがある. したがってヒドロクロロ チアジドとの併用により 低カリウム血症を増強す る可能性がある 糖尿病用剤 ・SU 剤 ・インスリン 糖尿病用剤の作用を著 しく減弱することがあ る ヒドロクロロチアジド: 機序は明確ではないが, ヒドロクロロチアジドに よるカリウム喪失により 膵臓の β 細胞のインスリ ン放出が低下すると考 えられている コレスチラミン チアジド系薬剤の作用 が減弱することがある ヒドロクロロチアジド:コレスチラミンの吸着作 用により,チアジド系薬 剤の吸収が阻害される ことがある スルフィンピラゾン チアジド系薬剤はスル フィンピラゾンの尿酸 排泄作用に拮抗するこ とがある ヒドロクロロチアジド: チアジド系利尿剤は,腎 での尿酸分泌の阻害,尿 酸再吸収の増大作用を 有すると考えられ,スル フィンピラゾンの尿酸排 泄作用に拮抗すること がある 副作用 国内における全ての臨床試験では,278 例にテルミサルタン / アムロジピン / ヒドロクロロチアジドとして 80mg/5mg/12.5mg が投 与され,40 例( 14.4 %)に副作用が認められている.主な副作用は血 中尿酸増加( 7.2 %,20/278 ),高尿酸血症( 3.6 %,10/278 ),脂質異 常症( 0.7 %,2/278 ),低血圧( 0.7 %,2/278 ),起立性低血圧( 0.7 %, 2/278 ),血中クレアチニン増加( 0.7 %,2/278 ),血中尿素増加( 0.7 %, 2/278 )等

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[重大な副作用] 次のような副作用が現れることがあるので,観察を 十分に行い,症状が現れた場合には中止する等,適切な処置を行う:❶ 血管浮腫(頻度不明):顔面,口唇,咽頭・喉頭,舌等の腫脹を症状とす る血管浮腫が現れ,喉頭浮腫等により呼吸困難をきたした症例も報告 されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,た だちに中止し,適切な処置を行う ❷高カリウム血症(頻度不明):重 篤な高カリウム血症が現れることがあるので,観察を十分に行い,異 常が認められた場合には,ただちに適切な処置を行う ❸低ナトリウ ム血症(頻度不明):倦怠感,食欲不振,嘔気,嘔吐,意識障害等を伴う 低ナトリウム血症が現れることがある(高齢者で現れやすい)ので,観 察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,ただちに適切な 処置を行う ❹腎機能障害(頻度不明):腎不全を呈した例が報告され ているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止する 等,適切な処置を行う ❺ショック,失神(いずれも頻度不明),意識 消失( 0.5 %未満):ショック,血圧低下に伴う失神,意識消失が現れる ことがあるので,観察を十分に行い,冷感,嘔吐,意識消失等が現れた 場合には,ただちに適切な処置を行う.特に厳重な減塩療法中,利尿 降圧剤投与中の患者では,患者の状態を十分に観察しながら投与する  ❻劇症肝炎,肝機能障害,黄疸(いずれも頻度不明):劇症肝炎,AST ( GOT ),ALT( GPT ),AlP,LDH,γGTP の上昇等を伴う肝機 能障害,黄疸が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認 められた場合には中止する等,適切な処置を行う ❼低血糖(頻度不 明):低血糖が現れることがある(糖尿病治療中の患者で現れやすい) ので,観察を十分に行い,脱力感,空腹感,冷汗,手の震え,集中力低下, 痙攣,意識障害等が現れた場合には中止し,適切な処置を行う ❽ア ナフィラキシー(頻度不明):呼吸困難,血圧低下,喉頭浮腫等が症状 として現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた 場合には中止し,適切な処置を行う ❾再生不良性貧血,溶血性貧血 (いずれも頻度不明):重篤な血液障害が現れることがあるので,定期 的に検査を実施する等,観察を十分に行う ❿間質性肺炎,肺水腫, 肺臓炎を含む呼吸窮迫症(いずれも頻度不明):発熱,咳嗽,呼吸困難, 胸部 X 線異常等を伴う間質性肺炎が現れることがあるので,このよ うな場合には中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行 う.また,肺水腫,肺臓炎を含む呼吸窮迫症が現れることがあるので, 観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止する等,適切な処 置を行う ⓫横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛,脱力感,CK( CPK ) 上昇,血中および尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が 現れることがあるので,観察を十分に行い,このような場合にはただ ちに中止し,適切な処置を行う.また,横紋筋融解症による急性腎不 全の発症に注意する ⓬無顆粒球症,白血球減少,血小板減少(いずれ も頻度不明):無顆粒球症,白血球減少,血小板減少が現れることがあ るので,検査を行う等,観察を十分に行い,異常が認められた場合に は中止し,適切な処置を行う ⓭房室ブロック(頻度不明):房室ブロ ック(初期症状:徐脈,めまい等)が現れることがあるので,異常が認め られた場合には中止し,適切な処置を行う ⓮急性近視,閉塞隅角緑 内障(いずれも頻度不明):急性近視(霧視,視力低下等を含む),閉塞隅 角緑内障が現れることがあるので,急激な視力の低下や眼痛等の異常 が認められた場合には中止し,速やかに眼科医の診察を受けるよう, 患者に指導する ⓯壊死性血管炎(頻度不明):壊死性血管炎が現れる ことがあるので,異常が認められた場合には中止し,ただちに適切な 処置を行う ⓰全身性エリテマトーデスの悪化(頻度不明):全身性エ リテマトーデスを悪化させることがあるので,観察を十分に行い,異 常が認められた場合には中止し,適切な処置を行う [その他の副作用] 投与により次のような副作用が現れた場合には, 症状に応じて適切な処置を行う 0.5 %以上 0.5 %未満 頻度不明*1) 感染症およ び寄生虫症     結膜炎,咽頭炎,鼻炎,副鼻腔炎,唾液腺炎, 上気道感染,気管支炎, 胃腸炎,尿路感染,膀 胱炎,敗血症 血液および リンパ系障 害     貧血 免疫系障害     血管炎*3) 内分泌障害     高カルシウム血症を伴 う副甲状腺障害 代謝および 栄養障害 高尿酸血症( 3.6%),脂 質 異 常 症( 0.7 %)   食欲不振,糖尿病,高 血糖,糖尿病のコント ロール不良,高コレス テロール血症,低クロ ール性アルカローシス, 低カリウム血症,低マ グネシウム血症,血清 カリウム上昇,血清カ リウム減少,血清カル シウムの上昇等の電解 質失調 精神障害     不眠,睡眠障害,不安 感,抑うつ状態,気分 動揺,知覚異常 神経系障害   浮 動 性 め ま い*2),体位性め まい*2) 頭 痛,頭重,片頭痛, 頭のぼんやり感,眠気, ふらつき,末梢神経障 害,振戦,筋緊張亢進, 味覚異常,異常感覚, 錯感覚,しびれ,錐体 外路症状 眼障害     眼痛,羞明,目のチカ チカ感,視覚異常,視 力異常(霧視等),黄視 症 耳および迷 路障害     耳鳴 心臓障害   心房細動,頻脈 心悸亢進,動悸,上室 性頻脈,期外収縮,洞 房ブロック,洞停止, 徐脈,不整脈 血管障害 低血圧( 0.7 %), 起 立 性 低 血 圧 ( 0.7 %)   ほてり,顔面潮紅*3) 呼吸器,胸 郭および縦 隔障害     喘息,咳,呼吸困難*3) 鼻出血,鼻閉,喀痰増 加 胃腸障害     口内炎,(連用により) 歯肉肥厚*3),逆流性食 道炎,腹痛,消化不良, 心窩部痛,腹部不快感, 嘔気,嘔吐,胃炎,鼓腸, 排便回数増加,軟便, 下痢,便秘,膵炎,腹 水 肝胆道系障

害     ( GAST( GPT ),AlP,LDH,OT ),ALT

γGTP 上昇等の肝機 能異常 皮膚および 皮下組織障 害   紫斑 湿 疹*3),発 疹*3),瘙 痒*3),蕁 麻 疹*3),紅 斑*3),多形紅斑*3),光 線過敏症*3),多汗,脱 毛,皮膚変色,皮膚エ リテマトーデス 筋骨格系お よび結合組 織障害     背部痛,関節痛,筋肉 痛,下肢痛,腱炎,筋 痙攣,下肢痙攣 腎および尿 路障害     尿管結石,排尿障害,頻尿,尿潜血陽性 生殖系およ び乳房障害     インポテンス,女性化乳房 一般・全身 障害および 投与部位の 状態     口 渇,疲労,倦怠感, 無力症,脱力感,発熱, 胸 痛,疼痛,しびれ, 浮腫,インフルエンザ 様症状 臨床検査 血 中 尿 酸 増 加 ( 7.2 %),血 中 クレアチニン増 加( 0.7 %),血 中尿素増加( 0.7 %)   好酸球上昇,白血球増 加,赤血球減少,ヘモ グ ロ ビ ン 減 少,BUN 上昇,尿中蛋白陽性, 血清コレステロール上 昇,血清脂質増加,尿 中ブドウ糖陽性,CK ( CPK )上昇,CRP 陽 性,体重増加,体重減* 1 )テルミサルタン,アムロジピンベシル酸塩,ヒドロクロロチアジド

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の各単剤,テルミサルタン / アムロジピン 80mg/5mg 配合剤またはテ ルミサルタン / ヒドロクロロチアジド 80mg/12.5mg 配合剤の国内外 で認められている副作用のため頻度不明 * 2 )症状が現れた場合には休薬する等,適切な処置を行う * 3 )症状が現れた場合には中止する 高齢者への投与 ❶高齢者に投与する場合には,患者の状態を観察しな がら慎重に投与する[一般に過度の降圧は好ましくないとされている (脳梗塞等が起こるおそれがある)] 成分であるテルミサルタンで は,高齢者と非高齢者との間で AUC および Cmax に差はみられなか った.アムロジピンでは,高齢者での体内動態試験で血中濃度が高く, 血中濃度半減期が長くなる傾向が報告されている ❸高齢者では,急 激な利尿は血漿量の減少をきたし,脱水,低血圧等による立ちくらみ, めまい,失神等を起こすことがある ❹特に心疾患等で浮腫のある高 齢者では急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮をきたし,脳梗 塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある 高齢者では低ナトリウ ム血症,低カリウム血症が現れやすい 妊産婦等への投与 妊婦また は妊娠している可能性のある婦人には投与しない.また,投与中に妊 娠が判明した場合には,ただちに中止する[妊娠中期および末期にテ ルミサルタンを含むアンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤を投与された高 血圧症の患者で羊水過少症,胎児・新生児の死亡,新生児の低血圧, 腎不全,高カリウム血症,頭蓋の形成不全および羊水過少症によると 推測される四肢の拘縮,頭蓋顔面の奇形,肺の発育不全等が現れたと の報告がある.アムロジピンでは,動物実験で妊娠末期に投与すると 妊娠期間および分娩時間が延長することが報告されている.チアジド 系薬剤では新生児または乳児に高ビリルビン血症,血小板減少症等を 起こすことがある.また,利尿効果に基づく血漿量減少,血液濃縮,子 宮・胎盤血流量減少が現れることがある] 授乳中の婦人には投与 することを避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させる[テ ルミサルタンおよびアムロジピンの動物実験(ラット)で,乳汁中へ移 行することが報告されている.また,テルミサルタンでは動物実験(ラ ット出生前,出生後の発生および母動物の機能に関する試験)の 15mg/kg/ 日以上の投与群で出生児の 4 日生存率の低下,50mg/kg/ 日投与群で出生児の低体重および身体発達の遅延が報告されている. ヒドロクロロチアジドでは,母乳中に薬剤が移行することが報告され ている] 小児等への投与 低出生体重児,新生児,乳児,幼児または 小児に対する安全性は確立していない[使用経験がない] 臨床検査 結果に及ぼす影響 ヒドロクロロチアジドにおいては,甲状腺障害のな い患者の血清 PBI を低下させることがあるので注意する 過量投与 ❶症状:過量投与に関する情報は得られていない.成分であるテルミ サルタンの過量服用( 640mg )により,低血圧および頻脈が現れたと の報告がある.また,めまいが現れるおそれがある.また,アムロジピ ンでは,過度の末梢血管拡張により,ショックを含む著しい血圧低下 と反射性頻脈を起こすことがある.テルミサルタン / ヒドロクロロチ アジド総量として 320mg/50mg 〜 400mg/62.5mg により,低血圧お よびめまいが現れたとの報告がある ❷処置:過量服用の場合は,次 のような処置を行う.なお,テルミサルタンは血液透析によって除去 されない.アムロジピンは,蛋白結合率が高いため,透析による除去は 有効ではない.また,アムロジピンベシル酸塩服用直後に活性炭を投 与した場合,アムロジピンの AUC は 99 %減少し,服用 2 時間後では 49 %減少したことから,アムロジピンベシル酸塩過量投与時の吸収抑 制処置として活性炭投与が有効であると報告されている:⑴心・呼吸 機能のモニターを行い,頻回に血圧を測定する.著しい血圧低下が認 められた場合は,四肢の挙上,輸液の投与等,心血管系に対する処置 を行う.症状が改善しない場合は,循環血液量および排尿量に注意し ながら昇圧剤の投与を考慮する ⑵催吐および胃洗浄,または活性炭 投与 適用上の注意 服用時:食後に服用している患者には,毎日食後 に服用するよう注意を与える[成分であるテルミサルタンの薬物動態 は食事の影響を受け,空腹時投与した場合は,食後投与よりも血中濃 度が高くなることが報告されており,副作用が発現するおそれがある (薬物動態参照)] その他の注意 因果関係は明らかでないが,アム ロジピンベシル酸塩による治療中に心筋梗塞や不整脈(心室性頻拍を 含む)がみられたとの報告がある 取扱い上の注意 アルミピロー開封 後は湿気を避けて保存する.分包後は吸湿して軟化・含量低下するこ とがあるので,高温・多湿を避けて遮光して保存する 承認条件 医薬品リスク管理計画を策定の上,適切に実施する 薬物動態血中濃度 反復投与:日本人健康成人男子 36 例に 1 日 1 回 10 日間空腹時反復投与時のテルミサルタン,アムロジピン,ヒドロクロロ チアジドの薬物動態パラメータ〔Cmax,ss( ng/mL ),tmax,ss*1) ( hr ),AUCτ,ss( ng・hr/mL ),t1/2,ss( hr )の順〕( 10 日目)は, テルミサルタン( 36 例)〔970( 69.3 ),0.500( 0.5002.00 ),2510( 72.1 ), 27.1*2)( 50.8 )〕,アムロジピン( 36 例)〔11.8( 21.8 ),8.00( 6.00 12.0 ),230( 23.4 ),42.5( 17.5 )〕,ヒドロクロロチアジド( 36 例)〔107 ( 28.5 ),1.50( 0.7504.00 ),584( 23.8 ),10.3( 17.2 )〕 幾何平均 値(幾何変動係数[%]) * 1 )中央値(最小値最大値) * 2 )35 例.  日本人健康成人男子 72 例を対象とした本剤投与およびテルミサルタ ン / アムロジピン 80mg/5mg 配合剤とヒドロクロロチアジド 12.5mg との併用投与の生物学的同等性試験,ならびに本剤投与およびテルミ サルタン / ヒドロクロロチアジド 80mg/12.5mg 配合剤とアムロジピ ン 5mg との併用投与の生物学的同等性試験において,本剤投与時の 薬物動態パラメータは,併用投与時と類似しており,生物学的同等性 の基準を満たす製剤であることが確認されている 配合剤有効成分間 の相互作用 日本人健康成人 36 例に 1 日 1 回 10 日間反復投与時と テルミサルタン / アムロジピン 80mg/5mg 配合剤,もしくはテルミサ ルタン / ヒドロクロロチアジド 80mg/12.5mg 配合剤を反復投与時の 間で薬物動態を比較した結果,本剤と各配合剤の薬物動態パラメータ は類似しており,テルミサルタン,アムロジピン,ヒドロクロロチアジ ドとの間に薬物動態に関する相互作用は認められなかった 外国人 健康成人男女 13 例にテルミサルタン 160mg とヒドロクロロチアジド 25mg をそれぞれ単独に 1 日 1 回 7 日間反復投与時と併用反復投与時 の薬物動態を比較した結果,単独投与後と併用投与後の薬物動態パラ メータはテルミサルタン,ヒドロクロロチアジドともに類似しており, 併用投与による体内動態への影響は認められなかった 外国人健康 成人男子 12 例にアムロジピン 10mg を単独に 1 日 1 回 9 日間反復投 与したときとテルミサルタン 120mg と併用反復投与時の薬物動態を 比較した結果,単独投与後と併用投与後のアムロジピンの薬物動態パ ラメータは類似しており,テルミサルタン併用投与によるアムロジピ ンの体内動態への影響は認められなかった 外国人健康成人男女 36 例にテルミサルタン 80mg を単独に 1 日 1 回 9 日間反復投与時と アムロジピン 10mg と併用反復投与時の薬物動態を比較した結果,テ ルミサルタンの薬物動態パラメータは単独投与時と併用投与時とで類 似しており,アムロジピン併用投与によるテルミサルタンの体内動態 への影響は認められなかった 食事の影響 日本人健康成人男性 36 例に食後投与時,テルミサルタンの Cmax および AUC0tzは空腹時と 比較してそれぞれ 69.8 %および 36.3 %,ならびにヒドロクロロチアジ ドの Cmax が 20.3 %低下.ヒドロクロロチアジドの AUC0tzならび にアムロジピンの Cmax および AUC0tzには食事の影響は認められ なかった 代謝・排泄 ❶テルミサルタンとして,次の報告がある:テ ルミサルタンは主として UGT 酵素によるグルクロン酸抱合によって 代謝される.尿中にはほとんど排泄されず,大部分が胆汁を介して糞 中に排泄される.外国人健康成人男子に14Cテルミサルタン 40mg を 空腹時に単回経口投与時,投与後 144 時間までの放射能の尿中および 糞中総排泄率はそれぞれ約 0.5 %および 102 %であり,吸収されたテ ルミサルタンの大部分が胆汁を介して糞中に排泄 アムロジピンベ シル酸塩として,次の報告がある:アムロジピンとして 2.5mg または 5mg を健康成人に単回経口投与時の投与後 6 日目までの尿中累積排 泄率は,いずれの用量においても約 8 %.また 2.5mg を 1 日 1 回 14 日間反復投与時の尿中排泄率は投与開始 6 日目でほぼ定常状態に達 し,6 日目以降の 1 日当たりの未変化体の尿中排泄率は 6.3 〜 7.4 %. また,健康成人に14C標識アムロジピン 15mg を単回経口投与した場 合,投与 12 日目までに投与放射能の 59.3 %は尿中,23.4 %は糞中に 排泄され,尿中放射能の 9 %は未変化体であり,その他に 9 種の代謝 物が認められた.なお,これら代謝物にはアムロジピンをしのぐ薬理 作用は認められていない ❸ヒドロクロロチアジドとして,次の報告 がある:ヒドロクロロチアジドは生体内でほとんど代謝を受けず,未変 化体として尿中に排泄 肝障害患者への投与 テルミサルタンとして, 次の報告がある:外国人肝障害患者男子 12 例( ChildPugh 分類 A (軽 症)8 例,B(中 等 症)4 例)に テルミサルタン 20mg お よ び 120mg*)を経口投与時,健康成人に比較し Cmax は 4.5 倍および 3 倍 高く,AUC は 2.5 倍および 2.7 倍高かった(禁忌参照) *)肝障害の ある患者に投与する場合のテルミサルタンの最大投与量は 1 日 40mg であることから,テルミサルタン 80mg を含有する本剤は肝障害のあ る患者には投与禁忌 ❷アムロジピンベシル酸塩として,次の報告が ある:肝硬変患者( Child 分類 A,B )5 例にアムロジピンとして 2.5mg を単回投与時,健康成人に比べ,投与 72 時間後の血中濃度が有意に 上昇し,t1/2,AUC はやや高値を示したが有意差は認められなかった  高齢者 アムロジピンベシル酸塩として,次の報告がある:高齢高血圧 患者 6 例(男性 2 例,女性 4 例,平均年齢 79.7 歳)にアムロジピンとし て 5mg を単回,および 8 日間反復投与時,若年健康者(男性 6 例,平 均年齢 22.3 歳)に比し,Cmax および AUC は有意に高値を示した 臨床成績検証・比較試験 テルミサルタン / アムロジピン 80mg/5mg ( T80/A5mg )配合剤投与で降圧効果不十分な本態性高血圧症患者に 対して,T80/A5mg 配合剤およびヒドロクロロチアジド 12.5mg の併 用投与( 147 例)は,T80/A5mg 配合剤投与およびプラセボの併用投 与( 160 例)に比べてトラフ時座位拡張期血圧下降度および収縮期血圧 下降度で有意な降圧効果を示した.また,テルミサルタン / ヒドロク ロロチアジド 80mg/12.5mg( T80/H12.5mg )配合剤投与で降圧効果

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不十分な本態性高血圧症患者に対して,T80/H12.5mg 配合剤および アムロジピン 5mg の併用投与( 67 例)は,T80/H12.5mg 配合剤およ びプラセボの併用投与( 64 例)に比べてトラフ時座位拡張期血圧下降 度および収縮期血圧下降度で有意な降圧効果を示した.結果は次の通 り〔投与前値平均値( SE ),調整平均値*1)( SE )の順〕T80/A5 で 降圧効果不十分な患者を対象とした試験:⑴拡張期血圧( mmHg ): T80/A5 + H12.5 投与群〔96.6( 0.5 ),8.4( 0.5 )〕,T80/A5 投与群〔95.7 ( 0.4 ),4.5( 0.5 )〕,群間差*2):調整平均値*1)( SE )[両側 95 % CI] は 3.9( 0.7 )*2)[2.4,5.3] ⑵収 縮 期 血 圧( mmHg ):T80/A5 + H12.5 投与群〔142.4( 1.1 ),12.3( 0.8 )〕,T80/A5 投与群〔142.3( 1.0 ), 6.9( 0.8 )〕,群間差*2):調整平均値*1)( SE )[両側 95 % CI]は 5.3 ( 1.1 )*2)[3.1,7.6] T80/H12.5 で降圧効果不十分な患者を対象 とした試験:⑴拡張期血圧( mmHg ):T80/H12.5 + A5 投与群〔97.5 ( 0.8 ),8.8( 0.8 )〕,T80/H12.5 投与群〔96.7( 0.7 ),1.3( 0.8 )〕,群 間差*2):調整平均値*1)( SE )[両側 95 % CI]は 7.5( 1.1 )*2)[5.3, 9.9] ⑵収縮期血圧( mmHg ):T80/H12.5 + A5 投与群〔145.4( 1.7 ), 10.6( 1.4 )〕,T80/H12.5 投与群〔141.5( 1.3 ),2.1( 1.5 )〕,群間差*2) :調整平均値*1)( SE )[両側 95 % CI]は 8.6( 2.1 )*2)[4.5,12.7]  ※ T80/A5:テルミサルタン / アムロジピン 80mg/5mg 配合剤,T80/ H12.5:テルミサルタン / ヒドロクロロチアジド 80mg/12.5mg 配合剤, A5:アムロジピン 5mg 単剤,H12.5:ヒドロクロロチアジド 12.5mg 単 剤 SE:標準誤差,CI:信頼区間 * 1 )共分散分析:ベースライン拡 張期血圧を共変量,薬剤および施設を固定効果として含む * 2 )p < 0.0001 長期投与試験 本態性高血圧患者に対する検証・比較試験 で,8 週間の二重盲検期後に全症例が T80/H12.5mg 配合剤およびア ムロジピン 5mg を 2 剤併用する 52 週間の継続期を設定.この長期投 与において,安定した降圧効果が得られた.また,安全性を検討した 結果,忍容性に問題はなかった 薬効薬理作用機序 ❶テルミサルタンとして,次の報告がある.主に血 管平滑筋のアンジオテンシンⅡタイプ 1( AT1)受容体において ,生理 的昇圧物質であるアンジオテンシンⅡ( AⅡ)と特異的に拮抗し,そ の血管収縮作用を抑制することにより降圧作用を発現.AT1受容体親 和性は高く( Ki = 3.7nM ),AT1受容体から容易に解離しない .10 〜 1000nM の濃度範囲で,AⅡによる摘出ウサギ大動脈標本の血管収 縮反応曲線を,濃度依存的に右方に移動させると共に最大収縮を 40 〜 50 %抑制.また標本洗浄 120 分後においても有意な血管収縮抑制 を示し,作用は持続的である.また,ブラジキニン分解酵素である ACE(キニナーゼⅡ)に対しては直接影響を及ぼさない アムロジ ピンベシル酸塩として,次の報告がある.細胞膜の膜電位依存性カル シウムチャンネルに特異的に結合し,細胞内へのカルシウムの流入を 減少させることにより,冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる.カ ルシウム拮抗作用の発現は緩徐であり持続的.また,心抑制作用は弱 く,血管選択性が認められている ❸ヒドロクロロチアジドとして,次 の報告がある.チアジド系の利尿薬であり,降圧および利尿効果を現 す.利尿作用は腎遠位曲尿細管からの Na+Cl共輸送の阻害に基づき, 腎からの Na+,Cl,水の排泄が増加することによる.降圧作用は初期 には循環血液量の減少により,長期には末梢血管の拡張により現れる  降圧作用 覚醒下の雄性高血圧自然発症ラット( SHR )を用いて, 1mg/kg テルミサルタンおよび 5mg/kg アムロジピンを 1 日 1 回経口 投与し,5 日間経時的に血圧を測定したところ,1mg/kg テルミサル タンおよび 5mg/kg アムロジピンは,それぞれ単独投与により平均血 圧が約 25mmHg 低下し,ほぼ同様の血圧低下作用を示した.次に, 1mg/kg テルミサルタン,5mg/kg アムロジピン併用で 1 日 1 回 5 日 間経口投与を行い,経時的に血圧を測定.テルミサルタンとアムロジピ ンの併用投与による血圧に対する作用は,単独投与による血圧低下作 用(約 25mmHg の低下)に比べ,有意な血圧低下作用(約 50mmHg の 低下)がみられた ❷覚醒下の雄性 SHR を用いて,3mg/kg のテルミ サルタン,10mg/kg のヒドロクロロチアジドあるいはその両者を 5 日 間連続経口投与した場合の降圧作用を検討した.その結果,3mg/kg のテルミサルタン単独経口投与は投与 5 日目に 36mmHg の最大降圧 作用を示した.ヒドロクロロチアジドの単独投与では明らかな降圧作 用は認められなかったが,テルミサルタンとの併用によりテルミサル タンの作用を明らかに増強,最大降圧作用は 53mmHg 利尿作用醒下の雄性 SHR を用いて,3mg/kg のテルミサルタン,10mg/kg の ヒドロクロロチアジドあるいはその両者を 5 日間連続経口投与時の利 尿作用を検討.その結果,3mg/kg のテルミサルタンの単独投与によ っては尿量および尿中電解質濃度( Na+,K+,Cl)に有意な変化はみ られなかった.一方,10mg/kg のヒドロクロロチアジドの単独投与に よって,尿量,Na+,K+,Cl電解質濃度の明らかな増加がみられた. テルミサルタンを併用投与しても,ヒドロクロロチアジドの利尿作用は みられ,テルミサルタンはヒドロクロロチアジドの利尿作用にほとんど 影響しなかった 備考 再審査期間中( 2016 年 9 月 28 日から 4 年)

参照

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