• 検索結果がありません。

2018年度法人事業計画

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "2018年度法人事業計画"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1

2018年度法人事業計画

社会福祉法人よさのうみ福祉会

1、はじめに

(1)よさのうみ福祉会のめざすもの

わたしたちは今日までの事業の到達をふまえ、障害のある人、家族、関係者一人ひとりのねがい や思いを大切に、次の課題の実現をめざします。

1. 人間として生活していくために必要な権利の保障をめざします。

2. 誰もが安心して暮らしやすい地域をめざします。

3. 一人ひとりの意見が大切にされ、社会から信頼される民主的な経営をめざします。

4. 基本的人権が尊重される平和で豊かな社会をめざします。

(制定 2012 年 3 月 26 日)

(2)2018年度は第2次3カ年計画(次世代へバトンタッチ)の初年度

2012 年3月に制定した「よさのうみ福祉会のめざすもの」を実現するため、5ケ年総合計画(2013 年度か ら 2017 年度)を前期2ヵ年計画(2013~2014 年度)と後期3カ年計画(2015~2017 年度)とし、計画を推進 してきました。

2018 年度は、後期3ヵ年計画の成果と課題をふまえて制定した第 2 次 3 ヵ年計画(2018 年度~2020 年 度)を推進していく上での初年度となり、計画を推進する基礎固めの年となります。

2、障害者施策をめぐる情勢動向

「地域包括ケアシステム強化法」は、介護保険と障害福祉等の事業を相乗りできる「共生型サービス」の 創設を盛り込み、2018年4 月に実施されます。これは、「『我が事・丸ご』地域共生社会の実現」と銘打った 政策の一環であり、その考え方は、介護や障害、そして生活困窮の問題を他人事とせずに「我が事」として とらえ、タテ割り制度を超えて「丸ごと」のサービスにしようというものです。

しかし「我が事・丸ごと」政策の具体的内容は、介護や福祉の充実のために、住民による互助・共助の「助 け合い」の優先を強調し、また、「共生型サービス」の名のもとで、「少ない人員で効率的なサービスの提」と いう「生産性の向上」の考え方を、障害福祉分野に持ちこみ、人手不足を解消しようというものです。

そもそも介護・福祉分野の人手不足の問題は、「生産性の向上」や「効率性の追求」で解決することはで きません。少子化による人口減少もありますが、その根本的原因は、介護・福祉分野の給与水準の低さと 劣悪な労働条件にあります。いまこそ、介護や福祉の仕事の社会的な評価を高めるために、財政的な裏付 けを手厚くすることが求められます。

さらに「共生型サービス」のもう一つのねらいは、障害福祉の基準を緩和し、介護保険分野で激増した営 利企業を、障害福祉に大量参入させることです。いま各地で起きている、障害児・者支援事業所における、

障害当事者不在の「事業者本位の運営」や、人権侵害といえる無責任な事業所閉鎖などは、障害のある 人の人権保障の立場からではなく、「儲けること」のみを主目的とした心ない営利企業の参入が要因にあり ます。「共生型サービス」の実施は、この問題をさらに拡大させかねません。

障害者権利条約を批准したわが国の障害福祉に求められることは、無責任な「規制緩和」や「生産性の

(2)

2

向上」ではありません。障害のない他の者との平等を基礎に、障害者自立支援法違憲訴訟の「基本合意」

を遵守し、内閣府・障がい者制度改革推進会議の「骨格提言」を、公的な責任にもとづいて実現することで す。 (きょうされん第41次国会請願署名請願趣旨より)

3、2018年度計画の基本方針

第2次3ヵ年計画期間は、2020年に当法人が設立40周年を迎えることと合わせて、法人の事業の中心 的役割を担ってきた管理者など経験豊かな職員の定年退職が続きます。法人が将来にわたって事業を継 続していくためには次世代へのバトンタッチが重点課題となります。そのために第2次3ヵ年計画は、次の3 つを基本方針としています。

①人材育成

法人 40 年の歴史や積み上げてきた実践を、次世代にスム-ズにバトンタッチできるよう、システ ムづくりを行い人材育成に努めます。今後より厳しくなる人材確保の法人として対応策を検討しま す。

②地域へのアプロ-チ

法人 40 周年の取り組みを通して次世代の育成と、農福連携、生活困窮者への支援など地域課 題や教育との連携を積極的に取り組みます。

③組織・事業再編

事業展開を拡大してきた時代とは異なり利用者確保が困難の中、より効率的な組織運営をする ため、事業の在り方の見直しや再編も含めた検討を行います。また高齢化への対応や新規事業 参入の検討など、福祉会の今後を見通した対応を検討します。

2018 年度は、「障害者総合支援法」「地域包括ケアシステム強化法」により、障害福祉事業所が介護報酬 の対象となる高齢者事業をおこなえる共生型福祉サービス事業が始まり、また社会福祉法の改正により「地 域のおける公益的な取組」が社会福祉法人の責務として強調されています。さらに3年に1回の報酬改定 は法人の財政運営に大きな影響を与えています。

こうした国の施策動向に即した長期的な展望を持ちつつ、2018 年度は第 2 次後期3ヵ年計画の実現に むけた取り組みをスタートさせる初年度になります。

4、 2018年度重点におこなうこと

①「職員育成委員会」の発足と多角的な人材育成方法の検討

②宮津地域に新たなホーム建設によるホームすみれの統合(5 ヵ所→3 ヵ所)

③ホーム経営委員会の発足・統括責任者の配置による、世話人確保・育成、支援内容の向上、経営改善 や新ホームの建設

④法人の継続した事業運営のための職員給与改定など財政改善策の実施

⑤きょうされん全国大会 in 京都の成功めざした取り組み

5、 人材の確保と育成

(1)利用者支援の向上と人材育成

利用者や家族の実態や願いにそって支援や実践を向上させることは私たちの事業の基本となります。よ

(3)

3

り良い支援のためには職員自らが学ぶことと合わせて法人・事業所としての人材育成は極めて重要です。

「めざす職員像検討委員会」「法人研修委員会」「各部会・委員会」が取り組んできました人材育成の取り 組みを、2018 年度は「めざす職員像検討委員会」を発展的解消し「職員育成委員会」を発足させて、研修、

OJT、チャレンジシート、事例検討、レポート作成など多角的な職員育成方法について検討をおこないま す。そのために他法人における職員育成の取り組みを学び、専門家との面談などをおこないます。また、

次世代に伝える内容を系統立てて整理するために、「職員育成委員会」が仕事のやりがいや将来ビジョン など職員の意識アンケート調査をおこないます。

当面の内部研修は引き続き教育研修委員会をはじめ委員会・部会が検討・実施し、事業の基準上求め られる研修(相談支援従事者研修、サビ管研修、相談支援現任研修など)については全正職員の受講め ざして計画的な派遣をおこなうとともに、職員の介護福祉士等の資格加算手当をはじめ国家資格取得のた めの支援を進めます。なお、職員チャレンジシートと管理者による個別面談については、2017 年度同様に 引き続き実施します。

また、リスク委員会を中心に、不適切な支援・事故・苦情・虐待・ヒヤリハットなどの状況や課題・解決策を 検討し、法人内の事業所・職員で論議することで利用者への支援や実践を向上させます。

(2)職員確保

職員の確保は支援や業務の質の確保上も重要なことですが、職員不足は当地域、当法人においても深 刻な状況となっています。いきいき、ホーム、ヘルパーステーションなど変則勤務にある職員の配置は引き 続きより困難な状況ですが、日中事業所においても募集しても応募者がない状態が続いています。

大学との連携、社会福祉資格取得実習、インターシップ、フィールドワークなどを積極的に受けいれて職 員採用に取り組みます。また、U ターン・I ターン者、転職者などの中途採用者確保に向け取り組みます。さ らに、離職を防ぎより長期的に、より専門的に働いてもらうために、職員の人材育成や職場環境整備を進め ます。

特に 2018 年度は、利用希望が多い中でヘルパー不足の状況が続いているヘルパーステーションの職 員確保について、現状把握をおこなう中で日中事業所との兼務について 2019 年度実施にむけて検討しま す。さらに必要なヘルパー資格取得のための条件づくりを検討します。

また、2018 年度報酬改定にともない、生活介護事業の看護職員配置加算以外に、作業療法士、臨床心 理士などが加算の対象となっています。こうした有資格者の確保、育成、配置についても検討をおこないま す。

6、地域へのアプローチ

(1)きょうされん第 41 回全国大会 in 京都の成功めざして

きょうされん第41回全国大会が 9 月 21 日(金)、22 日(土)に国立京都国際会館において 4,000 人規模 で開催されます。この大会は、障害のある人たちや暮らしに困難を抱えている人たちの実態や願いを多く の府民と共有し、「障害者の権利に関する条約」に謳われている、誰もがわけへだてなく安心して暮らせる 社会に一步でも二歩でも近づけることを目的に開催します。実行委員会には、障害児者分野はじめ生活 保護分野や介護保険や医療分野の 44 箇所もの団体等が加盟し大きく連携を広げています。

こうした趣旨のもと開催される全国大会を成功させるために、各事業所からの部会員等を派遣し準備活 動を進めると共に、大会当日の参加、協賛金組織、プレ企画などの取り組みを積極的に進めます。さらにこ うした取り組みを通して、当法人以外の事業所との交流、組織活動の経験、地域への働きかけなど実体験 する機会なるようにします。

(4)

4

(2)法人40周年にむけて

2020年の法人40周年にむけて2019年度から具体的な取り組みの準備に入ります。そのため2018年 度はエリア代表が中心となって基本的ビジョンの検討をおこないます。

(3)教育との連携

地域での障害者理解を広げるために小中高学校への講師派遣や実習受入を積極的に進めます。その ために 2018 年度は圏域や市町の自立支援協議会専門部会での検討、市町教育委員会への働きかけを おこないます。

(4)地域課題の解決

生活困窮者やひきこもり者などの対応が地域においても課題となっています。これら課題解決のために 法人としてもこれまでの障害者支援の経験をふまえた一定の役割を果たすことが求められています。2018 年度は実態の把握や制度等の学習、関係機関との連携を図ります。また、生活困窮者対策として京丹後市 寄り添い支援総合サポートセンターの依頼を受けた(4事業所が 2015 年度登録済)「京丹後市ジョブトレーニン グ(就労体験訓練)」、京都府から認定を受けた「京都府若者就職支援等推進事業(一般就労の困難な若者の 就労体験)」等で対象となる人たちの受入をおこないます。

利用者の実態から必要性の高まっている成年後見、権利擁護について、2018 年度は必要とする利用者 の実態把握、成年後見学習会をおこないます。また、社会福祉法人が後見人となる法人後見についても 検討をおこないます。

(5)地域社会から信頼される事業所づくり

障害者に対する差別や偏見が強い時代から、地域の行事やイベントに積極的に参加し、地域理解と協 力の輪を広げてきました。改めて取り組みの際には意義とねらい、地域理解のポイントを明確にして資源回 収やイベントなどへの参加をおこないます。また、事業所を訪問される地域の方々に対し挨拶や丁寧な対 応に心がけ、「地域から信頼される事業所づくり」を一層進めます。

7、組織・事業所の再編

(1)新たなホーム建設及び事業所の統合検討

ホームすみれが現在複数の箇所に分散しています。利用者の住みやすい環境整備、支援の向上、経 営や管理上の改善を図るため、2018 年度末にホームすみれ(宮津市惣)の敷地内に新たなホームを建設 し、現在 5 ヵ所のホームの内 3 ヵ所を統合させます。

京丹後市における3つ目のホームは第 2 次 3 ヵ年計画期間中の開設めざして、場所・内容・資金計画な どの検討を引き続き進めます。また、与謝野町内の老朽化した若草ホ-ム、おおぞらホ-ムの移転、ほっと ホ-ムの統合にむけた論議をおこないます。

宮津市内 3 箇所に分散しています「すまいる」は事業所の統合についてさらに検討を進めます。

(2)ホーム経営委員会の発足・統括責任者の配置

法人が運営するホームは現在定員 80 人(京丹後町 16 名、与謝野町 35 名、宮津市 29 名)となっていま す。今後ホームすみれの統合、京丹後市での新たなホーム開設など、ホームで暮らす利用者が増加すると 共に、高齢化、障害の重度化など一層支援内容の向上が必要になっています。

2018 年度は、ホーム経営委員会を発足させ統括責任者を配置して、世話人確保・育成、支援内容の向 上、経営改善や新ホームの建設などの課題を、各ホームやエリアに留まらず法人全体で検討・解決してい

(5)

5 きます。

(3)相談事業を通した地域生活の支援充実

2018 年度より京都府の障害者相談支援体制整備事業を当法人が受託することとなります。丹後福祉圏 域において相談支援体制を整備するために、新たに配置する専門職員(ゼネラルマネージャー)がネットワ ーク構築に向けた指導、調整、支援及び圏域内の相談支援機関の資質の向上等を行います。

(4)高齢化に対応するための職員の介護力の向上

高齢化に伴う身体や精神的な機能低下、嚥下障害や身体機能、認知症状などへの対応を行うために、

2018 年度は、嚥下障害に対する摂食支援や食事形態の学習検討、身体的な機能低下に対する理学療 法士のリハビリ指導、看護師を中心とした健康管理など法人課題として取り組みを進めます。

また、昨年 8 月にホームで発生した利用者の誤嚥による窒息死亡事故を教訓に、毎年 9 月を「事故防 止強化月間」とし事故防止の意識向上、救急救命訓練、緊急時のためのフェイスシート作成と見直し、利 用者の食事形態に関する事業所論議などを法人全体で進めていきます。

(5)委員会・部会活動の一層の活発化

2017 年度は9つの委員会と5つの部会を設置して活動しましたが、2018 年度は「めざす職員像検討委員 会」発展的解消し、新たに「職員育成委員会」を発足させて、職員育成にむけた取り組みを多角的に推進 します。また、「グループホーム委員会」は「ホーム経営委員会」とし、統括責任者を配置してより、ホームに 係わる諸課題の解決が図れるようにします。

他の委員会・部会においても、2017 年度の取り組みの成果と課題をふまえ、目的にそった活動を一層進 めます。

(6)新たな事業の検討と実施

「障害者総合支援法」「地域包括ケアシステム強化法」により、2018 年度より新たに共生型福祉サービス、

就労定着支援サービス、自立生活援助サービス、日中サービス支援型共同生活援助の4つが事業内容に 加わりました。国が示す事業要件及び報酬等を精査しつつ実施にむけた検討をおこない、必要に応じて 事業を始めます。

8、法律に基づいた適正な運営を

(1)個別支援計画の作成をはじめ障害者総合支援法に基づいた適正な運営

事業所を運営するためには法律に定められた規定を必ず遵守しなくてはなりません。京都府(丹後保健 所)による実地指導(法律にもとづいて運営されているか確認・指導)においても、「個別支援計画の策定や 見直しが適切におこなわれていない」といった内容をはじめ改善を求められています。法律にもとづいた運 営ができるよう必要な見直しをおこないます。

(2)利用者預り金の厳格な管理

いきいきにおいては事業所開設当初から規定にもとづいて利用者の現金、通帳、印鑑などを預かって管 理してきました。その後、ホームや通所事業所においても単身で生活する利用者などから預かる事例が増 えてくるなかで、2016年4月より規定を新たに制定し、規定にもとづいた運用を進めてきました。また、「旅 行積立」の名目での個人名義の預り金も多数あります。これら預り金が事業所によっては規定通りに運用が できていない場合もあり、また法人としてその内容を十分把握できていませんでした。規定に基づく運用を

(6)

6

適切におこなうとともに、必要な場合は規定の見直しもおこないます。

(3)職務規律の厳守

私たち福祉会職員は障害のある人たちの暮らしや仕事や人権を守る極めて公共性の高い仕事を担って おり、それにふさわしい職場規律が求められています。社会のルールや市民道徳を守ることを当然の前提 とし、『めざす職員像(職員として大切な4つの柱)』に照らして自らの行いを振り返り、職員としての規律を 日ごろから高めるように心がけなくてはなりません。

9、民主的な職場運営

よさのうみ福祉会は、正規職員、常勤的臨時職員、パート職員約300人が、管理職、支援員、相談員、

ヘルパー、看護師、調理員、事務員など多様な職種を担い日々利用当事者や家族を支援しています。こ れらの職員が方針に基づき団結できる場は職員会議であり、お互いの成長を支え合うのは職員集団です。

障害者総合支援法制度の下、報酬算定等に係わる実務量が増大し、職員会議の時間も短くなり、報告事 項が主となり討議が深まらないなどの悩みが共通して出されています。職員会議議案書・資料の事前配布 と読了、職場運営会議や専門部会の適宜開催等による提案内容の具体化、など全員参加型の民主的な 職場運営へ、管理者を先頭に職員一人ひとりの努力が求められます。小さなことでも率直に言い合える対 等な職員関係、仲間の成長や変化、地域の声、職員の心温まる行為などを出し合える職場づくりは引き続 く大切な課題です。

10、法人財政改善の中期計画と改善策

2017 年度は障害者をふくむ国の社会保障・社会福祉の施策動向にも視野に入れて、法人の第 2 次 3 ヵ 年計画と整合させた財政計画(2018 年度~2020 年度)を 2017 年度に作成しました。2018 年度の報酬改 定等もふまえて、財政計画基づく法人事業所の統合、新事業の開設、大規模改修、経費削減策などの財 政改善策を進めていきます。職員給与体系見直しについては労働組合、職場代表者会議など職員との協 議を進め、10月開始をめざします。

参照

関連したドキュメント

中期計画:学生の主体的な学びを支える IR の推進

企 画 部 ○ 企画関係 1 開催枠組み 2020 年度は 2019 年度同様、 43 競輪場が 15 節 46 日を基本に開催する中で、

- 3 - ■2017年度事業計画

3.「S3計画」期間中のおもな取り組み 8 2016年度 2017年度 2018年度(計画)

1 実施計画の概要

1 2020 年度事業報告にあたって -2023 年の創立 100 周年に向けた 5 ヵ年計画を推進します- 理事長 吉田 元一 日頃より、学校法人明星学苑の教育活動に多大なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 「2020 年度明星学苑事業報告書」が完成しましたので、ここに報告いたします。 本学苑は、2017 年度末に「第 3

§ 付 属 校 § ・ (二中高)建替工事 ・ (女子高)老朽化対策工事 2.中長期財政試算と基本的課題